『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 雨の日の通い… 』

2008-09-29 14:44:59 | Weblog
              


今日は、朝から小雨が降り続いている・・・
悲しいかな、暇人、老い耄れ爺に取ってやる事がどうしても限られる。   
雨の中、傘も挿さずに飼い蜂の前に座る・・・ 「あの人、痴呆症?」・・・  他人が見れば、馬鹿みたいな話だ? それをやる所に蜂狂の蜂狂たる由縁がある!!!

覗き込んでいると、ドイツもコイツも馬鹿通いをしている? まるで噴き上がりコボシである!!! ゾロゾロ出て行く御仁、ボロボロ帰ってくる御仁で出入り口はゴッタ換えしている。
見ていると大半は空に伸して行く!!! 何処まで稼ぎに行っているのだろう?
極、一部の御仁が、昆虫酒場にやってくる。此処には、自然界では絶対に得られない砂糖水、鶏肝、赤魚が山と置かれている。見ていると、お尻をヒクヒクさせ漕ぐようにして砂糖水を中腸に貯め、腹を長く伸ばし、また、大顎に大きな肉団子を咥え飛び去っている御仁達だ・・・
近場だから、1分と経たない内に、また、飛び帰って来る・・・
実に効率的だ!!!  その上、交通事故に会う機会も少ない!!!
でも、コイツ等に目を付け、ネットを張っている女郎蜘蛛が居る!!!実に憎たらしきギャングだ。毎年、一位の刈込時、ほぼ絶滅させているが、それでも落ち零れが巣の周りにやって来てネットを張る。憎たらしい事に、丸々と太り、ネットの周辺には、4~5匹の雄野郎を従え、交尾の機会を狙わせている・・・
メス野郎上位の世界だ!!!
我が家の飼育場は、殆どが取り払われているので、僅かな空間を選び、外役軍団は出稼ぎに出掛けている。中でも、土を咥えてユックリと上昇する様は絵になる光景だ!!!
曇りや雨の日は、この光景が、実に、よく目に入って来る・・・

これから、 このような航空ショーが40~50日近く拝める。     そして、 その後には、交尾ショーが待っている!!! 
1年で、最も、蜂狂の蜂狂たる由縁を満喫できる時期が近付いて来た。。。   

     『 ダーウィンが来た!!!:タカがスズメバチを襲う! 』

2008-09-29 11:35:52 | Weblog
             


待ちに待った「ダーウィンが来た!」放映の日だった!!!   
山から早めに帰り、録画の準備をした。録画は、2本撮る事にした。
生憎、放映が始まる時間帯、町会の会合があり、直接、見る事は出来ない!!!      
会合が終わり、帰って来たのは9時を過ぎていた。
そして、早速拝見した。      
オヤオヤ、主役の一人に松本スガレの会会長:小林靖彦さんが出ている!!!          yの思惑がズバリ的中した!!! この名人をさし置いて考えられなかったからだ!!!
“ヘボ”の習性に関しての知識・見識は、yの知る限りNo1だろう!!! 
yの属しているヘボの会の会長さんで、過って何度か蜂追い・透かしを一緒にした事があるからよう存じ上げていた。そして、この仲間Miyajimaさん、Gomiさん、Momoseさん等いずれの方も識者揃いで、「“ヘボ”釣り(蜂追いと飼育)」の分野で後世に残る足跡を残してきた!!! その足跡は、今は休刊しているものの、会誌に表れている!!!     こんな事業が出来る“ヘボ”の会があるだろうか?

この番組も、靖彦さんなくしては成り立たなかっただろうと推測した?
番組の画像の端端に靖彦さんらしいアイデアが垣間見られた。
正直、見ていて、ワクワクしてきた!!!   


