日本共産党 群馬県議会議員 酒井ひろあき

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原発は今すぐ廃炉~前橋連絡会が総会と記念講演

2013年06月09日 | 原発・放射能

きのう(8日)午後、「原発をなくす前橋連絡会」の第2回総会が開かれ、55人が参加しました。茨城県原発を考える会の中村敏夫会長(元・日本共産党県議)が「東海原発の今」と題して記念講演しました。
中村さんは、東日本大震災による福島第一原発事故によって、原発の「安全神話」は完全に崩壊したとのべました。東海第二原発も、地震によって主電源と予備電源を喪失。津波によって非常用電源の冷却用海水ポンプが3台中1台が破壊され、緊急炉心冷却システムを一時作動不能にするなど「あわや」という事故だったと指摘。それなのに、日本原電はそれを隠し続けてきたと厳しく批判しました。さらに同原発は、運転開始後35年目に入り、老朽化の症状を顕著に示していること、原発の半径30キロ圏内に100万人が住み、避難計画の策定は困難な状況にあることなどをあげ、地震大国日本では、「すべての原発の廃炉」と「核燃料サイクルからの撤退」しかありえないと強調。今月28日(金)29日(土)に茨城県で開催される「東海第二原発の廃炉を求める全国交流集会」への参加を呼びかけました。
前橋民商の大野豊文会長、群馬農民連の目黒奈美子事務局長は、欧州での自然エネルギーの取り組みについて視察報告しました。
講演に先立つ総会では、今後の方針として、毎週金曜日の駅前行動や自動車・自転車パレード(9月)、第2回福島支援(10月5日)、柏崎刈羽原発再稼働反対へむけた風船プロジェクト、原発問題シンポジウム、学習会の開催などに取り組むことを決めました。会の代表委員に、私と医師の瀧口道生先生。事務局長に大川正治さんを選出しました。
私はあいさつのなかで、圧倒的多数の民意に逆らって原発を再稼働、輸出しようとする勢力に未来はない、夏の参院選挙で厳しい審判を下そうと訴え。会の活動は、明るく楽しくのびのびやろう、と呼びかけました。

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