気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

大洗女子学園チーム戦車のキット (その五)

2013年09月30日 | ガルパン模型制作記
 大洗女子学園チームの戦車模型のおよび車輌のキットの選択理由や制作上のポイントなどについての現時点でのまとめです。ラストの今回は、アリクイさんチームの三式中戦車チヌ、レオポンさんチームのポルシェティーガーを取り上げましょう。


 アリクイさんチームの搭乗車である日本の三式中戦車チヌは、ファインモールドより上画像の公式キットがリリースされています。キャラクターデカールももちろんついています。国産製品だけあってパーツの合いも良く、制作ガイドも見やすく分かり易いです。


 こちらが公式キットの元キットです。周知のように、ファインモールドは日本陸軍の戦車や車輌のキットを積極的に品揃えしており、三式中戦車チヌもその一つでした。この戦車は、現存する一台が陸上自衛隊土浦駐屯地内武器学校に保管されており、これを参考にしてキット化が図られたということです。
 ですが、ガルパン劇中では細部に幾つかの相違点がみられます。大部分はアニメCG化に伴う表現の簡易化または省略であるようなので、公式キットを組み立てる過程でこれらの箇所を修正するという流れになります。修正部分の多くは、車体後部と砲塔に集中しており、公式設定資料を参考にして出来るところまで手を入れてゆけばよいでしょう。でも、大洗女子学園チームの他のキットに比べれば微々たるもので、全体としては楽に作れると思います。
 そのため、スラスラと組み立てていって、うっかり不要なパーツまでつけてしまった、というケースをネット上の制作レポートなどでよく見かけます。あらかじめ、不要なパーツをチェックしておく必要がありそうですね。


 こちらは、レオポンさんチームの搭乗車、ポルシェティーガーです。プラッツから出されている公式キットで、ドラゴンのキットから色々取捨選択して中身を調整したうえで箱替えしたものだということです。しかし、そのまま組み立てると箱絵のガルパン仕様にはならず、同時に実際のポルシェティーガーとも異なる状態に仕上がるという、迷キットとして知られています。
 なぜそうなったのかというと、ポルシェティーガーには試作型と実戦型の二タイプがあり、ガルパン仕様が前者に属するのに対し、プラッツの公式キットの元になったドラゴンの製品は後者を再現しているからです。ガルパン劇中の状態をきちんとリサーチしていれば、こういう妙な相違点はすぐに分かるはずですし、キットの部品に関しても見直しがなされてしかるべきですが、残念なことに、プラッツのキットからはそのような形跡が微塵も感じられません。もう少し、なんとかならなかったのでしょうか。


 こちらが、ドラゴンの元キットです。箱絵からも分かるように、砲塔はティーガーⅠのそれと同じタイプで、装甲も張り増しされています。前面の形状などに強化装甲のパーツがみられます。こうした特徴を表すパーツを、そのままプラッツの公式キットに入れたりしているので、何も知らずに組み立てると、間違ってもガルパン仕様の試作型にならないわけです。
 なので、ドラゴンのキットというのは、基本的にポルシェティーガーの実戦型を再現するべく作るキットだ、という基本認識をもっておくべきです。それを利用した公式キットを使うのであれば、ガルパン仕様の試作型への改造がどうしても必要になる、という認識で取り組んで色々チャレンジするのがベターではないでしょうか。


 ポルシェティーガーのキットは、ドラゴンのほかに上画像のイタレリの製品があります。こちらは試作型を再現しており、箱絵のイメージもガルパン仕様に近いです。このイタレリのキットを買えば、ガルパン仕様に限りなく近い姿に仕上げられるようです。
 しかし、残念ながら、販売流通量が殆ど無いために入手がとても困難になっており、私自身もキットの実物を見たことがありません。京都の模型専門店で聞くと、ここ数年入荷したことが無い、とのお話でした。
 こうなると、ポルシェティーガーの場合は、プラッツの公式キットを購入するより他に選択肢が無いわけです。それで、私もプラッツの製品を購入しました。

 公式キットをもってガルパン仕様を再現する場合、改造部分は大きく分けて三ヶ所あります。前部装甲、砲塔天板、後部エンジンパネル類、です。他のキットではよく指摘される車輪部分の改造が必要ないのが救いでしょう。
 三ヵ所の改造箇所のうち、最も苦労するのは砲塔でしょうか。公式キットでは実戦型タイプなので、これを試作型に作り直すことになります。砲塔天板の中央にある、モヒカンと称される出っ張りの再現が必須となりますが、そのために砲塔天板の全てにわたってあちこち削ったりパテで成形したりする作業が必要になります。このモヒカンは主砲駐退機のスライドスペースを確保するための空間を構成しており、これに合わせる形で天板全体を改修したのが実戦型タイプです。
 このモヒカン部分のパーツが、公式キットには入っていませんので、今までのモデラーさん達はプラ板やパテなどで苦労して自作されたようです。


 こうしたモデラーさん達の批判を含めた不評の数々をやっと受け止めたのか、プラッツも上画像のグレードアップパーツを追加販売しています。こうしたパーツも出せるのであれば、公式キットの発表時に一緒に入れるべきだったと思います。
 このグレードアップパーツは、前述の三ヵ所の改造箇所のうちの二ヶ所、前部装甲、砲塔天板の部分をカバーしています。ですが、これでも完全ではないので、改造の手間が無くなったわけではありません。前部装甲のうちでは上部の機銃マウントや操縦席窓パーツが一新されましたが、下部の装甲板パーツがありませんので、従来通りの改造が必要です。
 続いて砲塔天板においては、モヒカンのパーツが追加されました。プラッツはこれでOKの積りでいるようですが、最も重要な特徴である天板のフラットさ、が依然として修正されていません。だから、これの改造は今までと変わりません。むしろ、グレードアップパーツのモヒカンをこれに合わせて修正する、という余計な作業が生まれます。

 これらをふまえると、このグレードアップパーツは、あまり制作の助けにはなっていないようです。プラッツのスタッフ側が、ポルシェティーガーのキットをガルパン仕様に仕上げるプロセスを経験していないのでは、とさえ思えます。本気でやったら幾らでも修正点は見つかる、それらをきちんとフォローしよう、という気持ちがあったならば、グレードアップパーツの中身ももっと良いものになったんじゃないかと思いますね。
 また、前記の改造とあわせて、エンジングリルのメッシュ部分の追加も必要です。元のドラゴンのキットにはこのメッシュ部分を含むエッチングパーツが付属していたのですが、プラッツの公式キットはこれも除いてしまっているので、改めてエッチングパーツを購入するか、適当な品を使って自作するかのどちらかになります。前者のケースではポーランド・アベール社の1/35 ポルシェティーガー用 エンジングリル (ドラゴン用)パーツなどが利用出来ます。後者では、身近なところではダイソー等で売っている粉ふるいのメッシュを利用したケースが報告されています。そのあたりはお好みで、ということになりましょう。

 全体的には、このポルシェティーガーのキットが、大洗女子学園チームの戦車模型のおよび車輌のキットのなかでは最も手間がかかるように思われます。これに続くのが、カメさんチームの38 (t) 戦車だろう、と私は推察していますが、そのあたりは実際に作ってみたうえで改めて検証してみたいと思います。
 なお、当初の計画では大洗女子学園チームの戦車模型のおよび車輌のキットは12種でしたが、さらに1種、九四式六輪自動貨車一輌を加えたことを以前の記事で述べましたので、現時点では13種になりました。
 この九四式六輪自動貨車に関しては、所属チームが不明であること (たぶんレオポンさんチームかもしれません) と、私自身がまだキットを実見も購入もしていないこと、等の事情により、紹介記事は後日に期したいと思います。 (了)

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秋山優花里の戦車プラモデル

2013年09月29日 | ガールズ&パンツァー

 ガルバンの人気キャラクターのひとり、あんこうチームの秋山優花里は、超のつく戦車オタクです。その自室には戦車グッズが並んでいます。砲弾まであるけど、大丈夫か?
 その部屋のラックには、戦車のプラモデルが並べられています。


 こういう感じです。よく見ると、戦車モデラーの作品でもあまり見かけない車種が並んでおります。秋山殿の戦車オタクぶりが並外れていることがよく分かりますね。


 で、ガルパン交流板などでは、こちらの画像もよく見かけます。ファンの方が、分かり易いようにわざわざ車名をつけて投稿してくれたもののようですが、これを見て初めて秋山殿の戦車プラモデルの詳細が分かった人も多いんじゃないでしょうか。

 これらの戦車プラモデルは、実際にキット化されていて販売もされています。さらっと紹介しまょう。


 クロムウェルは、イギリス軍の巡航戦車です。上画像はSKPモデルの製品です。他にタミヤの製品も出ていますが、秋山殿のプラモデルはSKPモデル製品に似通っています。マニアックだなーー。


 M36駆逐戦車は、米軍ではジャクソンと呼ばれた駆逐戦車です。ドイツのパンターなどに対抗するために開発され戦線に投入されています。タミヤのキットがよく知られています。


 Sd.Kfz.223は、ドイツでフンクワーゲンと呼ばれる無線指揮車のことです。ガルパン劇中では、第5話でも黒森峰女学園の移動用車輌として登場していますね。映画「遠すぎた橋」にも出ていなかったかな?


 Ⅱ号戦車は、ドイツの初期の戦車の一つです。機銃を搭載した装甲車、といった方が実態に合っているようで、電撃戦で活躍しました。ガルバンでは、西住みほの好きな戦車になっていますね。上画像はタミヤのキットですが、A-C型です。秋山殿のプラモデルはG型だろうと思うんですが、G型もタミヤからキットが出ています。


 これがⅡ号戦車のG型のキットですね。アフリカ軍団仕様が再現されてるので、なるほど戦車オタクの秋山殿が選びそうなアイテムですね。戦車兵1体と同戦の歩兵4体の合計5体のフィギュアが付属しているのですが、プロのモデラーさんなら、これをあんこうチームの五人に改造してしまうかも・・。いや、ポーズとかにちょっと無理があるかな・・・。


 Ⅰ号指揮戦車は、ドイツのⅠ号戦車をベースに指揮用車輌として開発されたもので、幾つかの形式があるようです。秋山殿のプラモデルはSd.Kfz.256に相当するようで、ドラゴンのキットが知られています。


 38 (t) 対空戦車は、ドイツのSd.Kfz.140、38 (t) 対空戦車ゲパルトのことです。 38 (t) の車台に20ミリ高射機関砲を搭載したもので、キットはドラゴンのサイバーホビーからリリースされています。


 ブルムベアは、ドイツのⅣ号突撃砲ブルムベアのことです。榴弾用のタイプもあるのですが、秋山殿のプラモデルは形状からみて中期型のようです。ドラゴンからスマートキットのバージョンでリリースされています。

 しかし、みんなマニアックな戦車だなーーー。京都や大阪の模型店巡りのときにも見かけなかったキットばかりですよ。
コメント (2)
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塗料よ、お前もか

2013年09月28日 | ガルパン模型制作記
 ガルパン戦車模型のキットは、M3中戦車リーを除く11種13品がすでに購入済みです。それらの制作ガイドと公式設定資料とを参考にして、必要な塗料をリストにまとめました。キットの幾つかが共通の車体色であるのと、装備品やライト類の色はだいたい同じであるので、基本的な色はそんなに多くは無いです。とりあえず、私なりの判断で、最低限必要なのが20色、調整用の色が2色ということにしました。


 例えば、あんこうチームのⅣ号戦車D型は、基本色はジャーマングレーのようです。タミヤのキットでも色指定はジャーマングレーになっていますが、公式設定資料のイメージはやや青みがかかった色調です。それがガルパン塗料セットの「大洗グレー」で再現されてるわけですね。これを藍色に近くした感じの色が、カメさんチームの38 (t) 戦車のそれだと思います。


 続いて、カバさんチームのⅢ号突撃砲は、これも基本色はジャーマングレーです。公式設定資料のイメージはやや黒っぽい色調で、どちらかといえばダークグレーに近いように思いますが、車台部分はやや明るめの色になっています。ジャーマングレーを基準色として明るくしたり暗くしたりして調色すればいかな、と思います。


 アヒルさんチームの八九式中戦車甲型は、日本陸軍の一般的なカーキ色に近いですが、公式キットの色指定はオリーブドラブ2です。どちらかというと米軍の戦車の基調色に近いみたいですが、ガルパン劇中でのサンダース校の米軍戦車は緑色がかかったオリーブグリーン系です。オリーブドラブ2やカーキは、カモさんチームの九五式小型乗用車の色にも近いですね。

 そんな次第で、私のガルパン戦車模型制作における最も多い色はジャーマングレー、次いでオリーブドラブ2、他には履帯の黒鉄色などが重要だったりするわけですが、いつものように通販サイトでチェックしてみると、なんとこれらの色が揃って品切れ状態でした。こんなところにも、ガルパン戦車模型ブームの影響が出ているわけですねー。

 仕方ないので、とりあえず全部まとめて22色、26個を通販で注文しましたが、そのうちの8色までが「品切れ」で、「入荷次第発送」ということになりました。いつ届くのか、全然分からない状態です。
 この半年間、主要キットの幾つかが品薄、品切れ状態だったのだから、塗料も似たような状況だということになかなか思い至らなかったです。しまったなー。

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プラウダ高校のカチューシャ と 時定高校のちゃんみお

2013年09月27日 | ガールズ&パンツァー

 ガルパン劇中にて、大洗女子学園と戦車道全国高校生大会で対戦した強豪校の一つ、プラウダ高校の隊長カチューシャは、変てこなセリフを好むことで知られます。プラウダ高校は、北海道網走市にあるという設定ですが、服装や所作や生活様式はどうみてもソ連--ロシアのそれに染まってます。戦車もソ連製だし。


 女子高校生なのに、身長が小っちゃくて、どう見ても小学生ぐらいのガキにしか見えない。しかも牙が片方だけ出てる。牙のある子供を、ロシアでは勇気と闘志の象徴として崇める、とか何とかというような意味の話を聞いたことがあるんですが・・・。とにかくこのガキが、プラウダ高校戦車道チームの隊長です。


 で、このクソガキの言い放つ変てこなセリフ。

  「いーい!?あいつらにやられた車両は全員シベリア送り25ルーブルよ!」 

 初めて聞いたとき、全然意味が分かりませんでした。すると副隊長のノンナが「日の当たらない教室で、25日間の補習ってことですね」って翻訳してくれたのでやっとわかったんだけど・・・。
 ところが、この変てこなセリフにはちゃんと元ネタがあったというんですね。ソ連の作家・ソルジェニーツィンの記録文学「収容所群島」であると、ガルパン製作監督の水島努さんが公式ツイッターで明らかにしておられます。なんでも、1950年当時のソ連の最高刑が25年の強制労働であり、囚人たちはこれを「25ルーブル」と呼んだのだそうです。

 ですが、別れの挨拶の時に「ピロシキー」っていうのは、いまだに全然分からんのです。ピロシキって食べ物じゃないのか? ロシア風の油揚げパイだったかパンだったか・・・。

 こんなカチューシャの迷セリフを、ガルパンファンは時々ネタにして盛り上がってますけども、元ネタがしっかりしている分、まだマシなほうじゃないかと思いますが・・・。私自身は、もっと訳の分からない迷セリフをたくさん発するアニメキャラクターを知っていて、ガルパンに出会う以前は、そのアニメを結構楽しんで観ていたんですよ。


 これが問題のキャラクターです。時定(ときさだめ)高校一年Q組の、ちゃんみお こと長野原みおです。ファンの間ではもっぱら「ちゃんみお」で通ってますね。由来は、クラスの親友の相生祐子(ゆっこ)がそう呼んだからです。「みおちゃん」を逆さにしたんでしょうね。


 この、ちゃんみお、外見は普通の可愛い女子高校生なんですが、ボーイズラブ趣味がありまして、本人はそれがアブノーマルであることをきちんと認識してて、必死に周囲から隠しているわけです。プライベートでは趣味で隠れてボーイズラブ漫画を描いており、ペンネームが「長野原大介」だというから笑えます。
 そういう趣味が、一回だけバレそうになったストーリーがありまして、ちゃんみおが必死で隠し通そうとして、親友のゆっこや警官やヤギに、ドラゴンスクリューをくらわせて白い灰にしてしまうシーンがありましたね・・・。


 あっ、そうそう、忘れてました。このちゃんみおが出てくるアニメは、「日常」といいます。公式サイトはこちら。このアニメは二年前に民放でもNHKでも放送されてまして、私も結構見ておりました。
 「日常」ってタイトルなのに、ほとんど「非日常」の世界で、原作コミックは時定高校で繰り広げられる不条理な「日常」を題材にしています。多くの個性的な登場人物が、変わった行動や言動を繰り返し、それで巻き起こる奇想天外な出来事の続発にあれこれ振り回される、というストーリーなんですが、そのなかでもエネルギッシュで吹っ飛んでて、豊かな表情で変てこなセリフを続発するのが、ちゃんみおです。


 では、その迷セリフの一部を。

 「それ私の野口ー」
 「やられる やらなきゃ 殺られる」
 「全然ちがうこと言っていい?なすび」
 「いちごのないケーキなんて、もはやパンじゃん!」
 「お前の…お前の血は何色だー!!!」
 「アルゼンチン!!!ペソしかないよ!!!」
 「おっと キスなしで眠り姫のお目覚めだ」
 「人間……魚雷……」
 「あきらめない!! あきらめるなら……やるだけやってあきらめてやる!!」
 「泣いて馬謖を斬れよ!」


 もちろん元ネタなんてありゃしませんぜ。大体なんで財布の中身が、アルゼンチンの1ペソ硬貨なんだよ。
 まあ、とにかく、この迷セリフ集を振り返ってみますとね、前述のカチューシャの25ルーブルなんて、ほんとにまだマシですよ・・・。


 さらに私が大笑いしてしまったのが、阪本さん。上画像の黒ネコなんですが、人間の言葉をしゃべるんですよ。もとは捨て猫で、その頃入っていた箱に「阪本製薬」とあったので、そのまま名前になったという・・・。それで、みんなに「阪本さん」と呼ばれたりしてるんだけど、それに答えてますから笑えます。
 さらに可笑しいのが、このネコ、飼い主に対して上から目線なところがあって、自分が飼い主たちの親代わりだ、とか何とかほざいてるわけです。実際にはネコだから、飼い主たちにさんざん遊ばれてるんですけどね。

 今思うと「日常」の方が全体的な世界観としてはシュールすぎる気がします。ガルパンの方は、設定や世界観が破天荒なところがあるけれど、キャラクターの方はわりと普通で、個性的の部分も控え目なタッチで表現されていますね。ネコも登場していますが、阪本さんとは違う普通のネコですよ。

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大洗女子学園チーム戦車のキット (その四)

2013年09月26日 | ガルパン模型制作記
 大洗女子学園チームの戦車模型のおよび車輌のキットの選択理由や制作上のポイントなどについての現時点でのまとめです。今回は、カメさんチームの38 (t) 戦車および駆逐戦車ヘッツアー、カモさんチームのルノーB1bisおよび九五式小型乗用車を取り上げましょう。


 カメさんチームの搭乗車は、対プラウダ戦までが38 (t) 戦車、対黒森峰戦では駆逐戦車ヘッツアーとなっています。いずれもプラッツより公式キットがリリースされていますが、上画像は38 (t) 戦車です。箱絵は、聖グロリアーナ女学院との親善試合時の金色塗装時を表しています。黄色のように見えるのですが、塗料はゴールド系が指定されています。ただ、ゴールドと言っても色んな色調がありますから、劇中のイメージと見比べながら、ある程度の調色をやる必要がありそうですね。
 私自身は、全国大会出場時のジャーマングレー一色塗装の姿に仕上げる予定ですので、金閣寺のようなキンキラキンの戦車とはまず縁がありません・・・。


 プラッツの公式キットは、上画像のドラゴンのキットが元で、これを箱替えしただけのようです。E/F型とあるように、後期型を再現したキットです。ですが、ガルパン仕様は前期型に属するので、公式キットをそのまま仕上げると劇中とは違う姿になります。これについては以前の記事でも少し触れましたね。
 ですので、プラッツの公式キットやドラゴンの元キットを使用する場合は、どうしてもあちこち改造したり作り変えたりしないといけないわけです。私自身が今までにノートにまとめた、各キットごとの制作ポイントや改造ポイントを振り返ってみると、この38 (t) 戦車が、プラッツ公式キット各戦車の中では、最も改造箇所が多いんですよ・・・。


 では、ガルバン仕様に最も近いキットはあるのか、というと、この上画像のB型のキットが唯一の製品であるようです。トライスターから出されたキットですが、現在では生産も販売もしていないようで、入手がとても困難です。時々、このキットがオークションなどに出品されているのを見かけますが、希少品であるために取引価格も一万円を超えるケースが少なくないようです。

 こうした現状をふまえますと、38 (t) 戦車をガルパン仕様に仕上げるには、トライスターのキットを高価でもいいから何としてでも入手して組み立てるか、ドラゴン系のプラッツ公式キットを通販で安く買って必要な箇所を改造するか、の二通りの方法があるということになります。
 また、プラッツの公式キットやドラゴンのキットでは、履帯も全部作らないといけないので、改造と合わせれば相当の手間がかかります。そこで、タミヤのマーダーⅢのキットについている履帯を転用するという方法もあります。周知のように、マーダーⅢは38 (t) 戦車の車台に75ミリ砲または76ミリ砲を搭載した対戦車自走砲ですので、履帯は38 (t) 戦車と同じですし、タミヤのキットではベルト式になっています。
 以上をふまえた上で、私自身は、プラッツの公式キットを購入して改造するという方法を選びました。無理してトライスターのキットを買うより、公式キットを改造して、その過程を楽しんでみようと考えたからです。履帯も、タミヤのマーダーⅢのキットのベルト式部品を転用する方向でいこうかな、と思案しています。履帯だけでなく、他のパーツも幾つか転用出来るかもしれませんね。車輪とかは、やっぱり後期型なので転用は難しいかも。


 続いて駆逐戦車ヘッツアーです。これはプラッツの公式キットですね。元はドラゴンのキットですが、部品数は少なめに抑えられているので、たぶん元キットの中身をある程度減らしたのかもしれません。
 問題は、この公式キットも厳密にはガルパン仕様と異なる、という点です。劇中のガルパン仕様は、前期と中期と後期のごちゃまぜ状態であるのに、この公式キットは前期型です。劇中のヘッツアーの最も目立つパーツのひとつである、後部マフラーが前期型タイプなので、公式キットもそうなったのかもしれません。ところが、劇中のヘッツアーは、後部マフラー以外は中期型や後期型の特徴が多いのです。後部のハッチ配置や機銃の防楯は後期型のそれですし、誘導輪に至っては末期型のみにみられる六穴タイプです。
 とにかく、ごちゃまぜ状態なんですね。アニメ表現上の都合による改変が、ヘッツアーに関しては特に多いように感じるのは、私だけでしょうかね。いずれにせよ、公式キットをそのまま組むと、ガルパン仕様にはならないわけです。
 でも、ドラゴンからは「黒騎士物語」仕様の後期型のキットも出ていて、そっちにはガルパン仕様に通じるパーツがほとんどあるわけですから、これらの部品を入れ替えるだけで、劇中に近づけることはある程度可能だったはずなんですね。こういうところでプラッツが真剣に検討して頑張ってくれれば、公式キットも今よりもっと良いものになったと思うのですが・・・。


 さて、ヘッツアーのキットは、従来はこの上画像のタミヤ製品がよく知られています。これは中期型を再現しており、公式キットよりはガルパン仕様に近いと言えましょう。ただ、目立つ箇所のひとつ誘導輪が六穴タイプでないうえに、後部ハッチの一番後ろのハッチが再現されておらず、主砲の形状もやや異なります。なので、これらの相違点を修正するという作業が、このタミヤのキットを作る上では必須となるでしょう。
 ディテールの方は申し分ないです。さすがはタミヤですね。パーツも程よく抑えられて作りやすいです。履帯も作りやすいベルト式と連結式の2種類が用意されていて、モデラーのニーズに広く応えようとする意欲が感じられます。こういう気配りが、とても大切なんですよ。こういうところを、プラッツも見習ってほしいですね。

 私は、幸運にもこのタミヤのキットを、模型サークルの仲間に貰いました。貰うだけでは申し訳ないので、私の在庫にあった駆逐艦「陽炎」のキットを進呈しましたが、相手は「戦車専門のオレが軍艦を作るのはチト難しいなあ。スケールが一気に小さくなるもんなあ」と苦笑していました。
 とにかくタミヤのキットが手に入ったのですが、私自身は、ヘッツアーのキットはアカデミーでいこうと考えていたのでした。


 これが、アカデミーのキットです。これは後期型をベースに再現していますが、中期型や末期型のパーツも揃っているので、ある程度時期に幅が持たせられるキットです。ガルパン仕様にほぼ通じる後部のハッチ配置がモールドされているほか、機銃の防楯、六穴タイプの誘導輪もちゃんと入っています。惜しい事に後部マフラーだけが、後期の簡易タイプになっているわけですが、そこはプラパイプなどで自作するしかありません。私の場合は、タミヤのキットから転用出来るので良かったです。
 また、プラッツ公式キットやタミヤキットでは、車輪のボルトの数や配置が劇中と異なります。アカデミーのキットも異なるのですが、配置が似ているので、パッと見た感じではあまり違いが目立ちません。履帯も連結式なので、制作は楽な方です。
 こうした諸点を勘案して、私はこのキットに決めたのですが、あんまり在庫が無い製品なので、購入するまでが大変でした。毎日いろんな通販サイトをチェックして、入荷した時点でパッと注文しないと、あっという間に「品切れ」になるんですよ。ガルパン戦車模型のモデラーさんの多くが、ヘッツアーに関してはこのアカデミーのキットで制作されていますので、とにかく人気があってすぐ売れてしまうわけです。


 次は、カモさんチームの戦車および車輌のキットです。


 カモさんチームの戦車ルノーB1bisは、公式キットが出ていません。上画像は、タミヤののキットです。フランスの戦車や車輌のキット自体があまり出ていないので、ルノーB1bisに関しても、このタミヤ製品がほぼ唯一の市販キットとなります。比較的新しい時期の製品なので、出来も組み立てやすさもバッチリです。これはもう迷わなくていいですね。


 タミヤは、ルノーB1bisのキットを2種類出しています。先の画像がフランス軍仕様、上の画像がドイツ軍仕様です。第二次大戦でフランスはドイツに降伏して占領されましたから、ルノーB1bisも鹵獲または接収されてドイツ軍が使用していたわけです。でもそのまま使っていたみたいで、フランス軍仕様とドイツ軍仕様の差異はあんまり無かったらしいです。
 それで、キットも同一だと聞きました。だから、どちらのキットを買っても同じです。私はフランス軍仕様キットを買いました。

 このルノーB1bisは、ガルパン戦車模型の中では簡単に作れる優良キットに属します。ただし、ガルパン仕様に仕上げるにはやはり幾つかの小改造が必要です。最も手間がかかる箇所は、転輪部分のスカートの除去とプレートの追加だろうと思います。あとは削ったり省いたりの作業で済みます。この転輪プレートは、戦車博物館に現存する実車や第二次大戦中の実車の写真を探しても全然見あたらないので、これもアニメ特有の謎設定なのかもしれません。
 ただ、キットの転輪を、劇中と同じようにプレートに揃えるのは難しそうです。一番前の転輪だけが持ち上がってる状態ですから、プレートに収まらないのです。このあたりをどうするかは、モデラーそれぞれの判断も様々にあるようです。私自身がキットの部品を見て色々測ったところでは、劇中と同じ形にするならば部品も履帯も少々いじることになりそうだな、という感じです。
 でも、このキットは、大洗女子学園チームの戦車模型のおよび車輌の全てのキットのなかでみたら、作りやすさは二番目ぐらいだろうと思います。


