気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

新潟ビゲン高校 Strv m40L軽戦車 作ります!! その1

2019年11月30日 | ガルパン模型制作記

 最近、交流サークル仲間のモケジョさん達が熱中しているのが、上掲の「リボンの武者」第12巻に登場した「ムカデさんチーム連合」の軽戦車5車種の製作です。理由を聞くと、「軽戦車はカワイイ」「作りやすい」「色んなチームの集まりなので楽しい」等、なるほどな、と納得するものばかりでした。

 同時に、彼女たちの誰もが「ムカデさんチーム連合」の軽戦車5車種を全て製作するのは絶対に無理だ、ということも最初から分かっていました。私自身も「ムカデさんチーム連合」は面白そうだな、と感じてひとまず奈良グレゴール高校の38(t)戦車を作ったのですが、あとの4輌をどう作るかを検討した際に、新潟ビゲン高校のStrv m40軽戦車だけは適応キットが存在しない、と知ったからです。

 ですが、その1輌を欠いたままでは「ムカデさんチーム連合」の再現は永遠に望めません。望むのならば、なにがなんでも再現製作するという方向で取り組まないと駄目だな、と思いました。果たして、モケジョのミカさんからさりげなく訊かれました。
「セムラちゃんの戦車、どうします?星野さんは絶対に作るのですよね?」

「そういう美佳さんは作るんですか?」
「作りますけど・・・、星野さんが作られての記事を参考にしながら、です。エヘヘ・・・」
 その屈託ない笑顔を見つつ、またこのパターンか、と体中の力が抜ける思いでした。

 仕方がないので、とりあえず新潟ビゲン高校のStrv m40軽戦車について調べてみることにしました。

 

 ミカさんの言う「セムラちゃんの戦車」とは上図のStrv m40軽戦車を指します。ですが、ネットで検索してもあまり詳しい情報が集まらず、次善の策として、実車を所蔵するスウェーデンのアーセナル軍事博物館に直接メールで問い合わせました。上画像も送ったところ、Strv m40軽戦車のL型の後期生産型であることを知らされました。

 なんでも、Strv m40軽戦車は、スウェーデンのランズベルク社が生産したL型と、ランズベルク社の子会社のカールスバーグ社が生産したK型とがあり、それぞれに前期型と、改良した後期型とがあるのだそうです。上図のセムラ隊長の搭乗車は、Strv m40Lの後期型にあたり、アーセナル軍事博物館の表現では「2番目の生産タイプ」とされています。

 

 そういえば、新潟ビゲン高校チームも複数の車種を保有していることが月刊戦車道などの公式設定資料類からも知られています。例えば上掲の「リボンの武者」第9巻94ページには、同じStrv m40軽戦車のK型が登場します。
 この図もアーセナル軍事博物館に送って問い合わせましたので、間違いありません。

 

 さらに、第8巻の129ページには、 Strv m38軽戦車も出ています。他にStrv m42中戦車も所有していることになっていますが、まだコミック作中には出ていません。
 ちなみに新潟ビゲン高校チームはアニメ本編には出ていませんので、ここで取り上げている所有車輌は全てコミック「リボンの武者」における設定車輌です。

 

 母国スウェーデンのアーセナル軍事博物館に所蔵される、Strv m40Lの後期型です。これが「ムカデさんチーム連合」に参戦したセムラ隊長の搭乗車の実物です。私が問い合わせメールに入れた作中車画像に対して上図の画像を送って下さったので、これが元ネタなのだと分かりました。

 先方の学芸員にガルパンを御存知の方が居られたので、質疑応答もスムーズに進み、かつ懇切丁寧にアドバイスいただきました。4回の英文でのメールのやり取りにて大体の情報が把握出来ました。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。

 

 さらに、Strv m40Lの開発設計時の略図も数点紹介していただきました。本当はプラモデル製作のために正式な正面、側面、上面、背面の四面図が無いかと問い合わせたのですが、それらは軍事機密図に準ずるのでお見せ出来ない、代わりに俯瞰略図を示します、ということでした。関連するネット上の記事や情報ページなども紹介いただきました。

 

 ですが、こうした略図でも模型制作の参考になります。アーセナル軍事博物館の公式サイトやネット上での関連記事にも掲載されています。
 元記事はこちらこちら

 

 作中車に該当するStrv m40Lの昔の写真です。L型の改良版つまり後期生産タイプの正面の状況がよく分かります。
 アーセナル軍事博物館の御教示によれば、L型の分かりやすい特徴は、砲塔に2つある機銃のうち、主砲の隣のほうがやや下にセットされる点だそうです。K型では2つの機銃が同じ高さに並ぶので、識別が容易である、ということでした。
 そして、車体前面に、中央の前照灯をもカバーする増加装甲が追加されているのが、L型の改良版つまり後期生産タイプの特徴だということです。

 

 こちらもStrv m40Lの昔の写真です。L型の前期生産タイプにあたりますが、側面観は同じだそうです。足回りはランズベルク社が開発したL-60軽戦車のそれをそのまま踏襲し、車体と砲塔のデザインを変更して大型化したのがStrv m40軽戦車の基本形である、ということでした。

 ランズベルク社が開発したL-60軽戦車は、ハンガリーにも輸出されて軍に採用され、「38Mトルディ」の名称でライセンス生産および発展型の開発が図られています。
 この「38Mトルディ」の最初の型であるⅠ型(A20)は、車体前部と足回りがL-60軽戦車そのままなので、同じL-60軽戦車からの発展形であるStrv m40と共通する部分が最も多い、というのがアーセナル軍事博物館からの御教示でしたが、この内容が、結果的には私の再現製作への突破口となりました。

 

 なぜならば、ハンガリーの38MトルディⅠ型(A20)のキットがホビーボスから出ているからです。これを使用すれば、足回りと車体前面部に関してはStrv m40Lと共通ですから、残る部分を改造工作すれば良いことになります。
 最初は全スクラッチでの製作しかないと覚悟していましたから、ベースキットが明らかになったのは大きな前進でした。制作へのモチベーションも大いに上がったのは言うまでもありませんでした。

 

 中身です。細かいパーツ割りで知られるホビーボスの製品にしては意外にもあっさりとした構成でした。38MトルディⅠ型(A20)は軽戦車でも比較的小型に属し、外観が割とシンプルなデザインであるため、パーツ群も複雑にはなり得ないのかもしれません。

 

 左は車体塗装図ですが、これはハンガリー軍のそれなので、今回の再現製作には関連しません。右の組み立てガイドも、関連する部分のみを見て従うことになります。  (続く)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く9 その9  霊犬神社へ

