気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く17 その12 「お寺で昼寝です!!」

2015年06月30日 | 大洗巡礼記

 掘割から涸沼川ぞいに西へ進むと、鹿島臨海鉄道の高架下をくぐって県道2号線の涸沼橋へ行けます。川の流れを横に眺めつつ走るのもいいものです。


 背後で列車の通過音がしたので振り返ると、水戸行きの列車が涸沼側の上を渡ってゆくところでした。


 商店街に戻り、今朝まで滞在していた旅館「福本楼」さんの前を通りました。建物の外観が複雑な構成になっているのは、改築を重ねて増床してきた建物を、全体的に建て直したからなのかもしれません。その過程で裏庭の土蔵や離れ部分ともつながって一体化したということのようです。


 玩具店の「タグチ」さんに立ち寄って、模型用のサンドペーパーと塗料を買いました。ガルパン戦車プラモデルの制作に必要なものを、ここのところ大洗で調達しています。他でも買えますが、大洗で買ってきたほうが、気分的にも盛り上がれて楽しいです。
 この日は、店先の佐々木あけびも新旧が揃って、店主さんパネルの横に並んでいました。


 「石福青果店」さんに立ち寄って、店主の石井さんと少し世間話をしました。よくある店主と買い物客の会話、というパターンで、ガルパンのガの字も出てきませんでした。


 続いて「国井屋」さんに行って、おなじみの「しいたけ茶」を買いました。海苔も欲しかったのですが、サイズが全型や半切ばかりで、12切のパック詰めが無かったので諦めました。食事などで日常的に使うサイズの品を置いていないというのも変わっています。
 店先のアッサムさんも魅力的になりました。劇場版ではセリフもあって活躍するようですので、楽しみです。


 桃助は、相変わらずだるそうに寝そべっていました。一枚撮ったら、そこでやっとカメラに気付いたのか、スッと起き上がってポーズを取りました。ワンテンポ遅いところが、桃助の桃助たるゆえんです。


 暑さが増してきたので、どこかの日陰で一休みすることにして、近くの西福寺へ向かいました。ゆっくり静かに過ごすのならば、古社寺の境内地が最適です。


 本堂前の案内板には、ガルパンのポスターしか貼ってありませんでした。このお寺もアニメには理解があるようです。天台宗のお寺というと、どこでも歴史的かつ権威的でお堅い感じがありますが、こちらのお寺は割合に開放的のようです。本堂の扉は常に開け放たれて参拝も自由でした。


 本堂の前縁にあがって座って休みました。汗を拭き、水を飲みながら、境内の景色を眺めました。マリンタワーの頂上部が少し見えていました。そのうちに、なんだか眠くなってきて、ゴロリと横になりました。奈良の古社寺でもこうやって昼寝を楽しんだなあ、と思いました。

 「もしもし」と声を掛けられて、ハッと目が覚めました。内陣の障子を開けてこちらを見下ろしている、若住職さんの驚いた顔がありました。飛び起きて昼寝の非礼を詫びると、「いえ、それは構いませんのですが、あいにく今日はこれから檀家さんの法事がございますんで・・・」と、申し訳なさそうに頭を下げてこられました。恐れ入って何度も頭を下げていると、境内の横に檀家さんらしい方々の車が三台ほど入ってきました。内陣に向かって一礼し、賽銭を多めに入れてから退出しました。若住職さんは、笑顔で「またおいで下さい」と言って下さいました。

 参道階段の下に停めてあった自転車に戻ったところで時計をみると、もう四時前になっていました。逆算すると、一時間半ほど昼寝していたことになります。大洗で昼寝したのは、今回が初めてでした。


 とりあえず、この日の宿である「さかなや隠居」さんに行き、店主の大里さんに挨拶して、荷物を置かせていただきました。今回は素泊まりで予約し、食事はすべて外でとる予定だったからです。


 今回の部屋は、いつもと違う部屋でした。広さはありませんが、円形に抜いた内壁など、内装が凝った造りになっていて、陶磁器の置物もあり、なにか別の旅館に泊まったような新鮮な気分が味わえました。


 荷物を整理して少し休んだ後、夕食を含めた夕方の散策に出発しました。この日の夕食も、今まで行ったことのない食事処でいただく予定でした。まずは大洗海岸へと向かい、松並木の向こうに白波を眺めつつ走りました。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く17 その11 「三重塔と掘割です!!」

2015年06月29日 | 大洗巡礼記

 「鳥孝」さんでの缶バッジボード陳列と昼食を済ませ、午後の散策に出発しました。まだ行ってない場所、まだ見ていないお店を気儘に回ってゆこうと考えていたからです。上図は「肴屋本店」さんです。


 玄関先に立つ、ダージリンと店主大里さんのパネルです。曲松商店街オリジナルグッズのトートバッグも販売しているようでした。


 曲松商店街の信号交差点を左折し、「カワマタ」さんと「石福青果店」さんの間を直進し、県道2号線に出て右に進みました。この日も気温が高くて暑かったので、熱中症対策としてミネラルウォーターでも買っておこうと思い、「ココストア和銅店」に立ち寄りました。いつも大貫店の方に行っていますので、こちらの店舗は初めてでした。ガルパンの巡礼コースとは離れていますから、大貫店でやっているようなガルパングッズ販売も無く、普通のコンビニとして営業しています。


 「ココストア和銅店」の東に駐車場をはさんでラーメン専門店の「とん太」があります。全国各地に店舗を展開しており、以前に姫路市に住んでいた時期に、山陽自動車道の権現湖パーキングエリア内にある店で二度ほど食べた記憶があります。しかし、そのお店は最近に閉店となったようです。
 大洗のこちらのお店では、ガルパンブームにあやかってのメニューもあると聞きましたが、入ったことがありませんので、どんなものかは知りませんでした。


 県道2号線が右にカーブしてゆく辺りの右手には、海鮮料理店の「親潮」さんがあります。以前から噂を聞いていましたが、実際に店先まで行ったのは今回が初めてでした。鹿島臨海鉄道30周年記念のメニューをやっているようで、団体客で満員のようでした。昼食を食べてきたばかりなので、今回はパスしましたが、また機会があれば立ち寄ってみたいです。


 次に護国寺へ行きました。以前に「幕末と明治の博物館」へ行ったことがありますが、その前身であった「常陽明治記念館」の付属施設として建立された寺院です。宗派は日蓮宗に属しますが、この寺が開かれた明治期の日蓮宗は国体論との密接な関係を示し、当時の世間が「血盟団」と呼んだ一種の政治的宗教結社集団とも関わりを持ったそうです。その関係で、「血盟団」の指導者であった井上日召を初代住職に招いたそうですが、井上日召自身は正式には日蓮宗の僧籍に無かったようなので、そのあたりには当時の世相や情勢が大きく作用したものでしょう。


 境内参道の脇にたつ案内板です。読んでゆくと明治期日本の特殊な歴史的情勢の一端がよくうかがえます。開創時は「護国堂」といったようですが、これは「常陽明治記念館」の付属堂宇としての位置づけを示していたものでしょうか。現在も敷地は接していますが、関連性は護国寺の宗教法人化によって無くなったそうです。


 境内地に聳える三重塔です。付近の古社寺に塔婆が残っていませんので、大洗では唯一の層塔建築であるわけですが、意外にも余り知られていないようです。建立時期が昭和53年と新しいからなのかもしれません。その手前には井上日召の銅像が立っています。


 護国寺てら引き返す途中で、焼肉専門店の「沖苑」さんを見ました。地元の方がよく行く焼肉屋さん、として話に聞いていたお店です。ガルパンファンの常連さん達もかなり利用しているとの噂です。


 県道2号線の脇にたつ「さかなや隠居」さんの立派な看板です。この日の宿となりました。


 「ダイカツ水産」さんの工場がある信号交差点で右折し、掘割地区の集会所へ行きました。涸沼川の船溜まりとして掘削された堀割を今まで見ていなかったので、この機会に立ち寄りました。集会所の脇に上図のウォーキングモデルコースの案内板があり、掘割付近の街区状況を知ることが出来ました。

 後日に公開されたガルパン劇場版の二度目の予告編にて、聖グロリアーナ女学院チームのクルセイダー隊が疾駆している街路の一つが、まさにこの掘割集会所の前の道でした。かなり広い範囲が劇場版に登場するようですね・・・。


 掘割の現状です。現在も涸沼川の船溜まりとして機能しており、数隻の漁船やボートが係留されていました。涸沼川および涸沼での漁業の根拠地の一つだそうです。かつては集会所の辺りまで伸びていたそうなので、その後に縮小されて今の規模に至ったようです。


