『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 “ヘボ”を科学する・・・、その二 』

2008-08-30 23:30:35 | Weblog
              


“ヘボ”が昆虫であるという事を知らない蜂狂は、まず、いないだろう?
じゃが、昆虫の特長を言って見ろ!!!と、言われると、これに答えられない御仁は多いのでは?
日頃、事あるごとに接している昆虫でも、大体そんなもんだ!!!

多少の例外はあるものの、昆虫と言えば、
頭部、胸部、腹部の三節を持っていて、頭部には、一対の複眼と一個の単眼、一対の触角と口器を持ち、胸部には、二対の翅と三対の脚、腹部には、消化器系と生殖器を備えている・・・面白い事に、例外なく数百万種の昆虫がこうだから、恐れ入る!!!
そして、体の中身、中枢神経系を見ると、哺乳類等とは様相を、全く、異にし、各体節に何がしかの中枢神経節を持っている。
頭部には、小さいながら脳と食道下神経節、胸部に三個の神経節、そして腹部には10~11個の神経節を持ち、神経繊維の束で連なった形をしている。
このように個々の節に夫々神経節を持ち合わせている所が面白い。
昆虫を幾らかでも詳しく知るためには、昆虫の体を知らずして語り尽くす事は出来ない。だから、これからの理解を深めるためにも、敢えて、もう少し深く突っ込んでみたい。
頭部の脳は、前大脳、中大脳、後大脳の3つの区域に分けられる。前大脳は主に複眼や単眼、中大脳は触覚、後大脳は、口器と連絡している。
そして、脳に続く神経節は、働きの上で脳とは独立していて、夫々が感覚や運動の中枢の役割を果たしている。
ここが、実に面白いし、合理的だと思う!!!
動けなくなった蜂を拾い上げ、ブスリとやられた経験があるだろう? まだまだ、腹部の毒針をコントロールしている神経節が生きていて、これが為にブスリとやられたのである。
食道下の神経節は、味覚や接触運動の制御、胸部神経節は、飛翔や歩行等の移動運動の制御、腹部神経節は、消化、呼吸、交尾、産卵等の制御に携わっている。しかし、夫々の神経節は完全に独立している訳ではなく、脳は他のの神経節に対して上位にあり、神経節からの情報を統合し、運動の指令を出す中枢としての役割を果たしている・・・
これは、極めて重要な事で、これから縷々述べる投げ掛けと関連してくるので、よく頭に叩っ込んでおく必要がある!!!
そして、一寸、専門的な話になるが、神経節の基本的な構造に触れておきたい。
神経節の一番外側は、隙間なく並んだ1層の細胞とこの細胞が分泌した物質からできた神経鞘(あひんけいしょう)に包まれている。その内側には、ニュウロンの細胞体が並んだ皮膚がある。更に、その内側には、ニュウロンの軸索(じくさく)や樹状突起(じゅじょうとっき)が集まって連絡しあう部分があり、ニュウロパイル(神経叢)と呼ばれている。
この構造、「巻き寿」を思い起こして頂ければ理解が早い・・・
一方、脳の構造は?と言うと、基本的には、略、同じで、10万から100万個の大小様々の細胞体が、色々な集団となって皮層を形成している。そして、多種多様な樹状突起や軸索が配置し、色々なニュウロパイルを形成し、情報の伝達と処理を行っている・・・

一寸、専門的になったかな? じゃが、これが神経系の基本になるから、この仕組みを覚え込むしかない!!!
脳で考える仕組み、物を見る仕組み、飛ぼうとする仕組み等々、総て、この構成で成り立っている!!!
そして、この仕組みの研究が、今、急速に解明されつつある。
後でも触れたいと思っているが、夫々の器官の機能が人間も含めた哺乳動物と昆虫の働きが重なると言うから実に痛快な話である。
ただ、違うのは、ニュウロンの数だけなのである。この発見は、青天の霹靂、ノーベル賞ものだ!!! 言うなれば、昆虫も人間も脳の基本構造に違いがないという事である。それは、祖先は同じだった事を意味する!!!