今朝、早速、「出演、オメデトウ!!!」の電話をした。「一躍、有名人になったね!」と・・・
電話は、40~50分に及んだ。そして、裏話も聞く事が出来た。
この番組を企画して7年になると言う!!! 撮影のメインは、7月初旬、飼い蜂の頃で、モデルさんである“ヘボ”ちゃんの登場には蜂数が少ない為困難を伴ったと言う!!!
番組の所々に間違いやオヤ?と、思った事があったので、聞いてみると、蜂狂と一般人との感覚の違い(ズレ)で、このギャップが出ているようだった? デレクター・サイドの思惑が優先するからだ!
見識の違いとは?
一般人   : スズメバチは怖いものだ!、刺されると死ぬ!!!近づくことなかれ!!!恐怖感から見た“スズメバチ”の世界、これを狙う。
蜂  狂   : スズメバチは可愛いもの。刺激しない限り攻撃を掛ける事は無い!愛着深い聡明な昆虫!
番組の狙いは、空恐ろしい「スズメバチ」を如何に表現するか?に重点が置かれている為、理解のズレが生じているのでは?と・・・補足して下さった。
成程?・・・

イヤァ~~~、それにしても、いい番組だった。 流石、NHK!!!!!    
yの資料の一つに、また、宝物が増えた!!!

靖彦さん、ご苦労様でした!!!  
小林会長、もうNHKで全国区だ!!! 顔も覚えられてしまった! この位の画像載せてもいいだろう? 御免チャン?   


     『 愈々、冷気が・・・ 』

2008-09-29 01:26:25 | Weblog
             


案内しました、NHKの「ダーウィンは来た!!!」ご覧になりましたか?
迫力がありましたね~~~!!!   
“ハチクマ”の羽は、身を固めると、丁度、防護服のような働きをするので、ヘイチャラなんだ? それにしても勇敢だね!!! その場でムシャムシャ蜂の子を引き抜いて食している!!!  
何時も不思議思うのは、何故、眼を攻撃されないんだろう?と・・・最後のシーンで、猛攻撃に会い、退散する光景が映し出されていたが、こんな事もあるのだろう?
この番組は、蜂狂名人:小林靖彦さんと“ハチクマ”の研究の権威:久野公啓さんのグループのコラボレートで出来上がったものである。
小林さんとは、過って、一緒に蜂追いをした事があったが、飛ばしと透かしの名人だった。    
ビデオカメラに赤外線センサーを使い、巧い事ビックチャンスを捉えている。
昆虫写真家も大間か、こんなシステムを組み、瞬時の撮影を試みているようだ?

それにしても、NHKさん、ありがとう!!!    
バッチリ録画させて貰いました。欲を言えば、随所に「蟲の眼レンズ」等使って貰えれば最高に良かったと思う…生息環境が一目瞭然で理解出来るからだ!!!
これで、また、“ヘボ”ちゃんの宝物が増えた?

所で、今朝の信州はかなり冷え込んだ!!! 多分、寒暖計は、4~5℃を指していたと思う・・・ このような冷気を迎えると、“ヘボ”ちゃん達は、日照時間の差:光周性にアクセルが掛かり、一気にコロニーの終焉準備へと切り替える。
詰り、雄蜂の生産と、秋子:女王蜂の生産へとドライブが掛かる!!!
昨日も書いたが、ここまで気温が下がると、“ヘボ”ちゃん達、急に元気がなくなる! 夏の蟲だなーと、思う瞬間でもある・・・   
今日の山は、標高1000m地点で、大分、肌寒く、厚手のシャツに、ジャンバーを着ていて、丁度、良かった。
目星を付けて新天地開拓に臨んだが、蜂数が少なく、サイズ:中皿4~5枚という巣を2巣上げたに留まった。察するに、飼い蜂の頃、巣が小さ過ぎて、頭の黒い天敵に見付けられず今日まで残ったのだろう?と、想像に難くない?
最近、思うのだが、巨大巣は動物や頭の黒い天敵に遣られ、殆ど残っていないのが現状だ?
察するに、このようなコロニーがポツリポツリ残り、来年の種蜂として貢献する事になる!!! その昔、小林靖彦名人とヘボ談義をした事があった・・・、が、変な話、こう言うのが?、生き残りの為の優秀種ではないか?と・・・  
要は、生き残らなければ何の意味もないのだ!    

