気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ローソンの「ガールズ&パンツァー 最終章 キャンペーン」

2017年09月30日 | ガールズ&パンツァー

 ローソンによる、ガルパン「最終章」第1話の上映開始日12月9日までのカウントダウン企画として、「ガールズ&パンツァー 最終章 キャンペーン」が来る10月3日よりスタートします。公式サイトでの案内情報はこちら

 内容的には、これまでのキャンペーンと似たり寄ったりのようです。期間をだいたい4つに分けているようで、スタート日が10月3日、11月14日、11月18日、11月21日、となっています。店舗だけでなく、ロッピーでのオンライン販売や、コラボショップの展開も予定されているようです。

 現時点では、10月3日スタートの限定オリジナル商品が、ラバーストラップとクリアファイルになっています。他にはどんなアイテムが出てくるのか、楽しみですね・・・。

 

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けいおん!の聖地をゆく14 その6 松ヶ崎の唯の家の近くで

2017年09月29日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 

 松ヶ崎の妙円寺橋への道を歩きました。稲穂も金色に転じつつあり、季節の移ろいが実感されました。ほとんど市街地化している京都市内では、こういった農地は郊外でないとあまり見かけなくなっています。
 このスポットは、1期第12話「軽音!」にて真鍋和の回想シーンに出てくる景色の元ネタです。

 

 デジカメのボタンを間違えて押してしまいました。道に落ちる私の影が写りました。

 

 この時のホシノの後姿です。 (ナガシマさん撮影)

 

 この時ホシノが撮った画像です。中央にそびえるのが比叡山です。

 

 妙円寺橋です。正式には妙円寺霊山橋といい、寺の管理墓地への入り口の橋です。1期第12話「軽音!」の真鍋和の回想シーンにて、平沢唯がこの橋の横でザリガニ捕りに夢中になっていました。

 

 そして、真鍋和の見ているこの景色の中を、平沢唯がザリガニで一杯になったバケツを持って歩いてゆくシーンがあります。真鍋和の家が、この道の先の近くにあるという設定であるようです。
 平沢唯の家も近いのですが、道順としてはこちらよりも、妙円寺橋から西に行って次の辻を左折したほうが近道になります。

 

 その、平沢唯の家への近道を実際に歩いてみました。妙円寺橋から西に行って次の辻に出ると、右手には上図のように妙円寺つまり松ヶ崎大黒天への参道入口が見えます。左手に進んで、平沢唯の家の場所にあたる地点に出て、斜め向かいにある民家の門塀を見ました。劇中の一文字とみの家のモデルになっている門塀ですが、中の民家建築もほぼ劇中のままであるようです。
 それから、劇中では通学路になっている北山旧道筋に進みました。

 

 北山旧道筋からは、五山送り火の一つ「法」の字が見えます。松ヶ崎の東山、 大黒天山と呼ばれる山の南腹にあります。西山の万灯籠山の「妙」と合わせて毎年8月16日の20時に点火され、夏の夜空に「妙法」の文字を浮かび上がらせます。

 京都造形芸術大学時代、松ヶ崎のマンションに下宿していた友人の家にゼミ仲間三人で押しかけ、そうめんとスイカを食べながらこの「法」の送り火を眺めた思い出があります。三階の部屋でしたので、周囲の景色も広く見渡せて、羨ましく思った記憶があります。

 その松ヶ崎の友人は、芸術学の絵画実習の仲間でしたが、歴史考古学関連でも趣味が合ったため、松ヶ崎大黒天山の東尾根に残る松ヶ崎城の遺跡を探索に行ったり、当時私が住んでいた奈良の家にも何度か泊まりに来て、奈良の古社寺巡礼を共にしたりしました。
 彼は、実家が島根県で、卒業後はUターン就職で松江に行きました。現在でも連絡を取り合っている数少ない学友の一人ですが、アニメには全く関心が無いので、けいおん関連については、全然話をしたことがありません。

 

 その、島根の友人の下宿していたマンションにも近い、この道路が劇中では平沢姉妹の通学路になっています。各話に頻繁に登場しますが、最も周辺の景観が明確におさえられるのは、2期第15話「マラソン大会!」あたりでしょうか。

 

 その通学路をスマホで撮影するナガシさん。そのリュックにつけられたけいおんグッズ類が誇らしげにチカチカ光って、ナガシマさんの熱狂的なファンぶりをアピールしてきます。
 最初は、缶バッジをずらりと並べて付けたい、とか言っていましたが、その通りにやっても実際の印象は大して変わらなかったのではないか、と思います。

 

 北山通に出ました。横断歩道を渡り、近くのバス停「松ヶ崎大黒天」から市バスの北8系統北大路BT行きに乗りました。
 ナガシマさんは、3月の初巡礼の時に地下鉄「松ヶ崎」駅から歩いたそうですが、松ヶ崎エリアはバス停の間隔も開いていますので、「松ヶ崎」駅からバス停「松ヶ崎大黒天」までは二つですが、かなりの距離があります。それについては、「結構歩きましたよ」と話していました。 (続く)

 


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プラッツの今秋以降のガルパン新製品群

2017年09月28日 | ガールズ&パンツァー

 来る9月30日、10月1日の二日間に開催される、第57回全日本模型ホビーショーに向けて発表されている、プラッツのガルパン新製品群の紹介情報です。プラッツ公式サイトでの案内はこちら

 今回の目玉は、なんといっても1/35スケールのセンチュリオンでしょう。既に新規開発の予告がなされていたものの、年内に早くも具体化してくるとは思いませんでした。しかもAFVクラブがガルパン全戦車公式キット化プロジェクトに参加、というのも素晴らしいことです。AFVクラブのキットは組み立てやすいことで知られますが、その既存のセンチュリオンのキットに、ガルパン劇場版のA41仕様の追加パーツを新規開発にて加えた、という形です。

 また、既にナオミのフィギュア付き特別版が発売されていたシャーマンファイアフライも、通常版がリリースされるようです。シャーマンのキットに関しては定評のあるアスカモデルの製品だけに、特別版の売れ行きが好調だったと聞きます。それに乗じての通常版発売であるのかもしれません。

 

 また、1/35スケールのキャラクターフィギュアに、塗装済み完成品が加わります。大洗女子学園あんこうチーム、黒森峰女学園チームの2セットが出ますが、他チームのセットも順次出されるのでしょうか。
 この塗装済み完成品シリーズは、注目に値します。戦車は作るがフィギュアは苦手、というユーザーはけっこう多いらしいので、これを購入して戦車に添える、というパターンが増えてくるかもしれません。


 プラッツ以外のメーカーの新製品に関しては、やはりピットロードあたりの品が気になります。人気の「ガールズ&パンツァー エンディングVer.塗装済み完成品シリーズ」からは、カバさんチームのⅢ号突撃砲F型が、全国大会参加時の通常塗装版と、幟を立てた親善試合時版の2種類にて発売されるそうです。

