『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 “ヘボ”団子の押し競饅頭 !!! 』

2007-10-31 23:56:14 | Weblog
                

Kanai師匠のヘボハウスの周りには、外部からの持ち込みも含めて30巣近い巣がある。元々、ヘボだらけの所へ以てきて、今年、yの所の飼育箱を持ち込んだ事もあり、餌場はテンワヤンワの状態が続いている!!!
一昨日、伺った時、砂糖水飲み場は偉い騒ぎだった。小さな飲み場に3重5重???いやいや???数え切れない団子状態のコグリが犇いていた!!!     押し競饅頭だ!!!
外に置いてあるこのボトル、閉鎖空間のガラ温に閉じ込めた『キイジス』まで来て飲んでいる!!! どう言うコッチャィ?  
こうなる事は、yも、毎年経験しているのでそう吃驚はしなかったが、それにしても、果たして飲めるんだろうか? でも、砂糖水は瞬時の内に空になるのだから飲み運んでいるのでしょう!!! 毎日、5リッター飲んでいると言う!!!   
この間、お引っ越し祝いに砂糖10kgを付けてやったが、こんな量、10日と持たない!!!    ギョエ~~~   
その上、今日、また、巨大巣を2巣、ビニールハウスに入れたというので・・・、ワシャァー知らんぞぇ~~~
交尾蜂捕獲巣だけで、10巣近くに登るでしょう? これ等、何れも勢いがよく、皆『コバクロ』若しくはこの近縁種!!!
だから飲みっぷり、食いっぷりが群を抜いている・・・
面白いもんで、砂糖水置場においてある『ピン』ちゃん、『軍』ちゃんも過当競争に引き摺り込まれ、コッチまで勢いを増している!!!
軍団で飼育している面白みが此処にある!!! 故加藤義雄さんがよく言っておられたが、“ヘボ”飼いは、競走馬見たいなもんだ!!!と・・・
競争によって、コロニーは大きくなると言う・・・

師匠は、yと同じで、飼っているのを食する事はしない!!! 『軍』『キイジス』『ピン』を問わず、総て自然界に放す“ヘボ”ちゃん愛好家だ!!!
この間訪問した時、山で見付けても残す巣が多いと覗った。。。 そう言えば、yも、今年、見付けた巣を10巣の上、其の侭にしてある・・・来年の種蜂として考えている。。。
狙いは、殆ど、yと似ている・・・ 嬉しくなったネェ~~~    

     『 悲惨な光景!!! 』

2007-10-30 23:29:48 | Weblog
              

昨夜、戦利品の蜂の子を抜いていて、急に、思い付いた。
先週、Kanai師匠の所でガラ温室の『キイジス』が死んだ仲間や蝿を齧っていたのを・・・ それで、剥けたての雄や女王蜂、それに幼虫を巣盤に付けた侭にして、出来るだけ早く出掛けよう・・・と。その数はかなりのものを用意した
こう言う光景を、再度、頭の真に焼き付け、確認しておきたかったのである。   
今朝、松本地方は曇っていて、トテモじゃぁーないが、山に行けるような天気ではなかった。
Kanai師匠の所に電話を入れたが、留守電だった!!!
それで、『ヘボのアルバム』を書き込んでいると電話が掛ってきた。
勿論、師匠からだった。諏訪地方は快晴で、絶好の交尾日和だと・・・ そして、『居るからおいでヨ!!!』と・・・
11時だった。
それから、慌てて、出掛ける事にした。
約束の持参の品々があった。餌の烏賊やウグイ。交尾蜂の越冬保管箱。それに頼まれていたカメラのストロボ等・・・
車に詰め込み、高速に乗った・・・ 飛ばした事、飛ばした事・・・12時10分に着いた。

師匠は、ガラ温室の『キイジス』に生餌をやっていた。
冷凍餌だけを直ぐ渡し、ガラ温室へ入った。
入ると同時に、アチラでもコチラでも交尾が見られた。また、交尾行動をしているカップルが目立った。『キイジスの交尾』真っ盛り!!!
山から急遽入れた3番手の勢力が強いと見え、交尾蜂が急に増えた感じだった!!!
既に、1000匹の交尾蜂を捕獲したという!!!デカシタ~~~!!!    
まだまだ、後、10日~2週間はいけるので、2000匹は越えるだろう?と言っておられた。。。嬉しい話である。  
今まで夢にまで見てきた『キイジス』の交尾が成功し、交尾蜂まで仰山取れそうだ!!! 半分は、取り立てて来た地域へ撒こう!と計画している。。。
師匠に言わせると、『山の物は山に返せ!!!』と、これは爺様から言い伝えられている家訓なんだそうだ!!!昔の人は上手い事を言ったもんだ!!!    
暫くして、今し方入れたばかりの『軍』の蜂の子や成虫の生餌を齧り出している『キイジス』を見た。  矢張り!!!  
この世界、かなり残酷!!! 生きるか死ぬかの世界なのであろう???
今日の一番の目的が確認出来、大満足だった!!! 昨日、無理して残して置いた甲斐があった。  ウンウン。。。

