グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ジャゴケ・その1

2020年03月05日 | 植物
伊豆大島には、蛇の鱗のような模様の葉を持つ「ジャゴケ」が様々な場所に生えています。

葉っぱを見て「気持ち悪い!」という人もいますが、その爽やかな香りは、たいてい「いい匂い💕」と褒められます😀

蛇好きの私にとってジャゴケは身近な植物でしたが、ずっと一種類だと思っていました。

それが大島には少なくとも2種類のジャゴケがいることを、コケの専門家の方に教えていただきました!(細かく調べたら他の種類も見つかるかも??)

島北東部にある海岸遊歩道の、土手沿いに生えていたジャゴケは…


「オオジャゴケ」で、葉の表面につややかな光沢があるのが特徴なのだそうです。
 
確かにかなりツヤツヤしていますね!

一方、泉津切り通しに生えているジャゴケは…
 
「ウラベニジャゴケの東日本タイプだろう」とのこと。

葉の表面の光沢が弱く,また気室に空いている孔(気室孔)が,オオジャゴケよりも小さいのが特徴の1つなのだそうです。

ジャゴケは「一般に谷沿いの地形の沢沿いや田畑の水路近くといったような,水環境の良い場所に生えることが多い」そうですが、大島では車道沿いにも普通に見られます。

年間降雨量が本土の2倍近くある大島は、彼らにとって住みやすい場所なのかもしれません。
 
で、このジャゴケですが「そろそろ胞子体が伸びている頃なのでは?」と思ったので、今日見に行ってきました。(コケは胞子を飛ばして、子孫を増やします)
 
自宅近くの車道沿い。
 
目をこらすと…
たくさんのキノコみたいな“胞子体”が伸びていました!
 
あちらこちらからニョキニョキ伸びて、ここには…
合計14個!(あっているかな?)
 
1個のサイズはこのぐらいです。
小さっ!(笑)
 
3姉妹(?)😀
 
面白くなって夢中になって写真を撮っていたら、雨が降り始めました。
 
地上に出てきて初めての雨かな?
喜んでいるかなぁ?
 
これからどんどん伸びて、もやしみたいになっていくはずです。
小さなコケも、じっくり見るとカワイイし面白いです!!
 
近所なので、また観察に行こうと思います😀
 
(かな)
 
コメント
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