     『 夏の蟲、“ヘボ”・・・ 』

2008-09-28 01:53:34 | Weblog
             


今朝の信州は冷え込んだ!!! 寒暖計を見ると8℃だった。 和尚さんからの便りによると、新潟県境の山々は雪化粧と化した!!!と、言う…
この温度まで下がると、流石の“ヘボ”ちゃんも、朝方、通いが鈍る・・・
朝日が昇り出したら普段の通いになった。
この所、町会関係の野暮用が多く、何かと潰れる日が多い!!!
昨日は、「いきいきサロン」と称して、お年寄りを中心に、血圧測定、ストレッチ体操、カラオケ大会、ゲーム、お茶会等して持て成してやった。
此方も年寄りだが、息抜きの場として結構喜ばれている。
今夜も駅前活性化促進の会合が予定されている。10月に入ると、敬老慰労会、文化祭、ゴルフ大会等目白押しだ!!!

大分冷え込んだので、11時という遅い出立だった。
山に入るとヒンヤリ!!!!! 肌寒く感じた。 こんな気温で“ヘボ”ちゃん、餌取りに来るか? 一寸心配だった。
今日は、専ら、先に追い込んだ“ヘボ”ちゃんの詰めをしようと決めていた。
餌を撒き終わると、もう、12時だった。   
大分肌寒かったが、もう“ヘボ”ちゃんが3匹も付いた。
昨日降った雨で、地面はビタ濡れ!!!、座る訳にもいかない。
色付けをして初回の飛びをじっと見ているとうまい方向に飛ぶ“ヘボ”ちゃんが居た。これを狙う事にする。反対方向からの詰めがある程度出来ていたので、これはイージーだと思った。
案の定!!!
尾根伝いに30m程飛び、もう、落ちた!!! 「軍」だったが、巨大巣には思えなかった。
此処で昼御飯。空気は大分冷え込んでいたが、冷たいビールは美味しかった!!!
そして、残り蜂をやると、何れもヤバイ方向に飛ぶ。これは後回しにして、先程の巣を燻す!!! 予想通り「軍」にしてはチンマイ巣だった。
地形的にこの巣は残すべきだと思っていたが、ここ1~2年の間に掘り上げた穴を幾つも見たので、ご破算方式を選んだ。
此処は、過って、女王蜂を放してきたメインの場所だった。が、天敵が入り込むようになり、最近は、自然状態に任せて来た。が、かなりの入り込みようのようだ!

時計を見ると、もう2時半を回っていた。
対岸に移り、ここに餌を撒いてみた。先程の難所狙いだ!
此処にもパラパラと付いたが、この寒さになり、喰いと飛びが極端に悪くなっていた。それでも、ダマシダマシ飛ばし、“ピン”ちゃんを一つ見つけた。
そして、別方向に飛ぶ“ヘボ”ちゃんも確認。
もう少しやりたかったが、明日という事にし、先日の掘り損ないの巣を燻す事にした。後5cm!!!という所からチンチン通っていた。

急に冷え込んで来て、後2週間もすると、今度は、餌に付き難くなるだろう?と・・・そして、心なしか? 働き蜂の勢いが急に落ち出した。
と、言う事で、冷え込んだ日の蜂追いになったが、思うに、“ヘボ”ちゃんって、つくずく夏の蟲だと思った?
“ヘボ”だ、“ヘボ”と騒ぎ出したのも束の間?もう終焉を迎えようとしている。。。   

