『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

    『 冬眠中の“ヘボ”ちゃん・・・ 』

2007-02-28 11:48:33 | Weblog
       

これから所要で東京まで行かねばならなくなった。
僅かな時間を利用してカキコするが、今日は、こんなのを見て頂きたい・・・ 

“ヘボ”ちゃんを飼っていると、正直、一年中、何らかの形で関われるから幸せだ!!! 今時のお付き合いは、勿論、冬眠女王蜂・・・
彼女等を見ていると、色々なポーズをしてくれているからこれ等を画像に収めるだけでもルンルン気分になる。
まして、先日、今井会長さんから思わぬ贈り物が届き、新たな発見をした。
ズバリ、『コバクロ』が沢山入っていたのだ。
信州の“ヘボ”ちゃんと顔立ちが一寸違うね!!!
今日は、時間がないので、出来ないが、相違点をワードでコメントを書き込み、これをプリント印刷・・・、そして、スキャナーで読み取り、アドベ画像にして保存すれば見て頂ける・・・ 別の機会に譲ろう・・・

こんなポーズ可愛いと思いません???     


    『 写真撮影・・・ 』

2007-02-27 23:43:27 | Weblog
           

昨日で、『イワチドリ』の植え替えが一通り終わった。
鼻水を垂らし、ラジオを聴きながら蘭舎の中で一日中作業をするのもいいものだ・・・
土から出る土ホコリが酷く、体中、真っ白になる・・・

今日は、今井会長さんから送られてきた美濃:東濃の“ヘボ”ちゃんを中心に撮影しようと試みた・・・
が、今時の陽気になると5分と経たない内にモソモソと動き出してしまった!!!
冬眠姿半分、目覚め起き立てのカワイコちゃんを半分・・・そんな感じの撮影に終わった!!!
して、これを撮るカメラはと言うと・・・
言わずと知れた①.自己流“蟲の眼レンズ”、②.一眼レフにMPE65を付けた拡大マクロ写真に絞って撮ってみた・・・
最近、普通のマクロ撮影は、余り特長がないので、門題外となってしまった・・・

100枚に上撮ったであろうか?
画像を撮るのはそう難しい事ではない!!! が、画像の整理をキチンとしないと、後でファイルから引き出す時に苦労する・・・
と言うより、画像が堪り過ぎているので、見付けるのに難航してしまう・・・
で、すべて、名前を付けて保存するので、時間が掛ってしまう・・・
漸く、半分終わった所であるが・・・ これが大変だ!!!   

今年になった1000枚くらい撮ったので、オフ・シーズンの間に、追々、紹介する事にしましょう・・・

今日は、こんな物です。。。 こういう姿、ダーーーイ好き!!!    



    『 ♂の●●ンコ 』

2007-02-26 22:19:38 | Weblog
       

ややクドクなったが、長々と“ヘボ”ちゃんの体の事を書いて来た・・・
どうせ、“ヘボ”ちゃんと遊ぶのであれば、これ位の事は知っていて損はないだろう? 知らないより、知っている方が、何かにつけて役に立つ事が多いものである!!!

まだまだ、書きたい事は山ほどあるが、この位にして、次へ進もうと思う・・・
今日は、このシリーズの終焉として、交尾時、よく目にするヘボちゃんの○○ンコを紹介しよう・・・
ヘボハウスの中では、雄蜂がバルバを広げ、○○ンコを出して女王蜂を追いかける姿を、よく、目にする・・・
そして、この撮影に成功した・・・
こうして見ると、何となく“箆(へら)”か、黒い“オシャモジ”のように見えるねえーーー  成程!!!     

