気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

アヒルさんチーム 八九式中戦車甲型 作ります !!  その1

2014年04月30日 | ガルパン模型制作記

 私のガルパン戦車模型の第五作として、アヒルさんチームの八九式中戦車甲型を選びました。第一作目の三式中戦車チヌがファインモールド、第二作目のⅣ号戦車D型がタミヤ、第三作目のⅢ号突撃砲F型がプラッツ(ドラゴン)、第四作目のM3中戦車リーがアカデミーのキットということで、ガルパン戦車キットの各メーカー品を一通り体験した形になりました。
 その時点で、積んである未着手のキットはタミヤが2点(Ⅳ号戦車H型、ルノーB1bis)、ファインモールドが2点(八九式中戦車甲型、九四式六輪自動貨車)、アカデミーが1点(ヘッツアー)、プラッツ(ドラゴン)が3点(Ⅳ号戦車F2型、38t戦車、ポルシェティーガー)でした。数の多いメーカー品から片づけるのであれば、プラッツ(ドラゴン)の3点のいずれかから選ぶことになるのでしょうが、前作のM3中戦車リーの制作にて悪戦苦闘しましたので、次はなるべく楽な方のキットにしたいと考えました。それで、最も簡単に作れそうなファインモールドの八九式中戦車甲型に決めた次第です。


 箱の中身は、国産メーカー品らしく綺麗にまとめられています。組み立て説明も冊子タイプで扱いやすく、ランナーは正方形に揃えてコンパクトに袋詰めされてありました。ユーザーが使い易いように、との配慮がなされていることが感じられます。大きなランナーを無造作に積み重ねて不必要なほどの大きな箱に入れてあるプラッツの公式キットとは、扱い方が全然違いますね。


 パーツ割りも分かりやすくまとめられています。製作ステップごとにパーツを順に扱えるようになっており、車体のパーツ、車輪のパーツ、砲塔のパーツ、というように分けられてランナーにまとめられているあたりは、さすがと言うべきです。何よりも嬉しいのは、国産メーカー品ですので事前の洗浄の手間が省けることでした。


 事前準備がほとんど必要ないため、箱を開けてランナーを袋から取り出した時点で、すぐに制作に取りかかれました。ステップ1から3までの工程にて車体を一気に組み上げることが出来ます。


 ステップ1の工程を終えて車体を組み上げました。ここでガルパン仕様への追加工作が一つ必要となります。上画像の車体の脇にある、プラペーパーを長方形にカットしたものが、ガルパン仕様へのパーツです。


 公式設定資料の図を御覧下さい。黄色の楕円内に、キットのパーツC9には無い長方形のモールドがみえます。一見するとOVM類に関連した何らかの装置のようにも見えますが、留め具では無く、劇中のシーンを見ても単なる長方形の線があるというに過ぎません。もちろん実際の車両の写真にも見えない部分であるので、ガルパン謎仕様の一種と思われます。
 ではこれは何か、というと、これとほぼ対称的位置にある反対側のパーツC10の部分には横板を接着する部分となる長方形のモールドがありますので、これに合わせた形状であろうと推測されます。


 そこで、カットしたプラペーパーを、反対側のパーツC10の長方形のモールドとほぼ対称的な位置に貼り付けました。これで追加工作は完了です。


 ステップ2では、車体前面部分を組み立てました。前面装甲板にあたるB12に、扉や操縦席窓などの各部品を取り付けますが、ここでもガルパン仕様への追加工作が一つ必要となります。B12のパーツの状態のままですと、劇中とは異なります。


 ここで劇中のワンシーンを御覧下さい。黄色の矢印で示したように、前面装甲板の周縁部に線が回っています。この線がキットのB12のパーツには無いので、ケガいて線を入れる必要があります。


 最初にニードルで薄く仮線をひいて、それをラインチゼルでなぞって彫り筋を入れました。途中で少ししくじりましたが、大体の線は入れることが出来ました。線のままだと、塗装すれば目立たなくなるかもしれないので、あえて彫りを入れてみたわけです。


 各部品を取り付け、指定通りに裏から一ヶ所穴をあけました。前部機銃のC1も接着指定がありますが、取り付け参考図だけでは取り付け角度が分かりにくいので、前面装甲板B12を車体に接着してから、前部機銃C1を水平状態になるように取り付けました。


 次のステップ3でも、ガルパン仕様への追加工作が一つ必要です。上画像の二つのパーツは対称位置にあるB5とJ10ですが、モールドは異なっていて、左側のB5にのみ、穴と線状のモールドがあってリベットも三個多くつけられます。


 ところが、劇中のワンシーンでチェックすると、該当する左右の部分のディテールは同じになっています。キットのパーツB5にみられる穴と線状のモールドはなく、リベットの数も反対側のJ10と同じです。


 そこで、J10の状態にあわせてB5を作り変えました。穴と線状のモールドをパテで埋め、余分な三個のリベットを削り取りました。小さなパーツなので、追加工作を施してもあまり目立たないように思われがちですが、実はそうではありません。


 ステップ3の工程が完了した状態です。追加工作したB5のパーツは、車体右側前面という大変目立つ場所につくので、追加工作があるのと無いのとでは外見上に少なからぬ差異が出てきます。
 このように、出来る範囲であれば、下手でもいいからコツコツと取り組んで自分なりにガルパン仕様への実現に取り組んでゆきたいと考えています。 (続く)
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「月刊 戦車道」 増刊第2号

2014年04月29日 | ガールズ&パンツァー

 「月刊 戦車道」増刊第2号、その表紙をサンダース大付属校チームのM4シャーマンが飾っています。1号の表紙が聖グロリアーナ女学院チームのマチルダであったことを考えると、親善試合、第一試合、というように対戦相手を順に掲載してゆく方針なのでしょうか。この流れでゆくと3号の表紙はアンツィオ校チームのP40あたりかな・・・?


 私の手元には、昨日の夕方に届きました。前回と同じくクロネコメール便で投函されました。早速読んでみたいのですが、ガルパン戦車キット制作の第五作目に取りかかるので、その事前準備や制作ポイントのチェックの方に時間を取られてしまっています。

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く5 その8 「アンツィオの三人です!!」

2014年04月28日 | 大洗巡礼記

 「小野瀬海藻店」から「まいわい市場」へと引き返すルートは、大貫地区の東側へ抜ける路地道を利用しました。大貫地区は江戸期頃までは海岸線ぞいに支道が通って桜の木が点在していたことが知られ、いまでもその一部が健在です。加波山神社の裏手から東に入ると古い集落内に進みますが、次の辻で北に曲がって民家の間の細い路地を進むと、各所で立派な桜の木を見ることが出来ました。


 青空に輝く満開の桜です。大洗町の商店街を北の宮下から南の大貫まで一巡してみますと、南へ行くほど満開状態の桜が多いことが分かりました。しかも幹回りの太い堂々とした古木が多いです。これに対して、大洗磯前神社の内外には梅や桃の木が目立ちますので、江戸期までの参詣道および街道筋の宿場の整備にともなう植生が水戸藩によって奨励された史実がよく理解出来ます。
 南の大貫や夏海における整備事業のメインは、勘十郎堀をはじめとする運河の掘削であったといいますから、植生事業はあまりなされず、昔ながらの桜の分布がそのまま残されたという流れなのかもしれません。


 道をたどっているうちに支道に進んで、いつしか丸山紗希の「大勘荘」の前を通りました。また泊まってみたい宿です。


 「大勘荘」の手前で市営駐車場の方へ曲がり、駐車場入口付近にある「藤乃屋」の前を通りました。今回で五度目の訪問になるのに、いまだにこのお店に入る機会を得ていません。ラーメンが好きなので、軽く一杯食べていきたいのですが、大洗では食べ歩きも少なくないので、なかなか空腹になりません。


 マリンタワーを見ながら「まいわい市場」へと回りました。今回の訪問では、翌日に同行者の方と一緒にマリンタワーに登る予定でしたので、久しぶりに大洗市街を一望することが出来るわけです。


 「まいわい市場」のレジコーナーで「イラストラリー」完了の申告をして用紙を掲示し、景品の缶バッジをいただきました。OVA記念のアンチョビのデザインでした。
 その後、「まいわい市場」の二階へと上がりました。その部分には今まで行ったことが無かったのですが、翌日に会うことになる同行者の方と以前に電話でやり取りしていた際に、数多くの戦車プラモデルの展示がされているということを教えていただきました。全く知らなかったので、とても気になってしまい、それが第一の目的で「まいわい市場」に向かったようなものでした。
 果たして、そこにはびっくりするほどに沢山の戦車キットが並べて展示してありました。嬉しいことに、大部分が1/35スケールの第二次大戦時の車輌であり、それぞれの所属軍隊の実際の姿にて再現してありました。


 実に壮観でありました。タミヤのミリタリーミニチュアシリーズなどは大体網羅されているんじゃないでしょうか。自分も戦車キットをガルパン仕様で作る楽しみに目覚めて、AFVの面白さや奥深さが次第に見えてきているので、戦車キットの完成品が様々に見られるというのは、大変勉強になります。
 興味深いことに、ガルパン仕様にて制作されたキットがほとんど見当たらず、全体的にWWⅡの世界になっていました。と言うよりも、意図的にそのような展示構成でまとめたのではないかと感じました。考えてみれば、ガルパン仕様の戦車キットは、大洗の各店舗に数多く展示されているのですから、わざわざこちらで同じような傾向を目指す必要が無かったのかもしれません。


 ですが、展示台の奥にはガルパンキャラクターのパネルやⅣ号戦車D型の幕などが貼られてありました。上画像の西住みほなどは、他ではあんまり見られない珍しいポーズをとっていました。


 その左側のウインドーには、アンツィオ高校のアンチョビ、カルパッチョ、ペパロニの三人のパネルが内側に貼り付けて展示してありました。公開間近になっているアンツィオ戦OVAに登場する。隊長と二人の副隊長です。副隊長が二人というのは、サンダース校もそうでしたが、ナオミが先任のポジションにあったようなので、アンツィオ校ではカルパッチョが先任副隊長ということになるのでしょうか。


 これから注目を集めるであろう、アンツィオ校の三人が揃っている場所であるのに、人通りが全く無いのは寂しい限りでした。イベント時には賑わっていたのかもしれませんが、一階の「まいわい市場」の賑やかさに比べると見事なくらいの閑散ぶりでした。
 ところで、アンツィオ校の三人のうち、アンチョビは「山戸呉服店」にパネルが置いておりますが、カルパッチョ、ペパロニのパネルもいずれどこかに設置されるのでしょうか。この二つのパネルを巡っての商店街での争奪戦がひそかに繰り広げられるのでしょうか。


 外の鹿島灘方面に目をやると、右手にリゾートアウトレットの展望塔が見えてなにかヨーロッパ風の景色に感じられました。地中海に臨む南イタリアの領主屋敷、といってもあてはまりそうな雰囲気で、イタリアティストのアンツィオ校に相応しいムードがなくもなかったです。


 駐車場には、朝に見かけた市場の社用車がまだ置いてありました。あんこうチームの五人だけでなく、ボコ熊もあるんですね・・・。いずれにしろ、業務用のワゴン車にこうしたアニメキャラクターのラッピングが施してあるのは、日本中でもここ大洗だけでしょうね。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く5 その7 「イラストラリー、達成です!!」

2014年04月27日 | 大洗巡礼記

 大洗町商工会館を出て、ホシノの居る「カジマ」に立ち寄って新商品の「ホタテの履帯揚げ」を一本買いました。ひと串に三個のホタテがついて150円でした。大洗一速い女であるというホシノに因んだ商品でしたので、同じホシノである私としては必ずこれを食べて「大洗一速く」なる必要がありました。短時間で商店街を一巡しなければなりませんでしたから。


 「ホタテの履帯揚げ」でパワーアップして自転車のスピードを上げ、大貫商店街の洋品店「梅原屋」に着きました。今回の「イラストラリー」の第四スタンプ設置地点であり、スタンプは店内のガルパンTシャツコーナーのところに「おおあらいマンガ道」のスタンプ類と一緒に置いてありました。


 このお店のガルパンコーナーも展示品が増えているようです。38(t)戦車のパネルが置いてあるので、これを搭乗車としたカメさんチームの三人に関する画像やグッズが多いです。


 店内に飾られた、コミック版の作画者才谷屋龍一さんのサイン色紙の前には、電撃ホビーマガジン5月号付録の「にいてんご」西住みほが造花の桜とともに飾られていました。お姉さんの方は見当たりませんでしたが、イラストの方では篠川香音がポーズを決めていました。このキャラの声優さんは宇津木優季の声も兼任していますね・・・。


 こちらは才谷屋龍一さんの新たなサイン色紙です。日付を見ると約一か月前に訪問されたようです。この方は「2次元工場」という同人サークルを運営され、いろいろなテーマの漫画作品を製作しておられます。サークルのサイトはこちら。ブログはこちら


 こちらも才谷屋龍一さんの新たなサイン色紙で、右下隅には「2次元工場」のタイトルも記されています。この方の画風を私なりに表現すると「明朗快活」となり、元気をもらえる感じで個人的には気に入っております。日本美術史に例えると、鎌倉時代の美術感覚の基調に通じるものがあると思います。


 四つ目のスタンプを押しました。武部沙織ですが、こういうスタンプは「吉田屋」か「カワマタ」に置いた方がしっくりくると思うんですね。でも、あんこうチームの五人のパネルは商店街の北半分に集中していますから、パネルに合わせてスタンプを配置すると、一巡のコースが成立しないわけですね・・・。


 「さくらい食堂」の前を通りました。「あのカツ丼」を美味しく食べたひとときを鮮やかに思い出して楽しい気分になりました。このお店は本来は蕎麦屋さんだそうなので、いずれ機会をみてざる蕎麦などをいただきたいと思います。


 おからアートを積極的に創作しておられることで知られる、豆腐店の「日野屋商店」です。噂ではカフェスペースを設けているということですが、戸口から中をのぞいてもそれらしき構えが見えず、人影も無かったので、イベント時などに臨時的に設けているのかな、と思いました。街中の各所に置かれているおからアートを、一度ぐらいは全て集めて展示してほしいですね。


 「松澤精肉店」の店先です。ピンクのM3中戦車リーの姿に、最近まで苦労して作っていたアカデミーのインテリア付きキットのそれが重なって思い出されました。これまで四台を作った私の制作において、ガルパン仕様に仕上げるのに最も苦労したキットであるため、記憶もまだ鮮やかなままです。アカデミーのキットであれだけ苦労したので、タミヤのキットだともっと苦労するだろうな、と改めて思いました。


 店先には幾つかのイラストが展示されていました。あんこうチーム関係が多いのは、お店の脇にあんこうチームおよびⅣ号戦車D型デザインのガルパン自販機が設置してあるからでしょうか。


 なかでも印象的だったのが、上画像の五十鈴華のイラストでした。こちらに指を突き出して「あなたです!!」と言っているような、おしとやかな彼女らしからぬ積極的ポーズです。「あなたです!!」って、いや別に私は犯人ではありませんので・・・。
 横溝正史タッチだと、加藤武さん演じる等々力警部に「よーし、わかった!! 犯人はお前だ!!」と言われちゃうようなものですよ。助けて下さいよ、金田一先生・・・。


 「島屋米穀店」の前に着きました。隣のクリーニング店で御主人が忙しそうに仕事をしておられました。同じ建物に入っているので、米穀店兼クリーニング店という形で両方とも運営しているのでしょうか。


 米穀店のほうに挨拶して、店内に展示されるイラストを見学させていただきました。こちらにはスズキの画像がありました。レオポンチームではあまり目立たない感じですが、ポルシェティーガーでは装填手を務めていますので、大きくて重たい88ミリ砲弾を扱っていることになります。ラストの奮戦シーンでは、矢継ぎ早に砲撃を展開して黒森峰の戦車部隊を足止めしていましたから、スズキの装填の腕が並々ならぬものであったことがうかがえます。


 金春希美の画像もありました。彼女もルノーB1bisの装填手および75ミリ主砲砲手を務めていますが、ルノーB1bisが75ミリ主砲を撃っているシーンを黒森峰女学園との決勝戦にて見ると、こちらもかなり早い装填が行われていることが分かります。

 私は長らく奈良に住んでいましたので、金春という苗字を聞くと、どうしても大和国能楽四座の筆頭、金春座のことを連想してしまいます。自宅の近くに金春流の能楽道場がありましたし、79代目金春信高氏が当主を務めておられた頃は、興福寺の薪能や薬師寺の花会式などで演舞をよく鑑賞させていただきました。現在は80代目金春安明氏が当主を務めておられますが、代が変わっても芸風は古式が重んじられるようで、観世流や宝生流などの能に比べると、大和風の伝統的情感が尊ばれているようです。


 「小野瀬海藻店」に着きました。今回の「イラストラリー」の第五スタンプ設置地点であり、スタンプは店内の入口付近に「おおあらいマンガ道」のスタンプ類と一緒に置いてありました。
 土産に「わかめ御飯 鮭」と「あおさ海苔」を買いました。こうした海藻類のふりかけを御飯に振りかけて湯漬けにして食べるのが、私の普段の朝食スタイルです。織田上総介信長の真似しているわけではありませんけどね・・・。


 五つ目のスタンプは秋山優花里、これであんこうチームの全員が揃いました。今回の「イラストラリー」も無事に達成することが出来ました。このスタンプシートを提出すべく、「まいわい市場」へと引き返しました。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く5 その6 「和服のアッサムです!!」

2014年04月26日 | 大洗巡礼記

 「カワマタ」で昼食を終えた後、「石福」の前を通り過ぎました。店内には誰も居なかったので、たぶん昼食休憩中なのだろう、と思いました。河嶋桃が店先に出てきて店番をしていました。


 「石福」の隣の「国井屋」に行きました。このお店に立ち寄るのも久し振りなので、今回は店内にてティーセットでもいただこうかと考えました。考えてみると、このお店の人気メニューである「アッサムティーセット」はまだ味わったことが無かったのでした。


 店先に飾られていた「アッサムティーセット」の案内POPは、お店の方の話によれば、ファンの方の手作り品だそうです。ティーポットやティーカップには聖グロリアーナ女学院の校章が入っており、こちらは何かのイベントで特別に制作されたグッズの一種だということです。ダージリンの「肴屋本店」にも同様のものが置いてあると聞きました。


 店内にて「アッサムティーセット」をいただきながら、店の御主人と色々話をしました。アッサムのパネルが初めてやってきた日の思い出などを面白おかしく話して下さいました。アッサムのパネルを見た途端に「これが日本人だなんて冗談でしょ」と思ったんですよ、と笑っておられました。


 いまではアッサムはすっかりお店の看板娘になりきって、コーナーにはファンの方々から寄贈されたアートやグッズ類が沢山展示されています。隊長のダージリンのキャラグミンと並んでオリジナルのフィギュアがありますが、なぜかあっちの方向を向いていました。


 ウィンドーに貼られていたファンアートの一枚です。アッサムが戦車に・・・と思ったのですが、よく見ると戦車じゃなくて履帯と転輪付きの急須に乗っているのでした。急須の形が戦車に似通っているのにちなんだパロディー作品ですね。なかなか良い出来ですね。


 さらに感動したのが、店先の暖簾の右側に描かれている和服姿のアッサムでした。おお、これはいいなあ、と思ってすかさずカメラを向けました。和服が似合ってる外国人、という感じですが、アッサムは日本人ですから、和服が似合ってて当たり前ですね。本名がちゃんとあるそうですが、公式設定資料でも明らかにされていません。


 店先に並べられていたガラス製の急須です。中身の量や色が一目で分かるので便利ですね。価格帯は2000円前後になっていますが、これは高価なほうに属するのでしょうか。私が家で使っている急須は、愛媛県の道後温泉へ湯治に行った際に隣の砥部町で買った砥部焼の品ですが、1000円ぐらいだったと記憶しています。


 「国井屋」から永町商店街へ回り、蕎麦屋の「大進」の前を通りました。園みどり子もパネル本来の状態に戻っていました。このお店のざる蕎麦は美味しいので、空腹であれば絶対に立ち寄ります。


 みつだんご屋の「たかはし」に着きました。今回の「イラストラリー」の第三スタンプ設置地点であり、スタンプは出入口の脇のスタンプ台に「おおあらいマンガ道」のスタンプ類と一緒に置いてありました。


 店内には声優さん達のサイン色紙などが飾ってありました。展示スペースをあまり取っていないためか、ガルパングッズの量は控え目でしたが、缶バッジの展示数だけは増えていました。


 こちらのお店でもコルクボードに画鋲で刺して並べてあります。この展示方法が大洗ではいつしか標準になっているようです。しかも他ではあまり見られない海楽フェスタの際の記念缶バッジが複数揃っていました。去年11月に大阪で開催されたガルパンファンイベントにて配布されたコマンダーズバッジによく似たデザインでした。


 で、三つ目のスタンプを押してまいりました。ここでは五十鈴華で正しいのでありました。先の西住みほスタンプも「坂本文具店」に設置してあればピッタリだったな、と思ってしまいました。ともあれ、五ヵ所のうちの三ヵ所をクリアしました。


 それから大洗町商工会館へ立ち寄りました。入口にあんこうチームの5人のパネルが並んでいる点は、以前に五十鈴華誕生日イベントの際に訪れた時と同じでした。常時このように置かれているんだな、と改めて知りました。大洗町商工会がいかにガルパンキャラを大事にしているかが伺えます。


 これらのパネルは、ガルパンファンの一人として見ているので余り違和感は感じませんが、ガルパンに興味のない人からすれば「なんだこれは」というような感じになりそうですね。日本中広しと言えども、商工会館のエントランスにアニメキャラクターのパネルが並んでいるところなんて、大洗町だけですよ・・・。 (続く)

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ガールズ&パンツァー 漫画版 完結

2014年04月25日 | ガールズ&パンツァー

 月刊コミックフラッパーに連載された「ガールズ&パンツァー」の漫画版を収録する単行本のラストとなる第4巻が、4月23日に発売されました。私自身は、翌日の24日に近くの書店で購入しました。アマゾンでも購入出来ます。


 これで、4冊が揃って漫画版は完結となりました。劇中のストーリーとは第二試合の対アンツィオ戦のみが異なって細かく描写される他は、ほぼ同じような展開でした。ただ、主人公が秋山優花里に設定されており、彼女の視点や心情からみたストーリーになっている点がアニメシリーズとの相違点です。
 そういえば、文庫版では武部沙織が主人公になっていましたね。主要キャラクターを替えることによって、同じストーリーを別の角度から見せる試みがなされていたということでしょう。同じ物語でも、視点が異なると新鮮な展開になりますね。


 漫画版と言えば、もう一つ、西住みほの小学時代を舞台にした「リトルアーミー」が二冊にて完結しています。こちらの物語もアニメシリーズの内容と関連づけた形で描かれていますので、読むと楽しいです。
 この「リトルアーミー」の登場人物は、西住みほと同じ熊本の人なので、戦車道を続けていれば黒森峰女学園に入るはずなのですが、アニメシリーズにはそれらしきキャラクターが居ませんでした。でも、劇場版には登場するかもしれませんね・・・・。

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く5 その5 「さおりんの肉じゃがです!!」

2014年04月24日 | 大洗巡礼記

 「吉田屋」梅カフェの次に「山戸呉服店」に行きました。アンチョビの居るお店で、アンツィオ戦OVAの上映が始まれば人気スポットとして再注目されると思われます。今回の「イラストラリー」の第二スタンプ設置地点であり、スタンプは出入口の脇のスタンプ台に「おおあらいマンガ道」のスタンプ類と一緒に置いてありました。


 で、二つ目のスタンプを押しました。「アンチョビ」にすれば良いのに、どういうわけか「西住みほ」でした。五ヵ所のスタンプはみんなあんこうチームの5人を示しているのでした。


 「山戸呉服店」の付近より「スルガヤ薬局」および「坂本文具店」を見た図です。「スルガヤ薬局」の脇にある古い郵便ポストとあわせて「昭和」の雰囲気が色濃く保たれている感じです。懐かしい気分になってしまいますね。


 「スルガヤ薬局」の後藤モヨ子です。初めて来た頃はキャラパネルだけが目立っていたこのお店の店先にも、次第にガルパン関連の写真やグッズや声優さんのサイン色紙などが飾られてきて、展示コーナー化してきていました。ゴモヨの首に懸けられてあるガルパンウォレットに入ってるのは、確か花粉症の薬だったですかね・・・。


 「坂本文具店」では筆記具を買いました。レジ横では店主の坂本商工会事務局長さんの缶バッジがありました。まだ売ってるのかと感動して一個を購入すると、奥さんはマスクの奥で苦笑しておられました。地域住民が缶バッジになってしまうのも、大洗ならばでの特殊現象の一つですが、最近には「肴屋本店」の店主や「ウスヤ」の店主の缶バッジも出ているといいます。大洗発の缶バッジの方向性はどうなっているんだろう、と思わざるを得ませんでした。


 店先の西住みほです。こちらもパネル本来の状態に戻っていました。「シーサイドホテル」の制服姿と、こちらのパンツァージャケット姿の二種類が知られますが、個人的にはパンツァージャケット姿の方がいいと思います。


 「坂本文具店」から「スルガヤ薬局」の角を曲がり、坂道をゆるやかに登ってゆくと、途中の左手に空き地があり、「石福」の敷地兼駐車場になっています。その奥のフェンスの脇に白い犬が繋がれており、ガルパンファンの間では人気者になっているようです。年をとっているのか、動きがのんびりしていて、私がカメラを向けると、ゆっくりと首を挙げてカメラを凝視し、私がカメラを降ろしてもその姿勢を変えずにじっと私を見上げているのでした。
 ガルパン交流版では「桃助」と呼ばれているようですが、それは河嶋桃の居る「石福」の飼い犬だからでしょう。しかし、それとは別に本来の名前があるものと思われます。


 武部沙織の「カワマタ」に着きました。時計を見るとちょうど正午でした。「カワマタ」の惣菜類は未だに食べたことがないので、今回は有名な「さおりんの肉じゃが」でもいただくことにしようか、と考えました。


 武部沙織の隣には「餃子のおいしい店」と書かれた看板もありました。餃子もあるのか、それも食べてみたいな、と思いましたが、店内の品ぞろえの中には見当たりませんでした。聞けば、既に売り切れてしまったということでした。


 相変わらずの店内ガルパンコーナーの賑やかさです。新たなグッズが増えていて、以前はバラバラに貼られていた缶バッジがコルクボード二枚に並べてまとめられてありました。缶バッジをコルクボードに並べて展示するやり方は、大洗ではどこのお店でも見かけます。


 店内には「マグロ串カツ」や「山菜おこわ」や「焼きそば」なども並んでいたので、「肉じゃが」以外にも二点ほどチョイスしてここで昼食にしよう、と思いつきました。まず「マグロ串カツ」が美味しそうに見えたので迷わず選びました。


 続いて「さおりんの肉じゃが」も購入しました。すると店の女将さんが武部沙織の缶バッジを下さいました。こちらでもオリジナル缶バッジを獲得されたんですね、と言うと、「そうだよ、箸袋とあわせて版権とったんだよ。バッジはお買い上げ500円以上のお客さんに渡してるんだ」と教えて下さいました。箸袋も武部沙織デザインになっていました。


 「マグロ串カツ」と「さおりんの肉じゃが」だけでは足りないので、「焼きそば」も購入して食べました。すると女将さんがサラダをサービスして下さいました。お茶までいただき、楽しい昼食のひと時を過ごせました。「カワマタ」には飲食スペースもあるので、食事スポットとして利用するのも良いですね。次の機会には、ぜひ餃子も味わってみたいものです。 (続く)
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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く5 その4 「梅カフェの戦車ケーキです!!」

2014年04月23日 | 大洗巡礼記

 「大洗ホテル」から西の東町商店街へ進みました。「森寅ひもの館」の前に来て、いつも見るノンナのパネルが見当たらないことに気付きました。


 「森寅ひもの館」のウインドーに貼り紙がしてあり、「同志カチューシャ 一人では心配なので私はさかげんさんに行く事になりました ノンナ」とありました。なるほどな、と納得して戸口の所に居た従業員の方に聞くと、「きょうは海風が強くってね、ここらに立てておくと倒れちゃうんでねえ」と教えてくれました。確かにこの日は潮風が強くて、時には突風のような形でサッと吹き付けてくるので、私自身も自転車で「大洗ホテル」へ向かう途中に、少しあおられて走行が不安定になったぐらいでした。
 それで、ノンナのパネルを、比較的風の当たりが少ない「さかげん」の店先に避難させた、というのが実情のようでした。


 「さかげん」の前に行ってみると、ノンナはカチューシャの脇に寄り添うようにして立っていました。プラウダ高校の隊長と副隊長のコンビが立っているのを初めて見ましたが、劇中ではむしろ一緒にいるのが普通なので、パネルも同じ場所にある方が違和感がありません。そしてこの一画は、三方を建物に囲まれているせいか、強い風があまり通りませんでした。


 お二人のパネルには何もついていないな、と思ったのですが、よく見るとそれぞれの左胸にプラウダの校章が取り付けてありました。色々着せるよりは、この程度でも良いなあ、と感じました。


 続いて「丸五水産」の店先を通りました。新たなグッズや展示品が幾つか追加されているようでした。多くは海楽フェスタなどの際に寄贈されたのでしょうか。


 お店の方は中で作業されておられるのか、店先には誰も居ませんでした。角谷杏生徒会長だけが元気なVサインのポーズをみせてパワーを振りまいていました。
 その脇には、「祝一周年!! この子が家に来て1年。あの時の感動、感謝を忘れない為に、会長初期Ver.」との貼り紙がしてありました。そうかもう一年になるのか、と感慨を覚え、だからパネルに何も着せていないのか、と納得しました。


 時間が迫って来たので道を急ぎ、なんとか指定時間までに目的地である「吉田屋」にたどり着きました。改装工事を終えてこの4月8日に「梅カフェWAON」として再オープンした店舗です。公式サイトはこちら。横の駐車場の脇には、前回の訪問時に行った仮店舗のコンテナ施設が残されてありました。2月の訪問時に店舗を改装工事中であったので、スペースの拡張が行われるのかな、ぐらいに考えていたのですが、実際にはカフェという新形態の店舗として再出発するという形であったのです。


 そのことは、水戸の友人U氏に教えられて初めて知りました。「吉田屋」は、新店舗の前宣伝を水戸市でも盛んにやっていたそうで、3月の偕楽園の梅まつりで臨時販売もやっていたそうです。梅まつり見物の際にそれに出会ったU氏夫妻が梅スィートを購入し、その際に店の方に新店舗の詳細をいろいろと教えて貰い、すぐに私に連絡してくれたのでした。
 おかげで、新規オープン記念の特別メニューとして「戦車ケーキ」なるものが提供されること、これに武部沙織デザインの記念プレートと缶バッジのセットが先着500名限定にて付属販売されること、これらのメニューは予約が必要であること、などの情報をあらかじめ得ることが出来ました。土日は絶対に外すように、というU氏のアドバイスも受けて、この日、金曜日にあらかじめ予約を入れておきました。

 で、まず店の外観を撮影していると、右手にある立て看板が突風を受けてカタンと傾きました。店にやって来られた予約客らしき方が、傾いた立て看板を元通りに直して、店内に入ってゆきました。上画像は、右手にある立て看板が傾いた状態でのショットです。


 続いて左手のメニュー看板に接近して撮影しました。個人的には、上の店名の間にある梅のデザインマークがグッときました。私が長い事サイトやブログなどで使用し、大洗の各店舗に渡している名刺にもつけている梅鉢紋と同じ形だからです。
 梅鉢紋は、奈良県大和国の戦国期の武士団の棟梁であった筒井氏の家紋で、同時に大和国国人連合の結束の象徴でもありました。その歴史を数年間にわたって調べて学び、大和国の武士や城郭を勉強してきた私にとっても、非常に親しみのある家紋です。奈良県では歴史的にも梅が花や食物として長く親しまれているため、奈良県民の家紋の多くが梅鉢紋の系譜に属します。

 そして茨城県でも、梅は納豆と並ぶ食べ物として内外に知られており、また霊峰筑波山および水戸偕楽園が県内の二大観梅名所となっています。江戸期に水戸藩が領内にて梅の植栽を奨励した時期があったため、水戸市を中心に梅の分布がかなり多いことが知られます。それで梅干の生産量も少なくないそうです。「吉田屋」は天保元年(1830)から梅干と漬物を扱ってきた老舗であるそうなので、梅のデザインマークにも歴史的な由緒が込められているのでしょう。
 ですが、WAONというのは何を意味しているのだろう、と首を傾げました。日本を代表する大手スーパーが実施している電子マネーサービスの名前を連想してしまいます。


 店先はオープンテラス形式に造られ、出入口の左側には開店祝いの花が沢山飾られてありました。「茶処まがり松」というのは初めて知りました。そんな店舗があるのか、ぜひ一度は行ってみなければ、という思いに駆られました。


 そして、先ほどカタンと傾いて、先客の方が直された、右側の看板に近づいて撮影しました。こちらはあんこうチーム5人の声優のサイン色紙やタヤマ石油のガルパンカレンダー、武部沙織の各画像がレイアウトされており、新規オープン記念の特別メニューである「戦車ケーキ」等の案内板であると分かりました。下には武部沙織デザインの文鎮、スタンプ、何かの陶製品がセットされてありました。

 実は、この上画像が、右側看板の最後の写真となってしまいました。と言うのは、これを撮影し終えて再び道路に出て店の外観をもう一度撮ろうとしてしていた矢先、いきなり突風がバンと吹き付けて、その右側看板が道路上に吹き飛ばされてしまったのでした。写真やカレンダーやスタンプ用紙がいっぺんに散乱するのをあわてておさえて集めた後、店の若い従業員の方を呼んで、倒れた看板の片付けを手伝いました。
 その際に、文鎮の台が割れて欠け、陶製品が粉々になっているのを見ました。ボード自体も転倒の衝撃で枠がやや歪んだようでした。若い従業員の方がとりあえずオープンテラスの内側に収容し、突然の迷惑をかけたことを私に詫びてきましたが、あなたが謝ることではありませんよ、と返しておきました。
 そして予約客であることを告げ、店内に案内されたのですが、その直後に店の八代目である大山壮郎さんが帰ってきて、破損した看板に気付いて驚いた表情になり、調べた後に残念そうな顔つきで店舗横の建物内に引き入れてゆきました。私自身は、看板が倒れて破損した瞬間を見ているだけに、もっと残念な気持ちになりました。


 そんなこんなで、複雑な心境に至っていましたが、そのうちに運ばれてきた戦車ケーキを見て、ようやく気持ちが和みました。一応は戦車の形をしていますが、普通にケーキだと分かるような、可愛らしいデザインの方が印象に残りました。添えられた飲み物は梅スィート入りで美味しく、ケーキの甘さによくマッチしていました。


 私は実は甘いものが苦手で、ケーキ類は基本的に食べないのですが、しかしこの戦車ケーキには転輪をイメージするクッキーなどに苦味が入っているため、単純に甘いというのではなく、むしろ和菓子の風味に近いまろやかさが加味されて梅の味と融合している、といった味わいでした。だから、正直に「ああ美味しいな」と感じました。開発には相当の研鑽が必要とされたはずでしょうが、これが新規オープン記念の特別メニューに終わるというのはちょっと惜しい気がします。定番メニュー化して欲しいものです。

 食後の精算時に、付属販売品の武部沙織デザイン記念プレートと缶バッジのセットを希望して購入しました。この付属品販売品セットは、戦車ケーキを予約した人だけが買える特典のようなもので、武部沙織デザイン記念プレートの方は、上画像のケーキの下にも見えています。陶製であるので、購入時にはパッケージに包まれて紙袋ごと渡されました。その中に缶バッジも含まれていたのですが、そのデザインは、旧店舗の頃に買い物の特典として配布されていた二種類の缶バッジのそれを踏襲していて、色だけがブルー一色に変更されていました。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く5 その3 「イラストラリー、始めます!!」

2014年04月22日 | 大洗巡礼記

 大貫商店街から東に降って「大勘荘」の横からマリンタワー前の信号交差点に至りました。いつも思うのですが、この辺りの信号交差点の歩行者用横断信号は、青になるまでの時間がとても長いです。ものすごく安全、といえばそれまでですが、通り過ぎる車の数がとても少ないために、間延びした印象すら覚えてしまいます。待ちきれずに渡ってゆく地元住民や観光客の方をよく見かけます。


 リゾートアウトレットの北側に位置する「まいわい市場」に着きました。今回は街中巡りを楽しむ一環として、4月から始まった「イラストラリー」にチャレンジしようと計画していました。同時期に「おおあらいマンガ道」なるスタンプラリーも開催中でしたが、そちらはスタンプの数が108個もあって多すぎるので無理だと思い、「イラストラリー」一本に絞りました。これは、翌日に同行予定の方と一緒にやるかもしれないと思われたので、その予行演習のような気分もありました。その用紙を配布しているのが「まいわい市場」で、ラリー完了後の賞品バッジの引き渡しも行なっているのでした。
 それで、ラリー完了後に再びここへ立ち寄った際に土産などの買い物をしよう、と決めました。


 「まいわい市場」を出て、ふと左手を見ると市場の社用車が停まっていました。市場の仕入れや配送などに使用されるワゴン車ですが、見事なほどのガルパンラッピングが施されていました。リアウインドーの「ATOSUKOSHI IBARAKI (あと少し 茨城)」とはどういう意味なんだろうか、と考えてしまいました。あと少し頑張れ、ということなのでしょうか。


 とりあえず、「イラストラリー」をメインにして先を急ぐことにしました。対象店舗のスタンプは五ヵ所だけですが、そのうちの二ヶ所は商店街の北端と南端に位置しているため、商店街を北から南まで一巡しないといけないのです。私は自転車だから良いのですが、これを徒歩でやったら時間も体力もかかるだろうな、と思いました。
 大洗で創案されるガルパンイベントの数々は、次第に参加者に相当の体力と精神力を強いるパターンが強くなっているので、私のような軟弱者は、企画案を一瞥しただけで参加する気が失せてしまいます。今回の「イラストラリー」はスタンプが五ヵ所だけなので、怠け者の私もやってみる気になれたのでした。自転車のスピードを上げて、フェリー埠頭入口のゲートをくぐりました。


 途中でしらす丼の「五十隼矢」とカニ飯の「かに弥」の横を通りました。昼食はどちらかのお店で食べてみようかな、と考えたのですが、「イラストラリー」のルートから大きく外れているので、昼食は他の店舗でとる可能性が高そうだな、と思いました。


 途中で、少し海岸の方へ出て見ました。海水浴場の範囲なので、夏には大勢の人でごった返すのでしょう。しかし今回の時期はまだ静かで、波と潮風の音のみが辺りを支配していました。


 海岸にある小さな灯台です。海岸部ではよく見かける灯台ですが、大洗の海岸部においては、漁港やフェリー埠頭のそれを除けばそれらしいものがあまり見当たりません。それも大洗の海辺の景色の特徴の一つだと思います。


 「大洗ホテル」が見えてきました。「イラストラリー」の第一スタンプ設置地点であり、エリアの北端に位置するポイントです。年末に公開予定の劇場版では、この建物が破壊されるらしいとの噂があるようですが、あくまでも噂に過ぎません。


 「大洗ホテル」内部の売店前には、相変わらず冷泉麻子がダルそうな姿勢で立っています。見ているとこっちまでダルくなってきて、大洗へ来ている事自体がどうでもよくなってきてしまいかねないので、もう少し緊張感のあるパワフルなポーズを採って欲しかったですね。


 売店内に展示されている「イラストラリー」の対象イラストパネルです。左の冷泉麻子はパネルと共通の眠気を誘うポーズですが、右の篠川香音は対照的にピシッとした雰囲気でまとめられています。あんまり出番が無い日本戦車道連盟審判員のこうした自在な姿勢は、新鮮味に満ちて見えます。


 これが「まいわい市場」で貰ってきた「イラストラリー」の用紙です。第一スタンプの「冷泉麻子」を「大洗ホテル」内部の売店にて押してきたところです。次のスタンプ設置地点は「山戸呉服店」になりますが、その前に寄らなければならないお店が一ヶ所ありました。しかも時間を指定して予約してありました。


 それで、大洗磯前神社へ寄っていく時間がありませんでした。「大洗ホテル」から社叢の松林を一瞥するにとどまりました。


 一の鳥居前の信号交差点から西を見ると、大洗では少ない桜並木が見えました。商店街の方々に聞いてみても、大洗における桜の名所というのはあまり無い、という答えが多かったです。大洗の街中では、桜よりも桃の花が目立つと言うのも、あながち誇張では無いのかもしれません。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く5 その2 「猫と手袋です!!」

2014年04月21日 | 大洗巡礼記

 大洗駅から榎澤輪業商会へと直行し、いつものようにレンタサイクルを借りて大貫地区へと回りました。お馴染みの優勝パレードコースの道を走るのは、いつも気分が良くて楽しいです。


 最初の訪問地はエルヴィンの「和泉屋米穀店」でした。反対側の倉庫の脇にてフォークリフトを操って米袋の運搬に励んでおられた御主人に挨拶し、店内に入りました。一番くじA賞のフラッグが相変わらず目立っていて、その横には「砂漠の狐」の書が掛けられてありました。エルヴィン・ロンメル元帥のニックネームですね。


 この日のエルヴィンは、パネルのままでした。色々着せてある状態も趣きがありますが、パネル本来の状態はアニメそのままの姿に通じるので良いと思います。


 店内に貼ってあるアンツィオ戦OVA先行上映会のポスターを撮影していたら、店内の棚の上に居た黒猫の一匹がスッと降りて私の足元に寄ってきて、そのまま座り込みました。この日は四匹が居ましたが、おばさんの話ではあと一匹が裏庭の方で寝ている、ということでした。


 店内には新しいファンアートの展示品が増えていました。色々作って寄贈しているのでしょうが、次第に店内のガルパン色が濃くなっていきますね。


 どの絵も上手です。上段の二枚と下段左の一枚はアニメタッチの描法なので、アニメファンが描いて寄贈したのでしょうか。ウスヤさんなどでも見かけましたが、この方の画風はけっこう好きですね。私もこういう感じで描けたらなあ、と思います。


 続いて「みむら時計店」の店先に着きました。出入口に向かって右側のショーウインドー内は、もはや完全にガルパン展示コーナーに転じていました。初めて見た時には普通に眼鏡や時計などが並んでいたんですけどね・・・。


 大貫商店街のメインストリートです。いつもは自転車に乗ってサーッと走り抜けるのですが、今回は自転車から降りて押してのんびり歩きました。昭和ティストの漂う風情ある商店街の街並みは、歩いて味わうのが良いですね。私は小学時代の前半を名古屋市瑞穂区で過ごしたのですが、その頃はどこでも商店街がこういう雰囲気だったと記憶しています。


 ツチヤの「豊年屋機工部」に着きました。店内にあるパネルを見ていたら、店の主人が笑顔で出て来られて「外に出しますんで、どうぞ御自由に撮っていって下さい」と言ってツチヤのパネルを外に立て直して下さいました。


 しばらく雑談をして、勧められるままに店内のツチヤコーナーを見せていただきました。オリジナル品とみられるツチヤのフィギュアがありましたが、これはツナギを寄贈してくれた高校生のファンが製作したものだ、ということでした。左腕に掛けている黒い輪みたいなのはタイヤだということでしたが、下に掲げてある劇中シーンの画像ではポーズこそ同じですが、何も掛けていませんでした。


 嬉しいことに、あのレオポンチーム仕様軍手が新旧二種類のカラーで揃って販売されていました。黄色は以前のものの再版で、グレーは海楽フェスタに合わせて出したものということでした。さらにこれらを入れてある容器が、あの大洗女子学園仕様折り畳みコンテナでありました。同じものを私も持っていますので、すぐに分かりました。実は、その前に販売されていた黒森峰女学園仕様のも欲しかったんですけど、予約完売が早すぎて買えませんでした。


 「豊年屋機工部」の隣は秋山好子の「PLAZA」です。秋山好子というのは、日露戦争時の日本海軍の名参謀だった秋山好古が元ネタであるようですが、司馬遼太郎の「坂の上の雲」の印象が未だに強いせいか、「あし(私)は・・・」というセリフがいつも思い出されてしまいます。それから「本日、天気晴朗ナレドモ、浪高シ」と浮かんでくるのですが、さすがに床屋の奥さんの秋山好子には有り得ないセリフですね・・・。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く5 その1 「大洗駅前の桜です!!」

2014年04月20日 | 大洗巡礼記
 昨年2013年の11月から毎月続いた大洗行きは、今年2014年2月の日帰りで四度を数えましたが、次の3月には職場の転勤に伴う引っ越しなどの諸用事があったため、五度目の大洗行きが実現したのは、4月になってからでした。

 今回は、4月11日から14日まで三泊四日の行程を組み、最後の一日を水戸市内巡りにあてることにしました。京都の芸大以来の友人である水戸のU氏に、「弘道館がようやく復旧したんだ、この機会に水戸城エリアも観て回ったらどうか。案内するよ」と誘われたからです。
 周知のように、水戸藩校の建築遺構として国の重要文化財に指定されている弘道館は、東日本大震災で甚大な被害を受けました。2012年4月から二年がかりの復旧工事が行なわれ、今年3月27日に完了し、この4月から一般公開が再開されました。この弘道館を含めた水戸城エリアの各史跡を、未だに回ったことが無いため、今回の大洗行きにあわせて見学することにしました。

 計画案をまとめてU氏に送信し、水戸城エリアの見学後の昼食を、最近評判になっている大洗栗崎屋の支店でとりたい旨を伝えると、すぐに電話がかかってきました。
「ああ、あの寿司屋は栗崎屋の支店だったのか。海鮮丼が美味しかったよ。で、二ヶ所にあるけどどっちへ行きたいんだ?」
「うーん、それが分からんから決めようがない。どっちも行きたいんやけどね・・・・」
「なら両方とも行けばいいじゃないか。君は海鮮丼が大好物なんだからさ、二杯ぐらい軽くいけるんだろ?」
「そんなに食べられるかねえ・・・」
「大丈夫。水戸藩28万4千石の誇りにかけて保証する」
「そんな保証があるんかね・・・」


 かくして決まった五度目の大洗行きは、いつものように、前夜の夜行バスを利用しての水戸入りからスタートしました。今回のバスは珍しく近鉄の二階建てバスでした。私の席は二階の最前列でしたので、カーテンを時々開けて常陸路の景色をパノラマで楽しむことが出来ました。


 鹿島臨海鉄道の運賃が4月より改定され、大洗までの切符代が320円に上がっていました。消費税8パーセントですな・・・。


 今回は、夜行バスが予定到着時刻の8時03分より30分ほど早く着きましたので、水戸駅横の吉野家で朝食をとり、鹿島臨海鉄道の8時01分発の大洗行き列車に余裕で乗り込むことが出来ました。今回も残念ながらラッピング列車ではありませんでした。


 今回の切符です。大洗行きの列車に乗るたびに記念として切符を撮影しているので、お約束のようになっています。


 常澄駅から大洗駅へと向かう途中の右手に広がる農地の一画には、ガルパンにちなんだ文字が大きく書かれています。これまで私はそのことを知らず、最近にガルパン交流版などでその存在を知りました。
 そこで、今回は右手の農地の景色を注意深く観察し、やがて上画像のような文字を見つけました。アンツィオ戦OVAを祝うアルファベットの羅列でした。こんなのがあったんだなあ、と感心しました。


 次いで左側の窓の外へ視線を移すと、マリンタワーが見えました。この建物が見える度に、大洗に来たな、という実感がわいてまいります。


 大洗駅の改札口に至る手前右側にて、お馴染みのアクアワールドのガルパンあんこうチームパネルが迎えてくれます。


 あんこうチームパネルの横には角谷杏生徒会長の立て看板もありました。以前の「ガルパン駅なかかくれんぼ」で探していて唯一見つけられなかったのが角谷会長でしたので、なんだ改札口の横に居たのか、と安堵しました。


 反対側には、大洗駅にて運営されるレンタサイクルが並び、利用案内が掲げられてあります。1回500円、保証金1000円が必要となりますが、私はいつもエノキザワこと榎澤輪業商会さんのレンタサイクルを利用しています。その主な理由としては、大洗駅のレンタサイクルの利用日が当日のみに限られる点が挙げられます。私のように宿泊滞在する場合はレンタサイクルも数日借りることになるのですが、それが可能なのは榎澤輪業商会さんのサービスだけのようです。


 駅舎内のガルパンコーナーともいうべきインフォメーションコーナーは、9時からの営業なのでまだ閉まっていました。外の貼り紙類を見たり、売店の販売グッズ類をのぞいたりしました。


 大洗駅の外観です。この図も毎回なんとなく撮影してしまいますが、大洗行きを改めて実感させてくれる重要な光景の一つだからでしょう。


 駅前のロータリー付近の桜は、まだ咲いていました。天気予報サイトの桜情報では「散り始め」とありましたが、実際にはまだ満開状態の所もありました。まさに陽春の風情でしたが、しかし時折冷たい海風が吹くので、暖かいというよりは少し肌寒い日でした。朝夕はぐっと気温が下がったそうなので、夜間はかなり寒いんだなと考え、厚着をしてきて良かったと思いました。


 大洗駅の駅舎を背景にして桜の景色を撮影してみました。雲一つ無い快晴でしたので、春らしい雰囲気をそのまま写し撮ることが出来たように思います。


 町内では、桜だけでなく桃も各所で見かけました。遠くから一見すると紅梅のようにも見えますが、枝が高く張って桜の木と似ているので桃だと分かります。桜も桃もバラ科のサクラ属なので、花は同じ五弁です。花びらの先端が内側に切れ込んでいるのが桜、尖った感じになっているのが桃です。
 奈良でも紅梅と桃はよく間違えられているようですが、花期が異なるので識別は容易だと思います。奈良に居た頃は、よく斑鳩や山ノ辺へ花の写真を撮りに行っていましたが、奈良盆地の農地には桃の木が多かったので、大和の春景色と言えば桃と蓮華草、というイメージが私にはあります。 (続く)

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ウサギさんチーム M 3 中戦車リー 完成です !!

2014年04月19日 | ガルパン模型制作記

 数々の紆余曲折と試行錯誤を重ね、予定よりも大幅に日数を費やして、なんとか完成にこぎつけたM3中戦車リーです。このキットがそれまでの私の作品と違う点は、インテリアを完全に作ったということの他に、もう一つあります。


 それは、最初の記事でテーマの一つに挙げたように、ドアやハッチなどの可動部分は全て動くようにする、という点です。それを簡単な方法で実現出来ないかと考え、模型雑誌で見かけた「PITMULTI-2 による可動再現方法」を試してみました。
 PITMULTI-2 は、文具メーカーのトンボ鉛筆が販売している接着用糊の一種です。公式サイトの案内情報はこちら。塗って乾燥させると、貼り付けたり剥がせたり出来るというもので、キットのハッチなどを開閉するには適したアイテムとして、プロのモデラーさんが紹介したりしています。


 今回は、このPITMULTI-2 を使い、5ヶ所のハッチの軸部に塗って5分ほど置いて乾燥させ、その後にハッチを全て取り付けました。一回剥がして、開いた状態にすることが出来ます。上画像のように、取り付ける角度を自由に変えられるので、5ヶ所のハッチが開放されたシーンを表現することが出来ます。


 改めて、5ヶ所のハッチを全て閉じた状態にしました。劇中の試合中のM3中戦車リーはこの状態で臨むわけです。


 再び、全てのハッチを開いた状態にしました。操縦席のハッチは上に開き、左右の側面ハッチは90度開放し、右側上部のハッチは全開、砲塔キューポラ上のハッチは観音開きになりました。それぞれの開口部から内部をのぞくことも出来ます。
 この状態が、劇中ラストの優勝凱旋パレードの姿になります。ウサギさんチームの6人の1/35スケールフィギュアがあれば、あの感動の名シーンをリアルに再現出来るわけです。コムラクラフトさんのフィギュアセットを市販化してほしいですね。


 そして、車体は着脱式としましたから、副砲砲塔、車体上部、車体下部の三つのパーツに分割出来ます。


 分割した場合には、車内の状況を見て楽しむことも出来ます。ウサギさんチームの6人の1/35スケールフィギュアを配置すればもっと楽しいはずです。


 最後の仕上げとして、デカールを貼りました。モデルカステンの「ガールズ&パンツァー デカールセットVol.1」に含まれるウサギさんマーク三つと大洗女子学園校章二つを使用しました。デカールを貼った翌日に、つや消しクリアーを吹き付けました。


 ウサギさんチームのM3中戦車リーは、他チームの戦車と違って、大洗女子学園校章が左右対称の位置にありませんので注意が必要です。側面の大洗女子学園校章は、左側にのみあって右側にはありませんので、上画像のような姿になります。


 ですが、ウサギさんマークは副砲砲塔の左右に対称にマーキングされています。モデルカステンのデカールは、劇中のよりも僅かにサイズが大きいですが、縮小するわけにもいかないので、そのまま使用しました。


 再び左側面の姿です。こちらには大洗女子学園校章がついていますので、ガルパン戦車の雰囲気も濃厚です。


 正面から見ますと、前面装甲の左側にマーキングされたウサギさんマークのみが目立ちます。


 背後からの姿です。砲塔背面の大洗女子学園校章は、あんこうチームのⅣ号戦車D型のように真後ろではなく、中軸線よりも左側にオフセットされています。その部分がフラットになっているので、キットの砲塔パーツの微妙な起伏や周縁部の出っ張りを苦労して削ったりパテで整形したりしたわけです。


 上画像のように斜め左後方からのアングルが、大洗女子学園ウサギさんチームの搭乗車としての雰囲気をよく見せてくれます。道具箱はもちろん、ボルトの配置や後部装甲板の延長部、車体周囲の小さな張り出し部分なども忠実に再現しましたので、劇中のシーンをも彷彿とさせてくれます。ずっと見ていても飽きないですね。


 正面上から見下ろしてみました。前部装甲板上のウサギさんマークに汚れがあるように見えますが、これはキットのパーツにもともとあった前部連装機銃のモールドを埋めて消した痕跡がかすかに浮き出ている状態です。この部分ももっと念入りにペーパーがけをしておくべきだった、と反省しています。


 背面上から見下ろしてみました。こちらは、特に指摘すべき反省点は見当たりませんが、保存上の観点からアンテナ線を省略していることを付記しておきます。


 苦労した前部フェンダー上の整形作業も、なんとかまとまった外見に繋がってくれたようで、ホッとしています。


 このようなアングルから眺めると、車体周囲の小さな鰭状の張り出し部分が意外にも大きなインパクトを持っていることに気付かされます。劇中では見られるものの、ネット上で見かける先行キット完成品のいずれにも再現されていなかった部分であるので、これを実現出来ただけでも個人的には大満足です。


 以上で、ウサギさんチームの搭乗車が完成しました。製作期間は、2月12日から3月29日までの46日間ですが、諸用事や出張や引っ越しなどで三週間近く中断していたので、実際にキットを製作していた日数は27日、約四週間でした。あんこうチームのⅣ号戦車D型の製作日数が28日であったことを考えると、インテリア付きで難度の高かったわりにはかなり早いペースで作っていたと言えましょう。
 色々難しくて大変でしたが、インテリアにも外装にも、ウサギさんチームの6人の動きや雰囲気を感じて楽しかったです。他の戦車キットでもインテリアを作ってみたいな、という気分にさせられます。ガルパン仕様に可能な限り近づけることが出来たのも、良い経験になりました。
 しかし、操縦席天蓋上のペリスコープをまだ再現出来ていないので、ここでは仮の完成としておきます。いずれ適当なパーツによってペリスコープを追加した時点を、このキットの本当の完成と位置づけることにします。

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大洗のガルパン公式缶バッジに関する中間報告 その4

2014年04月18日 | ガールズ&パンツァー

 中間報告の四回目となる今回は、2014年4月10日から14日までの大洗行きにて新たに知り得たガルパン公式缶バッジに関する諸々の情報を追加すると同時に、2014年4月現在において、通常の大洗行きにて入手出来るガルパン公式缶バッジの動向をまとめてみました。
 上画像は、2014年4月10日から14日までの大洗行きにて各店舗にて貰ったガルパン公式缶バッジの全部です。以前までの缶バッジは大部分が海楽フェスタの前後に一掃され、最近に出て来たニューアイテムがかなりの割合に達してきている、という感じでした。

