『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 遂に見ちゃったァーーー 』

2007-05-31 00:06:36 | Weblog
              

庭木の手入れも一段落し、町会の仕事を除けば、当分の間、フリーの時間が持てる・・・この間に、移巣箱(骨箱)や飼育箱の清掃をしておかねばならない・・・
そう言えば、まだ、紙縒りを作ってない!!! この間、目印のビニール・シートを作ったばかりだ。
果たして1ヶ月の間にこなせるだろうか? 気になる?   

このような事はさて置き、今日、預かり物もあるので、Kanaiさんの所に行って来た。Kanai師匠、“ヘボ”ちゃんの観察で忙しいと見え、上手く連絡が採れなんでいた。
1時過ぎ、『居るから・・・』と、電話があった。
高速に飛び乗り、2時少し前に着いた。
家に近くに行くと、変なオジさんが田圃の土手にしゃがみ込み、異様な格好をしている・・・
ハハン!!!直ぐに判った。   
栗の朽ちた古木から“ヘボ”ちゃんを追跡している最中だった!!!
見ると、朽木を齧っている“ヘボ”ちゃんが・・・    
今年始めてみる光景だ!!!
直ぐ様、朽木を齧り去り、暫く、間が空いた。
その近くに『1巣見つけた!!!』と、言う・・・  やるネェーーー師匠!!!
その頃から雨が降り出した。
どうしても、このブログに載せたい!!!と、カメラを構えていると、先程の御仁がやって来た。 カメラを近付けると、脅威を感じ取ったのか?逃げ去ってしまった。。。 ウムーーー、無念。
雨が土砂降りになり出した。
如かして、場所の移動・・・Kanai師匠のガラス・ヘボハウスへ・・・
色々と細工したカメラを3台も持ち込んでの撮影に・・・
Kanai師匠も買い立てのGX-100でパチパチ・・・  途中から、今日持って行ってやったワイコンを付けての撮影となった。
ガラス・ハウスの“ヘボ”ちゃんは盛んに砂糖水と生き餌の蝿、ガガンボモドキ、蛾に来ている。
取分け、ガガンボモドキは好きのようだ!!!カメラのフラッシュ等物ともせず、齧り捲っている。
二人の顔を緩みっぱなし、ニコニコだった。     
時の経つのも忘れ、何時間観察しただろうか?
今日も、また、いいものを見せて貰えた!!!考えてみれば、半年振りと言う事になる・・・
この数々の画像を此処の画面と、『蟲の目の世界』で紹介して行きたい・・・
この画像をクリックすると大画面になるよ!

それから、暖炉付きの座敷にお邪魔し、美味しいお菓子でお茶をご馳走になりながら『ヘボ談義』・・・
幸せだネェーーー
オマケに、初期創巣の生掘りのビデオまで見せて貰った。
それは、始めて見る光景だった!!! 成程ネェーーー  ウンウン。。。
それは、女王蜂1匹の巣を掘り上げる光景!!! 
Kanai師匠曰く『 初期創巣の巣でも鼬やテン等の小動物に遣られる事が、実に、多い!!!』と、言う・・・
この方法は、初期営巣の巣の保護になっているのだ!!!、と・・・
yのノウ・ハウには無いテクニックだったので、大変、参考になった!!!
世の中、広し!!!色々な蜂狂が居るんだ!!!と、感心しきり・・・      

もう、5時半を廻っていた。
もっと見たい気持ちもあったが、今日は、やや肌寒く、“ヘボ”ちゃんの動きも悪くなりつつある・・・と、長居を謝して、お暇した。

それにしても、多角的の試みを色々とされている。。。この分野では、トップクラスのノウ・ハウを確立している師匠と見ていいだろう!!!
次回は、巣を見付けた時点で、生掘りする光景を拝見したいと思っている。
オモシレーーー(面白い)ヨーーー!!!
乞う、ご期待。

    

