『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 情報の受け渡し… : シナプス! 』

2011-01-31 20:51:37 | Weblog
                 


真冬日が続く・・・ 狂も寒かった!!!
今朝は、今冬、一番の冷え込み! -10℃を下回った。開田高原、軽井沢等では、-15~6℃まで・・・
これ底にして明日からは、幾分、温度が上がるらしい? そうは言っても寒い日は続く・・・

さて、シリーズものに・・・
これまでに神経節、ニューロン(神経細胞)についてオオマカ述べて来た。 何となく解った?
そして、昆虫のニューロンは、軸索(じくさく)と樹状突起(じゅじょうとっき)のよって構成されている事も述べた。
このニューロンは、哺乳動物の場合、感覚系にニューロンで見られるから興味深い!
そして、Aと言う樹状突起とBと言う樹状突起が複雑に絡み合うニューロパイルの中では、ns と言う非常に速い速度で情報のやり取りが行われ、情報はA→Bへ伝達される。こう言う伝達が、体中のニューロパイルの中で規則正しく整然と行われ一定の情報が示達されてゆく・・・
例えば、敵(捕食者)が来て飛ぶという場合、
複眼で見る、触角や剛毛で風邪の動き、匂い等を感じ取り、いざ鎌倉!逃げる!!! 脚を動かす、翅をバタつかせ飛び出す。 この瞬時の動作が夫々を司る神経節で処理される・・・ これ等の神経節からのニューロンが絡み合う部分でお互いの情報交換が瞬時に行われる・・・そして、脳からの高次の指令が統括的に発せられ、逃げるという動作に結び付く・・・食物連鎖のより下位にある動物程この動作は一般的に速い! 喰われない為だ! 先にも述べたマイヤーの考察。 
このような情報のやり取りは、蟲ばかりで無く、総ての動物について感度の差こそあれ同等に行われる・・・

このように、ニューロンとニューロンの連絡部には、電気信号の受け渡しを行う為の特別な構造があり、これを“シナプス”と呼んでいる。 電気信号を送るニューロンと受け取るニューロンの間には、僅かな隙間(20nm:20ナノメートル)がある為直接伝える事は出来ない。従って、一旦、神経伝達物質と言う化学物質の信号に変換され、受け手のニューロンで電気信号に変換されると言う方法が採られている・・・
かなり専門的な話になって来たので、これ以上の詳細は専門書に委ねるとして、概略が把握出来ればいいでしょう!
インターネットや専門書を紐解くと添付画像のような模式図が載っているが、マンガチックに判るような気がする。
これがシナプス回路である。

このような動作が瞬時に行われるのだから恐れ入る!!! しかも、人間等より、一般的に、この動作、蟲の方が早い!!!
神様が与えた神業だろうか? 体中に分散、梯子状に走る分散神経節が大いに寄与している!!! スピード・アップに貢献している訳だ! 更に、賢明な脳が、高次の指令をタイムリーに発するので、その動作は加速される。
蠅や蜂等の逃げる瞬間を見れば自ずと判るだろう・・・

さて、今日までで、基礎的な解説が終わった。
愈々、微小脳の世界に入って行こう・・・ 更に驚くべき事実が飛び出して来る・・・     

     『 オメデトウ!!! 』

2011-01-30 23:11:13 | Weblog
               


昨日の、いや、今朝方までのサッカー、アジア・カップの決勝戦、壮絶な戦いだった!!! 
昨夜11時から今朝方3時半まで見て居た事になる・・・
冷や冷や、ドキドキの場面が度重なるが、これがサッカーというものだろう! 戦いは圧されていたようにも思えたが、ラッキーは何処から転がり込むか判らないのがサッカーの面白い所だ! 長友のスーパー・クロスに李が上手い事飛び込んで難しいボレーを決めた! 
八咫烏Japan 、別格のスター・プレーヤーは居ないが、毎回、特筆ヒーローが出現して優勝を勝ち取った所に価値がある!!! ザックの采配も、毎回、見事に的中して、と言うより、代替選手が監督の意の応えて応分の働きをした事に拍手を送りたい!     
優勝!、オメデトウ!!!