この基本原理が理解出来れば、昆虫の中でもズバ抜けた思考回路を持つ“ヘボ”ちゃんの不思議な行動が幾らかでも理解出来るのでは?と、考えている。  

     『 “ヘボ”を科学する・・・ その一(プロローグ) 』

2008-08-30 00:42:59 | Weblog
              


長い間、切った張ったの低次元のヘボ談義が続いた・・・   
この程度のヘボ談義ならスズメバチを備に観察している御仁なら誰でも知っているし、また、書ける。   
じゃが、スズメバチの世界は非常に複雑な営みを展開させていて、ヘボ談義的に一朝一夕で書き尽くせるものではない!!!
近年、ある種の昆虫の神経系の研究が急速に進み出し、日常の行動形態と併せ、昆虫の微小脳研究が進みつつある・・・
数年前、これらの文献に触れ、日頃、フィールドで見聞きしている生態行動と照らし合わせ、「成程!!!」と頷ける事象に接してきた・・・
もともと、機械工学が好きで、某メーカーにお世話になり、時計やプリンターの理論解析に興味を持っていた。謂わば、物事を裏から覗く!と、言うエンジニーヤーの嫌らしい覗き根性が備わってしまった。
日頃、フィールドで多くの昆虫を覗き込んでいるが、別段、「成程!!!」と、頷ける蟲にそうは巡り会えていないが、蟻やスズメバチの世界では、全く、違う。
取り分け、地蜂“ヘボ”にノメリ込むようになり、コイツ等と関わっていると、コイツ等をエンジニーヤー根性で科学する気分になるから不思議だ!!!
そして、解らない事だらけ!!!何故?何故??不思議の事象に出ッ化す。
ここ3~4年、この解明に挑戦しようと色々な観点から齧り出している。時同じくして、ドクちゃんが挑んでいた。そして、彼は逸早く博士号を取得するまでのレベルに達している。それぞれ観点は違うが、各々の感性に応じて挑戦している。
“ヘボ”ちゃんの未解習性を科学する!!!と、言う点では、ヘボ談義の度、意気投合するが、中々、思うような成果まで結びついていない。。。

さて、こんな心積りで、日頃、“ヘボ”ちゃんと接しているが、これから、何回かに分け、問題点の投げ掛けをさせて貰おうと思っている。
恐らく心ある見識者から見れば、馬鹿臭く、呆れ返るような事だろうが、次元の低いヘボ談義をタラタラ書いているよりマシのようにも思える???


この地球上には沢山の生き物が生息していて、その大半:2/3~3/4は、昆虫である。そして、その種類たるや100万種とも200万種とも言われてる。
子供の頃から昆虫大好きで、多くの昆虫の生態に興味を持ってきた。
昆虫の中でも社会性昆虫:蟻やスズメバチは一種独特な生態系を形成しており、昆虫の中で食物連鎖の最高位にランクされている・・・
蟻は、兎も角、さて置いといて、スズメバチの知恵の高さは驚かされる!!!
yの場合、スズメバチと言っても、お付き合いの99㌫は「シダクロスズメバチ(軍)」で、この昆虫との関わり、付き合いが長い、この昆虫に特化して書いてみたい。
そして、最近、「昆虫、驚異の微小脳」、「昆虫はスーパー脳」という、やや難解な文献だが、青天の霹靂なる内容に触れ、“ヘボ”の習性・生態と重ね合せ、ハタ!!!と、手を打つものがあった。
この重ね合わせは、かなりの未解習性を紐解ていくように思える。   



     『 秋本番の通い!!! 』

2008-08-29 00:02:27 | Weblog
             


今年の連荘営巣は昨日で終わった。
それにしても、今年、これだけの数、よくあったものだ!!!
概して言える事は、このように連荘~トリャンチャン営巣するような場所は、“ヘボ”ちゃん達にとって住みよい場所のようだ!!!   
過去を振り返って見れば、このような場所には、毎年、営巣している!!! だから、女王蜂が多い年、偶々、営巣が克ち合い、お隣同士?と言う事になっているのだろう? それにしてもこの広い世間で奇遇な出来事だ!!!   
来年も重点的に連荘営巣をマークして見たいと思っている。

