面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

厚労省という組織

2007年02月28日 | よもやま
タミフルに関係していることが疑わしい自殺が相次いでいる。
厚労省の見解は、子供を産む機械発言で大人気の柳沢大臣が会見で、因果関係が認められない以上、省としての責任上、使用上の注意喚起などは何もしない!と言い放ったが、「責任感」の置き所を間違ってやいませんか?ってんだ。
(なんで江戸っ子やねん)

ミドリ十字の薬害など、既に遠い過去の出来事でしかないのだろう。
実際に表立った事件となった今回の2例以外にも、過去にタミフル使用者が異常な行動をとった事例は、2件や3件どころの話ではない。
特に未成年者における異常行動の事例は放置するべきものではないのは明白。
厚労省が言う「責任」とは、またしても企業活動に対して混乱をきたす可能性のあることは言えないという、企業側に立った責任論でしかない。
厚労省の存在意義は国民の健康を守ることにあるのではないと宣言しているに等しい。

薬と事件との因果関係を究明しようとすれば、当然検証作業が必要であり、時間も手間もかかる。
体質には個人差があるため、薬の効能や影響は人によってバラバラであり、因果関係を証明することは一朝一夕でできることではないことは自明の理である。
しかし国民の命を預かっているという意識があれば、疑わしい薬の使用上における注意喚起をすることは最低限の責任であると考えるはず。
少なくとも、未成年者に対する投与は、一旦禁止してもいいくらいではないか。

疑わしきは企業側の利益に、というのが厚生労働省のモットーなんだろう。
省のキャリア幹部(それも局長クラス以上かねぇ)の子供が、タミフルでおかしくなったら、ソッコーで使用停止になるんやろかね。
あ、幹部様のご子息に、そんな危ない怪しげな薬はお出ししませんか。
いわんや、柳沢大臣のご親族をや、てなことでござゐましょう。
実にあっぱれ、清々しい話であることよ。



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