気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガールズ&パンツァーWalker 2

2018年07月31日 | ガールズ&パンツァー

 去る5月10日に刊行されたのは知っていましたが、現在に至るまで買っていない一冊です。基本的に大洗という町を回るのであれば、前刊の1号があれば事足りますので・・・。新たな情報というのは、だいたい新規パネル設置店に関する内容がメインですし・・・。

 今までの巡礼記でも述べたように、私の場合は大洗だけでなく、周辺のエリアの観光も楽しむという傾向がありました。なので、この種のガイドブックの内容ではちょっと物足りないのです・・・。思いっきりバーッと増やして、何でもかんでもダーッと楽しめて、ドーンと戦車気分で読めるような、そういうウォーカーが欲しいのです・・・。

 アマゾンでの案内情報はこちら

 

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継続高校 T-26(フェイズエリカ仕様) 作ります!! その1

2018年07月30日 | ガルパン模型制作記

 最近は継続高校チームの戦車がマイブーム、というわけではありませんが、BT-42の製作を再開してまもなく、ディキャンプでのプラモ製作対象として、上図のT-26軽戦車を作り出しました。

 事の発端は、継続高校チームの車輌の製作に最も熱中しているモケジョのミカさんからのメールでした。「フェイズエリカに出てくるT-26は、プラモで作るのは難しいんじゃないでしょうか」とありました。その微妙な言い回しが気になったので、ちょっと調べてみることにしました。

 

 ガルパン系コミックの「フェイズエリカ」に登場するT-26については、第2巻の「登場車輌」の項にて上図のイラストが紹介されています。記事に「データは1939年型」とありますので、イラストの車輌も1939年型なのかと思いましたが、ミカさんからのメールでは「ガルパン特有のごちゃまぜみたい」とありました。

 

 私の手元には、一年ほど前に大阪の中古ショップ「良品買館」にて800円で購入してあった、上図のイタレリのキットがありました。パッケージ右下隅にズベズダのマークが入っていますので、ズベズダのキットをイタレリがOEMにて仕入れて販売したものと分かります。
 つまりはズベズダの1933年型のキットであるわけです。これの外観から、砲塔のループアンテナを外せば、「フェイズエリカ」の劇中車に近づくように思われたのですが、そうはなりませんでした。

 

 中身は、購入直後に一度チェックしていますが、今回改めて開けてみました。ズベズダの製品としては一般的な仕上がりで、パーツの歪みやズレなども余り無いようです。生産時期が比較的新しいのかもしれません。

 

 続いて、「フェイズエリカ」の劇中車イラストを細かく検証してみました。ミカさんの「ガルパン特有のごちゃまぜみたい」の文章の通り、少なくとも二種類のタイプが混在しているように思えました。結果としては、上図のように諸々の特徴が挙げられます。

 車体の輪郭や細部の特徴は、だいたい1938年型のそれに近いようです。しかし砲塔のみは1933年型などの古いタイプで、その天板上のハッチだけが1938年型の形状にて表されています。車外装備品の種類や配置は、各年式の状態を参考にしているようで、そのものズバリのモデルを見つけられませんでした。私自身の調査不足もありますが、それを差し引いてもなお、「ガルパン特有のごちゃまぜみたい」との表現は正鵠を得ていました。

 要するに、私が持っていたズベズダのキットをそのまま組むと、絶対に「フェイズエリカ」の劇中車にはならないわけです。しばらく考え込みましたが、同時に、これ作るの面白いかもしれないな、という気持ちが湧きあがってまいりました。
 キット自体はパーツ数も少なくて組み立てに時間はかからなさそうだと感じましたので、ディキャンプの際に景色を眺めながらのんびり作るのには適しているかもしれない、と考えました。
 その旨をミカさんに返信すると、「ではレポートお待ちしています」と笑顔印付きで返ってきました。折しもBT-42のガルパン仕様の多さに悪戦苦闘していたところでしたので、気分転換にこのT-26をサラッと作っちゃおう、と決めたのでしたが、実際にはサラッとはいきませんでした。

 

 製作ガイドのイラストは、イタレリスタンダードなので、イタレリでの発売の際に新たに編集しているのかもしれません。
 ステップ1では、転輪やサスペンション等を組み立てます。

 

 ディキャンプ時のプラモデル製作用に、ダイソーで100円のプラスチックトレイを買っておいたのを今回初めて使用しました。周縁が一段高くなっていますので、パーツが転がり落ちる心配がありません。

 

 パーツを切り出して転輪から組み立てました。転輪は塗装のことを考えて可動にすると決めましたが、その場合はパーツ16Cとの組み合わせにおける接着面が最低限となり、組み立て自体が困難であることが判明しました。
 そこで、足回り部分はほとんどを塗装後に組み立て接着して車体に取り付けることにしました。

 

 なので、ステップ1の工程は、上図の状態までとして、塗装段階まで保管することにしました。転輪のタイヤゴム部分を塗った後にサスペンションを組み上げて、車軸にセットして組み立てる予定です。  (続く)

 


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継続高校 BT-42 作ります!! その7

2018年07月29日 | ガルパン模型制作記

 ステップ12では、ルーパーカバーを組み立てます。エッチングパーツの折り曲げ作業は丁寧に進めます。
 ステップ13では、左右のラジエター吸気口やエンジン点検口ハッチを組み立てます。このうち、左右のラジエター吸気口の組み立てにおいて、ガルパン仕様への追加工作が加わります。

 

 ステップ12で組み立てるルーパーカバーの関連パーツです。BT-7の製作時と同じパーツを、同じ要領で進めます。エッチングパーツのツメの位置を確かめて、逆さに組み付けないように注意します。

 

 エッチングパーツの折り曲げ成形が終わりました。

 

 続いてステップ13に進みました。左右のラジエター吸気口、エンジン点検口ハッチのパーツ群です。このうち、上図左側の左右ラジエター吸気口の組み立てにおいて、ガルパン仕様への追加工作が加わります。

 

 劇中のワンシーンを御覧下さい。見えにくいかと思いますが、黄枠内にラジエターグリル開閉用のスライド式ハンドルが見えます。これはパロラ軍事博物館の現存車輌でも確認出来る装置で、キット付属のディティール写真集でも紹介されています。
 タミヤキットにおいては省略されている、この細かい部品までも劇中車においては忠実に再現されているのが驚きです。かなり見えにくい位置にあるため、劇場版のBT-42の活躍シーンを全てチェックしてみたのですが、当該箇所が見えるシーンは上掲の場面が唯一でした。

 

 そこで、付属のディティール写真集の図も参考にしつつ、ブラ材を削ってそれらしい形に作ったものをパーツE5およびE8の両端に貼り付けました。
 このスライド式ハンドルは、前端に一つ、後端に二つが対に付きます。ラジエターグリルの数に対応しています。とりあえず上図のように貼りつけておき、全てのパーツを車体に取り付けた後に、形状をヤスって整える予定です。

 

 ステップ14では、車体上部を組み立てます。BT-7の組み立て工程と同じであるので、そのまま進めますが、ガルパン仕様への工作も二つ加わります。
 そして、次のステップ15からは、BT-42独自の組み立て工程に移行するほか、幾つかのガルパン仕様工作が加わりますので、気楽に作れるのもここまでになります。

 

 組み立てに先立ち、上図の車体上面パーツE9において、ガルパン仕様への工作をひとつ施します。

 

 ガルパン仕様への工作対象とは、上図の黄矢印で示した、リベットです。左右の対象位置に1個ずつモールドされています。

 

 このリベットが、劇中車においては省略されています。目立たない位置にありますので、3Dデータ構築時に取り込まれなかったのかもしれません。

 

 そこで、左右のリベットを削り取りました。たかがリベット1個ですが、把握出来た箇所は出来れば劇中車に合わせてゆく、というのが私の製作方針です。

 

 組み立てに進みました。ガルパン仕様への工作は、もう一ヶ所あります。

 

 御覧のように、ルーパーカバーの上に付くハンドルA1の向きが、キット指示とは逆の内向きになっています。これに合わせます。

 

 ステップ14の組み立てが完了しました。次のステップ15からは、ガルパン仕様への工作も多様多岐にわたって作業も複雑化しますので、改めて気合を入れ直しました。砲塔内インテリアの再現製作を省いてもなお、なかなかに大変なのが今回のBT-42です。  (続く)

 


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ガルパン最終章第2話の予告から

2018年07月28日 | ガールズ&パンツァー

 一昨日7月26日、ガルパンの公式サイトにて、最終章第2話の劇場公開予定が2019年6月である旨が発表されました。個人的には年内かなと期待していたのですが、一年近く待つことがほぼ確定したわけです。
 ガルパンの新作というのは、長く待たされるのが当たり前になっていますから、むしろ公開時期が判明したことのほうが重要ですね・・・。

 

 第2話は、第1話の続き、つまり無限軌道杯における第一回戦のBC自由学園チームとの試合からスタートする筈ですが、予告を観た限りでは、聖グロリアーナ女学院、プラウダ高校、アンツィオ高校などの試合の様子が出ています。同じく第一回戦を戦っている他チームの経緯が描かれるのでしょうか。

 今回の予告では、上図の新登場戦車が注目されます。砲塔側面の校章マークがヴァイキング水産高校チームのそれですので、BC自由学園チームに続いて新たなチームが出てくるということのようです。まだキャラクターは出ていませんが、今後の情報公開によって少しずつ明らかにされてくるのでしょう。

 戦車自体は、第二次大戦中にドイツ軍が運用したNbFzつまりノイバウファールツォイク多砲塔戦車と呼ばれるもので、史実では試作車が5輌のみ造られたにとどまっています。まず1号車と2号車をラインメタル社が製造しましたが、2号車の砲塔のみはクルップ社が設計し製造したので、形状が異なります。
 続いて2号車をベースにした3号車以下3輌がラインメタル社に発注、製造されました。この3号車から5号車までの3輌が1940年4月からのノルウェー侵攻作戦に実戦投入されています。

 ガルパンの劇中車は、所有するヴァイキング水産高校チームがノルウェー軍ティストのチームであることが公式設定資料等で知られていることにより、史実ではノルウェーに実戦投入された実用試験車輌3輌が元ネタになっているようです。
 これのプラモデルは海外メーカーから幾つか出ています。トランぺッターからは試作型の1号車、ドラゴンサイバーホビーアミュージングホビーからは実用試験型のクルップ型と呼ばれる3号車から5号車までのタイプがキット化されています。いずれも現時点では品薄のようで、私自身は模型店の店頭においても実物を見かけた記憶がありません。

 上掲の劇中車は、細部の描写などからみて、おそらくドラゴンサイバーホビーの製品がモデルになっているようです。現時点で品薄でありますから、たぶん最終章第2話の公開以降にプラッツにて公式キット化が図られるのではないかと予想されます。


 ところで、予告動画のラストに出てきたケーキ、どこかで見たような気がしたのですが思い出せず、たまたま最終章第2話の件で電話してきたモケジョのレイコさんに「カヌレですよ、以前に京都市役所の北のカフェで皆で食べたじゃないですか」と教えられてやっと思い出しました。
 そのお店は、店名も「カヌレ」で、カヌレを主力メニューにしている喫茶店です。京都では多くのカフェや専門店でカヌレを提供していますので、模型サークルの定期会合などで利用する際に食べている方も居たかもしれませんが、私は甘いものが苦手なので、たぶんカヌレは食べたことが無いと思います。

 ところが、レイコさんによれば、コーヒーを混ぜて作る砂糖抜きのカヌレもあるのだそうです。カヌレはフランスの伝統的菓子の一種で、歴史的にはラム酒やバターでの味付けがメインだったそうなので、砂糖が入っていないものがフランスでは宮廷などで好まれたそうです。私が食べるなら、そちらが良さそうですね・・・。
 ガルパンの予告画像では誰が食べているのか分かりませんが、たぶんBC自由学園チームのマリー隊長でしょう。これに倣って、大勢のガルパンファンが一度はカヌレを味わうことになるのでしょうが、たぶん大洗のどこかのお店でノリノリで商品化してくることでしょう。

 いずれにせよ、最終章第2話、楽しみです。じっくり待ちましょう。

 

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ゆるキャン△ DVD 全3巻

2018年07月27日 | ゆるキャン△

 7月25日にVol.3が発売されて全部が出揃った、「ゆるキャン△」テレビアニメシリーズのDVDです。原作者あfろ氏の描き下ろしイラストが豊富にパッケージや封入冊子などを飾ります。それぞれに特典OVA作品が一つずつ収録されて楽しさを添えます。

 実はこれ、ガルパン戦車プラモデルの製作時にDVDプレイヤーにかけていて、製作作業の合間に眺めたり、BGM代りにしていることが多いです。音楽がいずれも優雅で落ち着いていて、まったりした気分になれますので、プラモデル製作時にはピッタリなのです・・・・。

 これがガルパンのDVDですと、画面に釘付けになってしまって、プラモデル製作どころではなくなってしまいます・・・。

 いつか聖地でのキャンプ時に、視聴して楽しみたいですね。劇中のクリキャンのシーンと同じように。

 

 ところで、最近に身延町の「ゆるキャン△」関連の有志が大洗へ視察に行かれた由、大洗の知人から聞きました。アニメ聖地としての様相とかを勉強にし行かれたのでしょう。噂によれば、本栖高校直下の常幸院の御住職も参加されたそうですから、今後何らかのイベントを仕掛けてくる可能性が高いですね。

 とりあえずは、本栖高校つまり旧下部中学校の施設を活用してのキャンプとか交流イベントを、是非ともお願いしたいところです・・・。その具体化に際しては、甲斐常葉地区の現状をふまえますと、大洗よりも豊郷のほうが参考になる取り組みを数多く実施している、という気がします。
 どうせ視察に出向くのであれば、大洗だけで終わらせずに、豊郷にも行って学んでいただきたいところです。学校施設が聖地のメインになっているという点では、共通していますので・・・。

 


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ピットロードのA41センチュリオン エンディングVer.

2018年07月26日 | ガールズ&パンツァー

 最近にようやく1/35スケール公式キットが発売されて話題になった、大学選抜チーム隊長島田愛里寿の搭乗車A41センチュリオンに関しては、ピットロードさんのエンディングVer.でも発売されることが既にアナウンスされています。予定では2018年秋、となっていますが、現時点ではまだまだ分かりません。年末にずれこむ可能性も考えられるからです。

 これに関して、模型サークル仲間のT氏がこう話していました。
「乗せるフィギュアが島田だけやから、商品化し易いんやろうな・・・・。このパターンだと大学選抜チームはメグミ、アズミ、ルミも同じようにして一点もので出せるやろうけど、実現しそうにないな・・・」

 しかし、私自身としましては、パーシング一両にメグミ、アズミ、ルミの三人をセットにする、というパターンのほうが有り得そうに思えます。三人とも搭乗車はパーシングですから、識別マークを自在に変えられるような仕組みがあれば、商品化は割と可能ではないかな、と思います。

 同時に、フィギュアの人数や戦車の形状などからみて、商品化が難しいものもあると思います。たとえば、ウサギさんチームは6人も居ますので、M3リーのハッチ数とどう組み合わせるか、という問題があるでしょう。レオポンさんチームも、ポルシェティーガーのハッチ数が二つしかありませんから、ナカジマ以下4人をどうやって乗せるかという問題がつきまといます。
 また、サメさんチームもちょっと微妙かな、と思います。ハッチが後ろ向きに付いている所もあるので、フィギュアをどう造形表現するかが課題になりそうです。

 逆に、商品化がし易いのはカモさんチーム、アリクイさんチームでしょう。いずれも3人で、搭乗車のハッチ数も足りています。
 あと、島田愛里寿のセンチュリオンが商品化に進むということで、他の対戦校チームの登場の可能性も浮上しています。聖グロリアーナ女学院のダージリン以下を除けば、多くは1人と戦車の組み合わせなので、商品化も簡単だろうと予想されます。

 ただ、ピットロードさんの側からすれば、人気があって売れて利益が取れるものでないと商品化に進めないでしょうから、対象はかなり絞り込まれるでしょう。
 したがって、島田愛里寿とセンチュリオンの組み合わせは、現時点では人気の高さ、商品化のし易さ、の二つの要素を最も満たしていると判断されたのでしょうね・・・。

 これに続く人気の高さと商品化の可能性を秘めているのは、継続高校のトリオとBT-42の組み合わせじゃないかな、と思うのですが、いかがでしょうか。

 


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継続高校 BT-42 作ります!! その6

2018年07月25日 | ガルパン模型制作記

 ステップ9では転輪を組み立てます。
 ステップ10では車輪類を車体に取り付けますが、私の製作においては転輪は塗装後に取り付けます。タミヤキットの常でポリキャップ使用によって取り外し自在ですが、第1転輪だけはA15を接着する関係で取り付けておきます。起動輪および誘導輪も取り付けます。
 なお、ステップ10においてガルパン仕様への工作が二つ加わります。いずれもパーツB10およびB11において施します。

 

 車輪類は、以前に作ったBT-7のものと同じです。今回のBT-42のキット自体が、前に出ていたBT-7のキットのパーツをベースにして発売されているため、大部分のパーツは共通になっています。

 

 ササッと組み立てました。一度経験している工程ですから、気楽に出来ました。

 

 ステップ10の組み立て作業に先立ち、ガルパン仕様への工作を行います。上図のパーツB10およびB11には、御覧のように穴が4つあいています。

 

 劇中車の該当箇所を見ますと、穴は一切無いことが分かります。これに合わせます。

 

 パーツB10およびB11の内側に薄いブラ板を貼っておき、穴をパテで丁寧に埋めました。パテが固まってからの成形においては、周囲のリベットを削らないように注意しました。パーツが小さいだけになかなか大変でしたが、後ろから見ると結構目立つ箇所ですので、頑張って作業を進めました。

 

 穴埋め工作を終えたパーツB10およびB11を車体に取り付けました。続いて二つ目のガルパン仕様工作へ移りました。

 

 御覧のように、パーツB10およびB11の表面左右端にリベットが並びます。これらが省略されていますので、再現します。

 

 とりあえず、普通に見える範囲でリベットを再現しました。パーツB10およびB11の表面の外側には4個、内側には3個のリベットを打ちました。

 

 ステップ11では、履帯を組み立てます。おそらくはこのキットのヤマ場の一つとなるでしょうが、私はBT-7の製作時に一度おさらいしていますので、スラスラと組むことが出来ました。

 

 片面の履帯が組み上がりました。塗装後に取り付けるので、一ヶ所を接着しないであります。

 

 このように転輪への装着、取り外しが自在に出来ます。なので、劇場版でも見られた装輪走行のシーンを再現して楽しめます。

 

 両方の履帯が組み上がりました。この種の連結式履帯としてはパーツが大きくて数も少ないので、組み易いです。  (続く)

 


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大洗女子学園チーム初の対戦試合より  後編

2018年07月24日 | ガールズ&パンツァー

  最初の砲撃戦にて、カメさんチームの38(t)戦車が履帯トラブルで機動力を喪失、ただやみくもに撃っているだけとなったため、その後に近くを通過したであろう聖グロリアーナ女学院チームに撃破されたものと、初視聴の時は思っておりました。
 撃破されるシーンが最初に描写されたのは、上図のウサギさんチームのM3中戦車リーでした。相手の正確な交差砲撃を受けて、パニック状態に陥った一年生たちが、たまらずに車外に逃げ出しました。無人となった戦車は哀れにも敵弾を被って白旗を揚げました。
 こんな調子ですから、再び「大洗側の負けだな・・・」と改めて思いました。

 

  場を大洗町の街区に移しての第二ステージにて、カバさんチームのⅢ号突撃砲F型が路地での待ち伏せによってマチルダⅡを撃破しました。続いて立体駐車場にてアヒルさんチームの八九式中戦車甲型がマチルダの後ろをとって命中弾を得たことで、私の予想がぐらつきました。
「あれっ、意外にやり返してるやん」と。
 再び両チームは3両の同数になったわけか、とその時は計算していたのですが、次の場面で八九式中戦車甲型の命中弾が無効と判明、マチルダⅡの返り討ちをうけて戦列外に押しやられました。
 このときのマチルダⅡの車長がルクリリで、劇場版で名前が出て一気に存在感を増すわけですが、当時はそんな成り行きは予想だにしていませんでした。

 

 続いて、カバさんチームのⅢ号突撃砲F型も、その目立つ車体色と幟が災いしてこれも返り討ちに合い、あっという間に大洗女子学園の戦力は最低限となりました。この時はカメさんチームも撃破されたと思い込んでいましたから、とうとうあんこうチームⅣ号戦車だけになったか、と思いました。

 なので、商店街通りに追い詰められたあんこうチームの前に飛び出してきたカメさんチームの金色の戦車には、本当に驚きました。しかし、次の瞬間に至近距離で外して撃破されたのを見て、何やっとるんだ、これの砲手はバカか、と思いました。
 そのバカな砲手が生徒会広報の河嶋桃ですから、広報としては優秀だが、戦車道の砲撃は下手なのだ、と悟りました。実際、下手過ぎて、対プラウダ戦にて角谷杏に交代を命じられています。

 ともあれ、これであんこうチーム以外は全て撃破されてしまった大洗女子学園でした。これで勝てるとか有り得ない、ただ西住みほが戦車道経験者であることにより、ある程度までは反撃に出るだろう、と予想しました。

 

 ところが、その後のⅣ号戦車D型の動きは、予想以上でした。カメさんチームの撃破のどさくさにマチルダⅡを道連れにして一気に窮地を脱し、それまでとは打って変わった迅速かつ自在な立ち回りをみせて要所にて待ち伏せ攻撃をしかけ、マチルダⅡを次々にやっつけるのでした。
 一瞬、呆気にとられましたが、2両目のマチルダⅡを食った時点で思わず拍手してしまいました。

 

 続いて、3両目のマチルダⅡを反転待ち伏せで撃破し、一気に聖グロリアーナ女学院の戦力をチャーチルのみに落としました。これは凄い、これが戦車道経験者のテクニックなのか、と感動しました。
 このときはまだ、西住流の何たるかもよく分かっておらず、西住みほが家元の出であることは承知していたものの、こういう戦い方をも実現して当然、ということにまで思いが至りませんでした。

 ただ、初視聴の時点で感じたことは、素人ばかりの烏合の衆が全て脱落したことにより、唯一の経験者西住みほが、その本来の戦い方をようやく可能にしたのだ、という点でした。戦車道を経験している、というのが具体的にはどのようなことか、まだよく理解出来ていませんでしたが、少なくともその猛虎のような暴れっぷり、一気に相手の3両を戦列外に押し出す戦いぶり、などが西住みほの「歴戦」ぶりを物語っているということだけは、よく分かりました。

 帝国海軍の駆逐艦でも、艦隊戦よりは戦隊戦、戦隊戦よりは単独戦のほうが猛訓練の成果が如実に表れたといわれます。単艦になると逆に闘志をたぎらせて敵を散々な目にあわせた日本駆逐艦の恐ろしさは、その擁する一撃必殺の酸素魚雷の威力とあいまって連合軍の恐怖の根源となっていました。
 それと似たようなスタンスを見せているのが、西住みほのⅣ号戦車D型なのだろうなあ、と漠然と思い、納得したことでした。

 

 そして、上図の隊長車同士の対決にもちこみましたが、リーチと防御力の差で敢闘及ばず、西住みほ側が破れました。まあ、負けるという予想は当たったな、と感じつつも、こんなハラハラする展開で相手も辛うじて勝った、という成り行きでありましたから、この次の試合はどうなるんだろう、という疑問がワクワク感をともなって芽生えてきたのでした。

 この時の対決相手ダージリンといえば、今では大洗女子学園相手に全勝している唯一の相手チーム隊長、ということがよく知られていますが、テレビシリーズ第1話初放送の時点では、単なる実戦慣れしたベテラン、という程度の認識しかなかったのです。彼女が試合中に動揺してティーカップを落としたのも、最終章第1話に至るまでの長いシーズン中で、その一度のみ、になるとは分かりませんでしたから、当時は「なに戦車の中で紅茶飲んでるんだ、震動でカップが割れたり落ちたりしたらどうすんだ」ぐらいに思っていたのです。

 しかも、この対決シーンが、テレビシリーズ最終話でのリベンジに繋がるとは予想もしていませんでした。第12話のラストで姉のティーガーⅠに同じ戦術をしかけた西住みほの決断に、「えっ、まさか」とビックリさせられて、次の瞬間に、「そうか、あのときのチェックメイトを今度は成功させたのか」と感動した次第でした。
 そのプロセスに西住みほという一人のキャラクターの成長ぶりが感じられたのはもちろん、ガルパンという作品そのもののストーリー全体に「進歩進化」や「発展昇華」の基本軸が分かり易く感じられて、次の作品が大変に楽しみになっていったことを、今でも覚えています。

 と言うか、そういうのが、私個人にとってはかなり大きかった、と思います。ガルパンファンとしてトコトンまで楽しもう、いずれは聖地大洗へ行ってみよう、と決めたからです。
 そして、大洗への巡礼は、実に29回に及びましたが、最初はそんなに度々行くとは思っていなかったのでした。もともとアニメは好きでしたが、ガルパンほど深くはまって今も続いている作品と言うのは、他にはありませんね・・・。  (了)

 


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継続高校 BT-42 作ります!! その5

2018年07月23日 | ガルパン模型制作記

 前回の製作記事、その4を書いたのが2016年7月17日ですから、実に二年余りを経ての製作再開となりました、継続高校チームのBT-42です。かくも長きにわたった作業中断の事情については、以前にも度々述べていますので、ここでは繰り返さないことにします。