 では、一番作りやすいキットは何か、というと、この上画像の九五式小型乗用車なんです。通称の「くろがね四起」の方が通りがいいらしいですね。製品精度では定評のあるピットロードの公式キットで、バーツの合いも抜群です。しかも小改造が必要ありませんので、そのまま組み立てても問題ありません。ピットロードがガルバン企画に参入して公式キットを出してくれたのは大正解でしたね。
 しかもこの公式キットにはもう一つの功績があるんですよ。それはガルパンキャラクターデカールのカモさんチームバージョンが実現されたという点です。カモさんチームの戦車は、前述のルノーB1bisなのですが、これはタミヤの製品なので公式キット化はまず有り得ないわけですが、それではカモさんチームバージョンのデカールも出せないではないか、と、ガルバンファンの不満が巻き上がるわけですよ。それをピットロードが見事に解決してくれた格好です。
 ピットロードは、周知のように、軍艦艦艇キットの方でも、きめ細かな商品作りと販売サービスを充実させています。かゆい所に手が届くというか、分厚い気配りというか、モデラーのニーズを深く先取りしてくれるというか、そういうところが感じられるんですけれども、その精神でガルバン劇中の色んな車輌をどしどしキット化してくれたらな、と思います。
 それにしても、大洗女子学園チームの戦車模型のおよび車輌のキットで、作りやすさの1番と2番をカモさんチームが占める、というのは単なる偶然なんでしょうかね。園みどり子率いる風紀委員会の厳格なまでの姿勢が、作りにくいキットを排除したのかもしれませんね・・・、って、そんなわけ無いでしょうが !


 これは、公式キットの元キットです。陸軍の「くろがね小型貨物自動車」を再現しており、九五式小型乗用車の貨物用バージョンというのが正しい分類のようです。戦時中の写真などを見ても幌がついておらず、こっちの状態が普通だったらしいですね。実際の陸軍や海軍では、九五式小型乗用車は小型乗用車の形状で使用されていて、幌付きオープンカーの姿が戦時中の写真でも多く見られます。タミヤのキットの形状がそういう感じですね。
 なので、ガルバンの幌付きの形というのは特殊な形式だったのかもしれません。陸軍や海軍にあるトラックで幌がついてるのは、大抵は九四式や九七式などの自動貨車なんですね。ピットロードの元キットには荷台の幌はついていませんので、ガルパン仕様の幌付きの形というのは、ひょっとするとガルパン独自のアニメ謎設定では、と思ったりもします。 (続く)

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さらに一輌増えました

2013年09月25日 | ガルパン模型制作記
 私のガルパン戦車模型道は、県立大洗女子学園高等部「戦車道」チームの戦車および車輌を作って楽しむのが目的です。今までの記事で、戦車および車輌が全部で12種、と書きましたが、まだあるようです。DVDで第12話を見ていて、このシーンで「あれっ」と気付いたのです。


 あんこうチームのⅣ号戦車D型改(H型仕様)を牽引しているトラックみたいなの、ストーリーの前後の状況からみて、これも大洗女子学園の保有車輌のようです。
 このシーンだけなので、パッと見て分からなかったのですが、対戦相手の黒森峰女学園の車輌はドイツ製のクルッププロッツェの兵員輸送車タイプKfz.70が出ていますので、こちらの牽引トラックみたいなのはどうも日本製みたいだな、と気付きました。大洗女子学園では、カモさんチームが九五式小型自動車(通称「くろがね四起」)を使用していましたから、他にも似たような日本軍の車輌があってもおかしくないな、と思いました。

 上のシーンのトラックみたいなのは、よく見ると六輪なんですね。そうすると日本陸軍の九四式六輪自動貨車じゃないかなあ・・・。


 これですね。やっぱりファインモールドのキットになっていました。製品案内はこちら。運転台が箱型と幌型の二種類あるんですね。ガルパンのは幌型かな。

 そうなると、八九式中戦車三式中戦車チヌに続いて、これもいずれは公式キット化されるんでしょうかね。あんこうチームのⅣ号戦車D型改(H型仕様)を牽引しているシーンを、模型で再現してみるのも面白そうです。たぶん、ガルパンファンのモデラーさんの誰かが、絶対作るに決まってますよ・・・。

 私のガルパン戦車模型道の対象キットが、これで一輌増えました・・・。いずれ買わなきゃ。

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ガルパンの「軍神」西住みほ と 西住小次郎陸軍大尉

2013年09月25日 | ガールズ&パンツァー

 ガールズ&パンツァーの主役である西住みほは、ガルパンファンの間では、「軍神」西住、と呼ばれているそうです。
 最初は、「軍神」西住、って、日本陸軍の軍神西住大尉のことかと思ってたんですよ。私は。


 この方が日本陸軍の軍人で、実際に「軍神」となった、西住小次郎大尉です。ガルパンの世界では、この方の一族または子孫が「西住流」戦車道を興した、というような設定があるかもしれませんが、同じ「西住」姓を名乗って実家も同じ熊本なのであれば、子孫と考えるのが自然でしょう。
 この場合、「西住流」師範の西住しほは小次郎の孫、そして西住みほは、ひ孫にあたるのであろう、ということは前にも書きました。実際の歴史では西住大尉は若くして戦死しましたが、ガルパン世界では、おそらく生き延びたのでしょうね。


 西住小次郎大尉は、戦死後に「軍神」となって崇められ、忠勇の軍人の鑑とうたわれ、このように子供向けの読み物も昭和14年に発行されています。当時の日本陸軍は、戦車の拡充と戦車兵の育成に躍起となっていたそうですから、戦車兵だった西住大尉を公式に「軍神」に祀り上げた目的はおおよそ察しられますね。


 当時の新聞で報道された、西住大尉搭乗の八九式中戦車の壮絶なる激闘の跡です。敵の交差射撃を受けて蜂の巣になっていますが、弾痕の大きさからみて小銃弾も多いようです。そんなのも弾くどころか、貫通してしまっていますね。当時の日本軍の戦車が、「ブリキの棺桶」と揶揄されて、アメリカ軍の戦車にも歯がたたなかった悲しい歴史を思わせます。


 これは、マニアによる日本戦車の研究同人誌の「J-Tank」です。最近までこういう雑誌があることを知らなかったのですが、コミケに参加した知人に「こんなのがあるよ」と示されました。裏表紙にはガルパン戦車模型の八九式中戦車のアヒルさんチーム仕様の写真までありました。「勝手に応援號」の語句が笑いを誘います。

 ガルパン制作スタッフが、第二次大戦中の有名な軍人たちのエピソードを物語に織り込んでいることは、公式本やインタービューでも明らかにされていますが、西住みほを主役にたてていることによって、「軍神」西住小次郎大尉に最大の敬意を払っていることがうかがえますね。
 おそらくは、若くして戦死した日本の著名戦車兵の志を汲み取り、その「子孫」に「戦車道」を追求させる物語を実現させることによって、武運つたなく散った日本軍の全ての戦車と戦車兵の魂を慰めよう、との気持ちがあるのかもしれませんね。
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大洗女子学園チーム戦車のキット (その三)

2013年09月24日 | ガルパン模型制作記
 大洗女子学園チームの戦車模型のおよび車輌のキットの選択理由や制作上のポイントなどについての現時点でのまとめです。今回は、カバさんチームのⅢ号突撃砲F型と、ウサギさんチームのM3中戦車リーを取り上げましょう。


 これはカバさんチームのⅢ号突撃砲F型です。プラッツの公式キットで、ドラゴンのキットをそのまま使用して箱替えしただけのようです。Ⅲ号突撃砲は、A、B、C、D、E、F、F8、Gの8型式があって、いずれもドラゴンやタミヤなどからキットが出されていますが、模型店で下見した限りではA、B、Dなどの前期型の短砲身のタイプのキットをよく見かけましたね。サイバーホビーのオレンジボックスシリーズが多かったですね。
 ガルパンに登場するF型のキットは、調べた限りではドラゴンの一種しかないみたいです。これがプラッツの公式キットになっているわけですので、カバさんチームの搭乗車を作るにはこの公式キットを買うしかないわけです。それで、私もこのキットを買いました。ドラゴン系のキットの中では古い時期の製品ですが、比較的組み立てやすい方に入るとの評判ですので、まあ、頑張って取り組んでみることにしましょう。

 このキットをガルパン仕様に作るにあたっては、以前の記事でも述べましたように、劇中の仕様がF型とF8型のごちゃまぜになっていることに留意する必要があります。さらに劇中のF型は、実際のドイツ軍のF型の最終形態を採用しているので、主砲が75mm StuK 40 L/48に強化されているわけですが、プラッツの公式キットはF型の通常形態を再現しているので、主砲も75mm StuK 40 L/43です。両者の主砲砲身の長さが約30センチほど違うのですが、これを模型で再現するのであれば、約8ミリほど長くしないとガルパン仕様にならないわけですね。
 また、劇中では後部の機関室のハッチカバーの向きがF8型の縦向きになっています。プラッツの公式キットのF型は横向きなので、ここも大きな改造ポイントになるでしょう。あと、キットの履帯もガルパン仕様とは違います。劇中ではシェブロン(滑り止め)がついていないのですが、プラッツのキットの履帯にはついているのですね。ガルパン仕様はここでも前期のB型やC型の履帯をF型につけるという、ごちゃまぜ状態なわけです。ここをきっちり再現するのであれば、履帯も交換することになるでしょうね。


