気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパン「最終章」予告編より  もしかして、潜水艦の内部?

2017年08月31日 | ガールズ&パンツァー

 「最終章」の予告編のワンカットです。上図の二人、制服からみて大洗女子学園の生徒であることは間違いありません。
 二人が居る空間は、どうも潜水艦の内部のように思えます。学園艦が日本の空母「翔鶴」級をモデルにしているのですから、潜水艦であれば、日本の「伊号潜水艦」あたりがモデルになっていそうです。

 もしかして、史実の伊号第十九潜水艦みたいに、敵艦数隻を一撃で撃破してくれるかも・・・・!!  (アホかお前は)

 

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聖グロリアーナ女学院 チャーチルMk.Ⅶ 完成です!!

2017年08月30日 | ガルパン模型制作記

 塗装が完了したので、デカールを貼る作業に移りました。今回のキットは公式製品なので、上図のガルパンデカールがセットされています。
 ただ、いつも思うのは、キャラクターのデカールの方が大きかったり多かったりするのはどうなんだろうか、ということです。キャラクターのデカールよりも、モデルカステンさんのセットみたいに、校章マークも複数セットを揃えるか、サイズ違いの分もオマケで追加してくれるといいな、と思うのですが・・・。

 

 今回使用したのは、上図の①と③と④と⑤でした。①は車体左右側面後方、③は砲塔左右側面、④は車体前面、⑤は砲塔後部ボックス背面に貼ります。

 

 車体右側面に貼った①と③のデカールです。位置は公式設定資料図を参考にしました。

 

 砲塔後部ボックス背面に貼った⑤のデカールです。

 

 車体左側面に貼った①と③のデカールです。

 

 ④は車体前面に貼りました。

 

 デカール貼りを終えた後、一日置いて乾燥させ、つや消しクリアーを吹き付けました。

 

 正面観です。なかなかゴツイ感じですが、形状はシンプルなので、輪郭線も割合にスッキリした感じです。

 

 斜め後方から見ました。

 他のガルパン戦車と異なって、起動輪と誘導輪が全く見えませんので、小さな転輪だけで動いている大きな車輌、といった印象が強いです。

 

 チャーチル歩兵戦車の史実での初陣は1942年8月ですが、ガルパン劇中車のMk.Ⅶは車体設計が大幅に変更された最終型ですので、初陣は1943年末と遅い方でした。増加装甲のリベット留めを溶接方式に改めて防御力を強化したタイプです。
 その防御力の高さは、テレビシリーズの第4話での親善試合にてⅣ号戦車に至近距離からの横撃を受けてビクともしなかった辺りにもよく示されていますが、史実ではドイツ戦車との機動対戦の機会が無いままに終わっていますので、実際にどのくらいの力量があった戦車なのかは、あまりよく分かっていないようです。

 そうした経緯もあり、外見的にもスマートとは言えず、プラモデルにおいても余り人気が無かったこの戦車を、よくガルパンでは採用して登場させたものだなあ、と感心します。

 

 ダージリン隊長の搭乗車ですから、当然ダージリンにお出ましいただきました。一気にガルパン戦車の雰囲気になってゆきますね。

 

 ダージリンは、上図のようにキューポラ上に立った姿が似合っています。テレビシリーズの第4話での初登場シーンがそうでしたからね・・・。
 初めてみた瞬間、手に持ってるのはもしかしてティーカップかな、戦車の上でティータイムなのかな、と思ったことを覚えています。

 

 かくして、聖グロリアーナ女学院チームのチャーチルMk.Ⅶが、完成しました。製作日数は、2017年7月31日から8月16日までの17日でした。のんびりと進めましたので、組み立てに14日、塗装に1日、塗装後の組み立てとデカール貼り付けに1日かかりました。ガルパン仕様への修正や改造も少なく、楽な工作ばかりでしたので、気楽に組み立てる事が出来ました。

 今回は、劇場版仕様にて作りましたが、キットそのものはテレビ版仕様にも仕上げる事が可能です。両仕様の相違点は、車載機銃の装甲カバー天板の有無だけで、あとの修正や改造は両仕様共通です。ただ、デカールに関しては、テレビ版仕様のみ01の車番が必要となります。
 したがいまして、ガルパン戦車プラモデルの中では、テレビ版仕様、劇場版仕様への作り分けが簡単に出来るキットであると言えます。他の車輌においては、双方の仕様が大きく異なっているケースが殆どですから、今回のチャーチルMk.Ⅶは仕様ごとの差異が少ない点からしても、作りやすい、初心者にもお勧めのキットであると言えましょう。

 


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ガルパン「最終章」の大洗女子学園チームは7チーム?

2017年08月29日 | ガールズ&パンツァー

 「最終章」の予告編のワンカットを見ますと、大洗女子学園チームは全部で7チームが出ています。カメさんチームだけが上図に見えませんので・・・・。

 生徒会三役はどうなったんでしょうか・・・・?三年生は戦車道を卒業したのかと思いきや、カメさんチーム以外の三年生はみんな上図に揃っていますし・・・・。
 そういえば、河嶋桃が何かの暗い内部に居るシーンがありましたが・・・?