 

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けいおん!の聖地をゆく14 その5 修学院駅西側と松ヶ崎

2017年09月27日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 閉川原児童公園を出て東大路を北上、修学院駅エリアに戻ってきました。今回の巡礼コースは、同じ道を二度歩くのを避けたい、というナガシマさんの希望に沿って、同じエリアでもルートが重ならないように考えて設定していました。修学院駅の東側と西側に分け、行きは東側、帰りは西側にコースを決めてありました。

 上図は、かつてアイスショップ「デイッパーダン」があった場所で、今はベーカリーショップになっています。各話に登場する、通学路沿いのアイスショップの元ネタが「デイッパーダン」であったようです。
 私も、京都造形芸術大学時代に、松ヶ崎に下宿していた友人の所へ遊びに行く際に、アイスの差し入れを買った記憶があります。

 

 修学院駅の西側の商店街の歩道です。ここも劇中によくアングルを変えて登場しています。とにかく聖地スポットが連続しています。

 

 大原通の辻に位置する和菓子専門店「双鳩堂」です。2期第14話「夏期講習!」に登場し、田井中律と琴吹紬のやり取りがこの付近で展開されています。

 

 「双鳩堂」の横から大原通を南に行くと、すぐ右手にかつては書店がありました。上図右端の駐車スペースが、その跡地です。劇中では、その書店も含めた昔の景色が描写されており、田井中律たちが立ち寄った駄菓子店もおなじ通りに面していたようです。
 しかし、その駄菓子屋の元ネタは、未だに特定されていないようです。一説では、四条寺町通の有名な駄菓子店「船はし屋」がモデルではないかとされています。

 

 「双鳩堂」の横から北山通を見ました。通りの向こう側の右端に、劇中に登場していたスポットである「からす天狗」の跡地が見えます。現在は別の店舗になっています。2期第13話「残暑見舞い!」で、中野梓たちが受験勉強帰りの平沢唯たちに出会う場所の元ネタです。

 修学院界隈は、私の記憶の範囲でみても変化が特に著しい地域です。「けいおん」劇中の風景との相違点がかなり見受けられますが、放送当時よりも以前の状況を描写しているようなので、昔の写真などを参考にして劇中の景観が設定されたのかもしれません。

 

 松ヶ崎方面に進み、松ヶ崎橋東詰の手前でペットショップ「P・G・Sベルク」を見ました。1期第13話「冬の日!」にて中野梓のセリフに存在が示唆され、鈴木純から預かった猫を世話するための道具などを購入した際の袋が登場しています。

 

 松ヶ崎橋東詰交差点です。ナガシマさんも前回の3月の巡礼で来ていますので、テンションが上がって色々指さして熱く語っていました。

 

 ただ、この辺りは交通量も多いので、劇中と同じ景色を撮影するのはなかなかに大変です。それでもナガシマさんは至福の表情でスマホをあやつっていました。

 

 松ヶ崎橋の上から、南の高野方面を見ました。

 

 振り返って、北の山端方面を見ました。1期のオープニングに登場して有名になった、聖地の中の聖地の一つです。走るHTTの面々、という構図がファンの脳裏に刻みこまれたスポットです。

 

 1期のオープニングなどに登場するお店の元ネタの喫茶店「レトロビーバー」です。営業時間は午後からなのですが、この時は寄ろうと思えば寄れました。
 ですが、予定よりも二時間あまりを超過しており、それでいて計画したスポットを全部回ってきていたため、これ以上の時間的余裕は望めませんでした。行っていない場所をとっておくことで、次に来る楽しみが増えますよ、等と話しつつ、このお店への訪問は見送りました。

 なので、ナガシマさんはもちろん、私もまだ入った事がありません。話によるとアンティーク品やギターが沢山展示されているそうなので、私設資料館のような雰囲気であるのかもしれません。 (続く)

 


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ガールズ&パンツァー フェイズエリカ 第2巻

2017年09月26日 | ガールズ&パンツァー

 

 去る9月23日に発売された、「ガールズ&パンツァー フェイズエリカ」の第2巻です。アニメ本編では語られなかったストーリーのうち、逸見エリカと西住みほの因縁をテーマに取り上げて、主人公を逸見エリカとしています。
 前巻では、彼女が戦車道を志して西住流に憧れ、黒森峰女学園中等部からに入学してからの物語が描かれましたが、今巻においては高等部に進んでからの経緯が描かれています。なかでも、アニメ本編では西住みほの回想談に示されるのみであった、継続高校との練習試合も描かれてなかなかに楽しいです。
 アマゾンでの案内情報はこちら

 

 一昨日の9月24日、発売日の翌日に京都四条のジュンク堂で買ってまいりました。帯には声優さん達からのコメントがサイン入りで添えられています。エリカ役の生天目仁美さんのコメント、エリカそのまんまですね。

 さて内容ですが、やはり継続高校との試合の様子が何度見ても良いです。継続高校チームの隊長トウコのキャラにはビックリさせられましたが、ミカがエース扱いされているのにも驚かされました。副隊長のリリが居るにもかかわらず、既に次期隊長候補として目をかけられていた様子が伺えます。

 ですが、これはあくまでもコミック版のストーリーでありますので、アニメ本編の内容にどれだけリンクして、どれだけ「最終章」の内容に絡んでくるのかは分かりません。
 黒森峰女学園チームのほうにも、既にコミック版オリジナルとみられるキャラクターが数名登場していますから、継続高校チームのトウコやリリも、やはりコミック版のみのオリジナルキャラクターということになるのでしょうか。

 トウコのあの破天荒なキャラ、アニメ本編に登場させれば、相当のインパクトがあると思いますが・・・。

 

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けいおん!の聖地をゆく14 その4 高野川と閉川原児童公園

2017年09月25日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 ナガシマさんと修学院駅まわりの風景について話しつつ写真を撮っていたら、踏切の遮断機が下りて、出町柳行きの電車がやってきました。早速、乗り込みました。

 この日は、出来たら北白川、修学院、一乗寺、松ヶ崎のエリアを全部回ろう、ということでかなり欲張ったスケジュールをたててありましたが、実際にはほぼその通りに回っていたので、時間がどんどん進んでいました。しかし、それが良かったのでした。

 

 次の一乗寺駅で降りました。2期オープニングに登場する景色がこれですね。昼時なので、近くのラーメン店から旨そうなにおいが漂い、開店を待つ人々の列が見られました。

 京都では、北白川や一乗寺辺りは、ラーメン激戦区として知られます。東大路沿いに有名店や人気店が集中していて、私も大半のお店で食べた経験があります。一乗寺駅の南を通る曼殊院通には、スーパーや商店街もあるため、いつも人通りがあって活気が感じられます。