    『 神経系・・・ 』

2007-02-26 00:09:14 | Weblog
         

昆虫:“ヘボ”をからかっていて面白い事を見出す。
yは、夏場、蜂追いをしているとよく“アカンバチ:(キイロスズメバチ)”が、やって来て、邪魔され、怒り心頭になる事が度々だ!!!
このような時、肉団子を切る鋏で“アカンバチ”をジョッキンする!!!
すると、“アカンバチ”は、例え、頭、胸、腹に分断されようが、まだ、各々がピンピンしているのに驚かされる!!!
分断された頭でも食い付いて来やがる!!! 腹部等は、毒針をピコピコ盛んに出し入れしてる光景に出ッ化す!!! “ヘボ”とて同じだ!!!
人間を含む哺乳動物は、残念ながら、このような真似は出来ない!!!
我々、人間共は、幾ら威張っていても、バタンキュウ!!!ハイ、それまでよ!!!なのだ。。。   
何故だろう???
“ヘボ”:昆虫の体は、実に良く出来ている。
以前、3体節に分かれている旨の説明をしたが、頭部には、脳と食道下神経節が、胸部には、前胸・中胸・後胸神経節が、そして、腹部には、第1腹・第2腹・第3腹・第4腹・そして最終複神経節が、夫々、脳の働きをする神経節(球)が、体をコントロールしている。
人間の脳オンリー等とは訳が違う!!!
従って、体をバラバラに分断されてもかなりの時間生き永らえ、且つ、夫々の役割を果たせるのだ・・・
分断された“ヘボ”の腹は、何処に産み付けられるかは別として産卵能力があるし、毒針は、ピコピコ出し入れし、これに触ろうものなら痛い目に遇う!!!ナマの蜂ソノモノだ!!!

これ等の神経節は、神経球とも呼ばれ、言って見れば、脳の働きをしている!!!
近年、世界各国の脳神経学の学者が、これ等微小脳の研究をしていて、脳、神経球に纏わる働きが、徐々に解明されつつある・・・
そして、この分野でノーベル賞を採った学者はかなりの数に登っている。
何故、そんなに価値があるかって???
ムシケラの脳だ!、何て馬鹿にして呉れるな!!! 確かに脳の目方は1mg前後と少ないが、我々人間共の巨大脳と、略、同じ構造・働きをしている事が判り、注目されている・・・

そして、別の意味で人間共等が持ち得ない太陽コンパス、地磁気コンパスを上手く利用してこの地球上を自由自在に飛び廻っている・・・ このような超能力には恐れる・・・
如かして、このような事を勉強し出すと、“ヘボ”ちゃんの驚異的な本能・修正が解き解される可能性が見えてきた・・・

これ等に纏わる専門書の一部が、出されているが、詳細は、それら文献に委ねるとしよう。
このような話が出てきた序に、“ヘボ”ちゃんの頭部の脳、食道下神経節(球)が、如何様に(既に述べてきた・・・)体をコントロールしているか添付模式図を見ながら照らし合わせて下さい・・・辿って行くと、頷ける点が出て来るよ・・・

この項を見て頂き、蜂追い時、“ヘボ”ちゃんの学習能力がある訳がなんとなくお解り戴けるだろうか?   

それにしても、興味のある分野だね・・・ 今、この爺、この解明に嵌り込みつつあるのだ・・・     



    『 感覚器官:化学受容器 』

2007-02-24 23:07:08 | Weblog
         

“ヘボ”ちゃんと戯れていて、特別感ずる事に、『嗅覚』が上げられる・・・
“ヘボ”は、人間のような“鼻”を持っている訳でわないが、嗅覚は、別格、優れていると思う!!! 蜂追い時、生臭いとは謂え、あの広大な大自然の中で、点にも満たない魚や烏賊の匂いを嗅ぎ分け、やって来るのには感心する。
どのような仕組みになっているのだろうか? 一寸、興味がある!!!

子供の頃の話になるが、まだ、中学1年の頃だったと思う。近くの公民館に貸し出し図書が仰山あった。
これに目を付け、夏休み中、長編小説の『宮本武蔵』を読み切った記憶がある・・・また、寺田虎彦の随筆集等も読んだ。
寺田虎彦が哲学者である事はご存知だと思うが、氏は、自然界を実によく観察していた。沢山ある随筆の中に『鳶とアブラゲ』と言う件があった。
“鳶”は、餌を取る際、目を使っているのではなく、餌から出る匂いが上昇気流に乗って上ってくる匂い成分を旋回中に見付け出し、これを辿って餌にありつける・・・だから数十m、数百m上空を旋回していても餌を見つけられるのだ・・・
決して目が言い訳ではない!!!と