 掘割の入口から涸沼川の水面を見ました。


 涸沼川側からみた掘割の全景です。涸沼川や涸沼では、シジミの生産が盛んです。全国でも第4位の漁獲量を誇るそうで、大洗の特産物の一つにも数えられています。

 実は、私もシジミが大好きで、普段の食事の汁物もほとんどシジミの味噌汁です。これは20代後半に島根県松江市に住んでいた頃に、宍道湖のシジミの味噌汁に出会って感動して以来です。出雲ではお蕎麦とシジミ飯のセットも定番ですので、これもよく食べていました。
 考えてみると、大洗でも常陸秋蕎麦とシジミがあるわけですから、どこかのお店で蕎麦とシジミ汁またはシジミ飯のセットが楽しめたらもっと良いなあ、と思いました。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く17 その10 「雑誌の取材です!!」

2015年06月28日 | 大洗巡礼記

 「カジマ」さんから「鳥孝」さんに移動しました。昨夜の打ち合わせ通りに稲石さんが缶バッジの展示ボードを全て外してきて、外のテーブルに置きました。今回私が寄贈させていただいた缶バッジは、「大阪ぼちぼち作戦」の対戦校隊長5種セットをはじめ30個以上に及ぶので、この機会に展示ボードの陳列替えをまかされた形でした。
「まだつけて無かったのもあるんだ」と稲石さんが持ち出してきたものも3個ありました。これで全部を入れ替えるとなると、かなりの手間がかかるので、一部を入れ替えるにとどめ、新たに寄贈した分を含めて、今まで並べていなかった分を新しい三枚目のボードにつける、ということで話がまとまりました。


 そうこうしているうちに、「るるぶ」の記者さんが取材に来られました。お店の外観や店内などを撮影したのち、お店のメイン商品である唐揚げやつくねなどを並べて写真におさめていました。声優さんたちの色紙を背景に入れたり、商品の配置を変えたりと、色々細かくやっていました。稲石さん夫婦が色々と質問に応じていました。ついでに私にも一、二の質問が向けられましたが、真面目に答えておきました。


 一枚目のボードは、もとは同人系の缶バッジで占められていましたが、今後は同人系を減らしてゆく、という稲石さんの意向に沿って、大洗発の各店舗のオリジナル品を下から順に入れていき、何個かの同人系缶バッジと入れ替えました。


 二枚目のボードは、公式缶バッジの陳列で占められていますが、これはそのままにしておき、新しい三枚目のボードに、今回新たに寄贈した分を含めて、今まで並べていなかった分を全て入れることにしました。稲石さん曰く「ただ並べるより、変化があった方がいいかなあ」と。
「じゃあ、こんな感じにしてみますか」と応じて上図のような配置にまとめました。
「おお、なかなか良いじゃない、これから出るバッジも貼れるしな」と言われました。

 御覧のように、「大阪ぼちぼち作戦」の対戦校隊長5種を真ん中あたりに縦に並べ、一番上にアニメイトのガチャ品を並べ、これに続けて今回の寄贈品および、稲石さんがまだ並べていなかった分をだいたい時系列で横に並べました。余白の左下には、前回の訪問時に寄贈させていただいた「鳥孝オリジナル8個セット」を並べ、右下にはこれも前回の訪問時に寄贈させていただいたデカンバッチの「西住みほ」をつけました。


 かくして店内の壁に三枚のボードが並びました。新しい三枚目のボードには大きなバッジが並ぶので、これを真ん中に入れた方がバランスが良いだろう、ということで稲石さんがセットしました。細かいところにこだわる方なので、何度も見栄えをチェックし、ボードの小さな傾きやズレも丁寧に直したりしていました。


 向かって右側のボードです。公式缶バッジの陳列で占められています。今回は全く手をつけていません。


 真ん中のボードです。今回新たに追加したもので、稲石さんが持ち出してきた3個の他は、全て私が前回と今回に寄贈させていただいたものばかりです。「鳥孝オリジナル8個セット」以外はすべて公式缶バッジで、とくに大洗ではほとんど見かけない「大阪ぼちぼち作戦」の対戦校隊長5種が目立っています。

「別にあんこうチーム5種もあるんですけど、そっちは全部揃わなかったので持参出来ませんでした」と言うと、「じゃあ全部揃ったらまた頂戴出来るよね?」と笑顔で問い返されました。
「いや、それはちょっと難しいかな、と。入手困難というか、今じゃ手に入らんものがあるんですよ」と答えておきました。あんこうチーム5種のうち、「西住みほ」だけが手に入れられませんでしたから・・・。

 ただ、「大阪ぼちぼち作戦」の終了後も一部の店舗でバッジの配布が購入特典として継続していて、6月10日に所用ついでに大阪堺筋に行った際にも、まだ配布が行われていました。それで3個をゲットして持ち帰りましたが、それでも「西住みほ」は得られませんでした・・・。


 向かって左側のボードです。もとは同人系の缶バッジで占められていましたが、今後は大洗発の各店舗のオリジナル品をメイン陳列に据えよう、という稲石さんの意向に沿って、大洗発の各店舗のオリジナル品を下から順に入れました。今後も少しずつ入れ替えてゆくそうですが、ここにない各店舗のオリジナル品は50個ぐらいあるようですので、それらが入手出来れば、ボードの大部分を占めることになるでしょう。


「いやあ、いい感じになったねえ、大きなバッジが入るとやっぱ目立つねえ」と大満足の稲石さんでした。それから腕組みをして続けてきました。
「ただなあ、これから新しい公式缶バッジってのは出にくくなるみたいなんだよ」
「やっぱりそうですか、劇場版の公開前後に最後のピークみたいのが来る、って予想ですか」
「かもしれんねえ、でもさ、缶バッジそのものは販促品としちゃ有効なほうなんで、これはずっと続けるみたいなことは商工会でも聞いたけどさ、公式が減るとなると、あちこちで出してるオリジナルのやつの方が増えるのかもしれんなあ」
「それでいいんじゃないですかね」
「まあ星野さんはそう言ってくれるけどさ、ガルパンファンの大半は公式のバッジを必死でコレクションしてるし、それだけで大洗に来てるのも沢山居るんだから、公式が減るとブームも下がっちゃうかもなあ」
「そんなことないでしょう。イベント類は相変わらずの盛り上がりみたいですし、リピーターも常連も少しずつ増えてきているみたいですし」
「いや、それはそうなんだけどさ、あんこう祭とか海楽とかのイベントは問題ないんだけどさ、普段の日々は、やっぱりガルパンファンの往来が減ってるんだよ。去年の今頃に比べりゃ全然少ないよ」
「そうですか・・・」
「星野さんだって、毎月来てたのが最近は二ヶ月おきになってるんでしょ」
 確かに稲石さんの御指摘の通りでした。毎月行くほどのテーマがもう無くなってしまいましたね・・・。


 「るるぶ」さんの取材が続いていました。お店の商品を幾つも入れ替えて、写真を何枚も撮りながら、稲石さんに記事の内容などを打診したりしていました。いつ発行の予定ですか、と問いかけたところ、「早くて7月ぐらいですよ」と即答されました。そんなに早く出せるのか、と驚きました。
 いずれにせよ、「るるぶ」さんのアニメ聖地巡礼ガイドのシリーズにガルパンの大洗が加わるわけです。楽しみですね。


 お昼の弁当をいただきました。朝も少なく済ませたので、もうお腹はペコペコでした。


 これが「カジマ」さんで買ってきた500円のハンバーグ弁当です。これに169円のポテトサラダも添えていただきました。作りたてなので御飯があたたかく、美味しかったです。


 こちらは稲石さんがさし入れて下さった唐揚げ、コロッケ、つくね団子です。同じものを「るるぶ」の記者さんも食べておられましたから、取材で撮影した商品の数々だったようです。
 こちらも美味しくいただきました。つくね団子は、今回初めていただきました。いつも売り切れだったからです。 (続く)

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黒森峰女学園 ヤークトティーガー 作ります!! その2

2015年06月27日 | ガルパン模型制作記

 ステップ5では、車体後部、背面部の組み立てを進めます。ガルパン仕様への改造もここからスタートします。


 パーツを全て切り出しました。これらのうち、ジャッキ台のC6、シャックルのB5二個は、塗装してから取り付けることにしました。


 ここで公式設定資料の図を御覧下さい。二ヶ所の赤円内に示したように、ジャッキ台の上面の金具を追加する、背面部の左下の不要の突起を削る、の改造が必要となります。
 劇中車はドラゴンのキットを元にデザインされているそうですので、プラッツ公式キットとの差異もそんなに無い筈なのですが、実際には幾つかの相違点があります。相違点というより、CGデザイン化の過程にて省略された箇所の方が多いようです。