     『 論理的な蜂追いのアプローチ? 』

2008-09-26 10:56:20 | Weblog
             


 知ったかぶりをして“ヘボ”ちゃんの制空権につて、縷々、書いた。    
制空権?チョット待てよ?別に空中で採餌活動をしている訳でもない!!! 要は飛翔能力のある範囲内で空間を飛び、その圏内の木や草に居る蟲のハンチング、アブラムシやカイガラムシ類の甘露を頂戴しているのである。   
森や林によっては、コイツ等が、全く、居ない林もある。所謂、死んだ森だ!!!
こういう森だと、餌が無いので、飛行は、先へ先へと展開される。当然、勢力圏が広がる。
最近、思うのだが、飛翔能力の低い”ピンコロ”は、当然の事ながら餌不足を来す。コロニーは大きくなり得ないのである。一方、体も大きく、飛翔能力のある“軍”や“キイジス”は、コロニーの拡大に余念がない!!!
最近、つくずく思い知らされている点は、“ピンコロ”の飛翔筋は、赤い筋肉、羽ばたきの回数を上げ、飛翔力を付けている。一方、“軍”や“キイジス”の飛翔筋は、白い筋肉:羽ばたきの回数を下げ飛翔持続距離を稼いでいる。これが、勢力圏:つまり制空権の差となり現れる。と同時に、これが採餌能力の差ともなる!!!
これ等の事は、“ヘボ”ちゃんと付き合い、彼等を観察しているとよく見えて来る・・・      “ピンコロ”と“軍”や“キイジス”の羽音を聞き較べていれば自ずと理解出来る・・・

 制空権と関連させて大事な事は、“ヘボ”ちゃん達に背番号:色付けをする事だ!!!   色付けにより、飛行時間の差が読めて来る!!!
y等、一人相撲?:単独で蜂追いをする蜂狂は、自ずと限界がある!!! 先ず、5分以上かかり飛行している蜂は蜂追いの対象にしない! ただ、方向を見るだけである。彼の世行き寸前の老い耄れ爺、年相応の体力で、若者のように歩いたり飛んだり出来る訳がない!!!  
従って、この色付けは、蜂追いの中でも重要なポイントを占めている・・・
言うなれば、色付けで、蜂追いをすべきか否かを大別している。
そして、次に欠かせないポイントは、“ヘボ”ちゃんの習性を掴んだ論理的な行動把握だ! 狂う事も度々あるが、これには現役時代体で覚えたQC手法だ!!!
QC手法???    
一般の蜂狂には、何の事か判らないだろうが、製造業で働いた事がある御仁なら誰だって知っている!!! 謂わば、物事の原因系を「何故?何故?・・・何故?」、5W1H手法で突き止めていけば、答えは自ずと見えて来る!!!
訓練も必要であるが、とことんマスターすれば、この論法は瞬時に判断出来るまでになる。
謂わば、訓練の賜物だね!!!    
自慢でも何でもないが、yの蜂追いが通用しているのもこの論理的QC手法があるからかも知れない?
ジャガ、一番恐れている点は、取り尽くしを起こしてしまう点だ!!!
最近、新天地開拓にと、結構、奥山に入る機会が多くなったが、頭の黒い天敵が、在りとあらゆる山地に入り込んでいる事が解って来た。地面踏み荒らし、低灌木を折り込んであるので一目瞭然だ!!!
こういう所は、見付けると遠慮会釈なく頂戴する事にしている。 一度、ご破算にして、それから、数年して、交尾女王蜂を撒こうと考えている。。。
この論法、間違っているだろうか?    
勿論、頭に黒い天敵が入っていない場所は、見付けても間引く程度に抑えている!!! これが、yの“ヘボ”増殖法になりつつある・・・?
こんな事が出来るのも、後、10年とは持たないだろう?
しかし、このような場所は極めて限定されているのが実情だ!!!

 また、色付けと併せて、「紙縒り」も重要な存在である!!!
「紙縒り」を作る「糸」の模索には何年も掛った。たまたま、見付け出したのが、100デニールのポリエステル製の極細「糸」だった。
120デニール位のものが実在すれば最高なのだが、特別注文するには、消費量が、余りにも少な過ぎる!!!!!    

