面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

「ビートたけし」

2008年07月22日 | よもやま
21日の大スポ(関東の東スポ)の1面で、ビートたけしが例の山本モナ問題についてコメントしていたが、思わず目からウロコ…
今回の事件については、さすがのたけしも怒っているのではないかと思ったが、逆さすがにたけしである。
お笑いのプロダクションとして全く問題にしていないどころか、事務所の宣伝になったと喜びのコメント。

しまった!そらそうだ。
たけしなら、一連の騒動に対して怒るわけがない。
せっかくキャスターとして復帰したというのに、いきなり何やってんだ!?と正義ヅラして怒ったり、ああもったいない…と勝手に気を揉むのは、常識の枠内で出来事をとらえているからに過ぎない。
ごくごくフツウの一般的なサラリーマンとして20年も経てば、すっかり発想や考え方の枠がこじんまりと“小心化”してしまうものなのか。
凝り固まって硬くなった自分の頭・発想に愕然とした…

思春期の深夜に「オールナイトニッポン」を通してその思想・発想に触れ、書き下ろし本を読んで更に理解を深め、地震の思考回路に大きな影響を与えたビートたけし。
その頃から何らぶれることのない“殿”の姿勢に感服するとともに、妙な安心感を覚えて嬉しくなった。