『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 多量女王蜂放出 と 初期営巣について考える・・・つづき 』

2008-11-29 22:17:43 | Weblog
             


昨日の続き、説明不足の点を補足したい!!!   

y、つい最近まで“ヘボ”の「乗っ取り」等知らなかった。 あのオトナシイ、か弱い“ヘボ”ちゃんにこのような獰猛習性があるなんて・・・
美濃屋に出入りするようになり、この事を知った!!! 昨日の画像も乗っ取り寸前の物と思われる? 女王蜂が同居している????? いや、どちらかが侵略に入ったのだろう?
美濃屋が得意とする女王蜂の透かし~生掘り~飼育の過程で、氏は、何例となく女王蜂の死骸を見てきた!!! その多くは、「ピンコロ」の女王蜂が多いと言う・・・ 
何故?「ピンコロ」か?
交尾期が、半月~1カ月早い「ピン」や「キイジス」は、面白い事に営巣時期も早い!!! この為、「ピン」の多くは10日~2週間近く早めに営巣を開始する・・・
これを比較的獰猛な「軍」が、営巣場所を探している最中見付け出し、略奪、「乗っ取る」と言う訳である・・・ 殺された女王蜂が5匹と言う例もあるそうだ!!!
「乗っ取り」は、「ピン」や「軍」の子蜂が生まれる迄の間に行われると言う・・・ 面白い現象:習性じゃぁーアリマヘンか?      

今春、美濃屋の城で、美濃屋、Y和尚、それにy、3人で女王蜂追い、即ち、女王蜂の透かしをした。
雨上がりの日で、朽木に沢山(数匹)の女王蜂が来ていた。朽木を齧り取った女王蜂を追い掛けると言う算段だ!!! 僅か2時間ばかりで、5巣見付けた!!!
人家の屋根2巣、田圃の土手1巣、川の土手2巣。
じゃが、これ等の巣は、数日を待たずして潰れた若しくは放棄した・・・と、言う・・・ このような手法をドクちゃんが頻繁に行っているようだ? 彼の弁を借りると、この時期の女王蜂は非常に神経質で、人間の体臭、足音、人影等で、簡単に放棄現象を起こすと言う・・・
頷ける話だった。
何を言いたいかと言うと、4/末~5/末の営巣初期の頃、ななりの営巣はするものの、放棄したり、事故死したりで、想像を絶する数が消え去っているようだ・・・
これに鳥や獣の被害が加わる・・・ まだ、子蜂が剥けないピンポン玉サイズでも“ハチクマ”が食するから驚きだ!!!
これ等が何パーセントに相当するかは判らないが、かなりの数字になっている事は想像に難くない!!!
また、嫌な事に、この時期、遅霜が落りるような寒波が、屡、襲う!!! この被害も馬鹿にならない!!!
このような歩留りを差し引いた率が1~3パーセントと言う事になるだろう?
哺乳類等に較べると極めて効率の悪い繁殖戦略と言わざるを得ない!!!     

だから、絶滅等朝飯前!!! 頭の黒い天敵等がちょいと乱獲するだけで、オケラになっている里山が、実に、多い!!!
事例は幾らでもある!!! 北信の里山は、ナダラカで、山が浅い。過っては、物凄い数の“ヘボ”ちゃんが生息していたが、今では、皆無?と言っていい程の乱獲振りになっている。

話は横道にそれたが、交尾蜂を大量に産出しても、想像以上に営巣展開されないのが実態である。 此処に、種蜂を残す!!!、交尾蜂捕獲作戦!!!の意義があるのである!!!

  蛇足だが、「乗っ取り現象」を利して、面白い遊びがある。
進んだ「ピン」の巣を「軍」に置き換えるという移植手術飼育である。美濃屋の最も得意とする分野で、結構面白い“ヘボ遊び”である。。。
これには賛否両論がある、が、茲では触れないでおこう? 
でも、この手法で、“ヘボ”ちゃんの「乗っ取り習性」が把握出来た功績は大きいものがある!!!    この習性は、今後、何かの役に立つ筈だ?

