気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く35 その2 「カノウヤ応援作戦です!!」

2020年03月31日 | 大洗巡礼記

 梅原屋からの移動中に、ほそのやに立ち寄りました。営業時間外でしたが、このお店に新たに入った小島エミのパネルをまだ見たことが無かったので、とりあえず行ってみました。すると上図のように店先にパネルが立ててありました。これを見て、撮影が出来れば充分でした。

 

 店舗の奥の住居の玄関前には犬小屋があり、二匹の柴犬が居ました。奥の一匹は平然として静かに寝そべっていましたが、手前の一匹はこちらを凝視しつつ、突然の闖入者を警戒し威嚇するように短くワン、ワン、と控えめに吠えてきました。玄関前警備の大任をうまくこなしているようです。

 

 さて、永町商店街に進みました。地元の買い物客が二、三人ほど歩いているだけで、ガルパン巡礼らしき方の姿は全く見かけませんでした。
 三連休の初日の昼過ぎでこの状態です。新型肺炎の脅威というのは、相当なものがあるな、こんな時に遠出して大洗まで来ている自分は相当のアホだな、と思いました。いや実際にバカのつくアホなんですけどね・・・。

 

 聖地中の聖地、肴屋本店の前もこの有様です。ガルパンブーム以前の大洗の姿がこんな感じでした。2000年に水戸の友人の案内で初めて来た時の事を思い出しました。あの頃は、まだリゾートアウトレット施設もまだ無くて、港湾地域は工事中だったように記憶しています。

 

 静かですねえ・・・。ちょっと信じられませんでしたが、思えば地元の京都の有名観光地も観光客の激減によってびっくりするほどの静けさに戻っていましたから、大洗が例外ではないのでした。

 

 ここまで閑散としている連休中の大洗の景色というのも、ある意味珍しいと思います。なかなか撮れる景色ではないな、と感じました。新型肺炎の騒動が無かったら、もっと賑わっていたのだろうと思います。

 

 折角の連休にこれでは、商店街のお店も開店休業状態になってしまいます。でも前週はエア海楽フェスタとかで、海楽フェスタの延期にもかかわらず賑わっていたそうです。無理してとった休み、早くから予約していた宿、を無駄にするわけにもいかないので予定通りに大洗に出かけた層が相当数にのぼったからでしょう。

 

 さて、目的地の曲松カノウヤに着きました。今回の大洗行きは、このお店の応援作戦にともなう寄託展示準備の続きを行なうのが主な目的でした。女将の柴沼さんに挨拶し、近況などを話したうえで、今回の作業の段取りなどを打ち合わせました。

 この作業は、はじめは4月ぐらいに実施する予定だったのです。しかし、新型肺炎流行の動向が4月以降にどうなるかの見通しが立たないため、まだ感染者数が増えていない3月に行っておいた方が良いかもしれない、と考え、たまたま三連休があったため、予定を前倒ししたわけです。

 

 この日、応援作戦に賛同下さった北海道の有志からの寄託展示提供品が届いていました。先方も無事に届くかを心配しておられましたので、実際に荷物を確認した時は心から安堵しました。
 今回のカノウヤ応援作戦の寄託展示に賛同下さっている有志は8人で、そのうちの2人がフィギュア、5人が戦車プラモデルの寄託出品に協力して下さいます。この日届いた北海道の有志からの寄託展示提供品は、戦車プラモのほうでした。

 ちなみに左奥の黄色テープが巻かれた箱は、今回私が持参した寄託品の戦車プラモデル4両をおさめたものです。直接持参すれば梱包は最小限で済むので、箱も小さいもので間にあいました。

 

 北海道の有志からの寄託品の箱に貼られたマークです。これを見てピンときた方は、間違いなくコミック「リボンの武者」の愛読者です。その第13巻に登場している、名寄の飛鏃(ピヤシリ)学園大学付属高校チームの校章マークです。42ページの2コマ目に描かれていますので、一度確かめてみて下さい。

 実は、この有志の方が、飛鏃学園大学付属高校チームの案を作られたのです。「リボンの武者」に地元の名寄が登場した事に感動し、「リボンの武者」の作者の野上武志さんに「ウチを壊して下さい!」との依頼や飛鏃学園大学付属高校チームの原案などを送ったそうです。それが作中に採用されて第50話の市街戦シーンが実現し、続く第51話、92ページ2コマ目にキャラクターの「ゲラ子」こと明日原笑子(あすはらえみこ)が原案のまま登場しています。

 要するに、自身の地元の名寄と、地元の戦車道チームの案を作品に採用してもらい、かつ作中での試合会場にしてもらうことに成功したわけです。だから、作中に出ている名寄の景色も、全て本物そっくりです。バリバリの「リボンの武者」ファンならばでの偉業です。素晴らしいとしか言いようがありません。心より敬意を表する次第です。

 なので、カノウヤ応援作戦の寄託展示準備にて戦車プラモデルのコーナーを計画するにあたり、一番に声を掛けさせていただきました。なぜならば、この寄託展示における戦車プラモデル展示のテーマは、以前の協議にて、いまの大洗には寄贈品が殆ど見られない「最終章仕様の知波単学園戦車部隊」と「リボンの武者の車輌群」の二つが決定しているからです。
 特に「リボンの武者の車輌群」はネット上でも意欲的な作品をあまり見かけないので、まずはこの北海道の有志の方にお願いし、かくしてこの日、寄託品も届けられました次第です。

 このお方のツイッターアカウントはこちら

 

 この日届いた、4両の戦車プラモデルです。正式名称は「道北746小隊」だそうです。「リボンの武者」の舞台にもなった北海道名寄市から、はるばるやってきたことに深い感慨を禁じ得ませんでした。

 御覧のように、この寄託展示における戦車プラモデル展示の二大テーマ「知波単学園戦車部隊」と「リボンの武者の車輌群」に合わせて2両ずつを寄託して下さいました。見事な出来ですので、箱から出す際に緊張しながら慎重に取扱いまして、なんとか無事に出しました。

 これらは、寄贈ではなくて寄託品ですので、所有権も管理権も先方にあります。寄託展示期間が満了すれば、元通りに箱に仕舞って返却することになります。だから、準備作業する側としては「責任を持って預かる」ということになります。これが、大洗における従来までの寄贈品類の数々との最大の相違点になるかと思います。

 

 お願いしてあった名刺と原案資料のほか、プラモ展示の際の段取り及び注意事項もまとめてありました。先方がノリノリで楽しんで準備して発送下さったことがよく分かりました。もう感謝、これしかありません。

 

 戦車4両それぞれの搭乗フィギュアも袋入りで同封されていました。左より、鶴姫しずか、西絹代、西原に良く似たオリジナルキャラ、明日原笑子、です。鶴姫しずかにはムカデさんチームの赤い戦旗も付属していました。流石です。
 さらに、戦車に乗せるための固定用テープの予備まで添えられていました。戦車4両のキューボラ内にもテープがあらかじめ貼られてありました。展示に際しての準備が最小限で済むように配慮していただいたことに感服しつつ、何度も北の方角に頭を下げたことでした。

 

 フィギュアのほうも、御覧のように寄託品が大量に届いていました。約20体ほどで、全て有志のSさんが前日に持参して下さったものです。
 Sさんは、応援作戦の最初となった昨年11月のあんこう祭当日午後の陳列棚移動作業の際にも居られた方で、それ以前から応援作戦に繋がる契機となった陳列棚の処分問題に関して相談し合っていた有志の一人です。大洗には時には週一ぐらいで通われているという常連なので、御存知の方も多いでしょう。
 Sさんのツイッターアカウントはこちら

 Sさんとは、今年1月の準備作業の時にも一緒しており、当時のフィギュア陳列の不足分などを指摘してくれました。その不足分は大体持ってるので次の寄託品に入れときますよ、と申し出て下さっていたのですが、不足分どころか、他の品も全部持ってきて下さったようです。実に有り難いことでした。
 後で理由を訊ねると、「家に置いてても、箱詰めのままホコリをかぶってるだけだから」云々、ということでした。実に明快かつ正しい理由だな、と納得させられたことでした。  (続く) 