     『 ひつこい!!! 』

2007-05-29 23:49:04 | Weblog
           

信州・松本地方は、今、全山、『ニセアカシヤ』が、咲き乱れ、遠くからも白く見えるほどで、『ニセアカシヤ』の近くに行くと、強い匂いで被い尽くされている!!!
この『ニセアカシヤ』から濃厚な蜜が出るので、これを求めて沢山の蜜蜂が集まる・・・『ニセアカシヤ』は、かなりの範囲に分布しているので、蜜蜂もベスト・シーズンと言う事になるだろう・・・
それにしても強い匂いだ!!!    
今日は、午前中、松の消毒をした。その昔、消毒器を背負って消毒したものだが、これが結構キツイ!!! その上、危ない作業だ!!!
もう30年近く動力ポンプで消毒しているが、これでも、今日のように風が強いと殺虫剤を被る事になる。2時間ばかりで終え、雑草の草掻き!!!
これも大変な作業だ。
こうして、予定していた春の作業が終えたので、明日からは“ヘボ”ちゃんに専念できる!!!
とは言うものの、今日も、夕方、山に出掛けた。 かなりヒツコイぞ!!!    
山に着いた時、もう、4時近かった。
一番の目的は、システムを組んだばかりの『蟲の眼レンズ』の試し撮りだった。
“ヘボ”ちゃんでも居れば最高!!!、と・・・目を皿のようにし、キョロキョロ・・・
辺りは、肌寒く、昆虫は、何も飛んでいなかった。
極、稀に、草に甲虫や飛蝗・蛾等が休んでいた・・・ これでもモデルさんが居てくれて助かる。

“ヘボ”も然る事ながら、今年、昆虫の数が少ないような気がする?
余り見掛けないのだ!!!    
そう言えば、家の周りで『アシナガバチ』巣を殆ど見掛けない?
何故だろう???

     『 何か変だ??? 』

2007-05-29 00:46:03 | Weblog
           

この所、毎日のように町の回覧用印刷物の原稿依頼が来る。
中に厄介な物も含まれている・・・ 今日のは、厄介の部類!!!従って、11時近くまで掛ってしまった。
これをプリンターで打ち出し、原稿を町会長の所へ届ける・・・

そうそう、パソコンと言えば、この10日間、大変なトラブルに陥った。    
使っていると、プッツンと切れ、Power down と出る!!!一度は、このブログを書いていて、プッツン!!! ナンジャイ??? コヤツめーーーー!!!
言わずと知れた、書き直し!!!       
こんなトラブルが頻繁に起きるようになった。だが、翌朝、スイッチ・オンすると回復している。それが、滔々、一昨日、完全にバタンキュウ!!!
正直、青くなった。ソフトといい、画像の一部といい、HDDに総ては取り込めていないからだ・・・
yのパソコン師匠:pensanに来て貰う事にした。所詮、y等鼈(すっぽん)にも及ばない無能者!!!
師匠は、色々、見てくれたが、最終的にCPUのヒートシンクのゴミ付着を疑って掛った・・・ 
ケースを開いてみると、案の定、ファン、ヒートシンクにホコリがへばり付いていた!!!
師匠曰く『 この状態になると、CPUのチップを保護する為、自動的にシャット・ダウンする!!!』と、言うのだ・・・
成程!!!と、思った。
そう言えば、購入して、4年目を迎えるが、フアァンのクリーニング等した事がない・・・
現在は、至って好調・・・ 一つ、利口になった!!!
皆さん、時々、ファンの周りのホコリを取って下さいね・・・
・・・と、言う事で、pensan師匠には、何時も助けて貰っている。。。    

午後、3時を廻ったので、山の“ヘボ”ちゃんを覗きに行って来た。
これで、3回目になるが、今日は、たった1匹見ただけだった・・・
何かおかしい???
こんな年は初めてだ!!! 勿論、家の周りにも“ヘボ”ちゃんが、居ない!!!
ドウシテだろう?   ウウーーーン?
おかしい、おかしい???
夕方、近くに住むGさんから電話が来た。Gさんの家の周りにも居ない!と、言う・・・
更に輪を掛けて悪い情報が!!!  大川に『ウグイ』が居ないと言うのだ!!!
川に出掛けても、全然、釣れないと言う・・・沢山の鵜が来ていて、食い尽くしていると言うのだ!!! これも困った現象だ。
どうして異常事態が起ってしまったか?・・・不安に陥っている・・・   
それにしても?
昨年に続く不作の年であって欲しくないなぁーーー!!!

