気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

三点のガルパンプラモデル新製品(1/35スケール)に関して

2017年05月16日 | ガールズ&パンツァー
 昨晩、模型サークルのガルパン戦車仲間のTさんから電話を貰い、最近に発売情報などが明らかになった三点のガルパンプラモデル新製品について、問われるままに色々と話しました。


 一点目は、上図の「ガールズ&パンツァー 劇場版 シャーマン・ファイアフライ サンダース大学付属高校 特別限定版」です。この6月30日に発売が予定されていますが、流通状況によっては店頭に並ぶのが7月初旬にずれこむことになるかもしれません。
 Tさんは「とりあえず、梅田のヨドバシに予約しとこうかと迷ってるんよ。どうすべえかな・・・」と言いました。

「これ、星野さんが作ったアスカモデルのあれやろ?」
「ええ、そうみたいですね。パッケージを変えてデカールつけて、あと、追加パーツとして砲身やアンテナなどの金属部品、ナオミの上半身フィギュアがつくみたいですね」
「特別限定版ってえことは、追加パーツやフィギュアの無い通常版もあるってことかね」
「おそらく。価格も安くなるんでしょうね」
「よし、そんなら通常版が出るまで待とうかね。金属パーツもナオミも不要やからな」
「そういえば、ナオミは砲手のポジションにいるみたいですから、砲塔キューポラ上に出るという場面が全く無いんですよね」
「そうそう、そういうことや。あと、問題なのは、この公式キットを買っても星野が作った段取りそのものは変わらない、ということやね」
「そうみたいですね。ハウスポートブラケットのアーム部のパーツは追加されてないようですし」
「うーん、そんなんやったら、アスカモデルの元キットを中古で買った方が良さそうやな。僕の行ってる店で3500円で売ってたし。デカールはモデルカステンのセットがあるし」
「その3500円のを買うたらええんちゃいますか」
「そうするかねえ。よし予約は取りやめにしよう」

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 二点目は、上図の「ガールズ&パンツァー 劇場版 ティーガーII 黒森峰女学園 劇場版です! 」です。既に5月発売がアナウンスされていますが、流通事情によるのか、発売日がずれこんだのか、昨日の時点ではまだ模型店の店頭では見かけませんでした。
 Tさんは、黒森峰女学園チームのティーガーシリーズはまだ一点も作っていないそうで、キットを買うのもこれからだ、と話しました。

「星野さんはティーガーⅡはまだ作ってないんだっけね」
「ええ、まだです」
「今度の新公式キットを買うの?」
「いえ、自分は、まずタミヤのキットで作る予定です」
「ふーん、やっぱりそうなのか。タミヤでいった方が手堅いのかね」
「そういうわけじゃないんですけど、公式キットは旧版の方も手に入りにくかったんで、とりあえず色々リサーチしたんですよ。そしたら、タミヤの方が作りやすいとか、改造もしやすいとか、そういう感じですんで、まずは一輌目をタミヤでいこうかと・・・」
「え、じゃあ、二輌ぐらいは作るのかね」
「成り行き次第ですけどね。二輌目を作る気になったならば、その時は今度の新公式キットでいってみようかと」
「なるほど」
「新公式キットは、たぶん旧版を踏襲してパッケージとかをリニューアルしただけやと思いますんで、ワイヤー用のパーツが足りないとかの問題点もそのままになってるんじゃないかと・・・」
「ふーん。どうしてもピッタリ劇中車にはならんわけか」
「まあ、そういうことです。タミヤのキットで作っても、ものすごい改造の手間がかかりますから」
「うわー、かなわんな」

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 三点目は、プラッツが新規開発として予告しているA41ことセンチュリオンMk1の図です。私は大学選抜チームの所属車輌はいちおう対象外にしていますので、あまり関心も湧きませんが、Tさんは興味津々のようでした。

「ついに島田愛里寿の戦車が公式キット化されるか。これが一番のビッグニュースってえのは変わらんなあ」
「そうですね。今まで適応キットすらありませんでしたから、みんな一生懸命スクラッチとかやって再現してるみたいですもんね」
「新金型で開発されるんやろ、これ。ガルパンの人気が無かったら絶対に出なかったわけやな」
「そうですね」
「星野さんは、これは買わないの?」
「自分は大学選抜の戦車はあんまり・・・」
「そりゃ現在の話やろ?未来にはどうなってるかね、気が変わってパーシングもチャーフィーも作ってたりして」
「それはないと思いますが・・・」
「これ、いつ発売になるかな。やっぱり来年になるかな?」
「今回のホビーショーでも具体的情報が示されてなかったんですから、次の秋のタイミングにでも計画とかが発表されなければ、来年にいっちゃうでしょうね」
「今年中に出たら、ある意味サプライズやねえ」
「可能性としては、年末の最終章の公開タイミングに合わせて何らかの動きがあるかも・・・」
「おお、それじゃねえかね。楽しみにしとこうや」

 現時点で確実な情報はまだありませんが、上図の開発データ図を見るに、完全一致または劇中車準拠のキットになる可能性がありますね・・・。

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けいおん!の聖地をゆく6 その4 豊郷小学校旧校舎の風景

2017年05月15日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 軽音部部室の向かいには屋上への出入り口があります。普段は閉鎖されており、春秋の特別公開期間中や臨時イベントの際に公開されます。機会があればその時に参加し、この屋上を叫んで駈けたHTTの5人の心情を追いかけてみたいです。

 この豊郷小学校は、隣の近江八幡市を中心に点在するウィリアム・ヴォーリズの建築群の一つに連なって国登録文化財に指定されているため、文化財保護法の規定によって国民への公開義務が課せられます。近江八幡市でも春秋の特別公開時期を設けて幾つかのヴォーリズ建築を一般公開しています。

 私は平成三年と六年に、その近江八幡市での特別公開を見に行ったことがあるのですが、その頃はまだ豊郷小学校は修理も文化財登録もなされていなかったため、見学対象には入っていませんでした。それどころか、それ以降の豊郷町の汚職疑惑問題に絡んでの町長と住民の対立騒ぎがニュースでも時々報じられ、そちらの影響で豊郷のイメージが悪くなったのを覚えています。


 唱歌室ステージ脇の準備室に飾られたイラストの一枚です。絶対合格の言葉通り、平沢唯は他の三人と共にN女子大への合格を果たしています。
 関西地域で、普通に「N女子大」といえば大体は奈良女子大を指すのですが、西日本の女子大の頂点にたつ国立の名門です。


 唱歌室ステージ上に展示されているけいおんベース2点です。前回の訪問時にはナガシマさんが右の方を構えて秋山澪になりきっていましたね・・・。


 ステージ上から唱歌室を見渡しました。2期第7話「お茶会!」のシーンが鮮やかに思い出されます。秋山澪の視点も擬似体験出来るので楽しいです。


 ステージ上から右袖の準備室を見ました。2期第7話「お茶会!」のお茶会で進行を務めた平沢唯と田井中律が待機していた位置だったかな・・・?


 準備室からみると、ステージはこんな感じです。劇中でも一瞬ですが似たようなアングルが出ていたと思います。


 軽音部部室、実際には会議室の出入り口の内側横に貼られたマップや注意書きです。秋山澪のイラストがいい味を出していますが、実際の女子高校生にあれほどの恥ずかしがり屋さんは極めて稀であるような気がします。


 昼になったので、とりあえずどこかで昼食をと思い立ち、部室を出て階段を下りました。


 二階の廊下です。何度見ても良いですね。


 階段も、ただ下りるだけでは飽き足らず、劇中の各シーンを思い出しながらの撮影に走ってしまいがちです。


 この、玄関から噴水方向を見た図は、劇中では見なかったように思います。


 太陽がやや西に寄りはじめていたので、校舎正面壁面にも光が当たるようになってきていました。屋外でのフィギュア撮影は、午後からのタイミングが適しています。


 ちょうど人影も絶えて、実に良い雰囲気の桜景色になっていました。桜が丘高校の風景は、やっぱり桜咲く頃が一番似合います。 


 ちょっと試しに、ねんどろいどの平沢姉妹を撮ってみました。まだ太陽との位置が合わないので対象に陰が大きく入ります。今回はアルミホイルで自作した簡易レフ板も持参して、使ってみましたが、仕上がりがいまいちでした。


 居合わせた巡礼の方に、ねんどろいどの撮影をさせて下さいと頼まれ、快く応じました。楽しそうにスマホを近づけて撮っていたのは、埼玉県からの学生さんでした。
 彼もフィグマの秋山澪を持参していたので、フィグマの撮影の話を少しして、その後、お互いに記念写真の撮り合いをしました。 (続く)
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けいおん!の聖地をゆく6 その3 ねんどろいど全員集合!