 前記の二ヶ所の改造を行ないました。ジャッキ台C6の上面の金具はプラ板でそれらしく追加し、背面部の左下の不要の突起は削り取りました。


 この状態で、組み立てに移りました。


 ステップ5の工程が完了しました。ジャッキ台のC6、シャックルのB5二個は、塗装後に接着する予定です。


 ステップ6では、ステップ5で組み立てた背面部を車体に接着します。


 ステップ6の工程が完了しました。思ったよりも組み付けが楽でスラスラと進んでいきました。


 ステップ7では、背面部の組み立てをさらに進めていきます。ここでもガルパン仕様への改造が二点加わります。


 パーツを全て切り出しました。これらのうち、右側マフラーカバーのC5の突起はガイドの「ワンポイント」の指示通りにカットします。左右のマフラーカバーのC4、C5の表面には、方形のカバーのモールドがありますが、劇中車にはありませんので削り取ります。


 また、ジャッキのハンドルのパーツC35は、ガイドの指示では左側にセットしますが、劇中車では右側に斜めにセットされていますので、それに合わせました。こうしないと、ジャッキの取り付け金具の間におさまらないからです。


 ジャッキを仮組みしてみました。左側にセットしたり、右側に真っ直ぐセットしたりすると、取り付け金具のB4と干渉してしまうことが分かりました。だから、劇中車では右側に斜めにセットされているわけです。ジャッキ自体は、塗装後に接着することにしました。


 カバーのモールドを削り取った左右のマフラーカバーのC4、C5を取り付けました。


 これでステップ7の工程は完了です。


 ステップ8では、戦闘室後方の装甲板および扉を組み立てます。扉は、接着せずに自在に開閉出来るように作る事が出来ます。


 扉のパーツを切り出して組み立てました。細かい部品があるので、無くないように気をつけながら作業を進めました。


 扉部分を組み付けた後、そのハンドルなどを切り出しました。


 ステップ8の工程が完了しました。楽に組み立てが進むのはここまでで、次のステップ9からは細かいパーツの取り付けが大半を占めるうえ、ガルパン仕様への改造および追加が加わります。 (続く)

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対プラウダ校戦時の大洗女子学園チームの6輌

2015年06月26日 | ガルパン模型制作記

 上掲のワンシーンは、戦車道全国大会の第三試合、対プラウダ戦時の大洗女子学園チームの戦車6輌です。寒々とした薄暗い雪原でのシーンが多いので、各戦車の姿も暗い感じになっていて、本来の色調があまり出ていないようです。


 上のワンシーンになるべく合わせた構図で、私の手元にある大洗女子学園チームの戦車6輌を撮影してみました。こういうふうに揃えて撮るのも、実は初めてだったりします。


 劇中シーンに合わせた構図では、両端の戦車の姿が全部おさまっていませんので、今度はフレーム内におさめて撮ってみました。


 この試合が初参戦となった、カモさんチームのB1bisです。タミヤのキットを使用して各所の細部まで劇中車に合わせました。更に相違点に気付いて追加改造を施しましたので、これまで作った大洗女子学園チームの戦車の中では、最もガルパン仕様の再現度が高い、と自分では思っています。制作当時は数々の改造や変更で大変な苦労をしましたが、今では良い思い出になっています。


 左より、八九式中戦車甲型、Ⅲ号突撃砲F型、Ⅳ号戦車D型F2型仕様、M3中戦車リー、です。いずれも苦労して可能な限り劇中車に合わせてありますので、集合体としての場面でもそれなりにガルパンの雰囲気が濃く感じられてまいります。これが、各々のキットをガルパン仕様に仕上げた成果の、最たるものと言えましょう。
 この雰囲気を味わいたいが為に、ホシノは無謀なガルパン仕様への取り組みの数々を、出来る範囲で一生懸命やってきたわけです。見ていて、このキットはここが違うぞ、というような違和感を感じたことが全然無かったので、そのこと自体にホッとして改めて満足感を得た次第です。


 八九式中戦車甲型はこの試合でフラッグ車を務め、最後の瞬間までプラウダ校チーム戦車隊の猛追撃をかわして振り切りました。隣の38(t)戦車も、勇壮なる単騎殴り込みで敵布陣の一角を崩して勝利への遠因を築きました。
 それらの息詰まるような緊迫の場面の連続が、キットを見るたびに鮮やかに思い出されます。これもガルパン戦車キットの楽しみ方の一つですね。


 Ⅲ号突撃砲F型とⅣ号戦車D型F2型仕様の2輌が、この試合での実質的な攻撃戦力でした。共同でKV-2を撃破し、フラッグ車のT34をⅣ号戦車D型F2型仕様の追撃戦で狙い通りのコースに追い込み、雪中に待ち伏せたⅢ号突撃砲F型の会心の一撃で仕留めました。
 全体の流れを振り返ると、この試合の勝因の一つは、間違いなくⅣ号戦車D型のF2型仕様への強化でありました。その長砲身化による打撃力の向上が無ければ、T34との撃ち合いも困難であった筈です。Ⅲ号突撃砲F型だけでは、どう考えても勝ち抜ける公算が小さかったと思います。

 そういう意味では、大洗女子学園チームの強化策というのは、少ない車輛と人数と、限られた予算の枠のなかで、最大限に有効な形で図られていることがうかがえますね・・・。
コメント (5)
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ガールズ&パンツァー リボンの武者 第2巻

2015年06月25日 | ガールズ&パンツァー

 現在連載中のガルパンスピンオフ、「ガールズ&パンツァー リボンの武者」のコミック単行本第二巻が6月23日に発売されました。カドカワのMFコミックスのフラッパーシリーズの一冊です。アマゾンでの情報はこちら


 今回はアマゾンに予約して購入しました。手元に届いたのは発売日の翌日でした。
 この種のコミックスは、どこの本屋でも第一巻の販売実績をふまえて第二巻以降の発注数を調整する形になりますが、聞くところによれば第一巻は相当の売れ残りが出ていたとか。そうなれば今回の第二巻は販売数がぐっと絞られるはず、と予想しました。
 すると書店での発売日には最低陳列量のみが出されてすぐに売り切れ、という事態になる可能性も高いと思いました。それで今回はあらかじめ予約して買う、という方法を取りました。
 試みに、昨日の退勤後に近くの三ヶ所の書店をのぞいてみましたが、どこも完売でしたので、予約購入を選んだのは正解でした。

 ところで、こういうコミックス版でのガルパン世界の拡大発展、というのはファンとしては嬉しい限りです。テレビシリーズ全12話およびアンツィオ戦OVAの世界観がそれのみで完結するわけではなく、その周りにも無限のストーリーが散らばってしかるべきです。それらに思いを馳せ、時には妄想にも陥ったりして楽しむのがファン心理の一つでしょうが、そこを色々と公式に具体化してくれるわけですから、楽しみも倍増ですね。
 思うに、テレビシリーズが一期しか無くても、それを補完するメディアコンテンツが充実化してくれれば良いのではないか、ということです。むしろ、そちらの方が内容的にも多様化する筈なので、ガルパンを一つのストーリーモードでずっと追いかけるよりは、選択肢も増えて色々と面白味が出てくると思います。

 最近はこうしたコミックスストーリーが盛んになっているようで、「リボンの武者」の他に「激闘!マジノ戦です!!」があり、「リトルアーミー」の続編もスタートしています。これらが、劇場版と同じくらいに重要なムーブメントを生んでゆくことでしょう。
 これらのコミックスストーリーを原作としてアニメ化、という方向が有り得るかどうかはともかく、この先が楽しみになってきているのは間違いありませんね・・・。

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く17 その9 「再びガルパンギャラリーです!!」

2015年06月24日 | 大洗巡礼記

 新道の建設工事は、以前に伺っていたのよりも長期にわたるようです。現時点では登城遺跡の丘陵にかかる区間のみの基礎工事を完了した、という段階です。工事現場への入口に掲げられていた工期の案内板も外されていましたので、予定の工事は全て終えて、次の工期を待つ、といった状態のようでした。


 なにしろ南側ではまだ基礎工事すらやっていませんから、次の工期ではそこからの道路の範囲を造成するのでしょう。その際に、上写真に見える城郭遺構南端の部分の何割かが削られ、埋められてしまうものと予想されます。


 引き返す途中、左手に堀切部分の痕跡を見ました。削った土砂で埋めて擁壁のように仕上げてありました。堀切の窪みをそのままにしておくと、雨が降った後で水が流れ出して道路の地表面にも少なからぬ影響を及ぼすはずなので、それを防ぐためでしょう。


 とりあえず、大洗の中心街に戻って港湾エリアへ向かいました。上図は大洗マリーナの景色です。個人所有のクルーザーなどがずらりと並んでいます。


 ヘリポート埠頭の南端の公園にて、しばらく海を眺めながら休憩しました。


 海を眺めながらベンチに横になったりして、のんびりと過ごしました。しかし、日差しも強く気温も高いので、次第に暑くなってきました。涼しい所へ移動することにしました。


 とりあえず、再びガルパンギャラリーに行きました。最初に物産品販売コーナーへ行き、昨夜に食べつくしてしまった「ごぼうチップス」を補充しました。店員の娘さんが私を覚えていて、笑顔で挨拶してきました。特典の缶バッジを引くと、また知波単学園のが出ました。
「これは昨日貰いましたので、二個も要りませんので、お返しします」と申し出ると、心得たように「何が良いですか?」と応じてくれました。「出来ればヨーグルト学園のがあると有難い」と言うと、「これです」と取り出して下さいました。
 かくして、希望していた三種類の缶バッジが揃いました。店員さんの粋な計らいに感謝、です。そのあとしばらく話し、鳥取県三朝町について色々教えてあげました。