     『 蜂狂さんが・・・ 』

2007-05-28 01:30:47 | Weblog
         

昨日は、瑞浪市から、遠路、遥々、蜂狂さんが二人お見えになった・・・
かなり熱心の方々で、短い時間だったが、色々とヘボ談義が出来た。
交尾蜂捕獲、越冬の管理方法、紙縒り、それに閉鎖空間での営巣等・・・盛り沢山の話し合いが出来た。
話をしている内に、“ヘボ”ちゃんの知識欲もありそうなので、駄洒落本:『 shy・・・、the Vespula 』を紹介すると、是非に!!!と、いい、注文されていった。この虎の巻を読んで頂き、“ヘボ”ちゃんの研究をより深めて頂ければこんなに嬉しい事はない・・・   
Kさんは、瑞浪市で山林を買い、そこのヘボハウスを建てたり、また、50坪にもなる営巣用のビニール・ハウスを建て、創巣を試みられていると言う・・・
この大きさには、吃驚した。   
今年は、残念ながら女王蜂を放す事が出来なかったので、営巣は無理のようだが、春先、越冬女王蜂を100~150匹前後放す事を奨めておいた。
先駆者のKanaiさんの話をすると、どうしても行きたいと言う・・・
Kanaiさんに訳を話すと快く引き受けてくれた。
yが案内する・・・と、言うと自分達だけで行きたいと言うので、遠慮する事にした。どうやら、此方の方により興味があると見え、了解!!!の話を聞いた途端、もう、此処での話はソコソコに切り上げ、諏訪へ・・・と、出掛けて行った。
話は、上手く聞き出せたであろうか?
一寸、気になったが、その後、何の連絡もないので、きっと満足したのだろう?

こうして、“ヘボ”の研究をボチボチ始め出している御仁が彼方此方に現れ出しているのが嬉しい・・・   
折角50坪もの大御殿を建てられているので、是非、成功させて欲しい!!!

     『始めて見た”ヘボ”ちゃん!!! 』

2007-05-24 22:08:53 | Weblog
            

今日は、年寄りの冷や水!、お付き合いで、諏訪でゴルフをした。
高原を吹き渡る風は、乾燥していて、肌を撫でるような爽やかさだった!!!  実に、清清しい!!!
風は強かったものの、天気は快晴!!!
久し振りのゴルフに熱中するものの、心は、半分“ヘボ”ちゃんに関心があった。
蜂狂っちゅうもんだワイ?   アハハ !!
目玉は、ショッチュウ、辺りをキョロキョロ・・・  
しかし、それらしき物体にはお目に掛れない? 何故だろう?
滔々、ハーフ・ランウンドが終わって昼御飯。
一杯ビールを飲んで、いい御機嫌・・・ だが、目玉は、何時もキョロキョロ・・・
滔々、後半のハーフ・ランウドが終わり掛け、18ホールのグリーン上へ来てしまった・・・ 
パターをしようと構えた瞬間、心地よい響きがyの周りで聞き取れた。
“ヘボ”ちゃんだーー!!!!!    
“ヘボ”ちゃんの方も何となく儀兄弟に行き会え、嬉しかったのか?yの体の周りを何回も何回も旋回し、離れようとしない・・・
こういう光景に出会えるとウルウルするネェーーー
“ヘボ”ちゃんの旋回具合からして、この蜂は、もう営巣に入っていると判断した!!!
勿論、体の脂肪分は、スッカリ取れ、小型のハチンブクに変身していた!!!
最後のパー・パットを沈め、ヤレヤレ・・・
今日は、御多分の期待を込めてゴルフ場に望んだ。 
そして・・・
あわや、ガックリの日になるかと思いきや、滑り込みセーフで、“ヘボ”ちゃんに肖れた。  
それにしても本場でのゴルフ場・・・これ丈でもあるまいと思う?
と、言う訳で、昨日の情報と併せ、蜂狂にとって首を長くして待ち望んできたシーズンが、目先に迫っている・・・

2日前、岐阜の蜂狂さんから電話が掛ってきた。
言わずと知れた『ヘボ談義』の申し入れだった。 
こう言う話は、直ぐに乗る事にしている・・・
何人か訪れて来るらしいが、中にトンデモナイ御仁がいる!!!
電話口で話したが、
100坪のヘボハウスを建て、その中で着巣を試みているようだ!!! スゲーーー、オッタマゲ!!!   
この分では、次の土曜日は、大変な事になりそうだ!!!    
Kanaiさんも合流出来れば、『大ヘボ談義』になりそうな予感がする???
Kanai師匠、都合付くだろうか?



