手元にある「けいおん」ミニフィギュアコレクション紹介の続きです。沢山あるので記事を分割していましたが、今回でようやく区切りがつきます。
まずは、ちびきゅんキャラシリーズの最後の購入品となった、上図のセットです。2012年12月に発売された「一番くじプレミアム 映画「けいおん!」」のG賞に配分され、上図のアイビーファッションの5体の他にロンドン旅行時の腰かけ姿の5体がランダムに貰えるというものでした。
発売当時の案内情報はこちら。
当時、ガルパンの初放送が始まっていました。私も急速に魅せられてファンになり、前月の11月には初めての大洗ガルパン巡礼に行きました。そんな中でローソンでの一番くじにチャレンジしていたわけですが、あまり熱中しなかったのか、アイビーファッションの琴吹紬を除く4体を獲得したのみに終わりました。
それから4年余りを経た今年になり、再び「けいおん」シリーズへの情熱が再燃してきた時に、残る琴吹紬を岡山市の中古ショップで偶然見つけて150円で購入し、ようやく5体が揃いました。ロンドン旅行時の腰かけ姿の5体の方はなかなか見かけませんので、未だに入手していません。
このアイビーファッションセットは、けいおんのちびきゅんキャラシリーズの中でも抜群の出来を示しています。5人とも走る姿にて表されていますが、その躍動感の表現は他の追随を許しません。
上図は秋山澪と田井中律ですが、それぞれのポーズに性格がよく反映されていて楽しいです。アニメのフィギュアとは、本来はこうあるべきではないか、と改めて思います。
最近にやっと出たガルパンのちびきゅんキャラシリーズには、こうした躍動感が無いので何か物足りないです。戦車に乗せればオーケー、というようなある意味硬直した販売意識すら見えてきます。既成概念からいい加減に脱却してはどうか、と思わずにはいられません。ガルパンのキャラクター達も劇中で色んなシーンや姿を見せているのですから、それらを多彩に取り上げてフィギュアにも幅を持たせれば良いのに、と考えてしまいます。
中野梓はスカートを押さえつつ走り、琴吹紬は全てが楽しくてたまらないというようなポーズです。それぞれの蝶ネクタイの表現が、動きに合わせてあるのがポイント高いです。
平沢唯は、先頭をきって駆けてゆく、といった雰囲気です。劇場版での校舎屋上を駆けるシーンが思い出されます。ですが、この5体セットは、全員の姿勢を組み合わせると、5人が今まさに駆け出し始めた瞬間を表していることが分かります。
この種のセットは、全部揃えて一つの構図を成すのが普通ですので、単体でパラパラに集めたりすると、なかなかその表現意図に気付きません。それは、美術史や芸術学でいうところの「群像表現」の基調であり、昨今のフィギュア群にも応用されるべき観点です。
本品のような複数セットは、だいたいワンセットの「群像」として起案されイメージ化されるものであることが普通ですから、5体ならば5体全てを一枚の「絵」もしくは「構図」にて設計することになります。5体揃ってはじめて一つのイメージが再現されるようになっているわけです。
ですので、最近に琴吹紬を買って5体を揃えた時点で、はじめてその配列が鶴翼形を基調としているのが分かりました。視線やポーズの形であわせると、平沢唯を中央先頭にして左右に田井中律と中野梓が続く、といった上図の状態にまとまります。そして秋山澪と琴吹紬がそれに続いて駆け出す、というシーンです。
いやー、実に素晴らしいですね。
次は、グッドスマイルカンパニー発のねんどろいどぷちのシリーズです。手元には10体があり、上図はそのうちの、HTTの5人です。
これらは、2010年12月に発売された「ねんどろいど ぷち けいおん!(だいいっき)」の計11体のうちの5体で、私自身はローソンにてバラ売りのを8個買い、秋山澪と中野梓とがダブったのを覚えています。そして、HTTの5人が揃った時点で満足してしまったので、11体全てを揃えるには至りませんでした。
グッドスマイルカンパニーの案内記事はこちら。
平沢唯です。ねんどろいどもそうですが、ねんどろいどぷちの出来上がり具合も素晴らしいレベルです。小さなサイズながらも大きな存在感を放ちます。細部の省略も程よいレベルでまとめているため、全体の表現バランスがうまくとれています。
琴吹紬です。
田井中律です。ドラムセットは簡易表現にとどまりますが、存在感は保たれています。
秋山澪です。いいですねえ雰囲気が。
中野梓です。「あずにゃん」のコンセプトと雰囲気を的確に捉えています。数あるミニフィギュアの中でも別格の出来栄えを示していると思います。
そして、残る5体がこちらです。