 その後、ガルパンギャラリーを再び見物しました。入口付近にはモニターとアンチョビのパネルがありました。


 これまで掲示されてきたポスター類は、大体揃っているようです。スペース的にはあまり余裕が無くなっているようですが、今後のポスター類をどのように展示するのでしょうか。


 ガルパンギャラリーは、展示コーナーの一種ですが、他のアニメの記念館などを地元自治体が立ち上げているのとは異なりますので、博物館法に基づく公的施設としての性格は持ち合わせていないようです。博物館法による展示施設であれば、展示鋼製や内容に一定の規約や制限がかかりますし、専任の学芸員を置く必要があります。ドラえもんやコナンのミュージアムなどが典型例です。
 ガルパンギャラリーのほうは、大洗町の行政サイドがほとんどタッチしておらず、物産品販売コーナーの方のみを重視している程度なので、単なる民間の展示コーナーに過ぎません。今まで商店街の各店舗でやってきた展示コーナーの拡大版、といった感じです。


 展示ポスターの中には、こんなのもあったのか、というような初めて見るものもありました。


 大洗駅の地下連絡路内にある電光広告パネルによく似たものも展示されていました。ひょっとすると実際に駅内に設置してあったものかもしれませんが、同じようなものを大洗駅のインフォメーションコーナーでも見かけた気がします。
 いずれにせよ、展示品の多くには解説プレートがついていませんので、どの時期にどういう目的でどこに掲示されたか、といった基本情報すら分かりません。そのあたりをもう少し何とかして欲しいものです。

 右側の夏のポスターは、私も何故か持っています。非売品なので普通は貰えない筈ですが、ひょんなことから頂く機会があり、しばらく自室に飾っていました。


 時計を見ると、既に11時を回っていました。この日の昼食は「カジマ」さんの500円弁当をいただく予定でしたので、急いでそちらに向かいました。500円弁当は11時半から店頭に並べて売り出す、日によってはすぐに完売してしまう、と聞いていたからです。


 「カジマ」さんに着きました。11時25分でしたが、既に三、四人ほどの客が店内で待っていました。まもなく役場の職員らしき方が二人来て、それぞれ10パックほど注文していました。
 私も列に並んで、500円弁当を買いました。唐揚げとハンバーグの二種類があり、今回は後者をチョイスしました。その後も買い物客が数人来て、みんな500円弁当を買っていましたので、あっという間に残り少なくなっていました。噂通りの人気商品であることがよく分かりました。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く17 その8 「道路はまだまだ未完成です!!」

2015年06月23日 | 大洗巡礼記

 「福本楼」を出発して最初に向かったのは大洗町役場でした。外装のリニューアル工事も終えて遠目には真新しくも見える建物の、正面玄関の脇に自転車を停めました。


 敷地内にある町内案内地図です。右側には観光スポットの紹介があります。劇場版予告編のワンシーンはこの案内板の横からのアングルになることが、後で分かりました。役場の向かいにある消防署の建物が、上写真でも見えていますが、その位置がかつての水浜電車の曲松停車場の跡です。


 役場の正面玄関の脇の掲示板には、「友好都市物産館」オープンを知らせる案内ポスターがありました。思った通り、こちらがメインでガルパンギャラリーはその付属コーナー、という扱いでした。下にも「ガルパンギャラリーを併設・・」とあります。

 それよりも、これが緊急雇用創出事業を活用した事例であることが重要です。ガルパンブームにあやかってではなくて、例の震災で少なからぬ打撃を受けた大洗町の経済復興への一試金石として、新たな雇用の受け皿となる市場を「友好都市物産館」の形で実現させ、姉妹都市との産業交流という方式で活性化させようという試みであるわけです。ガルパンギャラリーはそのオマケに過ぎない、というのが地元の行政サイドの基本スタンスであることがうかがえます。
 ですが、大半のガルパンファンは、ガルパンギャラリーの方がメインだ、と思っているようですね・・・。


 今回は、こちらのガルパン課にて、「ガールズ&パンツァー」あんこうチームの特別住民票の発行をしていただきました。平成25年度に発行した特別住民票のリバイバル企画として、同じ五種類を今夏7月31日まで発行するということでしたので、この機会に入手しました。
 アニメキャラクターの住民票を実際の役場の住民課で発行するというノリが凄いですが、それよりも感動したのは、武部沙織の父親が武部磯三、五十鈴華の父親が五十鈴陸、というように公式設定や劇中にも出て来ない人物の名前が明記されていることでした。


 ですが、この日の主目標はガルパン特別住民票ではなく、登城遺跡の現状把握でありました。いつものように大貫台地への道を登り、浅間神社の杜に一礼して自転車のスピードを上げました。


 現地には、見慣れた景色がそのまま横たわっていました。予想した通り、新道はまだ舗装どころか下工事すら完成していませんでした。冬に現地で聞いたのとは違って、完成はまだまだ先のことになるようです。


 いつもの空堀跡も、そのままの姿で春の若葉に覆われつつありました。初めて訪れた日から、早くも半年が経とうとしていますが、遺跡の景観というものはちょっとやそっとでは変わらないものです。


 登城遺跡の城郭遺構の約三分の一を破壊してつけられた新道の基礎工事は、とりあえずの完成として工期も一段落しているようです。重機も建材も全く見当たりませんでした。


 先の空堀跡のある区画のみが、まだ削られずに残されていました。発掘調査のトレンチは、大部分が埋没していて、早くも自然に還りつつあります。この区画の工事をまだやっていないわけですから、新道の建設工事自体はまだ幾つかの段階を残しているようです。


 道路のへりから谷間を見ました。半分ほどが埋め立てられて道路になったため、谷間の一部はほとんど道路敷きの下になっていました。


 城郭遺構の最高所にあたる郭の地表面との差が二メートルにも及ぶところがあるので、それだけ削られてしまったことが分かります。


 進んでいくうちに、今度は新道の地表面よりも低い位置に城郭遺構が広がる場所があり、上図のように道路のへりから約二メートルほど下に郭面があるという状態でした。城館の郭は防御のために意図的に高さを変えてゆきますが、道路は均一の高さで造成されていきましたから、破壊された断面を見ることで城跡の郭群の連なりがかえってよく理解出来ました。


 新道の基礎工事は、途中までで終わっていました。その南への工事は未着手なので、元の丘陵や谷間の地形がまだそのまま残されています。


 したがって、ここから南側では、登城遺跡の城郭の東側切岸面がまだ見られました。戦国期以来の状態を完全にとどめているとは言い難いでしょうが、人為的に削られて急傾斜面に整えられた状況は、いまでもよく分かりました。
 その麓に沿って向こうへ伸びている、かつての旧道も見えました。その旧道を進めば、以前に訪ねた龍貝館跡への道に連絡することが地図では分かりますが、あちらがひどい草薮になっていることを知っていますので、旧道探査の方は止めておきました。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く17 その7 「五十鈴百合の宿です!!」

2015年06月22日 | 大洗巡礼記

 「鳥孝」を退出して、この日の宿「福本楼」に入りました。テレビシリーズの第4話に登場し、その前で戦車戦が行われたことで有名になった聖地の一つです。五十鈴華の母親、五十鈴百合のパネルが置かれることで知られていますが、ここでもパネルは新しいものに変わっていました。
 この宿に泊まるのは、今回が初めてでした。大洗にて泊まってみたい施設の一つだったのですが、なかなか予約が取れなかったのでした。それで閑散期を狙いましたが、正解でした。


 部屋に案内される途中、廊下の角に旧パネルが立っているのに出会いました。まるでこの宿の仲居さんのような感じなので、知らない人は勘違いされることでしょう。
 女将さんが言うには、ここの宿の客は一般の方がほとんどなので、ガルパンについては一通り説明することが多いんです、ということでした。パネルにしても、これは誰ですか、という質問を受けることも多いのですが、最初の頃は、説明するのが難しくて大変でした、と笑っておられました。


 この日の宿泊客は、私だけでした。長い廊下を進んで一番奥の部屋へと導かれました。


 途中に土蔵の外壁のようなものがありました。質問したところ、その通りで土蔵の壁でした。以前に建物を改築増床した際に、土蔵周りの空間も含めて建物内におさめた、ということでした。大洗の街には大きな古民家が多いものの、土蔵も備えた構えの所はあまり見かけなかったように思います。この宿もまた、由緒ある施設なのでしょう。


