◆ 投手が本塁打を放つとロクな事がない?6月21日の大洋戦で小松投手が遠藤投手から今季第1号を放った。1点差に詰め寄り「ヨシッと思った次の回にレオンにダメ押し3ランを打たれた。理屈じゃなくて投手が打つと本当にロクな事がない(小松)」と意気消沈。実は同じような目に遭ったのは小松投手だけではない。6月22日の巨人戦の5回に曽田投手が左翼ポール直撃のプロ初本塁打を放ったのだが試合は中日が追い上げムードが漂う7回に降雨コールドゲームで曽田投手は負け投手に。その日はアガリで自宅でテレビ観戦していた小松投手は嫌な予感が的中し、自分の説を改めて痛感したとの事。
◆ 先日の夕刊紙を賑わせたカルガモ親子の皇居へのお引越し。そのニュースにいたく感銘を受けていたのが堂上投手。結婚4年目にして待望の長男が今年の5月に誕生。「なんか見れば見るほどお猿さんみたいだけど自分の血を分けた子供だと思うと可愛いくてね(堂上)」とデレデレで名古屋で試合がある時は試合後は何処にも寄り道せず自宅へ一直線。「だからあのカルガモ親子のニュースは他人事とは思えないんです(堂上)」と。でもね堂上投手!マウンドに上がる時は父親である事を忘れて下さい。最近はピッチングまで激甘になってきてますよ!!
◆ 目下、三番・右翼手で売り出し中の川又選手。ところが本人曰く「もしこれが試験だったら落第しているかも」だそう。何故かというと守りに自信のない川又選手は1球毎に隣の平野選手を見て守備位置を動かしているそうで「試験で言えばカンニングをしているようなもんです(川又)」と。言われてみて改めて試合中の川又選手に注目すると確かに中堅手の平野選手をチラ見して守備位置を前後左右に変えていた。「平野さんは凄いです!平野さんに言われて移動したら本当に打球が飛んで来ましたから」と悪びれる事なく告白した。もっとも平野選手によれば「後方の打球に自信が無いのか『もっと前に出ろ』と言っても行かないんだ」と苦言を呈している。
◆ 車の色はシックなブラック・紺系以外にシルバー、イエロー、レッドなど華やかだが、球界広しと雖も宇野選手のパールピンクを選ぶ選手は他にはいない。トヨタ製の最高級クラウン。最初はホワイトを選んだそうだが、まだ離婚する前に夫人の「白色じゃ面白くないから別の色にしよう」の一言でピンク色に変更したそうだ。「サンプルの色が綺麗だったので決めたんですけど実際には少しケバケバしくて(宇野)」と本人も納得していないが、それでも「まぁいいか」と気にしない所はいかにも宇野選手らしい。
◆ 相次ぐ怪我と二軍落ち。大砲不在で恐竜打線の面影なしのピストル症候群
昨季は打てばホームランだった。レギュラー4人が30本を超える本塁打を放ち、チーム本塁打数は191本。まさか僅か1年でこうまで変わるとは。今季は52試合時点で56本だが昨季の同消化時点では84本。しかも田尾・谷沢・モッカ・大島・宇野の5人が満遍なく10本以上放つなど打線として機能していた。本塁打が減った最大の原因は主軸の怪我と不振。大島と中尾は二軍落ち、谷沢は左ふくらはぎ痛、頼りにしていたモッカは長期のスランプに陥って本塁打は現時点で半減(13本 → 7本)している。チーム本塁打数は激減し21年ぶりの優勝に向けてひた走る阪神の98本には遠く及ばず最下位に低迷するヤクルトよりも少ないのである。
今季は走者を溜めてドカンと一発が期待できるのは今の所、モッカと宇野くらいだ。「2人にさえ神経を使って抑えれば大量失点はしない、と相手投手に思われている。だから2人は徹底的にマークされ今やウチはピストル打線だよ」と山内監督は力なく話す。ただし原因がハッキリしているだけに解消法も明らか。怪我人が戻って来て相手投手の集中力が分散すれば元の恐竜打線に戻れると山内監督は考えている。だが大島や中尾の現状は全治までには時間がかかりそうであり、谷沢にも衰えが見え始めている。一発に頼る野球から脱皮してきめ細かな野球へと転換するのが理想だが、まさか今からキャンプをやり直す訳にもいかず山内監督としては当分、頭の休まるヒマがなさそうだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます