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最近は「パンツァー・リート」と共に「ごはんはおかず」が心に響いております。 (大笑)

けいおん!の聖地をゆく9 その2 京都修学旅行編 金閣寺へ

2017年06月28日 | 洛中洛外けいおん記

 今宮神社境内の一角には、おみくじを結びつける為のしめ縄が張られています。本来は疫病神の祭祀拠点にはじまって無病息災や健康長寿の神として信仰された歴史をもつ神社ですが、現在はどちらかというと縁結びの神様として有名になっています。

 その由来は、江戸期に氏子の西陣の八百屋に「お玉」と呼ばれる娘がいて、後に徳川3代将軍家光の側室となり、後の5代将軍綱吉の生母となって桂昌院を名乗り、官位は従一位に達しました。これが「玉の輿」の語の起源となったわけですが、桂昌院自身が故郷の氏神である今宮神社への崇敬が大変に篤く、江戸期までの復興整備事業寄進もたびたび行っています。


 そのエピソードにあやかってか、劇中でも山中さわ子先生がお札を結びつけていますが、幸せそうなカップルを横から睨み付けては、悔しさをにじませて立ち去ります。

 その場所は、どうも実際の境内の風景と異なるようです。境内を一巡して探しましたが、おみくじを結びつける為のしめ縄は本殿前の右手に一ヶ所あるだけでした。


 桂昌院の信仰と寄進によって神殿群の景観がととのった今宮神社ですが、残念なことに明治29年(1896)に本社殿を火災で失いました。現在の建築群は六年後の明治35年(1902)に再建されたものです。


 境内からみた楼門です。江戸期までは神仏混交の形態にあって神宮寺も併設、仏教関連の資料もあったようですが、廃仏毀釈と明治29年の火災で殆ど失われました。平安時代の石仏遺品が唯一の関連ですが、現存最古の在銘像ですので、研究者の間では広く知られています。


 江戸期の町並みの風情を伝える、東門前の商店街です。神社名物の「あぶり餅」をひとつ体験してみようと考えたのですが、まだ朝のうちでどのお店も開いていませんでした。


 そこで、今宮神社の見学を完了として、境内地を出ました。


 楼門前から南に続く旧参道の今宮門前通を進み、朱塗りの鳥居をくぐりました。その東側には大徳寺塔頭群の広大な敷地が並び、西側には紫野高校などがあります。列をなして登校する生徒たちは、みな私服でした。


 北大路通に出てすぐの船岡山バス停より205系統に乗り、金閣寺道バス停で降りました。鞍馬口通の金閣寺交差点の辻に、上図の標識が立っています。


 これがそのまま劇中にも登場しています。


 金閣寺、正式には鹿苑寺の境内に進みました。庭園エリアから背後の大北山原生林に広大な敷地をしめ、京都では最大級の広さを誇る境内地です。


 参道横に広がる苔庭がいい雰囲気です。木立の間から香り高いそよ風が吹き抜けてきました。心が安らぎました。京都には、こういう神社仏閣が沢山ありますので、どこへ行っても落ち着きますね・・・。


 しかし、そのまったり気分は、総門前で待機する数校の修学旅行団体の長い行列および大勢の外国人観光客の波を見て無残に打ち砕かれました。
 しまった、そういえばリアルでも修学旅行シーズンのピーク期だったんだ、と頭を抱えました。自身の迂闊さを思いっきりののしりました。けいおん劇中のシーンに合わせた時期を選び、参拝時間開始の9時前に到着すべくやってきたのですが、この大混雑は想定外でした。

 考えてみれば、金閣寺は京都観光の人気ナンバーワンです。狭い拝観散策路に大勢の観光客がおしかけて大渋滞が慢性的に続くことで知られていますが、最近のインバウンド効果で外国人観光客が増加したため、混雑の度合いがさらに酷くなっています。
 それで、拝観散策路を広げるとか、コースを回りやすいように改変するとかの対策が必要である筈ですが、一帯は国の史跡および特別名勝に指定されているうえに、世界遺産にも登録されていますので、現状維持が絶対条件になっています。散策路そのものが鹿苑寺庭園の保全を考慮した必要最低限のコースで設けられているため、余裕が全くありません。

 こうなると、あとは入場制限を設けるより他にありませんが、そんなことをすれば門前の行列や混雑がさらに酷くなって観光駐車場もパンクしてしまうので、どうにもならなくなっているみたいです。国際観光地としての総合的な再整備を計画的に行う必要がありますね。 (続く)
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