     『 何となくおかしい? 』

2007-05-23 23:29:31 | Weblog
         

苦にしていた赤松の緑摘みが終わった。  
若い頃は楽しんで緑摘みをしたものだが、最近は、松の手入れ:緑摘みと秋のヒネっ葉取りが、冨に苦痛になってきた・・・
5本もやるとなると、延べ日数にして、40日位している事になる!!!
これじゃー苦痛な訳だ!!!
でも、スカッと仕上がった!!!

晴れて、“ヘボ”ちゃんと戯れる事が出来る・・・    
今日は、別格の快晴だった。
午前中は、『イワチドリ』の水遣りと消毒・・・
3時近くになって山へ“ヘボ”ちゃんのご機嫌伺いに出掛けた・・・
何とか、『ヘボのアルバム』へ載せられるような写真を撮りたいと・・・カメラを3台も持って出掛けたのだ・・・
彼是、1時間の上ホッツキ歩いたであろうか?、結果、お目に掛れなかった!!!!! 何故だろう?
昨年はあれ程居たのに? 不思議でならない!!!
野苺にはミツバチやハナバチがワンサカ来ていた!!!
それと、不思議な事に春蝉が、全然、鳴いていないのだ!!! これも不思議??? 
それでも、よく耳を済ますと、遥か彼方で1匹がガオガオと鳴いていたのが聞こえてきた。
陽気が遅れているのだろうか? そう言えば、春の山菜:タラの芽の吹きが遅かったなぁーーー
こんな状況を見てきたら、何となく寂しい思いに包まれてしまった!!!    
この分だと、多くの蜂狂をガッカリさせるような事態に陥らないとも限らない思いがしてきたのだ?????

時間を置いて、また、出掛けようっと・・・  それにしても、気になる?    

    『 珍しい蜂狂さんの訪問! 』

2007-05-22 00:29:16 | Weblog
          

Kanaiさんの所へ訪問した時、カメラが話題になった。
yは、こんなのを使っている・・・と、3つばかり揚げた。
そして、チャンスがあったら、買って欲しいという事だった。

偶々、昨日、御馴染みの店に顔を出すと、GX-100の在庫があると言う!!!    
掛け合うと破格の値段を出してくれた。 サンキュウ!!!     
その場で、Kanaiさんに電話を入れた。が、留守電だった。
帰宅後、電話が来て、どうしても欲しいと言う!!! 併せて、スパイク付きの軽量長靴も!!!
そして、今日、急遽、来る事になった。
ニホンミツバチの分蜂の処理で若干遅れたが、2時過ぎ来た。
そして、取敢えず、我蜂飼いの場や『イワチドリ』等見て頂き、蜂狂用戦略商品を買いに出掛けた・・・
上手い具合に、総て、手に入れる事が出来、取敢えず、満足!!!
スパイク付きの軽量長靴、10数パーセントも値上がりしていて驚いた。    
何と@13000円だと言う!!!
価格も価格だが、これは実に素晴しい!!! 履いて飛び歩いても足に負担が来ない! 第一、スパイクが付いているので、かなり、安全だ!
足をやられ、死に至ったと言う話はよく聞く!!! 足元さへシッカリしていれば、かなり安心出来るのだ!!!
yも、予備軍を、後、一足買っておかなくては・・・

GX-100もジャスト・イン・タイムで購入出来た。
これからKanaiさんが独自開発した技法を画像で見せて頂けるだろう!!!