TV 観戦後、床に付いたのは3時半を回っていた。 そして、7時半には起きて政治討論を見る…
日本の政治の幼さに程々呆れる!!! 自民党他野党の審議ボイコットには呆れ返る!!! 「衆議院を解散しなければ討論の席に付かない」と、言うのだ! ナンジャイ?この考え方は… 幼い!駄々っ子!阿保馬鹿過ぎて手に負えない!         こんな政党に税金の報酬が払えるのか!!!国民は考え直さなければならない!

「冬型が強くなり西山が吹雪いているようなら奥飛騨の雪の野天風呂を!」と、考えていた。
このような冬型、奥飛騨は、吹雪きか雪降りだ!!! 
Yahoo の天気予報を見る… 案の定、雪降りの予想?
慌てて支度をする。 風呂好きの倅との奥飛騨行きだ。 今日は、毛布を用意した!!! 

158号線、波田町に入ると道端に雪が・・・ 稲核、奈川ダム付近は、一面真っ白! Pajero を4駆に切り替える・・・ そして、上高地入り口付近は、雪の量が一段と多く、雪深い!!! 昨夜の雪で、一面、銀世界!
安房のトンネルを抜けると其処は別世界に変わる!!! 積雪量1mは超えている… そして、粉雪がしきりに降り続く・・・
道端は、物凄い雪の量!
奏功する内に宿に着く。
昼飯前に一風呂・・・ 
雪降りを見ながらの野天風呂! これがいいんだなァ~~~ 雪は強くなったり粉雪になったり…強弱を付けて一日中降り続く・・・ ここの野天風呂庭園には大きな一位の木がある。 これに積った雪、何とも言えない風情があった。 石山庭園は、3尺を超える雪で丸坊主の山山・・・ これもまた、イイ!
1時間近く7つの野天風呂を渡り歩きボケ~~~ッと空想の世界に入る・・・
背面斜度60度を超えると思われる山脈を見ながら何時ものように「スガレ追ひ」を思い出す!!! 何となく居そうだが、余りにも急峻過ぎる!!! yが好みにしている湯華(ゆのはな)浮の野天風呂、今日は熱かった! 源泉らしい? 源泉と言うのはその時々で温度が違うのだろうか? 興味が湧いた! 暮れから3回訪れたが、こんなに熱いのは始めて・・・地殻変動が起きて居るやも? ついつい、噴火中の霧島、新燃岳を思い出す…

風呂上がりの生ビールは美味かった!!! 2~3杯いきたい所だが、セーブした。
美味しいお昼を御馳走になり、休憩所に。
床暖が利いていて心地いい・・・ 用意して来た毛布を被る…と、眠りに就いた…
・・・・・・・
眼が覚めると3時を回っていた。
また、一風呂浴びる… 
何とも気持ちがいい・・・
正月明けから鼻水を垂らしながらの植え替え作業の疲労、一気に抜け去った…
肌に浸み込んだ硫黄の匂い、プンプンさせながら着物を着る… 老い耄れ病の痒みが止まる!
車の上にはかなりの積雪… 窓はガリガリに凍て点いている… 暖を取りながら奥飛騨を静かに離れる…
少々、気を使うが、158号線の渓谷雪山道、景色を見ながらのドライブも、また、楽し・・・大雪の所為か?道は空いていた。

素晴らしい、癒しの時間が採れた・・・ また、行こう!ッと・・・ 
野天風呂は雪降りの日に限る。 今度は、平日、大雪の日にしよう!

     『 軸索と樹状突起・・・ 』

2011-01-29 17:00:23 | Weblog
                 


寒い一日だった。 セッコクの植え替えを始め出したが、1時間程で中止した! 手が悴んでどうしようもない!!!