 さて、まずはこのBT-42の製作状況を再確認し、あわせて今後に向けての新たな作業方針を決めておきたいと思います。
 上図のように、前回までの作業にて、操縦席から砲塔基部までの内部空間の再現が完了していました。その後、エンジンの再現に進む積りでしたが果たせなかったため、その完全再現は見送りました。完成後に密閉する部分ですから、再現にこだわってもあまり意味が無い、と割り切りまして、内部インテリアの再現工作は、既に仕上がっている上図の範囲にとどめました。

 予定では、砲塔内部も作ることにしていたのですが、完成後は砲塔背面扉も固定して内部が殆ど見えなくなるため、その再現工作も省くことにしました。劇中において砲塔のハッチが開いていたシーンは、隊長ミカがパーシング隊との格闘戦にて天蓋のハッチから頭を出していたシーンだけなので、原則として砲塔背面扉の開閉は想定していませんでした。
 そうなると、開閉自在にする予定のハッチは、操縦席前面の上下ハッチのみとなるので、そこから見える空間範囲に砲塔内部のそれは含まれません。砲塔内部インテリアを省略しても何の支障もありません。

 かくして、内部インテリアの再現工作は、既に仕上がっている範囲で完了とし、今後は外見上のガルパン仕様再現を含めた組み立て工程に進むことにしました。

 

 前回までの作業はステップ6までであったので、再開後の今回はステップ7から取り掛かります。アイドラー基部を組み立てます。続くステップ8では、ステアリングロッドを組み立てます。いずれもBT-7の製作時に同じ工程を経験していますが、ステップ7にて一つだけ、ガルパン仕様への工作を施します。

 

 ステップ7にて組み付けるパーツ類です。

 

 組み立てに先立ち、上図のパーツB27およびB28の黄色円内にてガルパン劇中車に合わせるべく、モールドの強化を行います。パーツには御覧のように薄い突起のモールドがありますが、劇中車ではこれが三角形にきちんと表されています。

 

 劇中車における該当部分です。本当はもっと近くから見えるシーンが欲しかったのですが、劇中ではこれが最もよく分かる図でした。

 

 むしろ、アニメシーンよりも、キットに付属している実車写真集の方が、該当箇所の形状をよく示してくれます。今回はこれを参考にして、全体をブラ板で作り直すことにしました。

 

 修正工作後の状態です。

 

 工作箇所の片方をを拡大しました。パーツB27およびB28をガイド指示通りに組み付けてから、ブラ板での修正工作を行いました。さらにリベット2個ずつを配置しようと考えましたが、劇中車においてもあまり見えませんので、ここでは保留としました。

 

 ステップ8に進みました。

 

 結構複雑な組み合わせですが、BT-7の製作時に同じ箇所の組み立てを経験していますので、間違うことなく綺麗に組み付ける事が出来ました。
 ただ、二年前に組み立てたアイドラー軸部の接着剤が薄かったため、ステップ5で取り付けたB15、B16が取れてしまいました。その組み付け直しから始めて、ステップ8のパーツ類を取り付けました。

 

 同じように反対側も組み立てて、ステップ8の工程を終えました。ここに至ってようやく、BT-42製作のモチベーションが取り戻せたように感じました。
 外見のみの再現工作に絞って相当の作業予定量を減らしたものの、劇中車がかなりの独自仕様をとっているため、今後の作業でも色々と追加工作や改造が必要になります。BT-7の製作時に改めてBT-42のガルパン仕様ポイントをおさらいしておいたのですが、インテリア作成を省いてもなお、数は少なくありませんでした。やっぱりこのキットも楽ではないな、と思いました。 (続く)

 


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大洗女子学園チーム初の対戦試合より  前編

2018年07月22日 | ガールズ&パンツァー

 ガルパンことガールズ&パンツァーというアニメが2012年10月に始まってから、早くも5年余りが過ぎました。暦は2018年に達して6年目にゆきつこうとしていますが、テレビシリーズの第1話からリアルタイムで視聴してきた身にとっては、いまだにその第1話の初印象が鮮やかなままです。

 なにしろ、にわかに編成された戦車道チームの姿が上図のような有様で、その派手なカラーリングが当時は型破りで新鮮なものに映りました。オモチャの戦車でブンドドするみたいだなあ、と苦笑してしまったのを覚えています。練習試合のシーンを経ているにもかかわらず、本当にこれで撃ち合い、戦車戦を展開するのか、と疑問すら抱いていたことを、今でも思い出します。

 

 ところが、初めての対戦相手、聖グロリアーナ女学院チームの陣容を上のシーンにて見た時には、これはガチだなあ、と感じました。いかにも歴戦のチーム、という雰囲気が濃厚にただよっていて、不気味さをも覚えたものです。
 チャーチルにマチルダか、イギリスの戦車なのか、チャーチルはよく知らないが、マチルダは確か史実ではアフリカ戦線初期に相当活躍したと聞いている、強そうだな・・・、というのが、当時の私の感想でした。

 

 両チーム揃っての試合前の挨拶の場面で、これはもう大洗女子学園は負けたな、負けなくても引き分けだな、と予想しました。いかにも実戦慣れしていそうなチームと、派手なカラーリングで遊び気分も混じる烏合の衆チームとの組み合わせですから、戦車には疎い軍艦マニアの私でも、どっちが勝ちそうかぐらいは予想がつきました。

 しかし、それだと当たり前の展開になってしまうだろうから、何か意表を突くような工夫や作戦で、初陣の大洗女子学園チームが勝ってしまうのかもしれないな、とも考えました。これはいよいよ先が気になるぞ、とトイレに行きたいのも我慢してモニターの前に張り付いていたのでした。

 

 大洗女子学園チームの作戦は、西住みほが率いるあんこうチームが囮となって相手チームを引き出し、味方が陣取る高所の下におびき寄せる、というものでした。
 殆どが素人の固まりですから、待ち伏せて有利な高所から撃ちおろす以外に、成し得る有効な戦術は無かったと思います。他のやり方があったか、と問われれば、全然思いつきません。

 

 ですが、ダージリン率いるイギリス戦車隊は練度の高さを示して、不利な状況をものともせずにじりじりと攻め寄せてくるのでした。しかも、大洗女子学園チームの射撃が全然当たりませんから、高所に陣取ってもほとんど意味が無い、という成り行きに陥ります。
 ここに、戦車道経験者が西住みほ一人しかいないということの限界が露呈した、と思ったのでした。