 次に行った「恵文社一乗寺本店」も、曼殊院通に面する人気のお店の一つです。京都有数の老舗の書店で、その外観が映画版に登場したことにより、聖地の一つとなっています。

 計画では、もっと早い時間帯に行く筈でしたが、それだと開店前でシャッターが下りていて外観すら見えません。二時間ほど遅れて行ったおかげで、中にも入って本や商品を見たりすることが出来ました。ナガシマさんは、しっかり月光荘の「秋山澪の消しゴム」を買い、他にも家族への土産を色々購入していました。色々とオシャレな品やアンティークな物がありますので、見ているだけでも楽しいです。

 

 店の外のベンチで小休憩しました。その際に、ナガシマさんが得意げにリュックから取り出して見せてくれた秋山澪トートバッグです。

 

 さらに、中野梓デザインのタオルも誇らしげに広げてくれました。全力で「けいおん」を楽しんでドップリとはまっている様子が痛いほどに分かります。ファンになってから猛烈にグッズもフィギュアも集めているそうで、ついには御自宅を「酬徳記念館」になぞらえて言うほどになっています。

 私は、きゅんキャラシリーズ等のミニフィギュア中心に絞り込んで、グッズは琴吹紬関連のみにして最低限におさえているため、スペース的には全然問題がありませんが、ナガシマさんは「もう置くところが無い」らしいです。なにしろギターやキーボードも揃えて、「酬徳記念館」状態に近づけていっているのですから、置く場所が無くなるのは当たり前です。

 

 曼殊院通を西端まで歩いて、高野川沿いの川端通に折れ、南の白川疎水通との出合に着きました。この辺りでは、疎水は暗渠になっている部分が多いので、疎水が流れている様子が見えません。

 

 白川疎水通をスマホで撮影するナガシマさん。

 

 白川疎水通との出合から高野川遊歩道に降りて、松ヶ崎方面を見ました。

 

 振り返って、高野橋方面を見ると、遊歩道の脇に石製の座台が二つ並んでいます。2期第9話「期末試験!」で平沢唯と中野梓が出会い、町内演芸会に「ゆいあず」コンビで出場することを決めた場所です。けっこう人気のあったストーリーなので、ナガシマさんも笑顔になって座台に座り、劇中の雰囲気に浸っていました。

 

 しばらく高野川の流れを眺めた後、遊歩道を北へたどって松ヶ崎との境界に近い歩行者用橋「松ヶ崎人道橋」の横で川端通りを渡り、宅地の中の細い路地道を東へ進みました。大原通を経て東大路に進み、並ぶラーメン人気店の行列を横目にみながら、北へ歩きました。

 

 東大路沿いの聖地の一つ、閉川原(とじかわら)児童公園に着きました。2期第9話「期末試験!」にて、平沢唯と中野梓が、町内演芸会に「ゆいあず」コンビで出場した公園の元ネタです。
 また、幼稚園時代に小さなぬいぐるみを無くして泣きながら真鍋和や平沢憂たちと探し、一文字とみさんに見つけてもらうシーンも、この公園を舞台としています。

 

 閉川原児童公園の南側の道路を撮影するホシノ。 (上図はナガシマさん撮影)

 

 この時撮った画像です。公園南側のこの道路の中央辺りに、2期第10話「先生!」で平沢唯たちが紀美さんと語り合った屋台がありました。

 

 劇中でのアングルは、東から西を向いた形なので、それに従って写真を撮るホシノでした。 (上図はナガシマさん撮影)

 

 この時ホシノが撮った画像です。道の右側に屋台があった感じになります。

 

 公園内を回りました。周囲の景色がアングルを変えて演芸会の場面に何度も出ていますが、個人的には演芸会終了後の平沢唯と一文字とみのやり取りのシーンが印象に残っています。

 ところでこの公園は、京都造形芸術大学に通っていた時期、講義終了後に皆でキャッチボールをしたり、ラーメンを食べに行く途中で立ち寄って雑談を楽しんでいた場所でもあります。聖地である以前に、懐かしい思い出の場所でもあります。
 あの頃、この公園でバカ話を繰り広げて笑い合った仲間たちのうちの二人が、既に鬼籍に入っています。あれから17年ですが、短いようで実は長い歳月だな、と思わずにはいられませんでした。 (続く)

 


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ねんどろいどぷち ガールズ&パンツァー02 が届きました

2017年09月24日 | ガールズ&パンツァー

 去る9月21より発売されました、「ねんどろいどぷち ガールズ&パンツァー 02」です。予定では8月発売でしたが、ガルパン関連商品の常で、遅れての販売開始でした。
 グッドスマイルカンパニーでの案内情報はこちら。アマゾンでの紹介情報はこちら

 

 私の手元には、昨日23日に続きました。外函は、こんな感じでした。

 

 開けてみました。角谷杏生徒会長がズラリと、まるで選挙ポスターのように並びます。劇場版ではなかなかの政治力を発揮していましたが、将来も有望な政治家になるでしょう。

 

 6個入っているうちの、最初の1個を取り出しました。劇場版シリーズだけに、島田愛里寿が大きく目立っています。パッケージに写真が並ぶ5種に、シークレット1種を加えての6個パックです。
 さあ、中身はいかに。

 

 おや・・・?これは・・・?

 

 いきなり、シークレットの1種、ボコ抱き西住みほ、でありました。
 これであとの5個は中身がもう分かったも同然です・・・。

 

 

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けいおん!の聖地をゆく14 その3 北山通と修学院駅東側

2017年09月23日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 白川通を北へ進んで、北山通との交差点に着きました。1期、2期の各話にアングルを変えて頻繁に出てくる場所です。下校にて平沢唯、中野梓、琴吹紬が西へ、田井中律と秋山澪が北へ分かれる地点であるほか、山中さわ子先生の回想にも出てきます。聖地中の聖地と言えましょう。

 

 この景色も、2期第6話「梅雨!」や第21話「卒業アルバム!」などで見られます。お馴染みのスポットの一つです。

 

 交差点の東側の掲示板です。最近に新調されたようで、マットの色も変わっています。2期第10話「先生!」の場面では緑色でしたね。

 

 さらに白川通を北へ進みました。左手を見ると、プラザ修学院のアーケード街の東口が見えました。

 

 まもなく、右手にマンション「グランドメゾン修学院」の建物が横たわって見えます。1期第13話「冬の日!」や2期第3話「ドラマー!」などに登場し、田井中律や秋山澪の通学路の横であることが知られます。

 ただ、劇中では田井中律や秋山澪の家がどのあたりに位置するかは明確に示されていません。2期第8話の「進路!」の二人の小学生時代の回想からすれば、イメージ的には、宝ヶ池公園北園地の近くの住宅街あたりじゃないかな、と推測されます。

 

 音羽川にかかる橋の南詰交差点で西に折れて坂を下ると、すぐ右手に山端児童公園があります。その西側の鉄棒が、1期第2話「楽器!」に反転させた画で登場します。それを撮影するホシノ。 
(上図はナガシマさん撮影)

 

 この時ホシノが撮った画像。

 

 道を引き返して白川通の東側歩道を南に行き、「プラザ修学院」のアーケード街を通り抜けました。1期第7話「クリスマス!」や2期第9話「期末試験!」などに登場し、平沢唯たちの通学路付近にある商店街として設定されているようです。
 通り抜けつつ、バイクの列に視線を向けるナガシマさん。さすがにバイク乗りの血が騒いだのでしょうか。

 

 「プラザ修学院」のアーケード街を南へ出て北山通に面すると、すぐ右方に叡山電車の修学院駅が見えました。ちょうど、八瀬比叡山口行きの列車が発車するところでした。
 それを見て、比叡山にも久しく登っていないなあ、一乗止観院根本薬師堂の原精神にもう一度立ち返ってみるかな、と思ったりしました。

 

 2期第13話「残暑見舞い!」の中野梓の真似をして踏切前を突っ切り、修学院駅の上り線ホーム入り口前に移動しました。劇中では琴吹紬の登校シーンなどでよく出ているスポットです。

 

 駅の西隣のセブンイレブンです。1期のオープニングや2期第13話「残暑見舞い!」等に登場しています。
 京都造形芸術大学に通っていた時期、実習や講習で席を共にした友人の一人が松ヶ崎に下宿していて、よく遊びに行きましたが、その際にいつもこのセブンイレブンで買い物をしました。全然変わっていない場所の一つで、懐かしい気分になります。

 

 同じ場所から、踏切ごしに松ヶ崎橋方面を望みました。京都造形芸術大学に通っていた時期にも何度かここを通っていますので、見慣れた景色です。ただ、建物の幾つかが変わっていたりして、さすがに17年の歳月を感じさせます。
 当時の私はまだ30代前半でしたから、朝から晩まで精力的に動き、むさぼるように学び、トコトンまで遊んでいました。集中講義やゼミ期間中の夜には、皆で修学院や一乗寺の東大路沿いに繰り出して、ラーメンをすすりつつ、遅くまで語り合ったものです。本当に、楽しく充実した日々でした。
 あの頃に、もういっぺん戻ってみたいな、と時々思います。 (続く)

 


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未だに特定出来ないガルパン車輌、の車種判明

2017年09月22日 | ガールズ&パンツァー

 以前に「未だに特定出来ないガルパン車輌」と題した記事を綴りましたが、昨晩に模型サークルの先輩N氏より電話があり、他の画像は無いのかと問われました。
 N氏は、ミリタリートラックに関しては、彼の右に出る者はいない、とサークル内でも一目置かれている方で、プラウダ高校チームのBM-13「カチューシャ」に関しても重要な御教示をいただいております。

「星野さんは、あのトラックを日本軍の九七式自動貨車じゃねえかと思ってるそうやね」
「ええ、推定出来る候補として紹介しましたけど・・・、もしかして、違うのですか?」
「うん、違うと思う。他に画像があれば、もっと絞れるんやがね」
「分かりました、では今から送りますんで」

 

 これが、N氏に送った画像です。これを改めて見て、ああこれは日本軍の九七式自動貨車じゃないな、と気付きました。すぐに再び携帯電話が鳴り、N氏の弾んだ声が響いてきました。
「フィアットの626や」
「さすがですねえ、すぐに分かるんですねえ」

 

「こいつはイタリアの標準的な中型トラックなんでな。イタリア軍はもちろん、ドイツ軍も使ってたし、バージョンも派生型も多い。戦後も生産されてて、大体10000台は出てる筈。これがパッと分からねえようじゃ、ミリタリートラックマニアの名がすたるでな」
「恐れ入ります・・・」
「しかもこれは軍用のMNLタイプじゃないかな。両サイドにウインカーみたいなのがついてるやろ。これが特徴の一つやね」
「MNLってのは、バージョンの略称か何かですか?」
「うん、Mは軍用って意味。Nはエンジンの種類でこれはディーゼル。Lってのは、ホイールベースが長いタイプや。つまり荷台が長いのな」
「エンジンがディーゼル、ってことは、他にもあったんですか?」
「うん、ガソリンエンジンとガスジェネレーターエンジンのタイプもあったよ。まあ、イタリア車は割合に先駆的な発想や思想があるんで、例えばキャブなんかは、ああいう形のは当時はけっこう斬新やったしな」

 ということで、「未だに特定出来ないガルパン車輌」はイタリアのフィアット626であることが判明しました。イタリアの標準的な中型トラック、ということならば、1/35スケールのプラモデルでも出ているんじゃないかな、と思いましたが、N氏は、「そのサイズのプラモは無いな」と即答しました。

「626は、当たり前過ぎてあんまり模型的には魅力が無いのかもしれん。確か、レジンが1/35でヴィクトリアモデルという所から出てるぐらいかな。あと、1/72もあったかな。ダメヤの1/144も確かあったな・・・」
「すると、1/35のは、現状では入手困難、ということですかね・・・」
「そう思っておいたほうがええかもしれん。自分もあんまり626のキットは見かけたことが無い。最後に見たのは10年ぐらい前かな」
 それを聞いて、ため息をつかざるを得ませんでした。どうしてガルパンの戦車以外の車輌というのは、キットも稀なケースが少なくないんでしょうか・・・。

 ところで、このフィアット626は、劇中では大洗女子学園チームが試合後の移動用に使用したようです。しかし、校章が無いので、大洗女子学園チームの所有車輌ではない可能性が高いです。たぶん、戦車道連盟の保有車で、試合会場で運用されているのでしょう・・・。


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けいおん!の聖地をゆく14 その2 造形大階段と白川通

2017年09月21日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 数分ほど北へ歩いて、京都造形芸術大学瓜生山キャンパスの正面大階段に着きました。ナガシマさんが、ついに来た、という表情をみせて煉瓦風タイル積の階段を見上げてゆきました。彼にとっては聖地中の聖地の一つですが、私は2000年から2002年までの三年間、社会人学生として通っていましたので、この大階段も馴染みです。

 

 正面大階段を見上げるナガシマさん。HTTにならってここからジャンプする、と何度かメールでも書いていましたが、実際にはジャンプに至りませんでした。登校中の学生たちが登っていましたし、瓜生山の山腹を削って敷地を確保した大学の正面だけに傾斜がかなりあります。

 階段の下には歩道があり、ガードレールの外の車道は、ひっきりなしに車が行き交っていました。そんな中でジャンプしたら、間違いなく大怪我、下手すれば黄泉の国行きです。
 普通に登るだけでもキツい階段なのに、時折転んだり、滑り落ちたりして怪我をする学生が、私の在学時期の三年間にも数名にのぼっていました。
 かくいう私も、一度だけ転んだ事があります。朝寝坊して遅刻寸前となり、大急ぎでこの階段を駆け上がっていた際につま先をぶつけてコケたのでした。要するに、危ない階段なのです。

 

 その大階段上にて、ナガシマさんに記念写真を撮っていただきました。2002年11月の修了退学の際に仲間たちと記念撮影して以来、17年ぶりのことでした。

 

 今回、私が持参したデジカメは、カシオのけいおんコラボシリーズの琴吹紬バージョンでした。上図のようにムギちゃんとの組み合わせ写真も出来ます。ナガシマさんは実物を見るのが初めてでしたので、機能や組み合わせ写真の作り方などを実演して示しました。 (上図はナガシマさん撮影)

 ナガシマさんは、HTTの中では秋山澪が特にお気に入りで、今回も秋山澪グッズを数点装備して御満悦でしたから、カシオの秋山澪バージョンのカメラがあれば、気分も最高潮だっただろう、と思います。ただ、秋山澪バージョンのカメラは現在では入手困難になっているようです・・・。

 

 京都造形芸術大学から白川通の東側歩道を北上し、1期第14話「ライブハウス!」等に登場した不動産ショップ「ハウスドゥ」の外観を見ました。それから更に進み、白川通の西側に「餃子の王将」がある地点で、上図のアングルで景色を撮りました。
 この景色は、雑誌「日経エンタテインメント」2011年12月号の付録および購入特典のクリアファイル一対の背景にそのまま取り入れられています。

 その後、北大路との交差点に至り、西側に渡って横断歩道を進み、2期1話「高3!」等に登場した道端の看板群のあった場所などをナガシマさんに説明しました。現在は看板群は撤去され、ファミリーマートやカレー店「Coco」の駐車場などに転じています。

 

 それから白川通の西側歩道を北上しました。ナガシマさんが「聖地の中の聖地」と位置付けている、マクドナルド北白川店が見えてくるや、彼の足取りがリズム感あるステップに転じました。彼は、3月にも行っているはずですが、よっぽど嬉しいのだな、と思いました。

 

 マクドナルド北白川店の南側のセブンイレブンの駐車場から撮りました。ナガシマさんは位置を確かめるように周囲を確認していました。
 2期のオープニングで、雪中の歩道で田井中律が滑って秋山澪をも倒してしまうシーンがありますが、その場所が、上図のナガシマさんの位置から約10メートルほど北にあたります。

 

 今回は、ここで遅い朝食を兼ねて休憩をとる予定でしたので、その通りに入って、二階のHTTの定位置に席をとりました。ただ、現在は大部分の席が二人用セットに変更されており、以前のようなテーブルセットは廃されていました。最近はお一人様やカップルが多く、グループ客が少なくなったことが背景にあるのでしょう。
 ここでの休憩タイムで結構話し込んでしまい、一時間近くもまったりしていました。でもナガシマさん的には、聖地を満喫出来ただろう、と思います。

 

 マクドナルド北白川店から北上して、バス停「一乗寺下り松町」の横を過ぎました。1期第2話「楽器!」など幾つかの場面に登場しているバス停です。

 

 1期のオープニングにも登場する、白川通曼殊院交差点の景観です。左に見えるコンビニや、右端に見えるパチンコ店も、アングルを変えて劇中に出ています。

 京都造形芸術大学時代は、講義終了後に仲間たちとここで曼殊院通へと折れ、一乗寺東大路あたりのラーメン屋や食事処へ行って食べながら語り合ったりしたものです。当時は大学付近に食事処が少なかったためです。それで、ちょっと食べに行こう、という流れになりますと、大体行き先は叡山電車の一乗寺駅付近と決まっていました。大学から歩いて20分ぐらいですが、雑談しながらだとあっという間でした。

 ここで横断歩道を渡って西側に転じ、そのまま北上を続けました。

 

 少し行くと、北白川が発祥の地である京風背脂醤油ラーメン専門店の「魁力屋」の横に至りますが、その北隣には洋館の高石垣がそびえます。石垣のうえに白壁の塀が巡らされますが、これが1期第13話「冬の日!」にて、登校中の田井中律の背景に登場しています。

 ナガシマさんに、そのことを説明したところ、「そんなのありましたっけ」と首を傾げていました。ワンカットしか出ていない場所ですので、あまり印象に残らなかったのかもしれません。

 

 少し北へ行くと、「京都信用金庫」の横に付きます。聖地の一つと紹介しましたが、これは間違いで、正しくは通りの西側にある「京都中央信用金庫」の前が正解でした。そこが2期第10話「先生!」に登場していますが、その時点では存在したスポーツ施設の建物が取り壊されて景観が一変しています。間違えやすいポイントですので、次の巡礼時には気を付けたいと思います。 (続く)

 


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東京駅TBSストアのけいおんグッズ群

2017年09月20日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 

 2017年9月14日の東京都庁巡礼の帰りに、東京駅のTBSストアに立ち寄ってみました。八重洲口改札外の地下一階にある「東京キャラクターストリート」という店舗街の中にあります。

 

 このショップのことは、けいおん仲間のナガシマさんに聞いていましたが、実際に行ってみて、奥にけいおんグッズの販売コーナーが相当の規模で展開されているのには驚きました。

 

 天井にはHTTの面々を一人ずつデザインしたシャツが吊るされていました。バースディ記念の品らしいのですが、初めて見ました。これを着る人は、相当の強者でしょう・・・。ナガシマさんなら、当然の事のように腕を通して御満悦、となるでしょう・・・。それは、必ず秋山澪デザインのシャツである筈です。

 

 クリアファイル、タペストリー、クリスタルキーホルダー、ラバーストラップなどがありました。アニメグッズの定番はみんな揃っている、といった感じでした。
 とりあえず、琴吹紬のファンとして、ムギのクリアファイルを買いました。2016年のバースディ―記念の公式品です。左端に見えるハンドタオルも初めてみたので、これもムギのデザインを買いました。

 

 9月9、10日の京都・豊郷巡礼を共にしたナガシマさんが、お土産に下さった「ごろはむ缶バッジ」なるものもありましたが、田井中律デザインが大多数を占めていました。

 

 一番びっくりしたのは、2009年以降の1期のテレビ放送期間後に順次発売されていた、スクエア缶バッジがまだ販売されていたことでした。
 これは100種類ぐらいあると聞いており、私自身は2010年の夏頃に京都のアニメイトの京アニコーナーで初めて見ました。へえ、四角い缶バッジもあるんだ、と感心したのを覚えています。

 

 しかも、1期の公式品、というのが貴重です。100種類全部はさすがにありませんでしたが、もう五年以上が経過していてこの在庫量は驚異的です。京都や大阪のショップはおろか、宇治木幡の京アニ直営ショップでももう売っていないのですから、凄いの一言に尽きます。
 店員さんに問い合わせて、これらの陳列でオシマイであることを教えられました。そうとなれば、記念に買っておこう、と決めて、2点を選びました。

 

 とにかく色々ありました。居るだけでも嬉しくなってしまいます。「けいおん」シリーズの人気の息の長さがうかがえます。最近にNHKが再放送を展開してくれたおかげで、新規ファンが増えて豊郷への巡礼者やイベント参加者も微増に転じているそうです。
 私の身近にも、ナガシマさんという、短期間で熱狂的ファンになって間を置かずに豊郷への初巡礼も果たしてしまった方が居ますし・・・・。

 何にせよ、東京駅にこういうショップがあるのは、ファンにとっては楽しいことです。京都の京アニ直営ショップと並ぶ、公式グッズ群の販売拠点として、今後もしばらくは利用出来ることでしょう。

 東京駅TBSストアの公式サイトはこちら

 

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けいおん!の聖地をゆく14 その1 疎水と水路閣と図書館

2017年09月19日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 2017年9月9、10日の二日間、ガルパン以来の仲間であるナガシマさんと京都および豊郷の「けいおん」聖地巡礼を楽しみました。3月に豊郷で同道して以来半年振り、二度目の巡礼行動でした。
 ナガシマさんとは、2014年1月にガルパンファン同士として交流が始まって以来、大洗でも三度同道しています。今年になってから先方が急激にけいおんファンになっていったため、それに合わせるような感じで巡礼先も「けいおん」関連に転じる流れになりました。私自身も、ガルパンに出会う前は「けいおん」ファンの一人でしたから、ナガシマさんの熱狂ぶりに付き合うのに何の違和感もありませんでした。

 前回は豊郷でのみ同道、その翌日にナガシマさんが京都での半日巡礼を行っています。本来は翌日も私が案内すべきでしたが、どうしても休みが取れず、ナガシマさんを一人で行かせる結果になってしまいました。大変に申し訳無いことをした、と今でも思っているぐらいですので、今回はきっちり二日間の休みを合わせて案内に徹し、これまで私が回ってきた聖地コースを、ナガシマさんに満喫していただこうと決めました。もちろん、綿密なスケジュールも事前に作成して送っておきました。

 今回、ナガシマさんは夜行バスを利用して早朝の5時35分に京都駅に着く予定でした。最初はそれを八条口バスターミナルで出迎えようと考えたのですが、前日の夜に模型サークルの定期会合が四条河原町であって遅くまで食べて飲んでいたため、西大路の下宿に帰るよりも、そのまま至近の祇園四条のカプセルホテルに泊まる方法を選びました。
 このカプセルホテルとは、これまでに仕事でも観光でもよく利用している祇園四条の「ルーマプラザ」です。平日の最安料金が朝食付きで3700円と大変にお得な上、「けいおん」聖地へのアクセスも抜群に良いため、巡礼のベースキャンプとしても利用出来ます。

 さて、9日の朝は5時半前に起きました。ゆったりしたカプセルルーム内で着替えていると、ナガシマさんからのメールがあり、夜行バスが予定より早く着いたので既に地下鉄に乗って移動中、とのことでした。予定では6時14分に地下鉄東西線の「三条京阪」駅で合流することになっていましたが、それが10分以上早まった形でした。
 ですが、祇園四条のカプセルホテルに泊まったことが効を奏しました。すぐに出て近くの京阪の「祇園四条」駅へ急ぎました。

 

 京阪の5時51分発の出町柳行きに乗り、「三条」駅で地下鉄東西線に乗り換え、「三条京阪」駅のホームに行くと、ナガシマさんが待っていました。時刻は6時2分でしたので、ホテルからの移動時間は20分足らずでした。

 ナガシマさんと挨拶して半年ぶりの再会を喜び合い、すぐにやってきた列車に乗りました。ナガシマさんは夜行バスの疲れも見せず、むしろ「けいおん」聖地巡礼に来たことが大変に嬉しくてならない様子でした。ガルパン大洗でも見せたことのない笑顔とテンションを最初から示してきました。なにか、圧倒されるような思いにかられました。

 

 二つ目の「蹴上」駅で降り、最初のスポットである南禅寺水路閣を目指しました。

 

 途中には、南禅寺付近の観光名所のひとつ、蹴上インクライン跡の下の「ねじりまんぽ」と呼ばれる煉瓦造りの歩道トンネルがあります。「まんぽ」とはトンネルのことを指す方言で、強度および耐久度を保つためにレンガを捻じるような形に積み上げる技法にて作られたものを「ねじりまんぽ」と称します。
 この種のトンネルは、明治から大正期に欧米より導入した技法で構築されており、いまも近畿地方を中心に約30ヶ所の遺構が伝わっています。京都では、他に乙訓郡大山崎町に点在する例が知られています。

 

 上部には扁額がかかっています。三条通側のこちらには篆書体で「雄観奇想」と書かれます。意味は「優れた眺めと思いもよらない考え」です。
 江戸期までは、琵琶湖の水を産業用に使用すべく京都まで引く、という発想はあったものの技術的には不可能で、夢物語にしか過ぎませんでした。それを、明治期に欧米の新技術を生かして実現させようと、当時の京都府知事北垣国道が動き、実際の推進役には技師の田辺朔郎があたり、五年がかりで琵琶湖疏水事業を成し遂げました。
 完成当時、疎水はその雄大な構えが「雄観」と称えられました。これを実現させようという「奇想」も人々の絶賛を浴びました。それに因んでの、扁額の「雄観奇想」であるわけです。

 ちなみに、反対側の南禅寺側にも扁額があり、そちらは「陽気発處」と書かれます。朱子の「陽気発する処、金石また透る、精神一到 何事も成さざらん」の一節を要約した語句です。疎水貫通の難事業に立ち向かった人々の労苦と心意気を称えた言葉ですが、残念なことに現在では文字の大部分が剥がれ落ちてしまっています。

 

 「ねじりまんぽ」を見るナガシマさん。こうした近代産業遺産にも興味があるそうです。

 

 「ねじりまんぽ」の上に登りました。一帯は、「蹴上インクライン」の名で国史跡に指定されています。琵琶湖側から山中をぬってきた水路は、東山蹴上で高低差のある京都側の船着き場まで台車に載せて船を上下させる線路につながります。琵琶湖疏水の急斜面は、高低差が約36メートルにもなるので、そのまま船を運航することは不可能です。そこで、斜面上に傾斜鉄道を敷設し、台車に船を載せて上下させる方法が採られました。
 線路の全長は582メートル、現存する世界最長の傾斜鉄道跡として有名です。またレール幅も上図のように広く、2133ミリを測ります。新幹線のレール幅は1435ミリですので、それよりも広い、国内では最大幅の線路です。

 

 

 疎水は今も機能しており、付近の施設や宅地などに一部の流水が供給されているそうです。近くの宅地で工事をやっており、疎水の水を一時的に外の排水路へ逃がしているのを見ました。一部の水でもなかなかの勢いがあり、疎水全体の水量の膨大さがうかがえます。
 それを、珍しそうにスマホで撮るナガシマさん。奥には、通ってきたばかりの「ねじりまんぽ」が見えます。

 

 南禅寺水路閣に着きました。1期のオープニングに登場する有名なスポットです。
 ここでの見学は数分もかかりませんでしたが、その前に南禅寺の三門の建物を、最近に社寺建築に興味を持ち出したナガシマさんに問われるままに説明していたので、結果として南禅寺には一時間余りも滞在することになりました。
 ナガシマさん、今後は京都や奈良の古社寺の建築にハマってゆくのでしょうか・・・?

 

 水路閣を見た後も、南禅寺伽藍の諸堂の建築様式などについて、色々とナガシマさんに説明していましたが、それ以上に私にも学ぶ事が沢山ありました。古建築が教えてくれる情報は、とても多いのです。

 上図は、三門の袖空間を目測したりしているホシノです。門や堂の袖部分は平面寸法が詰まっているのが普通ですが、その詰まり具合が少ないほど、格式が高い建築であるそうです。寺によっては、金剛力士像などを安置する場合があり、その空間はあまり詰まりません。南禅寺三門の場合は、尊像を安置しませんので、脇空間を詰めても問題がありません。

 空間を詰めますと、柱間も縮まりますが、建物の強度が増しますので、わざと両側の袖空間を縮める事例は少なくありませんでした。古代までの建築が脆弱だったのは、両側の袖空間を縮めなかったからだ、という説も聞いたことがあります。
(上図はナガシマさん撮影)

 

 南禅寺を出て「南禅寺・永観堂道」バス停より、市バス5系統で岡崎公園まで移動しました。あらかじめ市バスの一日乗車カードをナガシマさんに渡して、これは裏に日付が打刻されるので記念になりますよ、と説明しておきました。この日は最低でも5回はバスに乗る予定でしたので、市バス一日乗車カード500円は必須でした。
 「岡崎公園美術館・平安神宮前」バス停で降りて、すぐ西側にある京都府立図書館に行きました。

 

 この東側の創建当時のファサード部分が、2期番外編(第27話)「計画!」に出てきます。これを見た後、北側の児童公園エリアも見ました。平沢唯たちが護身術の練習や英語の練習をしていた場所ですが、現在は一部の遊具の場所などが変更されています。
 見物後は、バス停「岡崎公園美術館・平安神宮前」バス停に向かい、ちょうどやってきた5系統のバスに飛び乗りました。

 

 「北白川別当町」バス停で降りて、白川通エリアの聖地スポット群の南端に位置する、上図の「RAG」を最初に見ました。2期第17話「部室がない!」に登場した貸スタジオのモデルです。その北の「コーポ川」の角も見ました。劇中で山中さわ子先生の車が停車した場所です。
 それから向かいのスーパー「フレスコ」も紹介しておきました。2期番外編(第27話)「計画!」で中野梓が真鍋和や平沢憂と出会った本屋の元ネタです。

 それぞれのスポットで、至福の表情になってスマホを操るナガシマさんでした。半ば恍惚の気味すら漂うその有様は、いかにも熱烈な「けいおん」ファンの典型例、といった感じでした。

 私は2009年からのテレビ放送をリアルタイムで見てきたファンの一人ですが、ブーム全盛期の凄まじい人気振りにもあまり熱中することなく、淡々と一番くじのミニフィギュアを中心に集めてローソンに通っていた程度でした。埼玉アリーナやUFJのイベントにも、誘われなかったら行っていなかったと思います。京阪電鉄のラッピング列車も三度ほど見かけましたが、ああけいおんか、と思ったにとどまっています。

 なので、今回のナガシマさんの大変な喜びよう、幸福感溢れる表情や仕草に、「これはホンモノやなあ」と感心してしまいました。以前にガルパンファンであった事自体が不思議に思われるくらいです。
 そのうち、ガルパンと同じように、けいおんもアッサリと忘れ去ってしまうのだろうと思っていましたが、その予測はどうやら外れそうな気配でした。 (続く)

 


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ガルパン劇場版の美しい一場面

2017年09月18日 | ガールズ&パンツァー

 ガルパン劇場版には、数々の名場面がありますが、個人的に最も気に入っておりますのが上掲のシーンです。試合会場の近くの川とみられる水面を、継続高校チームのウイスコ型上陸用舟艇が海に向かって進んで行きます。構図も彩色もなかなか良い図で、水面に映る夕日の描写も美しく幻想的です。

 周知のように、継続高校チームはBT-42一輌のみで参戦、試合にて「どんぐり小隊」に編入されました。そしてカール隊と交戦、護衛隊のM26パーシング3輌を全て引きつけて2輌を撃破、残る1輌も落石ポイントに誘って戦列外に退ける戦果を挙げましたが、相撃ちでBT-42も白旗を上げました。
 その後は、ウイスコ型上陸用舟艇にBT-42を収容して、そのまま観戦を続けています。試合終了後も、大洗支援連合に合流することなく帰途についています。

 当初は、そのまま海路にて石川県に帰ったとされていますが、ドラマCD5にて、無人島に漂着し、サバイバルしながら救援が来るのを待っていた、となっています。コミック版の「ガールズ&パンツァー コミックアンソロジー SIDE:継続高校」に収録される「人生はサバイバル」は、そのストーリーのパロディであるようです。

 果たして、ミカたちは故郷に帰れたのでしょうか・・・。その続きの物語が「最終章」に出てきたら面白いかもしれませんね。

 

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けいおん!の聖地をゆく13 その4 旅券取得編 東京都庁(下)

2017年09月17日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 8時になったので、階段を上がって都民広場に行き、その内部階段へ回って地下一階に降りました。旅券課の斜め向かいのセブンイレブンが開店していました。とりあえず、何か食べておこうと、お握りを二つ購入して、店内のイートインスペースでしばらく過ごしました。

 

 警備員の方のすすめに従い、旅券課が営業を始める9時までに外観などを撮影しました。まずはセブンイレブンの出入り口付近から、上図のようなアングルで撮りました。

 

 ほぼ同じアングルで劇中に登場しています。田井中律を先頭にしてHTTの面々が旅券取得手続きに向かうシーンです。

 

 旅券課の正面出入り口です。

 

 劇中シーンも全く同じです。

 

 正面出入り口の脇のウインドーに貼ってある、旅券課のフロアマップです。

 

 劇中でも、同じようなフロアマップが見えますが、デザインがどうも異なるようです。「けいおん」放送当時の旅券課のマップの左下には、「証明写真・DPE」コーナーが表示されていません。
 その訳を、後で「証明写真・DPE」コーナーの係員に尋ねて教えていただきました。昔は「証明写真・DPE」コーナーは無く、証明写真は通路突き当りの撮影ボックスで撮っていたのだそうです。

 

 教えられた場所は、セブンイレブンの斜め向こう側でした。

 

 現在は自販機が置かれている場所に、かつては証明写真用の撮影ボックスが設置されていたのだそうです。周辺の内装なども一新された、ということてす。

 

 劇中の同アングルでは、証明写真用の撮影ボックスが設置されています。周辺の内装なども、現在と違っています。
 この撮影ボックスが、「けいおん」シリーズの放送が始まる少し前に撤去され、代わりに「証明写真・DPE」コーナーが設けられた、ということでした。

 

 再び旅券課のウインドー前に戻り、既視感のある上図の黄色の「発券窓口」案内表示に気付きました。これが劇中にも出ていたな、と思い出しました。

 

 大体、こんなアングルでした。右が旅券課、奥の左側が「証明写真・DPE」コーナーです。

 

 同アングルの劇中シーンです。生徒手帳を忘れたことに気付いた田井中律の右後ろに、例の黄色の「発券窓口」案内表示も見えます。
 左奥のウインドーは、現在の「証明写真・DPE」コーナーにあたりますが、以前は伊勢丹の旅行用品ショップが入っていたそうです。それを教えられた途端、あっ、それだったのか、と気付きました。

 

 2期第27話「計画!」において、HTTの面々が旅券手続きを終えてアイスを食べ、その後にトラベル用品店へ行って色々な商品を見る場面があります。

 このトラベル用品店については、今まで特定されていませんでしたが、今回の取材によって「証明写真・DPE」コーナーが置かれる前にあった伊勢丹の旅行用品ショップが元ネタであることが判明しました。このショップも、「けいおん」シリーズの放送が始まる少し前に「証明写真・DPE」コーナーに変更されたということです。
 だから、「けいおん」放送後に聖地巡礼に取り組んだファンの方々が、この劇中のトラベル用品店を特定出来なかったわけですね。

 かくして、新たな聖地スポットを一ヶ所特定追加出来たわけですが、「けいおん」シリーズに登場する景色のなかには、まだ未特定のものが幾つかあります。完全創作による景色は、たぶん無いんじゃないかな、と常々思っていますので、未特定の景色のモデルになった場所が、どこかにあるのだろう、という基本認識があります。
 今後の巡礼においては、それらも探してみようか、と思いました。

 これで旅券課の区画の撮影も終わりました。程なく9時になり、旅券課のカーテンが開かれて入口が開放され、列を作って待機していた人々が中に入っていきました。
 それを見ながら、都営大江戸線「都庁前」駅への階段に向かい、東京での巡礼を完了しました。

 その後、秋葉原に行ってショップ巡りを楽しみ、レオナルドやイエローサブマリンに行ってガルパン戦車プラモデルに使えそうなジャンクパーツを数点購入しました。駿河屋やボークスにて、関西ではなかなか見つからなかった商品も幾つか確保しました。
 昼過ぎに東京駅に移動し、八重洲口東京キャラクターストリート内の「TBSストア」に寄って、けいおんグッズを幾つか買いました。それから新幹線で帰途につきました。

 以上で、大阪と東京での巡礼活動をまとめた、「けいおん!の聖地をゆく13」のレポートを終わります。

 


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けいおん!の聖地をゆく13 その3 旅券取得編 東京都庁(上)

2017年09月16日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 2017年9月14日、「けいおん」シリーズの国内の聖地巡礼の仕上げとして、東京都庁に行きました。東京都庁は新宿副都心に位置するので、新宿へ行ける夜行バスを利用しました。甲州街道を経て新宿駅近くのバスタ新宿に着いたのは朝7時ちょうどでした。

 

 バスタ新宿からエスカレーターで下に降りて、甲州街道を西に少し進むと、地下鉄の出入り口がありました。降りて行って、一番奥まで進むと、上図の都営大江戸線の改札に着きました。
 まもなく、7時15分発の光が丘行き列車が来たので乗車し、次の駅「都庁前」で降りました。

 

 「都庁前」駅の複数の出入り口のうち、都庁に最も近いのはA3ですが、朝は8時まで閉鎖されているため、A4から出て、都庁の高層ビルを見上げました。

 

 次に、A3出入り口の付近まで地上を移動しました。2期第27話「計画!」に登場する聖地スポットの一つが、上図の都庁北側階段です。周囲には、出勤するサラリーマンやOLの姿ばかりでした。

 

 とりあえず、最初の聖地スポットを見ました。間違いなくここだな、と思いつつも、どこかが少し変わっているような、と感じました。

 

 ほぼ同アングルでの劇中シーンです。生徒手帳を弟に持ってきてもらった田井中律の場面です。階段脇の案内板や、階段中央のオブジェなどが変わっているようです。

 

 階段の向かいには、こういう既視感のある風景がありました。

 

 このシーンですね。背後の建物や、画面右奥のアクリル製三角オブジェなどが一致しています。

 

 同じ場所から東側、新宿駅の方向を見ました。手前右の電光表示板は、最近に設置されたもののようです。

 

 同アングルの劇中シーンです。かつては電光表示板が無かったことが分かります。

 

 ですが、ちょっと位置を東にずらせば、劇中シーンと同じような景色を見る事が出来ます。

 

 で、歩道を見下ろしました。

 

 このシーンですね。歩道のタイルがマス目状に並んでいるのが、実際との相違点です。

 以上で、外での聖地スポットは大体おさえました。ほとんど同じ場所なので、劇中シーンと見比べての確認もすぐに終わりました。30分もかかりませんでした。
 後は、地下一階の旅券課つまり新宿パスポートセンターに移動する予定でしたが、その区画は8時にならないと開放されない決まりなので、それまで待つことにしました。

 階段の横で座っていると、見回りの年配の警備員の方に声をかけられました。どう見ても都庁職員には見えない、下手すると不審人物かもしれないいでたちの私でしたから、向こうとしては、一度は声をかけて確認しておかないといけなかったのでしょう。

 しかし、事情を説明すると、途端に笑顔になって、「ああ、アニメのあれかね」と言いました。シリーズの全盛期には巡礼ファンが時折訪れていたそうで、その時の事を懐かしそうに語って下さいました。おかげで、階段前の案内板やオブジェが数年前に新調されたこと、歩道脇の電光表示板が最近に設置されたこと、なども教えてもらいました。
 そして、旅券課のある区画は8時になったら入れるが、旅券課は9時からだ、と教えてくれました。旅券課は撮影禁止なので、外観を9時までに撮っておけば良い、とも教えられました。近くにコンビニはありますか、と尋ねたところ、旅券課と同じ区画内にセブンイレブンがあるよ、そこも8時から入れる、との答えが返ってきました。まだとっていない朝食をそこで済まそう、と考えつつ、時計を見ると7時38分でした。 (続く)

 


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