掛川を発して30分ほど、7時47分に円田駅にて乗降口扉の5人を撮りました。各務原なでしこの上半身のみが窓ガラスになって特殊加工がなされているため、このように日陰に入らないと絵柄が見えません。
安定のグビ姉。しっかりお酒もスタンバイ。愛車のハスラーも。
7時50分に遠江一宮駅を出ました。この駅は遠江国の一宮である小國神社(おくにじんじゃ)の最寄駅です。駅から神社まではちょっと離れているため、私は車で参拝したことがあります。駅舎は開業当時以来のもので国登録文化財になっていますが、さらに重要なのは駅名に旧国名の「遠江」が冠される現在唯一の駅である点です。
周知のように静岡県はかつての「駿河国」「遠江国」「伊豆国」の三国から成ります。このうちの「遠江国」は古代律令制におていは国府および国分寺を磐田に置き、いまの磐田市が中心となっていました。中世戦国期には「遠州」の呼称も多く使われましたが、この「遠州」も今では駅名に残るのは天浜線の遠州森駅と遠鉄線の遠州病院駅ぐらいになっています。
車内にある天浜線の路線図です。今回は掛川から約1時間30分乗って、浜名湖佐久米駅まで行き、そこで聖地巡りと昼食をとって、新所原まで移動しますので、全線を乗っていく形になります。
御覧のように掛川、新所原の両端が東海道線に接しており、前身の二俣線が東海道線の代替線として軍部の後押しによって建設されたことを示しています。
実際に、昭和19年の東南海地震にて東海道線が被災した時、昭和20年の米軍による空襲や艦砲射撃で磐田や浜松の東海道線線施設などに被害が出た時などに、列車が二俣線を経由して鉄道輸送力を維持した実績があります。
昨日訪れて駅内見学ツアーを楽しんだ天竜二俣駅の運転区の施設群が見えました。
車内の天井のラッピングです。温泉マークは分かりますが、UFOマークってアニメに出ていたかな・・・?
楽しい雲形ロゴが天井に貼ってあります。
天竜二俣駅を8時6分に出ました。
天浜線の撮影スポットとして有名な、二俣本町西鹿島間の天竜川に架かる鉄橋を渡りました。上図左奥に見えるのは国道362号線の鉄橋です。
昨日降りて藤田屋に寄った、気賀駅を8時39分に出ました。乗客のほぼ全員が降りましたので、車内には私の他に1人のみでした。
ゆるキャン△車輌は西へ、西へと進みました。ガラガラの車内を前部へ移動しました。
座った席の横の土岐綾乃、犬山あかり、鳥羽美波先生。
8時46分、寸座駅に着きました。TH9200形のラッピング車輌「宝くじ」号と駅内ですれ違いました。
南には浜名湖の湖面が朝日に輝いて広がっていました。次の駅が目的地の浜名湖佐久米駅でした。 (続く)