今日、最後の刈り込みをしようと作業を始め出すと、もう、雨が降り出した。    皮肉なもんだ!!!  
暫く雨を避けながら“ヘボ”ちゃんの通いを眺めていた・・・
今年、土を入れた飼育箱が7つあるが、これ等を見ているとコロニーの生育状況が瞬間に分かる!!! 勢いのいいコロニーは盛んに土を咥え出している!!!
6歳になる孫娘と見付けた「コバクロ」を重点的に眺めていた。。。
出陣する働き蜂の90㌫が土を咥え出している。   デッカイ土、小さい土、様々だが、悠然と土を咥え上空に伸して行く様は惚れ惚れする!!!
ここ数年、土を入れると営巣状況が抜群にいい事を知った。 
コロニーも大きくする!!!   
蜂狂の中には、「土を入れるのは余分な作業をさせるだけだ!!!」と言う御仁も居るが、そんな話でもない事が解ってきた。
第一、土中営巣の方がコロニーが清潔に保たれる!!!  老廃物を土と一緒に運び出すのだ! 晩秋のションベン騒動もない!!! それに、土中営巣の方が保温効果が良いように思われる。
三宅式ペール缶土入れ飼育、晩秋、超巨大巣と化すと、ペール缶毎、ワヤで包むコロニーが殆どで、保温欠陥の証としてマザマザ証明を突き付けられている!!!
不思議な事に、空間営巣の飼育箱、ヤツ等、何処からともなく土を運んで来て、光が零れ個所を埋めているから可笑しい!!!  この土は箱の底から取ってくるもの、野外から運び込んでいる場合もあり、色々だ!!!

何といっても、土中飼育の最大の興味は、土を運び出す航空ショーが見られることだ。今日等、50~60%のヘボが、重そうにユラユラと舞い上がり、空高く消えて行く。目の前に沢山の餌があっても振り向きもしない!!!!!約半分近くは、昆虫酒場に急行するが、このバランスが、実に、巧妙だ!!!
餌の偏食を避けているのかも知れない?  
あと半月もすると、もっと面白い水平飛行で上昇する航空ショーが見られる時期を迎える。


 最後になったが、キリ番:ゾロメ賞を引き当てた Kubotaさん、早々の連絡有難う!    
早速、今日、ヘボちゃん切手と蟲の目写真お送りしましたので、明日には届くでしょう? エンジョイ???   

     『 連荘営巣・・・、その5 』

2008-08-27 22:39:24 | Weblog
                  


今年の近接営巣、よくも続けてあったものだ!!!
極めつけは孫娘との蜂追いだった。   
この日、孫娘は蜻蛉取りに乗っていた。 そして、10匹捕まえたら蜂追いをしたい!!!  と、願ってもない事を言い出していた。
杉・檜林の山道に点々と餌を撒きながら蜻蛉探しをしていた。 流石、巨木が生い茂る林の中にはトンボは居なかった。 また、撒いた餌には何も付かなかった。
湿地帯に続く松林に帰って来た。すると、そこに2匹のピンコロが付いていた。
孫娘に蜻蛉取りをさせながらこのピンコロをからかった。   
こいつ、意外に遠く、現着点と思しき地点で物凄く高く上がる!!! 
ヤバイナ?
yが見えなくなると、孫娘、「爺ちゃん、爺ちゃん!!!」と呼び、「蜻蛉を一緒に取ろうよ~~~」と・・・
矢張り、一人になると心細いのだろう?   

ジュースを飲みながらオヤツを食べ、蜻蛉取り!!!
孫娘、草叢から蜻蛉を見付け、網を被せ、捕まえるのが上手になった。約束の10匹を超えると、爺ちゃん、蜂追いをやろう!!!と、嬉しい事を言ってくれた。 

ピンコロが飛んだ方角に餌を4つほど置いといた。
このドレにも黒くなる程は“ヘボ”ちゃんが付いた!!!
ウウ~~~ン???? どうしてだろう?   判らん??? 
そして、今迄付けたが音沙汰なかった方角4方向へ飛ぶ!!! シメタ!!!
孫娘は、ここで色付けを経験した。  
好奇心の強い子で、何でも挑戦したがる!!! 
“ヘボ”ちゃんにも触って見たい振りをしていた。何となく掴みそうなので、それだけは、止めておいた。
色の選択も自分で決める。
面白い事に、付けてくれた「白」の“ヘボ”ちゃんが車の方角に飛んだ!!!
尺取り虫をしながら、孫の手を引き、見失った地点まで持って出た。この地点の林は下草が刈ってあったので、孫娘も30mほど走って追い掛けた!!!
コイツ、まだまだ、先へ行く!!!
餌を移す事にした。

孫娘は「ジャガリコ」をボリボリ食べながらyの後に付いてくる。
最初に餌付けをした所で、足下が嫌にニギニギしていた。
  「巣だァ~~~」    
巣穴の上をフンズケタので、20匹ばかりの蜂がバァーバァーしている・・・
取敢えず一丁上がりだが、先ほどの「白」は、まだまだ、先に飛んでいた。

ここからが、この地点でのハプニングの始まりとなる!
孫娘が付けてくれた「紫」で、難なく一丁上がり!!!   いい穴をしていた!!!(注:これは、目印を付けておいたが、3日後、蜂狂に遣られる…)
そして、更に 深い藪に飛び込むのが居る…
5~6m先だった。 これは、翌日、透かしで仕留めた!!!
 この5~6m!!!、y流に言えば、連荘営巣の部類に入れている!!!  
この二つとも、「コバクロ」だった。
そして、孫娘が蜻蛉取りをしている間に、もう1巣見付けた!!!

この地点は、yが、春先、女王蜂を撒いた所から150mほどの地点だったが、7月、餌撒きの確認を外していた盲点の場所だった。。。
孫娘が来なければ、飛ばしていた地域だった。 
ウウ~~~ン?   
言うなれば孫娘がyにプレゼントしてくれた“ヘボ”ちゃんに思えてきた!!!
面白い事に、ここから、更に、発展させ、「コバクロ」を見付けている・・・

色々とハプニングがあったが、孫娘と雖も、出会い?  彼女のお陰で、思わぬ「コバクロ」が転がり込んできた!!!
今、この「コバクロ」盛んに、土を咥え出し、空に伸した飛行をしている。
間違いなく仰山の交尾蜂を産出するだろう!!!

     『 連荘営巣・・・、その4 』

2008-08-26 23:23:07 | Weblog
              


盆前、孫娘と3日間、蜻蛉や螳螂を取りながら蜂追いをした・・・
して、計、6巣見付けた!!!   
飼い蜂は満タンなので、其の侭残そうと思っていた。 所が、頭の黒い天敵が入り込んで来た。    偶然にも、盆過ぎ、近くで蜂追いを楽しみ、帰り際、ご挨拶に覗き込みに行くと。。。 ギョエ~~~ 1~2のいい巣「コバクロ」が遣られていた。      一寸、デカイ衝撃を受けた。   
ご丁寧に、それとなく目印にしておいた赤いリボンが完全に外されていた!!!  クソ~~~    
本場、美濃地域は、これがあると取ってはならないルールになっているらしいが、当地では、なんのソノ!!! そんなルールは通用しない?
正直、ショックは大きかった。誰も入っていないのであればこの6巣は種蜂として残しかったのである。
悪い事に、土日の度、巣の周辺部の草木が踏みにじられていった!!!
春先、女王蜂を、撒き、営巣させ、シメタ!!!と思った暁のことである。
昨日も追い込んだ所で遊ぼうと出掛けたら、下草が踏み倒されていた。
瞬間、ヤバイ!!!と・・・
直観は的中していた。 餌を撒けど、何も付かない!!! 掘り上げた跡らしき黒土を発見した。    
近くに見付けてある巣が心配になってきた。 行って見ると、巣の1m先まで草木が踏み倒されていた。 見付けたか?諦めたか?定かではないが、熟慮の末、昨晩、寝ながら掘り上げる決心をした。  
孫娘が色付けしてくれ、二人で見付け、ハイタッチ・パッチンした巣だからである!!!!! 孫娘が喜んだ顔が忘れられなかった。 これが、食い意地の張った蜂狂の餌食になるのが許されなかったおである。
で、庭木の手入れは後回しにして、8時半に家を出た。
今時にしてはとても巨大巣とは言えなかったが、でもソコソコの巣だった。
掘り上げたものの、飼育箱がない!!!
それで、一計を考え出した!!! 何だと思います?    
それは後々のお楽しという事にさせて貰いましょう!!!