そうそう、近い内に、KanaiさんもHPを開設したいと言っていた!!!   
このカメラを使ってKanaiヘボ理論が解説されるだろう?・・・
楽しみである。。。
兎に角、誰もやらないヘボ理論を実践しておられるので、その日が来るのを、今から、待ち焦がれている・・・    


     『 今年、初めて山の散策を・・・ 』

2007-05-21 00:53:02 | Weblog
      

松の緑摘みも一段落したので、午後、yの“ヘボ”特区を散策してみた・・・
家を出たのは、2時を廻っていただろうか?
山に着き、車から降りると、一寸、ヒンヤリした。
なるべく日向を中心に小一時間散策してみたが、『アカンバチ:キイロスズメバチ』一匹を見ただけだった。    
『アカンバチ』は、野イチゴの白い花で蜜を吸っていた。
このギャングのみ!
何故だろう???と、考えてみたが、やはり気温が影響しているのでは?と結論付けした。 日陰に入るとヒンヤリとした。
よくよく考えてみると本来居る筈の『春蝉』の声を、全く、聞かなかった。
今週中、暖かい日を見計らって、もう一度散策に出掛けなければいけない・・・      
昆虫は、温度に敏感だ!!!

     『 閉鎖空間に於ける餌取りについて・・・ 』

2007-05-17 22:43:42 | Weblog
            

『タカ研』の今井会長さんからこんな問い合わせがありました・・・  

先のKanaiさんの閉鎖空間に於ける自然営巣の説明の中で、女王蜂が盛んに餌取り活動をしている旨、報告しましたが、砂糖水は、兎も角として、『蝿』を齧っていると書いてあるが、固形蛋白を食べているのか?と・・・
一寸、説明不足だったので、ミス・アンダースタンディングを生じさせてしまったようです。
事実はこうなんです。 
Kanaiさんは『蝿』を養殖しています。多分、鶏の肝だと思いますが、これに金蝿が卵を産み付け、蛆がウジャウジャ居た。大きく育った物は、蝿となり舞い出します。これをタモで捕まえ、虫ピンで巣材用の栗の朽木に止める。
止めたばかりは、翅をバタつかせていた。
女王蜂共は、此処が、動物蛋白の食料在処だと知っていて、よく来る。そして、まだ、新鮮な『蝿』を齧り出す!!!
ここまでを述べてきた。。。
この齧りを良く眺めていると、丁度、マッチ棒の先位の肉団子にして、この時点では、肉団子を運び去るのではなく、その場で長い時間を掛けて噛み砕いていた・・・多分、間違いなく、噛み砕きながら、肉団子の汁を舐めているのだと見た・・・ 
Kanaiさんに聞くと『体液を吸っているようだ・・・』と・・・

巣材を齧り出したり、この肉団子を運び出すような時が来ればしめたもの、もう、間違いなくこの閉鎖空間内に営巣が始まっていると見ていいだろう。。。

このように、閉鎖空間で、女王蜂の活動が手に採るように観察出来るのは、初期時の女王蜂の生態が確実に解明出来、ヘボちゃんの世界が、一歩見えて来た・・・、と、感激、一入だった!!!
ウウーーン!!! 成程ネェーーー    
『ヘボ』に寄って、『ヘボ』を知る!!! 当に、この感を抱いた日だった。

今日の画像は、ムービーを回したので、女王蜂が『蝿』を齧っている模様を・・・
ムービーは、画素数が低いので、画質がどうしても落ちる・・・致し方ないが、諸動作を隈なく取り込める利点もある!!! 
一長一短だね!

少々、説明不足だったので、補足説明加えた。    
  質問、疑問、ホット・ニュウスがあれば、ドシドシ、『コメント』欄をクリックして投稿して下さーーい・・・  
此処は蜂狂の情報交換の場で~~す!!!      

     『 女王蜂の成熟について考える・・・ 』

2007-05-15 23:59:59 | Weblog
                 


毛虫以外、昆虫は大好きだ!!!
子供の頃から、中でも、『ジスガリ(ヘボ)』と『蝉』『クワガタ』『カブトムシ』は大好きだった。言って見れば、遊び友達だった・・・
だから、これ等の昆虫の習性や本能は自然観察で覚えてきた。        
取分け、『蝉』は得意だったネェーーー

さて、一般的に、昆虫は、生涯サイクルが短いと言う事もあるが、大人になるのが早い!!!
幼虫から羽化し成虫になったかと思うと、直ぐ、交尾し、産卵する・・・ こんな芸当はそう簡単に出来ない。     
蝶等は、その際たる物であろう!!!   
『ヘボ』ちゃんは、その生活パターンが、若干、違うが、それでも、成虫になり、一週間足らずで交尾状態に入れる・・・
こんな芸当、人間を始め食物連鎖の上位に君臨する哺乳類群、どう逆立ちしたって出来ない相談だ!!! この他にもギョッとするような芸当が、仰山、存在している。
此処に、昆虫達の不思議な神秘が存在する。。。
中でも膜翅目の『ハチ』や『アリ』は、計り知れない神秘の山々・・・山である。