“ヘボ”ちゃんもそうだろうと思う?・・・ 幾ら嗅覚が発達していると言っても、大自然の中で点にも満たない餌を見付け出すには限界がある・・・
矢張り上昇気流を利用しているのである。
更に驚く事に、“ヘボ”や“蝿”の嗅覚感度は、人間等に較べ、数十倍から数百倍の感度を持っているらしい・・・
“ヘボ”の嗅覚は、①触覚、②脚に腑節、③口にある事は、既に、述べた。
これ等の器官に添付模式図のようなセンサー:化学受容器が開かれていて、これで餌や忌避物質を嗅ぎ分けている。
化学受容器には2種類あり、剛毛の中に味覚、匂い物質を感じ取る神経が延びてきている器官と、もっとオープンに開いている器官とがある・・・
肉眼では、見る事が出来ないが、顕微鏡、電子顕微鏡等使うと見えてくる。

それにしても素晴しいセンサーを持っているね・・・   
最近、学者先生が、神経行動学と言う分野で、昆虫の匂い物質の感じ取り方、この記憶システムを研究されていて、かなりの点まで解明されてきた。
これ等の匂いは、“ヘボ”の頭の脳:言うなれば微小脳の『キノコ体』と言う部分で分析、指示命令されている事が判ってきた。
そして、昆虫の中でも、“蜂”や“蟻”等の膜翅目の昆虫は、記憶能力が、別格、優れている事で知られている・・・また、学習能力を持っている。
微小脳にも拘らず、この記憶力、学習能力が注目され、微小脳の研究が、盛んに行われ出し、解明されつつある。
そして、この微小脳は、基本的に人間の脳と、略、同じ構造をしていると言う驚くべき事実が判明した!!! 

この件は、かなり難しい学問になるので、また、何時か機会があったら要約解説を試みたい・・・   

     『 “ヘボ”の感覚器官 』

2007-02-23 21:48:25 | Weblog
         

これ丈ウジャウジャあるお毛毛は、単なるお毛毛ではない!!!
同じように見えるが、夫々、意味を持っている。
専門用語で言うと、添付挿絵の模式図のような名前が夫々付いている。個々についての説明はややこしくなるので止めておくが、既に述べた“複眼”や“単眼”も感覚器官の一つである。これに、明日、書こうと思っている嗅覚器官が加わる・・・
このウジャウジャあるお毛毛、我々、人間にある頭の毛や体毛、陰毛等と違い、極めてハイ・センシティブなセンサーである!!!
これ等のお毛毛のお陰で、あのジェット機のようなハイ・スピードで野外を自由自在に飛び回れるのである。
また、これ等のお毛毛の一部は、温度や湿度を感じ取る能力も持っていると言うから恐れ入る。   

こうして、ヨクヨク、“ヘボ”の体を見ると、“感覚毛”は、頭部、胸部、腹部、脚、それに翅にまで付いているからマクロ的に見ると毛だらけと言う事になる。
フムーーー!!!   

     『 “ヘボ”の剛毛 』

2007-02-22 23:12:45 | Weblog
         

『コバクロ』の件(くだり)は如何でしたか?
一寸所ではなく、『コバクロ』に関しては、ついつい、興味津々になる・・・

さて、一寸飛び入りをさせて貰ったが、今日は、“剛毛”について講釈を述べてみたい・・・
普通、肉眼で見ると、“ヘボ”の体には、何となく毛が生えている事は判るが、そそ、そんなに、気が点く程でもない。
でも、こうして、拡大レンズを通して見ると、イヤハヤ!!!恐れイリマスル!!! ナンジャイ!!!この毛は!!!
こんなのを見ると食うのに、一寸、気が引ける!!! と、言うより、ご遠慮したくなる・・・

これ等の剛毛は、夫々に意味を持っているのだ!!!
即ち、センサーの役目を果たしてる・・・ 空恐ろしい話だ!!!
この詳しい話は明日に譲るとして、今夜は、このウジャウジャのお毛毛をしかと御覧頂きたい・・・
それにしても、スゲーーーナァーーー!!! 