     『 多量女王蜂放出 と 初期営巣について考える・・・ 』

2008-11-28 22:20:54 | Weblog
             


あのチックイ体から数千~万匹にも及ぶ働き蜂、雄蜂、新女王蜂を生み出す女王蜂の産卵能力には、唯唯、頭が下がる!!!!!  当に神業である!!!!!  
たった1回~複数回?の交尾でこれ程までの子供達を生み出す能力、驚異的と言うしか言いようがない? 新女王蜂産出の為に多くの働き蜂を、夏中、産出し続け、8月から9月に掛け、日照時間、気温変化を感じ取り交尾蜂産出に拍車を掛ける!!!
この数たるや只事ではない。   
そして、コイツ等、10/末~11月に掛け、交尾ラッシュに入る・・・
信州のような寒冷地でさえ、そこそこの巨大巣にするコロニーがあるのに暖例地ともなると生息期間が、大間か、1カ月長い。巨大巣の規模、桁違いも頷ける?     女王蜂の産出も桁違いになる事に何ら疑念を持たない!!! 

此処10年ばかり色々な営巣実験をしている。
ヘボハウスで捕まえた越冬女王蜂の蜂放、自然巣/山の飼育巣での自然交尾・自然蜂放等で翌年の営巣状況を把握してきた・・・
前者も後者も思ったほどの営巣数規模に至っていない? と、言う事実が掴めて来た。その率たるや極めて低い!!! 言うなれば、極めて効率が悪い繁殖戦略を採っている事になる・・・    
何時も、家の周りに営巣する“アシナガバチ”と比較している。コイツ等は、怠け者で、碌に働いていない? 従って、営巣規模も知れている。ジャガ、不思議な事に、翌年の営巣率は、実に、高い!!! 驚異的と言っても過言ではなかろう?
玄関先に巣食う“ジガバチ”等も碌な巣でない。コイツ等、どういう生活形態を採っているか定かではないが、コイツ等の営巣確率も、極めて、高い!!!  
この差が何処から来ているのか?まだまだ、必ずしも掴め切れていないが、落差が大きい事は事実だ!!!

所で、面白い“ヘボ”研究をしている蜂狂が居る!!! 
この落差を埋めるかの如く「乗っ取り」と言う現象を発見したヘボ研究者:蜂狂・美濃屋である。   
このブログでも何回となく紹介して来ているが、美濃屋こと、Kanai師匠。
美濃屋のヘボ研究はユニークだ!!!
数百万円の投資をして20坪近いガラス温室を作り、この中で強制営巣を試みている。まだ、公表する段階まで至っていないようだが、近い将来、必ず、面白い話が聞けるだろう?    
面白い事に並行して、家の周りでVespula族をフンダンに蜂放し、自然豊かな環境の下、自然営巣させている。
  美濃屋の最も得意とする所は、女王蜂1匹の自然巣を見付け、これの飼育を得意としている!!!
ヘボ談義をすると雑談のように話してくれるが、この女王蜂等の飼育で、「乗っ取り現象」が日常茶飯事に行われていると言う話を聞いた!!!
「乗っ取り」?   
毎年、10~20巣も掘り上げているから掴めているのである。この「乗っ取」、“ピンコロ”“軍”、“軍”“軍”の間で、極々、当たり前に乗っ取り遭っていると言う!!!     
昨年、この話を聞き、また、初期巣を拝見し、成程!!!と、手を打った。
実は、女王蜂の営巣率、非常に高いのだが、営巣場所探索の段階で、お互い牽制、もしくは、巣場所の取り合いで殺し合いが行われ:族間殺し合い、営巣率を落としているのだろう!!!と・・・
女王蜂1匹の初期巣を掘り上げると、必ずと言っていい程“ピンコロ”もしくは“軍”の女王蜂の死骸に出ッ化すと言う・・・  
美濃屋とのヘボ談義でもこのようなケースは極めて多い事が判明し、、これで自然淘汰がなされているのでは? と・・・
 y、日頃思っていた営巣率低レベルの疑念の一角が解き解されたように思えた。    これが営巣率の何パーセントに当たるか?は、掴め切れていないが、かなりのレベルにある事は事実のようだ!!!

