虚空を観じて

今感じたことを書くことは、年取った脳みそにいいんじゃないかと考えて認めています。日常の風景から、過去の記憶まで。

早くも懐かしい

2010年07月15日 | Weblog

ペルー在住中は、ペルーの観光地にはそれほど行かなかった。

どういうわけか、ペルーから出ていくことばかり考えていたようだ。

以前の勤務先が東京タワーの近くであったが、ついぞタワーには一度も昇らなかったのと似ている。

ペルーは海岸地帯、山岳地帯は遺跡の宝庫だが、唯一空中都市マチュピチュとクスコだけには行った。

ジャングル地帯もあるが、旅行では行ったことがなかった。子どもたちは日本人学校の修学旅行で行っているが、親たちはまだである。

当時は、ペルー全体が安全ではなく、家族で動くにはどうしてもペルー以外がおおくなったようだ。

隣国チリにはすぐ行った。同じ南米とは思われないほど美しい国だった。

生活している人種に、ペルーとは隔たりがあった。人々は綺麗で、清潔感を感じた。

アルゼンチンも似ていた。南米のヨーロッパと言われるだけあって、やはり人種が違っていた。

ボリビアは、ペルーとまったく変わらなかった。いつも騒然とし、町は汚れ、人々は汚かった。

アフリカ大陸には、まだ一度も行ったことはないが、近くのカナリア諸島には旅行した。ここもペルーの感覚とそれほどの違和感はなかった。

ただ、宿泊したホテルにはやたら白人が多かった。訊ねると北欧の太陽光線を浴びない人々が集まってくるという。

 

ペルーは、特別生活しやすいとは言えない。逆に、治安は常に安定しないから余分な注意をしなければならないが、

なんとなく面白みがある。

なんというか、人間そのものを感じる。

キリスト教徒だから、人類愛に満ちた言葉はうまいが、なんのことはない人々はそんなことはどこ吹く風だ。

またそろそろペルーが懐かしくなってきた。

日記@BlogRanking   スジブトヒラタクワガタカブトムシ タマムシ

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コメント
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