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「カンフーキッド4/SF大冒険悪ガキ三人衆」
越時空的小子/跨越時空的小子/飛越時空
Young Dragons Kung Fu Kids IV/Kung Fu Kids III
1987
▼『カンフーキッド』以降、同じ顏正國・左孝虎・陳崇榮らメンバーによって次々と続編が作られ、日本においても第一作を皮切りに、『カンフーキッド2/悪ガキ6人衆(老少江湖)』『カンフーキッド3/飛びだせ!悪ガキ三兄弟(苦兒流浪記)』『カンフーキッド続集(好小子第2集)』などが公開された。本作は年代的に見ると日本に登場した最後の『カンフーキッド』といえる。なお、本作以後も続編は作られ、第6弾までシリーズは続いていく。
とはいえ、シリーズといっても『カンフーキッド』の正当な続編である『カンフーキッド続集』以外は全て無関係の内容で、共通しているのは主演の3人と英題のみ。現在では第一作の『カンフーキッド』共々、まったく人目に触れられる事はなくなってしまっている。私は好小子特集を組むに当たって近所のレンタルショップに走ったが、残念ながら第一作と中古落ちの本作しか発見できませんでした…が、これが面白いから侮れません(笑
■時は清朝。左孝虎演じる霍元甲(!)の道場が、各地の道場を荒らしまわっている日本人の挑戦を受けた。左孝虎の父が日本人の挑戦に受けて立つも、直前に手傷を負っていて勝てる見込みは薄い。そこで左孝虎は父の変わりに闘うべく、修行のために仙人のもとへと向かったが、仙人の手違いで現代の香港に飛ばされてしまう。
てなわけで、舞台は現代へと移る。キャンプに来ていた顏正國と陳崇榮の兄弟は、そこで左孝虎と出会う。最初は弁髪姿の左孝虎を「おかしな奴だ!」と相手にしなかったが、左孝虎が過去の人間だと知ってびっくり仰天。しかも張沖(ポール・チャン)率いる組織の陰謀にぶつかり、左孝虎を現代に送り返そうとする発明家の呉大維(デビッド・ウー)ともども、一大パニックに巻き込まれていくのだった。
▲異邦人が現代に現れ、そこから巻き起こる騒動を描いた本作は、ありがちな展開ながらほんわか楽しいものでした。ストーリーにアラが多く、捻ろうとしたオチも弱いですが、個人的にはかなりお気に入りの部類です。
特に本作で1番大きな特徴は、第一作から二年が経ち、成長した3人のアクションにある。以前よりちょっぴり大人びた風体になった3人だが、背が伸びたおかげか功夫アクションも成長。武術指導は本シリーズおなじみの林萬掌が担当し、相変わらずのデンジャラスなスタントは健在だ。
更に、現代劇と功夫片の両方が楽しめる欲張りな構成となっており、ラストには日本人のボスで龍天翔(ショウブラで後期の張徹作品に出演した功夫スター)が出ているところも、功夫映画ファンにとっては嬉しいところである。
また、第一作でおデブの陳崇榮以外あまりキャラ立ちができていなかった点が、左孝虎を異邦人にするということで解消しているのも評価できるポイント。キッズ向けとしても楽しく、功夫映画ファンの鑑賞にも堪えうる、まさしく「もっと評価されるべき」作品なだけに、このまま埋もれてしまうのは非常に残念なのだが…。
越時空的小子/跨越時空的小子/飛越時空
Young Dragons Kung Fu Kids IV/Kung Fu Kids III
1987
▼『カンフーキッド』以降、同じ顏正國・左孝虎・陳崇榮らメンバーによって次々と続編が作られ、日本においても第一作を皮切りに、『カンフーキッド2/悪ガキ6人衆(老少江湖)』『カンフーキッド3/飛びだせ!悪ガキ三兄弟(苦兒流浪記)』『カンフーキッド続集(好小子第2集)』などが公開された。本作は年代的に見ると日本に登場した最後の『カンフーキッド』といえる。なお、本作以後も続編は作られ、第6弾までシリーズは続いていく。
