気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

黒森峰女学園 Ⅲ号戦車J型 作ります!! その8

2015年10月31日 | ガルパン模型制作記

 ステップ18では砲塔を組み立てます。ステップ19では砲塔背後のゲベックカステンを組み立てます。これらのステップにおいて、ガルパン仕様への修正箇所は三つあります。


 公式設定資料の図を御覧下さい。砲塔部分においては背面のピストルホールの突起が内側に向けられています。ゲベックカステンにおいては、側面に帯金具が無く、背面底部に縁があります。


 これらの情報をふまえて、ステップ18に進みました。パーツを全て切り出しました。


 砲塔本体パーツE13の各所にも溶接痕がモールドされていますが、劇中車にはありませんので全てヤスって消しました。そのうえで各パーツを取り付け、ピストルホールのG15の突起も内側に向けてセットしました。


 ステップ19で、ゲベックカステンを組み立てました。劇中車には無い、側面の帯金具と背面底部のベルト状金具がついています。


 側面の帯金具はカットし、背面底部のベルト状金具はヤスリで薄くなるまで削って、上図のように縁の形に修正しました。


 ステップ20では、砲塔の組み立てと砲身の組み付けを行ないます。組み立てガイドの指示通りに進めました。


 組み立て前の各パーツです。


 組み立て途中の状態です。右下に見える小さなパーツは、簡易照準器のパーツF9です。


 組み立てが完了しました。キューボラのハッチおよび左右のハッチは、例によってピットマルチで開閉自在にする予定です。


 ラストのステップ21です。逸見エリカが、部品のつけ忘れがないか最後に確認してみて、と言ってきますが、その通り、ガルパン仕様への工作があと一つ残っています。


 ワンシーンで劇中車の状態を見ますと、砲塔左右クラッペの前に棒状の跳弾板がついているのが分かります。キットのパーツではこれが再現されていません。


 そこでプラ板をカットして細長い棒状に仕上げ、上図のように取り付けました。左右とも同じ工作を行ないました。


 砲塔は、単に差し込むだけで合わせ部も浅いので、傾けるとすぐに取れてしまいます。とりあえずセットして、塗装前の組み立ておよびガルパン仕様への工作を全て完了しました。
 この時点での反省点は、左右フェンダーの歪みを直せなかったことです。もとから妙に反って歪んでいたので、工作の合い間に少しずつ曲げたりして直していたのですが、それでも完全には直せず、結果として左右ともフェンダー部は少し傾いた状態になりました。

 ですが、第二次大戦中の実車の写真を見るとフェンダー部が歪むどころか大きく曲がっていたり、被弾の衝撃で斜めになっていたりしているシーンが少なくありません。今回のキットも、試合中に被弾してフェンダー部が曲がった状態、ということにしておくことにしましょう(苦笑)。 (続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く19 その12 「朝の出発です!!」

2015年10月30日 | 大洗巡礼記

 大洗駅から遠回りで大貫に歩き、みむら時計店に立ち寄りました。ガルパン眼鏡拭きの劇場版バージョンを買い、店主の三村さんと少し話をしました。劇場版が公開された後の商店街の有り方についての興味深い御見解をうかがうことが出来ました。


 宿に戻りました。玄関わきの壁には、新たな丸山紗希デザインのタペストリーが掛けてありました。この時期の食事つき宿泊プランの特典にもついているものだそうです。素泊まりの場合は同じ図柄のポストカードがつきました。描き下ろしのオリジナル画で、建物の外観もそのまま描写されています。


 夜は、風呂に入ってテレビを見たりしてのんびりとくつろぎました。ムーンリバーの音楽も聞こえてきました。その後、水戸の友人U氏から電話がかかってきたので、今回の報告を含めて長々と雑談しました。

 翌朝は7時に起床し、そのまま間を置かずに出発しました。台風が近づいているということで、午後から天気が荒れるとの予報でしたので、朝早くに大洗を出て帰途につくことにしました。昨日一日で大洗散策は充分に楽しんだので、さっと帰って東京でちょっと寄り道していくか、という考えでした。


 小野瀬さんに挨拶し、支払いを済ませつつ、一階ロビーが片付いて広々としているのを指して「展示品はどこかに仕舞われたのですか」と訊ねました。
「いや、家の方にみんな置いてありますよ。とりあえず整理してこういうふうになってますがね、また増えるでしょうから、そのうちに色々並べるでしょうなあ」

 何か諦めたような、淡々とした言い方でした。つまり、ファンの方々からの寄贈品の波は、今後も止めようが無い、ということでしょう。見方によっては「押しつけ」にもなっている品々ですので、お店によっては取扱いに苦慮されているところも少なくないようです。
 近頃は、ブームも一段落して、イベントもマンネリ化して、巡礼者も減ってきて、劇場版でだいたいラスト、ということになっていますので、今後もずっとグッズ類を山ほど飾っているわけにはいかないだろう、という空気さえ出てきているようです。
 最終的には、公式グッズだけに絞る。それらはアウトレット内のギャラリーにもう集約されているのだから、そこへ行けばガルパンの世界にいつも会える、ということで一本化してゆくのが自然だろう、という考え方も出ているそうです。要するに大洗ガルパンのムーブメントも、起承転結の「結」の段階に達しつつあるのかもしれません。


 それでは、丸山ちゃん、さようなら。


 まだ7時半過ぎなので、商店街はまだ眠ったままでした。


 一昨日の夕食をいただいた、大野あやのお店です。


 外装がオレンジ色なのは、旧店舗のそれを引き継いでいるようです。通りに面した角の大きなウインドーは、どうやら新旧のキャラパネルを並べて見せるための設えなのでしょう。


 新旧のキャラパネルの、これが定位置になったようです。このままで動かさなくても良いので、お店としては楽になったのでしょう。


 外にある防災用収納箱みたいなボックスは、旧店舗時代の装備品のようです。ファンの落書きだらけです。


 玄関口も洒落た造りです。駐車スペース表示板にはしっかりM3中戦車リーのシルエットがピンク色で表されていますし、営業時間外なのに「一生懸命営業中」の表札が懸けられたままです。店名も本来の「道」で看板に刻まれてありますので、以前の「戦車道」は単なるジョークに過ぎなかったようです。


 大洗駅に向かう途中、劇場版予習PVに出てきた景色を見ました。あんこうチームの戦車が単独でこの路地へ進んでいましたね・・・。


 優勝パレードコースとなった道に出ました。


 大洗駅に着きました。次の列車の時刻は7時55分でしたが、時計を見るともう50分を過ぎていました。


 急いで切符を購入し、改札口から通路を急ぎました。朝の8時前という早い時間に大洗を出るのは、今回が初めてでした。台風接近が首都圏の交通機関に影響を及ぼさないうちに帰る、という一念でしたので、大洗にもう少しとどまりたい、などとは全然思いませんでした。
 水戸駅に着いて駅ビル内の吉野家で朝食を食べ、川又書店で本を購入してガルパンしおりをゲットしたのち、8時48分発の特急で上野へと向かいました。


 東京に着いてみると、天気がまだ少しはもつようなので、秋葉原に立ち寄って一時間ほどアニメショップ巡りをやりました。ガルパングッズはどこでも少なかったですが、ねんどろいどぷちの五十鈴華を500円、にいてんごの西住まほを200円、カラコレの西住みほ黒森峰バージョンを200円で買えました。
 予想外の戦果に満足して駅に戻ると、途端に雨が降り出しました。傘を用意していないままでしたので、間一髪でした。

 東京駅に移動し、駅の一番街でラーメンを食べ終わった時に、Sさんから御礼の電話がありました。こちらも謝辞を述べ、お互いの道中安全を祈って、今後の交流をも約しました。その際に、こんな質問を受けました。
「劇場版の公開日までに、大洗と黒森峰の戦車のプラモデル、みんな作られるんでしょうか?」
「うーん、大洗の方はなんとかなるかもしれませんけどねえ、黒森峰はちょっと間に合わないかもね・・・」
「やっぱり、ラスボスのマウスが時間かかりそうですもんね」
「いや、マウスはね、私の制作予定では除外しとるんですよ」
「えっ、そうなんですか。じゃあ、黒森峰は、あの、八輌で終わりってことでしょうか?」
「いや、九輌作りますよ・・・」
「そうですか、その九輌目っていうのは一体・・・」
「まあ、いずれブログで書きますんで、気長にお待ち下さい」
「あっ、そうですよね、楽しみにしてます。あの、色々とどうも有難うございました」
「いやいや、そちらこそ」

 そのSさんとは、二週間後に京都で偶然再会することになります。大洗で出会ったガルパンファン同士の縁というものは、時には続くこともあるのだな、とその際に感心せずにはいられませんでした。

 以上にて、「ガルパンの聖地・大洗を行く19」のレポートを終わります。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く19 その11 「丸山紗希とラーメンです!!」