これらの組み合わせでyの蜂追い方は構成されている。
晩秋の蜂追いは、ダイナミックで野外スポーツとしては最高だが、この期間も余す所、1カ月で終わろうとしている・・・
勃々、「交尾蜂捕獲作戦」を考えなければならない時期が近付いて来た。
「交尾蜂捕獲作戦」については、また、一端の持論を書いてみたいと思っている・・・      




     『 制空権の何たるかを知る・・・ 』

2008-09-26 00:28:55 | Weblog
             


昨日は、“ヘボ”の制空権について、長々、取り留めもなく書いた。
晩秋のこの時期、制空権の何たるかを理解していると、より“ヘボ”ちゃんと親しく付き合える!!!
一昨日の事である。
某所に出掛け、餌を撒き出すとどの餌にも蜂柱が建った!!! 物凄い数の“ヘボ”だった。 内心、シメシメ!!!と・・・
餌撒きをし、直後に付くような所は巣が近くにあるものだ。
一昨日もこの類だった。  
先ず、第1投・・・ 道なりに50m程飛び、20~30mの浅い渓谷に下る。第2投。其処まで持って出た。川沿いに下り、30m程飛び、脇に落ちた!!!
実に簡単だった。

それから場所を変えた。
此処にも、ワンサカの“ヘボ”が、どの餌にも蜂柱を構成していた。
飛ばすと4方向に飛ぶ!!! 内、2方向は、“ピン”ちゃんだった。大概の場合、“ピン”ちゃんは捨てる。
それから2方向に飛ぶ“軍”をからかい出した。 色付けするものの、何れの“ヘボ”も4~6分掛かる。内心、遠いな?と・・・
内、1方向は、何となく、今し方見付けた方角に近い?と、直感した。
もう一っ方は、200m程飛び、大きな工事場の屋根を超える!!!
クソ~~~  
飼い蜂かな?
もう3時を回っていた。
思い切って工事場の裏に回った。が、飼い蜂の様相は微塵もない!!!
それから大ハプニングが始まる!!! 餌撒きをすると、パラパラとどの餌にも付いた。中に、土を咥えて来て餌に付ける御仁も居る!!! 近いぞ!!!!
  そして、背の低い桧の下を潜り抜け、キョロキョロの餓鬼式蜂追いが始まる。
立て続けに2巣ゲットした。 この地点、何となくヤバそうなので燻した。もう王台が蓋をしている!!!
そして、今朝方見付けた巣も燻した。
心筋梗塞で倒れた宮大工のおじさんとPensanにプレゼントする為だ!!!
宮大工のおじさんは、yのヘボハウスを立ててくれた方でもある! Pensanは大手術の後の病み上がりでもある! 兎も角、毎年、プレゼントする事にしている。

今日、台風並みの風が吹き立てていた。別に行く所もないので、一昨日の場所に出向いてみた。
何と何と!!!、蜂柱が建つほど居たあの蜂が、シ~~~ン!!!!!   
狐に抓まれたような感じに陥った。    
“軍”は1匹も付かない。
200~300m圏範囲に居た“ヘボ”ちゃんは、皆、燻した巣の“ヘボ”である事が解った。これを見て、“ヘボ”ちゃん達の獰猛なまでに頑張り続け勢力圏を張っている姿をマザマザ見せつけられた。
現実なまでの勢力圏の何たるかを知った1日だった。