「乗っ取り」で有名な「チャイロスズメバチ」の話は、よく聞き及んでいたが、まさか?“ヘボ”ちゃんまで!!!  
青天の霹靂だった。  
どうやら、Vespa(大型スズメバチ) や Vespula (ヘボ)の仲間は、長い生き残り戦略の中で、極々、当たり前の行動として身に付けているようだ!!!
この発見は、美濃屋ことKanai師匠の大きな功績と言えるだろう。。。
このような情報を公開して頂ける!!! 有難い事である。感謝しなくチャァ~~~    
  思うに、同じ個所に多量の越冬交尾蜂を撒くのは如何なものか?と、考えている次第である。  

あれだけ産出する女王蜂の営巣率が1~3パーセントにも満たない状況、「乗っ取り」以外にも、まだまだ、我々蜂狂が知らない真因が山程あるに違いない? 
最近、つらつら、思うのだが、蜂放後の急激な気温変動等も侮れない? まだまだ、他にあるだろう?

今日は、美濃屋提供の貴重な画像を紹介しておこう!!! 
この画像から何を考察できるだろう? 賢明なる蜂狂の推察力を曳き出したいものである。   



     『 サテアンに暖を入れる ? 』

2008-11-27 21:15:55 | Weblog
             


早速、昨日のカキコに、美濃屋からコメントがあった。  Thank you !!!    
反応が早くて嬉しい!!!   
日頃、“ヘボ”ちゃんに関心を持ち、この道の研究をしているからだろう。

y、日頃、“ヘボ”ちゃんサイドに立ち、多少、贔屓目にしているので、偏った考察を加えるきらいが無きにしも非ずだ!!! この辺、割り引いて掛からないといけなと常日頃思っている。     
とは言うものの、“シダ(軍)”の繁殖戦略には頭が下がる!!! 
今日、こんな実験をした。 今日ばかりではない、今迄、yの常識としてやってきた方法でもある・・・    
一日中、ドンヨリと曇っていた。時折、小雨もぱらつく・・・ サテアンはシ~~~ン!!! 時折、数匹舞っていた。
このサテアンには暖房設備がしてある。 これに火を灯し、暖を取ってみた。
するとどうだろう? ものの10分と経たない内に、“ヘボ”ちゃん達が騒ぎ出した。
何番(つがい)も交尾を見た。暖の効果が覿面に出た!!! 言うまでもなく、交尾には、温度と陽が不可欠だ!!!   
その昔、プレハブ小屋やヘボハウスを建て、交尾をさせていた頃、曇りや雨の日、このようにしていたものである。
察するに、天候不順が続く今日この頃、暖が無ければ、“ヘボ”ちゃん達、此の侭逝ってしまうのかも知れない? 此処に、気候変動に対する恐ろしさ、生き様を見た!!!   
山の飼育場の蜂群は、この憂き目に逢っているのだろう?  

明日は、一日中、雨だと言う。土日は快晴になるようだ? 此処で、暖房を入れてやり、最後のお勤めをさせてやりたいと思っている。。。
何故か?   
寒さの為、土間に落ち、モガイテいる女王蜂や雄に奮起して貰う為だ!!! 土間でモゾモゾ交尾の真似事をしている御仁達を見るのが遣る瀬ない?

シリーズとして、“ヘボ”ちゃんの『 交尾 と 生き残り戦略(営巣確率)? について考える・・・』を書こうと思っていたが、前置きが長くなり過ぎたので、明日にしよう・・・     

     『 “シダ(軍)”、初冬交尾のメリットを考える!!! 』

2008-11-26 09:31:17 | Weblog
             


スッキリしない愚図ついた天気が続く・・・
一昨日は、早々と雪になった。 松本平から見る北アルプス連峰は、毎日、鉛色の雲の覆われ、視界が起たない。 察するに山は大雪なんだろう?

さて、サテアンでは、ついこの間まで轟音と共に交尾ラッシュだった。一時は、サテアンに入ると交尾蜂が天井から降って来る!!!   大袈裟の話ではない!!! 現実だからこのように表現したい。    


先にも何回となく触れて来たが、y(わい)の“ヘボ”ちゃんに対する興味は、巣を巨大巣にする事でもなく、食する事でもない。 出来るだけ多くの時間“ヘボ”ちゃんに接し、観察し、習性を知る事にある・・・そして、彼女等の行動を画像に収める事にある。
ジックリ観察は、実に、多くの情報を提供してくれる!!!   