2015年10月29日 | 大洗巡礼記

 今回の二日目の宿は、丸山紗希の居る大勘荘でした。数えて三度目になります。納屋の建物を改修中でした。


 玄関口です。この日は素泊まりで予約しました。食事は食べ歩きと弁当と外食で済ませる予定だったからです。


 丸山紗希の新しいパネルです。旧パネルは店内にありました。若店主の小野瀬さんに挨拶し、しばらく話をしました。この日の宿泊客は、私だけだということでした。


 玄関内の記帳用ノートやスタンプ台の脇には、劇場版のポスターもありました。2015年夏、とありますので、一番最初に出回った告知ポスターであることが分かります。


 二階階段脇のガルパンタペストリーも健在でした。このような大きなものは、狭い私の住居内には飾ることが出来ません。というよりも、壁にポスターを貼ったりする習慣が私にはありません。本棚に仮留めするか、スチール書棚に磁石で留める程度です。


 今回の部屋は、これまでに二度泊まった部屋とは反対側の棟の一番前で、以前に「生徒会長室」の札が懸けられていた部屋です。窓からの景色はこんな感じでした。


 素泊まりなので、夕食を含めた散歩に出かけました。この日の夕食も軽く食べることにし、久しぶりにラーメン店の渡来人へ行くことに決めました。時間がまだあるので、わざと遠回りのルートを散歩しました。大貫商店街から北に進んで大洗駅方向へ進み、マリンタワーを振り返りつつ右折して、エコスの方へ行きました。


 夜のおやつに何か買おうかな、とエコスに入ってお菓子のミニ袋を買い、向かいのエノキザワの新築中の店舗を見ました。店主の榎澤さんが犬を連れて外に居たので、挨拶して少し世間話をしました。


 それから大洗駅の付近の裏道を通り、新道敷設事業の起点となっている場所に着きました。駅から真っ直ぐに幅広の道路を通して大貫地区への直通経路を設け、アウトレットとマリンタワーの間の街路に繋いで港湾地区からの非常時避難動線を確保する、ということだそうです。


 道路計画用地は、まだ草が生えるままで、工事はかなり後のことになるようでした。向こうに民家が移設立て直しをやっているのが見えました。このルートをずっと進むと、お好み焼き道の横にいくわけです。


 化粧品店アイリスの角に出て、劇中の優勝パレードのコースとなった広い道路を見ました。この道路があるのだから新道は必要ない、と思われがちですが、東日本大震災の津波が押し寄せた際に、大貫商店街地区からの迅速な避難がままならなかったそうなので、この広い道路もいざというときの避難経路としては機能しなかったようです。それを教訓に据えての新道設置事業であるわけです。


 ラーメン店の渡来人には、午後5時40分に着きました。開店直後からお客さんが入るような人気のお店ですが、この日は空いていました。でも私が席を立って出る頃には満席となって、外に二、三人が並んでいました。


 今回いただいた、基本のラーメンです。満腹になるまでたらふく食べる、という目的ではありませんでしたので、お店の本来のウリである魚介スープが味わえる一杯がいただければ充分でした。

 帰りに近くのココストアに寄って、夜のおやつや飲み物を買いました。出ようとした途端に、またSさんと出会いました。
「あっ、星野さん、こんばんは。お蔭様で全部回りました」
「目当てのものはみんな集まったかね」
「ええ、バッチリです。あと、ここのバッジが貰えたら・・・」
「やっぱりな、セブンが近くにあるのにわざわざここまで来てるからな」
「いやあ、星野さんのブログに全部紹介されてるんで、さっきもチェックして貰い残しが無いか調べてたんです。実際に回ってみて情報がみんな正確なのに驚きましたよ」
「恐れ入ります」
「あっ、済みませんげど、ちょっと待っていただけませんか。買ってきますんで」

 そしてガルパンのお酒を買ってバッジも貰って再び出てきたSさんでした。大洗の地で一人で回るよりは、知り合った私と色々話すのが楽しいのだろうな、と思ってしばらく付き合うことにしました。とりあえず大洗駅まで一緒に歩きました。相手はこの日の体験談を色々話してくれました。
「ところで、今日はどちらにお泊りなんですか」
「大勘荘です」
「あっ、丸山ちゃんの宿ですね。そこ、初めて行った時に泊まったんですよ」
「私も、初めてガルパン巡礼に行った時は大勘荘に泊まりましたね」
「それをブログで読みましたんで、僕も同じにしたんですよ」
「それで二回目の宿は大和旅館か。私はまだ泊まったこと無いんだな」
「結構いいですよ、料金もリーズナブルで」
「そうらしいね。でも一般客の常連さんも多いし、大洗だとほぼ唯一のビジネスホテル的な施設みたいやから、結構満員になってるみたいやな」
「そうみたいです。でも大洗の宿って、高い所が多いから、僕の場合は水戸のビジホに泊まるほうが良かったりするんです」
「その場合は、どこを選ぶの?」
「水戸駅近くのみまつホテルです」
「だろうな。私も時々そこに泊まってるよ。朝食付きでも安いし、駅前で何かと便利やし、アニメショップが近いから結構楽しめるな」
「あっ、それなんですけど、ちょっと教えていただきたいんですけど、水戸駅前のアニメイトとかって、ガルパンの商品たくさん売ってるんですか?」
「うーん、以前は専売コーナー設けてて豊富に売ってたけど、ガルパングッズそのものが季節限定みたいなもんで長く置いてないからね。私はどっちかというとアニメガやらしんばんで買ってたね。そっちのほうが割と品ぞろえもあったもんでね」
「明日の帰りの夜行バスに乗る前にそこへ行ってみようと思ってるんですけど」
「ええんじゃないか、夜までやってるみたいなんで時間待ちで回るにはちょうどええよ。同じ建物にみんな入ってるし」

 それで、水戸のアニメイト、らしんばん、アニメガが入っているマイムビルへの行き方を教えておきました。そうして駅前で別れる際に、何度もお礼を言って握手してきたSさんでした。
 大洗で出会ったガルパンファン同士は、たとえ初対面であっても、みんな仲間である、と改めて思ったことでした。 (続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒森峰女学園 Ⅲ号戦車J型 作ります!! その7

2015年10月28日 | ガルパン模型制作記

 ステップ14では、車体を組み立てます。組み立てガイドには指示がありませんが、各パーツを仮組みしてチェックしたところ、最初にステップ12で組んだ前面装甲部を接着してから、左右のフェンダー部分を組み付けるようになっていることが分かりました。左右のフェンダー部分には、あらかじめA14およびA15を取り付け、劇中車の形状に合わせて側面のモールドを削ってフラットにしておきます。B9およびB10は、劇中車にはありませんので不要です。
 それからA61を取り付け、それに貼り合わせるような感じで上面や側面のパーツを取り付けてゆきます。また前面下部装甲のD11もこの時点で取り付けますが、組み立てガイドではD11の取り付け指示が抜けているので注意が必要です。西住まほが履帯の取り付けアドバイスをしてくれますが、これは塗装後に装着しますので、この段階ではつけません。


 前面装甲部を接着してから、左右のフェンダー部分を組み付けました。手前にあるパーツは前面下部装甲のD11です。D11の下端に5個のボルトがありますが、劇中車にはありませんので、全て削り取りました。


 A61を取り付け、それに上面や側面のパーツを貼り付けてゆきました。


 上面のパーツも順に取り付けました。一気に戦車の姿が出来上がってきました。


 最後に、各パーツの合わせ目の線をパテで埋めて消していきました。劇中車では、車体各所の合わせ目や溶接痕がほとんど省略されており、存在するのは操縦席前面装甲板の合わせ目ぐらいです。


 ステップ15からは砲塔部分の組み立てになります。ステップ15でキューポラを組み上げ、ステップ16と17で砲身を組み立てます。ここでもガルパン仕様への修正箇所が二つあります。


 ワンシーンにて劇中車の姿を見ますと、砲塔キューポラのハッチにネジ穴が全く無いのが分かります。


 キットのパーツF7、F8にはネジ穴がモールドされていますので、これらをパテで埋めて消します。


 キューポラ部分のパーツを切り出し、ハッチのパーツはネジ穴をパテで埋めました。


 組み立てて、ステップ15を完了しました。


 ステップ16で組み立てるパーツです。


 ワンシーンにて劇中車の姿を見ますと、砲身のパーツD3の表面がフラッとであるのが分かります。


 キットのパーツD3には、小さな方形のモールドと溶接痕がありますので、これらを削り取ります。


 修正後のパーツD3です。表面をフラットに仕上げました。


 パーツを組み付けていきました。ここではE2およぴE3をE11に接着せず、次のステップ17でE12に接着することになりますが、組み立てガイドにはその指示が抜けています。それでE2およぴE3をE11に接着してしまいがちですが、それだと砲身が可動しません。砲身を上下に動かせるようにするのであれば、E2およぴE3をE11に接着しないでおきます。
 この点は、仮組みをしてみて気付きましたので、改めて仮組みの大切さを感じた次第です。


 E12を取り付けて砲身部分が完成しました。キットの不要パーツには、尾栓までの各パーツも含まれていますので、元のドラゴンキットの組み立てガイドを参考にすれば、砲塔内部の砲身部分も全て再現することが出来るようです。
 が、完成すれば見えなくなる部分ですので、そこまで組み立てる必要はないと判断し、組み立てガイドの指示通りにしました。これでステップ17も完了です。 (続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く19 その10 「山戸屋とタグチです!!」

2015年10月27日 | 大洗巡礼記

 弁当を平らげた後、山戸呉服店に行きました。模型サークルの知人T氏らに、知波単学園てぬぐいの購入を依頼されていたからです。


 店内入口付近には、これまで発売してきた各種のガルパンタオルが並んでいました。全国各地で再放送が行われているお蔭で新規の巡礼ファンが増えており、タオルの売り上げも好調なのだそうです。


 ショーウインドー内のガルパンコーナーには、マウスのプラモデルもありますが、独自のデザインで仕上げてあります。塙、って何だろう・・・。


 今回の目当てである知波単学園てぬぐいです。あとこれだけになっててね、と奥さんが言いました。依頼された数は3本でしたので、私の分も含めて4本を買いました。友人たちに頼まれまして、と話したら、それじゃあバッジも1個ずつ付けておきますね、と言って袋も一つずつ包んで下さいました。
 その際に、ポストカードみたいなのも入れてくれましたが、よく見るとそれは一週間前の9月23日に催されたアンチョビ誕生イベントの特典カードで、缶バッジも同じ特別デザインでした。まだ余ってるからね、と笑っていた奥さんでした。


 知波単学園てぬぐいの見本は、上図のように声優さんたちのサイン入りで展示されています。佐々木あけび役の中村桜さん、河西忍役の桐村まりさんのサインです。


 続いて国井屋に行き、しいたけ茶を二つ購入しました。これから寒くなりますので、飲んで温まるしいたけ茶は、私の生活では必需品です。実家の岐阜県ではけっこう普通に売っているのですが、関西では人気が無いのか、あんまり売っていなくて入手が困難です。


 次にタグチに行きました。店先のウインドー内の商品を眺めていると、後ろから声を掛けられました。戦車喫茶で別れたSさんでした。徒歩ではなく、エノキザワのレンタサイクルに乗っていました。
「エノキザワさんに行ってきたんやね」
「ええ、早速借りて乗ってますが、自転車だと全然違いますねえ、教えていただいたところ、だいたい回れました」
「それは何より。バッジも色々ゲット出来たみたいやね」
「はい、有難うございます。もう星野さんに教えていただいたお蔭なんです、地図で見て最短で大体回って、お昼も二ヶ所で食べまして、バッジも全部揃いました」
 そう言いつつ、嬉しそうに貰ったバッジを全部見せてくれました。残るはタグチと商工会館です、と言いました。それで並んで店内に入りました。


 私はいつものようにガルパン塗料セットを購入しました。Sさんは、ガルパン戦車プラモデルに興味はあるがまだ作ったことは無くて、ちょっと迷っています、と話しました。
「プラモデルそのものは作ったことあるの?」
「はい、でも小学校の時なんで。それからずっと作ったことないんで」
「ガルパンのプラモ作ってる方は、そういう感じの人も少なくないらしいよ。出戻りモデラーとか言ってるのもおるし」
「そうらしいですねえ、星野さんはもともと軍艦作ってて、ガルパンに出会ってから念入りに下調べして戦車を作ってきたんですね」
「そうやけど。よう知ってるねえ・・・」
「ブログで全部書いておられるじゃないですか。全部読んでますんで」
「恐れ入ります」
「そこでお聞きしたいんですけど、ガルパン戦車を作ってみたくなりましたんで、ここで一つ買っていこうかと思うんですが、手始めに何がいいでしょうか?」
「プラッツのⅣ号D型の公式キットの新しい方やな。今年発売されたやつ」
 そのパッケージが積んである棚を指差すと、相手はすぐに取り出して「じゃあ、これ買います」と即座に決めていました。
「星野さんのブログの製作レポートを参考にして作ります」
「そのキットは、私はまだ作ってないんですよ。来年以降になるよ、たぶん」
「じゃあ、これまでに作られたうちでは、どれが作りやすいでしょうか?」
「うーん、作る側の好みにもよりますがね、Sさんはガルパン戦車なら何でもいい、という方ですか?」
「実は僕も星野さんと同じような感じでして、ドイツの戦車がカッコいいので好きなんです」
「そんなら、パンターG型やね。タミヤの。ガルパンに出てるドイツ戦車の中では初心者向きの作りやすさでした」
「じゃあ、それも買います」
 と言って探していましたが、店主の田口さんが「ごめんね、それは無くなってるんでね」と申し訳なさそうに言ってきました。それでSさんはプラッツのⅣ号D型の新公式キットと、模型用の基本的な工具類を買っていました。もちろん佐々木あけびの缶バッジも貰っていました。

 それから店の外に出て、戦車プラモデルの作り方、ガルパン仕様への工作の手順、などを問われるままに幾つか話しました。やると決めたら熱心に取り組む人のようで、私の話を全部メモに丹念に書き取って、分からない点があるとすぐに質問してくるのでした。
「帰ったら、すぐに作ってみたいですよ」
「ニッパーとかセメントとか色々買ってたもんね。重そうだな、荷物にならないか?」
「後で宿の向かいのセブンで宅急便で出そうと思ってます、でないとかさばって夜行バスに乗れないので・・・」
「だろうね」
 最後に商工会館へ行きます、という相手と別れ、私は再びリゾートアウトレットに向かいました。お腹が空いてきたので、おやつに何か食べようと思い、まいわい市場のアンコウ焼きを久しぶりにいただこうと考えました。


 まいわい市場のガルパンコーナーです。


 アンコウ焼きのコーナーでは、豆乳クリームのタイプをドリンク付きで購入しました。特典の五十鈴華バッジも健在でした。店員さんとは顔馴染みなので、少し話をしました。


 午後4時を回ったので、この日の宿に向かうことにしました。マリンタワーの聳える空は秋晴れの青さに満ちて、翌日から崩れるというのがちょっと信じられませんでした。 (続く)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く19 その9 「紅茶と弁当です!!」

2015年10月26日 | 大洗巡礼記

 アウトレットのギャラリーを辞して、マリンタワーの戦車喫茶にて休憩することにしました。二度目の今回も店内は空いていました。席は前回と反対側の、戦車砲身レプリカの近くの窓側にとりました。


 このぬいぐるみは、劇中シーンに登場したものの再現です。8月に初の大洗を楽しんだ知人A氏もこのお店でこのぬいぐるみを見て、その時の感想を「不気味なネコの頭だけのクッション、あずまんがに出てくる「お父さん」みたいで・・・」と話していました。


 砲身レプリカに掛けてあるポスターも、劇中の完全な再現です。厳密には、Ⅳ号戦車の砲身ではなくて三式中戦車チヌの砲身に掛けられていたものですけどね。


 先端だけを立体再現してある、前部フェンダーと起動輪です。フェンダー自体が歪んでるみたいなんですけど、大丈夫ですかね・・・。


 眺望を楽しみながら、ゆったりとくつろぎます。行きたい所が多かった初期の頃には、汗を流して時計をにらみつつ自転車であちこち回っていたものですが、今はもう、適当にブラついて適当に休んでゆくのが普通になっています。


 大洗の街並みは、海辺の町というよりは、都市近郊の住宅街のような景観を呈しています。私がこれまで訪れてきた数ヵ所のアニメ聖地のなかで、最も平坦な地形です。自転車でも徒歩でも回りやすいのも、険しい坂道とかが無いからです。そこへいくと、同じ海辺の町でも「かみちゅ」の尾道は・・・。


 今回は休憩ですので、新メニューの聖グロリアーナ女学院紅茶シリーズの「ダージリン」を選びました。カップ1杯分かと思いきや、ティーポットで運ばれてくるそうなので、量を聞いたら、カップで約5杯ぐらいになるとのことでした。それで500円は安すぎます・・・。シフォンとかケーキとかが欲しくなりますが、それはやっていないそうです。ビスケットが一枚ついただけです。


 ティーポットに6割ぐらい入った状態で運ばれてきました。なるほど、これだと5杯ぐらいにはなりますね・・・。伏せたカップの上にノーブルシスターズのデザインの丸い紙が載せてあるので、これはカップの蓋か何かですか、と聞きました。すると「特典のコースターです、お持ち帰りいただいて結構です」との返事でした。


 これが購入特典のコースターですか、缶バッジよりも良いグッズじゃないですか・・・。
 こういうの、もっと色々出してほしいですね。ガルパンのコースターと言えば、以前にブロンズでいただいた品がありましたが、あれはセピア色でした。やっぱりカラフルだと綺麗に見えますね。


 紅茶ダージリンです。以前にシーサイドホテルでいただいたのと同じ味でした。当たり前ですね。量がありましたから、景色を眺めながらゆっくりと飲みました。

 そのうちに、次の来客があり、朝にウスヤで会ったガルパン巡礼の方でした。私に気付いて小さく頭を下げつつ、近くの席に着き、それから私のところに来ました。
「星野さんもこちらですか。ここ初めて来ましたけど凄い喫茶店ですね、ネットで見てたのと全然違う感じで・・・」
「ネットやツイッターの画像はスケール感を表さないからね」
「そうなんです、この戦車の主砲、実物サイズですか?けっこう大きいですねえ」
「あのぬいぐるみは分かる?」
「あっ、あれ、確か戦車の中にさおりんが入れてたやつですよね、本当に置いてあるんだ・・・」
 感動しつつスマホで色々と撮っていました。

