面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

出張in米沢

2011年02月27日 | 放浪記
週末、出張で生まれて初めての山形は米沢へ。
早朝に伊丹を発って、1時間ほどで山形空港に到着。

とりあえず案内板を確認。




空港から、出張先の工場までバス移動。
それにしても、少し前にも久しぶりに大阪でも雪が積もったが、比べものにならない積雪量。




打ち合わせ後に工場内見学。
エヴァンゲリオンの主題歌の一部が何度も繰り返し流れているのが面白かった。




ホテルにチェックイン。
部屋から見える風景も銀世界。




夕食までの時間つぶしに米沢駅まで散策。
といっても、降りしきる雪の中を必死で歩いて、八甲田山行軍の気分。
想像以上に小さい駅でビックリ!
とても新幹線乗り入れ駅とは思えないが、新幹線も在来線を走っているのだから、新大阪などとは風景が違って当たり前ではある。




楽しみにしていた米沢牛の焼肉で夕食。
これが実に柔らかく、脂のノリも素晴らしく、とにかく美味い♪

  


翌朝は上杉神社へ。
知らなかったが、神社は米沢城の跡地とのこと。
本丸跡に神社があり、ご本尊は上杉謙信公。

神社手前でお出迎えいただくように、江戸時代随一の名君とも言われる、かの上杉鷹山公が鎮座ましまして恐縮の至り。




上杉神社はお堀に囲まれていて、鯉がたくさん泳いでいる。
鷹山公は食用としてかなうことから、鯉を飼うことも奨励したとのこと。


堀の手前から見た神社正面


上杉謙信が亡くなったのは、まだ上杉家がまだ越後を治めていた頃の話。
なのでぶっちゃけた話、米沢と謙信公は関係が無いが、米沢藩上杉家の初代君主として崇め奉られている。
傑物であるし違和感は無いが、米沢で上杉の殿様が慕われていた証拠でもあろう。




上杉神社とはいえ、歴史好きには外せない史跡。
仙台へ移る前に米沢を治めていたのは伊達家であり、歴女に多大な人気がある正宗公が生まれたのも、この米沢の地なのである。




本殿へ向かう途中、「なせばなる…」の有名な歌が刻まれた碑と共に再び鷹山公の像。




いよいよ本殿へ。
最初の鳥居は石で、直前の鳥居は木。

    


昼食は、神社を囲む堀のすぐそばにある「上杉伯爵亭」にて。
その名のとおり、元は上杉家の邸宅だったものを改装した趣きのある店。
室内から見る雪景色もすばらしい眺め。

   


もと来た道をたどって空港へ。
あとは伊丹へと飛ぶだけ。
空港も小さけりゃ、搭乗する飛行機も小さい。

 


工場で先方の担当者から聞いた話が興味深かった。
山形県の中でも、米沢を中心とする置賜地方と山形や上山、東根などの北方とは“仲が悪い”のだとか。
確かに最初の廃藩置県の際も置賜県として山形県とは別だったし、そもそも藩が異なるのが理由とのこと。
高速道路も米沢に入った途端に車線が減るなどというボヤキの話に笑ってしまった。

米沢牛と上杉神社観光を満喫した米沢出張も、これにて全行程終了…



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