坊主では可哀そう?    
1巣位は?と、“ピン”ちゃんをからかい、これを近所の脳梗塞で倒れたおばちゃんに!!!と、思い、掘り出した。掘れども掘れども巣が出て来ない!!!
その内に、右足に激痛が走った!!! このハチンブクを擂り潰し、またまた、開墾作業が始まる!!! 暫くすると、右肩に激痛が、また、走った!!! 
痛エ~~~   クソ~~~   
次いで、右肘にまた激痛が・・・
“ピン”ちゃんだと軽く見て、防護服だけで掘り出したのが運のつきだった。
どうやら、帰り蜂が、防護服に潜り込み、お灸を据えたようだ!!!
この世の中、何が起こるか判らない!!! 通いが少ないなんて馬鹿にして掛かるとこういう羽目に陥るんだ!!!!!! 
制空権再認識と燻し術反省しきりの日となった!!!   
でも、また、ホットな場所を見付けたよ…   

     『 制空権について考える・・・ 』

2008-09-25 01:47:37 | Weblog
              


今夜は、“ヘボ”ちゃんの制空権について書いてみたい…
制空権?????
何処かの国の空軍を思わせる? “スズメバチ”や“蜜蜂”の世界にも制空権なるものがある。 言って見れば、マァ~、似たようなものだ!
“スズメバチ”と一口に言っても、チビちゃんの“Vespulaの仲間”~ジャンボサイズの“オオスズメバチ”まで種類は多い。
“蜜蜂”は、蜜を求めて2~4kmはヘッチャラで飛ぶと言われている。“オオスズメバチ”はと言うと、これも2kmはヘッチャラで飛んでいるようだ? 
所で、y等蜂狂のお友達:“ヘボ”はと言うと、一般的に飛行距離はそう長くない! 
一般論で言うと、
コロニーの所在する地点を中心に蜂数は、飛行距離の等比級列的に落ちていく。即ち、コロニーの近傍に餌や巣材を求める働き蜂が多く、遠ざかるに従い、働き蜂の数は減っていく。
蜂追いをする際、餌を付ける良し悪し:運、不運で勝負が決まる。特に、yのように一人でやる蜂狂は、餌の付け方の運、不運で勝負が支配される。。。
所が、厄介な事に、自然界はよく出来ている!!! 平らなフィール等一つもない!!!谷あり山あり、藪やジャングルが・・・、川や田畑が・・・、時には建物等がある! これらの不確定条件を的確に捉え、、“ヘボ”ちゃんは、臨機応変に飛行している。だから厄介だ!!! 
更に、飼育蜂捕獲の頃に比べ、晩秋ともなると、働き蜂は、幼虫時、豊富な餌を食べさせて貰っている為、体も大きい。その為、飛翔筋がより強く発達し、飛翔距離も飛躍的に増す!!!
飼育蜂捕獲の頃(6/下~7/下)の5~6mから精々200~300mに比べ、今時になると数10m~1kmと飛躍的の飛ぶようになる。巣を出立する時の飛行高度を見れば頷ける或る時は、垂直に近い角度で立ち上がり、10~20m昇った所で水平飛行を採る。
常時、木の樹上を飛行している。
具合が悪い事に、コロニーの所在地の傾斜、立ち木の有る無しで飛行態勢は豹変する!!!
蜂追いをする時、これらの諸条件をすべて瞬時にコーオディネートさせ、作戦を立てる必要がある!!! さもないと、ただ、ひたすら、体力にモノを言わせ、紙縒りを追い続けなければならない!!!
晩秋ともなると、出立の働き蜂は、立つので、餌を巣の近くに撒いても付かない事の方が多い!!! 増してや、田や畑の近くにあると、もう、付かんヮ!!!
頭の上を飛行しているのである。渓谷等で蜂追いをする時も同じだ!!!