 

 しかも、まずいことに大洗女子学園チームのカメさんチームが履帯脱落というアクシデントに見舞われます。動けなくなってしまったため、その後で近くを通ったであろう相手チームに捕捉撃破されたんだろう、と思っていました。
 だから、後で市街地での対峙地点に乱入してきたときには、本当にびっくりさせられました。あの生徒会三役だけで外れた履帯を直したのか、と感心し、角谷会長も働いたのかな、と首を傾げたわけでした。  (続く)

 


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ねんどろいどぷち ガールズ&パンツァー 03  その4

2018年07月21日 | ガールズ&パンツァー

 「ねんどろいどぷち ガールズ&パンツァー 03」の続きの続きの続きです。今回がラストです。
 さて、6人全員が揃いました。

 

 あらためて、大洗女子学園チームの二人です。鳥の名前のチーム繋がりでのチョイスでしょうか。

 

 続いて、聖グロリアーナ女学院チームの面々です。ですが、なにか違和感を覚えます・・・。

 ダージリン 「ちょっとあなた、忘れてますわよ・・・」
 (えっ・・・?)

 

 そうでした。騒々しいローズヒップを忘れてました・・・。

 

 ダージリン 「あなた、まだ、忘れてますわよ・・・」
 (えっ、ええっ・・・?)

 

 そうか、英国式衝立・・・。
 ですが、依然として違和感が残りました。そのわけは、ダー様だけが学校制服姿であるためだと、やっと気づきました。

 

 つまり、上図のようにシリーズ02のダー様と入れ替えれば、全員がパンツァージャケット姿で揃ってピシッと決まるわけです。

 

 しかし、同じダー様なのに表情がえらく違いますね。左は穏やかで上品かつ優雅ですが、右はあざとさ腹黒ささえ漂わせるドヤ顔です。どちらが素に近いのでしょうか・・・。

 

 今回の6人が加わったことで、従来の陳列を大幅に変更しました。そこで気がついたのは、英国式衝立が入りにくいことでした。上図の雛壇タイプですと、下段にしか置けません。そうなると、衝立の後ろのスペースに並べた分は全然見えなくなります。

 

 とりあえず、上図のような並びでまとめました。ねんどろいどぷちシリーズは、その後も継続して企画されているとの噂を聞きますが、それならば、対戦校メンバーとしては、アンツィオの3人、サンダースの3人、継続の3人、BC自由の3人などが加わるものと予想されます。
 プラウダと黒森峰は、それぞれペアで出ていて、おそらくこれらで完結しているように思えます。知波単と大学選抜はそれぞれ隊長のみのままのような気がしますが・・・。

 

 大洗女子学園チームの陳列は、御覧のように相当の空きがある状態になりました。ボコ繋がりで西住みほと島田愛里寿のコンビも並べています。
 あんこうチームの5人を除いて、あとの8チームは車長のみで構成されそうな感じです。既にカメ、アヒル、カモの3チームの車長が出ていますから、次があるとすれば、カバのエルヴィン、ウサギの澤梓、アリクイのねこにゃー、レオポンのツチヤ、サメのお銀、のいずれかでしょう。

 

 現時点では、上図の如くですが、前述の車長5人が追加されれば、こちらの陳列も最終的にはギッシリになる筈です。果たしてそうなるかどうかはまだ分かりませんし、実現するとしても数年はかかりそうな気がしますね・・・。  (了)

 

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プラウダ高校 T34/85 完成です!!

2018年07月20日 | ガルパン模型制作記

 塗装後の組み立てが全て完了し、あとはデカール貼りを残すのみとなりました。

 

 デカールは、以前に制作した1輌目のキットの余りがありましたので、それを使いました。プラッツ発の旧公式キットに付属する上図のデカールには、砲塔左右に貼る校章マークが2対あるからです。サイズも同じなので、統一感を出すにも良いです。

 

 砲塔の右側面に貼りました。位置は、1輌目のそれに合わせました。

 

 砲塔の左側面に貼りました。冬季カラーのホワイトに赤いマークが照り映えます。

 

 これでデカール貼りは完了です。

 

 プラッツ旧公式キットの1輌目と並べて比較してみました。奥がプラッツ旧公式キットの1輌目です。パッとみた感じではあまり相違点が分かりませんが、よく観れば、今回のAFVクラブキットの方が全体的に細部の輪郭線がハッキリしています。

 塗装カラーも、今回のキットの方がホワイトの発色が良いようですが、使用したのは同じ品番の塗料であるので、基本的には違いがありません。ただ、聞く所によれば、ホワイト系の塗料の特性として、経年劣化による退色現象というのがあるそうで、輝くようなホワイトが、次第に落ち着いたホワイトに転じてゆくらしいです。
 旧公式キットの1輌目は、2016年2月の製作ですから、既に二年余りを経ています。その車体カラーが、今回の完成品のカラーと微妙に異なる、というのは想定していなかったので、勉強になりました。

 

 次に、上図手前の今回のキットの方が砲塔のサイズが僅かに大きいです。キューポラは目立つ程に丈が高いです。アニメの劇中車もキューポラの丈がありますから、AFVクラブキットの方が劇中車に近いです。

 

 後ろから見ますと、変速機カバーの丸みが異なります。劇中車のはエッジが無く丸みを帯びていますが、今回のキットの該当パーツはもとからその形状でした。上図右のプラッツ旧公式キットの1輌目では、エッジを削って丸めていますが、AFVクラブキットのはもっと丸いです。この点でも、AFVクラブキットはアニメの劇中車に近いです。

 

 斜め前からのアングルです。砲塔のサイズがやや大きい点が、アニメの劇中車に近い、と改めて感じました。実はこちらの方が実在の車輌の寸法にも近いのではないか、とさえ思ってしまいます。換言すれば、プラッツ発の旧公式キットつまりドラゴン系においては、砲塔のサイズをやや小さめにしてあるのかもしれない、ということです。

 

 右側面観です。やっぱりキューポラの丈の高さが目立ちます。アニメの劇中車と同じです。転輪のグレーはちょっと濃い目なので、もう少し薄めておくべきだったと反省しています。

 

 左側面観です。上部車体パーツはおそらくT34/76のパーツが間違って入っていたようですが、結果的にはリブの修正改造と砲塔リング径の拡張だけで済みました。T34/85もT34/76も車体は共通ですから、全体的な輪郭は同じです。

 

