総理大臣がころころかわるのは、諸外国から見て、いいことではない、という意見が多いが、
ころころかわっても、円高だ。逆を言えば、総理大臣は、やはりだれがやっても世界にはそれほど影響を与えない、ということになる。
世界に冠たる官僚組織のおかげであろうか。
フジモリ元ペルー大統領が、大統領選にうって出馬したとき、世界的に有名な作家、バルガスさんとテレビ討論会に出た。
バルガスさんはまともな政策論を展開したが、フジモリさんは、単に、
「そんなこと主張しても、あなたは麻薬をやっていたではないか」
を繰り返したと、人から聞いた。
バルガスさんは、それでもめげずに、政策論を主張し、麻薬ははるか昔の若造時代だったことを説明したが、それでも、フジモリさんは、先の言葉を言い続けたらしい。
この時のテレビ討論が影響を与えたのか、まったく知らないが、
結果、フジモリさんが当選。
昨日の、民主党代表選の記者会見を見たが、
まるで、管総理は、フジモリさんだった。
日本国民は、そこまで民度は低くない、と思うが。