2017年05月14日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 しばらく室内でまったりしていると、何人かの巡礼が見学に訪れ、同じように楽しそうに過ごしていました。そのうちの一人が平沢唯のフィグマを持参して、部室内での撮影を楽しんでいました。

 やっぱり「けいおん」ファンにとって、豊郷小学校でのフィギュア撮影、というのは一般的な楽しみ方の一つであるようです。普通に持参して、普通に撮っていて、それを見た他のファンが「自分も今度やってみよう」と考えて同じように真似する。この繰り返しが長く続いているような感じでした。

 そこで、私も持参のねんどろいどの撮影を始めました。手始めに、今年相次いで買い揃えた平沢姉妹を部室の机の上に置きました。


 いいですねー。この姉妹の組み合わせでの撮影事例は、ネット上でも見かけませんので、新鮮な楽しさがありました。


 続いて、持参したねんどろいどの6人全員を並べました。平沢姉妹とHTTのメンバーです。


 場所が場所だけに、壮観であり、もう完全にアニメの世界に浸れます。


 こうやって並べますと、平沢唯の両手ピースは、よく性格を浮き彫りにしているという気がします。こういう場面で、たとえば秋山澪や琴吹紬がピースサインを出す、というのはイメージしにくいですね。中野梓もまずピースはやらないでしょう。


 平沢唯と似たような感じでふざけるシーンが多いのは田井中律です。なにかのポーズをとらせた方がいいかな、と思って交換パーツ類を探し、右腕を上図のように構えさせました。いわゆる「ガチョーン!」です。こういうおふざけが、田井中律には似合っています。


 そのうちに何人かの巡礼が入ってきて、一様にねんどろいどの列に気付き、おおっ、という表情になったり、声をあげたりしながら、全員がスマホやカメラを向けて何枚か撮っていきました。

 このとき私は、脇のベンチに座って一休みしていましたので、ねんどろいどの列は、以前からそこに展示されているものと思われたようでした。こういう場所ですから、こういうフィギュアが並んでいても、誰も違和感を感じないのでしょう。みんな楽しそうにスマホを近づけたり、腰を低くしてねんどろいどの視点に合わせて眺めたりしていました。
 これは、よく考えますと凄いことです。他のアニメの聖地でフィギュア撮影をやって笑われたり批判されたりした、というケースをよく聞きますので、ここ豊郷小学校のケースが大変に恵まれていることが分かります。むしろ、豊郷ではフィギュアが無いとアニメの世界観を楽しめない、といった思想すら定着しているかのようです。

 そのうちに巡礼の若い女性の二人組が囁き合ってるのが聞こえました。
「これ放課後ティータイムだよね?なんで6人?」
「だってほら、憂も入ってるじゃん」
「あっほんとだ、憂なのかこれ。ああ、憂だね、リボンが赤だ」
「ねんどろいど、だったっけ?こんなに揃ってるの初めて見たね」
 そう話してはそれぞれのスマホで楽しそうに何枚も撮っているのでした。これだけでも、はるばる持参した甲斐があったというものでした。


 一休みの間に窓から眺めた景色です。敷地内はほぼ劇中と同じ状態ですが、周辺の景観は若干異なるようです。


 酬徳記念館の方を見ました。奥にある三角屋根の大型施設は、現豊郷小学校の体育館です。


 ねんどろいどの撮影を再開しました。今度は時期別に並べて撮影してみました。上図は軽音部をなんとか存続させた一年生四人組です。
 言いだしっぺで、自動的に部長になった田井中律、律に強引に引っ張り込まれた秋山澪、律と澪の掛け合いを見て楽しそうだと感じて参加した琴吹紬、そして入部希望届を提出して自主的に参加した平沢唯、です。


 この四人が揃った時点では、まだHTTの名称すら決まっていませんでした。決めたのは顧問の山中さわ子先生でした。
 この山中先生、軽音部のOGであるのに、律や澪が動き出す直前の軽音部の廃部危機に、あんまり真剣に向き合っていた形跡が感じられません。少なくとも劇中では、部員が四人揃わないと廃部になる、と淡々と話していましたが、内心ではどうだったのでしょうか。


 そして次の年に中野梓が唯一の新入生として加わり、5人になりました。これでHTTの全員が揃い、以後の二年間を共に歩みます。


 やっぱりHTTといったら、この五人ですね。あずにゃんの存在がとても大きいです。


 そして締めは平沢姉妹で。この二人を見ていると、なにかまろやかな幸福感に包まれてゆきます。


 劇中では、妹の憂が姉の唯の髪形を真似ると、HTTのメンバーでさえ完全に見分けがつかない、という場面があります。ねんどろいどもそこをきちんとおさえているようで、顔のパーツは造りも表現も同じです。憂に唯の髪形パーツを被せると、姉そっくりになります。
 この変装を一発で見破ることが出来る唯一の存在が、山中さわ子先生ですが、その識別ポイントは実に簡単なものでした。 (続く)
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田井中律のシャーペンとペンケース、秋山澪の消しゴム

2017年05月13日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 「けいおん」シリーズの人気の全盛期において、ファンが争って買い求めたグッズの多くは、キャラクターが劇中において使用していた品々でした。その殆どが、実在する製品であったためです。

 例えば、上図の田井中律が使用している黄色いシャーペンは、その最も有名な一例です。


 田井中律は、この黄色のシャーペンを愛用しており、各話の各シーンに登場しています。一般的なシャーペンよりもやや太い感じで、作りもしっかりしていそうです。いわゆる100円シャーペンとは違った雰囲気があります。ファンならば、あのシャーペンええなあ、欲しいなあ、となるでしょう。


 この黄色のシャーペンは、「ラミー シャープペンシル サファリ イエロー L118」といい、ドイツのLAMY社が生産するシャーペンの一種です。日本にも輸入されて流通しています。アマゾンでの案内情報はこちら
 「けいおん」放送当時、LAMY社の同製品は既にクリップ部分がシルバーに変更されていました。旧バージョンのブラックは中古市場にもあまり無かったようなのですが、劇中と同じブラックのクリップ付きを各方面にあたって探し回ったファンが多かったそうです。

 私は、ドイツのハイデルベルグ在住の知人に連絡をとり、現地のショップでの調達をお願いし、送って貰いました。LAMY社はハイデルベルグに本社があるからです。
 LAMY社の公式サイトはこちら


 上のワンシーンでは、左端に田井中律の使用しているペンケースも登場しています。なかなか洒落たデザインです。


 その実物がこれです。コクヨが販売している「ペンケース レペテ オレンジ F-VBF101YR」です。現在でも流通していますので、入手は簡単かと思います。アマゾンでの案内情報はこちら


 これで気分はもう「りっちゃん隊員」です。わーーー。(アホかお前は)


 普通にペンケースとして使っています。中はこんな感じ。


 で、中に入れているこの消しゴム。


 これは秋山澪が使用している消しゴムです。当然ながらファンはこれも争って買い求めたそうです。

 この消しゴムは、東京銀座に本店を置く「月光荘画材店」の製品です。京都一乗寺の恵文社でも販売しており、京都造形芸術大学への販売もなされていたため、在籍中の美術演習等でよく購入し使用しました。よく消えるので、一時期は大量にストックして愛用していたものです。
 「月光荘画材店」の公式サイトはこちら


 こういうふうに、劇中と同じ文具を揃えて使用して楽しむ、というのが「けいおん」ファンの有り方の一つです。他のアニメではなかなか出来ませんね・・・。


 とにかく、なかなか良いものですね。キャラクターと同じ持ち物を使ってる、という気分は。
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黒森峰女学園 35(t)戦車(フェイズエリカ仕様) 作ります!! その2

2017年05月12日 | ガルパン模型制作記

 ステップ1では車体および転輪の一部を組み立てます。ステップ2では起動輪と誘導輪と転輪およびサスペンションを組み立てます。私の制作では、転輪は塗装後に接着しますので、ここでは仮組みのみとしました。


 ステップ1は、転輪の一部の組み立てから始めました。起動輪の次に位置する転輪で、斜めにセットされています。


 組み立てを終えました。塗装のことを考えて車輪は接着せず、仮付けとしたので、回ります。


 車体の組み立てに移りました。アカデミーの製品らしい箱組みです。仮組みをやって各パーツの合いを確認しながら進めました。一ヶ所でもズレや隙間があると、全体に悪影響が及びますので、一つ一つ丁寧に組み付けてゆきました。