こんな事を経験した事がある。
某所で、どの餌にも蜂柱が建つ程付いた事があった。 これが、皆、同じ方角に飛ぶ・・・ 瞬間、「シメタ!!!」と、思った。間違いなく巨大巣!!!だと判断した。が、これをいくら追い捲ろうが、ゲットに在り付けない!!!!!
滔々、2kmほど追い詰め、辿り着いたのは、50~60箱も飼っている飼い蜂だった。
何と二日掛りの蜂追い。
50~60巣も飼うと、周辺は餌不足を喫し、ヤッコさん達は、餌を求めて何処までも制空権を広げていく。これが、2kmという驚異的な飛距離に繋がっていたのだ!!!
一般の自然界でもそうで、餌が無いと、制空権を広げる傾向にある・・・ 取り分け、田畑を撒きこんだフィールドだと、餌欠乏になる為制空権を広げる!!!
運悪く、コイツに引っ掛かると、幾ら奮闘しても巣のゲットにはあり付けない!!!

マトメをしよう!
“ヘボ”の場合、制空権は、数10m~500m(時に、2kmにも及ぶ事はあるが・・・)がいいところだろう!
これを前提に諸般の状況(山谷、傾斜、田畑等々…)変化を加味させ、「トバシ」の目標設定をする!!! これがコツだろう?



     『 9/28、ダーウィンが来た!!!:「タカ対スズメバチ」 ご覧あれ?』

2008-09-24 00:14:03 | Weblog
               


今夜、Y和尚さんが情報をくれた!!!   
「9/28:ダーウィンが来た!http://www.nhk.or.jp/darwin/」を見なさい!!!と・・・
此処には、蜂狂にとって欠かす事が出来ない画像が登場する!!!!! 
ハチクマがスズメバチを襲撃し蜂の子を食べる!!!    世界でも、先ず、初めての画像だろう? これを長野県で撮影し、本邦初公開となる。  
NHKの予告編でもチラッと見る事が出来る!!!

もう、5~6年前になるだろうか? 三宅会長と蜂追いをした事があった。当時、三宅会長も「ハチクマ」が「スズメバチ」を襲撃し、蜂の子を食べるという習性に関心を示しておられた。そのくらいだから、名人の所には色々な情報が集まる!!!
NHKがこれに注目していて、この画像が撮れるようなら、2000~3000万円の貢献料を支払いする!!!何とかならないものか?と言う依頼だった。
これには、多くの蜂狂が挑戦して来たみたいだ?
蜂追いの頃、頭の上でピーヒョロロ!と歌う「ハチクマ」を見て、三宅会長の要望を適えられないもんのか!と、思い出しながら蜂追いをしたもんだ。  
実は、子供の頃、親父と蜂追いをしていて、羽を広げ、タカが「ジスガリ(ヘボ)」を掘っている現場に遭遇した事があった。後にも先にも、タカと遭遇したのはこれだけだった。が、タカが掘った巣に遭遇したのは、数え切れない!!!
まだまだ、ピンポン玉サイズのものまで穿り上げる!!!

今回、何処かの協力が得られ実現したのだろう?、この画像が拝見出来るだけで嬉しい。
大快挙!!!    
NHKさんも乙な番組を提供してくれる!!! 有難い!!!    
蜂狂の皆さん、是非、録画等撮って、篤とご覧頂きたい!!!


参考までに、
過って、このブログでも書いた事があるが、幼少の頃(中学生)寺田虎彦の随筆集を読んだことがあった。
この随筆集の中に「鳶とアブラゲ」?(記憶違いだったら御免!)と言う件(くだり)の短編集があった。
   要点は、
「鳶」は、眼が決して良いのではなく、死肉や獲物から出る匂い物質の上昇気流を捉え、この上昇気流に沿って下降し、獲物を仕留めるのだ!!!と、書いていた。餓鬼の頃の記憶は鮮明で、「成程!!!」と、理解し、今でもこの情報は色々な所で活用している!!!
こんな事も、情報として頭に入れながら、今週の「ダーウィンが来た」をご覧になるといいだろう!!!   
番組は如何様に解説するか?も見ものである。
yの孫娘、6歳になるが、この番組を、毎週、見ている!!!と、何時も聞かされていた。夏休み、孫と蜂追いをしたので、孫娘にも電話をしておこうっと・・・!!!   