2019年11月29日 | ゆるキャン△

 志摩リンが見付天神を訪れた目的は、名物犬の悉平太郎三世に会うためでした。既に亡くなったと事務所の人に知らされるまで、境内のあちこちを探し回ります。

 

 この場所でも志摩リンがウロウロしていました。原作コミック第5巻44ページ2コマ目のアングルです。

 

  近くには、悉平太郎を祀る霊犬神社への案内標識が建っていますが、作中では描かれず、志摩リンがこれを見た形跡も感じられません。そして上図の奥の祠へと移動しています。

 

 その祠の周囲を志摩リンが探していました。「ブログに書いてたけど・・・」と思いつつ、祠を見たりしています。原作コミック第5巻44ページ3コマ目のアングルです。

 

 とりあえず記念の自撮りをやりましたが、聖地巡礼の楽しさ嬉しさで、どうしても笑いを抑えきれませんでした。基本的に笑い上戸なんです、自分は・・・。

 

 悉平太郎およびその子と孫は、いまは神社の北側の公園内に墓かあって祀られています。第2駐車場の北側に多目的グランドがありますが、その北に位置します。

 

 

 上図は斜めに映っていますが、年のせいでよろけてこうなったのではありません。原作コミック第5巻45ページ4コマ目のアングルがこんな感じだから合わせたのです。

 

 悉平太郎およびその子と孫の墓は、いまは霊犬神社として丁重に守られています。

 

 霊犬神社の祠です。石積みで壇を構築して祠を生垣で囲んであるという、なかなか立派な構えです。悉平太郎がいかに慕われ、敬われたかが分かります。

 

 祠の左脇に、悉平太郎たち三代の墓がありました。奥の大理石の銘板が悉平太郎の墓標で、手前左の丸石が二世、右が三世の墓石です。原作コミック第5巻45ページ1コマ目にそのまま出ています。

 

 原作コミック第5巻45ページ3コマ目の志摩リンと同じく、三世の墓石をそっと撫でました。

 三世と呼ばれますが、実際には悉平太郎の子孫にあたります。駒ヶ根の光前寺から親善大使としてやってきて寄贈された「しっぺい太郎二世」の子供なので、三世と呼ばれたということらしいです。2010年に行方不明になったそうなので、そのまま亡くなったもののようです。享年17歳。
 それ以前の参拝者たちのブログなどで在りし日の姿が見られます。こちら

 

 犬の17歳は、人間に換算すれば70代後半ぐらいです。平均寿命が10歳から13歳ぐらいだそうですので、長生きであったことになります。

 ですが、私自身はそんなに長生き出来るのかな・・・?と思っています。
 もともと体が弱くて病気も少なくなかったし、今でも体調面で色々とあるため、老後に関しては自信がありません。もともと健康に留意して生活しているほうで、万が一に備えて墓選びなどの終活は済ませていますが・・・。
 まあ、備えあれば憂いなし、といったところですかね。  (続く)

 


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サンダース大学付属高校 M4A6シャーマン 完成です!!

2019年11月28日 | ガルパン模型制作記

 塗装作業を行いました。M4A6は、史実では実戦配備がなされずに米国内での訓練用に供されており、その車体色がカーキまたはウッドブラウンであったそうです。劇中車が茶色系のカラーであるのは、実車のウッドブラウン系のカラーに合わせたのでしょう。

 そこで、劇中車のシーンが学園艦戦車道倉庫内の薄暗い中である点を考慮し、暗めに見える車体カラーの明度を少し上げた状態が劇中車の本来の色であろうと判断しました。ミスターカラー119番のサンドイエローが最も近いと感じたので、それを使用して吹き付け塗装しました。

 

 タイヤゴム部分はポスカの黒で塗りました。

 

 ベルト式履帯パーツは、まず28番の黒鋼色で塗り、履板をポスカの黒で塗りました。

 

 履帯パーツは長さがあってユルユルでしたので、カットして長さを合わせ、ホッチキスで留めて繋ぎました。半分はサンドシールド内に隠れて見えなくなりますので、ホッチキスの繋ぎ目を上にしておけば問題はありません。

 

 今回の製作ではサスペンションアームも可動のままにしていましたから。凸凹面に乗ると転輪が上下に動きました。

 

 続いて、サンドシールドを取り付けました。アスカモデルのファイアフライ用のパーツがジャンクにあったのを利用しました。繋ぎ目の小板パーツが欠けていたので、ブラ板で自作しました。

 

 上図のように接着して乾燥させました。

 

 その後、吹き付け塗装して仕上げました。

 

 前照灯のレンズ部は8番のシルバー、前部機銃は28番の黒鋼色で塗りました。

 

 予備履帯は、ポスカの黒で塗りました。

 

 車外装備品類は、金属部分を28番の黒鋼色で、木製部分を44番のタンで塗りました。

 

 砲塔の同軸機銃は、28番の黒鋼色で塗りました。

 

 校章マークは、劇中車のシーンでは全く見えませんので、車体および砲塔の側面には貼りませんでした。
 でも、何もマークが無いのも寂しい気がします。それで、同じ鋳造車体であるアリサのM4A1の車体前面中央にマークがあるのに倣って1枚だけ上図のように貼りました。
 このマーク位置は劇中車のシーンでは全く見えませんから、有っても無くても自由です。とりあえず、これでサンダースの車輌らしくなったので良し、です。

 

 デカールも貼ったので、これで完成です。

 

 劇中シーンでは見えない右側の側面観を上から見ました。車外装備品は全てこちらに集まっていますから、劇中車に見えなくても不自然ではありません。

 

 劇中車のシーンは、だいたいこんなアングルです。もう少し斜め視点をずらせばピッタリです。エンジンフード上の丸い盛り上がりが劇中車にも見えますが、上図でも目立ちます。

 

 背面には予備履帯のラックを左右に装備しています。これは劇場版のアリサのM4A1と同じ装備です。従来知られていたM4A6の改造セットやレジンキットでは背面に大きな排気口が付いていましたが、ガルパン車輌はそれとの差別化をはかって実車の記録写真の形態に合わせたのかもしれません。

 

 かくして、サンダース大学付属高校チームのM4A6シャーマンが完成しました。製作は、組み立てを2019年10月17日から19日までの三日間で進め、塗装と塗装後の組み立てを10月26日に行いました。つまり、四日間で仕上がりました。

