グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

第2回モニターツアー開催しました

2020年11月03日 | ツアー
11月1日、第2回モニターツアー「元気な火山島の“石”物語を探ろう!」を開催しました。
講師は、伊豆大島火山を愛してやまない火山専門家の千葉達朗先生(アジア航測株式会社)

まず初めに少し海岸を移動して、適度な場所へ。

あれ?あんこさん??…
ではなく、ジオガイドの粕谷さんが、ポリタンクに入れた海水を頭に載せて運んでいる…の図です。手で持つよりもずっと楽とのこと😊

数分歩いたところで陣取り、石探しをスタート。
色別、質感別、不思議度別(?)の3回に分けて石を探します。

この日の進行は、ジオガイドの金川さん。

絵が上手で、人を引きつける話術を持つガイドさんです。さすが元保育園の園長先生!

石探し1
赤・黒・灰色・白の石を探します。


大島は若い火山島なので石の種類は多くないのですが、それでもいろいろな色の石が見つかります。


見つけた石の色が、黒と白の背景で見え方が違うのを確認。黒の方が、色がよく分かります。

その後、なぜ石の色が違うのか千葉先生から説明がありました。

石探し2
穴だらけの石と、スベスベの石を探します。

石捜索は毎回10分です。

水に浮く石と沈む石があるのを、千葉先生が持参の「透明ボール」を使って見せてくれました。

ちなみに水は、水道水ではなく海水です。
「浮く石は海に浮かんで旅をしてきたのだから、海水じゃないと」という千葉先生の意見で、別の海岸から汲んできました😊

石探し3
不思議な石、変わった石を探します。

「変な石や〜い♡」ってことで、皆さんけっこう遠出(笑)

皆さんが見つけた変な石には、コンクリートやアスファルトなどの人工物が波で削られて丸くなったものも混ざっていて、その見分け方も説明してもらいました。

他には、白くて細長いもの。


赤っぽくて棒状のもの。


いろいろ混ざった塊など、様々でした。


一番変なものを見つけた人には、千葉先生から「たまごみたいな形の変な石(?)」のプレゼント。
それをハンマーで割ってみたら… 中から恐竜の化石(?)が出てきました!

もらった人、嬉しそう〜(実は島の商店で買ったおもちゃです。笑)

最後にビーチクリーニング15分。
皆さんとても遠くまで歩いて、熱心にゴミを集めてくれました。


千葉先生からは、マイクロプラスチック汚染の話をしていただきました。
参加者からは「一見綺麗な海岸に、予想以上のプラスチックゴミがあって驚いた」という感想が出ていました。

環境省の方も、特別参加で挨拶😊


最後に自由に海岸で遊んだり、休んだりの自由時間を過ごしてツアーを終えました。


ところで、この回の参加者は、千葉先生のお知り合いやファンが多かったようです。
なので内容は当初目指していた「素人・子ども向き」よりも、少しマニア向けになりました。
でも千葉先生の軽妙なトークのおかげで皆さん楽しそうでした〜。

皆さん、お疲れ様でした & ありがとうございました!

この経験を、次につなげていきますね😊

(かな)
コメント
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