気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

アンツィオ高校 P40重戦車 完成です!!

2017年07月31日 | ガルパン模型制作記

 塗装にとりかかりました。サーフェイサーを吹き付けて下地をつくりました。


 劇中車の車体色については、模型誌でも資料や記事ごとに解釈が分かれていて、複数のカラー候補が挙げられています。いずれの色も相応しいように見えますが、ここは自分の目で見て、すぐに連想しイメージ出来るカラーでいくことにしました。
 上掲のワンシーンを見た際に、日本海軍機の後期機体色だな、と思いました。日本海軍機の後期機体色というのは、生産メーカー毎の微妙な差がありますが、個人的には日本陸軍機の疾風などの機体色にも近いように感じられましたので、DVDも一回観て決めました。
 結論としては、日本海軍機の中島系の後期機体色、でした。つまりはミスターカラーの15番ですが、やや青味も混じっているようにみえましたので、5番のブルーも少し混ぜて吹き付け塗装しました。


 続いて、足回りのカラーをどうするかを考えました。公式設定資料の画像を見ると、車体色と足回りの色とは同系でありながら微妙に異なります。足回り部分は青味があまり無いのですが、パッと見てすぐに分かるような差異ではありません。よく見ないと気付かない、という程度です。
 なので、上掲の劇中ワンシーンを見ても、車体色と足回りの色との区別がほとんどつきません。同系カラーの微妙な濃淡で微かに分けている程度ですので、普通に見ていれば同じ色に見えます。あまり神経質になって緻密に塗り分けるのもどうか、と思いましたので、ここは割り切って車体色と足回りの色を統一することに決めました。


 履帯とエアクリーナーのパイプを28番の黒鋼色で塗った他は、全て15番の暗緑色に5番のブルーを少し混ぜたカラーでまとめました。


 サスペンション部の転輪ゴム部分はポスカの黒で塗りました。車体に取り付けてある上部転輪のゴム部分も同じようにポスカで塗りました。
 その後、サスペンション部を車体に取り付けました。取り付ける際に、車体パーツの軸部の先端を1ミリほどカットして短くしました。そのままだと軸部が長過ぎるからです。


 履帯を組み付けました。テープで仮留めして固定し、接着剤の乾燥を待った後、左右のサイドカバーを貼りつけました。


 右側の装備品などを組み付けました。マフラー本体は61番の焼鉄色、鶴嘴の金属部分は28番の黒鋼色、柄の部分は43番のウッドブラウンで塗っておき、塗料が乾いてから車体に接着しました。


 同じ要領で、左側の装備品などを組み付けました。スコップの金属部分は28番の黒鋼色、柄の部分は43番のウッドブラウンで塗りました。


 背面に予備転輪を取り付けました。車体側の取り付け穴は無視し、予備転輪側の軸もカットしたうえで、劇中車に合わせてボックス間の中央にセットしました。


 前照灯の内側を8番のシルバーで塗ってレンズパーツを取り付け、塗装後の組み立てを完了しました。


 デカールは、例によってモデルカステンのセットのお世話になりました。Vol.1のセットです。


 その右下側に、アンツィオの校章が大1枚、小5枚並びます。このうちの小2枚を使用しました。


 公式設定資料図や劇中シーンを参考にして貼りつけました。右側側面においては上図の位置にセットしました。


 左側側面においては上図の位置に貼りました。


 御覧のように、左右の貼り位置が非対称になっているのが劇中車の特徴です。ジェリカンの装備数が左右で異なることによるのでしょうか。


 最後につや消しクリアーを薄く吹き付けました。色感もやわらいで落ち着いた雰囲気に仕上がりました。


 車体前面のドライバーズハッチ、砲塔上面ハッチ、左側面の起倒式アンテナは可動としています。


 以上で、アンツィオ高校チームのP40重戦車が完成しました。製作日数は、2017年6月23日から7月12日までの20日でした。組み立てに16日、塗装に1日、塗装後の組み立てとデカール貼り付けに1日かかりました。

 制作後の感想としては、思ったよりも楽に作れた、に尽きます。従来より難易度の高いキットとして挙げられていたキットですが、その難しさの大半は「パーツの合いが悪い」という評価で占められます。その原因としては、金型の疲労もしくはズレによるパーツの不自然な成形が挙げられ、またパーツ自体の歪みや反りも少なからず散見されました。

 ですが、このキットが発売された当時は、全てに破綻がなくパーツの合いもしっかりしていた筈です。それを念頭に置いて、パーツの接合部の形状をなるべく旧に復してゆけば良いだろうと判断し、問題のあるパーツを中心に丁寧に下ごしらえを行い、仮組みを重ねて本来の接合状況を復元してゆくことを心がけました。
 下ごしらえの作業と言っても難しいものではなく、他のキットでもやっているバリ取り、ヒケ埋め、接合面のカンナがけ、埋まっている溝やモールドの削り出し、等でした。パーツ自体が歪んだり反ったりしているものは、接合時に半分ずつ接着するなどして、パーツに負担がかからないように少しずつ接着すれば事足りました。

 結果として、一番厄介だと言われていた砲塔部分すらも難なく組み上げる事が出来ました。パーツの不自然な成形が多かったのは砲塔部分でしたが、接合面のカンナ掛けや、埋まっている溝やモールドの削り出しを丁寧に施すことにより、組み立て自体は数分もかからず完了しました。パーツの下ごしらえも、要所に絞ってカンナ掛けや削り出しもまとめて施したため、全体所要時間も一時間以内で済みました。
 要するに、今回の制作のポイントは、パーツごとの丁寧な下ごしらえであった、と思います。パーツが本来の状態になっていれば、組み立て作業もスムーズにはかどって隙間なくピッタリと組み上がります。

 総じて、作業の丁寧さ、地味な根気、の二つがあれば、そんなに難しいキットではない、というのが正直な結論でした。キット本体はイタレリの製品ですが、私自身は以前にサンダース大付属高チームのアリサのM4A1をイタレリキットで作った経験があり、その時も割合に楽に作れましたので、今回のP40も、本来は作りやすいキットだったのだろう、というイメージがありました。

 ガルパンのアンツィオ高校チームの車輌は、タミヤキットで再現可能なM41セモヴェンテを除けば、あとは全て海外メーカー製品が適応キットになります。既に公式キットが出ているCV33はブロンコの製品ですし、他に劇中に登場しているAS42型偵察車、508CM型連絡車はいずれもP40と同じイタレリの製品です。
 このように、アンツィオ高校チームの5車種のうちの3つまでがイタレリ製品で占められるほか、ガルパン戦車の一部の適応キットにもイタレリ製品がありますので、ガルパンをプラモデルで楽しむ場合には、タミヤ、ドラゴンに続いてイタレリの製品に接する機会が自然と多くなる筈です。

 それで、今回のP40をうまく作れるように努力すれば、他のイタレリキットの製作要領もおさえられるのではないか、次のイタレリキットの製作がもっと楽に出来るのではないか、という思いがありました。その気持ちでキットに取り組み、つまらないミスを防ぐべく、必要以上に慎重に丁寧に進めましたが、終わってみると、そんなに慎重にならなくても作れるキットであったことが分かりました。むしろ、これよりも大変なキットは幾らでもありましたから、今回は思ったよりも楽に作れた、と思います。