 


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ヴァイキング水産高校 Ⅲ号戦車J型 作ります!! その4

2020年03月30日 | ガルパン模型制作記

 ステップ15では砲身を組み立てます。ステップ16では砲塔を組み立てます。いずれにおいてもガルパン仕様への追加工作をともないます。

 

 ステップ15で組み立てる砲身のパーツ類です。

 

 このうちの防盾パーツC6において、ガルパン仕様への追加工作を行ないます。これはL型の防盾なので、J型にはあった右側(向かって左側)の視察クラッペが廃止されています。この視察クラッペを追加します。

 

 左側(向かって右側)の視察クラッペのモールドを参考にして、同じものをブラ板で再現しました。

 

 防盾の裏に組み付けるパーツです。

 

 全てのパーツを組み上げました。

 

 ステップ16に進み、砲塔を組み立てます。

 

 組み立てて、砲身をセットしました。その後、ガルパン仕様への追加工作を行ないました。このL型の砲塔の、劇中車のJ型の砲塔との相違点は、左右側面の視察クラッペと跳弾板が廃止されていることです。

 

 そこで、左右側面の視察クラッペと跳弾板をブラ材で再現しました。クラッベの上下にあるリベットも2個ずつ付けました。

 

 これで追加工作も完了しました。砲塔もJ型の形状になりましたので、ほぼ劇中車に近づいたと思います。  (続く)

 


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知波単学園 九七式中戦車(玉田車) 作ります!! その2

2020年03月29日 | ガルパン模型制作記

 ステップ4から6までは足回りの組み立てとなります。4で軸部、5で車輪類、6で左側履帯を組み付けますが、私の製作では車輪類と履帯は塗装後に取り付けます。今回の車輌では車輪類が迷彩3色に分かれるので塗り分けが必要であり、車輪をここで取り付けてしまいますと塗り分けも大変になります。

 

 ステップ4の軸部の組み立てです。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ5は塗装後の作業になるのでここでは飛ばしてステップ6に進みました。履帯は組み立て式ですが、上下の直線部分は一体成型のパーツになっており、パーツを連結して組むのは起動輪および誘導輪に巻く部分だけです。ファインモールドならばでの親切設計のひとつです。

 

 ステップ7で右側履帯を組み付けますが、塗装後に行います。
 ステップ8および9では上部車体を組み立てます。ガイドの指示通りに進めます。穴あけ指示にも従います。

 

 ステップ8の組み立て作業です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ9に進みました。

 

 組み上がりました。何も考えなくていい組み立て作業ですので、サクサクと進みます。

 

 慎重に取り付けたのはR4からR7までのパーツでした。これはタミヤキットでは省略されていますので、タミヤキットで作る場合にはブラ棒などで補完する必要があります。細かな部品にもこだわって再現をはかるファインモールドの基調がよく示された箇所です。

 

 ステップ10および11では上部車体の組み立ての続きを行ないます。ガルパン仕様への追加工作が一ヶ所加わります。
 ステップ12では左右の消音器つまりマフラー、ジャッキを組み立てます。

 

 ステップ10からの組み立てを進めました。

 

 ステップ11にて、ガルパン仕様への追加工作が一ヶ所加わります。星章のA22をじかに付けるのではなく、劇中車に合わせて円座を追加します。これはランナーを垂直に薄くスライスすれば簡単に出来ます。上図の星章パーツの右上にある円板がそれです。

 

 円座を追加して星章をセットしました。これで追加工作は完了です。

 

 ステップ12に進みました。左右の消音器つまりマフラー、ジャッキのパーツ類です。

 

 組み上がりました。  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く35 その1 「大洗駅前は工事中です!!」

2020年03月28日 | 大洗巡礼記

 2020年3月20日金曜日、三連休の初日は快晴でした。朝6時半に家を出て、地下鉄で移動し、7時ちょうどに京都駅の新幹線ホームに着きました。1月以来、新型肺炎対策として外出も遠出も全て控えていましたので、京都駅に入る事自体が久し振りのことでした。

 

 乗り込んだ列車は7時16分発の東京行きのぞみ278号でした。品川駅までの2時間、朝食のサンドイッチを食べたり、モケジョさんに借りてきたマンガ「薬屋のひとりごと」を読んだりしました。5巻までを借りたのですが、3巻目を読み終わらないうちに品川駅に着いてしまいました。

 

 静岡駅を通過してまもなく、富士山が見えました。いいですね、何度見ても。
 ゆるキャン△巡礼にて何度か見ていますが、新幹線の車窓から見るのはひょっとすると初めてだったかもしれません。今まで、こういうふうに富士山を見た記憶が無いからです。

 

 新富士駅を通過する前後が、最もよく見えるタイミングでした。以前に本栖湖の浩庵キャンプ場から眺めた日、朝霧高原ふもとっぱらキャンプ場でテント泊した日、雪の中を山中湖までドライブした日、などを思い出しつつ、ずっと眺めていました。

 今回の大洗行きが延期に延期を重ねた後の実施であったように、ゆるキャン△巡礼行きも二つのコース案を延期しています。いつかは必ず行くぞ、また富士山眺めてゆくぞ、と心に誓ったことでした。

 

 品川駅には9時19分に着きました。新幹線ホームから在来線の9番ホームへ移動しました。既に乗る予定の列車が待機していました。

 

 9時45分発の特急ひたち7号でした。予定では水戸駅に11時6分に着く筈だったのですが、この日は強風のために関東以東のダイヤが乱れ、ひたち7号も勝田までの運行に変更されたうえ、時々減速運転を繰り返し、30分ほど遅れて、11時34分に水戸駅にすべりこみました。

 それで、昼飯も食っておこうと考えて水戸駅ビル内の吉野家に行き、好物の牛鮭定食をいただきました。
 鹿島臨海鉄道の鹿島神宮行きに乗ったのは12時、大洗に着いたのは12時17分でした。京都からちょうど5時間でした。

 

 大洗駅の外に出て、あたり一帯が工事で掘り返されているのにびっくりしました。前回来た時にはそのままだったロータリーが跡形もありませんでした。

 

 どうも本格的なターミナル施設を造っているようでした。駅前に等間隔に設けられたコンクリート基礎は、ガーデンの支柱のそれでしょう。バスやタクシーの乗降場が新調されるようです。

 

 すると、駅舎もいずれは建て直すのかな・・・?どうだろうね・・・?

 

 とりあえず、駅前からきらめき通りに進みましたが、三連休の初日の昼だというのに、人影は全くありませんでした。新型肺炎流行下における自粛モードが相当なレベルで浸透しているからでしょうか。

 

 まずは梅原屋に立ち寄りました。ここ数度の大洗行きでは、最初にこのお店に立ち寄るのが定番になっています。橋本さんに挨拶して雑談したのち、すぐに退出しました。今回の主な目的は、カノウヤ応援作戦の展示準備作業であり、遊びに来たのではないからです。時間が貴重なので、とにかく急ぎました。

 

 しかし、誰も居ませんねえ・・・。前週は海楽フェスタが延期されたにもかかわらず、相当な賑わいがあったと聞きましたが、その反動でしょうか・・・。
 この時期、全国のココスでガルパンコラボキャンペーンが展開されていましたから、ガルパンファンの大多数はそちらにかかりっきりなのでしょうか・・・。
 私自身は、ココスのガルパンコラボキャンペーンには二年前に一度行きました。一度行けば充分なので、今回のキャンペーンには興味もわきませんでした。というより、個人的にはガスト派なので、ココスにはあんまり縁が無いのですね・・・。

 

 髭釜商店街で見かけたカジキの大きな像です。大洗駅前にあったのと同じもののように見えますが、似たようなのが確か祝町のほうのセブンイレブンの近くにあった気がします。  (続く)

 


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大洗女子学園 Sd.Kfz.254ザウラーRK-7 完成です!!