 


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聖グロリアーナ女学院 チャーチルMk.Ⅶ 作ります!! その8

2017年08月28日 | ガルパン模型制作記

  

 塗装作業に入りました。まず下地をサーフェイサーの吹き付けによって作りました。今回使用したのはGSIクレオスの「Mr.サーフェイサー1000」のグレータイプです。他の車輌の制作でも大体は同じものを使っています。たまにホワイトタイプも使いますが、今回のような暗めの車体色の車輌においてはグレータイプを使いました。

 

 車体色の塗装には、上図のガルパン塗料の一種、Mr.カラーの「聖グロリアーナカーキグリーン」を使用しました。このガルパン塗料シリーズには、他に「プラウダダークグリーン」や「継続グレー」等が発売されていますが、もう少し頑張って聖グロリアーナ女学院チームのマチルダやクルセイダー、アンツィオ高校チームのP40などの車体色も出していただけるといいな、と思います。

 

 車体色の吹き付け塗装が完了しました。履帯、予備履帯、マフラー、ワイヤー等は28番の黒鋼色を吹き付けました。

 

 ベルト式の履帯パーツを装着しました。上図のように、繋ぎ目を上にしておけば、後で上部車体パーツに隠されて見えなくなります。

 

 上部車体パーツをかぶせました。後部のポリキャップと前部の凹凸部にはめ込んで固定する方式ですので、接着しなくてもピッタリとおさまります。

 

 マフラーを接着しました。

 

 マフラーの上に、マフラーカバーを取り付けました。

 

 車体左側面の予備履帯とワイヤーを取り付けました。劇中車では、予備履帯の向きをガイド指示と逆に取り付けますので注意が必要です。
 この向きで予備履帯を取り付けると、上図のようにワイヤーと干渉しません。CG作画上の都合による変更点であったのかもしれません。

 

 車体右側面の予備履帯とワイヤーを取り付けました。

 

 砲塔の主砲同軸機銃も、28番の黒鋼色で塗りました。劇中車に合わせて装甲カバーの天板を無くしてありますので、機銃の銃身を内部にも再現してありますが、それも同じように塗りました。

 なお、作業写真を撮り忘れた砲塔天板上のリベットの移設状況は、上図の通りです。公式設定資料図や劇中シーンを参考にして、キットのモールドをいったんカットして、2ミリほど内寄りの位置に付け直しています。

 

 左右前端のフェンダー前端カバー下部のカラーは、ガイド指示では「つや消しブラック」となっています。アニメで観ると、ブラックというより暗めのグレーという感じですが、ここはガイド指示にしたがってブラックと決め、ポスカの黒で塗りました。

 

 車体前部の機銃も、28番の黒鋼色で塗りました。装甲カバー内に見える銃身部分も同じように塗りました。

 

 以上で、塗装および塗装後の組み立てを完了しました。 (続く)

 


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ガールズ&パンツァー 劇場版Variante 2

2017年08月27日 | ガールズ&パンツァー

 

 

 上図は、去る8月23日にKADOKAWAより発売された、「ガールズ&パンツァー 劇場版Variante 2」です。表紙をケイとダージリンが飾っていますが、本編には後者はあまり出ておらず、前者がかなり目立っています。ケイのファンにとっては良き一冊となるでしょう。
 アマゾンでの案内記事はこちら

 

  一昨日、職場の帰りに立ち寄った京都八条口アバンティのブックセンターで購入しましたが、まだまだ十分な在庫が積まれてありました。

 

 内容的には、上図左の1巻が、エキシビジョンマッチの流れをそのまま追いつつ、アニメには無かった場面を少し挟み込んでいたのに対し、多角的に色んな場面を組み入れて再構成してありました。アニメに無かったサイドストーリーが色々織り込まれたことにより、劇場版ストーリーをより細かくたどれるようになっています。
 もしかすると、アニメでは尺の関係で削られた部分を、このコミックシリーズで回収しているのかもしれませんね。そうだとしたら、小説版と併せて色々と楽しめるわけですね。

 巻末には、「第3巻に続く」との予告があります。1が1月、今回の2が8月に出ましたので、3は来年になるのかもしれませんが、それは12月の「最終章」の公開後になるということでしょうか・・・。

 


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聖グロリアーナ女学院 チャーチルMk.Ⅶ 作ります!! その7

2017年08月26日 | ガルパン模型制作記

 ステップ14では、砲塔の組み立てを行います。ガルパン仕様への修正、改造などが四ヶ所にあります。またB24は不要ですので、砲塔側面パーツD27にある取り付け穴二つを埋めます。

 組み立てる前のパーツ群です。このうち、このうちパーツD5につく主砲同軸機銃部分の修正は、組み立て前に施します。劇中車に合わせて天板を開口し、内部を彫り込んで銃身も再現しましたが、その作業写真を撮り忘れましたので、作業後に組み立てた状態の写真しかありません。

 砲塔天板パーツのD17です。これにも修正や改造を施します。

 劇中車においては、砲塔天板がフラットで溝が無い、主砲同軸機銃の装甲カバーの上面が開口する、等の特徴が見られます。また、天板上のリベットの位置も若干異なります。

 ガルパン仕様への修正、改造の四ヶ所を上図に示しました。一つ目は、主砲同軸機銃の装甲カバーの上面を開口して内部に銃身を再現する、です。
 二つ目は、砲塔天板上に横に走る溝を埋める、です。これはブラ板を細長くカットしたものを溝に貼りこんで埋めました。三つ目は、砲塔右側面下端にある切欠きを埋める、です。ブラ材で埋めて整形しました。
 四つ目は、赤円で示した三ヶ所のリベットの修正、です。後方の一ヶ所は劇中車にありませんのでカットし、前方左右の二ヶ所は位置を内側寄りに移しました。

 修正作業中の状態です。とにかくヤスっています。三ヶ所のリベットの修正は、後のステップ15にて行いました。

 ステップ15では、砲塔の各所の部品を取り付けます。ハッチは全てピットマルチ使用にて開閉自在としました。

 パーツを全て切り出しました。ガルパン仕様への工作は一ヶ所、背面ボックスパーツのB16に、劇中車に合わせて金具を追加します。

 組み立ての途中の状態です。天板をフラットにするためにヤスリがけを続け、前方左右の二ヶ所のリベットもいったんカットしています。

 前方左右の二ヶ所のリベットの移設を除き、全ての作業が完了しました。

 ステップ16では、砲塔、上下の車体を組み合わせます。私の制作においては、塗装後に行います。あとは、背面の牽引ホールドのB5を取り付けるだけです。
 ステップ17では、左右フェンダー前端部を組み立てます。

 B5を取り付けました。

 続いて、ステップ17に進みました。

 ガイドの指示通りに組み立てました。これも塗装後に、履帯と車体を組み合わせてから、取り付ける予定です。

 以上で、塗装前の組み立て、ガルパン仕様への追加工作の全てを完了しました。 (続く)

 


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継続高校のアキ、時定高校の長野原みお

2017年08月25日 | ガールズ&パンツァー

 御存知、継続高校チームのアキです。劇場版に初めて登場して以来、その元ネタは「ムーミン」であると指摘され、それが今では定説のようになっているそうです。
 しかし、ガルパン以前には「けいおん」や「日常」等の京都アニメーション作品に親しんできた私には、「ムーミン」とは別の、もっとふさわしい元ネタがある、という思いがありました。

 

 御存知、「日常」の「ちゃんみお」こと長野原みおです。ガルパン劇場版にてアキを初めて見た時、すぐに連想したキャラクターでした。

 

 だって、この通りですよ。これを描いた方に敬意を表します。

 ということで、継続高校のアキの元ネタは、時定高校の長野原みお、だと思います。 (アホかお前は)

 

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聖グロリアーナ女学院 チャーチルMk.Ⅶ 作ります!! その6

2017年08月24日 | ガルパン模型制作記

 ステップ12では、車体背面と右側面の各部品を取り付けます。スコップのA9は不要です。ガソリン缶のA1およびA7、A8は、アスカのパーツに交換します。予備履帯のA2、ワイヤーのB29、ステップ10のマフラー等は塗装後に取り付ける予定です。
 なお、劇中車においては、予備履帯のA2はガイド指示とは向きを逆にして取り付けます。

 取り付けるパーツは上図の4点です。このうち、予備履帯のA2、ワイヤーのB29は塗装後に取り付けますので、この段階で接着するのはA14とB15のみです。

 A14とB15を取り付けました。

 続いて、背面のガソリン缶のセットに移ります。ここではガルパン仕様に合わせる必要があります。

 劇中車の装備しているガソリン缶は、上図に示すように英軍式で、左右に2個ずつセットされています。ハンドルの向きが左右で異なるのが特徴です。

 アスカの「WWⅡイギリス車載アクセサリーセット」に含まれる「各種缶」が劇中車のガソリン缶に該当します。パーツはY19、Y20、Y21です。上図は2個を組み立てた状態です。なお、「WWⅡイギリス車載アクセサリーセット」には、この「各種缶」が6個入っています。

 そのままではキツくて入りませんので、「各種缶」の表面を少しヤスって調整して入れました。アスカのパーツがオーバーサイズであるというより、車体パーツのトレイ部分がやや小さいのだろうと思います。
 なお、缶のハンドルは向きが左右で異なるので、劇中車に合わせて付けました。

 ステップ13では、車体左側面の部品を取り付けます。段取りはステップ12と同じです。これにガルパン仕様への追加工作が二つ加わります。

 劇中のワンシーンをご覧下さい。赤円内に、ワイヤーの固定具がみえます。キットの車体パーツでは省略されています。

 続いてのシーンで、赤円内に、キットの車体パーツでは省略されている部品が見えます。エンジン吸気ボックスの釣り上げ用フックとみられます。これはボックスの左右につきますので、両側で4つ必要です。

 以上の二件のパーツを、ブラ板をカットして自作しました。小さな部品ですので、形は適当に合わせました。

 追加工作が完了しました。ワイヤーの固定具の方は、内部にワイヤーパーツ取り付け用のダボ穴があることをふまえ、ワイヤーパーツが難なくセット出来るように配慮しました。 (続く)

 


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けいおん!の聖地をゆく12 その5 豊郷駅前のけいおんショップ

2017年08月23日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 豊郷小学校に滞在したのは二時間ぐらいでした。その後は中山道沿いに「玉屋」まで行くことになりました。途中の上図の石標に目を留めて立ち止まったミカさんでした。

「豊郷は中山道の宿場町の間の「立場」だった所なんですねー」
「そのようですな。後には拡大して「間の宿」も成立していますが、今でいう休憩地点ですから、街が大きくなるまでには至っていなかったようですな。中山道も直線ルートですし」
「中山道って、もともと直線じゃないんですか?」
「そんなことはない。地形によって曲がったりもしてますよ。あと宿場町に着けば道が折れ曲がっている場合が多い。中世戦国期に道をずらせて防御しやすくしていた名残もあるでしょうな」
「それでは、もし豊郷に宿場町があったら、中山道はこんな真っ直ぐには通らなかったということですか」
「そうですな。真っ直ぐにならずに屈折してつけられた可能性が高い」
「どうしてですか?」
「江戸期までの日本の街と道路の形成は、まず宅地や街区を先に作って、その後で道路を整備するパターンが一般的だったんですよ。現在の都市計画ではまず道路から通しますから、まっすぐな道が出来やすい」
「それ、なんとなく分かります。古い町ほど道が曲がりくねっていたりしていますよね」

 「玉屋」に着きました。ちょっと休憩して軽く何か食べていきましょう、となりました。

 

 店先の平沢憂の飛び出し看板もリニューアルされており、上図のように中学生時代の制服姿にデザインされていました。

 反対側は、桜高の制服姿になっていました。

 今回の誕生イベントの案内ポスターも貼ってありました。それをしばらく見て考え込んでいたミカさんでしたが、やがてポンと手をたたいて言いました。

「教授、やっぱり、けいおんの聖地が豊郷だっていうのを公式は言ってないんですね」
「そのようですな。どんな事情によるのかは分からんが、少なくとも京都アニメーションがロケ地を一切公言しなかったことは、その後の人気の発展に相当な効果を添えていると思いますな」
「そう、そうなんですよね。それって、やっぱり凄い事ですよね」
「確かに。京都の数多くのロケ地も、見りゃ分かるぞ、という場所ばかりだし、金閣寺や南禅寺水路閣、北野天満宮みたいに超有名な名所もある。公言する必要も無かったかもしれないが、あえて言わないことによって、ファンの自由自在な発想と行動を最大限にまで促した可能性がある」
「そうなんですよね。例えばガルパンだと、バンダイが大洗がロケ地だって言ってて、大洗のブームにも積極的に関与してて、何だかんだでバンダイの名前が出てくるんですよね。でもけいおんでは、全ての聖地が全部ファンの探索で特定されて、ファンの巡礼だけで盛り上がって確定してるんですよね。豊郷にも公式は一切かかわっていないんですよね。だから豊郷でのブームは、役場もファンも気兼ねなく展開してやれたというし、今日のようなイベントも、全部ファンや支援者だけでやってるわけなんですよね。だからここのポスターも、みんなみんなファンの手作り品で、公式のものは一枚も無い。公式抜きでよく今まで続いて来れたなあ、って思いますよね」

 ミカさんの言葉通り、豊郷での「けいおん」ブームは全てファンと地元が盛り上げてきたものであり、それが十年になろうとしているのだから、特筆すべき現象であります。
 ガルパン大洗の場合は何をやるにしてもいちいちバンダイの許可が必要で、ガルパンブーム自体もすでに利権絡みの構造になっています。大洗にて、ファンが自由に盛り上げてイベントをやることはNGになっているようですので、豊郷のように旧校舎群を借り切って同人誌即売会をやるとか、コスプレや痛車を自由に楽しむとか、ライブコンサートイベントで盛り上がる、という流れとは対照的になっているように見えます。ガルパン大洗と、けいおん豊郷の決定的な違いの一面がそこに示されているのは間違いないでしょう。

 「玉屋」で軽くうどんを頂いて休憩した後、豊郷駅へと向かいました。途中で見た秋山澪の飛び出し看板も新しくなっていました。ミカさんかスマホで撮りつつ、感心したように言いました。
「いまもメンテナンスが続けられているのは素晴らしいですね。公式が公言しなかったことのメリットがこれにも表れていますね。ファンや有志の皆さんがいくらでも盛り上げていけますもんね」

 確かにこうした飛び出しキャラ看板も、豊郷町当局および有志やファンの創意工夫によるものであります。公式の関与が一切ありませんから、幾らでも自在に展開出来るわけです。ガルパン大洗のキャラパネルが公式の許可品であることによって様々な制約を課せられているのとは対照的です。

 豊郷駅前の「ルーチェ・カルマ」が営業していましたので、立ち寄ってみました。というより、あずにゃんファンのミカさんが、玄関口のあずにゃんカーテンにつられていったというのが正しいです。

 店内は、御覧のようにけいおん一色でした。多くはファンからの寄贈品だそうです。ミカさん曰く「大洗のお店みたいなごった煮状態じゃなく、ちゃんとインテリアとしての見栄えも考えて飾ってありますね」と。

 おー、ゆいあずだー、と楽しそうなミカさんでした。

 本来はアロマセラピーのお店だと聞きましたが、店内はどこもけいおんポスターやタペストリーやグッズばかりが目立ちます。おそらくお店の方もファンなのかもしれません。

 誕生日イベントに合わせて、琴吹紬グッズセットなるものも販売していました。値段が高めに設定されていたのに驚かされました。大部分の品が中古ショップにて安価で入手可能であるため、同じものをこしらえても半額以下で済みます。

 外側のウインドーもこういう状態です。過去のイベントの案内ポスター等が貼られています。一見して「けいおん」ショップに見えてしまいます。が、実際に関連グッズも販売しているそうなので、豊郷町においては間違いなく「けいおん」ショップであるのでしょう。

 列車の時刻が近づいてきたので豊郷駅に行き、すぐにやってきた米原行きの列車に乗りました。彦根駅でJR線の新快速に乗り換えて帰途につきました。京都駅で別れるまでの間、ミカさんがずっと語りつづけていた、ガルパン戦車プラモデルに関する話題に関しては、ここでは省かせていただきます。

 以上で、「けいおん!の聖地をゆく12」のレポートを終わります。

 

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聖グロリアーナ女学院 チャーチルMk.Ⅶ 作ります!! その5

2017年08月22日 | ガルパン模型制作記

 ステップ11では、上部車体の各所の部品や車外装備品などを取り付けます。劇中車は一切の車外装備品を外していますので、B1とB2とB4は不要です。また車体パーツのエンジンハッチ上に鶴嘴がモールドされているのを削り取る必要があります。さらに、車体パーツの側面部前方においても、モールドやボルトの修正が必要になります。


 

 まずは、車体パーツの側面部前方における修正工作からとりかかりました。作業前の該当範囲の状態は御覧の通りです。上端の細長い板状のモールドと、ボルトの配置などに注目して下さい。

 