埋けて暫くすると、擂粉木飛行をする“ヘボ”ちゃんが、続々、出(で)出した…
この所、掘り上げている巣は、土目が良い事もあり、完璧に掘り上げられている・・・ だから、活着も完璧だ!!!
庭木の刈り込みが、略、終わり、後は垣根のみとなった。
夕方、刈込後、携帯椅子に座り1時間近く覗き込んでいた。 途中、疲れでウトウトしたが、“ヘボ”ちゃんが、土を咥え、空に伸して行く姿を見るにつけ、大満足!!! もう、完璧に秋の飛行態勢だね!!!  
昨日買って来た鶏肝、鮮度が良いと見え、余す所の状態ではなかった。お代わりを2回もした!!!
ブンブン丸が9巣ある!!! そして、驚くべき事に、細かな配慮の所為か?山岳地帯の貴婦人「キイジス」が生き残り、餌を盛んに齧っている。通いも良くなった。ヒョッとすると、女王蜂が回収出来るかも知れない?
このような事は珍しく、飼育改善の賜物かも・・・?と、儚い自信を持った。  
色々な事を考えながらの夕方の1時間であった。

  またまた、連荘営巣のカキコが後になってしまった。  
某所で蜂追いをしていると、見知らぬ爺さん達が道端で飛び回っている!!! 瞬間、蜂追いだな?と直感した。
yの“ヘボ”ちゃんが飛び込む周辺で、林の中をウロ付き回っている。こんな連中と関わりたくなかったので、此方で退散した。
翌日、その地域は、元々“ヘボ”ちゃんが沢山付く場所だったので、餌を懸けて見ると、予想は的中した。
そして、餌元から、木の上空に出て蜂追いにならなかった。
その中でたった1匹、方向の採れる“ヘボ”を見た。 其処まで持って出ると、もうイージー!!! 5~6m先に落ちた!!!
でも餌に来る蜂の数はただ事ではない!!! それが、皆、10mの闊葉樹の上空に出る・・・ 
思い立った知恵は!!!
先に見付けた巣の周辺にドンドンの土踏みをし、刺激を与えた!!! 当然、見付けた巣の通いはピタッと止まった。
それでも餌にはワンサカ来る!!! まだ、ある!!!と、踏んだ?
が、方向が取れない?
で、またまた、先程の場所まで持って出た。当然、色付け蜂である!!!すると、同じ場所に落ちる!!!
?????
有ろう筈が無い現象?   
ウ~~~~ん????  ナンジャイ?????
その場所まで行って見た。 当然、ドンドンの影響で見付けた巣は通っていない!!!
?????
暫くシャガミ込んでいると、、1m先に入る“ヘボ”ちゃんを見た!!!
ギョエ~~~ お隣だったのである。 して、此方の方が通いが抜群にイイ!!!
瞬く間に2巣戴き~~~  
長年蜂追いをしてきたが、このような事は稀である!!!
所で、昨日の蜂狂達、何をしていたんだろう? yの方で遠慮してやったのにこんなの残して・・・ たいした腕効きでもなさそうだ?   

この2巣は、現在、我が家で飼育しているが、後者は抜群の通いをしている!!!然も在りなん!!! コイツは、ごついコロニーで、生掘り時、防護服の上から腕を刺されたのである。我が家の1~2のコロニーだろう!!!
面白い事に、前者を掘っていたら、「ツヤクロ」の巣が転び出て来た!!!   
ウウン????? 当然、戸惑ったのは言うまでもない!!!
これって、トリちゃん?  
先の東白川のお客さんの時といい、奇怪の事があるもんだ!!!  



     『 連荘営巣・・・、その3 』

2008-08-25 22:26:00 | Weblog
               


 今朝の通いも凄かった!!! 砂糖水には黒集(くろだ)かりのハチンブクが・・・   
昨日、町内の風神祭があり、一杯御馳走になった。 皆さん、年を取ると飲むのも食べる方も衰えて来る・・・、で、刺身がかなり余っていた。  
誰も持ち帰らない!!! チラット思い付いた。 ヘボちゃんの餌にどうだろう?  
過って一通りの刺身を与えた事があるが、甘エビと烏賊以外は食べなかった事があった。で、甘エビ、烏賊、それに帆立を貰って来た。
早速与えて見たが、飛び付くような素振りは無かった。    パラパラと付く程度だ!!!
?????
贅沢な“ヘボ”ちゃんじゃわい?    
残りは冷凍にした。翌日の為だ!!!
今朝、かなり大量に与えたが、昨日と同じだった。    
思うに、この刺身エビ、烏賊、帆立鮮度が悪いのでは?
刺身でなくてもこのような事は屡(しばしば)だ!!!
先日も鶏肝を買って来たが、2~3時間もするとドカ~ンと残っている・・・  
これも鮮度が低かったのでは?・・・、と・・・その時、思った。
こんなハプニングがあったので、今日、買った鶏肝は、念を押してから買い込んだ!!!
今し方の入荷だと言う!!!
これには目がなかったねぇ~~~   
与えると、真っ黒に付いた!!!
最近、思うに、同じような顔をした生鮮食品でも“ヘボ”ちゃんに与えて見れば、その鮮度、一目瞭然なる事が解り出した!!!
と、言う事は、我々人間様は、知らずに相当鮮度の悪い刺身や肉を食べている事になる・・・ 
ギョエ~~~      
そうだったんだ!!! “ヘボ”ちゃんに試食して貰い、それから買うのが懸命のようだ? 
オラぁー、知らん!!!!!    

所で、あと僅かで切り番33333を迎える。 先ほど開いたら33313だった。 残り、20ヒットになった。
今夜中にゾロメ当選者が決まる!!! 特性「ヘボ切手セット」は誰のもとに行くだろう?    

前置きが長くなったが  、連荘営巣に入ろう…  
2度有る事は3度ある!!!   
この夏、Imai御大、信州の“ヘボ”ちゃんをどうしても飼いたいと言うので、プレゼントする事にした。
併せて、時間が許す限り、蜂追いをしたいと言う。この応援にOさんが東京より馳せ参じてくれた。 彼が来てyとペアーを組めば、大概の巣は見付る!!!   
予想したように早朝の出立だったが、現場に着くなり、もう1巣見付けた!!!
例によって、健脚なOさんが尺取り虫をやってくれる!!! 彼が居る時は、負んぶに抱っこを甘んじて受けている・・・   
して、御大が生掘りしても、まだ、同じ所に行く?
ウンニャァ~~~?????連れて来て放すと、先ほど掘った5m先に落ちた!!!
居合わせた蜂狂4人、「ナンジャい!!!、これ!!!」・・・   
御大、また、生掘りに入る!!!
が、餌元には、まだ、“ヘボ”が来て同じ方角に飛ぶ…
Oさんと二人で、別の蜂追いをしていた。そして、生掘りは難しい岩場に1巣見付けた!!!
すると、無線が入る!!!
その場に、更に、なんと、2巣あった!!!と・・・    
ゲゲ・・・、生掘りしている1m先に「ツヤクロ」の巣が…、そして、2m先にブンブン騒いでいるもう1巣が・・・
ナンジャい!!! 此処!!!僅かなスペースに何と4巣である!!!   
騒いでいる巣は、どうやらOさんが尺取り虫をして連れて来て放した足下で、巣の上をフンジラ化していた。それで騒いでいたのである。
ツヤクロは掘り出して分かったが、御大一行は興味を示さず、開いて、また、土を被せてしまった。   
別に、お土産が5巣見付けてあるので、この探巣は、望外のプレゼントとなった。

言うなれば、今年、4連荘の新記録を作った記念すべき場所となった。
そして、Oさんの言うのが凝っていた!!! 「極楽トン爺、この場所は迷所だから、また、来年も連荘が期待出来るよ・・・!、ここを歩くだけで、また、見かるよ!!!」だとさ。。。 成程ねェ~~~

これって、どういう事???   4人で頭を傾げぱなしだった!!!  
今日の画像は、画家Imai御大が描いたものである。御大が、故西尾先生の「ヘボ騒動記」に寄稿した一部である。色付けは著作者の許可をとってyが付けたのじゃァ~~~


     『 連荘営巣・・・ その2 』

2008-08-24 23:53:41 | Weblog
             


昨夜から降り出した雨はほど良いお湿りとなった。
今朝5時に起きるとシトシトと降り続いていた。 “ヘボ”ちゃんに餌を…と、冷凍庫に向かう。
ゴルフ用の合羽を着込み、烏賊と赤魚を…6か所の砂糖水も満タンにしてやった。   
土砂降りだというのに、どのコロニーも狂ったように噴出していた!!! 
取り分け、最近、移植したばかりの2つのコロニーは大変なものだった。
移したばかりだというのに、もう土を咥え  、上空に伸して行く御仁もいる…
どの巣も、この雨で息を吹き返したように思えた?  日頃感じているのだが、“ヘボ”ちゃん、意外にも湿り気の地を好んで営巣している。    