さて、
神経細胞の事をニューロンともいう・・・ 一般的にニューロンはよく使われるので、此方の方で覚えた方がイイかも知れない?
そして、ニューロンは、核と細胞質から出来ている神経細胞体とそこから出ている突起から出来ている。
突起の内、特に長い1本の突起を「軸索(じくさく)」と呼び、短くて複数ある突起を「樹状突起(じゅじょうとっき)」という・・・
樹状突起は、他のニューロンから情報を受け取り、軸索は、は、他のニューロンに情報を送り出す!
添付の模式図を参照されたい・・・



     『 一寸、一休み・・・ 』

2011-01-29 00:06:28 | Weblog
                  


ヤヤコシイ話は頭が疲れる! そして、その内に逃げ出したくなる!!!
一服しよう・・・    

この所続けて top ページに「キイジス」の休眠素顔を掲げている。
もう、大分前になるが、一頃、『蟲の眼レンズ』の開拓に苦戦していた事があった。 対象物になる蟲の奴アップをして、蟲の生活活動環境を映し込む事に苦戦していた・・・ 言うなれば、トライ・アンド・エラーの繰り返し期であった。
当時、手持ちカメラと言えば、Canon 10-D と Ricoh GX-8 だった。 Canon のレンズはソコソコに揃えていたが、『蟲の眼』の画像にする事がどうしても出来なかった。
その内にネット等で「魚露目8号」が話題になり、遊び仲間と検討の挙句、これを GX-8 に使って見よう!と、言う事になり試行錯誤の時代が続いた。
一番の問題点は、「魚露目」をどうやって GX-8 に繋げるか? メーカーからアダプターが発売されていたが、余りにも不格好でyの趣味には合わなかった。 昔取った杵柄(きねづか)?ステップ・ダウンの設計に掛った。 10分程でアンチョコ図面が出来た。 そして、このステップ・ダウン・リングの製作に入る。
5~6日して、リングが上がって来た。
それからというモノ、マスター・レンズと「魚露目」の間隙検討が始まる・・・
出来あがった光学系は、前でに付ける「魚露目」が、余りにも暗いレンズの為鮮明な画像を結ばなかった。でも、目標としている蟲の眼系の戸を叩いていた!!!
それからフラッシュの検討に入る! 
Ricoh から、GX-8 に見合うフラッシュ等発売されていない為苦戦した。 見つけ出したのが、Nikon の SB-30 だった。
来る日も来る日もパチパチ撮り捲ったが、クォーリティイーはイマイチ! 画質がどうしても上がらない!
でも、ネット仲間の画像も似たか寄ったり? 馬鹿チョンカメラ、GX-8の限界だったように思えた。
その内に一年程して、GX-100 が発売となった。 情報によると、GX-100 は飛ぶように売れたようだ!
それから GX-100 をマスターレンズにした『蟲の眼レンズ』の検討が始まる・・・
幾らかは改善されたものの、どうしても画質が上がらなかった!!! 考えて見れば無理もない! Ricoh のカメラに得体の知れない魚眼レンズを付けて『蟲の眼レンズ』にしようとしている所に、所詮、無理がある・・・
そして、『蟲の眼レンズ』は、現在使っている Pentax 系へと進化していく・・・

しかし、此処で、面白い発見をした!!!
GX-100 に 「レイノックス」の「ミクロ探検隊」という拡大レンズを取り付ける事によって、拡大画像を生み出せる事に気が付いた!!!
当時、拡大写真と言うと、超高価なフォトマクロレンズ:Canon MP-E 65 という倍率:5倍しかこの世の中に無く、多くの昆虫写真家はこの厄介になっていた・・・
非常に優れたレンズだが、焦点深度が超超浅いので、素人には使い難いレンズ! オマケにリングストロボが無ければ、先ず、画像にはならなかった! 言うなれば、プロの中のプロが使うレンズだった。
「ミクロ探検隊」は、MP-E 65 には敵わないが、でも、ソコソコに見られる画像が撮れ、山行き時、使った事があった。

長々述べて来たが、昨日、今日の Top 画像に掲げている画像は、この「ミクロ探検隊」を GX-100 に取り付けて「キイジス」の休眠姿を撮ったものである。
比較的簡単にバシバシ撮れる!!! MP-E 65 の馬鹿デカサと重さ、それに使い難さを考えると、さて?どちらがイイか?考えさせられる・・・ それにコスト・パーフォーマンスを考えると・・・尚更!!!
3倍位までの画像を曳き出せるので、山行き等には重宝する。 最大の難点は、画質が上がらない事と、色目が良くない! 「ミクロ探検隊」、マスターレンズとの相性が良くないのだろう? 複眼や斑模様を見れば、直、判る・・・

