功夫電影専科

功夫映画や海外のマーシャルアーツ映画などの感想を徒然と… (当blogはリンクフリーです)

『霊幻師弟/人嚇人』

2007-06-19 22:57:15 | 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
「霊幻師弟/人嚇人」
人嚇人
The Dead and the Deadly
1983

●洪金寶(サモ・ハン・キンポー)演じるチュウの親友ルーチョが病後の妻を残して若死にし故郷に帰ってくるが、ルーチョが子供を作れないことを知っているチュウは、ルーチョが妻に殺されたのではないかと疑い調べようとする。ルーチョは死んだフリをして父親の残した骨董を売りさばいて金儲けをしようと企てていたが、ルーチョが死ねば遺産が入ると知った偽妻のインは、兄と称した夫にルーチョを殺させる。幽霊になったルーチョはチュウの体を借りて2人に復讐しようとする!…とにかく見ればわかる面白さ、『霊幻師弟/人嚇人』。たまごがのノドにつまった…。

↑ポニーキャニオンの香港映画ビデオには必ず入っている"香港ファンタスティックビデオシリーズ"でウンザリするほどお馴染みなこの映画、ようやく見る機会がありました。前々から評判を聞いているとおり、洪金寶の駄作作品でありがちな"お話お粗末&アクションなかなか"な出来になっています(監督は午馬(ウー・マ))。
上記の予告にあったのはチュウ=サモハン、ルーチョ=午馬、イン=名前不詳の女優、インの夫=予告の文章では存在自体わかりにくいが演じているのは鍾發(チュン・ファット)と、こんな感じである。
まだまだ未構築な『霊幻道士』的要素がいくつか見受けられるが、まだまだ子供向けという趣には至らず、話自体も収拾がつかなくなって何が何だかわからないみたいな印象を受ける。さらに終盤はコメディから逸脱してラブストーリーみたいな方向へ行き、物語前半あまり目立ってなかった鍾楚紅(チェリー・チェン)が出てきて何やらいい雰囲気で終わっている。コメディ?→復讐もの?→ラブストーリー?と、話の方向性がことごとく定まっていない。
結局、どっちにも踏み切れず、話全体の流れがグダグダになってしまったようである。

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2 コメント

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ポニーキャニオン予告! (亜州影帝)
2007-06-20 07:52:30
おはようございます。



いきなりの出だしの文章で笑ってしまいました。どっかで聞いたことあるなぁって(笑)



あの予告編集好きでした。サモの霊幻シリーズだと「鬼打鬼」や「鬼喰う鬼」なんかはカンフーものとしてもハイレベルなので好きですねぇ。
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『霊幻追鬼』は未だに怖くて見られない… (龍争こ門)
2007-06-21 23:38:05
亜州影帝さんこんばんは!

もうあの予告は何度も見てますからソラで言えます(爆
でも"チュウの体を借りて2人に復讐しようとする!"の所は"チュウの体を借りて2人にチューしようとする!"に聞こえるので、最初は何なんだろう?と思っていました。

『鬼打鬼』はストーリーが暗めでしたが功夫アクションについてはかなり高度なものがありましたね。その他にも珍しく善役の鐘發や、怖いけどどこか憎めない林正英の警備隊長など、キャラも面白かったです。
『鬼咬う鬼』は近場でビデオが見つからず、現在絶賛捜索中です(泣
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