とはいえ、シリーズといっても『カンフーキッド』の正当な続編である『カンフーキッド続集』以外は全て無関係の内容で、共通しているのは主演の3人と英題のみ。現在では第一作の『カンフーキッド』共々、まったく人目に触れられる事はなくなってしまっている。私は好小子特集を組むに当たって近所のレンタルショップに走ったが、残念ながら第一作と中古落ちの本作しか発見できませんでした…が、これが面白いから侮れません(笑
■時は清朝。左孝虎演じる霍元甲(!)の道場が、各地の道場を荒らしまわっている日本人の挑戦を受けた。左孝虎の父が日本人の挑戦に受けて立つも、直前に手傷を負っていて勝てる見込みは薄い。そこで左孝虎は父の変わりに闘うべく、修行のために仙人のもとへと向かったが、仙人の手違いで現代の香港に飛ばされてしまう。
てなわけで、舞台は現代へと移る。キャンプに来ていた顏正國と陳崇榮の兄弟は、そこで左孝虎と出会う。最初は弁髪姿の左孝虎を「おかしな奴だ!」と相手にしなかったが、左孝虎が過去の人間だと知ってびっくり仰天。しかも張沖(ポール・チャン)率いる組織の陰謀にぶつかり、左孝虎を現代に送り返そうとする発明家の呉大維(デビッド・ウー)ともども、一大パニックに巻き込まれていくのだった。
▲異邦人が現代に現れ、そこから巻き起こる騒動を描いた本作は、ありがちな展開ながらほんわか楽しいものでした。ストーリーにアラが多く、捻ろうとしたオチも弱いですが、個人的にはかなりお気に入りの部類です。
特に本作で1番大きな特徴は、第一作から二年が経ち、成長した3人のアクションにある。以前よりちょっぴり大人びた風体になった3人だが、背が伸びたおかげか功夫アクションも成長。武術指導は本シリーズおなじみの林萬掌が担当し、相変わらずのデンジャラスなスタントは健在だ。
更に、現代劇と功夫片の両方が楽しめる欲張りな構成となっており、ラストには日本人のボスで龍天翔(ショウブラで後期の張徹作品に出演した功夫スター)が出ているところも、功夫映画ファンにとっては嬉しいところである。
また、第一作でおデブの陳崇榮以外あまりキャラ立ちができていなかった点が、左孝虎を異邦人にするということで解消しているのも評価できるポイント。キッズ向けとしても楽しく、功夫映画ファンの鑑賞にも堪えうる、まさしく「もっと評価されるべき」作品なだけに、このまま埋もれてしまうのは非常に残念なのだが…。
時代劇パートが短いのでもう少しこちら側を観たかったなという感じですが、辮髪姿の顔正國くんのアクションが見応えあって楽しめますね。武器を使ったアクション(ヌンチャク以外)もあるし。
2の「悪ガキ6人衆」は小さい子供が増えただけなので、顔正國、左孝虎以外はアクションがいまいちなのと、3の「飛び出せ!悪ガキ3兄弟」も母親探しのドラマがメインなのでアクションがあんまりないんですよね~。
1、5,6もあれば観たいけど、もうみつからないだろうな(笑)
これ以降のの好小子だと「新少林寺伝説」「D&D 完全黙秘」の謝苗とか「炎のマーシャルアーツ」のキー・ホイ・クワンくん(この頃はもう大人だけど)とかになるのかな。
>辮髪姿の顔正國くんのアクションが見応えあって楽しめますね。
おっと、霍元甲は左孝虎じゃなくて顔正國でしたか…これは失礼しました(後で訂正しておきます)。
>2の「悪ガキ6人衆」は小さい子供が増えただけなので、顔正國、左孝虎以外はアクションがいまいちなのと、3の「飛び出せ!悪ガキ3兄弟」も母親探しのドラマがメインなのでアクションがあんまりないんですよね~。
『悪ガキ6人衆』『飛び出せ!悪ガキ3兄弟』はアクション控えめのようですが、どちらも武術指導が林萬掌と目されるので、いずれ見てみたいと思います。
第5作の『萬能運動員』、第6作の『小龍過江』以外にも、顔正國抜きの『小鬼大哥大』、左孝虎と羅鋭が出演しているだけなのに英題が第6作となっている『打通關』などのバリエーションが存在しているようですが、今のところ入手する手だては無いようです。
う~ん…残念。
>これ以降のの好小子だと「新少林寺伝説」「D&D 完全黙秘」の謝苗とか「炎のマーシャルアーツ」のキー・ホイ・クワンくん(この頃はもう大人だけど)とかになるのかな。
残念ながら、キー・ホイ・クワンは今回の特集には入っていません。謝苗についてはもちろん取り上げる予定ですが、その前に色々と寄り道をしたいので、登場はもうちょっと先になるかと思います。