 履帯を交換するのであれば、上画像のタミヤのⅢ号突撃砲B型のそれと交換するという手があります。しかし、履帯だけのためにこのキットを丸々つぶすのは、ちょっともったいないかもしれませんね。履帯だけ交換したうえで、このB型は練習用に使って実際のドイツ軍の姿に作ったりするのも一つの方法でしょう。


 あと、タミヤからは上画像のⅢ号突撃砲G型初期タイプのキットも出ています。F8型の次の型ですので、後部機関室のハッチカバーの向きがF8型と同じ縦向きで、つまりはガルパン仕様と同じです。主砲も同じ75mm StuK 40 L/48です。
 ネット上の情報では、このG型初期タイプを使ってガルパンF型を作る手もある、というように紹介されていますが、実際には装甲版の形状がやや異なるうえに、上面左側にはF型にはないキューポラがついてるので、これらを削ったりする手間が余計にかかると思います。


 タミヤのG型でガルパンのF型を作ろうとするのも一つの方法ですが、それよりも、上画像のドラゴンのF8型のキットを使うほうが制作が楽ではないでしょうか。これをベースにして、劇中のF型のままの部分を再現する、という過程も選択出来ます。何よりも、このF8型のキットにはヴィンターケッテ付履帯が付属しているのが特徴です。さらに、車内のインテリアも再現出来る新規開発のスマートキットですので、各部のハッチを開けてカバさんチームの四人のフィギュアを配置する、という楽しみ方も出来ます。詳しくは「ガールズ&パンツァー 模型道公式教本」を参照下さい。
 劇中では、対プラウダ校戦の際にカバさんチームがヴィンターケッテを装備して参戦していますから、その状態を再現するにはこのF8型のキットを使うのが楽かと思います。ただ、問題なのは、公式キットのF型の方にエッチングパーツなどでついているアンテナ収容トレイなどの部品が、F8型のキットには入っていない点です。プラ板などで自作するしかなさそうですね。


 続いて、ウサギさんチームのM3中戦車リーについて述べたいと思います。現時点ではまだ公式キットが出ておらず、既存のキットの再生産および再販がアナウンスされたのみです。公式キットについているガルパンキャラクターのデカール類に関しても、大洗女子学園の8チームのなかで唯一、このウサギさんチームのものがまだ出ていないので、公式キットの発売はガルパンファンの共通の悲願みたいになっていると聞きます。
 ここで、ちょっと公式デカールについて説明します。このデカールにはチームのキャラクターの全身図もついているので、各チームのそれを透明プラ板に貼ったりしてスタンドに立てて戦車と一緒に並べる、というスタイルが主になっています。他の7チームは公式キットにてデカールが出されていますが、ウサギさんチームだけがまだですので、大洗女子学園の8チーム全員が、現時点ではまだ揃わないわけです。
 しかも、ガルパンブームの中で、ウサギさんチームの6人のキャラクターはいずれも人気が上位にあって、ネット上の交流板などで多くのファンアートを見かけます。一年生ということもあって、どこか子供っぽい可愛らしいキャラクターばかりなので、その搭乗車のM3中戦車リーの公式キットの発売は、本当に本当に待ち望まれていると思います。
 かくいう私もその一人です。なにしろ、M3中戦車リーだけ、まだキットを買っていませんので。買ってないというより、迷っているというのが正直なところです。既存のキットは既に2種類がありますから、いずれかを買えばよいのですが、公式キットが発表されてから改めて購入を検討しよう、という気になっています。

 そこで、とりあえず、既存の2種類のキットを紹介しましょう。


 これはタミヤから出ているキットです。M3中戦車リーにはM3、M3A1、M3A2、M3A3、M3A4、M3A5の6型式がありますが、タミヤのキットはM3にあたるMkⅠタイプを再現しています。また、各形式にガソリン車とディーゼル車とがありまして、それぞれのイギリス軍仕様というのがありますから、余計にややこしいことになっています。
 タミヤのキットはM3つまりMkⅠタイプのガソリン車なのですが、ガルバンのウサギさんチームのM3中戦車リーは、ディーゼル車なので、後部下のリアパネルの形状が全く違います。そのため、タミヤのキットを使う場合はリアパネルの形状を作り替える必要があります。さらに、後部装甲板の形状が異なっており、背面装甲板が下まで伸びているのですが、劇中ではやや短くなってフェンダーの高さでカットされています。また、後部左右の道具箱がキットでは水平に取り付けられていますが、劇中では斜めになっています。
 劇中のM3中戦車リーがどの形式にあたるかは、公式設定資料でも明らかにされていませんが、ディーゼル車であること、車体接合にリベット留めを併用している点を考えますと、M3A3か、M3A5に近いのではないかと私は勝手に推測しております。劇中では、砲塔がアニメ表現上の都合による輪郭線省略のため、全体的に丸っこく見えるのですが、この点は溶接を多用して曲線が多いM3A3に近いように見えます。


 これは、参考までに紹介するタミヤのキットで、M3中戦車のイギリス軍仕様を再現したタイプです。アメリカ軍仕様のリーに対してグラントと呼ばれているもので、色んな箇所が異なった造りになっています。ネット上の情報にて、タミヤのキットで劇中車を再現するにはリーとグラントを合わせるとよい、というのを見かけましたが、実際にグラントのキットを使って制作されたモデラーさんの報告を見ると、大幅な改造を行っているようです。基本的にはリーのキットを使った方が、改造の手間が少なくて済む、というようなレポートが別のモデラーさんのサイトで紹介されています。
 ですので、私の場合は、このグラントのキットは対象外としております。


 これはアカデミーから出ているキットです。M3中戦車リーのM3A5型を再現しているとされ、これはディーゼル車ですのでリアパネルもその形状で再現されています。つまり、ガルパン仕様と同じです。この秋から再生産、再版が予定されているキットというのがこれですが、この記事を書いている時点ではまだ、確かな発売情報が得られておりません。
 これは、一時期は、タミヤのキットのコピー品だろうと言われたのですが、実際にタミヤキットと比較検証されたモデラーさんのレポートによりますと、色々な相違点があるうえに、アカデミーのキットはタミヤよりも古い時期の資料に基づいて新規に開発されたもののようだ、ということです。
 細部のディティールなどは、確かにアカデミーのキットの方が勝っているようで、実際にウサギさんチームの搭乗車を制作再現されたモデラーさんの多くは、このアカデミーの製品を使っておられます。何よりもディーゼル車仕様ですので、リアパネルもそのまま組めば良く、タミヤのキットよりは楽に作れるかと思います。それで、私もこのキットでいこうかと考えております。
 ただ、これもガルパン仕様との差異が幾つかありまして、最大の相違点は後部装甲板の形状です。背面装甲板が短くカットされているので、プラ板などでフェンダーの高さまで延長する工作が必要になります。また、後部左右の道具箱がキットでは小さいので、これをタミヤの部品なみの大きさに作り替える工程も加わります。


 最後に、ウサギさんチームのM3中戦車リーの公式キット商品化について、私なりの推測をまとめてみました。ガルパン戦車模型のキットを公式化しているのは、これまでの記事で述べたように、プラッツ、ファインモールド、ピットロードの三メーカーです。これらのメーカーの製品ラインナップには、M3中戦車リーは含まれていませんから、この三メーカーから公式キットがリリースされるという可能性は、まず有り得ないように思えます。
 で、キットを出しているのは、先ほど紹介したように、タミヤとアカデミーの二メーカーとなっています。しかし、タミヤが公式キットを出すでしょうか。前にも述べたように、タミヤはガルパン企画へのタイアップを断っており、現在も関連を持とうとしていないようですから、タミヤが自社製品のキットを公式キットとしてリリースする可能性も、まず無いと思われます。

 すると、残るのはアカデミーの方なんですね。周知のように、ガルパン企画を主導するバンダイビジュアルの親会社バンダイは、アカデミーと密接な関係にあります。アカデミーのキットが、この秋のタイミングで再生産、再版を予告しているのは、どう考えても単なる偶然とは思えないのですね。おそらく、ガルパン模型戦車市場の盛り上がりによって相当の売り上げが見込まれると予想されるので、バンダイがアカデミーに話を持ちかけていて、何らかの形で、ウサギさんチームのM3中戦車リーの公式キット商品化が図られるのではないかなあ、と推測しています。
 このケースだと、バンダイまたはバンダイビジュアルから、アカデミーの製品の箱替えの形で公式キットが出る、という流れが想像されます。それとは別に、プラッツが窓口となって販売代行を引き受けてアカデミーのキットを公式化する、というケースも予想されますが、いまのところプラッツが取り扱っている海外メーカー品リストのメーカーにはアカデミーは含まれていないんですね。どうもよく分からんです。

 これから、どういうふうに事が進むのかは分かりませんが、ウサギさんチームのM3中戦車リーの公式キットが出されるとすれば、その元キットは間違いなくアカデミーの製品である、というのが私自身の勝手な推測です。多くのファンが待ち望んでいるキャラクターデカールも必ずつくでしょう。これに、後部装甲板の相違点などを補完するグレードアップパーツが添えられれば、私も間違いなくこれを買う、買ってしまうのだろう、と思います。 (続く)