 車体が組みあがりました。


 さらに足回りの各パーツを取り付けてゆきます。


 ステップ1の工程が完了しました。


 ひっくり返してみました。こんな感じです。


 ステップ2に進み、起動輪(手前)、誘導輪(奥)を作ります。


 組みあがりました。


 続いて転輪とサスペンションを組み立てます。


 けっこう複雑な仕組みなので、組み立てにも手間がかかりました。転輪は塗装後に接着しますので、ここでは仮組みのみとしましたが、単に挟み込むだけなので、ちょっと触れるとポロポロと外れてしまいました。このままですと、履帯パーツの組み立ての際に支障が出ると思い、なるべく外れないようにセロテープで仮留めしました。


 全てが組みあがりました。今回のキットの制作においては最も手間がかかる部分でした。 (続く)

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けいおん!の聖地をゆく6 その2 豊郷小学校の「軽音部部室」

2017年05月11日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 「きょうかどう」を辞して旧中山道に曲がり、少し行くと右手の「小川新聞舗」の店先に新たなキャラ看板が見えました。道端に余裕のあるスペースを探してそこへ車を停め、急いで撮影に行きました。


 これは間違いなく鈴木純ですね。コミック版の「わかばガールズ」の四人のメンバーの一人で、平沢憂とともにアニメ本編に登場しています。平沢憂、中野梓とは同級生で仲良しの三人組として描かれています。
 平沢唯たちの卒業後、一人になった中野梓を支えるべく、平沢憂とともに軽音部に入り、ベースを担当します。この鈴木純の活躍を、第3期への布石か、と期待していたファンは少なくなかったようです。


 さて、豊郷小学校に着きました。桜が満開でした。情報によれば昨日が小学校の卒業式だったそうで、大勢の生徒や保護者で敷地内はごった返していたそうです。
 その翌日であるわけですが、人影も無く、閑散としていました。ねんどろいど撮影を楽しむには絶好のタイミングでもありましたが、天気が晴れたり曇ったりの状態なので、夕方まで待ってみることにしました。


 何度見ても圧倒される、アニメの桜高そのままの重厚なる校舎建築です。普通の学校施設ではなくてここをモデルに選んだ京都アニメーションの慧眼には脱帽です。


 後からやってきた若い二人の女性巡礼が上図の時計台を指さして「唯ちゃんの踊ってる場所よね?」と話していました。


 確かに1期OPにて平沢唯が踊っている場所です。その正しいアングルは上図のようになるでしょう。


 桜の花びらが少しずつ舞っていた、講堂への通廊口付近でした。2期第1話「高3!」始業式のシーンで平沢唯が落ちていた五枚の花びらを拾ってポケットにそっとしまう場面が、リアルに思い出されました。

 その五枚の桜花を押し花にして大切にノートに仕舞っていた平沢唯は、その桜花を、2期最終回の卒業式の後で部室にて中野梓に「今の私たちみたいだね」と言ってあげます。何度見ても涙を禁じ得ない感動的なシーンです。


 例のお方の銅像です。2期の後半のOPにてHTTの5人が神様のように崇めているシーンがあります。実際に豊郷町にとっては神様に等しい偉大なる先達でありましょう。


 旧校舎に入りました。中央階段の兎と亀の銅像の後姿です。思わずなでてしまいます。かつての生徒たちもみんな触れて親しんでいたのでしょう。


 この銅像があるという一点だけで、豊郷小学校の格調の高さと聡明な校風とがしのばれます。


 のろいながらも確実に歩む亀に倣い、しっかりと段を踏みしめて上に登りました。HTTの5人の存在感が濃厚に迫ってくる空間です。アニメ劇中そのままの景観ですので、とにかくリアル過ぎて、下手すると我を見失いそうです。


 そして、軽音部部室へ。


 熱心なファンの多くが、凄まじい程のデジャブを体験して感激し気絶しそうになったという、聖地中の聖地です。こんなリアル過ぎるスポットは、ガルパン大洗にもひなビタ倉吉にも存在しません。


 とにかく、全てが素晴らしいのです。HTTの5人が今にも入ってきそうな、振り返ったらHTTの5人が笑っていそうな、錯覚に襲われますが、同時に大きな安らぎを覚えてまったりとしてしまいます。ここにずっと居たい、という気持ちが一気に湧き上がってまいります。


 ですが、トンちゃんの水槽がミニチュアのおもちゃみたいなのであるのは、ちょっと残念です。徹底して劇中と同じ、琴吹家からの譲渡水槽をバッチリ再現していただきたかったですね・・・。現実には問題があって無理だと分かっているんですけどね・・・。 (続く)
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けいおん!の聖地をゆく6 その1 あずにゃんの居る和菓子屋

2017年05月10日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 2017年4月12日、三度目の豊郷巡礼を初の泊りがけで楽しみました。豊郷小学校の桜が満開になったそうなので、その景色を見たくなったからでした。ねんどろいどのけいおんキャラクター全員の撮影も目的の一つにしたため、荷物が多くなり、電車で行くのは大変そうだったので、車で行きました。

 現地へは、名神高速道路の八日市インターで降りて東近江市、愛荘町の各県道を走り継いで県道220号線に入り、南の目加田地区から入る形で行きました。京都西大路からの所要時間は、一時間半ぐらいでした。


 最初に、宮川石油の施設があった位置の道端の、飛び出しけいおんキャラ看板を見ました。これまでまだ見ていなかった山中さわ子でした。やっと会えたよ、さわちゃん。


 これは表裏とも同じデザインでした。片面だけデスデビル風にすれば面白いのに、と思いました。


 この場所にはもとはガソリンスタンドがあったのですが、移転して現在はディサービスの施設が建てられています。ガソリンスタンド敷地の北側に立てられた上図の看板のみが残されていました。近江鉄道の豊郷駅の駅名標をけいおんタッチでデザインした楽しいものです。なかなかのセンスです。


 その近くの左手には、「きょうかどう」の看板が立っていました。豊郷町内では数少ない、けいおん協賛店舗のひとつ「四季和菓子きょうかどう」です。文具「おおむら」と共に地元のアニメブームを応援し、巡礼ファンの立ち寄り定番スポットになったお店です。


 その店先には、中野梓の看板がありました。猫耳をしっかりつけているので分かりやすいです。初めて会ったね、あずにゃん。


 これも表裏が同じデザインでした。笑みが無い点は、「懐かない子猫」のコンセプト通りですね。


 「四季和菓子きょうかどう」の外観です。喫茶スペースもありますので、休憩スポットとしても利用出来るそうです。店主さんは秋山澪のファンで、店の業務用軽ワゴン車にメイド姿の秋山澪のラッピングを施していることで有名ですが、この日はそのラッピング車は見当たりませんでした。


 店内に進み、まずは和菓子を二種類、プリンを一個買いました。町内で食事にありつけなかった場合にそなえての臨時のおやつでした。


 けいおんファンとして三度目の巡礼である旨を話すと、店主さんは急に嬉しそうな表情になり、ブーム全盛期の思い出話を二つ披露して下さいました。
 要約すると、豊郷町におけるけいおんブームというのは、最初からずっと熱心なファンの人々によって生み出され、各種のイベントが立ち上げられてきたということでした。行政や商工会が関わったのは随分後になってからで、それも観光振興のコンテンツとして控えめにサポートする、というスタンスに終始して現在に至っているということでした。

 確かに、いまもけいおん関連の情報発信はファンやファンの組織などがネットやツイッターで行っており、豊郷小学校旧校舎群および酬徳記念館の運営管理に関しては役場の観光課が記念館内に事務所をおいてあたっているという形です。
 誕生日イベントや同人誌即売会イベントも、すべてファンが組織的に運営し続けているようです。商工会が積極的に音頭をとって商売にも走るガルパンの大洗、行政が地域創生事業の一環として仕掛けるひなビタの倉吉、とは全く違う聖地の有り方です。

 店内にはけいおんコーナーがあり、沢山のフィギュアやグッズが陳列されていました。全てファンからの寄贈品で、コーナーの立ち上げや陳列もファンの方々がやってくれたのだそうです。


 フィギュアが沢山出ているアニメなので、寄贈品もフィギュアがメインになっています。文具「おおむら」でも沢山見ましたが、こちらも数では負けていません。壮観ですらあります。


 店主さんが秋山澪のファンであるということで、やっぱり秋山澪のフィギュアがけっこうありました。上図中央のギターケースを左手にひっかける姿は、初めて見るものでした。どこのメーカーの製品だろう・・・。


 こちらのフィギュアはサイズが一番大きいだけでなく、ベースを下して立てているポーズが珍しいので見入ってしまいました。店主さんもこれがお気に入りのようで、「これがええですねえ、ええでしょう」と笑っておられました。


 カップやグラスなど、一番くじ景品も沢山並んでいました。とにかく関連グッズの多さがものすごかったアニメですから、色んなものがゴチャゴチャと集まってきています。イベント時にファンが作成して参加者に有料で配布するカタログやグッズ類も少なくありませんでした。


 そのうちに気付いたことは、ガルパン大洗のような、ファンの描いた自作イラスト類や無版権の同人作品が殆ど無い、という点でした。これには感心してしまいました。
 要するに、けいおん関連の寄贈品は、全てが公式の商品や刊行物、豊郷でのイベント限定関連品のみで占められているのでした。そういえば、豊郷小学校酬徳記念館の展示も同じ傾向だな、と思いだしました。

 ガルパンの大洗では、ファンが色紙にイラストを描いて寄贈したものが多くの店舗にて相当な比率を占めており、しかも数は増える一方です。そういう自作系寄贈品が、けいおんの豊郷ではほとんど見当たりません。豊郷で見かけるけいおんコーナーが割合にスッキリしてまとまっているのも、それが大きいのではないかな、と思いました。 (続く)
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洛中洛外けいおん記の目次を作りました

2017年05月09日 | 洛中洛外聖地巡礼記の目次


 「ガルパンの聖地・大洗を行く」、「倉野川の倉吉を行く」に続く、私の聖地巡礼レポートの三弾である「洛中洛外けいおん記」の記事数が50件を超えましたので、目次を作りました。
 気軽にそれぞれのレポートを見られるようにと、巡礼記を書いた順に並べて記事へのリンクをはっています。

 「洛中洛外けいおん記」は、「けいおん」シリーズに登場する京都、滋賀、大阪の聖地巡礼の記録、および「けいおん」シリーズ関連の記事です。
 ガルパンの放送が始まる以前までの私は、「けいおん」シリーズがとても大好きなファンの一人でした。しかし、その聖地スポットの多くが私のよく行く場所および既知の地域ばかりであったため、放送当時は聖地巡礼をする気が起らず、もっぱらグッズやミニフィギュアを一生懸命集めていたりしました。

 それから10年近くが経とうとする今、再び「けいおん」シリーズへの情熱が甦ってきて、倉吉への巡礼が2016年12月でほぼ完了したのを機に、2017年から「けいおん」ファンとしての動きを再開し、未だにやっていなかった聖地巡礼にも取り組み始めました。

 舞台の大部分が、私の大好きな京都であることもあり、また聖地の多さと劇中描写の細かさが独特の魅力と可能性とを醸し出していることもあって、「けいおん」シリーズの聖地巡礼は、私にとっては本命でもあり、かつ最も充実したものとなりそうです。
 学生時代を京都でも過ごしたため、「けいおん」シリーズの聖地の多くが、私にとっては思い出の地でもあり、懐かしい自分に出会える場所です。

 歴史研究に奔走した若き日々を振り返りつつ、更なる新しい発見と感動とを求めて、平安京の内外に夢を飛ばしては、「けいおん」シリーズの世界も心行くまで楽しんでゆきたい。
 そんな私が、ファンの一人として聖地巡礼を展開する、そのレポートが「洛中洛外けいおん記」です。気軽にのぞいて御笑読いただければ幸いです。

(追記) 2017年11月14日より、「洛中洛外軽音記」の「軽音」を「けいおん」に変更しました。
(追記) 2019年10月1日より、「洛中洛外けいおん記」目次を「洛中洛外聖地巡礼記」目次の第2項に設定しました。


「けいおん」ファンとしての動き、関連記事
  1 ガルパンの前は「けいおん!」 2017年2月9日
  2 けいおん!のミニフィギュアコレクション その1 2017年2月16日
  3 けいおん!のミニフィギュアコレクション その2 2017年2月20日
  4 けいおん!のミニフィギュアコレクション その3 2017年2月26日
  5 けいおん!のミニフィギュアコレクション その4 2017年3月6日
  6 けいおん!のミニフィギュアコレクション その5 2017年3月12日
  7 再び豊郷小学校に行ってきました 2017年3月14日
  8 ブログタイトルを「気分はガルパン、時々けいおん!」に変更しました 2017年4月14日
  9 田井中律のシャーペンとペンケース、秋山澪の消しゴム 2017年5月13日
  10 最後の「けいおん」きゅんキャラを貰いました 2017年5月22日
  11 ねんどろいどは「ガルパン」より「けいおん」が大きい 2017年6月15日
  12 「けいおん」記事のあるアニメ雑誌など (上) 2017年6月19日
  13 「けいおん」記事のあるアニメ雑誌など (下) 2017年6月22日
  14 7月2日は琴吹紬の誕生日 2017年7月2日
  15 ねんどろいどぷち けいおん!の全員が揃いました 2017年7月12日
  16 けいおん!のミニフィギュアコレクション その6 2017年7月13日
  17 琴吹紬グッズの数々など 2017年7月15日
  18 Tsumugi & Ritsu Birthday Partyに行きました 2017年7月24日
  19 「けいおん!~不思議の国 de ティータイム~」の楽器セットを貰いました 2017年8月1日
  20 まだあった琴吹紬グッズ 2017年8月12日
  21 手元にある「けいおん」のクリアファイル 2017年8月13日
  22 東京にて「運慶展」見学、および「けいおん」グッズ探索を楽しみました 2017年11月12日
  23 「Yui & Azusa Birthday Party」に行ってきました 2017年11月20日
  24 まだあった「けいおん」グッズ  過去の自分からの贈り物 (上)  2017年11月25日
  25 まだあった「けいおん」グッズ  過去の自分からの贈り物 (下)  2017年11月27日
  26 ちよっと豊郷へ立ち寄ってきました  2018年9月7日
  27 けいおん!の新しい形?  2018年9月26日

 

けいおんの「わかばガールズ」を再現する
  1 その1  「わかばガールズ」とは 2017年11月2日
  2 その2  ねんどろいどで再現してみたい 2017年11月5日
  3 その3  ねんどろいどの既製品 2017年11月8日
  4 その4  ねんどろいどで再現するには 2017年11月11日
  5 その5  奥田直(上) 2017年11月14日
  6 その6  奥田直(下) 2017年11月15日
  7 その7  斉藤菫(上) 2017年11月17日
  8 その8  斉藤菫(下) 2017年11月18日
  9 その9  鈴木純(上) 2017年11月21日
  10 その10  鈴木純(下) 2017年11月23日




けいおん!聖地巡礼のための基礎知識
  1 京都「けいおん」聖地巡礼のための交通基礎知識 その1 市バス編 
  2 京都「けいおん」聖地巡礼のための交通基礎知識 その2 地下鉄編
  3 京都「けいおん」聖地巡礼のための交通基礎知識 その3 叡山電車編
  4 京都「けいおん」聖地巡礼のための交通基礎知識 その4 嵐電編
  5 京都「けいおん」聖地巡礼のための交通基礎知識 その5 京阪電鉄編
  6 豊郷「けいおん」聖地巡礼のための交通基礎知識 JRと近江鉄道



けいおん!の聖地をゆく その1  2017年2月4日
  1 近江豊郷へ
  2 けいおんファンの文具屋さん
  3 中仙道に沿って
  4 豊郷小学校 旧校舎の内外
  5 豊郷小学校 ウサギとカメの階段
  6 豊郷小学校 軽音部の部室
  7 豊郷小学校 放課後ティータイムの空間
  8 豊郷小学校 酬徳記念館へ
  9 豊郷小学校 酬徳記念館のけいおんコーナー
  10 豊郷小学校 HTTの楽器たち
  11 豊郷小学校 展示品の数々
  12 豊郷小学校 HTTのメンバーたち
  13 豊郷から京都へ
  14 水路閣と市役所
  15 三条から四条へ


けいおん!の聖地をゆく その2  2017年2月16日
  1 松ヶ崎へ
  2 大黒天と通学路
  3 松ヶ崎橋と修学院駅
  4 北山通から白川通へ
  5 一乗寺から北白川へ
  6 高野川と鴨川デルタ
  7 唯たちが行った場所


けいおん!の聖地をゆく その3  2017年3月11日
  1 再び豊郷へ
  2 豊郷にて
  3 豊郷小学校 初めてのフィギュア撮影
  4 豊郷小学校 講堂にて
  5 豊郷小学校 旧校舎へ
  6 豊郷小学校 軽音部部室へ
  7 豊郷小学校 桜高軽音部撮影会
  8 豊郷小学校 酬徳記念館へ
  9 豊郷小学校 気分は放課後ティータイム
  10 豊郷小学校 楽しきフィギュア撮影


けいおん!の聖地をゆく その4  2017年4月2日
  1 出町柳!
  2 叡山電車!
  3 消しゴム!
  4 図書館!
  5 三条大橋!
  6 木屋町通!
  7 三条通!
  8 ろっくんプラザ!
  9 寺町通!


