面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

山中鹿之助

2008年09月21日 | 野球
巨人が大勝=プロ野球・巨人-阪神(時事通信) - goo ニュース


この3連戦、1つ勝てばよいのものを、早くも2敗したタイガース。
こうなったらいっそのこと3連敗して、讀賣と完全同率首位となってはどうか。
ショックでズルズル後退していくのか、開き直って春先のような“強い野球”が戻ってくるのか、今のタイガースの本当の実力が見えるだろう。

今日も序盤から度々満塁のチャンスを作りながら、平野の内野ゴロによる1点だけというチキンぶりだったようだが、今季前半にみせていた「そつのない野球」は、まだまだホンモノにはなっていなかったということなのだろうか。
この天王山を惨敗し、讀賣が唱える「メイクナントカ」を演出すれば、これ以上の屈辱はあるまい。
それを選手達が自分達の未熟さとして真摯に受け止め、チーム首脳陣、球団フロントも客観的に猛省すれば、おのずとオフシーズンのあり方が変わる。
そしてそこから這い上がることこそ、本当に強いタイガースが産まれるために必要なことなのかもしれない。

勢いに乗る讀賣に、エエようにやりたい放題やられているタイガースの姿は見るも無残だ。
しかし今こそ、我々ファンも含めて、「我に艱難辛苦を与えたまえ!」と主家再興を天に祈ったという山中鹿之助の精神を見習うべきときかもしれない。
主家再興ならぬ、ホンマに強いタイガースの誕生を確信しながら。