 ですが、楽に作れるほうではありますが、決して初心者向きではないと思います。ある程度ガルパン戦車の製作経験を重ねている方でないと、コツや段取りがつかみにくいのではないか、と拝察いたします。作業の丁寧さ、地味な根気が求められますので、P40への愛情が満ち溢れる時に思い切ってチャレンジするのが良いかもしれません。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

けいおん!の聖地をゆく10 その8 豊郷小学校旧校舎の細やかな配慮

2017年07月30日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 今回の訪問の主目的であったねんどろいど撮影が大成功に終わったので、満足感に浸りつつ、しばらく旧校舎群を眺めていました。そのうちに、酬徳記念館で見たパンフレットの内容を思い出しました。


 帰るにはまだ時間もあるし、もう少し色々見学してゆこう、と思い立ちました。


 まずは、お馴染みの中央階段です。窓からの光に、兎と亀のオブジェが照らされて輝いていました。


 国登録有形文化財に登録された旧校舎内部には、他には見られない建築細部の細やかな配慮が幾つかみられます。上図の壁と床の間にはめこまれた部材に注目して下さい。これは幅木といい、畳を使用する和風建築ではあまり見られない部材です。洋風建築ではたいてい見られるもので、壁と床の間の隙間を埋める役目を果たします。
 この幅木に、丸みがつけられています。これは埃がたまりにくいようにする配慮です。


 円柱の周縁部にも幅木が回されています。埃をたまりにくくすることで、生徒たちが清掃をしやすくしています。こういう細かいところにも配慮が行き届いているのが素晴らしいです。


 出っ張った所にも丁寧に幅木がはめこまれています。腕の良い大工による丁寧な仕事ぶりがうかがえます。日本の同時期の洋風建築にもなかなか見られませんので、一見の価値があります。


 教室の扉は全て外開きであるため、その軌跡が廊下に黄線で描かれています。これは私が居た小学校の木造校舎部分にもありましたので懐かしいです。この黄色の半円の中には入らないこと、と教わった記憶があります。ここでも同じ意味で描かれており、扉が開かれた際にぶつかるのを防ぐための配慮です。


 教室の廊下側の窓も、細やかな配慮のもとで作られています。窓は三段に分けられて上一段が外開き、下二段がうち開きになっています。これは換気の際に空気の流れを二つ作るようになっており、外開きの窓からは風が抜け、うち開きの窓には風が入りやすくなっています。
 同時に、下二段を内開きにすることで、廊下を行き来する生徒たちが窓枠にぶつかったりしないように配慮しています。ヴォーリズが建築家としていかに優れていたかが、これらの細やかな配慮からも伺えます。


 とにかく外観も内装も、竣工当時は超一級品でした。国登録有形文化財への登録は、当然の結論であります。かつてこれを解体撤去しようと目論んだ豊郷町当局の姿勢と見識に対する、痛烈な皮肉でもありましょう。

 太平洋戦争中、近くに軍需施設が点在したために白亜の校舎は格好の攻撃目標になると懸念され、校舎外壁にタールを塗って黒く偽装した時期がありました。しかし米軍は航空偵察で全てを把握しており、同地域に進撃するB29や護衛戦闘機の全てに地図と写真を配布していましたので、豊郷小学校の建物に関しては完全に周知されていたそうです。
 それどころか、自国の建築家ヴォーリズの設計であることを理由に、爆撃目標から外していたのでした。他の学校がみんな爆撃や銃撃を受けていたなかにあって、豊郷小学校だけが無傷で残ったのもそのためでした。

 こうした歴史的背景も文化財登録の考察基準の一角を成しています。それだけの辛苦を経てなんとか生き残ってきた貴重な建築遺構が、下らない汚職関連の事業で壊されようとしたのですから、文化庁や滋賀県が文化財登録にあたっては豊郷町レベルでは駄目だ、任せておけない、と考えたとしても無理はありません。町指定で文化財登録をスタートさせて、県指定、国指定へとランクアップするのが普通なのですが、豊郷町の文化財行政は有って無きに等しく、見かねた文化庁が国登録で策定案をまとめた、という流れであったようです。

 豊郷町の文化行政の実態は、現在もなお芳しくありません。文化財の基本台帳や紹介パンフレットすら未だに刊行されておらず、豊郷小学校の文化財指定関連の基本報告書すら町立図書館に置いていません。驚くべきことに、自治体の基本的記録である町史すら、編纂も計画もなされていません。
 ところが隣の彦根市は、国宝彦根城を擁することもあってか、文化財行政の充実度は滋賀県内でもトップクラスです。市町村合併の動きが盛んだった頃に、豊郷町が彦根市に合流しようとして彦根市住民の猛反対にあって挫折したそうですが、豊郷町の文化行政の実態をおもえば、それも仕方のない成り行きだったのかもしれません。


 けいおんファンにとっては最高の聖地としてもてはやされていますが、豊郷町の置かれた状況はなかなかに厳しいものがあります。豊郷小学校旧校舎群も、国の支援が無ければどうなっていたか分かりません。下手すれば解体撤去されてこの世に無かったかもしれません。
 そのことに、一時でも思いをこらして建物が現存することに感謝したファンは、果たして何人居るでしょうか。


 帰る前に、食事処「三羽鶴」の店先に新設されたという中野梓の飛び出し看板を見ました。


 裏面は「こげにゃん」仕様になっていました。さすがにこだわっておられます。


 内側の建物の玄関先にはけいおん関連のポスターが沢山貼られています。建物自体はいつも閉まっていますので、何のお店なのかも知りません。食事処「三羽鶴」の関連施設なのかは分かりませんが、おそらくけいおんブームの全盛期に営業していたところだろうな、と推測しました。

 以上で、「けいおん!の聖地をゆく10」のレポートを終わります。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

けいおん!の聖地をゆく10 その7 HTT学園祭ライブ

2017年07月29日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 今回持参したねんどろいどは、このバージョンです。1期の第12話「軽音!」の学園祭ライブの際の衣装でデザインされています。


 まずは、駐車場に停めてある自分の車の屋根に並べて、10分ぐらいの間隔で何枚も撮りました。太陽の傾きが早いので、光の当たる加減も微妙に変化していったからです。
 なので、同じような図が数枚続きますが、撮影時間は一時間ぐらいに及んでいます。


 この日は、琵琶湖越しに西から吹き付ける「比良おろし」の風が時折強くなり、ただでさえやっと立っているねんどろいどがコロコロ倒されるので、そのたびに直したりして忙しかったです。撮影よりも、ねんどろいどの再セットの方が大変でした。


 ですが、場所が場所だけに、こういう写真が撮れるという事自体が大変に素晴らしいものでした。突風でねんどろいどが何度か倒されましたが、そのたびに頑張って直し続けて、撮影を続けました。


 こういうフィギュア撮影は、豊郷小学校においては巡礼ファンの基本的な行為の一つとして容認されています。気付くと数人の巡礼ファンが周りに来ていましたので、挨拶して話を交わし、撮影も楽しんでいただきました。
 そのうちの一人が「このねんどろいど初めて見ました。制服以外のバージョンもあるんですねえ」と話してきた通り、このセットはワンフェスの限定販売品であったもので、唯と紬、律と澪の二体セットを両方揃えないと出来上がりません。
 そのためか、酬徳記念館の展示写真にも、ネット上の掲載写真にも、この衣装デザインのHTTの画像はあまり見かけなかったように思います。


 今回は天気も良く、良い写真が沢山撮れました。大きく引き伸ばして壁に飾ってみるのもいいな、と思いました。


 折角の機会なので、場所を変えて二度目の撮影にのぞみました。「比良おろし」の突風にあまり影響を受けない場所は無いかな、と探して講堂付近の石畳に落ち着き、旧校舎群を背景に定めました。


 角度的には、太陽にまっすぐ面していたため、ねんどろいどに充分な光が当たって明るく浮き上がりました。背景の旧校舎群の白壁と青空のコントラストも綺麗に決まりました。


 ただ、地面に置いても「比良おろし」の突風は容赦なくねんどろいどをコロコロ倒してしまうのでした。撮影中に転がったねんどろいどを慌てて立て直す、という繰り返しでした。


 こうやって見ると、ねんどろいどのこのバージョンはなかなか出来が良いですね。1期の第12話「軽音!」の学園祭ライブの際の衣装ですので、今回の如く豊郷小学校にて撮影するのが最適です。厳密には講堂のステージにて撮るべきなのですが、適切な場所が確保しづらいうえに遠近のバランスが難しいです。


 素晴らしい・・・。素晴らし過ぎます・・・!!ライカの一眼レフの威力もいかんなく発揮され、露出も絞りもバッチリと決まりました。


 これで今回の訪問の主目的が果たせました。もう、大満足です。次は秋に撮ってみたいですね。


 けいおんキャラクターのフィギュアは、やっぱりここで撮影しなければいけません。日本最高最強の聖地、聖地の中の聖地、とうたわれる豊郷小学校です。けいおんの桜ヶ丘女子高そのままの校舎が国登録文化財に指定されているという、唯一無二の聖地です。
 ただ、問題は風が強い日が多いことです。「比良おろし」の突風は、弱いものでも木の葉を大きく揺らしますので、フィギュアを安定して立たせるには、それなりの工夫が必要になるでしょう。 (続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンツィオ高校 P40重戦車 作ります!! その8

2017年07月28日 | ガルパン模型制作記

 ステップ17では、砲塔を組み立てます。機銃のC3と基部C9は劇中車にはありませんので不要です。また砲塔の天板C5および背面のパーツC8にてガルパン仕様への工作が必要となります。


 関連するパーツを切り出しました。箱組みですので、事前にパーツごとの合いを確認しつつ仮組みを行いました。
 従来より、天板パーツの合わせ難さが指摘されていますが、その原因は、側面パーツのC2およびC6の接合部の溝などが金型の疲労もくしはズレによって正しく成形されていないことです。微妙に肉厚になっている箇所もあり、削り取って接合面を明確にしておく必要があります。


 最初に、ガルパン仕様への工作の一つに取り掛かりました。背面パーツのC8にある覗き窓の位置の修正、です。実車と同じように、覗き窓が下寄りにつきます。


 劇中車では、覗き窓が上寄りに位置して左右のリベットにはさまれているうえ、上にもリベットが1個あります。この状態に合わせます。


 作業中の背面パーツC8です。アートナイフで覗き穴の上へ穴を拡げ、もとの穴をブラ板で埋めました。右のリベットも位置がズレていますのでいったんカットして付け直しました。その後、上のリベット1個を追加しています。


 砲塔の組み立てを始めました。仮組みの結果、天板を基準にして組み立てるのが良さそうだと判断しましたので、各パーツの接合面を丁寧に浚ったりして準備してから、順番にパーツを組み合わせてゆきました。歪みが少し見られる箇所は、まず半分ぐらいを接着して固定したのち、テープ等で留めて残りを接着しました。


 大した手間もかからず、上図のように組み上がりました。下ごしらえを入念にしてパーツごとの合いを本来の状態に戻しておいたため、ズレや隙間も発生せずに綺麗にまとまりました。


 最後の仕上げとして、側面パーツの上端などがやや斜めになっているのをカンナがけして綺麗に浚っておきました。


 ひっくり返した状態です。底面パーツC11との組み合わせも綺麗に仕上がりました。内部に見える白いブラ板は、砲塔上部ハッチのスライド開閉がスムーズに出来るように天板C5の裏面に取り付けたものです。


 続いて、ガルパン仕様への工作のもう一つに取り掛かりました。砲塔の天板上のリベットの数を減らします。


 劇中のワンシーンを御覧下さい。砲塔天板上のリベットの数が、劇中車では6個少ないです。


 つまり、上図の左右の赤枠内の3個ずつが不要となります。


 削り取りました。


 砲塔各部のパーツの取り付けに進みました。ガイドの指示通りに行いました。


 取り付けが完了しました。砲塔上部ハッチは可動としたので接着していません。


 ラストのステップ18では、砲塔をセットします。これで塗装前の組み立ては全て完了しますが、ガルパン仕様への修正が一つ必要です。


 砲塔をそのままセットしますと、上図のように砲塔前面装甲と車体前面装甲とが繋がっていません。


 公式設定資料図を見ると、赤枠内に示したように、砲塔前面装甲と車体前面装甲とが繋がる形にまとまっています。


 劇中のワンシーンでも、砲塔前面装甲と車体前面装甲のラインが繋がっているのが確認出来ます。これに合わせることにしました。


 キットパーツの砲塔ターレットリング部分の前面を2ミリほど削って拡張しました。砲塔が前に2ミリほど移動出来れば充分です。削った部分は、砲塔の下に隠れて見えませんから、適当に削ってヤスって調整しました。


 その結果、劇中車と同じ状態になりました。砲塔前面装甲と車体前面装甲とが一直線に繋がっています。


 以上で、塗装前の組み立てとガルパン仕様への工作の全てを完了しました。 (続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

けいおん!の聖地をゆく10 その6 ラジカセと平沢姉妹

2017年07月27日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 会議室の長椅子の上に置かれるラジカセです。劇中に登場するラジカセの実物であるようですが、かなりの年代物だと思います。私の小中学時代ぐらいの時期には普通に見られたものですね。
 ファンの方からの寄贈品なのでしょうが、よく探し出したものだと感心します。


 劇中でHTTが自分たちの演奏をカセットテープに収録するシーンも、今からすると時代を感じさせます。カセットテープ自体、殆ど見かけなくなっています。
 ですが、最近は復権の逃しすらあるそうです。CDには無い独特のノイズに、一種の臨場感や空気感が感じられるのが良いという評価が出てきているそうです。


 前回に見た黒板の多数の寄せ書きはいったん消されていて、新たな絵が描きこまれてありました。ひとつ記念に何か描いておこうかと考えましたが、いずれは消されてしまうでしょうから、あまり意味が無いな、と気が付いてやめました。