今日は、面白い蜂追いをしたが、緊急連絡事項があったので、この話は、明日以降にしよう・・・

     『 久し振りに・・・ 』

2008-09-22 11:20:03 | Weblog
              


   久し振りにドクちゃんが電話をして来た。先週も電話が来たので、立て続けに来た事になる。 

用件は、ドクちゃんの“ヘボ”研究成果の報告の一編だった。「コバクロ」を3巣飼っているそうだが、もう3kgを超えているという!!!
彼の場合、毎週のように、これを切り開き、中を覗き込む!!!そして、成長の一部始終を画像に収めているという… この成果をUSBチップに入れ彼方此方に送付しているようだが、「このチップが届いているか?」と、言う問い合わせだった。
「NO!!!」と、言うと、「アハハ・・・」と言って、笑いこけていた。
折角の成果物のお披露目なのだが、何処かで頓挫しているようだ。その数が10本だという…
別便でチップを送ってくれると言っていたが、どんな中身なんだろう? 気になる?
そして、「今週は、1週間、休暇時間が取れたので、徹底的に“ヘボ”ちゃんと遊ぶんだ!!!」と、言っていた。 

近ければ博士に行き会いたいのだが、高速を使っても片道3時間の上掛かる距離、オイソレと言う訳にはいかない!!!
ジャガ、その内に何とかなるだろう?
その後、博士がどんな観点で“ヘボ”ちゃんと付き合っているか?興味があった。
ホンの断片情報だと思うが、“ヘボ”ちゃんの餌に「味の素」を水で溶いて飲ませている・・・、と言う件くだり)があったが、二人で笑っちゃった!!!
どうやら、今年は、巣を超巨大巣にするという所に目を向けているみたいだ!!!
思うに、彼の抜群の超能力を以ってすれば、惜しい気がした!!!
この辺のトライ・アンド・エラーは、娑婆の蜂狂に任せ、“ヘボ”の生態研究に打ち込んで頂ければ、どんなに嬉しい事か…と・・・
でも、着々と文献を読み漁り、並の蜂狂とは違う観点で“ヘボ”ちゃんに接しているので、何かしている筈だ?????
近々、チップが届けられるというから、この中に吃驚するような研究成果が入っている筈だ?と、思っている・・・     
サテサテ?????  



 

     『 秋の長雨・・・ 』

2008-09-22 00:23:41 | Weblog
             


ジグザグ徘徊台風が連れて来た秋雨、秋の長雨と化している!!!  
今日も一日中降り続いた。
まだまだ、小粒の雨だからいいが、これが大粒の雨ともなると、“ヘボ”ちゃんに与える影響は大きい!!! 飛翔中、雨に打たれると、幾ら高速ハイ・エンジンを積んだ戦闘機:“ヘボ”と雖も戦闘機のエンジン出力は落ちて来る。  
最近、出入り口付近に座り込み、通いを覗き込んでいると、心なしか?今にも墜落しそうな“ヘボ”ちゃんが目立つ。これは、長時間の外役で、雨に打たれた回数に起因している。この手の“ヘボ”は、謂わば、婆さ“ヘボ”で、近々、世代交代になる御仁である。
一方、新兵さんは、元気そのもので、多少、雨に打たれてもなんのその!!!強風が吹こうが、強い雨であろうが、近場の餌には目もくれず、高度飛行を採り、出稼ぎに出掛けている。「コバクロ」に近いタイプ程この傾向は強い!!!
帰り蜂は、耳元で、急ブレーキを掛け舞い降りる為、「ボボ…ボ!、ボボ…ボ」と
腹に浸みわたる羽音を残して出入り口へ転び込む?

発泡スチロールで作った出入り口、だいぶ、拡張工事がされ、自然巣の出入り口の形相を呈している。
中には、発泡スチロールを、総て、食い破り、アングリ開いた出入り口の中まで舞い込む!!! これも通いを見る魅力の一つになっている。