     『 “コバクロ” について 』

2007-02-21 23:18:55 | Weblog
         


もう少し、続きを、カキコさせて下さい・・・

昨日は、『シダクロ』と『クロ』の何タイプかの話をしたが、“ヘボ”には変わりない・・・ そして、更に、言うならば、これに『キイジス(キオビクロスズメバチ)』と『ボンボン(ツヤクロスズメバチ)』が加わって、所謂、『ヘボ』:クロスズメバチ族が構成される・・・
蜂狂の多くは、『シダクロ』の中の『軍・軍』に最も興味を示す!!!
が、ドッコイ長さん、この『軍・軍』が、そうは棲息していない・・・
多分、察するに、“ヘボ”コンテストに出す蜂狂の多くは、この『軍・軍』を狙って飼い蜂にしているに違いない?
上位入賞者は、この術をマスターしているのだ!!!
この事を『極楽蜻蛉のヘボ談義』に書いてた所、かなりの反響があった。
中で、最も関心を示したのは、???
そうなんです。 ドクちゃん!!!   
彼は、真剣になって『軍・軍』の分析を急いだ!!! そして、このタイプの“ヘボ”を『コバクロ』と呼ぶようになった。
どうしてかって???・・・ yの苗字の一部を付けて捩ったのだ・・・
そして、ドクちゃん曰く『“コバクロ”は、普通の“軍”よりは、翅が長い!!!』と・・・そして、ある日、大阪大学の医学病院でDNA鑑定をして貰ったらしい・・・ して、また、報告が来た・・・
『試料が、少ないが、“軍”と“コバクロ”は、明らかに別の遺伝子を持っていた・・・』と・・・
これには恐れ入った!!!     
これを公にしたいのだが、それには、もう少し試料サンプルが必要になるようだ。そして、その費用は、なんと、200~300万円になると言う・・・ 
ドクちゃんは、当初、自分で稼ぎ出してもやりたいと言っていたが、一寸、掛りすぎるヨネェーーー  個人では、限界がある!!!
でも、違うタイプの“ヘボ”が間違いなく居る事が判った。

そこで、そこで・・・
yの目に狂いが無ければ、昨日、今井師匠から届いた女王蜂の中に沢山『コバクロ』が居る事が判った。
昨日の画像で理解出来た方は、ピンポーーーン!!! 合格点だろう?

この更なる確認を狙って、今日、“ヘボ”ちゃんの顔写真の撮影を試みた。。。
居る~~~、居る~~~!!! 『コバクロ』タイプの女王蜂が・・・     
今時になると気温が高い為、5分もしない内にモソモソ動き出し、中には、這い出す御仁もいた・・・   
して、“ヘボ”ちゃん撮影会は、短時間で終わらざるを得なかった。  
でも、確実に、かなりの『コバクロ』が、居る事が判った。
もう少し冷え込む日が来ないかナァーーー  ウウン~~~
冷え込んだ日に、どうしても、Canon MP-E 65 で拡大顔写真を撮らねばならない・・・    
それにしても今井師匠は、流石だと思った!!! スゲーーーなぁーーー!!!       この御仁達は何処の産なんだろう???

所で、今日は、拘りの自己流“蟲の眼レンズ”でかなりアップして撮ったので、昨日よりは判り易いだろう・・・
この違いが判らないと蜂狂にはなれないかもよ~~~????    
もっと、いいのもあるが、先ず、師匠に報告してからと言う事にさせて下さい。
その内に、『蟲の目の世界』のブログに載せたいと思っている・・・


     『  来ました、来ました!!!  』

2007-02-20 23:17:43 | Weblog
          

来ました、来ました!!!   
今井師匠さんの所から調査研究用の冬眠女王蜂がやってきました。
『タカ研』の昨日のHPにもありましたように、昨年は、数回、今井さんと“飼育用の蜂追い”“蜂獲り”をしました。都度、師匠は、信州の“ヘボ”は、オトナシク、そして、やや小振りだと・・・
生掘り時、『美濃・東白川辺りの“ヘボ”は、かなり攻撃が強い・・・』と・・・何回も言われていたのが印象的でした。
機会があったら、何処がどう違うか調べてみたい!!!と師匠と話し合ってきたのです。
両者の違いが何処にあるか??? ちょっと興味が湧く話ですよネェーーー