 部屋は「松の間」でした。元は離れであった部分だということなので、奥座敷というか、宿でも一番の部屋であるようです。


 想像以上に立派な部屋でした。8畳の主間に4畳の副間がついて廊下に囲まれ、洗面所や浴室もついて窓からは奥庭が見えるという贅沢さでした。快適に過ごせそうです。


 ガルパンギャラリーの物産展コーナーで買ってきた「ごぼうチップス」は、この夜に全て無くなりました。明日も買いに行こう、と思いつつ、この日に頂いたガルパン缶バッジなどを全て並べてみました。この時点で21個でした。


 翌朝の朝食です。食堂でいただきました。この日も食べ歩きになりそうなので、御飯は一杯だけで済ませました。


 食堂の横には、廊下をはさんでガルパンコーナーがありました。その下には大洗女子学園校章タオルとガルパンギャラリーの案内ポスターがありました。この案内ポスターを、後に別のお店で頂くことになるとは予想もしませんでした。


 ガルパンコーナーはこんな感じでした。数は他のところに比べれば少なく、展示も小さくまとめられていますが、中身は濃いものでした。五十鈴華生誕イベントの記念グッズなどがありました。眺めているだけでも楽しかったです。


 展示されている缶バッジ群です。新しい時期のものが多いですが、古いものも混じっています。一般観光客の方が、一番下にある大里明氏のバッジを見て「地元の選挙候補の宣伝バッジか何かですか」と質問されたそうですが、ガルパンに無縁の方々にはそう見えても仕方がありませんね・・・。


 外に出てみました。この日も快晴で、気温は昨日よりも高めという予報でした。暑くなりそうだな、日焼けしないように気をつけよう、と思いました。


 店先に並んでいる店主さんと五十鈴百合のパネルです。夫婦みたいですね、と言ったら、店主の福本さんは相好を崩し、右手をヒラヒラさせながら「いやあ、それはあんまり言わんとって下さいよ」と言いました。
「パネルが新しくなりましたが、以前のとどちらがいいと思われますか」と尋ねたところ、「両方ともいいじゃないですか、ワッハッハ」と上機嫌でした。


 五十鈴百合です。劇中では娘との確執がメインに描かれているため、こういう穏やかな表情はかえって新鮮に見えます。若いころは、五十鈴華そっくりだったのでしょう。


 玄関口に飾られているイラスト色紙です。ガルパンのアニメ制作にかかわった、有名な三人の直筆サイン入りです。イラストは野上武志さんが描かれたものだそうです。大変に豪華な、貴重な色紙ですね。


 玄関横にあったガルパン幟の一つです。武部沙織のデザインです。他の場所の幟に比べると綺麗な感じです。この種の幟が出てから一年近くになろうとしていますが、あまり退色していませんでした。
 幟が劣化する原因が直射日光と風だと聞いたことがありますが、ここでは日陰にあって風にあおられることも少なく、固定されているためか、かなり保存状態が良いです。 (続く)

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黒森峰女学園 ヤークトティーガー 作ります!! その1

2015年06月21日 | ガルパン模型制作記

 私のガルパン戦車キット制作の十二作目は、上図のごとく黒森峰女学園チームのヤークトティーガーに決めました。5月下旬の大洗行きにて、ガルパンギャラリー内の展示完成品を見て感動したのが直接の契機でした。
 キットはプラッツの公式品で、以前にガルパン仲間のナガシマ氏にガルパングッズ類のお返しとして頂いたものです。ナガシマ氏のブログはこちら

 黒森峰女学園チームの戦車は、これまでにティーガーⅠとパンターG型を作りましたが、いずれもタミヤのキットを利用しましたので、プラッツ公式キットの制作は今回が初でした。
 プラッツの他の公式製品と違って、あまり先行制作情報や批評の類がネット上にも見られないので、ガルパン仕様への制作や改造のポイントなどをテレビシリーズのキャプチャー画や公式設定資料図などを見て調べ、ノートにまとめる作業から始めました。


 パッケージの中身です。元キットはドラゴンサイバーホビーのスマートキットなので、大型重戦車の割にはパーツ数も抑えられ、作り易そうに見えました。転輪類がランナーについていなくて袋詰めの状態になっているのは、初めて見た気がします。
 おまけのシールは、黒森峰女学園校章でした。


 左は、洗浄を済ませて乾燥させたランナー、真ん中は組み立てガイド、右は私の制作改造ポイントまとめノートです。部品の交換や大きな改造は全く無く、削り取り、穴埋め、パテ塗り整形、小部品追加のいずれかの小改造のみで出来上がりますが、細かい作業ばかりなので、ある程度の集中力が必要となります。


 ステップ1では、誘導輪、起動輪、転輪を組み立てます。西住まほのアドバイス通り、ガイドをよく見てパーツの番号や組み付け順を間違えないように心掛けました。


 転輪類の袋を開封し、繋がった状態のG2とG8だけを取り出して並べ、後は整理用の箱に入れておきました。パーツの紛失防止のためでした。


 誘導輪、起動輪、転輪の全てを組み立て終わりました。


 ステップ2では、車体下部の軸部を組み付けます。全ての車軸が綺麗に一直線に並ぶように、定規を当ててチェックする必要があります。

 ガイドのイラストでは、B1を真っ直ぐ接着するように見えますが、その場合は履帯の装着時に少し苦労する可能性があります。今回の公式キットの元キットであるドラゴンの「キングタイガー (ヘンシェル砲塔) + ポトー迎撃線 アルデンヌ 1944」では、同じパーツを斜めにつけているため、誘導輪の車軸がやや前に位置する形となり、履帯の装着時にもある程度の余裕がありそうです。それで、B1を真っ直ぐてはなくてやや斜めに接着し、軸部が1ミリから2ミリほど前に位置するようにした方が良いでしょう。
 私の制作においては、誘導輪の軸部は履帯をはめこむまでは仮接着のままにしている場合が多く、今回もB1は仮組みのままとしました。


 B1以外の全てのパーツを切り出して並べました。軸部のパーツG3は、予備の2個を含めて20個が袋に入っています。


 全て接着し、最後にB1も取り付けました。この段階ではB1は仮組みのままなので、後で履帯を装着する際に微調整が可能です。


 ステップ3で、転輪類を取り付けます。ヤークトティーガーの転輪は全て鋼製で、色も車体色と同一なので、塗り分けての組み立ての必要がありません。ここはガイドの通りに進めていきます。


 まず内側の転輪8個、および誘導輪を取り付けました。


 続いて外側の転輪10個を左右に分けて並べておき、順番に取り付けました。起動輪も一緒に並べていますが、その取り付けは次のステップで行ないました。


 ステップ4にて、起動輪とパーツG4を付けていきます。


 パーツG4を片側9個ずつ、計18個取り付けました。袋詰めの中には、予備として2個が入っていますが、紛失しないに越したことはありません。


 最後に起動輪をセットし、足回りが完成しました。ガルパンのヤークトティーガーは、足回りの全てが車体と同一のカラーですので、まとめて吹き付け塗装が可能です。
 そういえば、ティーガーⅡも共通の足回りです。そちらの制作ではタミヤのキットを使用する予定ですが、転輪類の組み立てに関しては今回の流れとほぼ同じになるようです。 (続く)
コメント (4)
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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く17 その6 「大貫エリアを回ります!!」

2015年06月20日 | 大洗巡礼記

 ガルパンギャラリーを出た後は、大貫エリアの散策に移りました。途中で見かけた「お好み焼き道」さんの跡地では、新しい店舗の基礎の造成が進んでいました。元の敷地の半分以下なので、それだけ新しい道路にとられてしまうわけです。店が縮小するのであれば、以前のように大勢が入って賑わうというのは難しくなりますね。運営する側からすれば、楽になるのかもしれません。


 向かいの「金子屋薬局」さんの跡地には既に新しい民家が完成していました。で、その敷地も三分の一ほどを道路敷地に提供したようで、交差点の隅を斜めに切ってロータリーみたいに広げる感じの工事をやっていました。
 聞くところによれば、この新道は、災害時などにリゾートアウトレット地区から駅方面へスムーズに移動出来るようにするのが第一の目的だそうです。広い避難経路の確保、ということですね。あの震災の教訓をふまえた町内防災計画の一環のようです。


 「和泉屋米穀店」に久しぶりに立ち寄り、店主さんと世間話をしました。プラッシーを購入していただいたエルヴィンの缶バッジは、いつの間にか新デザインになっていました。前のやつが無くなってしまったもんで、と店主さんが笑っておられました。猫は二匹居ましたが、居眠り中でした。