画像を載せていて、数年前の苦労話を思い出した・・・         画像をクリックすると大画面になる・・・

     『 神経節・・・ 』

2011-01-27 22:03:33 | Weblog
                     


正月からしていた「イワチドリ」の植え替えが終わった!!!   
思えば、毎日、鼻水を垂らしながらの荒行だった。 成績は余り良くない! 夏場の猛暑と老朽化しつつある芋!この為、増えが良くなかったのだろう? 幾ら、マテイにやっても増えない時は増えない!!! でも、瓶出しの新芋はソコソコだったので良しとしなければいけない?
サテアンに入る度、百舌鳥野郎君が入りたがって程々困っている… 入るのはイイのだが、折角植え替えした鉢に登るので、抑え土が乱され、且つ、爆撃弾、ウンチを所構わず撒き散らすので、音を挙げている… そして、一旦入ると、中々、出てくれない!!! 完全に餌場として脳に叩き込まれた! 御悧巧さん振りに拍手を送りたくなる・・・

微小脳の話は、中々、手強い! そう易々とモノに出来るような代物ではない!!!
今日は、ニューロンに入る前に「神経節」につて触れておこう…
これが、このシリーズの総てと言っても過言ではない!

学術書(昆虫はスーパー脳)に模式図があったので拝借、これを見ながら理解を深めて欲しい・・・
神経節の基本構造は、この模式図のようになっている。 神経節は、神経鞘(しんけいしょう)で包まれ、その内側にニューロンの細胞体が並んだ皮層、その内側には軸索(じくさく)や樹状突起が集まって連絡し合う部分があり、これをニューロパイルと呼ぶ。ニューロパイルでは、感覚ニューロン、介在ニューロン、
運動ニューロンの突起が複雑に絡み合って神経回路を形成している。 そして、この中で情報が相互に交換授受され、感覚器官で感知した情報が該当する運動系筋肉、感覚器官に指令されるという仕組みだ・・・
(注)
介在ユーロン:感覚ニューロンと運動ニューロンの中継を行うニューロン。

脳も基本的には、同じ構造で、蟲の場合、10万~100万個の大小様々な細胞体が、色々な集団となって皮層を形成している…

この基本形は、極めて重要なキーポイントなので、是非、理解、記憶しておいて頂きたい!!!!!模式図を憶えるのがポイントだろう! これさえ覚えてしまえば、もう、このシリーズ、貰ったようなものだ!!!
そうだった! 「軸索」と「樹状突起」についても説明しておかねばならない・・・  これは明日にしよう…

     『 脳の構造・・・続き 』

2011-01-27 00:33:35 | Weblog
                  


・前大脳には、左右に大きく膨らんだ視葉(しよう)が隣接する。 視葉は複眼、単眼に繋がる・・・ 視葉では、複眼を通して得られた像のコントラストを挙げて輪郭をハッキリさせる処理、動きの検出、物の形の識別が行われ、視葉で処理された視覚情報が前大脳に伝えられる…
前大脳の中央域には、一種独特の形をしたキノコ体と呼ばれている一対のニューロパイルと中心部にある中心複合体がある。これ等は感覚情報や運動出力を統合する神経回路であり、学習と記憶の形成、行動指令の準備や選択、行動指令の調節を行っている。
故に、蟲の脳の中枢部である。 微小脳の本山と言えよう!!!
・中大脳には、触角からの情報が伝えられる触角葉や背側葉と呼ばれるニューロパイルが左右1対づつある。 触角は、匂いの他に味を感じ、物に触り、温度や湿度を感じ取る万能ともいえる感覚器である。
そして、触角葉には、糸球体(しきゅうたい)と呼ばれる小さな球状のニューロパイルが沢山集まって出来ている。そして、興味深い事に、哺乳類の嗅球(きゅうきゅう)にも糸球体が有り、それがよく似た神経回路を形成していると言う事です。 進化して来た道程は違えども非常に興味深い話である・・・
・後大脳は、内臓を支配する口胃神経系に繋がり、咽喉部にある味覚ニューロンとも連結する・・・

こう見て来ると、成程、脳は、小さいながら一丁前の働きをしている事が読み取れる!!! 故に、これを以て微小脳の微小脳たる所以である!!!
後から触れる事になると思うが、キノコ体の働きが如何に重要な意味を採っているかが徐々に理解されよう! 「スガレ追ひ」の秘密は、実は、此処に隠されているのだ!

少々、ヤヤコシクなってきたが、ここが肝心な所なのでもう少し頑張ろう!   
明日は、情報伝達の仕組み、ニューロンの話をして見たい。

     『 脳の構造・・・ 』

2011-01-26 09:58:33 | Weblog
                 


昨夜のアジア・カップ、日本 韓国 戦は壮絶だった。
何時もの事ながら力が拮抗しているので、このようになる。 それにしても良かった!!! 御苦労様でした。
こうなったら優勝して帰国して貰いたい。 
それにしても一寸付け加えるなら、今回のアジア戦、審判の判定に余りにもバラツキがあり、これによって試合が左右される事に一抹の疑念を感じた。      審判団、シッカリしてよ!

ビックイベントがあるとどうしてもペースが狂ってしまう!
さて、蟲の脳だが、その詳細を知っているだろうか?
よくよく調べて見ると、人間の脳と同じように、中々、合理的に出来ていて感心する! 
蟲の脳は、種によって、夫々、配置や大きさは異なるものの、原理的は同じだ! 前方から“前大脳”、“中大脳”“後大脳”の3つに区分される。
例えば、ヘボちゃんなら、コイツの頭には、複眼、単眼、触角、口器がある。これ等は、ヘボちゃんにとって極めて重要な器官で、各々の器官は、おおまかに言ってこれ等の大脳に直結している。
つまり、複眼や単眼は、前大脳に、触角は中大脳に、そして、口器は後大脳に連絡している。
そして、脳に続く神経節は、働きの上で脳と独立していて、夫々が、感覚や運動の中枢の役割を果たしている…
食道下神経節は、味覚や摂食運動の制御、胸部神経節は、飛翔や歩行等の移動運動の制御、腹部神経節は、消化、呼吸、交尾、産卵等の制御に関わっている。 しかし、夫々の神経節は、完全に独立しているという訳ではなく、脳は、夫々の神経節に対して上位にあり、神経節からの情報を統合し、運動の指令を出す中枢指令の役割を果たしている…
何と合理的ではありませんか?
この役割分担からして、ヘボちゃんの、あの敏捷は挙動が引き出されているのだ!

(注)
模式図は、「昆虫はスーパー脳」より引用・・・

     『 梯子型分散脳(神経節) 続き・・・ 』

2011-01-25 10:17:03 | Weblog
                  


梯子型神経節のアラマシが理解出来ただろうか?
悪餓鬼の頃から虫にも脳はあるだろう?とは思っていたが、このように体中にあるとは知らなかった!
体中に分散した神経節(脳)は、夫々の機能分担を迅速にこなしている… 例えば、蜂を例に採るなら、胸部神経節は、歩く!飛ぶ!に特化された神経節で非常に高速飛行、歩きが出来る運動系をこなしている!!! そして、眼や触角、その他の関係器官で察知した情報をそれ司る神経節と脳で速やかにニューロン交換をして高次の指令神経節:脳からの指令でそれに見合った歩行、飛翔へと導かれる・・・

蟲の諸器官で不要な物は、全く、無い。 夫々によく出来ている。 取り分け大事な器官は、頭部に集中している。 触角然り、複眼然り!!! 単眼とて同じだ! ついつい、最近まで単眼の重要性が理解出来ていなかった。 何となく照度計の働き?位の理解度だったが、そこにはトンデモナイ秘策が隠されていた。 飛行の水平度を保つ働きに重要な役目を果たしている!!!と。
まだまだ、有る! 朝明け、夕暮れのセンサーとしての働きも大きい! また、あの暗い穴蔵の中で、建設工事や育児が出来るのも単眼に負う所が大きい!!!
複眼や単眼の解剖学的理論解析はかなり進んでいて、その光学メカニズムは、略、解明されているようだが、人間を始めとする哺乳動物の光学システムとニャリーイコールの所が面白いと思った。

何と言っても蟲の神経節、体中に分散していて、夫々が指令系統としての働きを果たしつつ、細部の統括指令は脳によって決定付けられる所に驚嘆を憶える! そして、この統括指令情報システム、中々の物で微小脳と雖も侮れず、その何たるか?にツイツイ引き摺り込まれて行く・・・

ここの神経節、脳に付いて解説を加えよう・・・

(注)
蟲の神経節は、種に依って夫々、異なり、色々なタイプがある・・・ その画像を載せておこう…  一例を挙げるなら、


     『 梯子型分散脳(神経節)・・・ 』

2011-01-23 21:39:30 | Weblog
                  


人間のような多くの脊椎動物は、脳が頭に一つある事は誰でも知っている。
所が、昆虫の脳(神経節ともいう)は、違う!!! 体中に分散している。 
頭部に2つ!胸部に3つ、腹部に10ないし11存在する!!!   ヘェ~~~~~、15~6個もあるんだァ~~~    
この数には驚かされる!!!
論より証拠!ハチンブクを殺したと思ってウッカリ腹部にでも触ると、ブスリと遣られる!!! 頭など潰し、死んだと思っていても体中の神経節(脳)は、まだまだ、生きていて、各々の役割を果たすのだ!
もう少し詳しく説明しよう・・・
頭部には、総ての神経節を支配する中枢の神経節:脳と食堂下神経節が、胸部には、翅や脚をコントロールする胸部神経節が、そして、腹部には、消化器系や呼吸、生殖系をコントロールする腹部神経節が存在する。
これ等の神経節は、夫々の系統で大まか賄われ支配されているが、お互いの相互関係を統括支配するのは、中枢神経たる脳で行われる!!!
何と合理的ではないか!      
これ等の相互情報処理関係には極めて緻密な関係があり情報処理は緻密に行われる。
このように体中に分散している神経節を「梯子型分散神経節」と呼んでいる。 添付画像を特と御覧頂きたい・・・

梯子型分散神経節は、添付画像のように極めて規則正しく配置されていて、元々は、左右1対づつあったモノが融合してこのようになった。
結論を先に書いておこう!
軆をコントロールする脳:神経節が、このように軆の機能に即した部分に分散しているので、ニューロンの数は少なくてもその働きは極めて敏捷だ!!! 
後々、詳しく説明する予定でいるが、多くの動物は、「ピアンカの理論」によって説明される。 
それは、生活史戦略に於けるr戦略者とK戦略者の生き様!と、言う事である。 動物系統樹で説明したように、無脊椎動物(ここではその頂点に立つ節足動物の中の昆虫)と脊椎動物(最高位に君臨しているとされる人間)が、この理論に当て嵌められる代表選手と言えよう…
そして、この理論を補足するマイヤーの考察がある!!!
マイヤーの考察とは、一口に言うと、動物の行動は、適応意義によって分類すると、①.食う、②.喰われない、③.子孫を残す に還元される。と、言う事である。
成程、総ての動物は、このマイヤーの考察によって総て説明される!!!!!と、言うか、当て嵌まる。
取り分け、昆虫等小動物は、この考察によって生き抜いてきた。 実に、真実を捉えている。 そして、この条件に合うべく進化してきた。
蟲:昆虫は、5億年と言う長い年月を掛け、このマイヤーの考察に合うべく進化し続けて来たのだが、これには、蟲:昆虫の神経節(脳)と深く関わっている事に興味を憶える! 梯子型分散神経節に適合して来たからこそ敏捷で、過酷な環境にも生き永らえ、大繁栄したと言っても過言ではなかろう! 地球生物の何と3/4が、梯子型神経節を持った蟲達と言うからこの神経節(脳)の偉大さが判る! そして、よくよく勉強すると、梯子型神経節は、実に、合理的に構成された指令系統だ!と、言う事が解かる。

その中身は・・・
少々、厄介な話になる! 詳細は専門書を御覧頂くとして、触りだけ、明日、解説したいと思っている。

     『 車窓・・・ 』

2011-01-22 21:08:49 | Weblog
                 


連載物は一休み・・・

カタール・ドーハで行れているアジア・サッカーは熱く燃えている…
昨夜の八咫烏Japan は、一時、駄目かと思った・・・ 最初からパス回しが悪く、足元狙いが悉く奪われ、カタールにチャンスを与えていた・・・ そして、先制パンチを食らった!!!!! それからが落ち付いていた。
岡崎の動きがイイ! そして、香川にゴールのプレゼント!!!
センター・バック吉田が、危なっかしい無理なディフェンスをしている。 既に、イエローカード1枚。 そして、昨日は、何と2枚!!! 退場に! それからのディフェンスは悪かった。 川島の動きが悪過ぎる… 緩いボールでもポロポロ! 笊から水が漏っている。
それかろと言う物、香川のお陰で同点、そして切り込み後のコボレ球を捩じり込んで危うく勝利!!!
何となく何かが欠けていて、冷や冷や物だ! 韓国、イラン、オーストラリヤは難敵だろう? 秘策が求められる…

今日は、末孫娘のバレーの発表会! 日帰りで東京まで行って来た。
今朝も身を切るような寒さ! 9時近い電車に乗ったが、駅のホームは噴きっ曝しで、とても寒かった。
道中、長いので「微小脳」のお勉強:復習をした。 数年もすると肝心な所が飛んでしまっている。 今回、改めて読み直すと、どういう訳か?理解は早い。 
途中、時々、窓の外を見る。
この所の寒さで諏訪湖は、全面結氷、モノの見事に一面結氷していた。 御神渡りも近いだろう? 長い間全面結氷が見られなかったが、この所凍るようになった。 温暖化だと言うのに?????
信濃境から長坂に掛けての車窓は見事だった。 雲一つ無い快晴。 左手に八ヶ岳連峰、右手に南アルプス連峰が輝いていた!
今日の甲斐駒は、一際(ひときわ)、美しかった。 甲斐駒の絶景は信濃境近辺だろう? 長坂辺りに近付くと甲斐駒に吸い込まれて行くようだ! 真下から見上げるようになる。 そして、美しい山脈は、ゴツゴツとした荒くれ山に変貌する。 この辺から北岳がチョコンと顔を出す! 鳳凰三山も間近に迫って来る。
もう故人となってしまったが、服部謙太郎さんが、中央線から見るこの山脈を「世界でも稀に見る光景、世界一だろう!」と、絶賛していた。 何時も何時も、簡潔明瞭な話をしてくれ、車窓から見る山脈を見る度思い出す! 世界を股に掛け旅した経済人、余程気に入って居たのだろう?
電車が大きく蛇行する度に富士山も綺麗に見える。 昨日も、TVで、今年、東京から富士山がよく見ている!と、画像入りで紹介していた。 冬型の気圧配置が強いので、関東平野は空気が澄んでいるらしい! この為だ。

甲府から、また、「微小脳」の本に取り付かれた。

孫娘のバレー発表会は、中野の「なかのZEROホール大広間」で行われた。
子供達150人を超えたであろうか?可愛い踊り子さんが素晴らしい踊りを披露してくれた。
我孫娘、未だ、5歳そこそこだが、こんなに踊れるとは恐れ入った!!! 衣装も夫々に異なり、チビッ子バレリーナだ!
中には、3歳位の子も居た! それでもチャンと脚運び、手の振りをしているから恐れ入った!!!
カメラ持ち込み禁止という触れ込みだったので、望遠レンズ付き一眼レフは、持参しなかった。 開演間もなく、プロカメラマンが来ていないので、撮影しても居い!と、いうアナウンスがあった。 慌てて、馬鹿チョンカメラを出す。
可愛い踊り子さんをかなり撮ったが、両親が撮り損ねていたので、チップを置いて来た・・・ その内に帰って来るだろうから紹介したいと思っている。 
孫娘達が躍った直後、また、アナウンス! カメラマンが来たので撮影禁止!!!!!と・・・ 振り回された撮影だった。
それにしても、あの、チビちゃん達にあれだけの踊りが出来るとは!!!! 先生の指導がイイのだろうが?凄いパワーだと思った。
昆虫の微小脳とチビッ子の発達途上にある巨大脳を対比しながら両者に拍手を送りっ放しだった・・・ チビちゃん達、この老い耄れ爺にヤング・パワーを植え付けてくれ有難うさんヨ~~~~
婆が用意した花束をズ~~~ッと抱えた孫娘!嬉しそうだった・・・ 後ろ髪を曳かれる思いで孫娘達と別れ、“あずさ”に乗った。