 まずは、ガルパンキャラクターごとに分けてみました。参考までに、( )内にパネル設置店を示しました。新たに追加または更新した分については、赤字で表しています。

1 大洗女子学園 あんこうチーム
  西住みほ(坂本文具店、シーサイドホテル)   限定品を含めて数種類があり、クリスマスバージョンもあるが、普通に入手出来るのは宿泊特典ぐらい。宿泊特典には、ガルパン応援宿泊プラン実施施設共通のタイプとシーサイドホテルのオリジナル品がある。
  武部沙織(カワマタ)   吉田屋のオリジナル品が二種類あったが完売し、4月8日からの梅カフェオープンにともなって戦車ケーキの予約特典として新オリジナル品が500点限定にて登場。また「カワマタ」のオリジナル品がある。あとは宿泊特典の品。
  五十鈴華(たかはし)   宿泊特典の品がある。ほかに五十鈴華誕生日イベントや水戸夜梅祭の限定品があるが、いずれも入手は不可能に近い。
  秋山優花里(年宝菓子店)   宿泊特典の品。イベント「冬の進軍ボコ作戦」の参加賞品にエルヴィンとのペア後姿がデザインされている。
  冷泉麻子(大洗ホテル)   宿泊特典の品のほかに、エンカイウォーイベントの限定品があるが、後者は入手不可能に近い。
  五人のセット   「がんばっぺ大洗」デザインの新旧二種類のほか、好梅亭のオリジナル品がある。他に鹿島臨海鉄道が販売している缶バッジセットの新旧二種類があるが、旧バージョンの6種セットは入手不可能に近い。あとはイベント時の限定品が幾つかあるが、入手不可能に近い。また2014年3月の海楽フェスタにともなう新バージョンがある。

2 大洗女子学園 カメさんチーム
  角谷杏(丸五水産)   商工会が数種類を制作。「がんばっぺ大洗」デザイン二種類、「あんこう踊り」や「迎春」のタイプもあるが、「迎春」タイプは季節限定。オリジナル品としてはブロンズの澤梓とのコンビ品がある。また「いばらきイメージアップ大賞受賞」の限定品があるが、入手は不可能に近い。
  小山柚子(茨城県信用組合)   「あんこう踊り」のみ。
  河嶋桃(石福)    「あんこう踊り」のみ。
  三人のセット   「あんこう踊り」と「エンカイウォー」の二種類のほか、大貫商店街から出されているEDバージョンがある。

3 大洗女子学園 カバさんチーム
  カエサル(加藤豆腐店)   なし
  エルヴィン(和泉屋米穀店)   和泉屋米穀店のオリジナル品がある。イベント「冬の進軍ボコ作戦」の参加賞品に秋山優花里とのペア後姿がデザインされているが、イベント終了後はほぼ入手不可能。
  左衛門佐(江口又進堂)   なし
  おりょう(玉屋菓子店)   なし
  四人のセット   大貫商店街から出されているEDバージョンがある。

4 大洗女子学園 アヒルさんチーム
  磯辺典子(鳥孝)   鳥孝のオリジナル品がある。
  近藤妙子(魚忠)   なし
  河西忍(森屋菓子店)   なし
  佐々木あけび(タグチ)   なし
  四人のセット   大貫商店街から出されているEDバージョンがある。

5 大洗女子学園 ウサギさんチーム
  澤梓(いそや)   いそやの宿泊特典オリジナル品が二種類あるほか、ブロンズの角谷杏とのコンビ品がある。
  大野あや(お好み焼き道)   道のオリジナル品が新旧二種類ある。
  丸山紗希(大勘荘)   大勘荘の宿泊特典オリジナル品がある。
  宇津木優季(黒沢米穀店)   黒沢米穀店のオリジナル品がある。
  山郷あゆみ(新屋酒店)   新屋酒店のオリジナル品がある。
  阪口桂利奈(大久保酒店)   大久保酒店のオリジナル品がある。
  六人のセット   「エンカイウォー」と、大貫商店街から出されているEDバージョンの二種類がある。

6 大洗女子学園 カモさんチーム
  園みどり子(大進)   なし
  後藤モヨ子(スルガヤ薬局)   なし
  金春希美(みむら時計)   なし
  三人のセット   みむら時計の購入特典品および大貫商店街イベント時に配布された品がある。

7 大洗女子学園 アリクイさんチーム
  ねこにゃー(川崎燃料店)   なし
  ももがー(ウスヤ精肉店)   なし
  ぴよたん(藤乃屋)   なし
  三人のセット   大貫商店街から出されているEDバージョンがある。

8 大洗女子学園 レオポンさんチーム
  ナカジマ(ブリアン)   なし
  スズキ(小沼酒店)   なし
  ホシノ(カジマ)   なし
  ツチヤ(豊年屋機工部)   なし
  四人のセット   大貫商店街から出されているEDバージョンがある。

9 大洗女子学園 その他のキャラクター
  新三郎(常陸屋)   商工会および各商店街で配布している品がある。
  蝶野亜美(月の井)   商工会および各商店街で配布している品がある。

10 聖グロリアーナ女学院
  ダージリン(肴屋本店)   肴屋本店の宿泊特典オリジナル品がある。
  アッサム(国井屋)   なし
  オレンジペコ(ヴィンテージクラブむらい)   なし

11 サンダース大付属高校
  ケイ(飯岡屋水産)   なし
  ナオミ(あんばいや)   あんばいやの宿泊特典オリジナル品がある。
  アリサ(小林楼)   小林楼の宿泊特典オリジナル品がある。

12 アンツィオ高校
  アンチョビ(寝具店やまと)   JR東日本びゅうチケットの景品バッジ三種の一つ。2014年2月28日に終了。2014年4月から始まった「イラストラリー」の景品がある。

13 プラウダ高校
  カチューシャ(さかげん)   なし
  ノンナ(森寅ひもの館)   なし

14 黒森峰女学園
  西住まほ(さかなや隠居)   さかなや隠居の宿泊特典オリジナル品がある。
  逸見エリカ(かまや)   なし
  二人のセット  厳密には大洗の缶バッジではないが、寿司店栗崎屋の系列店「海鮮どんどん」と「すし一番」のオリジナル品がある。


 続いて、入手方法別に追加更新してみました。●がついているものはオリジナル品です。在庫が無くなり次第終了、という所もありますので、事前に在庫を問い合わせておくのが良いでしょう。参考までに、( )内に設置パネル名を示しました。新たに追加または更新した分については、赤字で表しています。

1 グッズやお土産やおやつなどの買い物をすると貰える

 ●和泉屋米穀店(エルヴィン)  あんみつやプラッシーなど購入
  あいりす(Ⅳ号戦車D型改H型仕様)  「男の身だしなみセット」購入
  ココストア大貫店(ポルシェティーガー全国大会時)  土日のみ「ばくだんおにぎり2個」購入
 ●今村金網工業(M3中戦車リー全国大会時)  ガルパン網戸購入
  みむら時計(金春希美)  ガルパンメガネ拭きなどのグッズ購入
  榎澤輪業商会(ヤークトティーガー)  レンタサイクルを利用
  島屋米穀店(八九式中戦車甲型発見時)  あんみつなど購入
  小野瀬海藻店(38t戦車親善試合時)  お土産など購入
 ●お好み焼き道(大野あや)  駄菓子セット購入
 ●鳥孝(磯辺典子)  商品合計500円以上を購入
 ●国井屋(アッサム)  「茶ーちる歩兵煎茶」やティーセットなど購入
  坂本文具店(西住みほ)  ガルパン名札や文房具セットなどを購入
 ●大久保酒店(阪口桂利奈)  日本酒「桂利奈」購入
  森屋菓子店(河西忍)  商品やおやつなど購入
 ●吉田屋  「常陸乃梅」など購入
 ●新屋酒店(山郷あゆみ)  商品購入
 ●丸五水産(角谷杏)  「丸五式戦兵」購入
  ウスヤ精肉店(ももがー)  串カツ購入
  金丸釣具店  「砲弾型ウキ」など購入
 ●好梅亭  「キューポラ煎餅」など購入
  まいわい市場  ガルパングッズの購入
  キラキラクレープ  ガルパンクレープ各種の購入
 ●カワマタ(武部沙織)  商品合計500円以上を購入
 ●黒沢米穀店(宇津木優季)  お米や商品など購入

2 食事をすると貰える

 ●栗崎屋(ティーガーⅠ)  ガルパン寿司コースなど。まいわい市場で販売している「海鮮丼」にも缶バッジがついています。また水戸市に展開する支店の「海鮮どんどん」と「すし一番」にて800円以上の食事をして栗崎屋の缶バッジを示すと、それぞれの支店の缶バッジが貰えます。
  渡来人(ヘッツアー)  ラーメンなど
  さくらい(Ⅲ号突撃砲F型親善試合時)  「あのカツ丼」など
  大進(園みどり子)  蕎麦
  常陸屋(新三郎)  蕎麦
 ●お好み焼き道(大野あや)  たらしなど
 ●ブロンズ  ガルパンメニュー
 ●松のぶ  うな丼など

3 宿泊すると貰える
 大洗の各ホテルや旅館や民宿のなかには、「ガルパン宿泊応援プラン」を実施しているところがあります。共通の宿泊特典缶バッジとしてあんこうチームの五人のいずれか一つが大洗女子学園タオルと共に貰えますが、なかには設置パネルのキャラをデザイン化して独自の特典缶バッジを渡している施設もあります。独自の特典缶バッジを出している所は●をつけています。宿によっては在庫がなくなっている所もありますので、事前に確認しておくのが良いでしょう。