けいおん!の聖地をゆく その5  2017年4月5日
  1 JR宇治駅にて
  2 木幡の鎮守の杜
  3 あずにゃんの参拝
  4 木幡から六地蔵へ
  5 吹田サービスエリアにて 


けいおん!の聖地をゆく その6  2017年4月12日~13日
  1 あずにゃんの居る和菓子屋
  2 豊郷小学校の「軽音部部室」
  3 ねんどろいど全員集合!
  4 豊郷小学校旧校舎の風景
  5 豊郷小学校酬徳記念館 その一
  6 豊郷小学校酬徳記念館 その二
  7 豊郷小学校酬徳記念館 その三
  8 桜の中の唯、道端の律
  9 あと二対の兎と亀
  10 桜咲く校舎の外で


けいおん!の聖地をゆく その7  2017年4月23日
  1 京都修学旅行編 嵯峨嵐山へ
  2 京都修学旅行編 渡月橋
  3 京都修学旅行編 岩田山へ
  4 京都修学旅行編 猿たちの山
  5 京都修学旅行編 桂川のほとりにて
  6 京都修学旅行編 喫茶店と商店街
  7 京都修学旅行編 道を尋ねた場所
  8 京都修学旅行編 道に迷った場所
  9 京都修学旅行編 生徒会長たちも迷った場所
  10 京都修学旅行編 嵯峨嵐山のSLたち


けいおん!の聖地をゆく その8  2017年5月17日
  1 宝ヶ池へ
  2 律と澪が子供だった頃
  3 幡枝の八幡橋と庄田公園
  4 ケシ山の峠道と急坂
  5 深泥のマラソンコース
  6 北山通へ
  7 北山通のマラソンコース
  8 松ヶ崎の平沢家付近
  9 修学院点景
  10 糺の森から祇園四条へ


けいおん!の聖地をゆく その9  2017年5月18日
  1 今宮神社
  2 京都修学旅行編 金閣寺へ
  3 京都修学旅行編 鹿苑寺庭園
  4 京都修学旅行編 お抹茶とお菓子
  5 船岡山
  6 さらさ西陣
  7 京都修学旅行編 北野天満宮へ
  8 京都修学旅行編 北野天満宮境内
  9 京都修学旅行編 移転した絵馬掛所


けいおん!の聖地をゆく その10  2017年6月4日
  1 豊郷町の飛び出しキャラ達
  2 美しき、聖地中の聖地
  3 けいおんカフェ
  4 軽音部部室
  5 軽音部部室の長椅子
  6 ラジカセと平沢姉妹
  7 HTT学園祭ライブ
  8 豊郷小学校旧校舎の細やかな配慮


けいおん!の聖地をゆく その11  2017年6月9日
  1 再び南禅寺水路閣へ
  2 マクドナルド北白川店にて
  3 松ヶ崎の妙円寺橋へ
  4 松ヶ崎から北山へ
  5 ムギちゃんの関西弁


けいおん!の聖地をゆく その12  2017年7月23日
  1 豊郷での昼食
  2 音楽が流れる部屋
  3 コスプレイヤーとキャラクターパネル
  4 講堂では有料イベント
  5 豊郷駅前のけいおんショップ


けいおん!の聖地をゆく その13  2017年8月31日、9月14日
  1 夏期講習編 大阪北浜(上)
  2 夏期講習編 大阪北浜(下)
  3 旅券取得編 東京都庁(上)
  4 旅券取得編 東京都庁(下)


けいおん!の聖地をゆく その14  2017年9月9日~10日
  1 疎水と水路閣と図書館
  2 造形大階段と白川通
  3 北山通と修学院駅東側
  4 高野川と閉川原児童公園
  5 修学院駅西側と松ヶ崎
  6 松ヶ崎の唯の家の近くで
  7 東洋亭から金閣寺へ
  8 抹茶を飲んで嵐電に乗る
  9 嵐山の道迷いスポット群
  10 宿でもけいおんモード
  11 嵐山の夜景とHTTフィギュア
  12 朝食はけいおんグッズの後で
  13 嵐山から豊郷へ
  14 豊郷小学校への登校
  15 北側階段と唱歌室と準備室にて
  16 酬徳記念館けいおんカフェ
  17 フィギュア撮影開始
  18 「軽音部部室」でのフィギュア群撮影
  19 廊下でのねんどろいど撮影
  20 前庭でのフィグマ撮影
  21 前庭でのねんどろいど撮影
  22 けいおんショップと近江鉄道


けいおん!の聖地をゆく その15  2017年11月19日、12月7日、12月13日~14日、2018年1月4日、1月7日、1月14日
  1 唯梓誕の当日に豊郷へ
  2 ねんどろいど「わかばガールズ」撮影
  3 豊郷から宇治木幡へ
  4 豊郷小学校旧校舎群のライトアップ&イルミネーション
  5 モケジョさんからの質問
  6 修学院へ
  7 変わらぬ景色と思い出
  8 上映時間10分のアニメ
  9 塚口サンサン劇場にて
  10 澪誕の当日の豊郷へ
  11 HTTの居る空間
  12 とりあえず撤収


けいおん!の聖地をゆく その16  2018年8月11日
  1 半年ぶりの豊郷
  2 うさかめカフェ
  3 酬徳記念館けいおん展示
  4 楽しき展示品の数々
  5 わかばガールズ撮影開始
  6 けいおん部室の内外
  7 わかばガールズ演奏中
  8 屋外での演奏姿
  9 豊郷でのムギとスミーレ
  10 ルーチェ・カルマにて


けいおん!の聖地をゆく その17  2018年9月15日~16日
  1 鴨川デルタにて
  2 北白川のマクドナルド
  3 宇治と木幡
  4 あずにゃん神社から三条へ
  5 寺町から四条へ
  6 祇園四条の宿から豊郷へ
  7 豊郷小学校酬徳記念館にて その一  作業開始
  8 豊郷小学校酬徳記念館にて その二  フィギュア修理など
  9 豊郷小学校酬徳記念館にて その三  展示の整理および再構成
  10 豊郷小学校酬徳記念館にて その四  作業終了と今後の課題など


けいおん!の聖地をゆく その18  2018年9月22日~23日、10月4日
  1 豊郷小学校酬徳記念館での作業 その一
  2 豊郷小学校酬徳記念館での作業 その二
  3 豊郷小学校酬徳記念館での作業 その三
  4 豊郷小学校酬徳記念館での作業 その四
  5 豊郷小学校酬徳記念館での作業 その五
  6 作業を終えて
  7 ルーチェ・カルマにて
  8 豊郷小学校酬徳記念館での作業 その六
  9 豊郷小学校酬徳記念館での作業 その七
  10 豊郷小学校酬徳記念館での作業 その八
  11 豊郷小学校酬徳記念館での作業 その九
  12 豊郷小学校酬徳記念館の閉館後


けいおん!の聖地をゆく その19  2018年10月18日、10月31日、11月9日~10日、12月4日、12月9日
  1 小さな者たちの大きな集まり
  2 戻ってきた箱、仕舞われる箱
  3 夢よいつかは
  4 歌声は聴こえるか
  5 移りゆくもの
  6 夢をたしかに
  7 見えてきた景色
  8 ムギの準備室
  9 新たな展開へ
  10 ミニフィギュア全員集合へ 
  11 スケールフィギュア全員集合へ
  12 欠けていた存在たち
  13 新たなフィギュアを作る
  14 フィギュアたちの確かな記憶へ
  15 世界観をまとめて
  16 二階展示は完成段階に


けいおん!の聖地をゆく その20 ファイナル  2019年8月9日
  1 夏の豊郷に行きました  その一
  2 夏の豊郷に行きました  その二
  3 夏の豊郷に行きました  その三
  4 夏の豊郷に行きました  その四
  5 夏の豊郷に行きました  その五



 「けいおん!の聖地をゆく」シリーズは以上にて完結しました。

 


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けいおん!の聖地をゆく5 その5 吹田サービスエリアにて

2017年05月08日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 六地蔵での昼食後、宇治西インターから京滋バイパスにあがり、名神高速に合流して大阪方面に移動しました。今回の巡礼のラストである吹田サービスエリア(下り線)に入ったのは、約40分後のことでした。


 上図の外観が、2期第12話「夏フェス!」に登場しています。劇中では、朝早く駅に集まって高速バスに乗り、途中のサービスエリアで休憩するという流れになっていますが、そのモデルは駅がJR宇治駅、サービスエリアが吹田サービスエリア(下り線)になっています。これらの巡礼は、車でないと回れません。


