「わかばガールズ」をねんどろいどで再現する試みの第二弾は、斉藤菫にしました。上図のコミックスのカラーイラストなどを参考にして工作してみることにしました。
改造のベースとなる琴吹紬です。斉藤菫は一年生で制服のリボンは青です。ソックスの色は白で、長く伸ばした髪なども琴吹紬とほぼ同じです。何よりも、姉妹同然に育っているという設定がありますので、ねんどろいどの斉藤菫を作るにあたっては、琴吹紬以外の素材が思い浮かびません。
安定のムギちゃんです。見ているだけで癒されますが、ここではまったりと眺めて喜んでいるわけにはいきません。ムギちゃんをスミーレに変貌させないといけません。
上掲のコミックスの描写を見ていて気付くのは、「わかばガールズ」の5人の中で斉藤菫だけが飛びぬけて高身長であることです。
しかし、ねんどろいどではこの高身長を再現するのが困難です。もともとけいおん関連キャラクターのねんどろいどは古い時期の製品ですので、サイズも大きな方に属しており、さらに大きいサイズのねんどろいど製品が存在しません。なので、大きなサイズの胴体や四肢パーツに差し替えて高身長にする、といった改造が出来ません。それで、高身長の再現は見送りました。
続いて、眼の描写に注目すると、中野梓の眼に最も似ていることが分かります。上瞼のラインが左右外側にカーブして眼の輪郭線を成す点も共通しています。
したがって、顔パーツは中野梓のそれを使うのが良いだろうと判断しました。
顔パーツを中野梓のそれに換装してみました。中野梓以外のけいおんキャラクターの顔パーツも試してみましたが、上図の中野梓パーツが最もそれらしい雰囲気を示しているように感じられました。
続いて、改造のメインとなる頭髪の表現の検証に移りました。コミックスの裏表紙イラストの斉藤菫の髪形は、上図のように、琴吹紬の髪形に似ているように見えますが、実際にはかなり違います。
まず、髪の長さが琴吹紬より短く、そしてウェーブがなくてストレートに垂下させる感じです。前髪部分は大体同じですが、後ろ髪と耳前の垂髪がいずれも琴吹紬よりシンプルになっています。
あと、髪の色は金色であることがコミックス内のセリフで明らかにされていますので、琴吹紬の髪の栗色とは異なります。金色はアニメ色調では黄色系になりますので、斉藤菫の髪の色は黄色に塗ることにしました。
髪形の改造の基本イメージです。耳前の垂髪を短く、ウェーブ無しのストレートタイプに変更します。
側面観における改造イメージです。御覧のように、後ろ髪のボリュームを減らして垂下タイプに変え、肩にかかる髪も両腕に干渉しない程度に小さくまとめます。耳前の垂髪はやや前に出る程度で、琴吹紬のそれよりはシンプルにします。
ニッパーで髪の不要部分をカットしていきました。
耳前の垂髪を切り落としました。雰囲気がガラッと変わりました。
後ろ髪の両サイドをカットし、ボリュームを減らしました。
タミヤのエポキシパテを上図のように盛って、後ろ髪の両側のくびれ部分を埋めました。
耳前の垂髪を、上図のように大き目に盛って取り付けました。パテが乾燥して固まってから削りを重ね、形をみながら三分の二から半分程度に減らしてゆく予定です。 (続く)
あさっての唯梓誕に行きますが、直ちゃんとスミーレの実物を見られますか?とても見たいです!
明後日は直と菫だけでなく、「わかばガールズ」全員を豊郷に連れていきます。早ければ11時台、遅ければ12時以降に「軽音部室」に並べて撮影したりしますが、次の用事もありますので一時間ほどで撤収する予定です。
出来れば屋外でも校舎を背景にして撮りたいのですが、天気予報は雨のようですので無理かもしれません。
では豊郷で会いましょう。