  旅館くるみ屋  缶バッジの他にポストカードなどのオリジナルグッズも貰えます
  入船  缶バッジの他にオリジナルトートバッグも貰えます
  東光苑
  勝村荘
  雲仙
 ●いそや(澤梓)  缶バッジの他にポストカードなどのオリジナルグッズも貰えます
  忠愛丸
  たくみ
 ●小林楼(アリサ)
 ●あんばいや(ナオミ)
 ●肴屋本店(ダージリン)  缶バッジの他にオリジナルグッズも貰えます
  大和旅館(Ⅳ号戦車D型プラウダ戦時)
  南荘(Ⅲ号突撃砲F型プラウダ戦時)
  浜の湯(マチルダⅡ)
 ●大勘荘(丸山紗希)  缶バッジの他にポストカードなどのオリジナルグッズも貰えます
  浜野屋(パンターG型)
  セイラーズ(ルノーB1bis全国大会時)
 ●シーサイドホテル(西住みほ)
 ●さかなや隠居(西住まほ)  缶バッジの他にナップサックも貰えます

4 販売している
 公式缶バッジを制作している大洗町商工会館にて一部を販売しているほか、大洗の各商店街の店舗によっては1個100円で販売しているところがあります。販売品である以上、完売や売り切れも多いので、在庫が常にあるとは限りません。各店舗での仕入れ補充の動きなどを確かめておいた方が良いでしょう。
 ここでは、私がこれまでに缶バッジを1個100円で買った所を挙げておきます。その多くは、私が訪問した時に数種類を販売していたお店なので、一種類だけを販売しているお店ですと、他にも沢山あり、主に大貫地区のほうに分布しているようです。

  大洗町商工会館
  さかげん(カチューシャ)
  新屋酒店(山郷あゆみ)
  ウスヤ精肉店(ももがー)
  カワマタ(武部沙織)
  みとや
  黒澤米穀店(宇津木優季)
  肴屋本店(ダージリン)
  鳥孝(磯辺典子)
  加藤豆腐店(カエサル)  
  和泉屋米穀店(エルヴィン)
  小野瀬海藻店(38t戦車親善試合時)
  セイラーズ(ルノーB1bis全国大会時)
  住谷商店
  島屋米穀店(八九式中戦車甲型親善試合時)
  坂本文具店(西住みほ)  
  カネハチ海藻店(三式中戦車チヌ発見時)
  金丸釣具

  大洗観光協会

 こんなところでしょうか。なお、大貫商店街の各店舗にて話を伺ったところ、新たに申請している缶バッジがEDバージョン二種類を含めて四、五種類、曲がり松や永町商店街などでも二、三件の申請がなされたということですが、版権の許可がこのところ停まっている、ということでした。早くて5月には許可を貰って配布を始めたい、というお店もありましたが、商工会で生産できる数が決まっているそうなので、とにかく時間がかかるらしいです。いずれにせよ、2014年4月時点で新たな缶バッジの申請が七、八件ほどなされている形であるようです。いつ登場するかは分かりませんが、楽しみなことですね。

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ウサギさんチーム M 3中戦車リー 作ります !!  その16

2014年04月17日 | ガルパン模型制作記

 転輪の塗装を終えたのち、車内の後壁に37ミリ砲弾を接着しました。続いて消火器を47番のクリアーレッドと8番のシルバーで塗って砲塔バスケット部の下部空間の側壁に取り付けました。最後に操縦レバーのグリップ部を137番のタイヤブラックで塗り、車内の全ての塗装を完了しました。


 37ミリ副砲砲塔の下部バスケット部を組み立てて、車体の回転リング内に収めました。小さなバスケットですが、車内全体のなかでは比較的大きな割合を占めています。その中に3人も入っているのですから、ある程度の空間が無いと装填も砲撃もやりにくくなるでしょう。


 75ミリ主砲のパーツを再び仮組みしてみました。これで車内の状況が全て構築されたことになりますが、やっぱり狭いですね。こんな中に6人も入ってるわけですから、試合中のウサギさんチームは色々大変だったことでしょう。


 改めて37ミリ副砲砲塔の下部バスケット部を接写してみました。金銀の鈍い輝きに包まれて、右手前の背もたれ付き椅子に副砲砲手の大野あや、右後ろの円形シートに車長の澤梓、左側の円形シートに丸山紗希が着いていたわけです。劇中でもその配置で何度か登場していますね。


 正面から阪口桂利奈の操縦席越しに37ミリ副砲砲塔の下部バスケット部を見ました。バスケット部の開口部が阪口桂利奈の操縦席の後ろにくる点は劇中でも忠実に再現されています。キットを作ってみて、劇中のM3中戦車リーの車内空間表現が全て実際の状況をそのまま反映させていることに改めて気付かされます。つまり、アニメ特有の「寄せ」や「省略」や「簡易化」や「誇張」といった諸表現法がいっさい採られていないわけです。ガルパンの「凄さ」の一要素がここにもあるのではないでしょうか。


 37ミリ副砲砲塔の下部バスケット部の開口部は、前方の他に左方にもあって、そちらは左側のハッチに通じているので、外への出入り口であると分かります。37ミリ砲弾も左方のハッチから運び込んで、バスケット部の左方の開口部から中に入れることになるのですが、劇中ではメンバー達がそのことに気付かずにわざわざ砲塔の上部ハッチまで運び上げるシーンがありました。大野あやが全身に力を入れて重い砲弾を持ち上げたりしていましたね。


 改めてウサギさんチームの6人の配置を眺めてみました。キットの各所に劇中シーンとの接点があり、様々なシーンがリアルに思い出されて楽しいです。他の戦車キットにもインテリアのパーツがあれば、各チーム各車それぞれの雰囲気やシーンが楽しめると思います。
 が、現時点でインテリアを再現可能な市販キットやパーツ類が出ている戦車は、他にはⅣ号戦車D型、38(t)戦車、Ⅲ号突撃砲F型の三種類しか出ていないと聞きました。対戦校チームの戦車に至っては、海外製キットの一部にインテリア付きがあるという程度らしいです。


 なお、37ミリ副砲砲塔の下部バスケット部のパーツは、このキットの上下車体を繋いで固定する支持材のような重要な役割も果たしています。そのことに気がついたのは、バスケット部のパーツを組み込んだ状態で車体の上下を組み合わせた時でした。それまで感じられた僅かなガタつきが、バスケット部のパーツによって解消されたのでした。


 バスケット部のパーツを軸にして、上下の車体を組み合わせると、上画像のようになります。接着しなくても上下の車体がしっかりと組み合わされ、力を込めないと外れない程度に密着した状態になります。
 これによって、インテリアの鑑賞も視野に入れて車体の上下を接着せずに取り外し可能なように仕上げると言う私なりの方針は、下手すると車体が外れたりしないかという不安要素を完全に払拭する形で実現することになりました。

 ここに至って、このアカデミーのキットはなかなか出来の良い製品だなあ、と感心しました。かつてはタミヤのコピーの改悪品を出しまくって物議をかもしたメーカーでしたが、いまでは製品の精度も向上してタミヤの品質に近づいてきているように思われます。中国のドラゴンにはまだまだ及びませんが、韓国のメーカーとしてはトップレベルにいずれは達するであろうと予想されます。


 37ミリ副砲をセットした砲塔部分も、バスケットのリング上に乗せるだけで接着はしませんが、リング上の前方には固定用の突起が二つ並んでおり、これに37ミリ副砲砲塔の前方部底面のモールドをはめ込むと、砲塔がリング上に正しくセットされます。バスケット部も接着していませんので、砲塔を旋回させると、一緒に回るようになっています。


 かくして、塗装と最終組み立てを完了しました。ここまでこぎつけるのに色んな苦労がありましたから、ガルパンの大洗女子学園チームの戦車キットの中では難度が高い方に属すると実感出来ました。それでも一生懸命に作って、私なりにガルパン仕様への工作の数々を試みましたから、「やれるだけのことはやったから悔いは無い」というのが正直な心境です。


 M3中戦車リーは、副砲が左側にオフセットされていますので、左側面から見ると背が高く感じられますが、右側から見ると背高感はやや減じます。それよりも右側に設けられた75ミリ主砲の存在が大きく迫ってくるので、全体的に横長感が出てきます。


 正面から見ました。前部フェンダーの位置を上に上げたりしましたが、それでもガルパン仕様のような高さには及びませんでしたので、転輪の取り付け部を3ミリほど下げるか、もしくは車体下部パーツの位置を上にずらしてフェンダー部の高さをかせぐといった改造が必要ではなかったかと反省しています。


 背面から見ました。初心者レベルの私にはこれが精一杯、という程度の出来ですが、ガルパン仕様には可能な限り近づけましたので、悔いはありません。OVMがスコップと斧しかないので上部はあまりメリハリが無く、下部の排気ノズルやエンジンハッチなどの複雑なディテールの印象が勝ります。


 工程全体を振り返りますと、特に苦労したのは後部の道具箱、37ミリ副砲砲塔の形状変更、の2点ですが、完成してみますと苦労の跡があまり目立たなくなっています。まあ、目立つようだと困るのですが。 (続く)
コメント (6)
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桜散りゆく大洗の春を楽しんできました

2014年04月16日 | 大洗巡礼記

 去る4月10日から14日まで、三泊四日の行程にて大洗および水戸へ行ってまいりました。桜は満開の盛りを過ぎつつあり、潮風に花びらが散っては舞う風景をあちこちで見ました。当ブログでのやり取りを通じて親しくなったガルパンファンの方と同道、かつ同じ宿に泊まって語らうなど、充実した日々でした。その経緯については、近いうちにレポートします。
 上画像は、この訪洗にて購入したグッズ、土産の数々です。今回もいろいろ衝動買いしてしまいましたね・・・。
コメント (2)
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