さて、連荘話を・・・
前日に続いて、掘り上げた直ぐ脇、1mの所に、また、あった。 これは掘り出すと、木の根と大きな岩の隙間から通っていて、どう逆立ちしても素手では掘り上がらなかった。 種蜂に残せばいいや!!!と、諦めた。そして、驚く事に、10mと離れていない人が殆ど通らない山道に、また、あった。 
こう言うのリャンチャンと言うのだろうか?    
正直、これには恐れ入った。   
余程この地が営巣に適しているのだろう?と思わざるを得なくなってきた。然るに、この日は、何と8巣も見付けたのである。   
過って、6巣という日が2度ほどあったが、8巣は、新記録、ギネスものだった。これで飼育蜂の貯金が貯まった事は言うまでもない!!!

思い返せば、春先、この地に700匹ほどの女王蜂を撒いた事は撒いたが、奴らが営巣したのか否か?は、掴め切れていない?
じゃが、昨年の晩秋、ここを訪れた時、蜂気が、全く、無かった記憶が残っているので、善意に考え、サテアンで捕まえた子孫であろうと思わざるを得ないのである。
 来春も試みてみよう・・・   




      『 連荘(れんちゃん)営巣…その1 』

2008-08-23 21:31:36 | Weblog
                 


朝夕、大分、涼しくなってきた。  今迄の糞暑さが嘘のよう?
昨夜等は硝子戸を閉めて寝た。 それ程までに秋の気配がしてきた。
さて、昨日の午後は、糞暑さがぶり返した。家の中には到底居られなかった。 余りの暑さだ!!!  、 急遽、山へ出掛けるる事にした。現場に着くと、もう、5時を回っていた。急いで餌撒き!!! 
現場の林内は、薄っすらと静まり返っていた。蚊も多い!!!
ヒラヒラ紙縒りで飛ばすも今日の林内は西日をまともに受け、上空へ出ると追従できなかった!!!
一寸、角度を振ると、幾分、鳥瞰的パノラマ?だったが、西日を満願に受け、何も見えなかった。
餌の付け場を、更に、北へ振る… ここからは見易い!!!
簡単に見付けた。 餌場から10mほどの檜の根っ子に落ちた。  

前々から気になっているコロニーがあった。 Oさんと蜂追いをした極めて素姓のいいコロニーだった。
コイツの通いが、イマイチなのである。 内検すると、オス蜂がゾロゾロ!!!
察するに、移巣後、女王蜂が死んだのだろう?
急遽、これに植える事にした。
柔らかな黒土の中、それ程木の根もない。超デカが綺麗に掘れた。夕方ブンブン丸に通い出したのは言うまでもない!!!  

  さて、本論に移そう…  
今年ほど連荘(れんちゃん)コロニーを見つけた年もなかった。
何か起こっているのだろうか?
それは、7月ある日、某所での出来事だった。
林内の梢に高く飛んだ“ヘボ”ちゃん、急降下するのをチラッと見た。2回目で難無くゲット。また、やや振るが、同じ方向に飛ぶ“ヘボ”ちゃんもいた。
フ~~~ん? 一寸、オカシイな飛び方をするな???   
こういうの一番苦手である。 
しかし、比較的低く飛んでくれたので、数分後、先ほどの巣から2mと離れていないもう一つ見つけたのである。 
連荘である!!!  
ついウッカリすると、見逃す所だった。
7月初旬にしては、比較的よく通っているコロニーだった。一巣は友達にやり、他は、家で飼うことにした。

これが走りで、トリ連荘、四連荘の探巣が相次いだのである!!!      続きは、また、明日…

 






     『 今年の最大珍事? 』

2008-08-22 23:15:34 | Weblog
                

先日、「コバクロ」を隣接して見付け、目印を付け、コッソリ残しておいたら一巣やられた話をした。   ここなら安心だろう・・・と、残して置いたのだが、そうは問屋が卸さなかった。 して、蟻ゴに遣られ、飼育箱が1つ空いたので、もう一方を掘り上げて来た。
この「コバクロ」は、隣接する事7~8m、柔らかい黒土の中にあった。だから、掘り易い上に、「コバクロ」と来ているから、素性も非常に良かった。