 商店街の街路を南へ進んで「島屋米穀店」に立ち寄りました。店主さん夫婦とは顔なじみなので、しばらく世間話をしました。今回はまだ行ったことのない食事処で食事をしようと考えています、と話したら、「じゃあ宮田さんはどう?あそこは刺身とか美味しいわよ、ウチらも近所のみんなでランチとかよく食べに行ってるの」と言われました。
 宮田さん、というのは「味ごよみ宮田」のことです。まだ行っていないお店でしたので、この日の夕食はそこでいただくことに決めました。最初の計画では「えんやどっと丸」での夕食を考えていたのですが、この日の夕方は休みなのでした。


 夕食の場所が「味ごよみ宮田」に決まりましたが、ディナーの営業時間は17時からです。時計を見ると15時を回ったところでしたので、どこかで時間をつぶす必要がありました。特に定まった目的地も持たないブラブラ巡りでしたから、この機会に久しぶりに温泉に行ってゆっくりしよう、と思いつきました。
 そして「潮騒の湯」に行って湯煙の中で温まりました。露天風呂の外観や覆屋の柱の造りなどを見て、劇場版予習PVにてあんこうチームや聖グロリアーナ女学院のノーブルシスターズが入っていた露天風呂と同じであるのを確認しました。湯上り後は仮眠室で横になったりしてのんびり過ごしました。


 17時過ぎに「味ごよみ宮田」に行きました。戦車パネルの一つが置かれているお店です。ナオミの搭乗車であるシャーマンファイアフライです。


 店内は落ち着いた和風のしつらえでまとめられ、板間上のテラス席、座敷席もありましたが、私は一人客なのでカウンター席に座り、刺身定食をいただきました。店主さんと色々話しながら食べていたので、料理の写真を撮り忘れました。「島屋米穀店」の奥さんが薦めてくれたとおり、美味しかったです。


 一時間ぐらい過ごして退出しましたが、日はまだ高く、大洗海岸にはサーフィンの人々もかなり見られました。ただ、気温が下がってきていて、海風もあるので少し肌寒くなってきました。


 途中で見かけた、角一稲荷神社です。町内に多く分布する稲荷神社の一つですが、コミック版「激闘!マジノ戦ですっ!!」の第3話の表紙に登場することで知られます。鳥居前にカメさんチームの38(t)戦車が停めてある、という図です。小山柚子が鳥居の下から何か呼びかけていますが、たぶん「お詣りしよう」でしょう。


 「日野屋商店」の前で女将さんに出会い、誘われるままに談話室に入りました。先客の方がおられましたが、奈良の方でしたので、しばらく奈良関係の話をしました。女将さんも加わって色々会話を楽しみましたが、大貫エリアでこうやって楽しめるお店は限られていますね・・・。
 上図は店内に飾られている、プラウダ高校チームのIS-2のキットです。店に置かれている戦車パネルと同じです。


 その横には店主さん夫婦のパネルを模したフィギュアまでありました。1/35スケールなので小さいですが、細部までよく特徴を捉えてあります。店主さん夫婦がカチューシャとノンナに扮して肩車をやったシーンの再現です。


 それから「鳥孝」に立ち寄りました。稲石さんに「夕方に一度寄ってくれよ」と頼まれていたからです。
 店内に落ち着くと、稲石さんが「明日、るるぶさんが取材に来るんだよ」と連絡文書を示してくれました。なんでも「るるぶ」のアニメ聖地ガイドシリーズに、ガルパンの大洗が加わるそうです。やっぱりそうなるのか、と感じていると、今度は新しいコルクボードを持ち出してきました。
「これにさ、色々と並べ替えてさ、星野さんの思うようにやってくれんか」
 そういえば、朝に訪ねた際に、「鳥孝」に無かった多数のガルパン公式缶バッジおよび「大阪ぼちぼち作戦」の対戦校隊長セット5種を寄贈させていただいたのでした。それらを追加すると、大幅な並べ替えが必要となるため、忙しい稲石さんが私に任せることにしたもののようでした。

「じゃあ明日に行きますが、何時ぐらいがいいですか」
「るるぶさんが来るのが11時ぐらいだってんで、その時に居ってくれよ、取材してるとこ見て行ってくれたら楽しいかもね」
「そんなら、お昼の弁当もここで頂いて構いませんか?実は、カジマさんのお弁当を買ってくる予定なので」
「ああ、いいよいいよ、ウチからもつくねとか唐揚げとか出してあげるから」
「いや、そこまでしていただいては・・・」
 こうして、明日の予定の一部が決まりました。上図は、並べ替えを翌日に控えた缶バッジの展示ボード二枚です。これが明日には三枚に増えることになったのでした。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く17 その5 「ガルパン名刺と戦車プラモです!!」

2015年06月19日 | 大洗巡礼記

 ガルパンギャラリーの壁には数多くの展示品があります。こちらは「山戸呉服店」さんが販売してきた公式ガルパンタオル類です。全部が揃ってはいないようで、現時点で購入が出来るものに絞られているようです。私も幾つか買いましたが、記念品として買ったので、使わずに保管しています。


 旧調剤室の中からは、コーナーの大部分が見渡せます。そんなに広くないので、順次収蔵品を増やしてゆくそうですが、数量的には限られるのではないかと予想されます。


 陳列ケース内に並べられるガルパン公式名刺の数々です。全部を揃えているファンは稀だと聞きます。


 色んなお店の名刺がありますが、デザインと構図は全て統一されています。バンダイの認可した名刺で、裏面はバンダイの宣伝広告になっているため、俗に「バンダイ名刺」などと呼ばれているそうです。


 これらの名刺は、大洗町の各店舗、各宿泊施設で特典の一つとして配布していますので、大洗行きを繰り返していれば自然に増えてきます。これをコレクションしているファンも多いと聞きますが、私は商店街巡りでの購入や会話、宿泊時などに頂いたものしか持っていません。

 この「バンダイ名刺」が出る前は、ファンの方々からの手作り寄贈になるオリジナル名刺が各店舗にあり、いずれも個性的かつ楽しいものでしたので、そちらは私もなるべく集めて回っていました。これらの旧名刺の概要、およびその中止と「バンダイ名刺」への移行の経緯については、以前の記事で簡潔に紹介しています。


 旧調剤室の全容です。この種の木造枠の建具は、今は少なくなっているのではないでしょうか。現在はアルミサッシ枠が主流ですから。


 ガルパン企画関係の方々からの寄贈色紙です。こういったものは今後も増えてゆくのでしょうが、それらの展示空間もあらかじめ確保してあるのでしょうか。


 今までに販売されたり配布されたりしたグッズが色々と並びますが、全部がバンダイの認可による公式品です。アニメイトやサークルケイサンクスなどの協賛企業のイベント品があるともっと楽しいと思いますので、現時点の展示内容は、ある意味物足りない気がします。
 そういえば、重要な展示品となる筈の、ガルパンキャラクターのフィギュアが全く見当たりませんでしたが、今後それらも入れて展示を拡充する予定なのでしょうか。


 ガルパン網戸も天井から吊り下げてありました。大洗の各店舗でもよく見かけますが、ファンの方々が自宅の網戸をこれらに換えている事例は、まだ見たことがありません。


 ギャラリーから物産展コーナーに出ると、そこにもガルパン戦車キットの展示がありました。先の展示キットとは違い、プロのモデラーさん達の手になるものだと聞きました。テレビシリーズの有名なシーンをジオラマで再現してあり、主役の戦車もガルパン仕様に仕上げてあり、フィギュアの出来も見事なものでした。
 上図の38(t)戦車は、劇中車そのままの塗装カラーと仕様に再現され、メガホンで怒鳴る河嶋桃の声までが聞こえてくるようです。姿形は、車体色とボルトの数を除けば、私の作ったものとほぼ同じになっていて、制作時の苦労が報われる気がしました。


 こちらは対プラウダ戦時の西住みほのワンシーンの再現です。走っている戦車はかなりの振動に包まれて揺れるそうですが、それでキューポラ上に普通に立てるというのが凄いです。まあ、アニメですからね。


 Ⅳ号戦車D型(F2型仕様)は、私も最近に作り終えたばかりだったので、興味深く見学させていただきました。ガルパン仕様への改造箇所もほぼ同じでしたので、やっぱり、ちゃんと作る方はみんな同じ個所に目をつけて細かく手を入れてゆくんだなあ、と感心し、納得もしました。


 一番感動させられたのが、上図の決勝戦時のウサギさんチームの「戦略大作戦」のワンシーンでした。先にエレファントの背後を取って撃破したものの、ヤークトティーガーの待ち伏せ反撃に合い、「一年なめんな!!」と叫びつつ正面からぶつかって砲撃する場面です。これを見事なまでに再現してあるので、じっと見入ってしまいました。

 そういえば、「一年なめんな!!」と叫んだのは山郷あゆみだった筈です。その山郷あゆみが一番好きな戦車がヤークトティーガーなのですが、実際に対戦しての感想はどうだったのでしょうか。


