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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ツアーの度に

2009年10月29日 | ツアー
今週は2回、お客様を三原山へご案内する機会がありました。
ガイドを担当する度に、お客様の新鮮な視点に感心したり、
今まで見過ごしていた物に注目する機会になったりして、本当に勉強になります。
今回も様々な発見がありました。

一番の発見は、三原山の火口の中に魚の顔があることを発見したことでしょうか。
「え?何のこと?」と思われる方は上の写真をクリックして、ジックリご覧下さい。
こちらをにらんでいるクエか何かの顔が見えてきませんか?

発見者は水曜日のツアーに参加されたお客様です。
火口展望台から下をのぞくなり「魚の顔がある!」とおっしゃいました。
今まで何回も同じ景色を見ていたのに、魚だなんて、まるで気が付きませんでした。
いや~驚きました。

この方は普段お仕事で魚をさばいていらっしゃるのだそうです。
日頃魚の正面顔を見慣れているから、このような絵が見えたのでしょうか?
これで三原山にはゴジラだけでなく、魚も住んでいることが分りました!
すごい~!!

そして昨日は、7時間の1日コースで鴻池と一緒に、三原山と裏砂漠を歩いて来ました。

山はススキの穂が満開で、逆光にキラキラと輝き、山全体が光っているような景色を楽しめました。
この美しさはちょっと例えようがありません。
是非一人でも多くの方に見ていただきたい風景です。


キラキラの山の後は雄大な裏砂漠へ。
ここから遠くを見ると地球の丸さを実感します。
これほどの広さの中でお茶を飲めるなんて…最高ですね!


沢山の興味深い生き物達にも出会いました。
昨日見た生き物の中で特に印象に残ったのは、火口周辺で暖をとるように集まっていたナミテントウの集団です。
青空をバックに妙に可愛かったです。
暖かい地熱を利用して、ここで冬を越すのでしょうか?


あとは初めて見たミノウスバの雄。


近づいて写真を撮ったら体を丸め、お尻の真っ黒い毛を動かしてこちらを威嚇していました。
その懸命さが笑えました。


そして「これは山からのプレゼントかも!」と思ったのは、何故か道路を這っていた5cmほどの毛虫。
調べたらあの美しい蛾になるオオミズアオの幼虫でした。
毛虫の頃からとても綺麗なのですね!


何人かで歩くことで、何かに気づいて感動する回数も倍以上になります。
今回もお客様やスタッフの鴻池から沢山の感動をプレゼントしてもらいました。
楽しかった~。ありがとうございました!

…あれ?
私が一番楽しんでいるかもっていう声が聞こえるような…?(笑)

(カナ)

コメント (10)
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