Hoei Crater
今年6月に世界文化遺産に登録されたばかりの富士山に日帰りで行ってきました。といっても今回は頂上を目指すのではなく、5合目と6合目の間をほぼ水平に歩いて宝永火口を巡るハイキングコースでした。富士山の富士宮口五合目駐車場よりスタートして、まずは富士宮登山道を登って六合目の山小屋「雲海荘」へ達し、そこで山頂を目指す登山道と別れ、水平道を進んで「宝永第1火口」へ、ついで「宝永第2火口」と「宝永第3火口」へと向かいました。
富士宮口五合目をスタート
富士宮ルート登山道のいきなりキツイ登り
六合目の「雲海荘」
宝永第1火口縁に建つ標識
第1火口(直径1.3km)の全景
第1火口の底に到着。かって皇太子殿下が座られたという「プリンス・ベンチ」があり絶好の休憩場所。ここで引き返して、下の第2火口・第3火口へ向かう。
第2火口縁から山頂方面を振り返ると、右側に第1火口(奥)と第2火口(手前)が、左側に小さく6合目の雲海荘(白い建物)が見える。
正面は第2火口越しに宝永山の山頂
噴火の気配がないかを常に探知している計測器が立ち、眼下に第2火口と第3火口が望めるところまで来たところで天候が悪化し、飛ばされそうな横殴りの強風の中で雨が降り出したので、「五合目駐車場」へと戻ることにしました。
帰り道の砂礫に咲くオンタデの花
歩行時間はほんの2時間半程でしたが、江戸時代の宝永4年(1707年)に大噴火し、100km離れた江戸の町にも大量の火山灰が降り続いたという、その噴火口跡を見ただけでも、富士山の雄大さを実感することができました。
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