取敢えず、冬眠中の女王蜂の中に違った体形の女王蜂が居ないか調べる事にした。
それが、今日、来たのです。
暖冬続きで、師匠は、何時送ろうか悩んでいたようです!!! 寒い日が3日と続かない今年・・・
これ以上待っても寒い日は来ないと決断した師匠・・・それが、昨日の発送に・・・

師匠は、上手い具合にクールボックスに入れ、冷媒を入れ、しかも、クール宅急便で送ってくださった。開けてみると99パーセント冬眠状態にあった。流石ぁーーー!!!     
早速、管理保管箱に入れ、長旅を癒してやった。
が、見ると、管理保管箱の氷は溶けていた!!!   アッチャァーーー      
慌てて氷を入れてやり、暫くしてから撮影に入り出したが、この時は、半分以上が起き出していた。。。。。
ヤバイ!!! 今日は撮影にならんな?・・・
案の定、今日の撮影は困難だった。それでも10数枚撮ったであろうか?
そして、画像を編集整理していて、奴豪い事を発見した。
イヤァーーー、中に人相の違う“ヘボ”ちゃんが混在しています!!!     
yの眼力に狂いが無ければ?ドクちゃんが名付けた『コバクロ』タイプのヘボちゃんが居たのです。これは、複眼の上にある“ナイキ”のマークが違うから一目瞭然。
多くの蜂狂は、薄々解っているようであるが、飼育巣で、4~5kg以上のコロニーにするのは、『コバクロ』タイプの“ヘボ”ちゃんなんです。
蛇足だが、yの体験から言うと、次のタイプが存在する。
1.『軍(シダクロ)』の中には、2タイプあり、
 ①『軍・軍』:『軍』の中の『軍』。所謂『コバクロ』タイプ。
 ②『軍・ピン』:『軍』なんだが、巣を余り大きくしないタイプ・・・
2.『ピンコロ(クロスズメバチ)』の中にも2タイプある。
 ③『ピン・軍』:『ピン』なんだが、『軍・ピン』に匹敵するコロニーにする。
 ④『ピン・ピン』:所謂『ピンコロ』!!!

『コバクロ』は、この『軍・軍』なんです。
この地球上には、そう多く棲息していない?(地域差がある?ようだ・・・)

早速、師匠に報告せねばならないが、今日来た、越冬女王蜂の箱の中にこの2タイプが混じっていた!!!
師匠に断りも無くその画像を載せておくが、果たして、お解かり戴けるであろうか?     


今日も、“ヘボの体”を続ける筈だったが、思わぬ題材が飛び込んで来たので、こちらを優先させ、飛び入りとさせて頂いた・・・    

     『“ヘボ”の気門 』

2007-02-19 22:34:52 | Weblog
         

昨日、書きそびれてしまったが、“ヘボ”ちゃんの気門は、外部からは見えないが、腹部の各節に存在している・・・蝶や蛾のような昆虫は見易いが、蜂族は見えない・・・外骨格の下にあるのだろう? 模式図にするとこんなで、この気門から体の各部に連結されている。
気門は、ペアーで複数個存在しているので、かなりの数に及ぶ・・・
先にも書いたように、昆虫にはヘモグロビンが存在しないので、ヘモグロビンによる酸素運搬がない!!!
従って、体の伸縮運動により気門から空気(酸素)をポンプのように入れ体の隅々まで入れるようになっている。
が、効率は、極めて、悪い・・・   
それでも立派な呼吸が出来るのだ。

この気門からの呼吸器官は、昆虫を代表する器官の一つでもある。
蜂取りに使う煙幕は、硫黄・硝石の燃焼ガスで酸素をシャットアウトし、“ヘボ”ちゃんを酸欠状態にさせると言う事なのである・・・そして、麻痺させているのだ・・・