僕がずっと注目し続けている大谷君と一平さんの事件。
大谷大好き、一平胡散臭い、とこれまで思い続けてきたのですが、逆転しつつありますね。もちろん、今も大谷大好きだし、一平胡散臭い、という思いは変わりありません。でも、「一平悪」「大谷正義」が、(様々な証明を伴って)合唱されるにつれて、そうじゃない、という(全く別次元からの)思いが、僕の中で確信されつつあります。
そういえば、香港大好き、中国大嫌いから、香港デモをきっかけに、逆転して行った。コロナもしかり、ウクライナ問題も然り。
僕はコロナが人類にとって大変な脅威であることは否定していない。中国やロシアが、どうしようもない出鱈目な国であることを否定しない。医療機関の頑張りや、民主主義社会の素晴らしさも、否定しない。一平さんの悪事や、大谷君の素晴らしさも、否定するわけではない。
しかし、問題の根源は、それとは別次元の所にある。もっと、遥かに大きなスケールで。
それを知るには、コロナや中国・ロシアや一平さんら悪玉、あるいは医療や民主主義社会や大谷君の正義だけに注視するのではなく、我々を取り巻く世の中の構造の根源を、徹底的かつ俯瞰的に見渡さねばならない。
ニュースやコラムで、様々な情報(大谷正義/一平悪)がどんどんと更新され、様々な有識者や大衆が、したり顔でコメントしているのを見るにつれ、そうじゃない、問題はそこじゃない、という思いが募ってきます。
どのように“そうじゃない”のか、上手く表現出来ない自分の頭の悪さが、もどかしい限りです。
自己弁護になりますが、非常にデリケートな問題故、慎重に言葉を選ぼうとして、具体的な表現は何一つ出来なくなってしまっている。大衆の思考の単純さが、腹立たしく、かつ羨ましい。
背景を含めて俯瞰的に見渡せば、一番の悪は大谷(ひいては彼を崇拝する大衆)です。それだけは、確信をもって言えます。
誰よりも大谷を応援し、活躍を期待している僕の、偽らざる思いです(今後も、追々その“思い”について考察していきたい)。