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西住みほ と ミハエル ・ ヴィットマン

2013年09月24日 | ガールズ&パンツァー
 ガルパンの主役キャラクター、西住みほの行動ぶりや姿勢などには、実際の第二次大戦中の有名な軍人さん達のエピソードがけっこう元ネタとして織り込まれているそうです。


 たとえば、このシーン。Ⅳ号戦車D型の主砲基部あたりに足を組んで座ってるわけですが、そのみほに秋山優花里がドイツ軍の軍帽をかぶせようとしているんですね。これでピンときた人は、そうとう詳しい人、であるらしいです。
 そう、この西住みほの姿勢は、ドイツの有名な戦車兵ミハエル・ヴィットマンさんのオマージュなんですね。


 この方がミハエル・ヴィットマンさんです。ティーガーⅠの主砲基部に足を組んで座っています。ありふれた普通の姿勢なのに、めちゃめちゃカッコよくキマっております。いかにもドイツの軍人、という雰囲気です。戦争中に撃破した敵戦車は138輌、敵の対戦車砲は132門。最も多くの敵戦車を撃破した戦車兵として知られています。武装親衛隊の第1SS装甲師団 (LSSAH) に所属し、最終階級はSS大尉。1944年8月8日に戦死。


 これが写真の全景であるようです。戦車の細部のディティールがよく分かりますが、このスナップをガルパンでは元ネタにしているわけですね。
 また、ガルパンの第9話で、角谷杏生徒会長率いる38 (t) 戦車が、相手プラウダ校の戦車部隊の一角に単騎で突入して素晴らしい戦果を挙げますが、これはたぶん、ミハエル・ヴィットマンさんのティーガーⅠが単騎で敵のイギリス第7機甲師団に突入して計25輌の戦車や車輌を撃破した、1944年6月6日のヴィレル・ボカージュの戦いが元ネタになっているんじゃないでしょうか。

 前回のオットー・カリウスさんもそうでしたけど、ガルパンは戦車アニメであるだけに、その制作にあたっては、実在の優秀な戦車兵たちへの敬意や尊敬の念がこめられているのではないかと思います。
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オットー ・ カリウス氏 生誕90周年特別記念誌

2013年09月23日 | ガールズ&パンツァー

 凄い本が出ていますねー。ネットで偶然見つけて、びっくりしましたよ。
 オットー・カリウスさんって、有名なドイツ国防軍の戦車兵だった方ですよ。戦争中に撃破した敵戦車は150輌、ドイツ装甲師団が誇る戦車兵ですね。
 昔読んだドイツ軍戦車のガイドブックに、写真と名前が載っていたのを覚えています。戦後は薬剤師として薬局を経営されていたと聞いたけれど、まだ存命中なんですねー。

 記念誌は、ハードカバーで全158ページ。写真およびイラストが300枚以上、兵士時代の携帯品、勲章などの実物写真、戦地での記録写真などが豊富に収録されているそうです。さらに、ティーガーⅠへの搭乗に関するご本人へのインタビューなども。歴史の生き証人、真実の記録、と銘打って価格は6825円だそうです。
 これ、日本にも輸入されて販売されているようですね。訳本なのかな? 書店で普通に買えるような本ではなさそうですが・・・。

 ガルバンでは、一年生の頃の西住みほがティーガーⅠに乗って試合に臨んでるシーンがありましたけど、あのティーガーⅠの砲塔に描かれてる番号が217なので、オットー・カリウスさんの搭乗車と一緒じゃないですか・・・。


 このシーンですよ、このシーン。西住みほは、現代のオットー・カリウス、ということなのか?




( 追記 )

 オットー・カリウスさんの最近の写真がネット上にありました・・・。
 笑顔で両手に持っておられるのは、タミヤのティーガーⅠの217号車 !! ご本人も自分の搭乗車が模型キットになって嬉しかったでしょうね・・・。しかし、すごい歴史的な写真ですな・・・。




 これが、オットー・カリウスさんに贈られた、タミヤのティーガーⅠのキットです。217の番号が輝いて見えますよ。
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大洗女子学園チーム戦車のキット (その二)

2013年09月23日 | ガルパン模型制作記
 大洗女子学園チームの戦車および車輌は、計12種があり、「戦車道」の履修8チームのそれぞれの搭乗車となっています。これらを作るにあたってどのメーカーのキットを選択して購入したか、ということを前回の記事で述べました。今回からは、それぞれの模型キットと、その選択の理由や制作上のポイントなどについて、現時点で自身がまとめた内容にもとづいて簡潔に説明してゆきます。チームごとに順番に述べますが、8チームもあるので、2チームずつに分けて少しずつ書いてゆきたいと思います。今回は、あんこうチームのⅣ号戦車D型と、アヒルさんチームの八九式中戦車を取り上げましょう。

 まず、あんこうチームの搭乗車であるⅣ号戦車D型です。劇中ではD型、F2型仕様、H型仕様、の三段階に改造を受けていますが、プラッツの公式キットにて、この三段階の仕様がリリースされています。


 これは、Ⅳ号戦車D型の発見時より、戦車道全国大会第2回戦の対アンツィオ校戦までの状態をキット化したものです。元はドラゴンのキットで、中身を色々変更して箱替えしたものです。元のままのキットを模型店で探したのですが、見つかりませんでした。Ⅲ号戦車とかⅡ号戦車の方はけっこう見かけたんですけどね。


 ドラゴンのキットにおいては、Ⅳ号戦車は幾つかのタイプが出されているようですが、上画像のようにアフリカ軍団仕様のⅣ号戦車D型もあります。細部があちこち異なっており、最も大きな相違点は砲塔後ろのゲベックカステンでしょうか。これ一つをみても、実際のドイツ軍においてはⅣ号戦車D型のどれもが同じ姿ではなかったことが分かりますね。


 で、私自身は、Ⅳ号戦車D型のキットとして上画像のタミヤ製品を選択しました。昔に一度作ったことがあるのと、パーツ構成が初心者向けで制作ガイドにも不備がなく、安心して組み立てられると思うからです。そのまま組み立てると、当然ながら実際のドイツ軍のⅣ号戦車D型として仕上がるので、ガルパン仕様にするために各所の小改造や作り変えを行う必要があります。その箇所は、私が現時点でノートにまとめたところでは20ヶ所以上あります。
 また、重要な変更点の一つに、転輪キャップの後期型への交換がありますが、私の場合はH型仕様の制作用にタミヤのH型のキットを買っており、その転輪をH型仕様の制作では使いませんので、このD型の方に転用することになります。こうした転用や交換の関係も考えての、キット選択だったわけです。
 なお、古い時期のキットなのでモールドやパーツが甘く、最近のキットに比べるとディティールの上では若干見劣りするかもしれません。そこで、補助用のパーツセットを使ってパーツを新しいものに交換するという方法があります。


 これが、補助用のパーツセットである、Ⅳ号戦車車外装備品セットです。タミヤの新しい時期の製品には大抵同じパーツセットが入っているのですが、今回選んだⅣ号戦車D型のキットには入っていないので、このセットが必要になると考えたのです。これはドイツ軍の装備品ですから、Ⅲ号突撃砲やポルシェティーガーなど、同じドイツ軍の戦車のキットにも応用可能と思われます。それで、二つほど買っておけば色々役に立つだろうと考えました。模型店ではあまり見かけなかったので、通販で入手するのが手っ取り早いかもしれませんね。
 とりあえず、Ⅳ号戦車D型の制作にあたっては、タミヤのキットと、Ⅳ号戦車車外装備品セットとを使うことにしました。


 続いては、Ⅳ号戦車D型改つまりF2型仕様です。対プラウダ校戦時の状態で、プラッツから上画像の公式キットが発売されています。これも元はドラゴンのキットですが、開発時期が比較的新しいそうで、販売元も傘下のサイバーホビーとなっているキットだと聞きました。いわゆるスマートキットの一種なのかもしれませんが、同じドラゴンのⅣ号戦車D型に比べればまだ組み立てやすい、との評判です。ドラゴンのキットに、よく似たG型のキットがありますが、これを使うと主砲のマズルブレーキの形状が異なってしまうようです。
 プラッツの公式キットのなかでは、まずまずの出来だということなので、私自身もあんこうチームの戦車の一形式ぐらいはプラッツでやってみようかと考え、このキットを選択しました。このキットだと起動輪がガルパン仕様と異なるので、タミヤのH型キットの部品と交換する必要があります。さらに小改造が15ヶ所ほど必要で、最も難しいのが誘導輪のスポークの造り替えでしょうか。キットでは7本ですが、劇中では6本になっているからです。


 これは、Ⅳ号戦車D型改つまりH型仕様です。対黒森峰学園戦時の状態で、劇中における最終状態です。これもプラッツから上画像の公式キットが発売されています。これも元はドラゴンのキットで、箱替えによって公式キット化されていますが、細部がガルパン仕様とは異なります。最も目立つのがシュルツェンの形状、主砲のマズルブレーキ、エアクリーナーの三ヶ所ですが、プラッツはこれらを補うべく、グレードアップパーツを追加発売しています。


 これがそのグレードアップパーツです。前述の三ヶ所の相違点をカバーするパーツの他に、ボーナスパーツとしてフラッグと白旗のパーツがつけられています。劇中ではこの、Ⅳ号戦車D型改H型仕様がチームのフラッグ車を務めていましたから、このフラッグパーツの追加はとても有難いですね。
 なので、プラッツのキットで、Ⅳ号戦車D型改H型仕様を作る場合は、このグレードアップパーツも忘れずに入手することをお勧めします。


 で、私の場合は、Ⅳ号戦車D型改H型仕様をこのタミヤのキットで作る積りです。タミヤのキットはH型そのものなので、今回紹介しているⅣ号戦車D型の三つの型式のなかでは、最も制作が楽で小改造の箇所も少ないからです。最も大きな小改造は、砲塔キューポラ周囲の跳弾防止リングの撤去、でしょうか。これは削って平らにするだけなので、ラインチゼルがあれば楽に出来そうですね。
 ただ、残念なことに、起動輪および転輪がガルパン仕様とは異なります。起動輪は劇中では通常型、転輪は後期型という、アニメ仕様にはありがちなごちゃまぜ状態です。この両方の部品は、同じタミヤのJ型のキットに入っています。


 実は、私は上画像のJ型のキットも入手しています。これは大阪の模型店を下見見学した際に、近くのホビーショップのジャンク市で中古品を500円で売っているのを見つけ、ガルパン戦車制作用の部品交換用に役立つだろうと思って購入したのです。これが前述のH型の改修に大きく役立つことになったので、とにかく買っておくもんだなあと感心しています。
 このJ型は、外見的にはH型と酷似していますが、Ⅳ号戦車の最終型であるために各所の形状は最も新しいものとなっており、また部品の集約化が進んで、マフラーなどが一本に変更されています。キットはシュルツェン付きと無しの二種類がありますが、私が買ったのは無しの方でした。
 なお、このJ型のシュルツェン付きを買えば、H型仕様が作れそうに思えますが、部品が集約化されているので、厳密にはH型とは違いますし、ガルパン仕様とも微妙に異なります。私自身は、このJ型のパーツをH型の制作時の交換用に使いますが、また前述のD型およびD型改F2型仕様の制作時においても幾つかのパーツが転用出来るようなので、色々試してみることにします。


 今回のラストは、アヒルさんチームの搭乗車、八九式中戦車甲型です。ファインモールドより発売されている公式キットで、現時点ではおそらく唯一の市販キットでしょう。
 八九式中戦車にはガソリン車である甲型の他に、ディーゼル車である乙型がありまして、そちらのキットは戦車模型雑誌アーマーモデリングの付録として以前に発売されていました。確か、キットのパーツが三冊分に分割されて販売されていたため、三冊全部を買わないと作れないはずです。この夏の下見見学時に、京都の模型店で二冊ぶんを見かけたり、通販サイトの中古品リストなどにバラで出ているのを見かけたりしましたから、頑張れば全部のパーツを揃えて入手することが可能だろうと思うのですね。でも、確か海軍陸戦隊の仕様で前面のマークも錨になっていると記憶しているので、これをガルパン仕様の陸軍タイプにするのはちょっと無理があるでしょうね。
 公式キットの方は、出来そのものは国産品だけあって良いです。ファインモールドの製品はモールドなどの精度の良さで定評がありますし、パーツの合いも良いはずです。なお、八九式中戦車乙型は、世界に唯一現存する一台が陸上自衛隊土浦駐屯地内武器学校に保管されて、自走可能状態までレストアされています。ガルパン制作スタッフは、この現存する乙型を取材してアニメ制作の基本資料にしていたと聞きますが、ファインモールドも同様にこれを取材したということです。そのためか、キットは主砲基部の防楯やマフラーの形状などが、現存する乙型の姿をそのまま再現してあります。
 これに対して、ガルパン仕様の甲型は、海外に現存する甲型の姿を忠実に再現したもののようです。それで、キットを制作するにあたっても、乙型の形状に準拠している前述の二ヶ所などを修正する必要があります。あと、劇中では細部があちこち異なるので、それらの改造も行なうことになるでしょう。 (続く)
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「ガールズ&パンツァー」と「蒼き鋼のアルペジオ」

2013年09月22日 | ガールズ&パンツァー
 今日は雨の予報だったらしいが、実際には晴れのち曇り。家でゴロゴロしながらガルパン戦車模型キットの中身などを眺めて楽しんでいたら、模型サークルの知人から電話がかかってきた。向こうも暇だったらしい。模型やアニメのことで一時間ほどおしゃべりした。彼は、私のブログの記事を毎日読んで下さっている一人であるので、時おり、記事内容をネタにして電話をかけてくる。彼は私よりもアニメファンで、模型サークルではフィギュア系をよく作っている。

 ガルパンの西住みほのフィギュア、つまり例のキャラグミンのやつに話題が及んだ時、「そういえば西住みほの中の人 (中の人、とは声優さんのこと。西住みほの場合は渕上舞さん) な、今度は潜水艦少女の役をやるってよ、星野は知らんかもしれんけど」
「知ってますよ・・・」
「おっ」
「日本海軍の伊号第401号潜水艦・・・でしょ?」
「そうそう、そうなんや、やっぱり知ってたか」
「これでも昔は軍艦マニアですよ・・・。伊号第401号潜水艦のイオナでしょ、蒼き鋼のアルペジオでしょ・・・」
「うん、さすがやなあ」
 これで話題はそっちに転じた。彼は相当のファンであるらしい。たぶん、コミックを全部読んでるのだろう。


 イオナ、というのはこの上画像の少女である。「蒼き鋼のアルペジオ」の主役級キャラクターで、日本海軍の伊号第401号潜水艦のメンタルモデルである。背後の艦は、もちろん伊号第401号潜水艦であるが、これもアニメ仕様であるらしいので、実際の艦状とは細部があちこち異なるという。


 これもイオナである。この「蒼き鋼のアルペジオ」は三年ぐらい前から「ヤングキングアワーズ」で連載されてて、単行本ももう7巻ぐらいになっている筈である。随分昔に3巻だったか4巻だったかを立ち読みしたことがあり、軍艦の描写の細かさに感心したことがある。設定もガルパンに劣らずぶったまげるような世界観を呈しており、おそらくは陸上戦の「ガルパン」に対する海洋戦記アニメの有力候補として、今後のヒットが予想される。
 現に、テレビアニメ化が決定しており、近畿地方では毎日放送系で来月10月7日から放送がスタートする。詳しくは公式サイトを参照いただきたい。


 上画像は、コミック版の第1巻である。アマゾンでも購入出来る。
 でも、私はあんまりこういう感じの物語には興味がわかない。そのことを、電話でおしゃべりした知人も不思議がっていた。
「星野はこういうの、ファンになりそうに思えるけどなあ。だって星野は日本軍艦が専門やったし、何かといえば「駆逐艦の男 (軍艦模型を作りまくっていた20代の頃の私の自称) 」やったろ? むしろガルパンのファンになっているというのが違和感あるぐらいやね」
「それは、そうかもしれんですけどね、「蒼き鋼のアルペジオ」はなんだか物語全体が暗いムードに包まれてて、独特の設定とかキャラクターの設定とかがですね、あんまり明るさ楽しさに満ちてないんですよ。おまけに人が大勢死ぬじゃないですか、あれがちょっと抵抗あるんですよ。Aさんはあれの宣伝用キャッチコピー知ってますでしょ、「少女たちが世界を滅ぼす」とかですよ。これは私としてはダメです。滅びるとか、死ぬとか、そういうのはダメなんですよ」
「そういう受け止め方かあ、なるほどねえ。じゃあ日本海軍の軍艦がいくら登場していてもアカン、となるか」

 あと、この「蒼き鋼のアルペジオ」が仮にヒットすれば、ガルパン模型戦車市場が沸いたように、今度はアルペジオ模型軍艦市場というのが盛り上がってブームになるかもしれない。そうなれば、たくさんの軍艦模型キットが売れて業界も潤い、新製品もリリースされるかもしれない。
 しかし、ここがガルパン戦車模型の場合と違うところだが、私の場合は500隻余りを数える日本海軍の軍艦艦艇の模型キットを既に作ってきているので、「蒼き鋼のアルペジオ」を見てファンになって軍艦模型を作りまくる、といった状況にはなりにくい。伊号第401号潜水艦のキットも既に手元にあるどころか、計52隻の伊号潜水艦や呂号潜水艦から成る私なりの「第六艦隊」を実現している。だから、「蒼き鋼のアルペジオ」のコミック版を読んでも「これはスゲー、面白いじゃねえか」という感慨は無かったのである。

 ガルパンは、単なる陸上戦の戦車アニメと違うのであって、熱血部活動スポ根アニメとしての要素が濃い。明るく楽しい雰囲気で統一され、重要な点は「人が死なない」ことである。出てくるキャラクターに、まったく悪人が居ないと言うのが大変に素晴らしい。
 この「人が死なない」、「悪役が居ない」という二大要素が、ガルパンがあそこまでヒットして現在もブームになっていることの最大の原因であろう、と私なりには思っている。設定や世界観がどれだけ破天荒であったとしても、ヒューマニズムに溢れた作品というのは、必ず支持されて人々の心に息づく。そのことは、過去の文学やコミックやアニメ作品の歴史が証明しているのではないだろうか。

 とまあ、このようなわけで、私がガルパンのファンであることが、一層ハッキリしたような気がする。

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大洗女子学園チーム戦車のキット (その一)