「何か食べに来たの?」
「いいえ、まだ食べるには早いんで、ガルパンの聖グロのコースターがつく紅茶セットのやつを・・、あっ、それですよそれ!」
 私が持ち上げて示したノーブルシスターズのコースターを嬉しそうに指して「これなんですねえ」と言いました。
「これ目当てで来たわけか」
「そうなんです」
「こっちはここで貰うまでこういうのが出てることを知らんかったですよ」
「えっ、そうなんですか。ブログ見てますと凄い情報量なんで、そういうグッズは全部事前に調べてゲットしておられるんかと・・・」
「いやいや、そうでもないね。こっちに来て初めて知るものの方が多いよ。缶バッジだってさ、行かないと分からない、買い物してて初めて貰うものがけっこうあるんでね」

 色々話しているので、店の方が「席、向かいになさいますか?」と気をきかせて下さいました。それにしたがって彼も同じ紅茶セットを注文し、念願のコースターもゲットして大喜びでした。
 そこで、改めて名刺を交換しました。Sさんは津市安濃町の方でした。紅茶をのみながら、Sさんが回ってきたコースなどを聞きました。
「ついでにお聞きしたいんですけど、今貰った缶バッジがこれだけなんですけど、これ以外に貰える缶バッジはあるんでしょうか?」
「全部で11個か、今朝から回ってるにしては多いねえ、まだ午前中じゃないか。頑張ってるね」
「大洗に来たら、なるべく缶バッジを集めようと思ってますんで・・・」
「私も一時期はそうやったから、分かるよそういう気持ち。で、バッジはウスヤ、森屋、新屋、丸五、山戸呉服、黒沢米穀、鳥孝、石福、国井屋、小沼、みむら、ですか。これだとまだいけるな」
「本当ですか、あとどこで貰えます?」
「坂本文具と加藤豆腐とカノウヤとカジマとタグチやね。それから商工会館でも売ってる」
「あっ、しまった、みんな通り過ぎてきちゃったです」
「今日は歩いて回ってるの?そう・・・、出来ればレンタサイクルを使って素早く回るのも手やね。エノキザワさんで借りたらバッジももらえるよ」
「じゃあ、午後からそれでいきます。エノキザワって、ココスの向かいでしたね」
「そうです。あと、豊年屋と和泉屋米穀とココストア。まいわいのアンコウ焼きとキラキラクレープとガルパンギャラリーもある」
「あっ、アウトレットのやつはこれから行くんです。それで和泉屋へ回ってどこかでお昼ご飯を食べようかと。バッジ貰えるところあります?」
「さくらい食堂か寿々翔やな。和泉屋まで行ったら、どちらも同じような距離やね」
「両方とも行きたいですねえ、少しずつ食べていったら何とかなりますかね?」
「そんなら、さくらいで温かい蕎麦を一杯食って、ちょっとどこか回ってから、寿々翔でチラシ寿司の小を頼んだらええんやないかな」
「それでいってみます」
 Sさんは嬉しそうにメモをまとめ、紅茶を続けて2杯、美味しそうに飲みました。

「星野さんは、これからどちらへ行かれるんですか?」
「お昼は弁当にしたいんでね、カジマさんに行く積りです」
「カジマって、レオポンのホシノの店でしたね、何を買ったらバッジ貰えますか?」
「惣菜とかフライとか色々あるけど、500円以上買ったらええよ。弁当は一つ500円なんで、それでもうバッジがつきますね」
「それいいですねえ、明日の昼は僕もカジマの弁当にしようかな・・・」
「Sさんは明日もずっと滞在されるの?」
「いえ、大和旅館に一泊だけなんで、明日の夜の夜行バスで帰ります」
 

 缶バッジ集めに気合を入れてアウトレットへ向かうSさんと別れ、のんびり歩いてカジマに行きました。11時30分ぐらいに弁当を一気に陳列して12時過ぎには殆ど売り切ってしまう、というお店なので、時刻にぴったり合わせて11時半に店内に入りました。


 今回は「ブリ弁当」をチョイスしました。珍しいメニューです。お店の方も「ブリは材料が入った時にしか作りませんので、普段は定番に無いんです」と言っていました。
 いつものように鳥孝の店先のテーブルでいただきました。にこやかにお茶をさし入れて下さった稲石さんとしばらく雑談をして過ごしました。 (続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒森峰女学園 Ⅲ号戦車J型 作ります!! その6

2015年10月25日 | ガルパン模型制作記

 ステップ11および12では、車体の各パーツを組み立てます。今回のキットは車体が分割式になっていますので、一つ一つ丁寧に組み立ててゆかないと、組み合わせの際にズレや隙間が生じたりします。そこで、あらかじめ仮組みを行なって、パーツ同士の合いを確かめておきました。


 ガルパン仕様へのポイントを、ワンシーンの劇中車においてチェックしました。ステップ11の範囲では、車体左右端に溶接痕が無いことが挙げられます。ステップ12の範囲でも前面装甲に溶接痕が無いことが挙げられますが、さらに前部左右の点検ハッチにネジ穴がまったく無いのが分かります。


 ステップ11です。パーツを全て切り出しました。


 跳弾リングのパーツA24を取り付け、A59の左右端の溶接痕をパテで消しました。


 フックA10を3個取り付けて完成です。


 ステップ12です。前面装甲パーツのb9です。劇中車には無い溶接痕がモールドされています。


 パテを塗って溶接痕を消していきました。


 パテが乾燥したらサンドペーパーでヤスって均します。これを二回繰り返しました。一回では溶接痕を完全に消せないことが多いからです。


 続いて他のパーツも全て切り出しました。


 左右の点検ハッチb7、b8には劇中車には無いネジ穴がモールドされていますので、これらもパテで消しました。


 組み立てが終わりました。点検ハッチb7、b8は接着せずにはめこんだだけです。


 ステップ13では、前面と左右側面の装甲板を組み立てます。機銃は多くのパーツを使いますが、完成すれば内部の部分は見えなくなりますので、ここではB47とB48の二つだけを使いました。


 ワンシーンにて劇中車の姿を見ると、操縦席左側クラッペにスリットが入っているのが分かります。右側クラッペにもスリットがあるのが別シーンで確認出来ますが、該当するパーツA19、A20のうちA19にはスリットが無いので、A20と同じようにスリットを入れておきます。


 パーツを全て切り出して並べました。アンテナのパーツG17は、寝かせてアンテナケースに収容する状態を選択しましたので、後でアンテナケースとの合わせを確認するまで取り付けないでおきました。


 組み立てが完了しました。 (続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く19 その8 「知波単学園の三人です!!」

2015年10月24日 | 大洗巡礼記

 大洗磯前神社を出て、商店街の方向に戻りました。さまた接骨院の前を通りました。西住しほのパネルも新しくなっており、旧パネルの近寄り難い雰囲気が無くなっていました。なんだか普通のママさんみたいな感じです。


 月の井酒造の事務所側にある、蝶野亜美の新パネルです。上半身だけで振り返ってこちらを見る、という凝った姿勢でデザインされています。


 鳥孝の前を通り過ぎました。


 マリンタワーを見上げつつ、歩きました。


 リゾートアウトレットに入り、二階のキラキラクレープが開いていたのでコーヒーとアイスを買って一休みしました。朝からずっと歩き続けているにもかかわらず、アンパンとシベリアと串カツとトーストしか食べていないため、空腹感が消えず、それが疲労感にもつながっていたからです。
 その後、ガルパンギャラリーへ移動しました。


 入口には、劇場版に登場する知波単学園の三人の新キャラクターのパネルが展示してありました。上図は帝国陸軍西竹一大佐・・・ではなく、西絹代です。搭乗する戦車は九七式中戦車チハですが、搭載の主砲は57ミリ、車台は新車台のタイプです。知波単学園チームにおいては戦力的には中堅レベルぐらいでしょうか。


 三人のうちで最も小柄な上図のキャラクターは、現時点では名前すら明らかになっていません。が、搭乗する戦車は九五式軽戦車ハ号であることが判明しています。以前に、北満型かもしれないと書きましたが、ファインモールドさんが発売する予定の新公式キットをみると、通常型であるようです。火力は大したことがないので、偵察や威嚇や陽動戦などの役割を担ってくるものと予想されます。


 三人のうちで最も新しいキャラクターです。特報では遠景のみの登場にとどまりましたが、搭乗する車輛は知波単学園チームにおいては最強クラスに位置づけられます。九七式中戦車チハで車台は前期タイプですが、砲塔は新型になって主砲も長砲身47ミリに換装されています。
 太平洋戦線で敵戦車を最も多く撃破したのがこのタイプでしたから、ガルパンの知波単学園チームにおいても主力級であることは間違いないでしょう。そして、他のチームの副隊長がおしなべて最強クラスの車輛に搭乗しているという点から、このキャラクターが西絹代に次ぐナンバー2、副隊長である可能性は高いです。

