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日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
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太平記

2022-08-08 23:29:51 | 読書

井沢さんの 逆説の日本史 7⃣ 太平記と南北朝の謎

…を読んで以来、いつか、実際に「太平記」を読んでみたいなぁと思っていました。

原作は二十数巻からなる長編❣ 私は1冊にまとめた現代語版で。

楠木正成が活躍する場面は、大河ドラマでも観た通りで、彼が人気があるのも頷けます。

興味があったのは、後半部分でした。 もしかしたら、祟りを恐れて書かれた「かも」しれない…恐らく、井沢さんの言う通りなのだろうな、と感じることは出来ました。この太平記が書かれた時点では、すでに亡くなられた方が 怨念をはらすべく登場しているかのように思えましたし…。

後醍醐天皇にしろ、誰にしろ、最初は 「よい政治をしよう」という志があったにもかかわらず、結局は、私利私欲で動くようになる…だから 戦乱の世が続いたのだ~ と、筆者は誰だかはっきり分かっていない「太平記」ではありますが、本文中に、しっかりと「意見」が書かれてありました。

戦乱の世は、もうこりごり~という意味も込めてのタイトル、「太平記」 今日の味方は明日の敵であるこの時代。 「戦記」として読むだけではない、筆者のメッセージが含まれる点が、日本的だなぁ~と思いました。

(今年126冊目)

 

Comments (9)
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