 今回もねんどろいどのキャラクターを数体持参しましたので、まずは平沢姉妹を撮りました。


 場所が場所だけに、ねんどろいどの存在感も倍加してまいります。この場所で撮るためのねんどろいどなのでは、と思ったりもしました。


 姉妹であることがよく造形にも反映されています。顔の輪郭や目鼻の位置関係がそっくりです。劇中で憂が姉に扮するシーンが二度ほどありますが、HTTの面々でさえ見分けがつかない、というのは凄いですね。


 この日は日曜日でしたので、若い女性の巡礼も何組か見かけました。みんな、当然のように私が置いた平沢姉妹を撮影してゆくのでした。あと、HTTの面々の氏名の色紙も人気がありました。


 2期のオープニングに出てくるものの忠実な再現ですから、ファンならばすぐに分かるのでしょう。


 入口のカエルの人形、どこでどうやって確保してきたのでしょうか。ファンの方の寄贈品であるようですが、よく見つけて持ってくるものだと感心します。


 会議室の扉は、文化財指定にともなう復原改修後の状態になっていますので、劇中に出てくる扉とは作りが異なります。劇中の扉はガラス張り部分も小さく、曇りガラスみたいな感じで、あまり中が見えなかったのでは、と思います。


 午後の時間もかなり進み、ねんどろいどの屋外撮影に相応しい状況になってまいりました。外に出て、駐車場に停めてある自身の車に戻りました。トランクに積んであった箱を開けて、ねんどろいどを取り出しました。 (続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガールズ&パンツァー リボンの武者 第7巻

2017年07月26日 | ガールズ&パンツァー


 現在連載中のガルパンスピンオフ、「ガールズ&パンツァー リボンの武者」のコミック単行本第七巻が去る7月22日に発売されました。カドカワのMFコミックスのフラッパーシリーズの一冊です。アマゾンでの情報はこちら


 ストーリーは相変わらず面白くて内容的にも複雑になってきていますが、出場チームが一気に増えたのも楽しいです。奈良県のグレゴール高校って、どんなチームですかね・・・。

 ただ、残念なのは、アニメシリーズの最終章特報の最新情報にて公開されたBC自由学園の新キャラクター三人が、リボンの武者のBC自由学園のアスパラガス、ムール、ボルドーの三人と全く異なるキャラクターとして設定されているらしいことです。
 つまりは、リボンの武者も公式の二次創作の一つであって、アニメ本編ストーリーとの連関性は原則として無いパラレルワールド、ということが改めて示された感があります。

 パラレルワールドも結構なのですが、あまり広げてしまうと、アニメ本編ストーリーとの乖離感もまた重なるわけですから、ガルパンの世界観そのものが支離滅裂になりはしないか、というかすかな不安が芽生えてまいります。
 こちらは本編、あちらは二次創作、と明確に線引きすれば良さそうにみえますが、それだけで全てが解決出来て万人の納得と共感が得られるかは、微妙なところですね。
 樹木の枝葉も、増えれば逆に木の見栄えが落ちますし、樹齢にも少なからぬ影響があると言われます。的確な剪定が必須である点は、アニメ作品の世界観においても同様であるように思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

けいおん!の聖地をゆく10 その5 軽音部部室の長椅子

2017年07月25日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 今回は、劇中の軽音部部室のモデルとなった、この会議室の細部や調度品などを細かく見学し、色んな角度からの写真も撮りました。日本一の聖地中の聖地とうたわれる場所なので、長い事見物していても飽きませんし、何枚写真を撮っても足りないという気がします。


 黒板は木枠の古風なスタイルで味わいがありますが、脇の掲示板は後から追加されたものらしく、スチール枠です。


 黒板の上にはロールスクリーンが設けられますが、いまは軸部のみです。スクリーン本体は取り外されて転用されたのでしょうか。


 床からロールスクリーンまでの高さはかなりあります。欧米の教育施設では縦長のロールスクリーンが一般的であったらしいのですが、日本では割と横幅のあるスクリーンが多かったと聞きます。その意味ではここのロールスクリーンは洋風であった、ということになるでしょうか。


 黒板に面して置かれた長椅子です。木製で、劇中に出てくる椅子のモデルになったとみられますが、外見や構造はかなり異なります。実物の方が長く、構造もかなり複雑です。


 よくみますと、背もたれ部の後ろには書類棚が設けられています。教科書やノート等を並べて収容出来る幅があります。


 壁際に配列される長椅子は長さがやや短いです。部屋の寸法に合わせて作ってあるようです。


 細部を見ますと、どこにも角ばった所がありません。隅部は丸く仕上げられ、生徒がぶつけたときに怪我をしないように配慮されています。見た目にも優雅なスタイルです。椅子一つとっても、この学校のしつらえの細やかさが感じられます。教育施設としての理想の姿がいかにして追求されたか、が伺えます。


 背もたれ部は後ろに傾けられていますので、ゆったりと腰かけることが出来て体への負担も軽いです。生徒が楽な姿勢で授業を受けられるように、という配慮が細やかに行き届いています。戦前の日本の小学校の直線的な作りの椅子とは全然違います。こういうところに、文化力の差が浮き彫りになって見えます。


 大学で建築文化論を学んだ際に、あるべき建築の意匠は内包する調度や建具にも一貫して表される、という意味の概念があったと記憶しています。豊郷小学校を設計したヴォーリズもその理想像に忠実であったのに相違ありません。椅子一つとっても、日本風のそれとはまったく異なる思想に裏打ちされています。


 劇中の長椅子は、この半分ぐらいの長さだったかな、と思います。三人が座って埋まっている、という公式イラストを見たような気がしますが、いずれにしてもHTTの5人全員が揃って椅子に並んでいるシーンを見たことがありません。 (続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Tsumugi & Ritsu Birthday Partyに行きました

2017年07月24日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 昨日7月23日は「Tsumugi & Ritsu Birthday Party」でした。天気予報は雨でしたが、折角の休日なので豊郷に出かけてまいりました。結局、雨はほとんど降らず、曇りであったために強い日差しも無く、思ったよりも暑くはありませんでした。
 今回はカシオのけいおんコラボカメラを持参しましたので、ムギちゃんにもご登場いただきました。


 予定では模型サークル仲間の三人と現地で合流する筈でしたが、アンドー氏は大いに寝坊し過ぎてリタイア、タダ氏は天気予報が雨なのを見て中止と勘違いし、ミカさんだけが笑顔で豊郷小学校に来てくれました。


 私たちは、講堂で開かれる有料イベントの方には興味が無かったので、一般観光客と同じように旧校舎群にて軽音部部室などを見物、酬徳記念館にも寄りました。

 ミカさんはけいおんシリーズ放送当時には現役高校生で、それ以降のブームをずっと楽しんでローソンフェアにもロッテリアイベントにも一番くじにも行っているほか、ギターも始めて中野梓モデルのムスタングを買い、軽音楽部に入って活動してきた、熱心なファンです。しかし、豊郷小学校への巡礼は2回だけだったそうで、それが今回の再訪の動機にもなったそうです。