 劇中車においては、黄色の矢印で示すように、上端の細長い板状のモールドがありません。次に赤枠内のボルトの配置が異なっており、白円内のようにワイヤー前端固定具のすぐ下に2個のボルトが斜めに並びます。

 

 したがって、車体パーツの側面部前方における修正工作は、両端を黄色の矢印で示した細長い板状のモールドの除去、二ヶ所の赤円で囲んだボルトを削り取って二ヶ所の赤点の位置に移す、の二つになります。

 修正工作が完了した状態です。

 反対側においても同様の修正工作を行いました。

 続いて、劇中車の前部フェンダー内側下端に並ぶ5個のリベットを再現します。

 該当のリベットの列がキットパーツでは省略されていますので、左右とも上図のように5個並べました。

 車外装備品に関しては、上掲のシーンにみる通り、一切が降ろされているのが分かります。

 キットパーツでは上図のような状態になっており、鶴嘴がモールドされています。

 手始めに、鶴嘴のモールドを削り取りました。

 車外装備品の取り付け穴11ヶ所を、全て爪楊枝差し込みにて埋めました。

 埋めた後の状態です。その後、溶きパテを塗り込んで痕跡をなるべく消しました。

 修正工作が全て終わった後、このステップで取り付けるパーツを切り出して準備しました。側面ハッチのC9は左右とも閉状態にします。

 全て取り付けて、ステップ11の工程を完了しました。 (続く)


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けいおん!の聖地をゆく12 その4 講堂では有料イベント

2017年08月21日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 酬徳記念館内は数人の巡礼者のみが居ただけで、日曜日にしては閑散としていました。誕生日イベントの当日でもこんな感じなのか、と妙に感心してしまいました。けいおんカフェも臨時休業でしたし、観光案内所もほとんど無人でボランティアスタッフしか居ませんでした。
 もともと豊郷町は、観光コンテンツの整備にあまり力を入れていないと言われています。観光客を呼び寄せる努力をしている形跡があまり感じられません。隣の彦根市や東近江市の熱心さとは対照的です。

 

 ミカさんが「これいいですねー」と展示写真の一つを指さしました。
「だから私もこの前はねんどろいどを持参して撮影したんですよ・・・」
「そうだったですね。綺麗な写真でしたね」
「ええ、太陽の傾きも計算して撮影タイミングを見計らいましたので」

 

 続いて隣の写真も楽しそうに見ていました。
「これは、ここ(酬徳記念館内)で撮ってますよね」
「一階のテーブル席で南を向いての撮影ですな」
「いいなあ、こういうの。ねんどろいど揃えて撮影したくなっちゃう」
「やったらいいじゃないですか」
「でも、ねんどろいどは今は手に入りにくいんでしょうね」
「そんなことはない。アニメショップの大型店舗やリサイクル系ショップではけっこう見かけますよ」
「幾らぐらいで買えるんですか?」
「中古だと二千円するかしないか、ですかね。箱無しだと安いのは千円以下になりますね」
「じゃあ、格安で五人揃えるなら、五千円ぐらいですか・・・。」

 

「これ、映画館の入場特典カードですよ。五種類全部揃ってるの初めて見ました」
「ミカさんは何度か観に行ったんでしょう?」
「はい。三回です。でもカードは二回は同じ梓でしたので、唯との二種類だけです」
「ゆいあず、ですか・・・」
「そうそう、ゆいあず」
「こういう特典のカードって、かなりあったみたいですな」
「ええ、三年生四人の詩のやつ、あずにゃんが先輩達に一枚ずつ書いた御礼の手紙のやつ、映画クリアポスターと同じデザインのやつ、あと映画ヒットで特別に感謝記念のやつもあったですね。それから、えっと、正月限定の着物バージョンのやつ、ロンドン旅行の飛行機とのコラボのやつ・・・・」
「そんなにあったのか、飛行機とのコラボっての、見た事無いなあ」
「それ、持ってますんで、今度持ってきて見せますよ」

 

「きゅんキャラですねー、いっぱい並んでますねー」
「来るたびに増えているみたいですな」
「今も集めてる人が沢山居て、寄贈してくるんでしょうね」
「でしょうな」

 

 一階に戻ってからは、上図のきゅんキャラ展示コーナーに注目したミカさんでした。
「こういうの素敵ですよ、こういうのウチにも飾りたいかもー」
「飾ったらいいじゃないですか」
「このきゅんキャラは今でも買えるんですか?」
「一番くじの景品なんで新品は無理ですがね、中古品ならホビーオフとかで結構見かけますね」
「ホビーオフですか、安いので200円ぐらいじゃないですか?」
「ああ、それぐらいですな。でも全部で6種あるから、揃えるのは手間がかかるよ」
「あー」

 

 キャラクター毎にセリフのカードが付けられてあります。どの話のセリフだったかな・・・。

 

 外に出ると、有料イベントが休憩時間になったようで、大勢の参加者が講堂の外に出てきていました。仮設テントの販売コーナーや飲食コーナーが賑わっていて、周囲の芝生で食べている人も居ました。ざっと200人ぐらいは居たようです。

 

「ミカさんは、ああいうイベントには参加したことある?」
「無いです。興味もありませんし」

 ミカさんは、「けいおん」放送時は現役高校生で、2期の放映時には平沢唯たちと同じ3年生でした。進路に悩み、受験もなんとか頑張り、学園祭では軽音部の一ユニットに属してリードギターを担当していたそうです。まさに「けいおん」のキャラクターと同じような日々を過ごしていたわけですが、それだけに「けいおん」には共感が大きく、また「けいおん」に大事な事を沢山教えてもらってきたのだそうです。