霍元甲役は顔正國じゃなくて、左孝虎でしたね。書き間違いでした。すんません。
久し振りに「カンフーキッド」・「カンフーキッド続集」とさらっと観なおしてみたのですがやっぱり楽しいですね~。
1作目よりも続集の方がアクションはパワーアップしてますね。
ま、スタントの方たちがガラスに突っ込んだり、二階から落ちたりと痛いスタントがたくさんある分、派手にはなってましたね。
ちびっこ3人も黒人のレスラーや、ドラゴンキング(ディック・ウェイ)との闘いではさらにいい動き見せてましたし、今回はおじいちゃん(チャン・ウェイロー)の活躍もたくさんあるのも楽しみのひとつでした。(VS黒人レスラー、VSディック・ウェイ)
では、“好小子特集”引き続き楽しみにしてますね。
念の為、もう一度霍元甲役の子を確認しましたが左孝虎のようです。こちらも色々と失礼しました。
>1作目よりも続集の方がアクションはパワーアップしてますね。
こう書かれるとますます見たいです(笑
おじいちゃん役の陳慧樓は第一作でもいいアクションをしていましたが、私がそれ以外で彼のアクションを見たのはあまり多くないので、これはちょっと期待できますね。
>では、“好小子特集”引き続き楽しみにしてますね。
ありがとうございます。
少々の番外編を挟み、あとは90年代の好小子を残すのみ。オーラスはこれからなのでお楽しみに!
今もレンタルしてるか調べてみようと思います。
私がこの『カンフーキッド』シリーズを知ったのはごく最近のことなんですが、今でも結構お気に入りのタイトルだったりします。まだシリーズは最初のと『4』しか見ていないのですが、順次他の作品も見ていきたいと思っています。
レンタルに関しましては、現在中古ビデオとして処分されている可能性が高く、大きなレンタルショップで探さないと見つからないかもしれませんね(私も最初のと『4』は中古ビデオで購入しました)。
本日初めて此方のページにたどり着きました。
好小子、好小子2、色々なサイトから動画を引っ張り出して観て楽しんでいます。
ただ、画像が悪く鮮明に登場人物の表情が見えないので困りますが、ドイツ語の吹き替え版なら画像が鮮明になっているバージョンがあったりもします。
國語(中国語)音声&字幕版はDVD化が無理ならせめてどこぞのサイトでも画像を綺麗にしたものをUPして欲しいものだと思っておりますが・・・。
祖父役の陳慧樓氏のアクション・・・、残念ながら吹き替え(スタント)ばかりですね。祖父役なので老けて見せてますが実際は当時まだお若いです。
好小子より10年ほどさかのぼった映画では豪快なアクション披露しています。
祖母役の女優さんもあの当時30代はじめ、今現在も若く美しいです。
子ども向け映画にしては、こんな台詞いいの???なんて思う用語も原語ではたまに飛び出しますが、日本語吹き替えでは無難に書き換えられていてちょっと安心したり・・・。
ドイツ語吹き替えではその問題台詞の場面だけ数秒カットしてあったり・・・。
観てて色々な意味で面白いです。
本論とは違ううんちくを述べて恐縮です・・・。
コメントはお気軽にどうぞ!
>國語(中国語)音声&字幕版はDVD化が無理ならせめてどこぞのサイトでも画像を綺麗にしたものをUPして欲しいものだと思っておりますが・・・。
『カンフーキッド』シリーズは残念ながらDVD化されていないんですよね。海外ではDVDセットに入っているものもあるんですが、こちらも画質は粗いです(涙
>祖父役なので老けて見せてますが実際は当時まだお若いです。
このころの陳慧樓の状況については詳しくありませんが、どうやら他の功夫俳優と同じく受難の時代を過ごしていたようです。
ちなみに後年の『悪漢列伝』『隷嬢剣/くノ一妖刀伝説』では、脇役ながら頑張っている氏の姿を確認することができます。
>子ども向け映画にしては、こんな台詞いいの???なんて思う用語も原語ではたまに飛び出しますが
原語と吹き替え版を比べると色々な違いが解るようですね。香港映画では明らかに子供向けの作品でも際どい描写があるから、油断が出来ません(笑