12時半を過ぎると、急に交尾蜂が静になり出した。 毎度の事であるが、『キイジス』の交尾の最盛時間帯は、10時位から12時半位の間だ!!!
この時間帯は唸りを上げている!!!
ガラ温室の南側に大きな栗の木があるので、1時を過ぎるとやや日陰を作り出す・・・ そして、交尾軍団は、静になり出すのだ・・・
yのヘボハウスでも『軍』であったが、9時半位から2時前後であった。最も、気温の低い日、暖房を焚いてやるという支援はしたが・・・
野外でも『グレ』を見るのは、大体、小春日和のこの時間帯が多い!!!
一気呵成にドッと交尾行動が採れれている・・・

ガラ温室の周りに置かれた『コバクロ』6箱の出入り口は、大分、ガラ温室に振られていた。雄蜂が出始めたので、後数日で、ガラ温室内での餌取り活動に切り替わるであろう? その時のガラ温内のヘボの数、想像しただけでも空恐ろしい!!!   
間違いなく、轟音を発しているだろう!!!

今夜の画像は、『キイジス』が『軍』の雄蜂を齧っている悲惨な光景にして、明日、『軍』の働き蜂が押し競饅頭で砂糖水を飲む光景を載せましょう!!!


  
『 大型Vespa:スズメバチの仲間 』に『“仮面ライダー”の蜂追い』を載せておいたので、併せて、読んでネェーーー
コッチの蜂追いは面白れ~~ゼ!!!    ハイ!!!  



     『 “グレ”透かし!!! 』

2007-10-30 09:59:06 | Weblog
              

『グレ・透かし』、多分、聞いた事もない言葉だろう!!!   
無理も無い? これは、特定地方の手法かも知れない?
yは、幼少時代、信州・諏訪(今、NHKの「風林火山」出よく出てくる地域、また、御柱祭でも有名だ!)で育った。親爺は、大の蜂狂で、休日の度、親父の後について八ヶ岳山麓に出掛けた。だから、親爺は、yの師匠みたいなものだった。
親爺師匠は、晩秋になると『グレ・透かし』で蜂の巣をよく見付けていた。。。
そもそも、『グレ』とは、交尾をする為に徘徊する雄蜂の事で、晩秋、小春日和の日に、日当たりの良い高木や垣根等で雌:新女王蜂を求めて雄蜂の群団が唸りを上げて行きつ使えりつの徘徊をしている。この中に新女王蜂が飛び込むと交尾に結び付くと言う訳だ!!!
多分、『グレ』は、『群れる=群団』がナマって生み出された言葉なのだろう? 少なくも親爺達の蜂狂仲間は使っていた。

『グレ』の居る所には、必ず、手付かずのバァージンの巣がある!!!そして、巣が近い!!!
こういう場所で通い蜂を見付ける事によって通い蜂を辿り巣を見付ける手法が『グレ・透かし』なのである。
親爺は、この手法の名手だったので、知らず知らずの内に、yもこの技を身に付けた。信州では、これから、この時期を迎える。

昨日、余り天気はよくなかったが、『グレ・透かし』をしようと山間の渓谷に入った。陽が照ったり蔭ったりで、『グレ』が出るような日ではなかった。
『グレ・透かし』は小春日和がいい!!!
渓谷に入って5分も経たないうちに、1匹の巣立ったヘボを見た。
締めた!!!    
もうコッチのものだ!!!    
道端だったが、一寸、中に入ると、もう、ゾロゾロの通いだった。
恰もジャンボジェット機を想定するかのように、尻を下げた帰り蜂が、yの顔を目掛けて舞い降りてくる!!! 片や、土を咥えた出立のヘボがユックリと真上に立ち上がって行く!!! 何時見ても絶景だ!!!  これ程素晴しい景色は無いだろう!!!
暫くの間、ポカンとアホ面して、この光景を見入っていた!!!    
蜂追いの中で、この絶景を眺めるのと、ヒラヒラの紙縒りが落ちる光景が大好きだ!!!  この時ほど満足感を覚える時は無い!