 劇中シーンです。右端の自販機の並び、手前のプランターの数や位置などが変わっている他は一致しています。名神高速道の西端という微妙な位置にある吹田サービスエリア(下り線)をモデルに選んだのは、おそらく付近の他のサービスエリアに比べて施設内部の構造がシンプルに出来ているからではないか、と思います。


 まずは内部イートインスペースの天井を。


 劇中でも同アングルのシーンがあります。秋山澪が「朝から夜中までずっと演奏聴けるなんて・・・」とリストを開いては感激に震えています。


 劇中シーンから考察するに、HTTのメンバーが座っていたテーブルは、手前のそれと分かります。背後にインフォメーションコーナー及び道路状況案内モニターがあるのが手掛かりでした。


 劇中シーンでは、もう少し引いて柵の外側から見た構図になっていますが、現状では柵の外側にメニューサンプルの大きな陳列棚が横たわっているため、完全一致の図を捉えるのは不可能でした。


 そして田井中律に「あっ、アイス食べてる!」と指摘された平沢唯が、左手にアイスを持って立っていた位置がここです。


 こんな感じで、イートインスペースの外側に、メニューサンプルの大きな陳列棚が横たわっています。これがけっこう邪魔な存在になっていて、室内の見通しも悪くなっています。私は以前の状況もよく覚えていますので、昔はもっと見通しが良かったなあ、と思います。


 劇中シーンで同アングルを捉えています。大きな陳列棚がまだ無く、見通しが良くて広々と感じられた様子がよく再現されています。左脇のチラシ陳列棚は、昔のままなので一致しています。


 このアングルで、琴吹紬が「そろそろ休憩終わりよ」と呼びかけてきます。柵の外に大きな陳列棚があるので、平沢唯が中野梓に「高原濃厚牛乳ソフト」を食べさせる場面の再現が不可能になっています。
 なお、「高原濃厚牛乳ソフト」の元ネタは、吹田サービスエリアでも販売している「蒜山高原濃厚ジャージーソフト」だと思われます。


 このシーンですね。大きな陳列棚が無ければ、ほぼ一致します。吹田サービスエリアは時々立ち寄りますので、けいおんスポットになっていることで、今後は楽しく利用出来そうです。次の機会には、「蒜山高原濃厚ジャージーソフト」も食べて平沢唯の気分になってみたいと思います・・・。

 以上で、「けいおん!の聖地をゆく5」のレポートを終わります。

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黒森峰女学園 35(t)戦車(フェイズエリカ仕様) 作ります!! その1

2017年05月07日 | ガルパン模型制作記

 2017年2月に刊行された上図の「ガールズ&パンツァー フェイズエリカ」は、黒森峰女学園チームのファンである私にとっては待望のコミックであり、かつ大変に面白いものでした。逸見エリカが主人公であるというだけで大変に素晴らしいのですが、戦車道の試合がふんだんに描かれる点もまた看過出来ませんでした。


 しかも、コミックの表紙カバーイラストには、初めて見る戦車が黒森峰女学園の保有車輌として描かれてあります。


 史実では、チェコスロバキア軍の軽戦車LT-35を、ドイツ軍が接収して「Pz.Kpfw.35(t)」と命名したものです。和訳では、「35(t)戦車」となります。
 しかも、これまでの黒森峰女学園の保有車輌には見られなかった、グレー系の車体色に包まれています。こちらのカラーがドイツ軍戦車らしく感じられてカッコイイです。


 この35(t)戦車は、逸見エリカの搭乗車として劇中に頻繁に登場します。色んな角度からの描写があり、車輌の全体像も細部も明確に掴めます。模型で再現製作するにあたっても充分な情報量が得られますので、ひとつ作ってみよう、と思い立ちました。


 該当キットは2種類あり、いずれも以前から私の手元にありました。一つは上図のタミヤ製品です。本体パーツは、チェコスロバキアのCMK社からのOEM供給で、機銃や装備品の一部をタミヤパーツにて追加したものです。
 これは、かつてカメさんチームの38(t)戦車を制作した際に、模型サークルの知人から「同じチェコの戦車に35(t)戦車もあるから作ってみたらどうか」と言われて譲ってもらった品ですが、それ以来ずっと作る機会を得ないまま、今日に至ったものです。


 もう一つが、上図の韓国のアカデミーの製品です。去年の春に中古ショップで500円で売っていたのを見て、あまりの安さに衝動買いした品です。
 既にタミヤキットが手元にあったにもかかわらず、同じ戦車のキットを買ったのには訳がありました。以前にウサギさんチームのM3中戦車リー、カメさんチームのヘッツアーをアカデミーのキットで作ったことがあり、その際にアカデミー製品の扱いやすさ、作りやすさに感心していたので、アカデミーの製品ならいいんじゃないか、という思いがあったのでした。
 これもまた、ずっと作る機会を得ずに押し入れに仕舞ってありましたが、今回のフェイズエリカ版の35(t)戦車を作るにあたって、ようやく日の目をみることになりました。

 というのは、フェイズエリカ版の35(t)戦車は、描写される諸特徴によって、モデルとなったキットがアカデミー製品であると判断出来るからです。最も分かりやすい特徴は、ロシア戦線向け車輌の予備転輪ゴムの装備ですが、これはタミヤキットでは再現されておらず、該当パーツはアカデミーキットにしかありません。


 かくして通算34作目のガルパン戦車プラモデルは、フェイズエリカ版仕様の35(t)戦車と決め、使用キットはアカデミー製品をチョイスしました。

 パッケージの中身は御覧の通りです。パーツ数はタミヤキットとほぼ同じで、組み立ての流れもよく似ていますが、異なる箇所も多いので、よく言われるように一方がもう一方をコピーしたというのではなさそうです。史実の車輌へのリサーチおよびキットの再現度は、むしろアカデミーの方が勝っているという印象すら受けますが、これは前に作ったM3中戦車リーやヘッツアーにおいても同様でした。

 なお、ガルパンの劇中車を再現製作する場合、私の経験では、M3中戦車リーやヘッツアーに関してはアカデミー製品がプラッツ発の公式キットよりも適応していました。これは今回のフェイズエリカ版仕様の35(t)戦車においても同じ傾向がある、と言えましょう。


 左が組み立てガイド、右が史実の戦線別の仕様見取り図です。


 アカデミーのキットを作るたびに感心するのが、組み立てガイドのサイズの大きさです。上図のようにA4サイズで、ページも多くして図も大きくとってありますので、大変に見やすいです。ドラゴンのガイドのようにゴチャゴチャして見づらい、ということが全くありません。


 史実の戦線別の仕様見取り図には、1940年フランス戦線、1941年ロシア戦線、の二種類の仕様が示されます。フェイズエリカ版仕様は、1941年ロシア戦線の仕様に近いので、上掲の2番の見取り図を参考にします。


 コミック内にて様々に描かれる逸見エリカの搭乗車を追ってゆくと、上図のように、1941年ロシア戦線仕様よりも予備ガソリン缶の装備数が少なくなっているのが見て取れます。


 つまり、上図の見取り図にて赤枠で囲った部分の予備ガソリン缶を省くと、フェイズエリカ版仕様になります。目立った修正や改造も必要無いため、楽に組み立てられるのではないか、と思いました。デカールは、例によってモデルカステン発のガルパンデカールセットにお世話になることにしました。 (続く)
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けいおん!の聖地をゆく5 その4 木幡から六地蔵へ

2017年05月06日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 許波多神社を出て道を引き返し、京阪宇治線木幡駅の踏切を西に抜けると、すぐ左手に上図のビルが見えます。隣にセブンイレブンがあるので分かりやすいですが、駐車場がほとんど無いので、次の辻を左に曲がったところにある木幡公民館の駐車場に車を入れ、歩いてビルに行きました。


 このビルの3階部分全てのスペースが、京都アニメーションの本社です。そして2階のテナントのなかに京都アニメーションの唯一の直営ショップである京アニショップが入っています。


 その京アニショップに立ち寄りました。内部は撮影禁止ですので、外から扉部分のみを撮りました。かつては数多くの「けいおん」限定商品を次々と販売してファンで賑わったそうですが、現在は限定缶バッジのみが販売されています。HTTの5人のそれぞれをデザインしたもので、販売は一人一個まで、という決まりになっていました。
 そこで私の分と、ナガシマさんの分を購入したところ、別々の袋に入れてレシートもセットしていました。厳格にやってるなあ、と感心しました。


 次いで、府道7号線に戻って北進し、六地蔵駅の横を過ぎて桃山西尾の信号交差点で右折、600メートルほど走って右側のコーナン六地蔵店に入りました。

 この店には、三度ほど来たことがあります。大学時代に学外研修で同じ班になって交流があった友人が六地蔵の住人で、何度か遊びに行きましたが、彼はランドスケープ専攻なので、自室や庭に多くの観葉植物を配してちょっとした植物園になっていました。

 実は、私が観葉植物を始めたのは、彼の影響でした。近くにあるコーナン六地蔵店で観葉植物グッズや土の揃え方などを教わり、上醍醐寺の裏山まで登って山で珍しい草を採集したりしました。私が初めて買ったミニプランターと小鉢も、この店で購入したものです。


 コーナン本館の西に向かい合って建つ、コーナンPRO六地蔵店です。この店舗施設の内部が、2期第2話「整頓!」のホームセンターでの買い物のシーンに出てきます。


 平沢唯が「見て見てー、すごいネジ!」と興奮しているシーンが、ここのネジ売場です。劇中では通路を広くとってありますが、実際には狭いです。


 続いて、本館に移って「ぺっとぷらざ」のコーナー「FISH LAND」に行きました。前に来た時とかなり陳列状況が変わっています。私の記憶でも相当の変化がありますから、劇中シーンとかなり異なる状態になっているのも頷けます。


 劇中シーンです。水槽のコーナーが通路に面していた時期の様子を描写しているようです。現在はこうした大型水槽は見かけず、陳列台の位置も変わっていました。


 奥の水槽コーナーです。ここもかなり変化しているようですが、劇中の描写で変えているのかもしれません。水槽は三段になっていて数多くの魚が泳いでいますが、劇中では二段です。


 このシーンですね。中野梓がスッポンモドキのカメを「変な顔だな」と眺めていたところへ、平沢唯が後ろから抱きつかんとする場面です。これがトン太の初登場シーンでもありました。


 道を引き返して、昼食を上図のビッグボーイ六地蔵店でとりました。


 このお店も劇中に登場したレストランのモデルであるからです。2期第10話「先生!」に登場します。


 看板はさすがに異なりますが、ハンバーグレストランであるのは同じです。建物のほうはほぼ一致します。前述のランドスケープ専攻の友人と何度か食事に立ち寄った店ですので、「けいおん」放送で見た瞬間に「あれ、六地蔵の・・・」と気づきました。

 どうも、けいおんシリーズの舞台は、私の学生時代の活動範囲によく重なるなあ、と半ば不思議に思ってしまいます・・・。個人的に思い出のある場所が殆どなので、けいおんシリーズこそが、私に最もマッチしたアニメであるのかもしれないな、と感じたのも二度や三度ではありません。


 劇中での全体像はこのような感じです。右端の道路が実際の府道7号線に一致します。左端の店舗入り口前にHTTの5人が隠れているのが見えます。


 HTTの5人が隠れていた場所です。以前は無かった看板と屋根が設けられていますが、あとは昔のままです。劇中では、紀美さんがいつの間にかHTTの5人の背後に回り込んでいて驚かせますが、実際に同じように回り込むのは不可能です・・・。 (続く)
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けいおん!の聖地をゆく5 その3 あずにゃんの参拝

2017年05月05日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 宇治市木幡の許波多神社は、ファンの間では「あずにゃん神社」と呼ばれ親しまれていると聞いたことがあります。劇中で、あずにゃん中野梓が先輩たちの受験成功をお祈りしに参拝した神社のモデルであるからです。


 拝所前の賽銭箱です。中野梓は賽銭として「10円掛ける100回」の千円札を投じています。


 劇中の賽銭箱は、実物と完全に一致します。ここまで同じですと、アニメの世界観にどっぷりとひたれますね・・・。この中へ、千円札が吸い込まれていったわけです。


 そして中野梓は鈴緒を持って左右に揺らし、本坪鈴をカラカラと鳴らします。けっこう長く揺らしている様が、祈りの真摯さを示しています。


 実際の同景色です。門形式の拝所の構えや木組みの模様、狛犬や灯籠、そして建物を保護する金網に至るまで一致しています。


 柏手を打って祈願するあずにゃん。「絶対」を九回も繰り返した後、「みんなそろって第1志望に合格しますように」と深く拝礼し祈ります。


 同じアングルで撮ろうとするならば、もっと後ろに下がらないといけないのですが、灯籠や金網にさえぎられるので、上図で撮るのが精一杯でした。


 祈願を終えて拝所を背にする中野梓。この直後にポケットの中のアメに気付きます。平沢唯がチョコケーキの返礼にくれたアメでした。


 この図も完全に一致・・・、と思いきや、賽銭箱が囲いの中に収まっておらず、前面のみが外に張り出しています。わざと変えてあるのでしょうか。


 そして鳥居に向かう中野梓の後ろ姿。夕日に染まる空が良い雰囲気です。夕方に行けば同じ景色が味わえるかと言うと、それは無理です。


 このように実際には同位置に拝殿が建ちます。鳥居と右の手水屋が一致しますので、劇中では拝殿を省略していることが分かります。そうすることで神社境内の空間を広くとって、ゆったりした空気感を表現しようとしたのでしょう。こういう細やかな演出ぶりが、京都アニメーションの特徴の一つです。


 この日は桜が満開でしたので、しばらく脇のベンチに腰かけてお茶を飲みつつ揺れる桜花を見上げました。


 境内の北側に並ぶ境内社です。市杵島神社、稲荷神社、愛宕神社、八幡宮社、天照皇大神宮、春日神社です。このように京畿の主要神が列する状態は、この神社が長い歴史の中で他社の信仰も取り入れて参詣者の祈願に応えてきた様相を示唆しています。 (続く)
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ガルパン戦車プラモデル制作のガイドブックを貰いました

2017年05月04日 | ガルパン模型制作記

 今月の模型サークルの定期会合にて、ガルパン戦車模型仲間のTさんに、上図の「ガールズ&パンツァー戦車模型大作戦」を見せてもらいました。

「へえー、こういう本が出てるんですねえ」
「あれ、星野さん知らへんかったのかね。先月の半ばに発売やったんけどね」
「いやあ、今年に入ってからは、「けいおん」の巡礼がメインになってきちゃってますんでね、ガルパン関係の情報とかは模型ぐらいしかチェックしてないんで・・・」
「完全に昔に戻ったようやねえ、きゅんキャラのコレクションもまだ続けてるのかね」

 そういえば、Tさんとはサークル内でのアニメグループでも長く一緒に活動してきた経緯があります。2009年からの「けいおん」シリーズテレビ放送を観て、ローソンの「けいおん」一番くじに熱中していた頃の私を知る、数少ない知己です。当然、私の「けいおん」ミニフィギュアコレクションのこともよく知っておられます。
 Tさん自身も「けいおん」シリーズは好きだったそうで、豊郷への初巡礼も既に2010年にこなしています。ですが、アニメ視聴のみにとどめてグッズやフィギュアの収集に走ることはなく、模型サークルでの活動の一環としてのスケールモデル製作のみを淡々と続けるスタンスを堅持しておられます。見習うべき先達の姿です。

 そのTさんが、腕組みをしながら、今回の本について聞いてきました。
「この本さ、どうなんやろうねえ・・・」
「アーマーモデリングの各号の記事を集めて一冊に仕上げてるんですね」
「いや、それは分かるんやけどな、内容的にどうなんか、ってこと」
「内容的にどうなんか、ですか・・・、うーん」
 正直言って、そういうことを今まで考えたことも無かった私ですので、しばらく返答に窮しました。

 すると、横からモケジョのエリさんが言いました。
「つまりですよ、ガルパンの戦車のプラモデルを作ったりする時に、これがガイドブックとしてどのくらい役に立つか、ってことですよ」
「ああ、そういうこと・・・」
「例えば、星野さん、この本今まで知らなかったんですよね。アーマーモデリングの方も基本的には読まない、って聞いてましたので、こういうのって、あんまり参考とするに足りないのかなあ、って」
「そんなことはない。初めてガルパンプラモを作り出した頃は、アーマーモデリングの記事も一生懸命見て勉強していましたよ」
「でも、最初の頃だけなんですよね?」
「ええ、まあ・・・。慣れてきたらガイド類は読まなくなりましてね・・・」
「私たちは最初に星野さんのレクチャー聞いて、そこからガルパンプラモ始めたわけなんですけど、あとでこういうガイドとか見てみたら、なんだかよく分かんないんですよ。難しすぎて。ミカもレイコも同じ事言ってましたし、基本、こういう本は私たちには必要無いな、ってんで買わなかったんです」
「確かに、初心者には難しいかもしれませんね。初心者向けガイドをうたってる本が多いけど、記事を作ってるのはプロのモデラーさんですから、内容的にはどうしてもプロのテクニックの羅列になります。私だって記事読んで参考にしたんですけど、それは知識や情報として参考になったという程度なんです」
「うんうん、分かりますよ」
「やから、やっぱり、作る段階ではたいてい記事の内容の通りに作れないんです。初心者がプロモデラーさんと同じ作り方が出来るわけがありませんからね・・・」
「それですよ、私たちも、本読んだって全然分からへん、星野さんのレクチャー毎月受けて、実習で一緒に作って直接教えていただいたから、いまは何とか作れるんですよ」
「まあ、そういうことですね・・・」

