Ichijodani-Asakura Ruins
NHKの大河ドラマ「麒麟がくる」は、美濃を脱出した光秀が越前朝倉氏を頼って逃げのび、後に信長に仕えるまでの10年間の雌伏期間に入ったところで、新型コロナウイルスの影響により放送が中断しています。この休止中の様子を是非知りたいものと、福井市の「一乗谷朝倉氏遺跡」を訪れてみました。
遺跡マップ
一乗谷川
遺跡の入口
戦国時代、朝倉氏は5代100年に渡ってこの地に1万人が住む城下町を造り、「北陸の小京都」と呼ばれて繁栄していました。光秀は近くの寺の門前に住んで寺子屋を開き、朝倉氏とは鉄砲指南や医学を通して関りがあったようです。その後光秀はこの地を離れ、信長の家臣となってその才を発揮していきました。
朝倉氏の館跡
館の唐門
復元屋敷
復元鎧
時代を経て、朝倉氏は信長によって滅ぼされ、一乗谷は焼き討ちされて放置されました。やがて(一乗谷川によって運ばれたと思われる)土砂に埋没して400年間に渡り水田とされていたものが、昭和になって発掘され、城下町の遺構が当時のままの状態で残されていることが判ったとのこと。現在は貴重な遺跡として整備され今も発掘が続けられています。