 ところが、同じ高校時代にガンプラに魅せられて模型にも熱中し、現在はガルパン戦車プラモデルを楽しんでいる筋金入りのモケジョさんでもあります。
 なので、この日の話題はけいおんよりもガルパン最終章特報の方にかたよってしまいがちで、軽音部部室においてもBC自由学園だの、ソミュアS35だのと騒いでいました。ソミュアS35のプラモデルも、タミヤ製品を既に確保したそうですが、それでは物足りないのか、エレールの製品も探しているそうです。


 私たちは二時間ほど滞在し、昼過ぎに帰路につきましたが、有料イベントの方は200人ぐらいの参加者がいてかなり盛り上がっていたようです。大洗ガルパンの誕生イベントと大して変わらない雰囲気でした。
 コスプレイヤーも何人か居たようですし、駐車場には痛車が何台か停まっていましたが、これらに反応するのはファンだけで、一般観光客はあまり気にしていなかったようです。

 この日の巡礼レポートは、後日改めて綴る予定です。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

けいおん!の聖地をゆく10 その4 軽音部部室

2017年07月23日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 昼食後は酬徳記念館から旧校舎に戻り、南昇降口へ移動しました。


 昇降口はもとは南と北の二ヶ所にありましたが、北の昇降口は現在は豊郷町立図書館の施設内に組み込まれて閉鎖されています。豊郷町立図書館が旧校舎内に入居したのは2009年5月ですので、それ以前は北の昇降口もあった筈ですが、けいおん劇中に出てくる昇降口は、南側だけであるようです。


 南昇降口から講堂に連絡する通廊です。劇中でも何度か登場していますが、特に印象的なのは2期第1話「高3!」のシーンでしょう。


 南側の階段を登りつつ、窓から外を見ました。


 二階の廊下をたどり、中央階段を三階に登って唱歌室に入りました。劇中では秋山澪ファンクラブのお茶会の会場として出ており、軽音部部室との位置関係も実際の会議室と唱歌室のそれに一致します。しかし、劇中では軽音部部室の空間がL字型に折れていて、実際の会議室の平面規模と違うみたいなので、唱歌室のほうも実際と劇中の平面規模が異なるのでは、と思います。


 軽音部部室のモデルである会議室は、唱歌室準備室としても使われたといい、オルガンも置かれています。その空間規模は、劇中の軽音部部室よりも広々としています。


 劇中の軽音部部室は、L字型の空間を成していて、準備室へ通じるドアの位置が東に寄っています。角には洗面所とおぼしきシンクと鏡が設置されており、上図のような壁一面の構成とは異なります。唱歌室との空間の組み合わせはとのようになっているのか、ちょっと考えてしまいます。劇中の空間配置ですと、軽音部部室と唱歌室との間に別の空間があるような感じがしますが・・・。


 天井は四隅で斜めに下げる洋館スタイルですが、日本ではこの種の現存例はあまり見かけません。和風建築ではもちろん、和洋折衷の建築でもほとんど見られませんので、この種の天井形式は珍しいと思います。


 準備室へのドアです。唱歌室の舞台袖に連絡しますので、準備室は楽屋空間としても機能するようになっています。劇中では軽音部の倉庫のようになっていて、空間もかなり広くて奥行きがあったように思います。平沢唯たちがいろんなガラクタや私物までしまいこんでいましたが、実際の準備室はとても狭くて倉庫代わりにはなり得ません。


 会議室内に置かれるオルガンです。劇中の軽音部部室内にも同じものが描写されていますので、時々巡礼ファンが弾いたりしていますが、それは違法行為です。

 国登録文化財に指定されている旧校舎群は、その内部設備および備品の全てが文化財保護法の対象となりますので、オルガンもそれに含まれます。旧校舎群の歴史的価値を伝える備品の一つですから、もし破損したりすると、違反行為として罰則が科せられることになります。けいおんファンならば、豊郷小学校旧校舎群という文化遺産の保全に率先して尽力すべきでしょう。


 劇中では、この位置にトンちゃんの水槽が置かれています。山中さわ子の車で琴吹家から運ばれてきた大型の水槽もここに入りましたが、実際にこれを再現するのは文化財保護の観点からすればNGです。だから、小さなオモチャのようなミニ水槽モドキを置くという程度でとどめているのでしょう。 (続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BC自由学園チームのソミュアS35のプラモデル

2017年07月22日 | ガルパン模型制作記

 最終章第1話の特報にて判明した新チーム、BC自由学園の戦車は上図の通りソミュアS35です。もちろんアニメのガルパンシリーズにおいては初登場です。

 このソミュアS35は、フランス戦車らしい優美な可愛らしいスタイルで知られていますが、サークル交流仲間のモケジョさん達にも「カワイイー」「これ女性向きっぽい」等と大変にウケているようです。早速、7月21日に佐藤ミカさんや道下ユキさんからメールをいただきました。

 ミカさんからは「プラモデル、ヨドバシでゲットしました。今度色々教えて下さい」とあり、ユキさんからは「早速ポチリました。ガルパン仕様のポイントはありますか」とありました。
 さすがは歴戦のモケジョさんだけあって、早くもプラモデルを確保したようです。早ければ来週にはソミュアS35のキットが全国各地の模型店から消えるんじゃないか、と噂されていますので、買えるうちに買っておくのが正解ですね。


 さて、そのソミュアS35のキットですが、最も知られているのが上図のタミヤの製品でしょう。ホビーサーチでの紹介記事はこちら
 ミカさんやユキさんがいちはやくおさえたのもこのキットです。私も以前にホビーオフで中古品を買いましたが、箱がやや痛んでいるだけで中身は新品同様でした。


 また、上図のエレールの製品も、大型専門店等では割合に見かけます。ホビーサーチでの紹介記事はこちら
 キットの出来はタミヤ製品とあまり変わりませんが、値段はこちらの方が安いです。中古品も時々見かけますので、中古ショップなどで探してみるのも手でしょう。


 ところで、今回のソミュアS35においてガルパン仕様というのはあるのでしょうか。特報の映像をみる限りでは、タミヤの品ともエレールの品とも目立った相違点が見られません。細部詳細に関しては、いずれ出されるであろう公式設定資料図を待つしかありませんが、一見したところでは、タミヤもエレールもストレート組みで作っても良さそうな感じではあります。

 また、上図の車輌の校章マークと緑のスペードマークの配置については、タミヤキットのカラー解説パンフレットに記載されている、史実の第18竜騎兵連隊所属56号車のマーキングが参考にされているようです。56号車は指揮車輌であったそうなので、車体左側面前方に付けられるブルーのハートは指揮官搭乗車の印であるのでしょう。

 すると、上図の劇中車についている緑色のスペードマークも、チームの隊長車のマークであるのかもしれません。他の二両にはついていないからです。


 上図は、特報の画面に二番目に出てきた車輌です。先の車輌とは車体の塗装パターンが微妙に異なります。劇場版の知波単学園車輌と同じように、複数の塗装パターンが設定されているのかもしれません。

 なお、二種の車体色も、これまであまり見た事の無いカラーです。「月刊戦車道」第2号に収録されている小説「聖グロリアーナ女学院、戦いの軌跡」の第二回の文中には、「BC自由学園の緑と茶に塗られた車輌」とあり、そのカラーが今回の特報でもそのまま示されているようですが、緑のほうはグレーに近いような色調です。