今日は、こうした習性の中で、“シダクロスズメバチ(軍)”に限って、何故?晩秋~初冬の時期を選んで最も大切な子孫繁栄の交尾活動をするのか?を考えて見る事にした。    

 
多くの狩り蜂やスズメバチは、晩夏から初秋に掛けて交尾期を迎えている!!!
“キイロホオナガスズメバチ”を例に取ろう。 コイツは、9月初めには、小枝に掛けた新聞紙状の小型の巣から僅かばかりの交尾蜂を産出させ、スタコラと次世代を残している・・・ 小型の巣だから産出量も大した事は無い?
コイツ等に比べ、“シダ(軍)”となると、丸2~2.5カ月も遅い次世代産出の交尾期を常としている。2~2.5/12ヶ月、この落差は実に大きい!!! 彼等の生涯の1/5期間に当たる!!!
どうしてこのような落差が生じたのだろうか?、何時も、興味津々、理解に苦しんでいる所である。
非常に攻撃的な、“キイロホオナガスズメバチ”にも幾多の興味はあるが、コイツはさて置いて、“軍”の方にスポットを当てて見よう!!!

“軍”の観察に関しては、時間を掛けているだけあって、少々、ウルサイ? ウルサイと言うより、若干の自信がある?
“軍”のコロニーは、他の狩り蜂やスズメバチと違い、ワーカーの数が爆発的に多い!!! “仮面ライダー”や“アカンバチ”も多い方ではあるが、“軍”に較べれば大した事は無い? 大人と赤子位の差がある?
“軍”の働き蜂をツブサに分析すると、姉蜂の働き具合に依る所が大きいかも知れないが、晩秋に至る働き蜂は、体が1~2回り大きく、羽音も低音のブブ・・・ブと言う周波数を落とした聞心地のいい響きに代わる!!!
これは何を意味するか??? 
詰る所、遠距離飛行を可能にする飛翔力の強さを意味している・・・コロニーの拡大に伴い、餌場不足はイガメない? 好むと好まざるとに拘わらず、遠距離飛行をしなければ超巨大化しているコロニーの子供達:雄や新女王、それに晩秋の戦力働き蜂の食糧を賄えない!!!
晩秋の働き蜂は、長い年月を掛け、このように進化してきた。

所で、晩秋~初冬の交尾活動とどう関連付けられるのだろう?
ツラツラ思うに、“軍”は、敢えて、多くの狩り蜂やスズメバチが活動期を終えた時期を選んで、餌の独り占め?という戦略を採って来たのだろうと思われる? 詰り、餌量は激減するものの、独り占め?の餌の確保により、より多くの時期世代の交尾蜂を産出出来る訳である。寒さに対するリスクは大きいものの、大世帯の餌確保と言う面から長い年月を掛け最も大事な子孫産出時期を遅らせて来たのだろう?
山の飼育場のコロニーを観察していると、どの働き蜂も奴デカイ青虫や黒い大きな虫を引き摺り込んでいる。松や唐松の甘い汁、それにアブラムシの甘露も多いのでは?と観察している・・・
これ等の豊富な餌は、雄蜂や新女王蜂の栄養源となり、巨大巣へと展開される・・・ そうして、爆破知的に増えた蜂群により、小春日和の日、大々的な交尾活動が展開される!!!
また、食物連鎖の上位に位する大型スズメバチ、ハチクマや獣からの被害も少なくなっている筈である。

晩秋~初冬の交尾活動に大きなメリットもある。
交尾、即、冬眠と言うエネルギー消費の面からみて極めて効率的なライフサイクルが描けるので、これは、寒波に対するリスクの裏腹メリットとして子孫繁栄の面から見れば途轍もなく大きな利点だろう?

要約すると、
豊富な給餌に伴う働き蜂の体の大型化→飛翔力アップ→餌採集の向上→超巨大巣→大量の交尾蜂産出→天敵の減少?→交尾、即、冬眠 と、言うパターンを選択して来たのだろうと思われる?
ツラツラ思うに、こうした戦略は、思わぬ寒波に対する策には弱いものの、実に、当を得た戦略に思えてならない!!!
yの思い過ごしであろか?    
それにしても、“シダ(軍)”は、優れた戦略を選択したが故に、巨大コロニー実現と言うメリットを十二分に生かし切っているようだ。。。
此処に望外な魅力を覚えてしまう!!!     


     『 おお!、寒ブイ!!! 』

2008-11-25 13:36:46 | Weblog
              


昨日、午後から降り出した雨は、夜になって雪となった!!! 初雪である!!! 
そして冷え込んで来た。 夜の内から銀世界へ・・・ 
朝方見ると、雪は、バリバリに凍っていた。

第一サテアンの女王蜂の回収に掛かろう!!!、と・・・ 
朝から懸命に回収を急いだ。例によって鼻水を垂らしながらの回収作業となる・・・ サテアンは、かなり冷え込んでいて、回収には持って来いに状態だった。 第一、効率が頗るいい!!! 右から左へのスタコラ作業となる・・・ 実に快調だ!!!  
昼前に1830匹を捕まえた。 大変な数である!!!
昨日、買って来たばかりのグリーンボックス、満杯状態に近い!!! 冷却氷を沢山入れるので、こんな状態になる・・・
これで13200匹になった!!!    

後、どの位回収出来るか?、判らないが、15000匹の壁が見えて来た。態勢は、昨日、降った雪による寒さに左右されるでしょう?

     『 漸く、お湿りが・・・ 』

2008-11-24 15:52:20 | Weblog
              


朝から第2サテアンの交尾蜂を回収した。
朝、大分冷え込み、回収には絶好の日和となった。700匹を超えた頃瞬間的に陽が射してきた。するとどうだろう? 手元に来た雄蜂が眠気眼の女王蜂を羽交締めにする!!! 目の前で交尾が成立する・・・      
何回も見て来ているが、雄蜂の光に対する反応は極めて強い!!! 温度も然る事ながら、陽の光の方がより重要のように思える? 
加わうるに、温度が12~3℃に達すれば交尾条件としては十分であろう。。。

そして、ここで、また、疑問が浮かんで来た! 一体、コイツ等、交尾してるんだろうか? 形は十分に冬眠態勢を採っているので、先ず、間違いないと思われるが、いとも簡単に交尾態勢に入るとなると、少々、自信がなくなる?
こんな話がある。
過って、蜂狂:ヒモロギ屋さんとyのサテアンで交尾回数を追跡した事があった。
見定めた女王蜂を1時間に亘って追跡したのである・・・
驚く事なかれ!!! この女王蜂は6回も交尾をした。当然、雄蜂は違う蜂だった。
ギョェ~~~、6回だよ!!!   
これにはオッ魂げたねェ~~~   
それから、交尾は、個体に寄り、複数回するものだ! と、言う考えを持つようになった。 果たして、実態はどうだろう?

それにしても雄蜂の陽の射し具合に対する反応は極めて早いし、強い!!! 加えるに、温度だろう!!! 最低温度、12~3℃もあれば十分だろう? 勿論、風等の諸条件にも依るが、肌の暖かさを感じる程度であれば交尾は行われ出す!!!

今日は、第2サテアンを回収したが、1350匹!!! まだ、第1サテアンが残っている。。。 間違いなく1400~500匹は居るだろうから、15000匹の大台が見えて来た!!!   
所で、グリーン・ボックスが足りなそうだ? ギシギシ詰めれば幾らでも入るが、これでは、生存率を損ねてしまう!!! 生存率、必守の条件は、97~98パーセントだからこれを損ねる環境は問題外だ!!! この為にも、氷と湿った新聞紙の管理は怠ってはならない!!!
昨日、追加の1箱を買って来た。 これで5箱になった・・・   

午後から小雨が降り出した。捕えられた女王蜂は、保冷暗室:グリーン・ボックスの中で昏々と眠っている・・・

     『 久し振りの小春日和・・・ 』

2008-11-23 22:25:15 | Weblog
             


1週間振りに小春日和が戻って来た!!!   
この1週間、寒ブイ日が続いた。11/19、余りにも寒過ぎ、ガラ温のサテアンと雖も交尾蜂は愚か、働き蜂の姿も疎らだった。それ程冷え込んだ!!! 終日小雪が舞っていたから然も在りなん?     
正直、此の侭行くと、ヘボちゃん、もう終わりを迎えるかな?と、さえ思えた。
それ程冷え込んだ。 北信白馬では雪が30~40㎝も積ったと言うから推して知るべしだ・・・
して、これだけ寒いと松の手入れ等とても覚束ない!!! 3日間も休んだ程だ。
昨日から、また、ボチボチ再開している・・・   

今日は、大分、日照りもあり、小春日和になった。すると、どうあだろう!!!
サテアンの隙間やクシャクシャ新聞紙に潜り込んでいた交尾蜂や新たに出立した交尾蜂で、サテアンは、またまた、賑やかになった。 賑やかになったと言っても、気温が上がらない分羽音の爆音はやや響きが悪い? それでもそれなり気に交尾活動は展開されていく・・・ そして、交尾時間が長くなる。また、土間に落ちた女王蜂にアタックを加える雄蜂が目立つようになる・・・ 晩秋の風物詩だ!
今日、何組のカップルが誕生したのだろう? 相変わらずの盛況ぶりだ!!!
今年は、新しい「蟲の眼レンズ」を開拓したので、この試し撮りも、近場で、気軽に出来、嬉しい限りである。。。    
今、「蟲の眼レンズ」、8通りのレンズ組み合わせを試みている・・・ 夫々に特徴があり、満足している。 中に、マスターレンズと対物魚眼レンズの相性の合わないものもあるが、バッチリの物が多い・・・
今日は、UWC1689 Moving Eye と言う魚眼レンズを使って交尾活動を撮ってみた。
これから分析する所だが、果して?
もっと強力なツイン・ストロボが手に入れば、面白い結果が得られるかも知れない? 如何せん、奴素人の老い耄れ爺が遣る事だから、高が知れている・・・   
面白い結果が得られたら、Topページやブログ「蟲の眼の世界」等で紹介したいと思っている・・・

交尾撮影は兎も角、今日のサテアンは賑やかだった。モデルさんに事欠かないから有難い!!! こんな日があと何日続くだろうか? 昨年の記録によると、12/10頃まで続いていたから、後、2週間、交尾ショーが拝める事になる?
何も楽しみがなくなったこの時期、有難い事である!!!    “ヘボ”様様である。   

さてさて、今夜は、早く寝て、明朝、交尾蜂の回収をしよう・・・    

     『 チャンチャカチャァ~~~ン!!! 』

2008-11-22 20:38:17 | Weblog
               


チャンチャカチャァ~~~ン!!!!!10000匹、交尾蜂捕獲達成!!!!! 年老いた赤子のような喜びようだった。
年は取っても、他愛のない低レベルの爺だ?      

今朝は適当に冷え込んだ。 交尾蜂捕獲には絶好の気温!!!   
朝から捕獲に取り組んだ。 冷え込んだと言っても、10時近くになると、サテアンの気温も上がり出し、陽が射し込んで来ると、否応でも“ヘボ”ちゃん達は騒ぎ出す!!!!! 例によって、どうだと言わんばかりに目先で交尾が始まる!!!
感激一入の瞬間である。   
そして、頭の上では、ブブ、ブ~~~ンと、低音の響きを醸し出している・・・ 網シャッポの上でノンビリと交尾が展開されている。

  2200匹捕まえ、滔々、10000匹の大台に乗せた!!!   

一口に10000匹と言うが、奴豪い数である!!! 4つのグリーンボックスが、略、満杯になった。 つい、この間まで、何年間か?、8500匹捕まえた経験はあるが、10000匹を超えるのは始めてだ。 多分、此の侭行くと、13000匹前後になると思われる。 これは、来年度の種蜂、尊い宝物である!!!

捕獲処理と短時間捕獲操作により、直ちに冬眠に入るので、ダメージは小さい!!!
寒い日を狙って、後、一寸、細工をしてやれば、時々の氷交換で来春4月まで持ちこたえるだろう?  

と言う事で、記念すべき日となった。

昼時、Movig eye 1689 と言う魚眼レンズを使って蟲の眼化を試みたが、どんな画像になったであろうか? 以前、室内でトライアルした時は、マスターレンズとの相性がよく無かった記憶がある? でも、前玉口径が大きい分ケラレは大幅に軽減される。。。 果たして?

     『 寒ブイ、一日だった!!! 』

2008-11-21 19:51:57 | Weblog
              


一日中、寒ブイ日だった!!!
町会のゴルフ大会で顔見知りになり、ホーム・コースで遊ぼう!!!と、言う事になっていた。その日が、生憎だったが、今日!!!
最近、富に回数が減り、ショットに自信が持てない? 今年、3回目の玉転がし:コンコロとなった。勝手知ったホーム・コースだが、こうまで下手糞になったのか?と、内心、アザケ笑った。   
風が強く、おまけに、時々、雪が舞い降りて来る・・・
4~5ホール回る内に昔のショットが垣間見られるようになってきた。       が、マダマダじゃワイ!!!  こんな時は、パターもカップ淵で蹴られ、就きも無い?   
フウフウ言いながら48ショットで回った。 下手糞になったなァ~~~!!!