 なんとも圧倒的な存在感をみせるヤークトティーガーです。史実での戦歴の貧しさはともかく、スペック的には世界最強級の駆逐戦車です。こんな化け物みたいな奴に立ち向かったウサギさんチームも立派ですが、その必死の反撃を制しつつジリジリと押してゆくヤークトティーガーの力強さも印象に残っています。さすがはドイツの戦車ですね・・・。

 ということで、私のガルパン戦車キットの次回作も決定しました。ヤークトティーガーです。オットー・カリウスが率いた第512駆逐戦車大隊第2中隊の戦車の勇姿をいずれ見られることでしょう。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く17 その4 「ガルパン缶バッジと戦車プラモです!!」

2015年06月18日 | 大洗巡礼記

 ガルパンギャラリーの展示の目玉の一つは、上図のガルパン公式缶バッジ群の陳列です。大洗町のガルパンブームを実質的に牽引してきた販売促進品の最たるものがこの缶バッジ群であったことをふまえますと、その陳列ケースがコーナーのほぼ中央に置かれて目立っているのも当然と言えましょう。


 やっぱり色々あるなあ、と最初は思いましたが、そのうちに私自身がこれまでに頂いて手元に置いているものとそんなに変わらない事に気付きました。イベント時のみの限定配布品を除くと、大部分は見慣れたものばかりでした。


 宿泊特典や店独自のオリジナル品も含めて、これまでの大洗行きにおいて普通に得られたものばかりが並んでいるので、希少品や限定品は意図的に外しているのかもしれません。


 あと、ブーム初期の2013年の前半頃に出ていた品が、幾つか見当たりませんでした。完全に無くなってしまってここに陳列出来なかったものもあるのでしょうか。


 向かって右側のケース内には、イベント時などに配布された限定品が並んでいました。このあたりの品々は、当然ながら私も持っていません。茨城空港イベントの品や、水戸ホーリック試合観戦の特典品、水戸赤十字献血ルームの特典品など、大洗以外の地域でしか入手出来ないものもかなりありました。


 コーナーの一角には、廃業した金子屋薬局さんの調剤室を移築してありました。談話スペースだということですが、それにしては椅子さえも無いので寛げるようにはなっていません。奥には薬の陳列棚もそのまま置かれ、中にはガルパン戦車キットやグッズなどが並べてありました。


 あんこうチームのⅣ号戦車D型です。大洗女子学園の制服姿のカラコレを乗せて、初めての練習試合の場面を再現しています。車体色は劇中車よりも暗めのダークグレーですが、かえって渋い色調に独特の金属感をただよわせて存在感があります。起動輪が低い位置にセットされていること、ジャッキ台に木目が細かくモールドされている点などから、プラッツの公式キットを使用しているように思われます。


 カメさんチームの38(t)戦車です。プラッツの公式キットを使って親善試合時の姿に仕上げてありますが、キットはほぼ素組みでガルパン仕様への改造などはあまり成されていません。多くの先行作例は、このようなスタンスで作られているものが多いです。とりあえずは、ガルパン戦車の雰囲気を楽しめれば良い、という考え方にもとづく作例です。この程度で作るのが、最も楽で楽しいと思います。


 アヒルさんチームの八九式中戦車甲型です。キットはファインモールドの公式キットのみなので、どこで見かけても同じ製品です。こちらも素組みで仕上げて親善試合時の姿に仕上げてあります。デカールが大きいので、貼り付けには苦労されたと思います。ボルト等の突起部をうまく外して貼り付けのリスクを最小限に抑えてあることが分かります。


 カバさんチームのⅢ号突撃砲F型です。プラッツの公式キットで親善試合時の派手な姿に仕上げてあります。各所にガルパン仕様への改造の跡が見られますが、目立つところだけに絞ってあるようです。軸部も綺麗に整えて組み上げてあり、塗装も細かく行き届いていますので、制作者の腕の良さがよく分かります。このようなレベルに私も追いつきたいものです。


 ウサギさんチームのM3中戦車リーです。タミヤのキットをストレートに組み上げて、親善試合時のピンク色の姿に仕上げてあります。思えばガルパンのⅢ号突撃砲F型やこのM3中戦車リーのキットによって、従来の戦車モデラーたちがずっと堅守し続けてきた「戦車のあるべき車体色」というような概念がひっくり返りましたね・・・。
 色んな意味で、戦車キットの世界観に新境地をもたらした、エポックメイキング的な存在ですが、反面、ガルパン仕様への改造がとても難しいことでも知られます。でも、ストレート組みであっても、ウサギさんチームのフィギュアを乗せればガルパン戦車の雰囲気になってゆくのが、ガルパン戦車の特色の一つです。


 あんこうチームのⅣ号戦車D型改(H型仕様)です。ブーム初期の作品のようですが、その頃はまだプラッツの公式キットが出ていなかった筈ですので、これはタミヤのキットを使用したもののようです。キューポラ周囲の跳弾リングが除去されていないので、ガルパン仕様への改造は施さずにストレートに組み上げたもののようです。
 私自身がまだⅣ号戦車D型改(H型仕様)を作ってないため、こうした先行作品は、見ていてとても参考になります。出来上がった状態のイメージが明確な方が、ガルパン仕様への改造を試みる場合においても作業がやり易いからです。


 カモさんチームのB1bisです。タミヤのキットを使用し、ガルパン仕様への改造はあまり見られません。ブーム初期の、まだ資料も揃っていない頃に制作したものらしく、車体色も劇中車より暗めのカラーで仕上げられていますが、それがかえって重厚さを見せていて良い感じです。
 転輪のスカート部分もそのままなので、タミヤキット特有の気軽さでさらっと作り上げたことがうかがえます。私もこの程度のスタンスで取り組めたら、もっと楽になれることでしょう。


 アリクイさんチームの三式中戦車チヌです。ファインモールドの公式キットにてストレートに組み上げてあるようです。劇中車との相違点があまり目立たない車種においては、キットのままに制作してしまうのも良い、という好例です。これは全国大会出場時の姿に仕上げてありますが、隣にもう一台があって、そちらは発見時の状態を再現してありました。

 以上が展示キットの全てですが、いずれも以前にどこかで見かけたことがあるように思います。記憶が間違っていなければ、大洗駅のインフォメーションコーナーに展示してあった筈です。あと、レオポンさんチームのポルシェティーガーが見当たらなかったので、展示内容としてはまだ未完成であるのでしょうか。いずれは各店舗にある寄贈作品をもここに寄託するという流れになるのでしょうか。
 ちなみに、ポルシェティーガーの大洗における寄贈作品は、私の見てきた限りでは、「大勘荘」さん、「ブリアン」さん、「カジマ」さん、の三つだったと思います。

 いずれにせよ、ガルパンギャラリーの展示品ともなれば、最終的には、アニメに登場した戦車の全てが網羅されることになると思われます。その場合、大洗女子学園チームの所属車はあちこちに寄贈品が色々あるので集めればそれなりの内容にまとまりますが、対戦校チームの所属車は数が少ないので、新たに制作して陳列するという選択肢もあることでしょう。

 参考までに、大洗にて私が見てきた、1/35スケールの対戦校チームの所属車キットの寄贈作品の展示場所を挙げると、下記のようになると思います。記憶違いや漏れもあると思いますが、現時点で思いつくままに挙げておきます。

 聖グロリアーナ女学院 「肴屋本店」さん、「国井屋」さん、「いそや」さん
 サンダース大付属高校 「飯岡屋水産」さん、「あんばいや」さん、「いそや」さん
 アンツィオ高校 「山戸呉服店」さん
 プラウダ高校 「日野屋商店」さん、「さかげん」さん
 黒森峰女学院 「さくらい食堂」さん、「大勘荘」さん、「かま家」さん

 あと、各校の所属車キットがランダムで「タグチ」さんにあります。 (続く)

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figFIX アンチョビ

2015年06月17日 | ガールズ&パンツァー

(ホシノ) ドゥーチェ!! ドゥーチェ!! ドゥーチェ!! ドゥーチェ!!
(先輩某) ついにfigFIXからアンチョビが出るのか・・・
(ホシノ) ドゥーチェ!! ドゥーチェ!! ドゥーチェ!! ドゥーチェ!!
(先輩某) 俺の愛しいエリーチカたん(figma 絢瀬絵里)と同時期の発売なのか・・・
(ホシノ) ドゥーチェ!! ドゥーチェ!! ドゥーチェ!! ドゥーチェ!!
(先輩某) すると、ホシノはこのアンチョビも買うのか・・・?
(ホシノ) ノオォーーーッ!! (後藤熊男風)
(先輩某) アホかお前は・・・


 figFIX アンチョビの案内記事はこちら
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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く17 その3 「ガルパンギャラリーです!!」

2015年06月16日 | 大洗巡礼記

 永町商店街から路地を東に抜けて、マリンタワー前の信号交差点を通りました。この高い建物を見上げるたびに、大洗に居ることを実感します。京都ならば教王護国寺五重塔、奈良ならば興福寺五重塔、東京ならばスカイツリーに相当するランドマークです。