 以前に、一番くじのフェアに何度も行った時の事を、こう語ってくれたことがあります。
「HTTは、私にとっては同級生の仲間なんです。進路に悩んだのも唯とおんなじ。珍しい経験が多かったのもムギとおんなじ。一番くじの景品だって、HTTの仲間から何かを貰うっていうような嬉しさがあったんです。一回500円とかは高かったんですけど、でも景品貰ったら、夢と勇気と元気も貰える。だから前を向いて、真剣に買ってくじ引いたんです。何が当たっても、頑張るぞって気持ちにさせられたから、あれは本当に良かったですよ」

 このミカさんの言葉に、「けいおん」がなぜヒットして爆発的な人気を博したか、の答えの一つが示唆されているように思います。
 ミカさんの高校では、クラスメイトの皆も「けいおん」に熱中していて、みんなでローソンに買い物に行き、一番くじを引いて、ダブリ分をみんなで交換しあって楽しんでいたそうです。欲しいプライズ品があると、友達を誘ってゲーセンに行き、結果に一喜一憂して騒いでいたそうです。軽音部の人数が一挙に四倍に増え、ミカさんのいたユニットも含めて六つのバンドが競って活動していたそうです。
 そのような話を聞くことで、けいおんシリーズの全盛期において、ファンの最先頭をきっていた女子高生ファン層の有り方がどのようであったかが伺えます。彼女たちが「けいおん」に感じていたのは、おそらく、同世代ならばでの「共感」と「仲間意識」、だったのでしょう。
 なので、ミカさんが今回の有料イベントに興味が無かったのも頷けます。

 

 駐車場には、けいおんの痛車も何台か停まっていましたが、ミカさんは一瞥だにくれずに門へと向かいました。

 

 そして、門の所で回れ右をして立ち止まり、背筋を伸ばした綺麗な姿勢で、深くお辞儀をしたミカさんでした。その後、照れくさそうにこう言いました。

「豊郷小は桜高そのままです。私たちの高校時代の記憶も夢もみんな鮮やかなままに思い出して再び楽しめそうです。でもHTTの仲間は卒業していきましたし、私たちの高校時代も同じ昔の一コマです。この門から出たら、過去よりも未来を見つめたい気持ちになるんです。だから、帰る時はきちんと挨拶して、気持を入れ替えるんですよ」
 さすがですな、ミカさん!! (続く)

 

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聖グロリアーナ女学院 チャーチルMk.Ⅶ 作ります!! その4

2017年08月20日 | ガルパン模型制作記


 ステップ8では、下部車体に足回りのパーツを組み付けます。大部分は上部車体をかぶせると見えなくなります。ガイドの指示通りに進めます。


 組み合わせるパーツ群です。


 組み立てが完了しました。


 ひっくり返してみました。小さな転輪がずらりと並んで、なかなかの迫力です。起動輪および誘導輪は完全に隠れて見えなくなりますので、小さな転輪だけで動いているという印象が強い戦車です。


 かつてはモーターライズキットとして内部にモーターや乾電池も収めていたのですから、相当な重量であったことでしょう。モーターのスイッチは、現在も可動になっている車体前部機銃を使用していたようですが、どのような仕組みであったかは分かりません。


 ステップ9では、上部車体の前端左右のフェンダーを切り離します。これらのフェンダー前端部において、ガルパン仕様への修正工作を実施します。
 ステップ10では、マフラーを組み付けます。私の制作においては、塗装後に取り付ける予定です。


 上部車体の前端左右のフェンダーを切り離しました。


 切り離した左右のフェンダー前端部分です。キットパーツは御覧のような状態ですが、劇中車のそれとは幾つか異なります。


 ワンシーンで見ますと、赤円内に示したように、繋ぎ目の所にリベットが無く、二ヶ所のヒンジが大きく表されています。


 続いて、上図の側面においても、劇中車との相違点があります。キットパーツにおいては、繋ぎ目の細長いカバーの下半分の細いモールドが下まで伸びています。


 劇中車においては、御覧のように、繋ぎ目カバーの下半分の細いモールド部分がありません。


 以上の諸点をふまえて修正工作を施しました。繋ぎ目のリベットを全て削り取り、カバーの下半分の細いモールド部分も削り取りました。さらに前面に突き出たフックのモールドもカットして、エッチングパーツの切れ端で再現しました。


 マフラーのパーツ2点は、切り出したのみで保管しました。車体パーツへの接着は、いずれも塗装後に行う予定です。 (続く)


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けいおん!の聖地をゆく12 その3 コスプレイヤーとキャラクターパネル

2017年08月19日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 この日の一般見学客は、昼過ぎから増えてきました。家族連れやグループが多く、当地が近場のレジャーのポイントとしても親しまれている様子がうかがえました。そのなかに、スーツケースを重そうに引きつつ室内に入ってきた若いコスプレイヤーの三人組がいましたが、いずれも桜高の夏服を着ていました。


 早速ミカさんが話しかけて色々と盛り上がり、私のデジカメを持って行って「ムギのカメラだよー」とか何とか言ってさらに盛り上がった挙句、テーブルの席についた三人組の写真まで撮ってくれました。
 御覧のように、秋山澪、琴吹紬、中野梓に扮していて、自然と絵になっていました。皆さん、カメラに収まっていただき有難うございました。 (上画像はミカさん撮影)