昼時は、お互いの経歴やら趣味に沸いた!!!一杯入ると、お互い、饒舌になる・・・
yの「蜂狂い?」に、大変、興味を持ったらしい? 蜂追いの何たるか?を滔々と講釈した? 老い耄れ爺、阿保カイナ?
でも、何時か遊んでみたいと言い出す始末・・・
一杯飲みながらの放談だから、笑って過ごせる・・・ アハハ・・・

午後は少し気合を入れる事にした。 が、スタートから躓く始末!!!ナンジャイナンジャイ?    
それでも上がって見れば43ショット。漸く、調子が掴めて来た。
ゴルフ場の職員、キャディー、コースの管理員、皆、旧知の仲? 「どうして来ないんか?」、行き会う人に問われた。「今度、また、来るよ!!!」と・・・   
“ヘボ”ちゃんに感けてこちらまで追い付かなかったが、今日のメンバーの人とも顔馴染みになり、また、誘って貰う事になった。 12月は遣るぞ~~~
2回/週、取ってあると言うから、この際、昔レベルに戻ってくれるだろうか?
年は取っても、43±2位では回りたいね? 無理かァ~~~
K夫妻、Sさん、有難うサンでした。 また、お願いね・・・

帰り道、時間がタップリあったので、山の巣を覗いて帰る事にした。 この所の寒さの所為か、ポツンポツンと通っている程度で、どうやら終焉を迎えているみたいだった?    この寒さ、急に来たので、少々、心配だった。でも、これが自然の掟だからこうして生きるモノは生き残り、淘汰されるモノは死んでいくのだろう?
山の巣、全貌が掴めないだけに非常に興味の湧く所である・・・
来年シーズン、どんな結果を示すだろうか?  

また、自然巣の取り残しを、一部、覗いてみたが、同様の通いだった。中に穿られているものもあったが、マァー、こんなものだろう?   
この地の来シーズンも興味津々である・・・


     『 寒波到来!!! 』

2008-11-20 20:53:17 | Weblog
               


寒波到来だ!!!     
昨日等平地でも小雪が舞っていた。 サテアンは、シ~~~ン!!!  それでも、10時頃気温が上がると、女王蜂を回収しているクシャクシャ新聞紙に来て交尾を仕掛ける雄蜂が多数いた。眠気眼の女王に乗っ掛り、いとも簡単に交尾に入る!!! ウウ~~~ン?  
こんなのを見ると、回収して大丈夫だろうか?等と、不安になる・・・
その内に冷え込んで来た。 外は小雪が舞い続ける・・・ 途端にサテアンは静かになった。 働き蜂すら出ない!!!
昨日は1日中そんな日だった。    

今日も、冷え込んでいた。 松の手入れは中止とした。
昨日の今日、従って、片方のサテアン:第1サテアンの回収を・・・、とも思ったが待つ事にした。
昨夜のサッカー観戦で朝寝坊したので、丁度良かった。 それでも、昨日と違い陽が射した分サテアンは賑わった。 彼方此方で交尾活動も見られた。
長年の経験で、昨日、今日のような寒波が到来すると、“ヘボ”ちゃんの交尾蜂達慌てるのだろう? 小春日和を狙って残党軍が一斉に出る!!!     寒波は、「もう、後が無いよ!!!」と促すのだろう? 
こうして、この寒波を境にして、コロニーは終焉に向かっていく・・・
今日等、砂糖水の消費量が急激に激減した。 察するに、糖分を必要とする残り蜂達、数を減らしていると思われる・・・
今月一杯が勝負となった。

所で、今日もサテアンに入り込み、マスターレンズ35㎜を使っての蟲の眼レンズで交尾行動を撮影した。 焦点距離が極端に短くなるので、蟲の眼レンズ本来の特徴ある画像が得られる事が解ってきた。
今、Topページに掲げている画像もこの蟲の眼レンズで撮影したものである。
今冬、このレンズが活躍しそうな気がする!!!
人間の欲は果てしない!!!    こうなると、20㎜固定焦点レンズも使ってみたくなる・・・   どんな画像が得られるのだろう? 冬場の楽しみとしたい。