 キットはドラゴンのM4A4(型番9102)をベースにして、前部車体を同じドラゴンのファイアフライIC(型番9104)から切断交換して繋ぎ、砲塔はタミヤのM4A3(MMシリーズ250番)から転用しました。合わせて3個のキットを使用しましたが、ドラゴンのファイアフライICのほうは、M4A4の前部車体に交換することでテレビ版のナオミ搭乗車に仕上がりますし、タミヤのM4A3も実はガルパンネタが存在するので砲塔をM4A4のものに交換しても使えますので、3個のキットが全て無駄なく使える形になりました。こんなケースはなかなかありません。

 製作に関しては、やはり車体パーツの切断が最大のヤマ場でした。寸法をしくじると全てがパアになりますので、事前の綿密な計算と切断位置の設定は四回行って、図面上で切断後の車体寸法の誤差を確かめました。そのうえで、切断して繋いだ後のサイズ合わせをどうするかをブラ板でシュミレーションしたりしました。
 なので、切断と交換とサイズ合わせが正しく出来れば、あとは簡単に作業できると見込んで、組み立ては三日間で一気に進めました。かねての計算とシュミレーション通りに全ての工程がうまく進んだので、作業後の安堵感はなかなかのものでした。

 従来、このM4A6シャーマンは適応キットが出ていないだけに、再現製作には最低でもニコイチでの工作が必須とされ、その難度の高さが誇張気味に受け取られたためか、劇中車仕様の先行作品がネット上では一点も見られませんでした。
 なにしろ、ニコイチで作るとキットの1個はまるまる無駄になります。それを回避すべく懸命に考えた結果が、テレビ版のナオミのファイアフライとセットで再現製作するという案でした。テレビ版のナオミ車もガルパン車輌としては難関の一つに数えられていて忠実な再現製作例がなかなか見当たりませんでしたから、M4A6シャーマンとセットで作るというのは、はたから見るとハードルを自ら上げるような暴挙に見えたことでしょう。

 ですが、私自身は、M4A6シャーマンもテレビ版ファイアフライも、言われるほどに難度は高くない、車体切断交換がうまくいけばむしろ簡単に作れる車輌だ、という程度の認識でした。いざ取り掛かってみるとアッサリ出来た、という成り行きになったのもむしろ自然なことでした。
 何故かと言うと、同じ時期に、「リボンの武者」に登場する新潟ビゲン高校のStrv m40軽戦車を作っており、そっちのほうがはるかに難作業だったからです。これまた適応キットが存在せず、車台が同じL60軽戦車系統のハンガリー戦車のキットをベースにして半スクラッチの形で作るしかなく、詳細をスウェーデンのアーセナル軍事博物館に問い合わせ、資料の紹介やアドバイスを受けたりしながら製作していました。これが本当に大変だったために、今回のM4A6シャーマンの製作に関しては、「割と楽だったな」というのが正直な感想でした。

 だから、M4A6シャーマンの製作そのものは、ガルパン車輌プラモデル全体から見ますと、楽なほうに属します。テクニックや根気は大して必要ではありません。ただ、車体パーツの切断が必須ですので、それに進むまでの勇気、思い切りが必要なだけです。

 


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ゆるキャン△の聖地を行く9 その8  見付天神

2019年11月27日 | ゆるキャン△

 巡礼二日目の朝、予定通りの8時に見付天神こと矢奈比賣神社に参拝しました。参拝者駐車場は神社境内地の南に第1、北側に第2がありますが、広いのは第2のほうで、磐田市街地からのアクセスも容易です。

 今回の宿からは、県道86号線を南下し、つつじ公園北通りへ左折し、次の信号で右折し、つつじ公園入口の看板がある辻で左折して行きました。神社境内地をふくむ丘陵全体がつつじ公園となっていますので、地図のうえでは「つつじ公園」の表記が主になっていることが多いです。
 上図の第2駐車場は、つつじ公園の駐車場を兼ねているので、大型バスも数十台が入れるほどに広いです。

 

 第2駐車場から神社へは、上図の北の鳥居から入ります。今回は志摩リンの巡礼ルートをそのままなぞっていましたので、いったん南の大鳥居まで移動して改めて境内地を回ることにしました。

 

 南側の、神社正面に位置する大鳥居です。原作コミック第5巻42ページにて、志摩リンはこの大鳥居の手前の道路脇にビーノを停めたようで、上図のアングルシーンから徒歩に移っています。

 

 大鳥居からの坂道が上の朱鳥居まで車道を兼ねています。第1駐車場が朱鳥居の左にあるからです。

 

 参道結界の二番目にあたる朱鳥居です。原作コミック第5巻42ページ5コマ目のアングルです。

 

 この時に志摩リンがスマホで撮影した、霊犬悉平太郎の銅像です。信州駒ヶ根の光前寺の早太郎の石像と同じ姿で、同一のヤマイヌ、つまりニホンオオカミの姿をあらわしているようです。原作コミック第5巻42ページ3コマ目にそのまま出ています。

 

 原作コミック第5巻42ページ6コマ目の、志摩リンが歩いていた参道です。玉垣に並ぶ幟や大きな神木の姿がそのまま見られます。

 

 社叢のなかで最も高く聳える神木です。

 

 原作コミック第5巻43ページ1コマ目で、志摩リンが「さすが大晦日 空いてるなあ」と思っているシーンの原風景です。そのままですね。

 

 立派な拝殿です。延喜式内社に列した平安期以来の歴史と社格がしのばれます。

 

 原作コミック第5巻43ページ2コマ目で志摩リンが「牛だ」と見ていた願掛け牛の石像です。

 

  拝殿の賽銭箱です。原作コミック第5巻43ページ3コマ目のアングルです。

 

 続く4コマ目の、志摩リンの合掌礼拝シーンのアングルです。軒下より並んで下げられる吊緒は、作中では省かれています。そうしないと志摩リンの姿が明確に描き出せないからでしょう。

 

 志摩リンがリアル悉平太郎こと三世を探しにダッシュする場所です。原作コミック第5巻43ページ6コマ目の景色です。

 

 志摩リンが最初に悉平太郎三世を探した場所です。原作コミック第5巻44ページ1コマ目に描かれるとおり、事務所の横にあたって祠がまつられています。

 

 事務所にて販売していた悉平太郎グッズです。色々ありましたが・・・・。

 

 あれ・・・、これが犬みくじですかね・・・・。他にも無いか探しましたが、どうやら上図のケースが唯一であるようです。

 

 犬みくじ、原作コミック第5巻46ページ3コマ目で、志摩リンがゲットしていたのと形が違うじゃありませんか・・・。

 事務所に問い合わせたところ、作中のタイプは既に完売して今年夏から現在の品に変わったのだそうです。ですが、あんまり犬には見えませんね・・・。猫にもみえます・・・。

 見付天神こと矢奈比賣神社の公式サイトはこちら。   (続く)  

 


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サンダース大学付属高校 M4A6シャーマン 作ります!! その7

2019年11月26日 | ガルパン模型制作記

 M4A6への改造工作の最終ステップは、上掲の実車後部天板の独特の形状に合わせる作業です。御覧のように、シャーマン系列の他の各種の車輌には見られない楕円形の丸い盛り上がりがあり、M4A6の外見上の特徴の一つとなっています。

 

 ステップ5にて不要モールドを削ってフラットに仕上げてあった天板A9に、楕円形部分の基盤をブラ板でこしらえて貼り付け、2ヶ所のヒンジと6ヶ所の方形金具をブラ板で再現しました。
 続いて、不足するリベットの位置を鉛筆でトレースしました。

 

 次に、リベットを各所に追加しました。全部で26個を取り付けましたが、そのうちの14個は基盤周縁部に並べました。

 

 組み立てガイドに示される小部品類も取り付けておきます。バックランプとそのガードです。

 

 全て取り付けました。

 

 ついでに、塗装後に取り付ける車外装備品類の仮組みを行ないました。

 

 劇中車のシーンでは、これらの車外装備品類が見えません。なので、その配置は実車の記録写真を参考にして決めました。

 

 楕円形の丸い盛り上がり部分を作ります。左は車体に貼りつけた基盤の原板です。右は1ミリ厚のブラ板を重ねたもので、これを盛り上がり部分にします。

 

 エポキシパテで丸く盛り上げた形に作りました。幾分厚めに作っておき、二日ほど置いて乾燥して固まった後にナイフやヤスリで削り調整を行いました。

 この盛り上がり部分は、M4A6が搭載するキャタピラー・トラクター社のD200Aエンジンが大きくて車内空間から少しはみ出すのをカバーしたものだそうです。このD200Aエンジンは、空冷星型のガソリンエンジンをディーゼル化しており、先進的かつ性能的にも有望とされましたが、M4A6の生産が始まった1943年10月には既にM4A3が主力生産車種になっていたため、M4A6のほうは僅か75両の生産に終わり、米国本土で訓練にだけ使用されたということです。

 なので、M4A6は母国での知名度も低く、プラモデルキット化も未だになされていません。そんなマイナーな車種まで登場させてしまうガルパンというアニメは、本当にマニアックですね・・・。

 

 削ってヤスって整形したものを基盤上にセットしました。サイズ的にはややオーバー気味ですが、独特の盛り上がり形状が具現出来れば良いので、これで完了としました。

 

 砲塔を仮セットしてみました。ほぼ実車の姿にまとまりました。ガルパンプラモデルの難関の一つと言われていたM4A6でしたが、作ってみると意外にもアッサリ出来てしまった、というのが正直な実感です。
 ともあれ、これで塗装前の組み立て及び改造工作の全てが終了しました。  (続く)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く9 その7  福田海岸

2019年11月25日 | ゆるキャン△

 掛塚灯台から国道150号線に戻って東上を続け、磐田市の福田町に進み、かつての磐田郡福田町の市街地の手前で南に折れ、福田海岸の公園駐車場へ入りました。
 車はその海岸公園駐車場に停め、駐車場の西を通る道から上図の観光案内版の横を通り、旧海岸駐車場へ行きました。

 

 徒歩5分ほどで、上図の旧海岸駐車場に出ました。広い海岸公園駐車場が出来るまでは、こちらが唯一の海岸駐車場であったそうです。原作コミック第5巻62ページで2コマ目で志摩リンがバイクを乗り入れた駐車場シーンが上図のアングルです。

 

 たぶん、このあたりに志摩リンが原付ビーノを停めたのでしょう。原作コミック第5巻62ページ3コマ目の場所です。

 

 そして志摩リンが歩いて奥の福田海岸に向かいました。原作コミック第5巻62ページ6コマ目のアングルです。

 

 そして、この図が原作コミック第5巻62ページ7コマ目のアングルです。

 

 砂防林の高堤を超えると、遠州灘の海が見えてきました。

 

 広い砂浜には、車でも入れるようです。無数の轍が刻まれ、遠くで2台のオフロード車が砂煙をたてていました。

 

 見事な砂防林が続いています。

 

 砂浜自体もかなり広いです。

 

 いいですな。いいですよ。こういう風景でいいんですよ。コミック第5巻を出しての自撮りの際にも、どうしても笑いがこみあげてきて抑えきれませんでした。

 

 砂浜を歩いたり、波打ち際に行ったり、座ってボケーッとしたりして、一時間ほどまったりと過ごしました。

 

 福田から県道41号線をひたすら北上し、磐田市街の住吉町で、丸和商店の餃子を仕入れている中華料理店に立ち寄り、餃子定食をいただいて早めの夕食としました。
 それから数分ほど走って、宿に着きました。上図の「ホテルルートイン磐田」でした。

 ホテルルートイン磐田の公式サイトはこちら

 

 この宿を選んだのは、二日目の最初の訪問地として予定している見付天神こと矢奈比賣神社のすぐ近くであるうえ、隣にスーパーやコンビニがあって買い物にも便利だからでした。
 上図の左奥に横たわる森が、矢奈比賣神社の社叢です。  (続く)

 


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サンダース大学付属高校 M4A6シャーマン 作ります!! その6

2019年11月24日 | ガルパン模型制作記

 劇中車のM4A6における、第二次大戦中の実車の写真との相違点の一つとして、上掲図のごとく予備履帯の装備が挙げられます。これはガルパンのアニメ描写においてはアリサ搭乗のM4A1の劇場版仕様にも見られる特徴ですので、アリサ車のそれと同じパーツにて再現します。

 

 幸い、今回使用のM4A4のキットには予備履帯及びラックのパーツも入っていました。上図のV34、V35、V36のパーツです。

 

 組み合わせるとこの形になります。

 

 車体背面の左右に取り付けました。

 

 続いて、組み立てガイドのステップ14に示される、右側面の増加装甲A7およびC7を貼りました。ここでは車幅サイズの差を無くすために貼り増ししたブラ板の上に貼りました。

 

 参考にした実車の記録写真です。

 