 斜め上からのアングルです。砲塔を左に向けてポーズをとらせますと、カッコよく決まります。デジカメ画像ですと、転輪の色が余計に濃く見えるので、車体と足回りのカラーの差が引き立ちます。ビジュアル的には、こちらのほうが印象が強い気がします。

 

 以上で、プラウダ高校チームのT34/85の2輌目が完成しました。製作日数は、2018年6月16日から6月22日までの7日間で、組み立てに約4日、塗装に2日かかりました。1輌目の製作工程をほぼなぞってガルパン仕様への工作ポイントも素早く進めましたので、1輌目の約三分の一の日数で完成出来ました。やっぱり同型車を作った経験があるというのは大きいです。

 今回はAFVクラブのフルインテリアキットを使いましたが、インテリアの範囲は見える範囲にとどめてエンジンルームは省きました。また車体パーツと転輪パーツは他製品のものが間違って入っていましたが、今回の製作においてはさほどに支障とならず、そのまま組み立てました。また、エッチングパーツは極力ブラ材に置き換え、1輌目との外見に差が出ないように配慮しました。

 全体的には、比較的作り易いと思いました。今回もテレビ版仕様で仕上げましたが、1輌目よりもアニメの劇中車との共通点が多いです。おそらく、プラウダ高校チームのT34/85は、主にAFVクラブキットを参考にして3D画像を構築したのではないかと推測されますが、どうでしょうか。

 


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ガールズ&パンツァー劇場版 A41 センチュリオン のキットについて

2018年07月19日 | ガールズ&パンツァー

 去る7月15日に届いた、プラッツ発の公式キット「ガールズ&パンツァー劇場版 巡航戦車 A41 センチュリオン 大学選抜チーム」について、昨晩、模型サークルの唯一のガルパン戦車仲間T氏と電話であれこれ話しました。

「星野、これはやっぱりアレやね。完全なガルパン仕様のキットではないねえ」
「そうですね」
「センチュリオンは、僕は昔に六日戦争のMk5を作ったことがあるんよ。そのパーツとおんなじのが入ってる」
「でしょうね、既存のキットをベースにして、劇中車に合わせる部分だけを新規開発で追加してるわけですからね」
「そういうこっちゃねぇ。その新規追加のパーツ、ランナー3枚ぐらいあるよな」
「4枚ですよ。自分は、OとPとQとSの4枚が新規開発やな、とみました」
「あっ、Sもやったんか・・・」

 今回の公式キットには、既存のパーツと新規開発のパーツとが入っており、ランナーO、P、Q、Sの4枚には、AFVクラブの既存のセンチュリオンシリーズの製品番号FV系とは異なるAF35308の番号が入っています。おそらく、AFVクラブの従来のシリーズに加える形でMk1のキットを出すのではないかな、と予想されますが、果たしてどうなりますでしょうか。

「組み立てガイド図、チェックはしてみたん?」
「一度みましたけどね、あちこち間違ってたりしますね・・・」
「せや。僕もそれを思ったのよ。Mk5のガイド図引っ張り出して比べてみたら、今回の公式キットのガイド図もけっこうミスがあるなあ、って分かった」
「既存のガイド図を流用してますからね。公式キットのガイド図に編み直す際に、消し忘れたり、パーツ番号を直し忘れたりしてますね・・・」
「初心者が勢いで買って作り出したら、絶対2、3度はつまずくなあ」
「ですね」

 今回の公式キットの組み立てガイド図には、現時点で把握している限りでは、消し忘れが2ヶ所、パーツ番号の間違いが2ヶ所あります。前者はステップ11のC36とステップ13のC4です。後者はステップ19のQ51およびQ52が間違いで、正しくはQ54およびQ55となります。
 まだ他にもあるかもしれませんが、いずれ製作する積りですので、その際にもう一度再チェックも進めてゆきたいと思います。

「あと、問題はガルパン仕様になっているか、やな。僕の見たところでは大体そうなってるような気がするんやけどな・・・、星野はどう見るかね?」
「やっぱり、あちこち修正とか改造とか必要ですね。でも、パッとみた感じではあんまり目立たないから、そのままストレートに組んじゃってもええのと違いますか」
「ふむ・・・、そんなら、ディティールアップもあんまり必要無いかな・・・、ハンドルとか・・・」
「こだわる方は、たぶんハンドルとかは真鍮線で作り直すんと違いますか。側面防護板のハンドルが6つ、砲塔側面ボックスのが6つありますから、これは外見上はかなり目立ちますね。これは直したいかな、と私でも思いますね・・・。でも、問題はこっちなんですね・・・」

 そう言いつつ、直前にメールで送っておいた画像のある部分を示しました。T氏は電話の向こうで低く唸っていました。
「これ、ガルパン公式のアハトゥンクのガイド図じゃ、あんまり見えない所やね・・・」
「ええ、やから劇場版のシーンで見てやっと分かる程度です。こういうのは幾つかありますね」
「そう言えばさ、アハトゥンクのガイド図だと、背面のところがよく分かんないんやな。あれも円盤でコマ送りとかして見ないとよく分からんよね」
「ですね」

 劇中車のディテールが一番分かりにくいのが背面部の遮熱板の下の範囲であることは、従来より指摘されているようです。アハトゥンクのガイド図では陰になっていたり、図が小さくてよく分からなかったりします。劇場版のDVDで観てチェックしてみても、細部がハッキリしません。公式キットの組み立てガイド図では、色々とパーツを組み付けていますが、T氏は「あれも余計なんと違うか」と話していました。
 でも、個人的には、たぶん公式キットの組み立てガイド図のままで良いのでは、と思っています。劇中車の背面部は、Mk5のそれと同じに見えますので、AFVクラブの従来の製品シリーズのパーツ群がそのままあてられているようですが、そのまま組んでも良さそうに思えます。

 以上、当記事作成の段階での、センチュリオン公式キットに関する検証結果を述べました。まだ見落としがあるかもしれませんが、製作時になれば判明することですので、その機会を楽しみに待ちたいと思います。

 


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ねんどろいどぷち ガールズ&パンツァー 03  その3

2018年07月18日 | ガールズ&パンツァー

 「ねんどろいどぷち ガールズ&パンツァー 03」の続きの続きです。未開封は残り2個となりましたが、さてどちらから開けましょうか・・・・。

 

 たぶん、あっちの箱よ、と園みどり子が指さして言うので・・・。

 

 右側のパッケージを開けることにしました。

 

 おお、これは・・・、騒々しい1名ですな・・・。

 

