青山潤三の世界・あや子版

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遺書 4

2020-07-31 08:32:06 | 香港デモ、新型ウイルス、日記




「国際ウイルス分類委員会」の分類基準に基づく(以下同)ウイルスの種数は、2019年時点で6590種(むろん、生物の場合同様に研究者ごとに見解は異なるはずです)。

「種」の表示が「二名法=属名+種小名」からなる「生物」(植物・動物*)との場合とは異なり、種名に属名を含む必要がなく、表現方式にも厳密な規定がありません。
*植物と動物でも規約は異なります。

「コロナウイルス」は、コロナウイルス科(実質的には、その大多数を占めるオルトコロナウイルス亜科の各種を指すことが多い)の総称です。

コロナCorona(ギリシャ語起源)の本来の意味は、太陽冠(宇宙現象)、王冠(歴史)、内花冠(植物形態)で、多くのウイルスの形が、それらに似ていることから名付けられたものです。

*2009年7月22日の、皆既日食時における、太陽コロナの写真を紹介しておきます(本来は“門外不出”としている鳥葬写真)。中国四川省理塘県、標高4100m付近。


2009.7.22 am10:17 四川省理塘alt.4100m 1


2009.7.22 am10:19 四川省理塘alt.4100m 2


2009.7.22 am10:19 四川省理塘alt.4100m 3


2009.7.22 am10:21 四川省理塘alt.4100m 4

コロナウイルス科は、5属26亜属46種に分類され、近年の知名度が高いものとしては、MERS-Corona Virusと、SARS-Corona Virusがあります。

MERSが属する、Merbecovirus亜属は、次の4種で構成されます。
◆Hedgehog Corona Virus 1。
◆Middle East respiratory syndrome-related Corona Virus(それぞれの単語の頭文字を繋いでMERSコロナウイルス)。
◆Pipistrellusbat Corona Virus(アブラコウモリコロナウイルス) HKU5。
◆Tylonycterisbat Corona Virus(タケコウモリコロナウイルス) HKU4。

一方、SARSが属するSarbecovirus亜属は、今のところ「一亜属一種」とされています。
◆Severe acute respiratory syndrome-related Corona Virus(それぞれの単の頭文字
を繋いで「SARSコロナウイルス」)。

「症候群に関連する」となっていることからも分かるように、「急性で重度の呼吸器症候」という共通項を持つ「一つの種」ではあっても、関与する症候はウイルス(の個体や集団)ごとに様々な表現が為されているはずです。それらをウイルス学的にどう把握・認識するのか。

ということで、2つの異なる次元での分類群の名称があるわけです。
◆◆全体として捉えた「種」として。
>SARSコロナウイルス。
◆◆その一部に含まれる可能性がある、今現在(2019年以降に)世界で症候が展開している「暫定的分類群」として。
>SARSコロナウイルス2(疾患としての名称はCOVID-19)。

両者は、対置する(個別の)存在なのか?
それとも、後者は前者の一部を成すものなのか?

地球上には、無数と言って良いほどの、様々なウイルスが存在しているはずです。それらの中には、今みんなが「コロナ」と呼んでいる「SARS2」のように、私たち人間の前に姿を現して重度の急性疾患を齎す(そのことを表だって示す)ものもあるでしょうし、姿を隠したままのものもあるでしょう。

SARSにしても、「2」(いわゆる新型)だけではなく、様々なタイプが表には現れずにどこかに潜んでいるのかも知れません。透明人間のごとく、実は「悪行」をあちこちで繰り返しているのだけれど、「見えない」故に、そのことが知らされない。

生物の場合は、例え同じ種ではあっても、集団(時には個体)ごとに、成分とか性質が異なる、という例は、ごく普通にあります。

以前、U氏に送った「ジンチョウゲの謎」の原稿のことは、当然忘れちゃってる(というか読んでない)でしょうね。

野生の原種群のうち、ある産地の集団は人間に心地よい花香を齎し、別の産地の集団には薬用効果が知られてきました。そのため、人の手で改良育種され、「早春の象徴」として長い間人々に親しまれてきたのです。

ところが、ごく最近、それらに隣接した産地の個体に、人体に悪影響を与える成分が含まれている、というデータが示されました。「悪い」集団と「良い」集団は、どうやら連続またはクロスオーバーしているらしいのです。その情報はほとんど表だって知られることはなかったのですが、どこからか漏れ伝わったのでしょう。「沈丁花」が日本の街角から突然消えてしまった、、、。

リスクが判明したものが身近に存在することは許されません。徹底して敵対・排除され、(その可能性を有した)全ての自然の産物は、遠からず人類の前から消え去っていくのでしょうね。

人々は、「多様性」という言葉を、ごく当たり前のように使っていますが、どれだけ「本気で」認識しているのでしょうか?

モンシロチョウでもなんでも良いのですが、紛い無き「1つの種」に属してはいても、個体ごとに、集団ごとに、その表現様式は「多様」なのです。モンシロチョウを、100や1000の種に分割する見解があったとしても(ないですが、笑)、否定はできません。何をもって「種(ある特定の時空の中に実在する安定的特性を維持した集団)」を認知するか、誰にも答えは出せないと思います。

というわけで、(そのことを逆方向から考えれば)、「新型コロナウイルス」は、「SARS」で良いのだと思います。サースの再発です(バースの再来は、ボーアとサンズ、、、、とはちょっとパターンが違うか、笑)。

2003年度に起こった前回のSARS騒動よりもずっと以前から、地球上に何度も姿を現していたのかも知れません(誰も姿を見ることがなかったとしても)。そして、そのたびに、少しずつ性格を変えながら、今回の出現に至った。

僕は、6590種の(多分その数よりも圧倒的に多数の)ウイルスは、地球の同胞だと思っています。必要なのは、敵対ではなく、愛を注ぐことです。

都合の悪い対象だけを、ピンポイントで排除しようとしても、問題は永久に解決しないでしょう。

ウイルスそのものに問題があるのではなく、「捉え方」に問題があるのです。

「新型コロナウイルス」についての記事は、「現代ビジネス」に2度掲載(3度目は不可とのこと)したのですが、最も伝えたかった次の話題は、頑なに掲載を拒否されてきました。

>僕は30余年間の中国滞在中に、たぶん何度も“未知のウイルス”に感染してきている。診察してくださった医師たちのアドバイスは、皆同様に「良く寝て栄養を取って良い環境で暮らす、それに尽きる」。僕もそう思う。

マスクの着用を徹底し、三密回避はほったらかしにして、ワクチン完成を待つ。

そんな、自己中心とは思っていない自己中心的な人々(正義の味方)ばかりで構成されている日本民族は、早晩滅びてしまうしかないのだろう、、、、、その人たちから見れば、自己中心の塊の大悪人であろう僕は、そう思っています。

・・・・・・・・・・・・・・・

照ノ富士、11勝。明日は、新大関朝の山と「割り崩し」対戦です。(コメント主のsaさんの言う)「衆目の認めるところの“ルール”に従わない」自己中心人間の僕は、楽しみにしています(これに対しては、どうやら大半の人が僕と同じく“自己中心人間”であるようですが、笑)。



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