この“ジョロウグモ”は、ヒツコイ!!!
餌がフンダンにあると思うと何処からともなく引越しをしてくる!!!
そして網を張り巡らすのだ・・・
yの飼育場の周りは言うなれば住宅街。住宅が、犇(ひしめ)き合っている。
犇き合っていると言っても都会のようにギュウギュウではない!!!
此処に何時ともなく“ジョロウグモ”が、住み着くようになった。
丁度、飼い蜂の頃からコイツが幕を張り巡らす・・・
この頃の働き蜂は、尊いので、コイツに遣られては大変とばかりに竹箒を持って、コイツを一掃する・・・
一掃したと思っても、翌日、また、幕を張っている!!!今畜生メ!!!
庭木と庭木の間に網を張り巡らすのだ・・・
よくしたもので、“ヘボ”の働き蜂もそう簡単にコイツの網には掛らない・・・
餌取り時、見ていると、網はシッカリと避けて行動している。
餌取りは、いいいが、遠方に出た働き蜂は、高速で行き来している為、この網に引っかかってしまう事が多い!!!
この場合、餌食になるのだ!!!
よく見ると、コイツが食い残した“ヘボ”の外骨格が網に残っている光景をよく目にする・・・ 所謂『蜂玉』だ!!!
よくしたもので、“ジョロウグモ”共は、子沢山で剥ける。
だから、取り残しが出てしまう!!!
8月も中旬頃になると、コイツラは、かなり大きく成長している。
そして、網に引っ掛かる“ヘボ”ちゃんの働き蜂を片端から餌にし、更に、大きく成長する。
実に嫌な奴等だ!!!
この頃までに2回、3回の掃討をするが、それでも残党が居る・・・
その位ヒツコイ奴等だ!!!
yは、嫌いだナァーーー!!!
庭木の刈り込み時、コイツを手袋を嵌めた両手でバシッと叩くと、潰れずに気絶する。これを逆にヘボの餌にしてやる!!!
“ヘボ”ちゃん達は、コイツには目がない!!!
ウグイや鶏肝・烏賊等問題ではない!!! 貪欲に漁る!!!
何たって、昆虫食には敵わない!!! 兎に角、玉のようになって群がるから面白い!!!
冗談は抜きにして、庭木の刈り込みより、“ジョロウグモ”獲りに夢中になり、“ヘボ”に与える事、しばしば・・・
見ていると、肉団子にするのが面白い!!!
と言う事で、“ジョロウグモ”は、これまでに述べた天敵とは違ったタイプの“ヘボ”の天敵でもある。
“蜘蛛”を食している“ヘボ”軍団の画像がある筈だが、見つかり次第入れ替えるとして、今日は、今頃の女王蜂の寝姿を、取敢えず、載せておこう!!!
今、夢中に微調整している“蟲の眼レンズ”で撮影してみた。背景が上手い具合に映し出されている。
此処で耳寄りの話を!!!
『蜂玉』を見付けたら、近くにヘボの巣があると見ていい!!!
これは、極めて貴重な情報源だ!!!
こんな事があった。
今年10月、東白川『タカ研』のI会長さん、M さん、それにOさんと蜂追いをした。
9月、餌取りが沢山:ワンサカ付く秘宝の場所をとっておいた。重鎮が来た時だけお連れする場所として・・・
ここは、普通の蜂狂が入れるような易しい場所ではない。だから、普段、誰も入らない!!!
お連れした時は、秋の長雨の後・・・、モヌケの殻だった。見つけて置いた1巣のみ・・・
正直、ガックリ来て、I さん達に悪い事をしたと、内心、思った。
仕方なく、第2候補地へ・・・
その入り口で、I さんが、橋の欄干に掛っている“ジョロウグモ”を見付け、『オイ!!!、これを見ろ!!!』 と・・・
“ジョロウグモ”の仕掛けた罠に“ヘボ”の外骨格:蜂玉が・・・
正直、ホッとした。
して、餌を4~5本吊るすと、1分と経たない内に、“ヘボ”が、4~5匹付いた。
飛ばすと、上手い具合に道なりに!!!
腕の立つワイ等???異とも簡単に仕留めてしまった。
Mさん、『ナァーーーんだ・・・簡単過ぎて、遣り甲斐がネェーーーナァーーー』、と・・・
この時思った!!! I さん只者じゃーネーーーゾ!!! ヘボの娑婆を知り尽くしている!!!