それから後、数kmの難所を歩いて見たが、時間も遅く、日は山陰に沈み、『通し』を使う透かしも出来ず、撒き餌に頼るのみだった。
そこそこのヘボは付いたが、時間が掛り過ぎ、且つ、餌持ちが極端に悪く、蜂追いにならなかった!!!
でも数箇所で色々な方角に飛ぶヘボを確認した。 これ等は種蜂だ!!!  
陽も無いので、『透かし』と『立ち』をしながら下ったが、それらしい“ヘボ”ちゃんにはお目に掛れなかった。
朝、見付けたのを燻し、5~6kmの道程を下った。

今日、上さんがいない!!! 戦利品の後始末を一人でやらねばならない!!!
夜中まで掛ってしまった。一連の蜂追いの中で一番苦痛の時間帯だ・・・
狩も程々にしなくては・・・   

     『 2 type の“仮面ライダー”・・・ 』

2007-10-29 00:20:50 | Weblog
            

y呼んで“仮面ライダー”。今年、“オオスズメバチ”の略奪に会い、コイツ等の習性の数々を観察する事が出来た。こんな年も珍しい・・・   
それは、Kanai師匠のガラ温・昆虫酒場を拝見している時から始まった。師匠の裏庭の昆虫酒場には色々な昆虫達が噴出している樹液を舐めに来ていた。“仮面ライダー”“モンスズメバチ”“コガタスズメバチ”“キイロスズメバチ”“多くの蝶”“カナブン”“蝿”等が来ていた。
昆虫酒場で頂点に立つのは“仮面ライダー”だった。

時は流れる・・・
飼い蜂を山の飼育箱に仕掛け、長い事見にも行かず、ホッテ置いた!!!   
晩秋になりどんなかな?と、覗きに行くと、今まで経験した事も無い事態が起きていた。数匹の“仮面ライダー”が“ヘボ”ちゃんの出入り口に頑張って帰還する“ヘボ”を食い殺していたのだ!!!   
出入り口の下を見ると累々と“ヘボ”の死体!!!!! ここ数日間の仕業だという事が明々白々!!! 死体は、まだ、黒光りしていた!!!
ここには、飼育箱を3つ、恰も、アパートのように並べて置いた。この3巣何れもがやられている!!!    
防護服を付け、タモで捕獲し始めたのは言うまでもない!
して、此処に来ていた“仮面ライダー”は大きかった。退治の模様は既報の通り・・・
そして、今年、1箱“ニホンミツバチ”に占領されたので、新たなる場所に1箱設けた。此処は、先の3巣おいてある場所とは2km余り離れている。
此処も気になり覗きに出掛けると、丁度、略奪になり駆け出している所だった。   
かなり小粒の“仮面ライダー”が、入り口に陣取り、“ヘボ”ちゃんの食い殺しをしていた。帰り蜂を大顎でガチン!ガチン!と咬むと“ヘボ”ちゃんは、瞬時にバタンキュウ!!!どうやら、頭部と胸部の境目:首に噛み付く見たいだ!!!
箱の下には、“ヘボ”ちゃんの死体が築かれ始めていた・・・
コイツは、先に見てきた“仮面ライダー”より、遥かに小型の御仁だった。
???・・・??    
“コガタスズメバチ”かな? 良く見るが違う? 小型だが、“仮面ライダー”そのものだった。そして、行動も寸分と違わなかった。
この日は、この程度の感想しか持たなかった。
翌日、見回りに出掛けると、また、来ていた!!!コイツも小振りだ。
オカシイなぁーーー?    
勿論、捕まえ潰したのは言うまでもないが、どうもオカシイ???

何日か後、Kanai師匠の“ヘボ”ハウスを訪問した。
師匠の所も“仮面ライダー”の攻撃に会っていて、悪戦苦闘しているようだった。
そして、翌日、巣を見付け、燻したという報告があった!!!
翌日、丁度“キイジス”の交尾が始まり出し、この撮影に出掛けた。燻した巣盤見せて貰ったが、途轍もない巨大巣だった。
この時、師匠に“仮面ライダー”に 2 type いる話しをすると、彼も見ていて、その通り・・・だと、言っていた。二人で、“仮面ライダー”にも『軍』と『ピン』があるんだね!!!等と冗談を言い合った・・・

仮面ライダー”の話が出た序に、“仮面ライダー”の蜂追い(トバシ)について解説してみたい。。。 この『ヘボのアルバム』でと言うより、『 Vespaの仲間 』
と言うブログがあるので、そちらに書き込もう!!!
併せて、見てね・・・    

     『 その後の“仮面ライダー”・・・ 』

2007-10-27 15:54:43 | Weblog
             

2日続きの長雨になった・・・
こういう雨は“ヘボ”ちゃん達に堪える!!!ヒンヤリとし寒い上に長時間降ると、体力消耗に繋がる・・・   
秋の長雨に打たれると、急激に衰え、弱弱しくなる“ヘボ”ちゃん達を見てきた。この訳を力学的に計算した事がある・・・ もう長い事文献等から遠ざかり、力学の『力』の字も忘れてしまったが、老骨に鞭打って計算式を弾き出したのである・・・
詰まる所、飛行物体:“ヘボ”ちゃんの運動エネルギーと果てしなく降り注ぐ雨粒との運動エネルギーの量の差だった!!!
詰まり、雨粒が大きく、降り注ぐ量が多く、しかも、長時間続くと、“ヘボ”ちゃんは急激に弱まる・・・ 中には飛べなくなる御仁も出てくる・・・

こう毎日毎日、冷たい雨が降り注ぐと、この計算式を思い出す・・・

さて、愛知県豊田市の近ちゃんから、その後“仮面ライダー”はどうなった!!!か?  と、言う問い合わせがあった。
そうだよネェーーー 結果を報告してなかった。    
結論から書いちゃおう!!!
『極楽蜻蛉の勝ちィ~~~』 であった。
何日通ったであろうか? 初期の頃は7匹、5匹、7匹等と、かなりタモで掬った!!! この数:25匹になった。。。
当初は、巣穴から中に入り込み、中の幼虫を抓み出していたようだ!!!出入り口が3巣とも湿っていた!!!
2日目、思い起ったように出入り口に網を鋲止めした。 これに依って、中に入り込めなくなった。その上、コイツ等は捕獲してしまったので、飛来する“仮面ライダー”は激減した・・・ でも、匂い付けがしてあったので、思い出したように飛来していた・・・
イヤァーーー、上手くなったネェーーー   タモで、この飛来“仮面ライダー”を空中捕獲出来るようになったのだ!!! 最後の頃、面白いように捕獲出来た。
正直の所『佐々木小次郎』になったような錯覚に陥った!!!   アハハ・・・
25匹目を捕獲すると同時に、急に寒くなり、飛来が激減し出した・・・
コイツ等、意外と寒さに弱いんだね!!! その上、主力部隊がyに捕獲された為、戦力はガタ落ち!!! 『極楽蜻蛉の勝ち~~~』と相成った。  
知恵比べだったら負けてはいない!!! トラップも用意したね・・・ だが、このトラップには1匹も入らなかった!!! Kanai師匠が見て、『トラップの入り口の逆さヘラが逆だネェーーー』と指摘してくれた・・・ また、砂糖水の他に醗酵したアルコール成分を混ぜた方が、更に、いいのでは?とも感じた・・・
いずれにしても、極楽蜻蛉の智恵の勝利だったのである・・・

そして、新しいD地区の巣箱にも“仮面ライダー”が来ていて、コイツは入り口に陣取って我が物顔でヘボちゃんを食い千切っている所を鋏でジョッキン!!!
もう1匹はタモで取り押さえた。 此処はソレッキリ・・・
勿論、網を鋲止めしたネェーーー

これ等は、単なるyと”仮面ライダー”の勝負事であったが、此処で新たなる発見をした。
転んでもタダでは起きないシブトイ老い耄れ爺である!!! それは、“仮面ライダー”の“軍”タイプと“ピン”タイプの存在なのである・・・ 
続きは、明日と言う事で・・・   
勿論、ヘボちゃんのコロニーは何事もなかったかのようにスイスイと通っている・・・

     『 久し振りの休養!!! 』

2007-10-26 21:09:22 | Weblog
            

天気予報では、朝から雨と言う事だった。   
が、午前中、どうにか持ち越し、お昼頃からキツイ降りになり出した。この間、昨日書き込めなかった『ヘボのアルバム』を投稿し、午後の作戦を練った。
年を取ってもジッとして居れない性質!!! お昼御飯を食べ、少し休んで、ヤマダ電機へ出掛けた。 此処には、yの『蟲の眼レンズ』に協力してくれる良きアドバイザーが居てくれる!!!
今日の狙いは、今、活躍中のPentaxの更なる進化機種への挑戦と今度出たCanon 40Dの『蟲の眼』化?の探りだった。
Uさんと言う若きアドバイザーは、色んなヒントを提供してくれた!!! 本当に感謝している!!! 老い耄れ爺には金が無い事を知っていて、『無駄な投資は、辞めろ!!!』とアドバイスしてくれる。 騙して売れば業績も上るだろうに!!!そのような考えは微塵も無い!!!  有難い事!!!  
で、冬の間に40Dの購入になるだろう? また、大金を工面しなくては・・・    

さて、今夜は、閉鎖空間に於ける『キイジス』の生餌についての大発見を綴って見たい!!!   
一昨日、Kanai師匠のヘボハウスで思わぬ大発見をした。 Kanai師匠は既に知っていて、この大発見でヘボ談義は弾み、また、新たな方向付けが生み出された・・・
誰しも、飼い蜂は、鶏肝やササミ・烏賊、それに砂糖水を与えてやれば十分だと考えていると思う? が、トンデモナイ!!!
この時期、ヘボちゃん達には、ミネラル分の豊富な昆虫食:蟲の活餌、それにアブラムシ等の甘露が不可欠なのだ!!!
まして、閉鎖空間に置かれた交尾蜂捕獲用の“ヘボ”ちゃん達にとっては・・・
ノンビリと二人でヘボ談義をしていると、Kanai師匠の足元で何やらに『キイジス』が群がっていた!!!
『ヤヤッ!!!“キイジス”が共食いしてらァ~~~ 』、と、y・・・ アッチにも、コッチにも・・・ この間から土間の草を徘徊している『キイジス』が多いのに気付いていたが、まさかァ~~~???
地べたを良く見ると“キイジス”の腹部や頭がかなり転がっていた・・・
胸部の飛翔筋を齧っているではないか!!!
同様、Kanai師匠は、捕まえた蝿を地ベタに投げ捨てていた!!! これにも群がり、競争で齧り付いていた!!!  
成程~~~ 活餌かァーーー   
師匠の観察力に感心したのと、今度は、如何に活餌を調達してやるか? 難問を投げかけられた!!! 
記憶の鋭い方は、お気付きだろうが、このガラ温での初期創巣について、春先、何度も書いて来た。師匠は、蝿やガガンボモドキ等を虫ピンで止め、女王蜂に与えていたが、振り出しに戻ったナァーーー、と、実感した。
師匠は、『蟲に始まり蟲に終わる!!! 』等と言っておられたのが印象的だった。

余りも多い蟲狩の働き蜂に、交尾蜂生産期、ミネラル分の多い蟲食は欠かせられない餌なんだ!!!と、ツクヅク感じ、新たなる知識を得た!!!

閉鎖空間に於ける活餌、何かいい虫はいないだろうか?
思い当たる蟲は、釣り餌の虫? 蜂地の子等考えられるが、かなり大量に用意しないと・・・ 師匠は、ニホンミツバチを搾り、此処から出る成虫の犠牲者(蜂)を?と・・・話していたのが印象的だった!!!

画像は、一寸、待ってネェーーー ビデオにいいのがあるので、これから静止画にしたい・・・
それを載せて理解を深めて貰いたいのだ!!!   

     『 ヤボ用??? 』

2007-10-26 09:24:47 | Weblog
           

夕べはヤボ用で、滔々、書き込む時間が取れなかった!!! ヤボ用???
何の事はない、余禄の蜂の子抜きである・・・    
夏見付けて置いた巣が、誰にも取られず、まだ、残っていた。確認に行ったら、つい1~2日前と思われる蜂狂達の山荒らし?そこいら中がフンジラかされていた足跡が有った。 これさえ無ければ来年の種蜂用に残して置こうと思っていたのだが・・・ 
察するに、先週の土日の痕跡? また、今週続きをやらないとも限らない? こんな事があり、泣く泣く燻す事にした。

近くの公園駐車場で午前中蜂追いをして遊んだ。部分的にヘボちゃんは付いた。が、高い唐松、杉の木を越え、その先に落ちている・・・そこには人家があった。数年前、2日掛りで突き止めたら飼育蜂と判り、ガックリ来た方角だった。
色付けした8種、皆、同じ方角に飛ぶ!!! 深追いは禁物。。。
場所を換えて見たが、ポツンポツンと付く程度で、しかも、時間が10数分と掛り話しにならない。またまた、場所を変えた。
が、此処は、全くのナシノツブテだった。
それで、思い出したように泣く泣くの燻しと相成った!!!  

燻しに掛った。 奴デカイ通い穴!!! 出るヘボちゃんは、皆、土を咥え一気に10数mも舞い上がり水平飛行に入っていた。   
こう言う景色は見ていて気持ちがいい!!! 所謂『コバクロ』だ!!!   
先にも書いたように他の蜂狂が入っていなければ、残して置いただろう!惜しまれる巣だった。
巣盤は深かった。その上デカイときている。残念なのは、巣盤の上にご太い木の根が走っていて、巣盤の取り出しに難儀した。
13枚掻き出したであろうか?王台が5枚もあった。それが空の1枚を除き、皆、満タン!!! 4kg近い巣だった!!!
既に、雄や新女王蜂がかなり抜けていて、察するに、かなりの交尾蜂が出立していた!!! 正直、ホッとした!!!  

4kgの巣を抜くとなると、上さんと二人で4~5時間掛る!!!
結局、今朝の2時まで掛り、寝たのは、3時を廻っていた・・・
正直の所、燻して来たはいいが、後始末に、何時も難儀している・・・

今年、この手の『コバクロ』を5巣燻したが、正直の所、罪悪感がかなりある!!! 
何時も迷うのであるが、他の蜂狂が荒らしまくった痕跡があると・・・ツイツイ、燻す事になってしまうのである・・・
しかし、まだ、この手の『コバクロ』を5巣残している!!! 誰も入れない場所、巨大岩の隙間等自然の要塞に守られたものは完璧に残している。。。
こう言う事で『供養の一つに・・・』と見做して貰いたいと自分勝手に思い込んでいる・・・ 哀れな蜂狂である?  

Kanai師匠から『キイジス』の交尾蜂を500匹捕まえたと言う連絡が入った。    
そして、昨日もまた、かなり沢山の交尾蜂が巣立ったようだ!!!
この分だと2000~3000匹も夢ではないかも知れない!!! 後半には、『軍(コバクロ)』も同居する事になるので、さぞかし賑やかな事だろう!!!マサカ、混血児が生まれれるような事は無いだろうが、この世界、何が起こるか判らない! まず、考えられない話だが、混血交尾が起きたとなれば、ビック・ニュウスだね!!!そして、昨日も書いた『軍』と『キイジス』の近縁種が照明される事になる!!!  期待したいような?したくないような?複雑な気持ちである!!!

  今はヘボの会の活動が無くなってしまったが、過って、内の会のK会長さんから教わった事で、『昆虫は、種によって交尾器が、皆、違うので、交雑はあり得ない!!!』と・・・ この会長さんは、学識者で、yが、今、渇望している“ヘボ”知識を仰山持っておられた!!! 言うなれば“ヘボ”博士:ドクちゃんと相通ずる所があった。して、“へぼ・サミット”もこういう分野を重点的に拡大して行きたいものである・・・


     『 今日も新たなる発見の数々!!!!! 』

2007-10-24 18:25:49 | Weblog
              

今日も新たなる発見の数々でした!!!   
毎回の事で、迷惑を承知でKanai師匠の所へ出掛けた!!! ヒツコイ老い耄れ爺を嫌がらずに迎えてくれた!!! 有難い事です。     そして、これ等の情報は、多くの蜂狂にとって財産となるでしょう!!!  Kanaiさんに感謝しなくチャァ~~~   

本論に入る前に、昨日の訂正・修正をさせて下さい。   
『ピン』ちゃんの交尾の件で、交尾時間:5分云々・・・と書いているが、老い耄れ爺の聞き違いで、20~30分と訂正させて頂きたい!!!
詳細については、今日、この目で観察して来たので、今日のブログで補足説明したいと思っている・・・

今朝は早く出ようと思っていたが、ガス欠等手伝い、スタンドに寄っていたら、9時を廻ってしまった! 何せ、往復100kmあるので、ガソリンは満タンにしておかねばならなかったのである。
10時少し前に現着。
師匠は、一生懸命“ヘボ”ちゃんに餌を与えていた!!!
(御免、一寸、夕食タイム!!!)
再開、again!!!
もう少しで書き込み終わり・・・と言う所で、電源が落ちてしまい、で、書き込んだ内容がスッ飛んでしまった!!! 何たるこっちゃぃ!!!    最近、こういうトラブルが度々だ!!!
残念ながらやり直し!!!

10時、一寸過ぎ、現着。
『今日は~~~、また、来たっチャァ~~~』、『いらっしゃい!!! 待ってたよ~~~』 師匠は、“ヘボ”ちゃん達に餌をやっていて、もう、網を被っていた。此方も急ぎ、用意したカメラ4台をトレイに並べ、長靴を履き、防護服を被った。
『奴ヒャァ~~~、奴豪い交尾蜂だネェ~~~』、『一昨日入れたのが巨大巣と見え、3倍にもなっちゃったよ~~~』、『そうでしょう!!!山でも通いがよかったからネェ~~~』・・・
20坪近いガラ温室は、“キイジス”の交尾蜂と働き蜂で轟音を発していた!!!
そして、師匠は、一昨日入れたばかりの『キイジス』を、『一寸蓋を開け、クウリングさせて上げようか?』と・・・
輸送用に貼った粘着テープを剥ぎ出した。蓋を開けてみると、『奴ヒャァ~~~、コリャァーでっケ~~~』、加藤式『合掌造り』は、ワヤでパンパンしていた!!!多分、底近くまで達しているだろう?
道理で交尾蜂が多い筈だ!!! 10匹近い働き蜂がクーリングの羽ばたきをしていた。蓋を少し開けてやると、クーリングは治まった。
ガラ温室は、10時を過ぎると交尾の競演が始まる!!!  アッチでも、コッチでも!!! 数日前より、兎に角、雄の数が抜群に多い!!!
勿論、デッカイ尻をブラ提げた新女王蜂の数も数日前の比ではない!!!
そして、馬乗りになる雄の数が圧倒的に増えた!    
で、先ず、ビデオカメラに収め出した。ヘボサミット等、何時か機会が会ったら、是非、見て頂きたい代物である!!!
二人は、7月から悪戦苦闘して育て上げてきた『キイジス』が、こうして陽の目を迎えているのに満足げであった。ガラ温の中で、防護服の頭を外し、携帯椅子に座り込み、師匠が用意してくれたコーヒーを飲みながらヘボ談義が始まった。30~40分ヘボ談義をしたであろうか? 蜂狂にとって最も幸せな一時である!!!
どう言う訳か?足元の草叢には、“キイジス”の餌取りが矢鱈に多い!!!    
地ベタに落ちた半死に状態の同士を寄って集って齧っている!!! ソツがない!!! こんなの見るの初めてである!!! 師匠は、蝿も放り込んでいる。
これにもワンサカ齧り付いている!!! 今時、活餌に飢えているのだ!!!
鶏のハツや肝にはそれ程でもないが、活餌には寄って集って齧り付く!!!
yの山の巣もそうだが、活餌の運び込みが頻繁だった。 秋子の幼虫には生餌が必須の餌なんだろう!!! 考えてみれば、ハツや肝にはないミネラル豊富な成分が詰まっているのかナァ~~~???
改めて、ガラ温封じ込め方式の交尾蜂捕獲方法には活餌が切っても切れない餌である事を照明していた。 師匠は、ニホンミツバチを搾り、そこから出る、蜜蜂の犠牲者をこのガラ温に入れてやりたいと言っていた・・・ 即ち、活餌になるのだ!!!
これは、今回、始めて知った出来事だった。。。。。

ヘボ談義をしながら、ユックリした昼御飯を摂った!
そして、別のビニールハウスで交尾蜂を取っている『ピン』ちゃんの交尾状況を拝見した。
ヤヤッ!!!    此方は『キイジス』ほど華やかではないが、もの静に、穏やかに、交尾をかなり闊達にしている。
実は、『ピン』ちゃんの交尾を見るのは始めてである!!!一昨日、師匠から聞いて、夕べのブログに書いたばかりであるが、成程!!!
記述の通りである!!!
雄の数はそう目立たないが、10数番(つがい)の交尾を見たであろうか?
皆、もの静かだ!!!!!  
一旦交尾状態に入ると、ジ~~~ッと静に繋がった侭だ!!!
雄は、思い出したように、時々、翅をバタつかせているが、『軍』や『キイジス』のような激しいバタ尽かせは摂らない!!! ただ、20~30分、ジ~~~ッと堪えているように見えた!
そして、離れる時も、女王蜂が、雄の尻をチョイと咬むとス~~~ッと外れる!!! 『軍』のあの激しい程の咬み付きはない!!!
昨夜、先行して、私見を書き綴ったが、当に、推測は当っているように思えてきた。
交尾と言う観点から類推すると、『ピン』ちゃんと『軍(シダ)』・『キイジス(キオビ)』は、似ているように見えるが、先祖の生い立ちは、かなり異にしていただろうと類推される? 習性、性格もかなり懸け離れているので、この推測は、そう外れているものでもあるまい? 自信を深めた。そこにいくと、『軍』と『キイジス』は、生息域、体の色は違うものの、習性・性格からして、極めて近縁種である事が覗える!!!

『ピン』ちゃんでも極めて新発見に近い事実を把握出来、今日は、最高のルンルン気分で、改めて、Kanai師匠に礼を述べると共に、観察の重要性を再認識した次第である!!!

今日は、極めて珍しい、『ピン』ちゃんの交尾風景を載せておこう!!!
欲を掻いて、ダブル番(つがい)といきましょう!!!     



      『 “ヘボ”ちゃん達の交尾態勢を考える・・・ 』

2007-10-23 23:06:00 | Weblog
              

昨日からの約束の話をしよう・・・
Kanai師匠から奴豪い話を聞いた!!! これは“ヘボ”ちゃん達を層別して観察しているから成し得た極めて貴重な発見だろう!!! 
拍手喝采ものである!!!   

yも含めて、一般的によく見ている“ヘボ”の交尾写真は、『軍(シダクロスズメバチ)』の画像だろう??? 
『軍』の場合、交尾行動は、飛翔を繰り返し、やや疲れた新女王蜂が留まると雄蜂が羽交い絞めに乗り、雄の把握器:バルバが女王蜂の性器を挟み込み、挿入器を挿入して連結される・・・ そして、雄は、直ちに、ソックリ返り、4~5秒に一回翅をバァーバァーさせている。
これは、yの推測だが、このバァーバァーの羽ばたきで精子を送り込んでいるものと推測する。女王蜂はこの間ジッとしている・・・そして2~3分すると女王蜂がソックリ返り、所謂、逆Sの字の形になり、女王蜂は、雄の腹の背を激しく咬む!!!
この行動には諸説あるが、yとKanai師匠は、雄の精子をより多く出させる行動だと考えている・・・ただ、単に交尾器を外させるが為の行動と見る向きもあるが、果たして???
『キイジス』の交尾はどうかと言うと、『軍』の交尾行動と寸分も違いがなかった!!! これは、多くの画像、動画に納めてあるので、ハッキリした!!!
昨日、Kanai師匠は、『ピン』ちゃんの交尾小屋に入り込み、驚くべき発見をした!!!これは10数匹、皆、同じ形態だったと言うから、先ず、間違いないだろう。
件(くだり)はこうだ!!!
雄がバルバで女王蜂の性器を掴み、挿入器を挿入し、ソックリ返り、翅をバァーバァーさせるまでは同じだ! が、交尾時間が5分前後で、長いと言う・・・
そして、不思議な事に女王蜂の咬み付きは、全く、無く、雄の性器はスーーーッと離れるという!!! この一連の違いが何を意味するのかは定かでは無いが、この事実を10数例も観察したのである!!!
拍手を送りたい!!!  
この観察は、『軍』や『キイジス』『ピン』を分けて交尾小屋に入れているが為の成果で、凡人に出来る技ではない!!! 
本当に頭が下がる!!!     

今日は、推測も入れ、私見を書き込んでみたが、これら一連の件について情報、御意見があれば、是非、コメントの欄からご意見を頂戴したいと思っている。。。  

所で、今日、偶には仕事もしなければならず、遠出をし、留守したが、この間、Kanai師匠から電話があった、と、上さんから言われた。
早速、折り返しの電話をすると、昨日入れた『キイジス』、ガラ温で奴偉い事態が起きたと言う!!!
物凄い数の交尾蜂で轟音!!! アッチでも交尾!!!、コッチでも交尾!!!常時、4~5対の交尾が見られたと言う!!!   
昨日、持ち込んだ『キイジス』は、山では、やや日陰のヒンヤリする所に置かれていた。
ガラ温に入り、温度上昇で、一気に噴き出たのであろう?
yが、夢にまで見ていた光景である!!!   
何を差し置いても、明朝、馳せ参じる事にした。 果たして、明日は???

 (一寸、パソコンの調子が悪いので、書き込みが飛ぶのを恐れ、書き込みを飛び飛び入れていて申し訳ない。最終版で、再度、御覧頂きたい。