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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

雨の中でも

2009年10月24日 | 
今日は午前中から雨が降り始めました。
しばらく続いた秋晴れの日々もお休みです。

大島では7日から8日にかけて台風18号がもたらした雨以来、久し振りのまとまった雨になります。
恵みの雨ですね。
もっと降ってくれてもいいです。


そんな雨の降る午後、犬の散歩も兼ねて鳥を探しに行ってきました。

和泉浜(いづみはま)、万立(まんたて)、野田浜(ぬたのはま)と探しましたがやはり雨のせいか鳥たちもあまり姿を見せません。
双眼鏡で見ると沖にはオオミズナギドリがナライの風に乗ってたくさん飛んでいるのが見えます。

牧場にはとてもたくさんのスズメたち。
一体何羽いるのでしょうか?
地上に降りてなにかをついばんだり葉の落ちたオオシマザクラでおしゃべりしたり、とても賑やかです。

オオバヤシャブシの上にはじっと雨に耐えるキジバトが1羽。

近くの電線にはムクドリが7羽いて小競り合いが絶えません。



そうだ、あそこに行けばあの鳥がいるかも・・・と思って行ってみると、やはりいました。
それも7羽で。



場所は空港の駐車場、鳥はハクセキレイです。



車の中で見ているととても近くまで近寄ってきます。
雨が降る中、懸命に食べ物を探しています。






この子はミミズを見つけました。










顔が黄色い鳥はまだ若い鳥です。



ハクセキレイは大島では秋と春に多く見られます。
繁殖はしていないようです。
しかしハクセキレイは近年繁殖地を広げている鳥のひとつで、そのうち大島でも子育てするようになるかもしれません。

いつか、巣立ったばかりのハクセキレイのヒナに出会う日がくるかもしれませんね。



雨の中でも必死で食べ物を探して生きていかなければいけない鳥たち。
これからどんどん寒くなって食べ物も見つけにくくなります。



私はこんなんでいいのだろうか・・・?

と、ちょっと自分の人生を見つめ直してみたくなる雨の一日でした(笑)






本日のオマケの一枚。



朝、雨がポツポツ降り始めたときに沖を通過していきました。
『ふじ丸』です。
オオミズナギドリをお供にしているのですが、残念、この写真では確認できませんね。


沖を通る船を見るのも、大島での楽しみのひとつです。



    がんま
コメント (2)
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