山中さわ子先生、水着姿の琴吹紬です。後者は先述の「ねんどろいど ぷち けいおん!(だいいっき)」の計11体のうちの1体で、ローソンでのバラ売りを買ったものです。
前者は、「ねんどろいどぷち けいおん!(だいいっき)」に含まれなかったためにファンの要望が殺到した経緯を経て、一年後の2011年12月に「月刊アニメスタイル」第5号の付録という形で限定的に販売された1体です。「月刊アニメスタイル」そのものがアマゾン、アニメイト、ゲーマーズ、ツタヤでの予約販売品で、一般の書店では取り扱っていなかったため、私も近くのアニメイトで予約して発売日に取りに行きました。当日は店先に行列が出来ていて、その日のうちに瞬殺となったそうです。、
発売当時のグッドスマイルカンパニーの案内記事はこちら。
そしてこの3体も限定販売品のセットでした。2011年3月に「TBSishop & ローソン限定 Ver.」として出たもので、平沢唯、秋山澪、中野梓の三大人気キャラを通学スタイルで揃えた豪華版です。
TBSは宣伝CMもガンガン流しましたから、当然ながら本品も予約殺到、発売日瞬殺の流れとなりました。確か、ローソンでは2010年11月ぐらいから予約を受け付けていたと記憶しています。その頃に私も予約したからです。発売当時の案内情報はこちら。
平沢唯です。おどけたピースサインに本人のキャラクターが表徴されています。学生鞄を肩にかけているのも、劇中シーンそのままです。
秋山澪です。劇中でも片腕をもう一方の腕につなぐ姿勢が多く見られます。ベースを演奏しているときにも片腕を乗せているようなポーズが多いですが、それらを彷彿とさせるポージングを選ぶあたりに、グッドスマイルカンパニーの本気度が示されています。流石です。
中野梓です。発売当時は、その出来の素晴らしさが話題を呼び、可愛らしい「あずにゃん」を獲得するべく血眼になって奔走したファンが多かったと聞いています。その多くが女性ファンであったそうです。
いま交流のあるモケジョの佐藤ミカさんも、放送当時は現役の高校生で、ローソンでよく菓子やグッズを買い漁ったそうですが、そのなかで最高の買い物がこのセットであり、中でもお気に入りだったのがこの「あずにゃん」だそうです。今でもデスクのパソコンの横に飾ってるそうですが、聞けば「子猫を飼ってる気分」だそうです。当時の女性ファンの意識がうかがえて参考になります。
グッドスマイルカンパニー発の品は、他に上図の豪華セット2点も所持しています。上が2010年2月に発売された「ねんどろいど けいおん!澪&律ライブステージセット」、下が2010年7月に発売された「ねんどろいど けいおん!唯&紬 ライブステージセット」です。両方合わせると、第1期の第6話の学園祭ライブの四人が再現出来ます。
これらは、まだ未開封のままです。2010年11月に奈良市から姫路市へ異動で引っ越した際に、荷物の多さに困ってトランクルームに一部を預けたりしたため、それにこの2セットもとりあえず含めて押し込んだ経緯があるからです。
最近に岡山の知人Iさんとココスで出会って「けいおん」の話題で盛り上がったのを契機として、再び「けいおん」ファンとして動き始めた際に、とりあえず過去のコレクションを全部まとめるべく、押し入れや収納の中を探してミニフィギュアの大半を取り出しました。以前の記事はそのときの状態です。
その際に、まだねんどろいどの豪華セットがあったなと思い出して、トランクルームの解約を行ない、戻ってきた荷物の中に入っていたのを取り出した次第です。他の荷物とあわせてギュウギュウ詰めにしていたせいで箱が少し痛んでいますが、中身は大丈夫のようです。いずれ取り出して、楽しんでみたいと思います。
発売当時のグッドスマイルカンパニーの案内記事はこちらとこちら。
とりあえず、手元にある「けいおん」ミニフィギュアコレクションの紹介は今回で終わります。まだ紹介していないものが10数点ありますが、セットで揃えていませんので、省略させていただきます。
次回行く時は寺町のらしんばんでゲットした唯&紬セットも持って行きます!
自分のフィギュア持ち込んでの撮影は本当に楽しいですね。私たちの横で同じ事やってる巡礼もいましたね。あと校舎階段の所で大きなドールを持ってる巡礼が居ましたね。
フィギュア撮影を大洗でやると笑われるか批判されるかのどちらかですが、豊郷では当たり前のアクションであるのが良いですね。
軽音部部室でも、皆さん普通に私たちのフィギュア撮影していて笑えました。
ということで実験は成功です。カメラのピントの合わせやすさを考えるとねんどろいどが適していますね。
>唯&紬セットも持って行きます!
ではこちらも澪&律セットを持参しましょう。そしたら一年の4人の学園祭ライブが再現出来ます。