 ローズヒップです。しょっぱなからドヤ顔で偉そうなポーズです。

 

 まったく再現度が高過ぎます。カップからはね飛ぶ紅茶もしっかり表現されています。

 

 後ろ髪、なんだか鍾乳洞の鍾乳石みたいですな・・・。

 

 

 最後の1個は、もう間違いなく、ダー様ですな・・・。

 

 どーん、と出ました。ダージリンです。ダー様です。

 

 「フフフ・・・、お待たせしましたわね」とでも言っていそうな・・・、なんですかこのラスボス感は・・・。

 

 しかもソファー付きです。ねんどろいどぷちには珍しい座姿勢です。特別扱い、ということですかね・・・。

 

 これが女子高校生か、と思ってしまうほどの貫録感です。しっかり紅茶も飲んでるし、あんたはウイストン・チャーチルですか、と突っ込みたくもなりますが、実際に搭乗車はチャーチルです。ブリティッシュ・ジョークですかね・・・。

 

 後ろ髪もこの通り、丁寧に忠実に再現されています。これをほどいたら、長髪ロングのダー様になるわけですが、アニメ本編では一度も披露されておらず、アニメ雑誌の公式イラストか何かで一枚見たような記憶があります。寝間着姿だったように思いますが・・・。

 

 これで6人全員が揃いました。ダー様の存在感が半端ないですが、しかし、どういうわけか、妙な違和感がつきまとうのでした・・・。  (続く)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く4 その22  浜松のカリブーとウナギ屋

2018年07月17日 | ゆるキャン△

 ふもとっぱらキャンプ場を後にして、国道139号線を南下、富士インターから東名高速に入りました。新東名高速を選ばなかったのは、上図の富士川サービスエリアを利用したかったからです。

 

 富士川サービスエリアからは、このように富士山が見えるので、今回の巡礼の最後の見納めにしておきたかったのでした。

 

 展望所のベンチでコーヒーを飲んで休憩しつつ、富士山をまったりと眺めました。いつでもどこでも見飽きない山ですね。

 

 それから一気に浜松まで移動、浜松インターで降りて、上図のスポーツ専門店「スウェン浜松店」に行きました。アニメでは身延駅の近くにある「カリブー」の元ネタとなった建物です。中をのぞきましたが、内部まで同じ、ということではなさそうでした。キャンプ用品コーナーを一通り見てから、次に行きました。

 

 再び浜松インターから東名高速を走って、三ヶ日インターで降り、国道362号線を東へ少し進んで、上図の駅舎に行きました。天竜浜名湖鉄道の佐久米駅です。

 

 原作コミック第5巻第27話に、この駅舎が登場します。ここで各務原なでしこと志摩リンが新年の挨拶を交わして「おもしろいの」を見に行きます。
 とりあえず、記念の自撮り。さすがに旅の四日目ともなると、疲労の色がにじみ出ています。

 

 御覧の通りの無人駅で、改札口もありませんから、ホームへも自由に立ち入り出来ます。JR身延線と似たり寄ったりですね。

 

 目の前が浜名湖です。さっき走ってきたばかりの東名高速道路の高架が湖面に浮かんでいます。

 

 冬の時期には、ホームや線路に沢山のユリカモメがやってくるそうです。今回はもうそのシーズンを過ぎていますので、御覧の通りの静かな駅の景色でした。

 

 駅舎内に、ユリカモメのシーズンの写真が数枚貼ってありました。名所として知られているようですね。すごい数の群れがこの駅だけに集まるのでしょうか・・・。
 コミック中で各務原なでしこが「駅長さんがいつもお昼にエサあげてるからだと思う」と話していますが、無人駅なので、駅長さんは他の駅との兼任なのかな、と思います。
 駅舎内の事務所だったところには、喫茶店が入っていました。冬のユリカモメのシーズンには満席になっていそうです。

 

 佐久米駅の向かいには、上図のウナギ屋「さくめ」があります。各務原なでしこと志摩リンがユリカモメ見物の後でお昼を食べに立ち寄った店で、当然ながら聖地の一つです。今回は、四日目の昼食をここでいただく予定でした。

 

店の駐車場の奥に車を入れ、店先に進みました。上図の玄関のガラスに映っている銀色のヴィッツが私の車です。偶然映っていましたので、記念に撮りました。

 

 これをお昼にいただきます。サイズは、来た時の空腹の度合いで決めることにしていましたが、中を選ぶことにしました。各務原なでしこ達は「特上」3800円を選んでいましたが、実際のメニューでは「中」が3600円でしたので、同じクラスなのかと思いました。さらに「大」4600円があるのです。
 どうも、天然ウナギの高騰が価格に響いているようで、昔は「特上」もあったそうですが、最近にこの3つに変更して値段も替えたそうです。

 

 店内の様子はまったく原作コミックの描写のままで、各務原なでしこ達と同じカウンター席に座りましたので、店長さんがウナギを素早く捌いてゆく過程をじっくり見ることが出来ました。なでしこは「わたし血がダメなんだよぅ」と両目を塞いでいましたが、私は大丈夫でした。なにしろ中世戦国期の歴史が大好きで城とか武士とか合戦とかの血なまぐさい世界も勉強していましたので・・・。
 上図は、「中」の定食でした。

 

 思ったよりボリュームがありました。さっぱりしていて美味しかったです。これがウナギか、と感動して独特の風味を味わいました。

 もともと私はウナギを食べる機会が無く、スーパーで売っている養殖ウナギも食べた事がありません。天然ウナギは子供の頃に親戚一同で食べて以来です。当時、親戚の一人が浜松の三ヶ日に住んでいて、何かの祝い事で親戚一同が集まり、みんなでウナギを食べた記憶があります。
 その親戚の住所が、佐久米駅の近くでしたから、ひょっとするとこのお店のウナギを出前でとったか、このお店に食べに行っているのかもしれませんが、よく思い出せません。

 ここのウナギ定食が、今回の「ゆるキャン△」マイカー巡礼のラストとなりました。

 

 それから再び東名高速に戻って帰途につきました。途中で新東名高速へ回って、上図の長篠設楽原サービスエリアに立ち寄り、長篠合戦織田信長本陣跡などを見物しました。
 その後は、伊勢湾岸自動車道、新名神高速をのんびり走って三時間余り、京都の下宿に帰りついたのは、午後4時41分でした。

 以上で、「ゆるキャン△の聖地をゆく4」の記述を終わります。天候が不順で色々大変でしたが、とても楽しい巡礼行でした。  (了)

 

コメント (4)
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