 その後もコスプレイヤーの三人組とミカさんは色々とおしゃべりしていました。三人組は最近に「けいおん」ファンになったそうですので、放送当時からのファン第一世代にあたるミカさんの話の内容が大変に興味深かったようです。
 ミカさんは、私の事も放送当時からのファンで埼玉やUSJのライブイベントにも行ってる、ミニフィギュアのコレクターである、というように紹介し、さらに「筋金入りのガルパンファンですよ」と付け加えました。しかし三人組は「ああ・・・」と言ったきりでした。どうやらガルパンのほうはあまり知らないようでした。


 そういえば、けいおんファンというのは若い方が多く、けいおんのみに熱中してそれ以外のアニメ作品には興味が無いか知らないというケースが多いと聞いたことがあります。
 対して、ガルパンファンは年季が入った方が主力ですから、大体のアニメ作品は見て知った上でガルパンにハマってファンになったというパターンが殆どであるようです。ガルパンだけに集中しまくっているという雰囲気の人はあまり見かけないのも事実です。同じアニメファンでも、色々だ、様々だな、と改めて感じました。


 続いて、お約束の酬徳記念館へ行きました。ミカさんは「けいおんカフェやってますかねえ?」と期待していたようでしたが、この日は有料イベントの関係からか、臨時休業でした。
「イベントで沢山人が来ている時にこそ、営業すればいいんじゃないかな、って思うんですけど・・・」
「どうやろうね。こういうところは多分、ボランティア的にやってるみたいなんで、通常の日曜日の営業スタイル以上の運営は出来ないんじゃないかな。今日みたいにファンが大勢集まってる日に営業しても、対応出来ないんじゃないかなあ・・・」
「ああ、なるほど・・・!・・・そっかあ・・・」


 けいおんコーナーを見物しました。めいめいに展示品の数々を見ていましたが、そのうちにミカさんが言い出しました。
「あの、ここなら、戦車師団が入りますよね!」
「は・・・?」
「ガルパンの戦車のことですよ、ここの本棚を全部自由に使えたら、劇場版の大洗の戦車師団が余裕で並べられるんと違いますか」
「劇場版の・・・、ああ、大洗連合支援チームの30輌のことですか」
「ええ、その戦車師団です」
「ちょっとあの、ミカさん、それは師団じゃないんですよ、30輌ならば大隊規模です」
「あ、そうなんですか」
「ドイツ軍の例でいいますとね、最小単位の小隊は戦車が平均して5輌ぐらい、その小隊が二つか三つ集まって中隊になります。その場合は中隊で15輌前後、その中隊が二つか三つ集まって大隊にまとまるわけです。三つの中隊がまとまれば計45輌ぐらいですから、大洗支援の30輌ってのはそれより少ない」
「じゃあ、師団じゃないんですね」
「師団ってのは、もっと大きい単位ですよ。大隊が二つか三つ集まって連隊になる。だから連隊は100輌前後になるわけですが、その連隊を二つか三つ集めた構成単位が師団です」
「えっ、それだったら戦車は300輌ぐらいになるじゃないですか」
「平均的な計算では、そういう数になりますね。でも、史実ではそこまでの数は揃えられなかった事例が多いし、各国それぞれの編成ルールがありましたから、同じ師団でも数は違ってたし・・・。でもまあ、平均して200輌前後はもっていたのが戦車師団ですね」
「それなら、えっと・・・、大洗と大学選抜あわせても60輌だから、連隊よりも少ないんですね。だから大隊規模、っていうことですか」
「そのように理解しておけば、間違いありません」
「御教授ありがとうございました」
「いやいや、それよりも、今のはこういう所で話す内容じゃないと思うんですがね・・・」
「あっ、それはそうですね、あははは」


 この日はイベント開催日であるためか、展示も綺麗にまとめられてあり、普段よりも見やすくなっていました。しかしミカさんは、自身も中野梓モデルのムスタングを持って普段でも演奏していますから、楽器類にはあまり視線を留めることもなく、二階への螺旋階段を登っていきました。


 二階に展示されるキャラクターパネルは、数が増えているようでした。ファンの方の手作りになるとみられるものも二、三点ありました。ミカさんが言いました。
「こういうの、家に飾りたいですねー」
「飾れるんですか」
「まさか、狭いアパートですんで」


 ですが、ミカさんはこうしたキャラクターパネルにとても関心や思い入れがあるようで、特に中野梓のパネルを眺めていました。あずにゃんのファンで、同じモデルの高価なムスタングを買って弾いている方ですから当然でした。


 展示品の数々を見ながら「こんなん集めてる人って、多いのかなあ」と呟いていたりしました。私と同じように、ミカさんもグッズ類はあまり買わなかった方に属するようです。むしろ楽曲のほうが好きなようで、関連のCDは大体持っていて、それを聞きながら自身も赤いムスタングを奏でて楽しんでいる、といったスタンスであるようです。
 それで、一度ムスタングを持参して、ここ豊郷で演奏するとかやってみたらどうですか、と訊いてみました。
「それはもう、自分にとっては素晴らしい夢であるんですけど、でももっと上手く弾けないと駄目です」と答えてきました。答えつつ、右手のこぶしを握り締めていたのが、印象的でした。
 頑張れ、ミカさん!