 これらの三人のキャラクターが乗る車輛も、全てファインモールドさんが新公式キットとして発売する予定です。しかし、私自身の製作計画には入っていませんので、余程のきっかけが無い限り、購入することも無さそうです。
 ところで、模型サークルの知人に日本軍戦車に詳しい方がいるので、一度訊ねてみたことがあります。知波単学園の三種の戦車でもって聖グロリアーナ女学院のチャーチルやマチルダやクルセイダーとわたりあえるものなのですか、と。答えは「無理」の一言でした。やっぱりなあ、と納得しました。

 それで、劇場版にて知波単学園チームがどのように戦うのか、という点に興味がわいてきています。劇場版のチラシによれば、試合はエキシビジョンマッチとして開催されるそうなので、勝ち負け抜きで公式記録にも残らない公開演技または模範試合であることになります。以前に予想した通り、知波単学園と大洗女子学園が一つのチームになることが判明しましたが、劇場版チラシの案内文によれば、聖グロリアーナ女学院もプラウダ高校との混成でのぞむそうです。そしてこのエキシビジョンマッチが、劇場版のストーリーの中では序章にあたるようなのです。
 すると、知波単学園チームの出番は、それだけで終わってしまうのでしょうか。それとも、さらなる活躍を展開して最後まで存在感を示してくれるのでしょうか。楽しみです。


 あんこうチームの5人です。劇場版においては、エキシビジョンマッチという形で知波単学園と共同で試合に臨むことになりますが、帝国軍人調のスタンスで接してくるであろう知波単学園の面々と、どのようにして連携をとってゆくのでしょうか。


 ギャラリー内の缶バッジ陳列ケースを覗きました。が、無い、無い、無いのです。あるべき西絹代のバッジがどこにも見当たらないのでした。ギャラリーでは在庫が完全に無くなってしまったのでしょうか。


 戦車プラモデルの展示コーナーには、ナカジマの搭乗するポルシェティーガーが加わっていました。仕上げも綺麗ですが、公式キットをそのまま組み立てたようで、アニメ仕様とは異なる実戦型の姿になっています。
 丹念に見たところ、大洗の店舗に寄贈展示されていた作品とは違う雰囲気があります。こちらの展示に加えるべく、新たに作ったのでしょうか。


 Ⅲ号突撃砲F型も新たな展示品が加わっていました。プラッツの公式キットをストレート組みしたもののようですが、塗装や仕上げが綺麗なので、これも腕の良いモデラーさんの手になるのでしょう。


 コーナー内には人影も無く、相変わらず閑散としています。一般の方々はこうしたコーナーには関心も寄せずに通り過ぎてしまうのでしょう。


 展示の構成や内容はあまり変化がありません。バンダイの認可を経た公式品に絞っての展示コーナーですので、展示品に劇的な変化があるわけはなく、むしろ地方の資料館並みのつまらなさが漂ってきています。展示内容を活性化させるために少しずつ展示を入れ替えるとか、非公式品やファンの寄贈品なども収集して企画展示を立ち上げるとか、そういった取り組みがそろそろ必要になってきているように思われます。


 ガルパンコミックの作者たちの色紙です。アニメの二期が無くても、この方々の作品がドンドン続いて深化も遂げてくれれば、ガルパンの世界観は無限に広がり得るでしょう。いずれにおいても、今後の活動が大いに期待されていることでしょう。


 さらに気になったのが、新公式キットの一つ、サンダース校チームのM4シャーマンです。物産品コーナーのレジカウンターのウインドー内に展示してありましたが、これを見て、作ってみようかな、と思ってしまいました。
 実は、ウサギさんチームのM3中戦車リーを以前に作った時に、アメリカの戦車って割合に組みやすいな、と感じた記憶があります。いちおう私の製作ではサンダース校チーム車輌は対象外にしていますが、特別にケイの搭乗車だけは作ってみるのもアリかな、と考えたこともあります。
 なので、ファインモールドから発表発売された公式キットは、もともとタミヤ製品ではありますが、近いうちに買っておくかもしれません。 (続く)
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガールズ&パンツァー劇場版公開記念 イオン「キリン ファイア6缶パック」キャンペーン

2015年10月23日 | ガールズ&パンツァー

 10月20日から、全国のイオンでガルパン劇場版公開記念の「キリン ファイア6缶パック」キャンペーンがスタートしています。昨日、たまたま近くのイオンで見かけてキャンペーンの件を知り、その場で該当商品を買ってきました。
 キリンの缶コーヒー商品には、時折色々なアニメのコラボグッズがついて販売されているようですが、ガルパンのコラボグッズがついたのは、知る限りでは今回が初めてです。キリンさんがガルパン劇場版の協賛スポンサーについたということなのでしょうか・・・。


 上画像が、購入してきた「キリン ファイア6缶パック」です。1セット買うと、ガルパンの「オリジナルミニクリアファイル3枚セット」全3種(A・B・C)のいずれか1種が貰えますので、3セット買って3種とも貰ってきました。「キリン ファイア6缶パック」1セットの値段は397円なので、3セットで1191円でした。


 全3種(A・B・C)のうちのAセットです。


 これがBセットです。


 そしてこれがCセットです。一つのセットにミニクリアファイルが3枚入っているわけです。いずれも劇場版の予習PVおよび特報の各シーンがデザインされています。
 ミニクリアファイルはA7サイズ(74ミリ×105ミリ)です。小さいので、ガルパン名刺を入れるぐらいしか、用途が思い浮かびませんね・・・。
 ・・・・そうだ、ガルパン戦車プラモデルの制作時に余ったガルパンデカールを入れて保管する、という手がありますな・・・。

 イオン「キリン ファイア6缶パック」キャンペーンの公式案内情報はこちら
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒森峰女学園 Ⅲ号戦車J型 作ります!! その5

2015年10月22日 | ガルパン模型制作記

 ステップ9では、車体後部のエンジンフードの蓋部分を組み立てます。ガイドの指示通りに進めます。


 組み立て前のパーツです。


 組み立て後の状態です。


 ステップ10では、車体後部のエンジンフードの本体部分を組み立てます。実在の車輛ではこの範囲にワイヤーを巻きつけて装備しており、キットにもワイヤーのパーツがありますが、劇中車はワイヤーを装備していません。


 公式設定資料画像でも、ワイヤーを装備してないことが分かります。フックつまり留め具だけが各所にありますが、キットのパーツの取り付け位置は、劇中車のとは異なっています。


 公式設定資料画像の真上からの図を見ますと、御覧のような配置になっています。ワイヤー留め具は全部で10個ありますが、うち8個がキットの取り付け指示と異なる位置につけられています。また、エンジンフードの本体部分上面には、溶接痕および合わせ目がありません。


 以上の情報をふまえて、ガルパン仕様への改造に取り掛かりました。上図は、改造前の状態です。


 留め具以外のパーツを組み付けました。ステップ9で組み立てたパーツは、この段階では接着せず、仮にはめこんだだけにしました。


 この時点でガルパン仕様への修正箇所を再確認しましょう。上図に赤円で示した8つの穴がパーツの取り付け位置ですが、劇中車のと違うので、これらをパテなどで埋めます。黄色円で示した4つの穴は不要ですので、これも埋めます。
 本体パーツb13の左右の端や中央後ろ寄りに、劇中車には無い溶接痕がモールドされていますので、これも消してゆきます。


 仮にはめこんであった蓋部分を取り外し、本体パーツb13の溶接痕モールドを消す作業をやりました。


 作業後の状態です。中央の4つの不要なダボ穴もついでに埋めました。今回のキットでは、こうした溶接痕および合わせ目を消す作業が思っていたよりも多く、ガルパン仕様への工作のメインになりました。
 Ⅲ号戦車J型に限らず、黒森峰女学園チームの劇中車はほとんどが溶接痕および合わせ目を省略していますので、それらの修正は必須の工程になります。


 再び蓋部分を組み付けました。留め具の取り付け位置は、蓋との位置関係をみながら確認してゆきます。


 最初に、最も分かりやすいA4のパーツを2個取り付けました。


 続いてA3のパーツを2個取り付けました。ついでにA10も2個、指示位置につけました。


 A11を6個取り付けました。ガイドの指示通りの位置にあるのは後列左右端の2個だけで、あとの4個は公式設定資料画像を参考にしながら取り付けました。このステップでは小さなパーツばかりを取り扱うので、紛失しないように気をつけました。 (続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く19 その7 「大洗明神参詣ルートです!!」

2015年10月21日 | 大洗巡礼記

 大洗は二日目も快晴でした。が、翌日は天気が崩れるとの予報でしたので、大洗散策はこの一日で全部やっておくことにしました。今回のメインである武田氏館と那珂湊ほのぼの作戦2は、既に昨日済ませていたので、今日は完全なフリーでした。とりあえず朝は神磯の鳥居を拝んで、大洗磯前神社に参拝しよう、と考えました。

 素泊まりでしたので、朝食は昨夜コンビニで買っておいた餡パン1個とコーヒーだけでした。食べ歩きになるはずなので、この程度で充分でした。
 神社へ向かう途中で、森屋菓子店に立ち寄りました。店内に入るのは久しぶりでした。


 河西忍のパネルは、新旧2枚が並んでいます。いずれにも声優の桐村まりさんのサインが入っています。


 店内に陳列されている缶バッジも、かなり増えていました。店内ではシベリアとプリンを買い、その場で美味しくいただきました。


 八九式中戦車甲型のプラモデルです。ファインモールドさんの公式キットで、この夏に劇場版バージョンにリニューアルされて発売されていますが、大洗にある寄贈品はいずれも旧キットによるものです。そのまま組み立てているので、アニメの仕様ではなく、実在の車輛の形状になっています。


 河西忍のフィギュアです。ファンの方による改造のオリジナル品です。


 次に、ウスヤ精肉店に立ち寄りました。30代ぐらいのガルパン巡礼が一人居て、パンをかじっていました。奥さんが笑顔で挨拶し「星野さんもトースト食べる?」と聞いてきましたが、串カツだけで充分です、と応じてコーヒーだけをいただきました。
 その際に、そのガルパン巡礼が私を振り返り見て、首を傾げるような仕草をしていました。どこかで会った方かな、と私も思いましたが、記憶には全くありませんでした。


 以前は棚の上に箱が積んであったフラッツの公式キット2品が、いつの間にか組み立てられて展示ケースにおさまっていました。制作者を募って作ってもらったんだよ、と店主の関野さんが教えてくれました。付属のデカールも全て使用してケースに貼ってあります。こうすれば賑やかになってガルパンムードも濃厚になって楽しいです。なるほど、こういうディスプレイのやり方もあったか、と感心しつつしばらく見ていました。すると奥さんが言いました。

「星野さんも戦車のプラモデル作ってるんでしょ、どこかに寄贈なさったの?」
「いえ、私のは初心者の、下手の横好きの駄作ですから、寄贈なんてとんでもございません」
「ツイッターとかには写真出してないの?」
「残念ながらツイッターはやってないんですよ。ブログだけをやってまして、そちらに作った戦車のプラモデルの写真を載せております」
「あら、そうなの?それは見られるの?何の戦車の写真が見られるの?」
「最近はこれ(上図の上段のⅣ号戦車D型改H型仕様)と同じのを作ってます」
「そうなの、見てみたいねえ」

 すると先ほどのガルパン巡礼が「あのう、これじゃありませんか?」とスマホを差し出してきました。見間違えようのない、私のブログの画像でした。早速のぞきこんだ奥さんが「これがそうなの」と言いました。ガルパン巡礼が続けて訊ねてきました。
「あのう、もしかして「気分はガルパン」のホシノさんでしょうか?」
 私が答える前に、奥さんが「そうよ、星野さんですよ。いつもいらしてる方ですよ」と答えました。相手は得心した表情になり、一度頭を下げてきて、「ブログ、いつも読んでます。記事を参考にして今日ここに来たんです」と嬉しそうに言いました。

「どうも恐れ入ります。星野です。ブログを拝読いただき感謝します」
「いえそんな、それは・・・、えっ、もしかして、ホシノさんというのは本名なんですか?」
 するとまたも奥さんが「そうですよ、本名ですよ。ねえ」とにこやかに応じ、焼きあがったばかりのトーストをさし入れて下さいました。
「いや、これは・・・」
「まあいいじゃない、串カツと一緒に食べて、ゆっくりしてお話していって」
「有難うございます・・・」
 それで、店先のテーブルに自然について二人で話す成り行きになりました。相手は三重県津市の人で、今回が二度目の大洗巡礼で、今朝夜行バスで水戸に着いて大洗入りした、と話しました。

「すると、名古屋から日立に行く夜行バスですな、7時半ぐらいに水戸駅南口に着くんやったね」
「そうなんです、それ、星野さんのブログの記事で知ったんです。一回目は3月に行って新幹線と常磐線だったんですが、それに比べたら夜行バスは安いし、あっという間に着いたし、便利ですねえ」
「津からやと、日帰りってことはないやろうね、今晩はどこかに泊まるの?」
「ええ、大和旅館ってところです」
「ああ、駅の近くの。向かいにセブンイレブンがあるよね」
「そうなんです、今朝、駅から行って寄って、荷物だけ置かせてもらってきたんです。それから磯前神社へ行きまして、こっちに来たんです」
「私はこれから神社にお詣りするんですよ。今日は一日適当に商店街をぶらつく積りですんでね、またどこかでお会いしましょう。二度目ならば、まだまだ出逢いの感動も豊富にありますんで、楽しんで下さい」
「あっ、どうも、ありがとうございます」
 それで別れましたが、彼とはその後も三度ほど会うことになります。


 ウスヤ精肉店を出て、大鳥居の交差点で左折し、大洗ホテルの横から海岸の砂浜に居りました。鹿島灘は穏やかに凪いでいましたが、風は少し強かったです。


 神磯の鳥居に着きました。


 やっぱり、この景色が、私にとっての大洗の一番の図になりますね。


 大洗磯前神社の二の鳥居を見上げました。


 石段を登り切って、随神門の前に進みました。


 左手には、旧日本海軍軽巡洋艦「那珂」の忠魂碑があります。


 拝殿に進み、礼拝しました。 


 絵馬奉納台の所から、随神門を振り返りました。


 ガルパン大絵馬には、相変わらず劇場版公開の開始予定日が記されていませんでした。大丈夫かな、と少し不安になりました。


 奉納されている新しいガルパン絵馬のなかに、リトルアーミーシリーズの作者槌居さんの絵馬がありました。間違いなく、中須賀エミと柚本瞳のベルウォール学園コンビです。このコミックは面白いので、続きがとても楽しみです。戦車道チームの車輛にドイツ系が多いのも個人的にはツボですが、ベルウォール学園の校章が不明なのはちょっと残念ですね・・・。


 参拝を終えて、門の前庭から鹿島灘を望みました。 (続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋山優花里が戦車オタクになったのは

2015年10月20日 | ガールズ&パンツァー

 上のワンシーンは、テレビシリーズの第5話にて、西住みほたちが練習に来なかった秋山優花里を思いやってその自宅「秋山理髪店」を訪問したときの場面です。


 店にいた秋山夫妻の反応です。父の淳五郎は「優花里に友達が・・・」と驚き慌てますが、母の好子はそれを軽くいなして落ち着かせ、来客への歓迎の言葉を述べます。むしろ、いつかは娘の友達がやってくることを予見していたかのようなスタンスです。


 秋山好子は、すぐに、西住みほ達を秋山優花里の自室へ招き入れ、優花里に初めて友達が出来たことへの喜びを語りました。この時初めて秋山優花里の自室の状況が明らかになったのですが、女の子の部屋には有り得ない戦車グッズの数々に卒倒しそうになったり、感激してしまったりしたファンは多いでしょう。
 この時、秋山好子は、西住みほたちが娘の戦車道の仲間であることを知って、当たり前のように歓迎していました。


 なので、この時の秋山好子のセリフは、初めて聞いた時に相当印象に残りました。娘の優花里の、女の子にしては稀有の趣味であろう「戦車」を当たり前のように認識しており、それを嫌がるでもなく批判するでもなく、むしろ「ずっと戦車、戦車で・・・」と好意的に捉えているかのようでした。
 この時点で、秋山好子は少なくとも「戦車道」に対して理解がある、と感じました。ひょっとすると彼女もかつては戦車道を履修していたのでは・・・、と思いました。


 考えてみますと、上図のような戦車オタクの部屋というのも、家族の理解が無ければ成立しません。一つの趣味に熱中して部屋もその傾向に彩られるというケースは、現実においては家族の批判を浴びて許容されない場合が殆どでしょう。
 つまり、秋山優花里が戦車オタクであるというのは、それまで戦車道と全く縁の無い生活環境にあったことを考えると、奇異にすら感じられます。周囲に戦車道に詳しい人、戦車オタク以上のレベルの人が居なければ、秋山優花里の戦車への興味そしてオタクへの昇華は、実現しないでしょう。
 その場合、秋山優花里は、子供の頃からずっと友達が居なかったといいますから、近所の誰かに戦車絡みで影響を受けたというのではないことが察しられます。また一人娘なので、影響を与えられる兄弟姉妹も居りません。なので、両親しか、影響を与えうる候補者が居ないわけです。


 ですが、父親の秋山淳五郎は、戦車道に関して関心があるとか、理解があるとか、そういった描写がありません。むしろサウンドドラマの第9話では、娘の明日のテストで数学の点数が悪かったら、娘の戦車関連のコレクションを全て処分する、と言い渡しているぐらいです。戦車グッズを処分する、というセリフは、戦車や戦車道に批判的で無ければ言えるものではありません。可愛い一人娘のコレクションなのに処分を平然と予告するのですから、少なくとも秋山淳五郎は戦車に対して冷淡である、と言えます。戦車道に詳しい人、戦車オタク以上のレベルの人、では有り得ません。そういう父親の影響下で、娘が戦車オタクになるということは有り得ません。

 そうなると、やはり残るは母親の秋山好子しか居ません。戦車道に関する認識の度合い、娘が戦車オタクになっても、自室が戦車グッズだらけになっても、あたたかく見守ってきたような感じがうかがえます。おそらく、彼女が娘の戦車への興味そしてオタクへの昇華の一番の原因なのでしょう。


 そうなると、「秋山理髪店」の店内の様子にも改めて興味深いものが感じられます。飾られている写真を見ますと、左端の1はおそらく昔の店舗の外見写真、おそらく開業当初のそれかもしれません。その隣の2は戦車の写真です。戦車に関心のない秋山淳五郎がこれを飾るとも思えませんので、それ以前から飾られて先代の趣味を示しているか、または秋山好子その人が飾っているかのどちらかでしょう。
 もし秋山好子が飾っているのであれば、それを撤去も反対もしていない淳五郎のスタンスからいって、婿養子なのではないか、と思ってしまいます。西住みほたちの来訪を喜んで「散髪しようか」と言い、好子に反論されてあっけなく追い返されるあたりにも、そんな雰囲気が感じられます。

 続いて3は何かの賞状または修了証のようですが、似たようなものは5があり、そちらが理髪店の許可証および理髪関連の修了証や賞状のように見えます。3と並ぶ4は、ガルパン公式設定の辞典「ガールズ&パンツァー エンサイクロペディア」の4ページの秋山好子の項に、「理髪店内に飾られた写真を見るに、若い頃は彼女も戦車道の選手だったのかもしれない」とありますので、秋山好子の高校時代の写真であることが分かります。良く見ると制服が大洗女子学園のそれっぽいので、その頃に在学していたとなると、当時はまだ戦車道の授業があって、それを履修していた可能性が高いです。
 そうなると、4の隣の3は、秋山好子が高校時代に貰った何らかの賞状または修了証であるのかもしれません。それが戦車道に関するものであったなら、それを見て育った優花里が「私もママのように戦車やりたい」と興味をもち熱中してもおかしくありません。
 しかし、好子の卒業後に戦車道は廃止になったのですから、娘が履修したくても出来ないことになり、戦車への情熱的な興味は、オタク化、という残された選択肢にむかうより他になくなったのでしょう。

 と、こんなイメージを私はこれらのシーンに抱いていますが、基本的に妄想の類ですので、公式設定とは大きくかけ離れているかもしれませんね・・・。これもガルパンの楽しみ方の一つでしょう。
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒森峰女学園 Ⅲ号戦車J型 作ります!! その4

2015年10月19日 | ガルパン模型制作記

 ステップ7では、左側のフェンダー上の各部品を取り付けます。細かいパーツが多いうえに、ガイドの図では取り付け位置が分かりにくいです。そこで、パーツを分かりやすいものから少しずつ切り出して、順に接着してゆく方法を採りました。また、ジャッキ台C19に巻くベルトのMA3は、エッチングパーツである必要性をあまり感じませんでしたので、プラ板に置き換えました。
 また、C25のパーツは劇中車の画像では確認出来ず、MA9のパーツは取り付ける必要があるかどうかがこの段階では判断出来なかったので、いずれも保留して接着しないことにしました。ジャッキのハンドルは、劇中車では折りたたんだ状態に見えますので、ガイド指示にあるA22ではなく、G58を使用しました。


 最初に、予備転輪のパーツを組み立て、フェンダーには四本のステーを組み付けました。


 次に、前部のライト、消火器、予備転輪の固定具などを取り付けました。


 パール、道具箱、バックライトなどを順に取り付けてゆきました。


 前部のノテックライト、S字シャックルなどを取り付けました。ジャッキ台のC19はS字シャックルの上に置きますが、この段階で接着してしまうと、S字シャックルの塗り分けが殆ど不可能になりますので、塗装段階まで接着しないでおきました。


 そのうえで、C19に巻くベルトのMA3をプラ板に置き換えました。


 C19を仮組みしますと、こんな感じになります。その下にあるS字シャックルが殆ど見えなくなります。


 ジャッキを組み立てました。ハンドル部分をA22からG58に代えて組み立てました。


 ジャッキも塗装後に組み付けますので、その留め具G55およびG57も塗装ステップまでランナーにつけたままにしておきました。


 ステップ8では、右側のフェンダー上の各部品を取り付けます。ステップ7と同じように、少しずつパーツを取り付けてゆきました。ガイド指示の接着位置は、すべて劇中車の状態に合わせてありますが、パーツの取り付け穴などは元のままですので、埋める必要があります。
 また、後部ライトのA28は、形状が劇中車のと異なりますので、劇中車のライトにほぼ一致する形状のA8と交換します。後部ライトの隣に、フェンダーb12上の突起モールドがありますが、これは劇中車にはありませんので、削り取ります。


 切り出したパーツは、全てガイドの指示位置に取り付けてゆきます。斧のA17も取り付け位置は合っていますが、元のキットではクランクパールA25の隣につけていたため、取り付け穴が残っています。これはA17のダボを切り取って穴にはめこんで埋めます。


 組み立てが終わりました。試みに、この段階で一度車体パーツに仮組みしてみて、組み合わせに狂いが生じていないかをチェックしましたが、異常はありませんでした。ドラゴン系のプラッツ公式キットにおいては、普通に組んだ積りでも位置が微妙にズレてくる場合が少なくありませんので、組み立ての過程にてこまめに仮組みを行なってパーツ同士の合いを確かめる作業が欠かせません。 (続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く19 その6 「お好み焼き屋の新店舗です!!」

2015年10月18日 | 大洗巡礼記

 「鳥孝」を退出して宿の「さかなや隠居」に入りました。馴染みの店主夫婦に挨拶して少し世間話をし、部屋に落ち着きましたが、空腹感に再び襲われました。「潮騒の湯」で食べた那珂湊での購入食品はみんな少量でしたから、もう少し食べたい、という気になりました。

 そこで食事をどこかでとるべく外に出たら、なんと宿の前の駐車場にガルパンタクシーが停まっていて、宿泊客らしき年配の夫婦が降りてきました。あんこうマークのデザインだったので、これが多分2号車だろうな、と思って見ていると、運転手さんに声をかけられました。
「どちらかへ行かれますか?」
「どこかへ食事に行こうと思っているんですけど、軽く食べられる所は無いかな、と」
「ガルパンファンの方ですか?」
「ええ、きょうのお昼にそちらの1号車の方にお世話になりまして」
「ああ、そうでしたか、どうも有難うございます。じゃあ、お食事のほうですが、ええと、この時間でしたら、たらし焼きの「道」さんなどは如何ですか?」

 そこで、お好み焼き屋の「道」が最近に新装オープンしたことを思い出しました。そこで食べるのもいいかもしれないな、と思い、「じゃあ、そこまでお願いします」と乗り込みました。夜の商店街を一気に通り抜けてゆきました。
「お客さん、「道」さんは初めてですか?」
「前のお店の時に三回ほど行きましたが・・・、新しくなってからは初めてです」
「すっかり別のお店みたいになってますよ、メニューは以前と変わりませんがね。駅からまっすぐ新しく道路を作るということで、お店の敷地が変わりましたからね」
「道路の方は、まだ建設中ですか」
「建設どころか、まだ工事もやってませんのでね、移転しないといけない住宅がまだありますんでね」

 どうやら、大貫地区の新道敷設事業はまだ時間がかかるようです。お店の前で降ろしていただきましたが、支払いの際にガルパン名刺と缶バッジをいただきました。大洗のガルパン缶バッジに、乗車利用特典のものまで加わったか、コレクションしている方々は大変になるなあ、と思いました。


 お好み焼き屋「道」に着いたのは6時過ぎでしたが、店内には他に客が一人居るだけでした。新しい店内は気持ちがよく、ゆっくりと食事が楽しめそうだ、と思いました。


 壁には、大野あやの声を演じた声優の秋奈さんのサインが書かれてありました。それだけでも凄いのですが、サインの保護板とおぼしきアクリル板がオシャレなハート形なのがもっと凄かったです。しっかり施行元の北見工芸さんのロゴも入っていました。


 新店舗ではガルパンコーナーもコンパクトにまとめられ、以前のようにどんどん増えて広がってゆくという状態にはならないような感じになっていました。


 陳列棚の最上段の中央に置かれる、大野あやのフィギュアです。このお店の看板キャラクターですが、フィギュア品は発売されていないので、ファンの方が改造して作ったオリジナル品であると分かります。リアルアクションヒーローズの西住みほをベースにしての改造品でしょうか。


 大野あやの横には、阪口桂利奈のフィギュアもありました。サイズも小さいので、別のフィギュア商品をベースにして改造したもののようです。


 横の陳列ボードには、過去のイベントのウサギさんチーム関連の分のカードなどが並べてありました。那珂湊ほのぼの作戦2のチラシもありました。右下に5個並んでいる缶バッジは、このお店がこれまでに出した公式缶バッジの全部です。オリジナル品のほうはもっと数があるはずですが、1個も見当たりませんでした。代わりに新店オープン記念の缶バッジがありました。


 今回は肉焼きそばと鮭茶漬けをいただきました。肉焼きそばは材料をいただいて、自分で鉄板で焼いて仕上げる形です。京都風に肉の脂分をよく溶かして胡椒を振ってゆっくりと焼き上げました。
 ソースや醤油は使わず、味付けは黒胡椒のみで、あとは肉の脂をまんべんなく生かして野菜も麺も炒めました。京都北大路の某有名店の人気メニューの模倣でしたが、食べてみると意外に美味しく出来上がっていました。調味料は天然ものだけに絞って素材の旨味だけを引き延ばして仕上げる、というさっぱり系の京都風焼きそばが、私の好物の一つです。美味しくいただきました。


 帰路は腹ごなしに少し散歩することにして、足を大洗漁港の方まで延ばしました。そこのファミリーマートで飲み物とお菓子を買って帰ろうと考えたからです。向かいのガソリンスタンドの、町内最大のガルパンパネルも見届けました。


 西住まほが待つ宿に帰りつきました。「ただいま、お姉ちゃん」でした。


 この日の「那珂湊ほのぼの作戦2」の成果です。回ったお店は8ヶ所でしたが、購入金額が一定額を超えるともう一枚サービスしてくれる処が2ヶ所あったため、特典カードは10枚になりました。


 この日いただいたガルパン缶バッジの全部です。一番上の、少し大きなサイズのバッジは、お好み焼き屋「道」の開店記念品です。あとは全て「那珂湊ほのぼの作戦2」および大洗の商店街巡りとタクシー利用でいただきました。既に無くなったとされている茨城空港スタンプラリー特典の西絹代バッジがまだ各所に残っていたようで、この日の買い物の特典として2個も揃ったのには驚かされました。


 翌朝の店先の曲がり松です。この日も天気が良かったです。 (続く)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く19 その5 「好梅亭と日野屋商店です!!」

2015年10月17日 | 大洗巡礼記

 「ほのぼの作戦2」を終え、那珂湊駅からバスを利用して祝町まで乗り、マルキン製菓さんの直売店「好梅亭」に行きました。ガルパングッズの一つである「キューポラ煎餅」を買うのが目的でした。


 このお店に入るのは数カ月振りでしたが、店内がガルパンコーナーになっているのに驚かされました。大洗では主だった店舗がみんな同様の状態になっているので、そうでないお店の方が珍しく、また妙に落ち着いてしまったりします。
 お店の方の話によれば、全てがファンの方々からの寄贈品だそうです。色々頂いたものを、捨てるわけにもいかないので、とりあえず飾っておくのだそうです。時々一般の買い物客に「これは何?」と訊ねられるそうで、説明するのも一苦労なのだそうです。分かります、分かります・・・。


 もはやお約束とも言える、大洗ガルパン缶バッジの陳列展示です。全て寄贈品だそうです。店主さんは「本当はこういうの飾る必要が無いんだけどな」と苦笑しておられました。それが本音なのでしょうね。寄贈するファンの方々は善意でやっているのでしょうが、場合によっては「ガルパン趣味の押しつけ」になってしまうのかもしれませんね・・・。


 「好梅亭」を辞して、近くの祝町バス停から巡回バス「海遊号」を利用してとりあえず大洗駅まで移動しました。この日は朝からずっと歩き回っているので、少し疲労も出てきていて、とりあえず温泉に浸かって少し休む積りでした。
 ところが、目的地の「潮騒の湯」まで行けるバス便が無いのでした。歩いてゆくのもしんどいので、駅舎前でどうしたものかと思案していると、眼前にスーッとガルパンタクシーが停まり、運転手の女性が「ご利用いかがですか」と声をかけてきました。ボコ熊をデザインした赤色系の車で、これまでにも何度か見かけたことがありました。私自身がいつの間にかタクシー乗降場のスペースに立っていたこともあり、辞退するのも何なので、この機会に乗って利用させていただきました。
 運転手の山岡さんはガルパンのファンであるそうで、色々な話題をノリノリで教えて下さいました。助手席に置いてあるボコ熊のぬいぐるみも見せてくれました。ガルパンが、というよりボコ熊が大好きであるようでした。

「潮騒の湯の次にはどちらへ行かれますか?」
「いったん宿に行こうと思っているんですが・・・」
「どちらにお泊りでしょうか」
「さかなや隠居です」
「そちらに行かれる時には、また是非当タクシーを御利用下さい。こちら(名刺)の番号でお呼びいただければ2号車を回しますので」
「2号車?・・・ですか?」
「はい、こちらは1号車でございまして、2号車は主人がやっております」
 そこで、ガルパンタクシーが2台あることを思い出し、その2台を夫婦で運行されていることを初めて知りました。2号車、というのは以前に見かけたあんこうマークのデザインのタクシーのようです。「潮騒の湯」の利用後にバス便に恵まれなかったら、その2号車を利用させていただきます、と応じると、山岡さんは「ぜひ宜しくお願い致します」と笑顔で応じてきました。なかなか仕事熱心な方です。また利用させていただこう、という気になってしまいます・・・。


 「潮騒の湯」にて支払いを済ませて降車する際に、ガルパンオリジナルの缶バッジをいただきました。これの存在は初めて知ったので驚いていると、続いてガルパン名刺も下さいました。2号車にも別デザインの缶バッジがありますんで、是非ご利用下さい、と熱心にアピールする山岡さんでした。

 「潮騒の湯」では温泉に浸かり、畳の休憩室で横になったりして二時間ほどゆっくり休みました。一時間ほど仮眠したあとは、ものすごくお腹が空いてしまい、この日の夕食にと那珂湊で調達した食品類を、みんな食べてしまいました。この調子だと、宿に入ってからもう一度どこかへ食べに行きそうだな、と思いました。
 帰りは運よくバス便に恵まれたので、前原のバス停から大貫上宿まで移動しました。


 「日野屋商店」の前で奥さんの田山さんに「あー、お久しぶりー」と話しかけられました。それで中に導かれ、なんとなく雑談をしてしばらく過ごしました。


 このお店には、プラウダ高校チームの戦車のプラモデルが幾つか寄贈され展示されています。それを見ていると、田山さんが「星野さんはこういうプラモデルも作ってるの?」と訊ねてきました。
「作ってますけど、プラウダの車輛は作りませんので・・・」
「何で?」
「何でって、それはまあ、私の計画ではいちおうプラウダは対象外にしてますので・・・」
「じゃあ、何作ってるの?」
「大洗のやつと、黒森峰のやつです」
「さくらいさんに置いてあるようなやつ?」
「ああ、そうですね」
「それ全部作ったら、プラウダのやつ作ればいいんじゃない?最近プラウダのプラモデル出てるみたいよ」

 そういえば、プラウダ高校チーム車輛のキットがこの夏から秋にかけて次々に公式キット化されています。でも私にはそこまで買えるほどの予算がありませんし、ソ連戦車はあんまり制作意欲が湧かないのです。


 店内の事務室は、完全にガルパンコーナーです。訪れる度に必ずどこかが変わっています。


 イラスト類もフィギュア類も、次第に数が増えています。田山さんは「出来たらプラウダの戦車も全部置きたいねえ」と話していましたが、プラウダ高校チームの車輛は4種だけなので、余裕で置けるのではないでしょうか・・・。


 小沼酒店に立ち寄りました。前回の大洗行きでアンドー氏と同行した際、氏がこの店が休日で目当ての「れおぽんしゅ」を買えなかった、と話していたのを思い出したからです。


 そこでアンドー氏ら三人の知人への土産にと、「れおぽんしゅ」を3本購入しました。もちろんスズキの缶バッジもいただきました。これでレオポンさんチームの全員が公式缶バッジになりましたね・・・。


 ひたすら歩いて、お馴染みの「鳥孝」に立ち寄りました。稲石さんはご機嫌で「もうボードも埋まっちゃったんだ、四枚目をかけないとな」と缶バッジ陳列ボードを見ながら言いました。
「この大きいバッジが意外にスペース取っちゃいましたねえ」
「いいじゃない、これみんな星野さんにいただいたやつだし。このでっかいの(デカンバッチ)はあと4つあるんだろ?」
「全部並べたら、四枚目のボードもすぐに埋まりますよ・・・」
「そしたら五枚目を掛けるよ」


 夏に準備して並べた三枚目の陳列ボードも、完全に埋まってしまいました。半年もかからなかったのには驚かされました。横から稲石さんが言いました。
「この大阪ぼちぼちのだったっけ、これのバッジもまだ幾つかあるんだってね」
「ええ、あんこうチームの5種類ですよ」
「それは無いの?」
「無いですね、ぼちぼち作戦の期間中でも入手が難しかったんですよそれ。もう少し経てば中古品が市場に出てくるかもしれませんけどね・・・」
「そのときは頼むね」
 ものすごく困難な依頼を、あっけらかんと気軽に出してくる稲石さんでした。 (続く)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする