グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

第4回モニターツアー「元気な火山島の"海の水”を煮つめてみよう」終了しました!

2020年11月17日 | ツアー
11月15日、表題のモニターツアーが行われました。

地層切断面前のバス停で貸切バスを下車し、2万年分の地層を見ながら塩工場を目指します。

この日のメインガイドは「ぶんちゃん」こと、カフェ押し花の金川さん。

「この建物はなに?」のクイズで、ツアーは始まりました。

正解は、海の精(株)の“流下式塩田”です。

昨年9月の台風15号で大きな被害を受けた後、社員の皆さんの力で再建。この日が再開後初の見学受け入れだったそうです。

私も久しぶりに聞く、雨のような水音。

勢いよく降り注ぎ、網を伝って流れ落ちる海水が、とても見事でした。

代表が、説明をしてくれました。


その後、8歳の男の子がみんなを代表し、ガイド仲間の付き添いで、崖下の海岸まで海水を汲みに。

海が綺麗ですね〜。

汲んだばかりの海水を、流下式塩田で濃縮した海水と比べてみました。


色も違うけれど、重さが全然違うことを体験してもらいました。


そして温室の中のような天日干しの塩田へ移動。

中を見学させてもらいました。できたての塩の大きな結晶は、キラキラときれいだったそうです(お客様より)。

8歳の男の子が海から汲んできた海水と、濃縮海水とを、同じ量だけ鍋で煮て比べてみました。
同じ時間、同じ火力で煮ても、濃縮海水は結晶ができたのに、海水はできませんでした。

太陽の光や海風という自然のエネルギーを利用し、海水を濃くしてから塩を作ることで、時間も燃料もずいぶん節約できるのがよくわかりました😊

濃縮海水を煮詰めてできた塩の結晶を、小学生の女の子がなめてみて「甘い!」と言ったのも印象的でした。

美しい海を背景に、マスク外して息を止めて笑って〜記念写真!(臼井さん撮影)

良い感じですよね〜😊

ところで今回のモニターツアーは、海の精(株)様、NPO法人日本食塩研究会様の特別な協力で実現しました。

昨年の台風後、外部からの工場見学はしばらく中断されていたそうですが、今回のツアーに間に合うように様々な調整をしてくださいました。

心より感謝申し上げます。

(かな)
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