虚空を観じて

今感じたことを書くことは、年取った脳みそにいいんじゃないかと考えて認めています。日常の風景から、過去の記憶まで。

孫の代に

2010年09月04日 | Weblog

ペルーの友人に、エビを食べると涙が出て、目が赤くなって、酷い症状を出すアレルギーの持ち主がいた。

長い人生で、あんなにも美味しいエビのアレルギーがあるということをはじめて知った。

本人は、エビが大好きなのだが、食べることができない。

どうもすべてのエビが駄目なようだが、日本でわさびをつけたエビには、アレルギーが出なかった、と言っていた。

子どもの頃、周囲に食べ物に対するアレルギーを持っている人は一人もいなかった。

アレルギーなど、どこか遠い世界の出来事だった。

 

にんにくにしろ、はちみつにしろ、中国製品は敬遠している。

日本だって、お店に並んでいる野菜や果物、毎日食べているお米に虫食いはないから、当然農薬を使っているだろうが、

国産なら、限度を超えることなく農薬を使用している、と無暗に信じている。

無農薬の産物がいいといっても、形の悪い、虫食いなどは誰も買わない。誰も買わなけれ農業だって成り立たない。

希望と現実は、かなり乖離している。

 

農薬は、いつごろから使われだしたのか知らないが、子どもの頃、親父がホリドールを使っていた。ホリドールなんて言葉を覚えているのだから、けっこう使っていたんだろうと思う。たぶん、現代では危険すぎて、使用禁止だろうと思う。

つまり子どものころから農薬使用の産物を身体にとり込んでいたわけだから、かなり長い間、摂取していることになる。

それでも、平均寿命がのびてきたわけだから、農薬を使った産物は、有機栽培だとか、自然農法だとか、無農薬の産物だとか、いろいろ注意を促すほどの影響は、ないのだろう。

たぶん、消費者も、その辺はちゃっかりと分かっていて、無農薬がいいとはいっても、形も色も、見た目がいいものを、選んでいるのだろうと、思う。

 

ただ、人間一代での影響はなくとも、二代目、三代目での影響は、分からない。

もしかしたら、やたら多い喘息や食べ物のアレルギーは、そのせいかもしれないとは、秘かに思っている。

周囲には皆無だった食物アレルギーは、息子に少し出て、

いまや孫にもでてきている。二代目、三代目になんらかのアレルギー症状が出るというのは、事実だろうと思う。

ひところ複合汚染という言葉が流行した。

農薬も、その複合汚染の一つだろうか。

タバコ、排気ガス、農薬、密閉した部屋、インスタント食品、など考えたらきりがない。


それらがいくら駄目でも、それを避ける術がない。

日記@BlogRanking  

http://putiya.com/410gatu_halo3.html  

 

 

コメント
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