 上図は、特報の画面に三番目に出てきた車輌です。砲塔左背面にも校章マークがついているのが確認出来ますので、マークの配置そのものは史実の第18竜騎兵連隊所属56号車のマーキングに共通することが分かります。車体の塗装パターンはこれも独自の設定であるようですが、上下の塗り分けのみですので、知波単学園車輌の迷彩よりは簡単でしょう。

 また、背面の牽引フックの形状が、史実の第18竜騎兵連隊所属56号車のそれに合わせてあるようです。タミヤキットでは二種類の牽引フックのパーツが用意されていますので、56号車の仕様のパーツを使用すれば良いと思います。さらに牽引フックにチェーンがついていないようなので、タミヤキットで取り付けるチェーンは不要となるでしょう。


 ところで、前回の記事にて、「BC自由学園チームの保有車輌は、オチキスH39、M5、B1bis、M4A1(76W)の4種類で、ソミュアS35は無かったからです。」と書きましたが、これは誤りでした。「月刊戦車道」第3号に収録されている「ライバルチーム研究」第三回の「BC自由学園」の記事にて、おもな使用車輌を「軽戦車のオチキスH-39、中戦車はソミュアS-35、M4A2シャーマン、パンターG型」と紹介しているほか、「FCMF1」や「バレンタインMk.Ⅴ歩兵戦車」も保有していると述べられます。

 つまり、最初からソミュアS35は所有車輌に含まれていたわけです。これが今回の特報に出てきたことにより、BC自由学園の主力車輌である可能性が浮上してきます。同じフランス戦車としてオチキスH39も登場するかもしれませんが、現時点では不明です。

 また、M4A2シャーマンがあるそうですが、個人的にはアスカモデル発のM4A2 自由フランス軍「ロミリィ」のキットを連想してしまいます。そのキットも手元にあるからです。「月刊戦車道」第3号に収録されている「ライバルチーム研究」第三回の「BC自由学園」の記事にしたがえば、M4A2はもとは岡山市の旧自由学園側の保有車輌であったことになるようですが、同じ米軍車輌であるM5やM4A1(76W)も同様であったものと仮定すると、あとの大部分はフランス車輌ですので、これらがもとは津山市の旧BC高校側の保有車輌である可能性が浮上します。
 この場合、特報に出てきた新キャラクター三人がBC高校系、自由学園系のどちらに属するのかが知りたいところですが、今後出されるであろう映像情報においてワインもどきを飲んでいるシーンがあれば、おそらく自由学園系でしょうね・・・。

 個人的には、パンターG型を出して大活躍させていただきたいところですが、多分無理でしょう。黒森峰女学園チームの同車輌とかぶりますので・・・。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新登場チームはBC自由学園、新登場戦車はソミュアS35

2017年07月21日 | ガールズ&パンツァー

 周知のように、昨日7月20日に「ガールズ&パンツァー 最終章」第1話特報の映像が公開されました。公式ブログでの紹介記事および映像はこちら
 公開映像は、内容的にはごく一部ですが、新たなチームとして岡山県のBC自由学園が登場しています。テレビシリーズから劇場版に至るまで全く見られなかったフランス軍テイストの戦車道チームがようやく出てきたか、と感動いたしました。
 大学選抜チームのアズミの出身校でもありますから、アニメ化の可能性は高いだろう、と以前から噂されていましたが、その通りになったわけです。楽しいことですね。

 上図の新キャラクターもチームの一員なのでしょうが、本当に日本人か?と思ってしまうような外見です。他の二人も似たり寄ったりですが、ベルばらの三人組が元ネタだとしたら、上図はオスカルっぽいかな・・・。それにしても校章つきのケピ帽みたいな制帽がカッコイイです。これまでの高校戦車道チームで制帽があるのは黒森峰女学園だけでしたからね・・・。


 そして、BC自由学園チームの戦車はフランスのソミュアS35です。これには驚きました。

 なぜかと言うと、以前の記事にて紹介したように、「月刊戦車道」の公式試合設定資料等において列挙されていたBC自由学園チームの保有車輌は、オチキスH39、M5、B1bis、M4A1(76W)の4種類で、ソミュアS35は無かったからです。ソミュアS35を所有するチームとしては、ヴァイキング水産高校、マジノ女学院が挙げられていたからです。

 ですが、BC自由学園チームはさらにソミュアS35も所有していた、ということになります。しかも特報映像では3輌が作戦行動中とおぼしき姿で、先頭車のみが上図にて左側面前方に緑のスペードのマークをつけているのが確認出来ます。
 このスペードのデザインは、コミック版の「激闘!マジノ戦ですっ!!」に出てくるエクレール搭乗車のソミュアS35にもついています。これによって、マジノ女学院チームがソミュアS35を擁してアニメ本編に出てくる可能性は一気に薄らいだ気がします。ちょっと残念ですね。

 また、ソミュアS35が登場したことにより、今後は全国の模型店にてタミヤやエレールの同戦車のキットが売り切れて無くなるものと思われます。今すぐ購入するか、通販で確保するか、ですね。

 私自身は既にタミヤのキットを調達済みです。半年ぐらい前にブックオフで500円の中古品を見かけて買ってしまったのです。一時は、これでマジノ女学院チームのエクレール搭乗車を作ろうかな、と考えたのですが、車体色がよく分からないうえに、ブルーのスペードマークのデカールをどうするかという問題があったため、諦めていたものです。
 ですが、今回の新情報に接したことで、ずうっと積んであるだけのキットが活かせるかもしれないな、と思いました。

 さて、とりあえずの疑問点は、BC自由学園チームの戦車はこのソミュアS35だけなのか、ということです。果たして、「月刊戦車道」で紹介されるオチキスH39、M5も出てくるのでしょうか・・・?
 なお、B1bisは大洗女子学園カモさんチーム、M4A1(76W)はサンダース大付属高チームのアリサ車として登場していますので、おそらくBC自由学園チームの車輌としては出てこないだろうと思います。これまでのガルパンシリーズにおいて、複数のチームが同種同一の車輌を運用していたケースは皆無であるからです。

 ともあれ、今後が楽しみになってきましたね。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンツィオ高校 P40重戦車 作ります!! その7

2017年07月20日 | ガルパン模型制作記

 ステップ13では、車体の背面につけるボックスや予備転輪などを組み立てます。ナンバープレートは劇中車にはありませんので不要です。予備転輪は塗装後に取り付ける予定ですが、取り付け位置の調整が必要です。


 関連パーツ類を切り出しました。ボックスの留め金具B25がオーバースケール気味ですが、割り切ってそのまま使用しました。


 組み立てが完了しました。


 ステップ14では、車体後部や背面部の各部品を取り付けます。右側マフラーと予備転輪は塗装後の接着とし、ナンバープレートおよびA39は不要です。
 ステップ15では車体右側面のジェリカンラック等を取り付けますが、劇中車ではジェリカン1個がセットされていますので、ガイド指示通りの折り畳み状態は2個にします。エアクリーナーのパイプB12、鶴嘴のA14は塗装後に接着する予定です。


 作業に先立ち、ガルパン仕様への工作を一つ実施します。上掲の公式設定資料図にて赤枠で示した部分がキットではモールドされていませんので、ブラ材でそれらしく再現します。
 これは、実車にも見られる部分であり、キット付属の実車写真集14ページの下写真で形状が確認出来ます。公式設定資料図では形状が分かりにくいため、実車写真集14ページの下写真を参考にして作ります。


 大雑把かつ適当な再現ですが、部品が該当位置に存在すれば良し、です。


 車体後部や背面部の各部品を取り付けました。


 背面部の牽引ホールドB17もセットしました。予備転輪の取り付け穴が右に寄っていますが、劇中車では中央に位置するので、接着の際には注意が必要です。


 ここで工作ポイントを確認しておきましょう。御覧のように劇中車では予備転輪はボックスの間の中央にセットされています。そして黄円の位置にナンバープレートがありません。


 ステップ15の作業を完了しました。エアクリーナーのパイプB12、鶴嘴のA14は塗装後に接着する予定です。


 ステップ16では、砲身や砲塔天板などを組み立てます。ガイド指示通りに進めます。


 関連パーツ類を切り出しました。


 組み立てを完了しました。 (続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

けいおん!の聖地をゆく10 その3 けいおんカフェ

2017年07月19日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 今回見学した展示品のうち、印象に残ったのが上図のチロルチョコの包装紙でした。ローソンのキャンペーンやスーパーなどで販売されていたけいおんデザインのチロルチョコですが、こんなに種類があるとは驚きました。集める方も、チョコ食べながら楽しんで集めてしまいそうですね。

 交流のあるモケジョの方々に、けいおん全盛期に現役高校生としてローソンへよくけいおん関連のお菓子やグッズを買いに行った、という話を以前から聞かされていましたので、後日、チロルチョコの件について尋ねてみました。
 教えてもらった内容を要約しますと、チロルチョコは、本来はローソンのけいおんフェアではなくてチロルチョコとのコラボキャンペーンで展開されたもので、「けいおん!!つめてねチロル」というイベントで販売されていた。たまにローソンキャンペーンでも展開していたから、特典のうちわやクリアファイルが貰えるプレゼントキャンペーンの対象に含まれていた。「けいおん!!つめてねチロル」のデザイン缶は10種類あって、好きなデザインの缶に、好きなデザイン包装紙のチョコを9個つめて、レジに持って行って360円支払って買う方式であった、包装紙は全部で50種類ぐらい、ということです。


 展示品には、けいおんデザインでないものも含まれていますが、全部合わせたら55種類ありました。当時は女子高校生ファンたちの間でこれのコレクションを競うのがブームになっていたそうで、ネット上の掲示板を使って他校の子たちとコレクションの画像を見せあったり、ダブリ分の交換などを交渉したりしたそうです。


 二階にあがって、キャラクターパネルを見ました。左より真鍋和、平沢憂、鈴木純です。


 そしてHTTの5人と顧問の山中先生。


 相変わらずの充実ぶりです。


 そろそろお腹も空いてきたかな、と感じて一階に降りてゆくと、まだ13時になっていないにもかかわらず、けいおんカフェのメニューの多くが売り切れでした。さっきまで一般観光客の団体が利用していたようなので、その昼食に利用されたのかもしれません。
 ですが、目をつけていた「カレーのちライス」はまだあるようで、良かったと思いました。


 窓口にあるPOPです。営業日にしか出されないので、今回初めて見ました。隅っこにムギちゃんが居るのがなにげにポイント高いです。


 けいおんカフェは食券制で、観光案内所のカウンターで食券を買い、窓口へ持っていくというシステムです。


 カウンターにあるメニューです。一番ボリュームありそうなのが「田井中家deハンバーグタイム」ですが、既に売り切れでした。「平沢家の朝ごはんトースト」は、例のけいおんトースターが使用されているようです。傑作なのが「幻のゴールデンチョコパン」。劇中に出ていたパンの忠実な再現ですね。しかも限定3食ですから、とことんこだわっています。


 これが「カレーのちライス」の食券です。ファンの方の手作り品のようです。


 窓口で食券を渡すと、引換券を渡されました。左上の番号は呼び出し番号です。これまたファンの方の手作り品のようです。


 これが「カレーのちライス」です。普通のカレーライスでした・・・。 (続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンツィオ高校 P40重戦車 作ります!! その6

2017年07月18日 | ガルパン模型制作記

 ステップ10では、車外部品のボックス、エアクリーナー、ジェリカンラックを組み立てます。エアクリーナーは左右2つありますので、2個組み立てます。
 ジェリカンラックは、エッチングパーツの1を用いて作ります。ガイド指示では7個作るとありますが、劇中車は3個のジェリカンを装備しますので、ガイド指示通りの折り畳み状態にするのは4個です。


 準備しておいた、アスカの「WWⅡイタリアジェリカンセット」の余りパーツです。以前に同じアンツィオチームのM41セモヴェンテを製作した際に使用しています。


 キットにはもともとジェリカンのパーツが入っておらず、ガイド指示では、ジェリカンラックは7つとも折り畳み状態になります。
 上掲の公式設定資料図を見ますと、劇中車においては右側面に1個、左側面に2個のジェリカンが装備されています。それに合わせてジェリカンを3個作り、ジェリカンラックの3つをそれに巻き付けます。残る4つを折り畳み状態に仕上げます。


 ジェリカン3個を組み立てました。


 ボックス、エアクリーナー2個のパーツです。


 組み立てが完了しました。エアクリーナー2個の底のツメはまだカットしていません。


 エッチングパーツの1を7つ切り出しました。


 4つはガイド指示通りに折り畳み状態に仕上げました。残る3つはジェリカンに巻き付けました。ジェリカンは左右ともキャップが後ろになりますので、向きを間違えないようにしました。
 上図の上列が右側面の並び、下列が左側面の並びです。

 周知のように、ジェリカンにジェリカンラックを巻き付ける際には、十字部分がジェリカンの底部を支えるようにするのが正しい形です。しかし劇中車の状態は、折り畳み状態とジェリカン装備状態とが同じ外見にて揃うという謎仕様になっています。
 おそらく、製作サイドにて、ジェリカンラックの展開状況が正しく理解されていなかったのでは、と推測されます。ですが、こうした部分もあえて忠実に再現することによって、「ガルパン戦車らしさ」という要素を強調出来るのでは、と考えます。


 ステップ11では、前照灯、前部牽引ホールド、起倒式アンテナ、左側フェンダー上のマフラーとボックスを取り付けます。このうち起倒式アンテナとマフラーは塗装後に取り付けますので、ここでは接着しません。
 ステップ12では、左側面のジェリカン2個、ジェリカンラック2つ、エアクリーナー、円筒ジャッキ、起倒式アンテナ、車外装備品2点を取り付けます。このうちエアクリーナーの接続パイプB12、車外装備品2点は塗装後に取り付けますので、ここでは接着しません。


 前照灯、前部牽引ホールド、起倒式アンテナのパーツです。右の透明ブラ板の中央の円二つは、前照灯のレンズ部分ですが、これは塗装後に取り付けます。


 前照灯、前部牽引ホールドを取り付けました。起倒式アンテナは、横に倒してセットする状態で仮組みしました。劇中車のように立てて黄色のフラッグを付ける場合は、アンテナの基部の角度を修正する必要があります。


 マフラーは仮置きし、ボックスは接着しました。


 エアクリーナー、ジャッキ台、車外装備品2点のパーツです。


 フェンダー上のエアクリーナーの取り付け範囲を綺麗にヤスって均しておきました。


 エアクリーナーです。底部のツメがまだついたままです。このまま置くと底部が浮き上がります。


 ワンシーンで見ると、劇中車のエアクリーナーは、底部がフェンダー上にピッタリくっついています。


 そこで、エアクリーナーの底部のツメを4つともカットして底辺をフラットにしました。


 この状態でエアクリーナーをフェンダー上に取り付けました。これが本来の組み合わせ状態であるため、接続パイプのB12もカチッと綺麗にはまりました。B12は塗装後に改めて接着する予定です。


 この段階での接着パーツはエアクリーナー本体と円筒ジャッキのみで、接続パイプB12、車外装備品2点は塗装後に取り付けます。


 左側面のジェリカン2個、ジェリカンラック4つを、公式設定資料図や劇中シーンなどを参照して取り付けました。あらかじめ定規で全体の並びを計測して、大体の取り付け位置を決めましたが、多少のズレがどうしても生じます。

 なぜかというと、劇中車は、もともと実車およびキットよりも車体寸法がやや大きくて背が高いため、側面の面積もキットの状態よりは広いです。ですが、ジェリカンおよびジェリカンラックは逆にやや小さいサイズで描写されています。キットでは劇中車よりもやや狭い側面に、劇中車よりもやや大きいジェリカンおよびジェリカンラックを貼りつけますので、見ようによってはオーバースケールかな、という感じになると思います。
 この誤差は、キットの車体パーツそのものを劇中車に合わせて全面的に改修しないと解決出来ませんので、仕方がないものと割り切っておきました。 (続く) 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

けいおん!の聖地をゆく10 その2 美しき、聖地中の聖地

2017年07月17日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 琴吹紬の看板を見た後、豊郷小学校の校門をくぐろうと思い、ふと西側を見たら、もう一つの飛び出しキャラ看板が信号付近にあるのに気づきました。車で来た時には見落としていた看板でした。
 近寄ってみると、田井中律でした。上図のように、奥には斉藤菫が見えます。


 裏面はカチューシャを外した別デザインで表されています。このこだわりが楽しいですね。後で聞いたところによりますと、これは以前には「ビジネスホテルくらま」にあったものだそうです。
 「ビジネスホテルくらま」は、前回の4月の巡礼時に泊まった宿ですが、そのときには既に田井中律の看板が見当たりませんでした。田井中律が居たのは、それ以前のことであるようです。


 カフェ「Shoko」前の斉藤菫の看板です。今回みた中では最も古いものであり、あちこちに痛みが生じていました。後日得た情報によれば、カフェ「Shoko」の廃業に伴って撤去され、看板自体の修復も難しいので廃棄になる、ということでした。とても残念ですが、いずれ新調されてどこかに再設置されるのでは、と思います。


 豊郷小学校旧校舎群を見上げつつ前庭に進みました。訪れる際にいつも湧き上がってくる幸福感は、懐かしさと安らぎをともなって心地良い気分に落ち着かせてくれます。この感覚は、咲saki奈良やガルパン大洗やひなビタ倉吉では味わえなかった、非常に特殊なものだと改めて思いました。
 豊郷小学校が、聖地の中の聖地と謳われて有名なのも、その故でしょう。


 講堂の扉が開け放たれていましたので、吸い寄せられるようにして最初に入りました。


 この木造の長椅子が時代と歴史と、そして劇中の雰囲気を鮮やかに物語ってくれます。しばらく腰を下ろして静かに目をつぶり、様々な想いに身をゆだねてまったりとしたひと時を楽しみました。自身の高校時代の薄れかけた記憶も、不思議なほどに甦ってくるような気がしました。その思い出にしばらく浸りました。

 私も高校時代には俄かバンドに誘われてキーボードを担当、当時は人気が高かったYMOの曲などを弾いて文化祭のステージにあがりましたので、この講堂での学園祭ステージでデビューを飾った1期HTTの面々の緊張感、高揚感、感動の全てがよく分かります。
 あの文化祭ライブの時に、自分でも驚いた事の一つが、自身の奏でたヤマハDX-7が、普段とは違ったいい音を放って楽器自体もイキイキしていたように感じられた事でした。学校にあった大型スピーカーに繋いであったせいもあるでしょうが、単に音が大きくなっただけでなく、余韻がさらに響いていただけでなく、なにかもっと別なものが様々に追加されて音そのものの質を高めてパアーッとはじけていた、というような感じでした。

 あの、魂が揺さぶられるような、このままずっと演奏していたくなるような音は、なんだったんだろうなあ、と思いました。もう30年余り前の昔のことですが、思い起こせば音だけはいまも鮮烈に脳裏に響いてきます。共にステージ上で笑顔を揃えて汗だくになって演じた仲間三人が、全て故人となった今は、あの音だけがより鮮やかさを増して甦ってきます。いつしか、鼻の奥にツンとこみ上げてくるものがあります。


 講堂を辞して、酬徳記念館に移動しました。どう見ても巡礼ファンとは違う、一般観光客らしき方が十数人居て、殆どが机について食事をしていました。ああそうか、今日は日曜日だ、けいおんカフェの営業日だ、と思い当りました。


 まだお腹がそんなに空いていなかったので、先にけいおんコーナーを見物して回りました。


 今回も展示品の一部が入れ替わっているのが分かりました。定期的にメンテナンスがなされているようですが、こういう点もガルパン大洗の「ほったらかし」状態とは違います。あちらは公式認可の「ガルパンギャラリー」でさえ定期的入れ替えも実施せず、展示内容がほぼ固定されていますから、一度見学すればオシマイ、という感じになりがちですが、こちら酬徳記念館のけいおんコーナーは全く違います。


 何よりも、展示品の数や内容が格段に多いです。特にフィギュア関連は充実していて、博物館的な収集レベルに達していますが、それでも全部を網羅しきれていないというのが凄いです。
 このコーナーには、けいおん関連商品なら何でもかんでも集められている、という感じがありますが、実際には販売または配付された品の半分にも満たないそうです。確かに、見当たらない品がけっこうあることに気付きますので、いったいどれだけの関連品が存在していたのか、と改めて驚かされます。


 コーナー中央の楽器類陳列です。前回よりもスッキリした状態になっており、楽器そのものも綺麗になっていました。最近に整理清掃がなされたようです。観光案内所の方の話では、ファンの方が時々やってきて掃除していますよ、との事でした。有り難いことです。


 これは初めて見た気がします。1期第4話「合宿!」にて秋山澪が持参したラジカセの実物です。以前はどこでも普通に見かけたラジカセの一種ですが、今は貴重品になりましたね。
 改めて見ますと、かなり大きいです。持ち上げてみると、それなりに重量があります。秋山澪はこれをバッグに入れて持ち歩いていたんですね・・・。 (続く)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする