ふもとっぱらキャンプ場を後にして、国道139号線を南下、富士インターから東名高速に入りました。新東名高速を選ばなかったのは、上図の富士川サービスエリアを利用したかったからです。
富士川サービスエリアからは、このように富士山が見えるので、今回の巡礼の最後の見納めにしておきたかったのでした。
展望所のベンチでコーヒーを飲んで休憩しつつ、富士山をまったりと眺めました。いつでもどこでも見飽きない山ですね。
それから一気に浜松まで移動、浜松インターで降りて、上図のスポーツ専門店「スウェン浜松店」に行きました。アニメでは身延駅の近くにある「カリブー」の元ネタとなった建物です。中をのぞきましたが、内部まで同じ、ということではなさそうでした。キャンプ用品コーナーを一通り見てから、次に行きました。
再び浜松インターから東名高速を走って、三ヶ日インターで降り、国道362号線を東へ少し進んで、上図の駅舎に行きました。天竜浜名湖鉄道の佐久米駅です。
原作コミック第5巻第27話に、この駅舎が登場します。ここで各務原なでしこと志摩リンが新年の挨拶を交わして「おもしろいの」を見に行きます。
とりあえず、記念の自撮り。さすがに旅の四日目ともなると、疲労の色がにじみ出ています。
御覧の通りの無人駅で、改札口もありませんから、ホームへも自由に立ち入り出来ます。JR身延線と似たり寄ったりですね。
目の前が浜名湖です。さっき走ってきたばかりの東名高速道路の高架が湖面に浮かんでいます。
冬の時期には、ホームや線路に沢山のユリカモメがやってくるそうです。今回はもうそのシーズンを過ぎていますので、御覧の通りの静かな駅の景色でした。
駅舎内に、ユリカモメのシーズンの写真が数枚貼ってありました。名所として知られているようですね。すごい数の群れがこの駅だけに集まるのでしょうか・・・。
コミック中で各務原なでしこが「駅長さんがいつもお昼にエサあげてるからだと思う」と話していますが、無人駅なので、駅長さんは他の駅との兼任なのかな、と思います。
駅舎内の事務所だったところには、喫茶店が入っていました。冬のユリカモメのシーズンには満席になっていそうです。
佐久米駅の向かいには、上図のウナギ屋「さくめ」があります。各務原なでしこと志摩リンがユリカモメ見物の後でお昼を食べに立ち寄った店で、当然ながら聖地の一つです。今回は、四日目の昼食をここでいただく予定でした。
店の駐車場の奥に車を入れ、店先に進みました。上図の玄関のガラスに映っている銀色のヴィッツが私の車です。偶然映っていましたので、記念に撮りました。
これをお昼にいただきます。サイズは、来た時の空腹の度合いで決めることにしていましたが、中を選ぶことにしました。各務原なでしこ達は「特上」3800円を選んでいましたが、実際のメニューでは「中」が3600円でしたので、同じクラスなのかと思いました。さらに「大」4600円があるのです。
どうも、天然ウナギの高騰が価格に響いているようで、昔は「特上」もあったそうですが、最近にこの3つに変更して値段も替えたそうです。
店内の様子はまったく原作コミックの描写のままで、各務原なでしこ達と同じカウンター席に座りましたので、店長さんがウナギを素早く捌いてゆく過程をじっくり見ることが出来ました。なでしこは「わたし血がダメなんだよぅ」と両目を塞いでいましたが、私は大丈夫でした。なにしろ中世戦国期の歴史が大好きで城とか武士とか合戦とかの血なまぐさい世界も勉強していましたので・・・。
上図は、「中」の定食でした。
思ったよりボリュームがありました。さっぱりしていて美味しかったです。これがウナギか、と感動して独特の風味を味わいました。
もともと私はウナギを食べる機会が無く、スーパーで売っている養殖ウナギも食べた事がありません。天然ウナギは子供の頃に親戚一同で食べて以来です。当時、親戚の一人が浜松の三ヶ日に住んでいて、何かの祝い事で親戚一同が集まり、みんなでウナギを食べた記憶があります。
その親戚の住所が、佐久米駅の近くでしたから、ひょっとするとこのお店のウナギを出前でとったか、このお店に食べに行っているのかもしれませんが、よく思い出せません。
ここのウナギ定食が、今回の「ゆるキャン△」マイカー巡礼のラストとなりました。
それから再び東名高速に戻って帰途につきました。途中で新東名高速へ回って、上図の長篠設楽原サービスエリアに立ち寄り、長篠合戦織田信長本陣跡などを見物しました。
その後は、伊勢湾岸自動車道、新名神高速をのんびり走って三時間余り、京都の下宿に帰りついたのは、午後4時41分でした。
以上で、「ゆるキャン△の聖地をゆく4」の記述を終わります。天候が不順で色々大変でしたが、とても楽しい巡礼行でした。 (了)