このように、隣接したコロニーが他にも複数個もある異例の記録となった。複数個?、一体幾つじゃぁ~~~
エ~~~と???、数えるから待ッチーナ!!!  
1…、2…、3…、4…、5!!!!!、更に、もう1つ!!!
そうだ、6か所で連荘もしくは3連荘の巣を…見付けたのである。こんな年も珍しい!!!
何となく、コグッテいた感は否めない?   何故、このような事が起こるのだろう?
ケース・スタディとして考えてみたい!!!
これを6日間に亘り書き綴る事にする。。。   




     『 掘り上げた「コバクロ』は? 』

2008-08-22 01:09:12 | Weblog
              


幾分涼気が射してきたので終日一位の刈り込みをした。
そうは言っても日中の暑さは堪える!!!   
今日の刈り込みメインは、我が家で一番大きな「一位」の木だった!!! 樹齢100年は超えているだろうか? 我が家に来て30年経っているので、木も大分ホケテきた。
一昨年、名医に荒療治をして貰ったので、スッキリした枝振りになったので刈込は、幾分、楽になった。
序と言ってはなんだが、「一位」の木のメスとオスについて、一寸、触れて見たい!
面白いもんで、樹種によってオス、メス異株の植物がある!!!!!
 「一位」は、オス・メス異株である。 
メス株は、今頃の季節になると真っ赤な実を付ける。 これが、一寸、ドロッとしていて甘くて美味しい!!!  悪餓鬼の頃、これを片手イッパイ取り、頬ばったものだ。
このドロッとした甘味は小鳥達を惹き付ける!
実の事はさて置いて、刈込時、樹形を格好良く、見栄えがあるように整える。。。
じゃが、メス株は枝振り・葉性が荒く、中々、樹形が思うようにならない?
一方、オス株は逆で、細やかになる?
何時も思うのだが、この違いは、何故、起こるのだろう?   
しかし、樹形が荒れるとはいえ、メス株には、赤い実が付くので、これが何ともいえず捨て難い!!!
刈込は、今時が一番適期で、後、1カ月もすると、来年用の葉芽が付く… 早過ぎると、2番葉が出てくるし、遅いと、葉芽が付かないで冬を迎える…
そんな訳で、糞暑いにも拘らず、刈り込み作業をしている訳である。  

さて、今日は、一日中家に居たので、“ヘボ”ちゃんに、朝晩、新鮮な餌を与える事が出来た。そして通いもタップリ拝見出来た。   
一昨日、植えたばかりの「コバクロ」、今日は、素晴らしい通いを呈していた。
もう、ワヤの修復も終了したのだろう? 抜群の通いになっていた。   
じゃが、嫌な事に、この飼育箱の地面周辺部に小さな蟻ゴがウジャウジャ!!!!!! 箒でいくら掃いても何処からか?湧き出て来る!!! 思うに、胴丸に巻いた杉皮との間に住み着いているようだ?
クソ~~~  
幾ら払い除けて湧き出て来る!!!
で、思い付いた! 熱湯を架けようと・・・・・
薬缶一杯の熱湯を作り、防護服を被り、胴丸の杉皮周辺部にジャブジャブ…と、
決まったねェ~~~    
ピタッと、蟻ゴの湧き出しが止まった。
これで、一寸、様子を見る事にした。

今年、小さな蟻ゴがやたらと多い!!!
天候異変で、地中のミミズが水分不足・酸欠?状態になり、地上に出て来る。そして、自殺して行く!!! コイツが絶好の餌になるのだ!!!
地表で死んだミミズに小さな蟻ゴが群がっている!!! 恰好な掃除屋!!!
こんな訳で、小さな蟻ゴが異常発生していると思われる!!! そして、嫌な事に、弱った“ヘボ”ちゃんのコロニーも標的にされる!!!
多勢に無勢!蟻ゴに軍配が上がる!!!
依って、毎日、注意して見ていなければならない。 
“ヘボ”ちゃんに砂糖水を与えているので、僅かではあるが、砂糖水が脚に付いたまま入口部に着陸する。 これが誘い水になっている事も考えられる???
“ヘボ”ちゃんの飼育箱の入口部に、必ず、徘徊蟻ゴが居るので判る・・・
砂糖水は、諸刃の剣でもある!!!   

画像:刈り込んだ「一位」の古木。向こうに見えるウダツの小屋は、元、「ヘボハウス」。今は、“ヘボ”談義の庵?