 日本の街というのは、どこでも低い建物が横に広がって構築されてきた歴史があり、近世まで高層建築は政治権力および一部の特権階級のみが成し得るものでした。その代表格が古代、中世においては社寺の塔婆、中世から近世においては城郭の望楼や天守などの建築でした。
 明治以降に西洋文化を取り入れて高いビルを造りましたが、それでも数は限られていました。戦後の成長期に一気に増えたものの、それでも高層ビル群の範囲は限られており、日本の都市の景観の大半は低い建物の広がりで占められます。
 この歴史的な流れを一瞥して、日本人の精神のなかには今もなお高い建物に対する一種の神聖感や信仰心のようなものが息づく、といった説もよく知られます。象徴、と言ってしまっては物足りない、何か重要な要素を、日本人が高層建築に感じているのは、間違いありません。
 それは、かつて日本一の高さを誇った出雲大社本殿が「神の領域」と崇められ、二番目であった東大寺大仏殿が日本仏教界の護法の聖域と信じられた歴史の潮流とも、決して無縁ではないでしょう。

 だから、ランドマーク、という言葉で軽く表現していますが、欧米のランドマークとは本質的に異なるものであり、高い建物ほど神に近づく、というような意識を抱く日本人の心象の有りようを抜きにしては考えにくいです。たとえ最近の建物であっても、高い建物に対しては、どこかに怖れや憧れといった感情を抱くのが日本人なのだろう、と私なりには解釈しています。大洗のマリンタワーに関しても、そういう部分はあるんじゃないか、と思います。


 リゾートアウトレットのまいわい市場に近づきましたが、今回はガルパンギャラリーを先に見学する積りでした。


 「キラキラクレープ」さんの建物の背面の戦車レプリカも、いつの間にか白地に水玉模様のような色彩に換えられていました。いかにもクレープ屋さんの外見、といった感じです。戦車、という概念から遠ざかろうと試みているのかもしれません。


 噴水広場の東側の建物の二階に上がりました。上図手前にガルパンギャラリーの、その奥に大洗町友好都市物産展の入口が見えました。ガルパンファンの大部分はガルパンギャラリーに直行するのでしょうが、私は先に大洗町友好都市物産展の方へ向かいました。このコーナーの本質的な狙いはそっちだろう、と感じていたからです。


 なので、ガルパンギャラリーのウインドー内のキャラクターパネルも、単なる点景でしかありませんでした。こうしたキャラクターパネルは、大洗では当たり前の存在であるからです。


 大洗町友好都市物産展の室内に入り、係の方に「鳥取県三朝町のコーナーはどこですか」と尋ねました。すぐに案内された一角には、見慣れた商品が並んでいました。岡山県苫田郡鏡野町からは、予想した通り「辛美人」等の調味料類が来ていました。


 そして鳥取県東伯郡三朝町からは、やっぱり「ごぼうチップス」が来ていました。これですよこれ。鳥取に住んでいた時期、倉吉の街並みの喫茶店などで三種類ほどの「ごぼうチップス」を食べていた記憶は、いまだに鮮やかです。この前倉吉へ行ってきた時も、これを食べました。
 類似の菓子は京都にもあり、幾つかの菓子メーカーからも商品が出ていますが、鳥取県のは原料に三朝町産の美徳自然薯を含んでいるので、さっぱりした甘味があります。好きな人は病みつきになり、食べだすと止まらなくなります。地元の味といいますか、三朝温泉街では普通に食卓に出されていますが、近年では鳥取県ふるさと認証食品にも選定されているようです。

 これはもう宿の夜のおやつに決まりだな、と決めて三袋ほどをすぐに購入した私を、係の娘さんは鳥取県からの客と思ったらしく、「お馴染みのお菓子ですか」と聞いてきました。冗談めかして「昔は、伯耆守を名乗っておりました。倉吉および三朝が心の故郷です」と応じると、笑顔になって「このお菓子は大洗でも大人気なんですよ」と言いました。
 これは食べると止まらんですからな、と言うと、何度も大きく頷いて「そうなんです、止まらないですよね」と笑っていました。「ごぼうチップス」の大ファンのようでした。

 懐かしい伯耆国の味覚を購入出来たことに満足し、このコーナーの購入特典であるガルパン対戦校校章缶バッジを抽選でいただきました。以前の記事にも書いた通り、二次創作追加の対戦校にはあまり興味が無かったので、ヴァイキング水産高校、ヨーグルト学園、知波単学園の3種があれば良い、と思っていました。
 最初に引いたのが知波単学園でしたので良し、でした。次に引いたのがメイプル高校だったので「これは要りませんので」と返したら、「それでは代わりにこれを」とヴァイキング水産高校のを下さいました。融通の利いた対応に感謝、です。
 「ごぼうチップスは食べてるとすぐに無くなってしまう、そうなったら明日も買いに行きますよ」と言うと、再び笑顔になって「是非いらして下さい」と挨拶を返してくれました。


 それからガルパンギャラリーに入りました。一般的にはこちらをメインのように宣伝していますが、そのスペースのテナント料は、さきの大洗町友好都市物産展の売上から調達されているので、大洗町友好都市物産展が儲からないと、ガルパンギャラリーの維持も難しくなります。運営側の本当の狙いはガルパンギャラリーよりも大洗町友好都市物産展の方であろう、と考えたのは合っているようです。
 だから、展示内容はある程度までは充実しているだろうけども、大洗町の各店舗のコーナー展示に比べると量はともかく質の上では劣るかもしれない、と予想していました。

 このガルパンギャラリーは、設置の経緯からみてバンダイの認可を得た公式の商品または関連物を中心に構成される筈です。しかし、私たちガルパンファンの側からみると、ガルパン関連のグッズには、ファンの方々の手作り品が相当の割合を占めているはずです。各店舗の展示内容がそうですし、今では見られなくなって思い出にしか残っていないものも少なくありません。
 そういった非公式系のものがどの程度展示されるのかは分かりませんが、そういった手作り品や寄贈品などがこれから収蔵展示されてゆくことになれば、ガルパンギャラリーのメモリアルホールとしての機能も公私にまたがって最大限に発揮されることでしょう。


 入ってみると、展示物は予想した通りの内容でした。バンダイの認可を得た公式のものばかりでしたので、端的に言えば「バンダイガルパン資料館」だな、と感じました。これに大洗の要素をまじえた構成になっているようです。オープンからまだ一ヶ月も経っていませんでしたから、最初はこんな感じなのだろう、と思いました。


 服飾関係の展示です。非売品と販売品とに分類されているようでした。あまり見たことのない服が多かったので、多くはイベント時などの限定品だったのでしょうか。


 展示パネルの一つは、以前の記事にも取り上げた、対戦校20校の紹介でした。これがテレビシリーズにおいては16校です。これはガルパンのエンサイクロペディアの75ページにも明記してあるので、それ以外の4校は、バンダイが後から追加した二次創作であるわけです。そこまで関心を広げようにもリアリティに乏しいので、私自身はあまり興味が湧きません。
 どんなコンテンツでも虚実ごちゃまぜになると魅力が半減してしまうと言われますが、これも似たようなケースに当たるのかもしれません。

 第一、奈良県には、グレゴール高校なんて感覚的に似合いません。阿知賀女子学院、とした方がピッタリだったのではないでしょうか。(それってガルパンとは別のアニメじゃないか、アホかお前は)


 コーナー内のステージです。イベント等の開催なども見据えて設置されているのでしょう。今後のガルパン関連イベントの幾つかをこちらに移す可能性もあるようですね。並べられているパネルは、鹿島臨海鉄道で使用されたヘッドマークでしょうか。缶バッジセットのデザインの元になったものでしょうか。


 ガルパンイベントの案内ポスター類です。結構あるものですね。全て、大洗町商工会またはバンダイの認可を得た公式のものばかりです。アニメイトやボークスなどの協賛企業のポスターも幾つかあったと記憶していますが、それらは一点も見当たりませんでした。「大阪ぼちぼち作戦」の公式ポスターもありませんでしたが、そちらはいずれ追加されるのでしょうか。


 大洗町商工会発のポスターやペナントやチラシなども展示されていました。しかし、商工会事務局長さんの写真までが出ているのが独特ですね・・・。公立の資料館や展示館が一民間人の写真をパネル展示することはまず有り得ませんので。


 大洗町内の食事処の案内と関連商品です。ガルパンファンの常連のたまり場にもなっている、商店街内のお店の殆どが紹介されています。逆に言うと、それ以外の食事処が紹介されていないわけです。そっちの方に、本当に美味しいお店がかなり含まれているので、もう少し紹介範囲を広げた方が良かったのかもしれませんが、ここはあくまでガルパンギャラリーです。ガルパン関連に特化したグルメだけを紹介するのは当然のことでしょうね。 (続く)

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