 さて、個人的には、なんといってもこの琴吹紬のパネルがベストでした。いいですなあ。 (続く)

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聖グロリアーナ女学院 チャーチルMk.Ⅶ 作ります!! その3

2017年08月18日 | ガルパン模型制作記

 ステップ5では、背面部の各部品を取り付けます。ガルパン仕様への修正が一つ加わります。
 ステップ6では、キャタピラつまり履帯を接着します。今回のキットのベルト式パーツは、プラモ用の接着剤で充分に接着固定出来ます。


 ステップ5で組み付けるパーツ類です。


 このうちのパーツB9において、赤円内の部分を修正します。


 劇中車の該当部分には何もありませんので、これに合わせます。


 不要部分をカットしました。


 全てのパーツを取り付けました。


 斜め横から見るとこんな感じです。少ないパーツで出来上がってしまいますので、チャーチルMk.Ⅶというのは他の戦車に比べたら外見がシンプルなのだな、と感じました。


 ステップ7では、転輪部分を組み立てます。


 転輪は、片側11輪もありますが、組み立ては簡単なので、思ったよりもサクサクと進みました。


 片側が組み上がりましたので、もう片面を組み立ててゆきました。


 難なく組み上がりました。モーターライズキット時代は全てを未接着可動にしていたのでしょうが、私の制作では可動にする必要がありませんので、接着し固定しました。 (続く)

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けいおん!の聖地をゆく12 その2 音楽が流れる部屋

2017年08月17日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 旧校舎群を見上げつつ「やっと来れましたー、豊郷ー」と嬉しそうにスマホ撮影も始めたミカさんでした。
 彼女は、2009年からのけいおんシリーズ放送当時には現役高校生で、ブームに乗ってファンになり、クラスメイトの大半と共に「けいおん」を楽しんできたそうです。
 それ以降のブームをずっと楽しんで、ローソンフェアにもロッテリアイベントにも一番くじにも行っているほか、ギターも始めて中野梓モデルのムスタングを買い、高校の軽音楽部に入って活動してきた、熱心なファンです。もちろん聖地巡礼にも取り組み、大部分のスポットを回っているそうです。
 ところが、豊郷小学校への巡礼は2回だけだったそうで、それが今回の再訪の動機にもなったそうです。

 

 講堂は、有料イベントの最中らしく、歓声がかすかに聞こえました。建物の外にある仮設テントは、イベントの事務所か即売所のようでした。

 

 一般見学者と同じように旧校舎本館の一階の内部を見ていると、上から音楽が流れてきました。イベントに合わせて演奏をやっているようでした。
 ミカさんが「三階の音って、やっぱり一階にもけっこう響くんですねえ・・・。2期の最初の話で、唯が早く登校してギターの練習やりますよね、後からきた四人がその音に気付くのが、ちょうどこういう状態なんですかね」と言いました。嬉しそうに兎と亀の銅像をなでつつ、階段を登っていくのに続いて、最上階の会議室にあがりました。

 


 音楽は、唱歌室の方から流れてきていました。入口には上図のような立て看板がありました。しっかりムギちゃんのイラストも描き添えてありました。
 
 

 唱歌室のステージで演奏していた、三人組の方でした。楽しそうにそれぞれの楽器を奏で、音楽に浸りきっておられました。ミカさんも私も、そういう状況がよく理解出来るバンド経験者ですので、静かに部屋の袖に立ってしばらく聴いていました。けいおん関係の曲ではありませんでしたが、ゆったりしたテンポの味わいある演奏でした。

 

 演奏が一段落したのを見届けてから、会議室つまり軽音部部室に移り、なんとなくオルガンに近づきました。けいおん曲のスコアがありました。

 

 ト音譜表とヘ音譜表から成る大譜表もあったので、楽譜をみながら鍵盤を触らずに追いかけてみました。このオルガン自体が文化財に等しく、触ったりすると思わぬ破損の原因になりかねないからです。
(上画像はミカさん撮影)

 

 おなじみのHTTの定位置です。かつての小学校の備品を転用したもののようですが、ミカさんは劇中と同じ机や椅子を見てみたい、と話していました。実際には劇中のような机や椅子は存在しないんじゃないかな、もしあったら熱心なファンが寄贈しているかもしれない、と応じると、「そうですねえ」と残念そうに笑っていました。

 

 部室の全景です。今回使用したカメラは、久しぶりに取り出したカシオのけいおんコラボ品琴吹紬バージョンでしたが、いつも使っている一眼レフタイプに比べるとレンズが広角タイプであるのか、画角が広くとれました。被写界深度も深くて撮影が楽ですが、実際よりも遠近感が強調される傾向があるため、室内が実際よりも広く感じられます。

 

 私が撮影したポイントで、ミカさんも必ず同じように撮影していて、上図の範囲では「ここ、アニメだと空間折れ曲がっていますよねー」と指摘していました。
 劇中では、ホワイトボードの後ろの壁に埋め込み式の書架が設けられているほか、角のところに手洗いシンクがあります。独自の設定を追加したのか、それとも元ネタがあるのかは分かりません。

 

 窓からは西側の景色が見えます。その風景についてミカさんが「アニメのはちょっと違うような気がするんです」と言いました。
 それは同感でした。劇中では西側に緑地帯が存在し、2期第25話「企画会議!」でも校舎屋上西側からの景観内に木立の影が横たわっていますが、実際の景色にはありません。別の場所の景色をモデルにしているか、それとも紙上デザインの景色であるか、のいずれかでしょう。

 

 唱歌室ステージに繋がっている小さな部屋の食器棚です。ミカさんがその周りを見回しながら「やっぱり水道とかガスとかありませんですよ?」と言いました。劇中で琴吹紬がどうやって紅茶などを入れているか、の元ネタを探していたようです。
 そういえば、劇中にも紅茶を入れるためのお湯を沸かすシーンは見られません。冷蔵庫があるようにも思えませんので、ケーキなど、ティータイムまでの間はどうやって保管しているのでしょうか。

 

 再び、お馴染みのティータイム席です。なんとなく椅子を引いて腰を下ろし、そのままずっとマッタリとしてしまいそうです。

 

 実際に座って、のんびりホワワーンと幸福感に包まれました。(アホかお前は)
(上画像はミカさん撮影)

 


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