「キイジス(キオビ)」の生息域は限られているので、このヘボちゃんについて詳細な観察をしている蜂狂は少ない?
このヘボちゃんの生態についての解明は、何年となく続けて来たので、相当の所までは掴めている!!! が、営巣開始時期?や低地環境に順応し難い?等、まだまだ、真の情報を掴み切れていない!!! 幾らかでも「キイジス」の本性を掴むべく奮闘している所である。
この観察奮戦は、もう、彼是、10数年続いている。 だから、大方は掴み切っている!
今年もチャレンジすべくコイツのスガレ追ひをした。
原因はよく解らないが、コイツの生息域でも殆ど見られなくなってきている・・・ だから、スガレ追ひもシンドクなって来た!
幸いな事に、今年、某所で驚くべく発生が見られ「スガレ追ひ」に漕ぎ着けられた。
もう半月以上も前の話になるが、コイツを4巣も見付け、生掘りし、標高1050m地点で飼育している。
我家が位置する650m地点界隈だと80~90パーセントの高い確率で、潰れる事が多い!!! 真夏の高温に曝されると温度に極めて敏感なこの種は、9月に入ると様相が一変する!
だが、標高が1000m地点まで登ると非常に高い確率で生息可能となる。
僅か350mの標高差が鍵を握っている・・・
先ずは、外観から!
読んで字の如く、黄色と黒のマダラ模様 実に、美しい!!! yは、亜高山地帯の「貴婦人」と呼んでいる。
体は「軍」より一回り大きく、性格的には、「軍」より狂暴。 飛行は高所飛行。 働き蜂から給餌を受けた子蜂は、見違える程大きくなる。
一昔前、コイツを欲しくて欲しくて難義した記憶がある。 ヒョンな事からこのヘボちゃんに嵌り込んでいく!
一般的に営巣時期が早いのか? 8月ともなると、王台形成が始まる・・・晩生の「軍」等に比べると、約半月近く進んでいる。 そして、早く店じまいをする・・・
そして、コイツは、亜高山帯1300m~1500m地点にノミ取り残された!!!
面白い事に、コイツは、諸外国でも多く見られ、外国籍は、標高数100m地点でも生息を可能ならしめている・・・ テヘランの砂漠地帯の公園や、北米カルフォルニヤ、オレゴン州のゴルフ場で相当数の「キイジス」を見た事がある・・・
こうなったのも長い年月を掛け環境適合順化?を歩んで来たと、言う事だろうか>
そして、長い年月を要して、恰も2系統居るかの錯覚に陥る・・・