Last day of Heisei-era
平成最後の日となる今日、岐阜県関市下之保にある道の駅「平成」は多くの人で混雑していました。31年前には元々この地が「平成(へなり)」と呼ばれていて年号名と同じだと脚光を浴びました。そして今回は平成時代から令和時代へつながる架け橋を渡る「通行手形」が、お土産として売れているようです。 駅の混み合う様子を横目に立ち寄らず通り過ぎました。
今日のお目当ては、岐阜県下呂市金山町にある「金山巨石群」を専門ガイドさんによる案内を聴きながら巡るツアーに参加することでした。
巨石群の案内板
冬至・春分・夏至・秋分の太陽の高さを再現
北極星の方向を示す石
北斗七星が描かれた石
冬至・春分・秋分・夏至を観測する石
線や図形が刻まれた石
隙間から差し込む光でうるう年を観測する石
遺構のなかで縄文土器が発見されたことから、推定2500年前の縄文時代に古代人が星座観測や太陽観測をしていたことを示しており、これはイギリスのストーンヘンジやエジプトのピラミッドと共通する技術力が、同じ時代に遠く離れた日本にも存在していたということ。スゴイことです。但しこれら巨石をどうやって動かし、配置し、加工したか?まだまだ謎だらけ。詳しくは「金山巨石群調査資料室」のこちらの公式HPからどうぞ。
おまけに、岐阜県郡上市明宝にある「國田家の芝桜」を見学しました。「花咲かばあちゃん」と呼ばれた國田かなゑさんが昭和36年頃から自宅の周りに植え始め、コツコツと世話をし続けて一面の花畑が出来たもの。お見事でした。かなゑさんは平成14年に亡くなったが、意思を引き継いだ「國田家の芝桜を愛する会」が今も管理されています。