2013年09月22日 | ガルパン模型制作記
 私のガルパン戦車模型道は、県立大洗女子学園高等部「戦車道」チームの戦車および車輌を作って楽しむのが目的です。ガルパンでは対戦校の「戦車道」チームも四つあって、それぞれに魅力的な戦車や車輌が登場するのですが、そこまで広げてしまうと大変だし、数も多くなるので、まずは主役の大洗女子学園チームに絞ろうと考えています。

 で、その大洗女子学園チームの戦車および車輌を、時期ごとの変遷もふまえた車種でまとめてみますと、全部で12種があります。下記のようになります。

 あんこうチーム
  Ⅳ号戦車D型 → Ⅳ号戦車D型改 (F2型相当)  → Ⅳ号戦車D型改 (H型相当)

 アヒルさんチーム
  八九式中戦車甲型

 カバさんチーム
  Ⅲ号突撃砲F型

 ウサギさんチーム
  M3中戦車リー

 カメさんチーム
  38 (t) 戦車 → 駆逐戦車ヘッツアー

 カモさんチーム
  ルノーB1bis
  九五式小型自動車

 アリクイさんチーム
  三式中戦車チヌ

 レオポンさんチーム
  ポルシェティーガー

 この12種の戦車および車輌の模型キットが、どのメーカーから、どのようなバージョンで販売されているのか、ということを色々調べました。買って作って楽しむからには、模型キットに関する正しい知識や、ためになる情報を少しでも欲しい、と考えたからです。
 それで京都や大阪の模型店をあちこち下見に行った際に、陳列されているキットは必ずチェックしてきました。箱の中身を見て、自分にとって作り易いかどうか、難易度はどうか、工具や塗料はどれだけ必要になるか、ガルパン仕様との差異はどうか、などを色々検討し、メモもびっしり書き込みました。


 これが模型キットの事前調査ノートやメモです。キットによってはメーカーのHPから制作ガイドをダウンロード出来るところもありますので、そうした制作ガイドも入手して作り方や工程などもチェックしたのです。
 上画像の右側の制作ガイドは、プラッツの公式キットのⅣ号戦車D型のものの改訂版で、プラッツの公式HPよりダウンロード出来ます。ノートやメモにはそれぞれのキットの特徴や価格、部品数や作り易さの程度をまとめ、制作ガイドがネット上などで見られるキットについてはガルパン公式設定資料と見比べて仕様の相違点などを調べて書き出してあります。
 それらをまとめる形で、それぞれのキットをガルパン仕様に仕上げるにはどう作り、改造すべきかのポイントを工程順に並べました。既にネット上では多くのモデラーさん達がそれぞれの「ガルパン仕様」を制作しておられますので、そのブログレポートなどがとても参考になります。
 それらの情報も併せて箇条書きにまとめ、私なりの「作り方」を赤字で追加したりしたので、これらのノートやメモ自体が、これから私が作る際の「制作ガイド」、つまり組み立て説明書になるわけです。

 これだけの下調べをやってから、購入すべきキットの選別に進みました。全12種のキットが色々なメーカーから発売されていますが、下調べの成果をふまえて、「これが良さそうだ」と判断したキットを記しました。

 あんこうチーム
  Ⅳ号戦車D型  タミヤ
  Ⅳ号戦車D型改 (F2型相当)  プラッツ
  Ⅳ号戦車D型改 (H型相当)  タミヤ
  グレードアップパーツ (Ⅳ号戦車D型改 (H型相当)用)  プラッツ
  Ⅳ号戦車車外装備品セット  タミヤ

 アヒルさんチーム
  八九式中戦車甲型  ファインモールド

 カバさんチーム
  Ⅲ号突撃砲F型  プラッツ

 ウサギさんチーム
  M3中戦車リー  アカデミー

 カメさんチーム
  38 (t) 戦車  プラッツ
  駆逐戦車ヘッツアー  アカデミー

 カモさんチーム
  ルノーB1bis  タミヤ
  九五式小型自動車  ピットロード

 アリクイさんチーム
  三式中戦車チヌ  ファインモールド

 レオポンさんチーム
  ポルシェティーガー  プラッツ
  グレードアップパーツ (ポルシェティーガー用)  プラッツ

 以上の内容で、M3中戦車リーを除くキットをすべて通販で購入しました。利用した通販サイトが四つありましたので、四回に分けて注文しました。あと、駆逐戦車ヘッツアーについては、模型サークルの仲間にタミヤのキットを貰う機会に恵まれてラッキーでした。

 参考までに、私自身の忘備録を兼ねて、どの通販サイトでどのキットを購入したかを報告します。通販での価格は変動する場合がありますから、下に列記する価格は、私が注文した時点の価格です。定価も併記しておきますので、同じキットの御購入をお考えの際には参考になるかもしれません。

 アマゾン サイトはこちら
  八九式中戦車甲型  ファインモールド 定価4410円 → 購入時価格3265円
  Ⅲ号突撃砲F型  プラッツ 定価4410円 → 購入時価格2400円
  ルノーB1bis  タミヤ  定価5040円 → 購入時価格3420円
  Ⅳ号戦車車外装備品セット  タミヤ 定価525円 → 購入時価格362円 (2セット買いました)

 ジョーシンネットショッピング サイトはこちら
  Ⅳ号戦車D型  タミヤ 定価2625円 → 購入時価格1660円
  三式中戦車チヌ  ファインモールド 定価3990円 → 購入時価格1860円
  グレードアップパーツ (Ⅳ号戦車D型改 (H型相当)用)  プラッツ  定価945円 → 購入時価格708円
  グレードアップパーツ (ポルシェティーガー用)  プラッツ  定価840円 → 購入時価格630円

 通販ショップ駿河屋 サイトはこちら
  Ⅳ号戦車D型改 (F2型相当)  プラッツ 定価5670円 → 購入時価格3080円
  Ⅳ号戦車D型改 (H型相当)  タミヤ 定価4005円 → 購入時価格2595円
  38 (t) 戦車  プラッツ 定価4410円 → 購入時価格2400円
  九五式小型自動車  ピットロード 定価3990円 → 購入時価格2680円
  ポルシェティーガー  プラッツ 定価5670円 → 購入時価格2650円

 ホビーサーチ サイトはこちら
  駆逐戦車ヘッツアー  アカデミー 定価3150円 → 購入時価格2520円

 まとめますと、定価合計は50205円になりますが、私の通販購入時の合計金額は30592円でした。約2万円近くも安くなりました。まとめて注文すれば送料はかからず、また代引手数料も300円前後でしたから、やはり通販というのはおトクですね。
 ただ、私がこれらを順次注文していた9月上旬の時期は、ちょうどメーカー各社の再生産が軌道に乗ってきた頃だったらしいです。そのためか、模型店でも通販サイトでも、模型キットの価格がやや下がって安定化していたようで、私の購入時の価格が現在の価格よりも安くなっているものがあります。たぶん、メーカーや問屋の在庫状況が、販売価格を左右するものと思われます。

 私の場合は、まず下見や下調べから始めてキットの販売価格帯も調査していたので、どのキットがどこの通販で最も安く買えるか、といったことがおおよそ掴めてきたのでした。模型店で売り切れになっていても、通販サイトでは在庫があるというケースが殆どでした。
 あと、Ⅳ号戦車車外装備品セットのように、「あわせ買い」の対象品とされて、購入金額が一定の金額以上にならないと注文出来ないアイテムもありましたので、通販をどう上手に利用するかを考えていくつか購入プランを作ったのでした。
 それで、色々な通販サイトの販売価格を毎日チェックして、価格の上下する様子をメモして、それぞれのキットの最も安そうな価格を大まかにおさえておいたうえで、注文購入に進んだのでした。

 その結果が、以前の記事の状態です。あと、残るはM3中戦車リーのキットなんですよね。いちおうアカデミーのを買う予定ですが、再版の時期がまだ分からないので、タミヤの方も選択肢に入れようかな、と思案しています。
 次回より、それぞれのキットに関するポイントなどを紹介しますね。 (続く)
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ガルパンキャラクタートランプ

2013年09月21日 | ガールズ&パンツァー
 ブルーレイ特典グッズの一つ、キャラクタートランプ。
 県立大洗女子学園の生徒や家族、対戦校の生徒たちなどが勢揃い。さあ、今回も全員の名前を間違わずに書きましょう。
コメント (1)
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ガルパン戦車模型キットのストック

2013年09月21日 | ガルパン模型制作記

 現在、私の手元にストックしてあるガルパン戦車模型キットの数々。眺めているだけでも楽しいです。

 下の4個がプラッツの公式キット、次の5個がタミヤ、その上にアカデミー、その上の2個がファインモールドの公式キット、一番上がピットロードの公式キット。左下の小さな3個はプラッツの公式グレードアップパーツセット。その奥の赤字のMMはドイツⅣ号戦車車外装備品セット。

 前にも書いたように、私のガルパン戦車模型道は、大洗女子学園「戦車道」チームの最終段階の戦車8輌および関連車輌を作るのを現時点での目標としています。それで、下見や模型情報誌やガルパン情報やネット情報などをいろいろ調べて検討を重ねて、自分なりの購入計画をたてました。最低限必要なキットに絞り込み、安く買える通販を幾つか利用して、四度に分けて注文し購入しました。その詳細については、また報告させていただきますね。

 全部揃ったようにみえますが、実はあと1台分足りないのですよ・・・。いつになったら、キットや公式デカールが販売されるんだろうか・・・・。

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