「やっぱり、そういうことやねえ。こういうノウハウ本は、あんまり必要性が高くないのかもしれへん」
 納得したように頷くTさんでした。
「というわけで、この本はいらなくなったから、あげますわ。エリちゃん、要る?」
「私は要りません。もう自分なりに作れるようになりましたので」
「だろうねえ、じゃ、これは星野さんに渡しときましょう」
「いえ、これは私も要りませんので・・・」
「そんなこと言わずにさ、ハイって言って持っていきなよ。でないとこれはブックオフ行きなんやからさ」

 かくして手元に来てしまった「ガールズ&パンツァー戦車模型大作戦」でした。それから数日読まないままでしたから、この種のガルパン戦車プラモデル制作ガイドブック、って、いったい何なんだろうなあ、と首を傾げてしまったことでした。

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コメント (4)
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けいおん!の聖地をゆく5 その2 木幡の鎮守の杜

2017年05月03日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 JR宇治駅とその周辺は劇中に幾つか登場しています。聖地スポットの集中地域と言えます。上図の、駅前街区の風景にも、見覚えがあります。


 このシーンです。昨晩から飲み明かして一睡もしていないという山中さわ子先生が遅れてやってきた場面です。こんな先生が軽音部のOGにして顧問ですから、HTTがゆるふわになるのも仕方ありません。


 駅前から宇治橋へ続く駅前通りの景色も、劇中に登場します。まだコンビニのサークルKが健在でしたが、夏までにはファミリーマートに改装されるとのことでした。


 劇中シーンです。コンビニは外観は大体一致しますが、Jの文字か出ています。サークルJですかね。


 劇中シーンとは道路の状況が異なります。劇中シーンではほぼ直線状ですが、実際にはやや左にカーブしています。これが宇治橋の西側交差点にて五本の府道と合流しており、京都府内で最も緊張する交差点であると噂されています。
 今回はその交差点を直進して宇治橋を渡りましたが、右折して平等院方面に向かう場合は曲がる先を間違えないようにしなければなりません。


 府道7号線を京阪宇治線に沿って北上し、木幡東中の信号交差点で左折してJR木幡駅の北側で踏切を渡りました。踏切を渡って最初の十字路で右折して北進すると、まもなく右手に上図の神社鳥居が見えてきます。桜がほぼ満開でした。


 許波多と書いて「こはた」と読みます。木幡の古い表記とされ、平安時代にはこの書き方で文献にも表れる古い神社です。延喜式の神名帳に記載される名神大社として「許波多神社」がありますが、その名を冠する神社は宇治市内に二つあり、いずれも比定社です。
 そのうち、多くの文化財を伝えて有名なのが、約1.5キロ南の五ヶ庄の許波多神社で、平安期から鎌倉期までの神像彫刻遺品を伝えています。20年ぐらい前にその神像遺品を調査見学したことがあり、その際に二つの許波多神社の由緒や歴史などを色々調べましたので、今回の木幡の許波多神社もよく知っています。

 なので、「けいおん」の2期第22話「受験!」で木幡の許波多神社が登場した時も、すぐに分かりました。懐かしい気分にかられたものです。実は、大学時代の恩師の自宅も木幡にありますので、何度か訪れていますし、平等院へ勉強に行った日は許波多神社と日野法界寺へも立ち寄るのが常でした。
 だから、宇治市の「けいおん」聖地スポットも、私にとっては既知の場所ばかりでした。


 20年前からずっと変わらない、鳥居の佇まいです。懐かしいです。


 劇中でも、そのまま登場しています。二ヶ所の許波多神社のうち、あまり知られていないほうのこちらが出てくるのは、京都アニメーションの本社のすぐ近くだからでしょう。直線距離でも200メートルぐらいしか離れていません。


 境内に進みました。二の鳥居、拝殿、本殿が並びます。村の鎮守といった感のある素朴な雰囲気です。個人的には、延喜式名神大社の「許波多神社」は五ヶ庄の方であって、こちらはその摂社であったのではないかと思います。境内の規模もこちらは小さいからです。

 こちら木幡の境内地には、藤原氏最初の関白となった藤原基経の墓がありますので、いわゆる陵墓社(平安時代の皇族や貴族の墓所に建てられる神社)の一つとしての由緒もあったのだろうと推定されます。ですが、詳しい事はよく分かっていません。戦国期の戦火によって古文献類を失ってしまっているからです。


 二の鳥居から拝殿に続く参道です。かつては白砂敷きであったようですが、現在はコンクリートが敷かれています。


 この参道を、劇中では中野梓が歩いて、薄く積もった雪に足跡が残されました。2期第22話「受験!」のワンシーンです。 (続く)

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けいおん!の聖地をゆく5 その1 JR宇治駅にて

2017年05月02日 | 洛中洛外聖地巡礼記
 今年2017年2月4日の豊郷行きで始まった「けいおん」聖地巡礼も今回で五回目となりました。「けいおん」シリーズは、今まで述べてきたガルパン、ひなビタに比べると聖地スポットが格段に多いので、聖地巡礼を楽しむには格好のアニメ作品です。1期、2期をあわせて41話が放送され、全ての回に色々な場所が登場しています。これらに劇場版の分も加えると、主なスポットだけでも100ヶ所余りの多きにわたります。
 その大部分は京都の各地に分布しているため、京都観光と組み合わせると魅力も楽しさも倍加します。ですが、広範囲にわたりますので、一度に沢山回るのは不可能です。京都だけでも大まかに分けると6、7つのエリアに大別されますので、整理区分して順に回っています。

 4月5日実施の巡礼は、宇治市エリアをメインとしました。宇治市には京都アニメーションの本社および直営ショップもありますのでこれらも巡礼コースに組み入れ、さらに大阪府内の一ヶ所も追加して、車で回りました。


 京都西大路の下宿を出て、鳥羽街道、阪神高速8号線、京滋バイパスを経て宇治西インターで降り、桜が咲き始めた宇治川西堤の府道241号線から回り込みました。45分ほどで最初の聖地スポットである、JR宇治駅に着きました。


 JR宇治駅は、上図のように、2期第12話「夏フェス!」に登場する、主人公たちの集合地の駅のモデルになっています。色々と一致するなかで、駅舎の屋根だけがわざと変えてあります。全部一致させればいいのに、と思うのは私だけでしょうか。


 JR宇治駅は、奈良に住んでいた頃から何度も利用しました。大学時代以降の私の主な研究テーマが藤原時代仏像彫刻史およぴ仏師定朝の作品、でありましたので、定朝の唯一の遺作が伝わる宇治の平等院へ基礎学習の積み重ねの為によく出かけたからです。奈良からは、JR奈良線で一本で行けます。
 その頃と比べると、駅前は再整備事業によって装いを新たにして、見違えるようになっていました。その景観が、そのまま「けいおん」に登場しています。上図のアングルなどがそうです。


 このシーンですね。夏フェスへの出発地の駅に朝早くやってきた中野梓が、最初に着いたのは自分であると気づく場面です。実際には、既に平沢唯が来ていて、バレないように顔を隠したまま、奥のバス停の屋根下に居ます。


 同じ位置で、西を向いた図です。塀の奥の建物はセブンイレブンですが、近年の再整備事業に合わせて景観配慮型の外観に建て替えられたようです。


 同アングルの劇中シーンです。中野梓の後ろの木と自転車放置禁止区域標識が一致します。


 さらに同じ位置で北を見ると、駅舎の西階段口があります。


 視点を少し右にスライドさせれば、劇中シーンの景色そのままになります。


 このシーンですね。バスが来たのになかなか来ない先輩に電話で催促しようとする中野梓、その後ろで帽子とサングラスを取りつつ白状せんとする平沢唯、の場面です。


 そういえば、この街灯も既視感ありますね・・・。


 このシーンですね。劇中では早朝の夜明け前の時間帯でしたので、まだ明かりがともされていたわけですね。


 で、全員が集合してこの停留所から高速バスに乗っていったわけです。実際のバス停も京阪や近鉄などの高速バスの発着場として使用されています。
 劇中に登場する、唯たちが乗った高速バスも、実在の京阪宇治バスの車両と同じカラーリングですが、この日は実物を見ることが叶いませんでした・・・。 (続く)

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