数回に亘って、Kanaiさんのヘボハウスの模様を縷々述べてきたが、女王蜂の神秘の数々は驚くばかりである・・・
話の序に、一寸、この神秘の一端を述べてみたい・・・

女王蜂は羽化して1週間から10日もすると一人前になり、旅立ちとなる。
野外には、既に、旅立った雄蜂が居て、陽の当る大木の梢や日当たりのいい大木の日向場で女王蜂を探して行ったり来たりのグレ活動(徘徊行動)をしている。
よくしたもので、旅立った女王蜂は、日向場に集まる。
木の葉に上で休もうものなら、直ちに、雄蜂が、羽交い絞めの交尾活動を採る・・・
そして、目出度く交尾が成立する・・・そして、雄蜂の精子が、女王蜂の交尾嚢に送り込まれる。この頃の精子は、まだ、未成熟の精子らしい!!!
だから、暫くの間は此処:交尾嚢に収まっている・・・
蛇足だが、精子は、所謂、精子と精子の固まり:精球の両方がある。“ヘボ”の精子は、見た事がないが、“コオロギ”等は精球である。昆虫の場合、精球が多いようだ? この精球をメスが、取り込むから不思議だ!!!
精子は、女王蜂の体の中で冬眠中に徐々に成熟し、ある成熟点に達すると、交尾嚢から受精嚢へ移動すると言う・・・  神秘:その一

旧ソ連の昆虫学者:Данилебский(ダニレフスキー)の『昆虫の光周性』に依ると、一般に、昆虫は、極めて生活環境の厳しい冬期若しくは乾燥期、休眠するが、この期間、唯単に、厳しい環境を逃れる為に休眠と言う仮死状態の期間を過ごしている訳ではないと言う・・・休眠期間は、極めて、徐々にではあるが、体を成熟状態に変化させている大事な期間だと言う・・・決して、ネガティブな期間ではないのである!   神秘:その二
“ヘボ”ちゃんは、タップリ蓄え込んだ体脂肪:グリセリンを僅かづつ燃焼させ、生命を維持しているのである。体脂肪:グリセリンは、厳冬期、休眠中に使うエネルギー源なのだ!!!
交尾蜂が、越冬期間中死亡するのは、温湿度管理が悪いか?この体脂肪不足によるガス欠の為だ!!!

早春、冬眠から目覚めた女王蜂は、暖かい日、花の蜜や小昆虫を求め餌探しをする・・・かなり活発な行動を採る。この模様を数回に亘ってKanaiさんの御好意を得て、紹介させて貰った。と言うのは、自然界では、娑婆が広大過ぎて観察が困難だ・・・ 今回、図らずも、小規模ながら、その活動が手に採るように観察で来たのである。給餌と徘徊活動、穴探し行動等を通して、体脂肪が燃焼され尽くされ、筋肉質に変わり、体は、働き蜂と女王蜂を兼ね備えた体に体質転換される・・・
この頃、卵巣が発達して来ると言う・・・
この時期が、営巣開始のシグナルになるのだ!!!   神秘:その三

暖かい地方では、もう、営巣が始まっている。    
ドクちゃんの話だと、4/中、豊田市近郊では営巣が開始されていて、育房が、8個ほどあったと言う・・・
信州では、早稲、晩生の差はあるが、5/10頃が、丁度、境目だろうと推測則している。ジャスト、今時なのである。

オギャァーーー、と、生まれて、この方、女王蜂も、年を跨いで苦労するなぁーーー 本当にご苦労さんである!!!
こんな事を知ると、“ヘボ”ちゃん資源を無駄には出来ない!!! 手を掛けてでも、労わってやらねばならない。takeオンリーは困ったものである?

今日の画像は、我が家の『ウメモドキ』の枝に巣造り仕出した『アシナガバチ』の様子を・・・ これは一情報で、“ヘボ”ちゃん、勃々、営巣し出す事を伝えている・・・