寝ても覚めても

突然ゴルフに熱中しだした小児科医の日記

読書編 日本ー喪失と再起の物語

2015年03月01日 | 寝ても覚めても読書編
最近、日本ー喪失と再起の物語上下2巻を読む。

英語の原題は Bending adversity : Japan and the Art of Survival と言い、著者はファイナンシャル・タイムズのアジア編集長で元東京支局長のDavid Pilling。

黒船の出現、明治維新、敗戦、そして3・11の震災と原発事故、これまで日本がたどってきた過程を多くの情報に基づき浮き彫りにしてくれる。日本人、本人では気づかない様々なことが明らかになっていく。

上下2巻あって量もあるが、あっという間に読んでしまった。

原題のBending adversityは日本語に訳すと「災い転じて福となす」ということになるのだが、これから先、日本はその美点を残しつつ、福となれば良いと切に思う。
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読書編 佐藤優の自壊する帝国

2014年02月17日 | 寝ても覚めても読書編
今日、佐藤優の 自壊する帝国 を読み終える。

やっと腰は少し良くなってきて、そろそろ素振りぐらいはできるかなという感じ。素振りすらできない状況なので読書がどんどん進む。

ソビエト連邦が壊れて、ロシアができる時のモスクワに赴任していた外交官の回想だが、素晴らしい文章で引きこまれて一気に読んでしまった。

解説で書かれているように「体系立てて修めた学問や、付け焼き刃でない教養というものが、世界と戦い、仕事をしていく上で今もちゃんと武器になるということを佐藤氏が証明してくれた」。

まさに知の巨人だ。

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番外編の追加 読書編

2014年02月13日 | 寝ても覚めても読書編
このところ祭日があったりして休みが多いにもかかわらず腰痛のため家にじっとしていることがほとんど。

私の好きなこととは
1)仕事 小児科医の仕事は、医師免許をもらって研修医になり、その後病院で臨床、大学にいて研究、臨床の両方していたときもどちらも一貫して大好きだった。

2)ゴルフ この趣味の開始は遅かったがこれも楽しい。寝ても覚めてもだ。

3)読書 これは一番歴史が古く、物心ついた時から活字の虫だった。いまでも少しでも時間があると、週刊誌から、医学書、文芸書、ノンフィクションとありとあらゆる活字を追いかけている。最近はAmazonや電子書籍のKindleがあるからますます拍車がかかってきた。朝ネットで注文すると夕方には届く。


だいたいこれくらいかと思うが、ほとんどの時間を開業医になった今も、仕事に費やしている。ある意味好きなことをして生きていける幸せな人間だと思う。

腰痛になると2番のゴルフが出来ないし、外出もしたくなくなるので仕事以外の時間は、もっぱら読書に費やすことになる。

そこで思い切って「寝ても覚めても」の番外編に読書編を作ることにした。

今日の朝読み終えたのは、佐藤優著「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」だ。

佐藤優の本は新聞の広告に「私と先生」がでていて、買って読んだのが最初だ。まだ2冊読んだだけだが2冊とも本当に引き込まれる。国家の罠では国策捜査の歴史の渦に巻き込まれた著者の、担当検事とのやりとりが大部分を占めるが、まさに知の巨人だ。なおかつキリスト教徒としての歴史を超える挟持のようなものがあって、著者の精神的な強さの基板となっているような気がする。

国益のため当時の所属組織(外務省)の最高責任者の許可のもとに粉骨砕身した人間が、このように断罪されては、後に続いて真に日本のために働く職員がいなくなるのが、著者も言っているように日本の国益のためにも心配だ。

これはあくまで一方向から見ただけの意見かもしれないが、著者も言うように、一定の年月を経て公文書が開示されるときには、全てが明らかになるだろう。
















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