 御覧のように前部車体の交換時の繋ぎ目および車体幅の差をうめるブラ板貼りつけの境界線が真ん中にくるので、それらの側面を均一にならしてから、A7およびC7を貼りました。

 

 左側面の増加装甲はA8のみですが、側面のブラ板貼り増しによる均一化は、右側面と同じ段取りで施しています。

 

 最終的にパテで盛って隙間などを埋め、側面の仕上げを行なう予定なので、事前のヤスリがけは入念に行いました。それてもあまり凸凹感をおさえるには至りませんでした。

 

 別に組み立てたM4A3の前期型の砲塔を仮組みしました。タミヤのパーツとドラゴンのターレットのサイズに相違は全く無いので、御覧の通りピッタリとはまりました。

 

 この段階で劇中車への仕上げの工作は、あと一つとなりました。ですが、この最後の工作が最も手間がかかって大変だったのでした。  (続く)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く9 その6  掛塚灯台

2019年11月23日 | ゆるキャン△

 竜洋海浜公園から車で掛塚灯台の近くまで移動しました。原作コミック第5巻49ページにて、志摩リンが公園からの散策で灯台にも立ち寄っていますが、そのルートを実際に歩くと往復で2キロ近くになって時間がかかるからです。

 

 掛塚海岸沿いの道路がずうっと伸びていますが、灯台付近の駐車場は上図の位置だけでした。灯台までの距離は約300メートルほどでした。

 

 駐車場まで走ってきた道を振り返りました。志摩リンはこの道を海洋公園からひたすら歩いたことになります。

 「ゆるキャン△」を見ていていつも思うのですが、途中の経路の長さ、大変さがあまり描写されないため、どの聖地スポットへも簡単に行けそうに思えてしまいますが、実際に訪れてみると、山梨でも長野でも大変なコースばかりでした。そして今回の静岡は、県そのものの面積が広いだけに移動がとにかく大変でした。

 

 しかも、灯台付近で上図のように津波対策の堤防が新たに築かれているため、景色が変わってしまっていました。志摩リンが眺めた景色は、すでに過去のものとなっていました。

 

 なので、灯台へ登る道も、堤防の土盛りの下に埋められてしまい、現在は海洋公園からも海岸道路からも直接行けませんでした。

 

 海岸道路から見上げることは出来ますが、志摩リンのように灯台直下に立つならば、どうしても上図の草薮の斜面を登らないといけません。灯台の西側斜面に工事用の踏み跡が見えたので、それをたどって上にあがりました。

 

 なんとか上に登って灯台前にたどり着きました。案内看板がありました。

 

  灯台前の状況です。志摩リンが訪れた頃は海岸上の高台になっていたのですが、堤防が築かれて灯台の高台も取り込んでしまったため、いまでは堤防上の頂面に灯台が建っている形になっています。

 

 ですが、先に訪れた浜松の舞阪と違って、砂浜を堤防内に含めていないので、灯台からの眺めは昔のままに保たれていました。

 

 志摩リンも眺めたであろう、遠州灘の大海原です。

 

 再び灯台を見上げ、それから戻りました。

 

 津波対策の堤防は高く築かれているので、本来の灯台の高台よりも高いです。

 

 海岸道路から登るのも距離があり傾斜もきついですが、近年まで奈良県各地の中世戦国期の山城遺跡をかけめぐって山歩きを繰り返していた私なので、この程度の傾斜面は楽勝でした。

 

 風車がゆったりと回っていました。なにか時間もゆっくりと流れているように感じられました。

 

 堤防の上から、竜洋オートキャンプ場の方向を見ました。上図中央に横たわる白い建物の右側がレストハウスなので、その奥あたりでしょうか。

 

 同じ位置から、海岸道路の掛塚灯台駐車場を見ました。一台だけポツンと停まっているのが私の車です。帰りはこの堤防の斜面を降りて海岸道路にまっすぐ行きました。  (続く)

 


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サンダース大学付属高校 M4A6シャーマン 作ります!! その5

2019年11月22日 | ガルパン模型制作記

 車体前部の切断、交換および各部の組み立てが終わりましたので、砲塔の組み立てに移ります。上掲図のように、劇中車の砲塔はM4A3の前期型のそれと共通します。その点は、実車の写真からも確認出来ます。

 

 そこで、上図のタミヤのMMシリーズ250番のM4A3のキットを取り出して、その砲塔を転用することにしました。元のM4A4の砲塔は、交換してこのM4A3のキットにセットし、一部のガルパンファンの間で知られているネタの再現に生かします。

 

 M4A3の砲塔は、タミヤキットの指示通りにストレートに組みました。

 

 砲身を組み立てました。

 

 砲塔本体を組み上げます。

 

 何も考えなくて良いので、サクサクと作業が進みました。

 

 ドンドン取り付けてゆきます。

 

  次第に完成に近づきました。

 

 細部に違和感は無いかチェックしましたが、見当たりませんでした。

 

 キューボラの組み立てにおいて、ハッチのハンドルのモールドを削ってジャンクのハンドルパーツに換えました。

 

 以上で、砲塔の組み立てが完了しました。ターレット径はドラゴンキットのそれに同じですので、修正処置などは不要でした。そのままで車体にセット出来ることを確かめました。  (続く)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く9 その5  竜洋海洋公園

2019年11月21日 | ゆるキャン△

 浜松市舞阪より東へ進み、国道1号線東海道筋の混雑を避けて県道316号線を通って上図の掛塚橋を割りました。浜松市の東境をなす天竜川に架かる鉄橋で、渡りきると磐田市に入ります。

 

 掛塚橋を渡って国道150号線を少し進み、次の信号で右折して南下すると、江戸期には掛塚湊と呼ばれて廻船基地として栄えた竜洋海洋公園に着きます。

 

 現在は風力発電の風車が並ぶ公園地区となっていますが、かつては国内有数の天然の良港として知られ、江戸期には「遠州の小江戸」と謳われました。
 公園化にともなう再整備事業が積極的になされたため、今はあまり古い建物は残っていません。それでも、北側の掛塚街区などに廻船問屋が建ち並んでいた趣がうかがえます。
 公園内の広い駐車場に車を入れて、徒歩散策に移りました。

 

 駐車場の向かいに、上図の竜洋海洋公園オートキャンプ場があります。原作コミック第5巻47ページにて志摩リンが「4時ちょうど」に到着したキャンプ場がここです。

 

 管理施設棟は、原作コミック第5巻47ページ4コマ目にそのまま描かれています。

 

 けっこう広いキャンプ場ですが、夏休みも終わったのでここも閑散としていました。今回はスケジュールを詰め込み気味にしたので、ここに泊まるという案も下げたのですが、このゆったりした雰囲気を見ていて、泊まればよかったかな、と少し思いました。

 

 原作コミック第5巻47ページ5コマ目にて志摩リンが「あのむこうがすぐ海になってるのか」と思っていた場面がこちらです。作中では「オートサイトめちゃ混んでるな」でしたが、御覧の通り、閑散としていました。

 

 駐輪場となっているスペースです。原作コミック第5巻47ページ3コマ目にて志摩リンが原付ビーノを停めて背伸びをしていた場所はここと思われます。

 

 外に出て、キャンプ場の案内図を見ました。敷地内の道路に沿ってオートキャンプサイト、それらの中の芝生地がフリーサイト、という利用区分になっているようです。
 竜洋海洋公園オートキャンプ場の公式サイトはこちら

 

 竜洋海浜公園全体の案内図です。今回の巡礼範囲は、右側の竜洋海洋公園オートキャンプ場やレストハウスしおさい竜洋のある区域のみでしたが、海洋公園の中心は西の方にあって広大な敷地内に多数の施設が配置されています。

 

 竜洋海洋公園オートキャンプ場から、レストハウスしおさい竜洋へ歩きました。50メートルぐらいしか離れていません。
 このアングルで、原作コミック第5巻48ページ2コマ目に出ています。志摩リンが「銭湯はあれだな」と思っている通り、レストハウスしおさい竜洋には温泉施設が含まれます。

 

  このアングルで、原作コミック第5巻48ページ3コマ目に出ています。志摩リンは「後でいいかな」と通り過ぎますが、その後にここの温泉を利用したのでしょうか。
 作中にはそれをうかがわせる描写は無かったように思います。掛塚灯台までの散策のあと、キャンプ場に戻って薪を燃やして年越しそばを食べ、まったり過ごした後はテントにて就寝しています。

 

 ここも志摩リンが歩いたコースです。このアングルで、原作コミック第5巻48ページ4コマ目に出ています。

 

 潮風が時に強く吹いて、暑さは全然気になりませんでした。風車がゆっくりと回っていました。

 

 おや、これは・・・・?もしかして・・・あのお方・・・いや犬・・・?

 

 信州駒ヶ根の光前寺で会った霊犬早太郎は、こちらでは遠州見附の悉平太郎として伝承に語られています。地元磐田市の観光マスコットにもなっているようです。レストハウスしおさい竜洋の壁にも大きな看板イラストがありました。
 レストハウスしおさい竜洋の公式サイトはこちら。  (続く)

 


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サンダース大学付属高校 M4A6シャーマン 作ります!! その4

2019年11月20日 | ガルパン模型制作記

 ステップ7では車体前部の組み立てを行ないますが、今回の製作では鋳造車体パーツの前半部と交換しますので、組み立ての手順はファイアフライICのキットのほうのそれに移行します。ステップ9も同様になりますので、ガイドにしたがっての組み立てはステップ8のみとなります。

 なお、ステップ10以降は砲塔の組み立てになりますが、それも今回はタミヤのM4A3の砲塔に交換しますから、ガイドは不要となります。あとは、M4A6への変更工作のみとなります。

 

 御覧のように、車体前部は鋳造、つまりコンポジットタイプですので、今後製作するファイアフライテレビ版の使用キットとなるドラゴンのファイアフライICハイブリッドハル(品番9104)の車体パーツの前部を移植することになります。

 

 岡山エラヤで調達した大量のジャンクパーツの中にも同じ車体パーツが含まれます。こっちを使っても良かったのですが、ドラゴンのファイアフライICハイブリッドハル(品番9104)の車体パーツのほうを切り取って使用しました。

 

 ドラゴンのファイアフライICハイブリッドハル(品番9104)の車体パーツの前部をカットして移植した状態です。ノーズ部分もみんな同じキットから転用しました。
 かねてのパソコンでの図面による計算通り、誤差は僅かで済み、自分でも驚くほどにピッタリおさまりました。あとは繋ぎ目をパテなどで埋め、砲塔ターレットの円孔の数値を修正すべくヤスリがけすれば良いです。

 

 次の課題は、移植した前部の各部品をどう再現するか、でした。御覧のように劇中車は3D画像ではなくて手描き図なので、描写が大雑把です。戦車の姿形もフリーハンド描画特有の味わいあるものになっています。
 なので、車体前部に付く各パーツの様子も、いまいち分かりにくいです。ライトガードはあるけれどライト本体が見当たらない、ホーンやトラベリングロックはそれらしきものがあるかな、という感じです。前部機銃は太い線で描かれるので、これだけはハッキリ分かる、といった具合です。

 

 仕方がないので、実車の記録写真を参考にしました。上図赤枠の状態にあわせて、該当するパーツをキットやジャンクから揃えることにしました。

 

 揃えたパーツは、大部分がファイアフライICハイブリッドハル(品番9104)のものが殆どでした。逆にファイアフライテレビ版を作る際には、今回の製作で使わなかったM4A4のパーツ類を使うことになります。

 

 全て組み付けました。この範囲が仕上がると、次第にM4A6らしい雰囲気になってきました。

 

 かねての計算通り、移植した鋳造部分の車体幅は約1.6ミリ少なかったです。M4A4は側面装甲も強化して厚みが増しているので、増加装甲の無いコンポジット車体はそのぶんサイズが小さいわけです。なので、上図のようにブラ板を張り増しして、寸法を揃えました。

 

 上図で分かるように、車体の繋ぎ目の強度を確保すべく、隙間に差し込むブラ材も一枚板にして内部で二方向に接着固定しています。繋ぎ目の隙間はヤスリがけで約2ミリほどに拡げてありましたので、差し込むブラ材も1ミリ以上の厚みのあるものを使用出来ました。あとは残る隙間をパテで埋めるだけになります。

 一応、ここまで無事になんとかこぎつけました。かねてのパソコンでの図面による計算でのシュミレーションが効を奏した形でした。備えあれば憂いなし、といったところでしょうか。
 ともあれ、最大のヤマ場である車体前部の交換移植が完了したことで、あとの作業は至って楽になります。作業後の実感としては、やっぱりM4A6の再現製作は思ったより難しくはなかったなあ、ということに尽きます。  (続く)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く9 その4  渚園から舞阪へ

2019年11月19日 | ゆるキャン△

 渚園キャンプ場の施設を見学しました。管理施設棟の内外が自由に見学できる範囲ですが、「ゆるキャン△」原作コミック第5巻の作中でもほぼ同じ範囲が描かれています。
 上の景色は、89ページ2コマ目のそれです。

 

 この自販機コーナーは、同じ89ページの3コマ目に出ています。志摩リンが自販機の前を通っています。

 

 内部では薪を売っていました。奥の受付は、普段の受付とは別の臨時のものですが、作中で志摩リンはこの受付で手続きを行ったようです。その後に外へ出て自販機の前を通っているからです。

 

 とりあえず、コミック第5巻と共に記念撮影。

 

 渚園の次は、舞阪へ移動しました。弁天島へ渡る途中で信号待ちをしていて、上図の景色に既視感があったので迷わず撮影しました。
 後で調べたら、原作コミック第2巻142ページ2コマ目の景色でした。各務原なでしこが山梨南部町に引っ越してくる前に住んでいた所のようで、「浜松の端っこの町」と形容していますが、その通りです。

 

 弁天島のホテル「開春楼」に立ち寄りました。この宿泊施設は、原作コミック第5巻95ページ6コマ目に描かれる「弁天楼」のモデルで、志摩リンがここの日帰り温泉を楽しんでいます。

 なので、聖地の一つとして何人かの巡礼者が利用したようですが、その後に経営難でいったん閉鎖となり、最近に経営者が改まって営業を再開しています。上図の壁の料金表をみると、志摩リンのように温泉利用だけの場合は800円であるようです。

 

 弁天島から舞阪の街区を南へ抜けて国道1号線浜名バイパス線の湾岸高架橋、浜名大橋の横に出ました。海岸公園の駐車場があります。
 上図の入口は、原作コミック第5巻89ページ5コマ目に登場します。志摩リンは原付でしたので駐車料金はタダでしたが、実際もそうでした。車の場合は410円でした。

 

 駐車場に入りましたが、志摩リンがバイクを停めた位置までは特定出来ませんでした。

 

 志摩リン曰く、「浜名大橋でかー」です。

 

 駐車場の北の堤防上にあがると、弁天島の朱鳥居が望まれました。

 

 朱鳥居の右方に、「弁天楼」こと開春楼の建物も見えました。上図左から2番目のビルです。

 

 北の堤防上をしばらく歩きました。浜名湖の湖面から吹き上げてくる風が心地よかったです。

 

 浜名大橋の下には海岸の砂浜が広がっており、志摩リンも散歩したりチェアリングしたりしていますが、近年の津波対策事業にて高い壁のようなスーパー堤防が建設され、海が全く見えなくなっています。聖地の一つが早くも失われてしまっています。

 

 仕方が無いので、海浜公園の西側の、浜名湖と太平洋が繋がる水道を眺めるにとどめました。

 

 駐車場から出る際に、いったん停車して上図の景色を撮りました。原作コミック第5巻91ページ1コマ目の志摩リンの「サンキュー オートバイ!!」のアングルでした。  (続く)

 


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サンダース大学付属高校 M4A6シャーマン 作ります!! その3

2019年11月18日 | ガルパン模型制作記

 ステップ3では足回りを組み立てます。背面にセットする2個のボックス、H14およびH15のパーツ一対は不要ですが、ファイアフライテレビ版の製作で使用しますので保管しておきます。
 ステップ4から上部車体の組み立てに進みますが、今回の制作の最大の工作ポイントとなる車体前半部のカットおよび交換を含みます。さらにステップ5では後部天板A9の改造を行います。
 ステップ6までに取り付ける車外装備品類は、全て塗装後に取り付ける予定です。

 

 ステップ3の組み立てを進めました。

 

 ガイドの指示通りに進めました。

 

 これで足回りの工程は全て完了です。サスペンションは動きます。転輪は回ります。

 

 ステップ4に進み、勇気をふるって車体パーツA2を両断しました。カット線は砲塔ターレット穴の中心を通る中央線を軸に約2ミリの範囲内にトレースし、金属定規にハイパーカットソーをそわせて一気に切り離しました。それから2ミリの隙間をこしらえるべく、ヤスって断面を整えました。
 ここで切り離した車体前部を、今後製作予定のファイアフライテレビ版の車体前部と交換するわけです。

 

 そのまま使用する車体後部における組み立てを進めました。ガイド指示の通りです。

 

 作業に先立ち、天板のA9の改造を行います。キットのパーツはM4A4ですから、この天板も当然M4A4の形状で作られています。

 

 ですが、M4A6の天板は独特のデザインであり、赤枠内で示したように、M4A4のそれとは形状が異なります。アニメのシーンでは見えない部分なので、ここでは実車の記録写真を参考にします。

 

 そこで、不要なモールドは全て削り取りました。御覧のように長方形の穴があいてしまいますが、後の改造の過程にて自然に塞がりますので、問題はありません。

 

 天板の改造の第一段階が終わったところで、車体後部を組みます。

 

 天板を組み付けました。

 

 ガイド指示にしたがってパーツを順に取り付けてゆきます。

 

 組み上がりました。車外装備品類は全て塗装後に一括して取り付ける予定です。

 

 ここで実車の背面の状況を確認しましょう。御覧のように、劇中車は背面に大きな排気口を付けないタイプですので、上掲の実車写真のような、フラットな背面にあわせて仕上げます。
 なお、劇中車においては左右両端に予備履帯ラックが付けられていますが、これについては後の工程にて追加する予定です。

 

 キットの背面パーツA27には、御覧のように背面収納ラックを取り付ける際の両脚の基部がモールドされていますが、これは不要ですので、後で削り取りました。  (続く)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く9 その3  うなぎパイと渚園

2019年11月17日 | ゆるキャン△

 浜松餃子専門店「丸和商店」の次は、上図の「春華堂うなぎパイファクトリー」に行きました。直線距離でも1キロぐらいしか離れていませんので、少しの寄り道で行けるからです。
 道路そのものは迂回になりますが、「丸和商店」の横からあがって県道65号線を南下して、「技術工業団地西」信号交差点で左折し、真っ直ぐ行って、看板に従って左折すれば「春華堂うなぎパイファクトリー」の敷地に行けます。

 

 広い駐車場に車を停め、多くの観光客の列に続いて上図の工場見学施設に行きました。観光客の大半は工場見学に進んでゆきましたが、私は直売コーナーが目的でした。

 

 久しぶりというか、懐かしの「うなぎパイ」です。子供の頃に浜松の縁戚に遊びに行くと、おやつは必ずコレでした。パッケージは多少変わりましたが、試食コーナーで一切れ食べてみると、味は昔のままでした。こうでなくてはいけませんね・・・。

 

 最近はアイス製品が人気だそうです。交流サークル仲間のモケジョさんたちにいつもお世話になっていますので、御礼に7セットを買って宅配発送の手続きをしました。

 

 こちらの箱折は職場の同僚への土産とし、計6箱を購入しました。

 

 この品々は初めて見ました。しらす入りですか。ウナギパイの子供ですな・・・。よしこれも職場の同僚に配ろう、と6パックずつを購入。

 

 わあー、左側が、子供の頃によく食べたパイとサブレのミックスですよ!これですよ、これ!これは絶対買う・・・!そしてすぐに食べる!
 ということで自分用に10パック買いました。サークル仲間への土産に20パックを買いました。

 もうこれで最高に幸せ!もう帰っちゃってもいいかな、なんて思ってしまいました・・・。

 

 爆買いとまではいきませんでしたが、大量に買いましたので、箱詰めサービスをいただきました。車まで運んで下さるとのことでした。

 

 それとは別に、車の中で食べようと自分用に買ったのが上の2品です。左は子供の頃のおやつ定番たったパイとサブレですが、実はサブレのほうは、ゆるキャン△原作コミック第5巻125ページ3コマ目で土岐綾乃が右手に持っているのです。

 そして右の「お徳用袋」は、同じく126ページ1コマ目に出ている「お!うなパイ」「しかもこれナッツ入りのやつだ!!」の品の元モデルです。実際にナッツ入りです。
 これは、この工場での製造過程で欠けたり砕けたりした「訳ありパイ」を詰めて定価品より安く販売しているもので、ここ「春華堂うなぎパイファクトリー」でしか買えないと聞きました。でも浜松駅近くの春華堂本店でも確か売っていたような・・・?

 

 大戦果に大満足して再び県道65号線に戻って南下、縁戚の家がある雄踏町へ入ると、イオンモールが見えてきました。近年に出来た施設のようですが、中部地域のこういったショッピングセンターには、必ずと言って良いほど入っているお店があります。

 私は愛知県生まれで、高校までを岐阜県で過ごしましたが、その頃は家族や友人とこういう商業施設へ行くと必ず立ち寄って食べていたものがあります。、

 

 それは、上図のスガキヤラーメンです。中部地方出身者のソウルフードです。東海3県というか、4県というか、それぐらいのエリアの人々は子供の頃から親しんでるスガキヤの定番です。

 もうね、こういうのがあるから、個人的に浜松とかへ行くのは本当に楽しいわけです。今回は朝食抜きで午前中はずっと動き回っていましたから、昼食は迷わずコレにしました。スガキヤがあるんなら食わずにいられるか、この野郎!・・・ってなわけです。はじめの一口でもう幸せになります。最高ッ!

 かつては一杯230円で食べられた安っぽい庶民のラーメンですけどね、ラーメンと言えば私の中ではスガキヤがナンバーワンなのです。個人的には「肉入りラーメン」が大好きです。

 

 うなぎパイにスガキヤラーメンを食べて大満足の2乗状態で再び移動に移り、浜名湖にかかる雄踏大橋を渡りました。

 

 雄踏大橋から左に折れて中之島橋を渡り、浜名湖の中の埋め立て地を南へ行き、渚園の駐車場に入りました。

 

 ここが渚園キャンプ場の施設です。ゆるキャン△原作コミック第5巻89ページ2コマ目で志摩リンがキャンプ泊利用したのがここです。
 作中で志摩リンが、宿泊料が420円であるのに「安っ!!」と驚いていますが、実際には410円です。ただし、これはフリーサイトにテント等を持ち込んでの料金です。車ごと入るオートキャンプ場のほうは料金が3660円です。
 渚園キャンプ場の公式サイトはこちら

 

 フリーサイトはこの通りガラガラでした。受付で係員に話を聞くと、夏休みまでは連日ほぼ満員だったが、それが終わるとこんな感じで閑散としている、ということでした。「今頃がキャンプをじっくり楽しむにはいいシーズンですよ」と言われました。

 確かに今回はここでキャンプして泊まっても良かったのでした。410円と「安っ!!」ですから・・・。
 でも、今回の巡礼コースは御前崎および富士宮までを計画したので、宿はもっと東の磐田に予約したのでした。また機会があれば、こちらに泊まってキャンプを楽しみたいと思います。  (続く)

 


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サンダース大学付属高校 M4A6シャーマン 作ります!! その2

2019年11月16日 | ガルパン模型制作記

 ステップ1では転輪やVVSSサスペンションを組み立てます。ステップ2では下部車体を組みます。いずれもガイドの指示通りに進めます。劇中車は手描き図だけなので、仕様の差異や細部などを気にしなくて良いからです。

 

 これまで作ったガルハンのシャーマン系列車輌は、例えばアニメに出ているケイ、アリサ、ナオミの搭乗車も含めて全ての転輪が5本スポークタイプでした。
 ですが、今回のM4A6は、M4A4の外観もそのまま受け継いだ姿であるようなので、足回りもM4A4のままで組み上げて良いと思います。御覧のように貫通孔無しのディスクタイプの転輪を使います。

 

 サスペンション本体は、ガルパン車輌共通の前期型タイプです。上部転輪のアーム部が水平になっています。組み立ても、アスカの細かい手順に比べると楽なので、個人的にはシャーマン系列車輌のキットはドラゴンが作りやすいな、と思っています。

 

 何度も作っている部品ですので、迷いもなく、短時間で仕上がりました。

 

 起動輪も、ガイド指示のままに組みます。劇中車の起動輪と同じタイプです。

 

 2枚のパーツV30を両側に貼る形ですが、接着面積が小さいうえ、取り付け位置をピッタリ合わせるのにちょっと注意が必要です。すぐにベルト式履帯をかませてみて、起動輪の歯がきちんとかみ合うかをチェックしました。

 

 ステップ2に進みました。下部車体を組みます。

 

 ガイドの指示通りに組みました。上図右端にあるパーツH17は不要ですが、テレビ版ファイアフライの製作に必要なパーツですので、ジャンク箱に入れずに保管しておきました。

 今回のキットには、他にもテレビ版ファイアフライの製作に必要なパーツが幾つか含まれます。車体前部の交換だけでなく、関連する数点のパーツも一緒に交換することになります。私の製作計画においてM4A6とテレビ版ファイアフライの再現製作をセットで予定していたのは、このためでした。  (続く)

 


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