2020年03月27日 | ガルパン模型制作記

 塗装後の組み立てが完了しました。最後の仕上げとしてデカール貼りを行ないますが、今回のキットに関しては、上図の余りデカールを使用します。以前に公式キットであんこうチームのⅣ号戦車F2型仕様を製作した際に余ったデカールです。

 

 劇中車は、車体前面に大洗校章マークがついており、背面にもついていると推測されるので、上図の最も大きいサイズの2枚を使いました。

 

 さらに、キットについているデカールからも、ナンバープレートの前後の分を使用します。

 

 上図のように前のナンバーが横一行、後ろのナンバーが横二行になっています。このうちのWH-616663を使えば、劇中車のナンバーへは一文字換えるだけで済みます。

 

 上掲のワンシーンで分かるように、劇中車のナンバーはWH-616666です。デカールのWH-616663の3を他のデカールから切り取った6に換えることで合わせられます。

 

 前のナンバーのデカールを貼りました。3を6に換えて仕上げました。

 

 同じようにして後ろのナンバーのデカールを貼りました。背面の大洗校章マークの位置は、実際の車輌のマーキング位置を参考にして決めました。

 

 4個の装輪をはめ込みました。

 

 つや消しクリアを薄く吹き付けて仕上げました。

 

 装輪装軌併用の装甲車独特の姿はなかなかに味わい深いものがあります。戦車は売れ残り品ばかりの大洗女子学園チームですが、移動用車輌のほうはかなりマニアックな車種を保有しているのが笑えます。

 

 生徒会カメさんチームは、学園艦内の移動にこの車輌を使用しているのでしょうか。それとも島田愛里寿を学園艦に迎えた時だけ使用したのでしょうか。
 ガルパンの各高校チームの移動用車輌には様々なものが出ていますが、装輪装軌併用の車輌は大洗女子学園のSd.Kfz.254ザウラーRK-7のみです。

 

 この車輌の定員は7名で、乗員2名と乗客5名から成ります。劇中では生徒会の3人の他に西住みほと島田愛里寿が乗っていましたから、5名が乗っていたわけです。後でアンチョビが車輌によじ登ってくる場面がありますが、そのアンチョビも余裕で乗れるわけです。

 なお、大洗女子学園が使用している戦車以外の車輌といえば、他にはカモさんチームが乗っていた九五式小型乗用車しかありません。九五式小型乗用車は2人乗りですが、カモさんチーム仕様では3人でした。なので、5人以上を乗せられる車輌としてSd.Kfz.254ザウラーRK-7がある、ということでしょうか。

 

 かくして、大洗女子学園チームの装輪装軌併用装甲車、Sd.Kfz.254ザウラーRK-7が完成しました。製作期間は、2018年9月24日から12月1日、および2020年2月19日から23日まででした。
 2018年の年末に組み立ての九割を終え、塗装を残した状態で2019年8月の退職にともなう引越しの際に箱詰めして、そのまま忘れていたのを、モケジョさんからの指摘によって思い出し、あわてて箱から取り出して一気に仕上げたものです。

 使用キットはホビーボスで、私自身はこれがホビーボス製品制作の初の機会でした。中国製らしい細かなパーツ割りはドラゴンなどと同じですが、エッチングパーツの多さには驚かされました。ホビーボスのキットはその後2点ほど経験していますが、今回のキットは特にエッチングパーツが多いため、製作に苦労しました。

 それを除けば、パーツの合いは良く、精度も上々で、慣れれば組み立て易いほうだと思います。ただ、今回の製品は装輪装軌併用という特殊な造りであるためか、装輪部の足回りがグラグラして不安定でした。それで動く箇所は全て接着固定して安定化を図りました。
 また、装輪のタイヤ部分はゴムパーツなので、溶ける危険性を考慮して、接着しないで取り外し自在にしています。そして、収納時はゴムタイヤを外すようにしています。

 また、今回のキットは九割ほどの組み立て後に半年余り仕舞っておいたため、連結式履帯が歪んだり縮んだりして、組み立て時のように車輪にはまらなくなり、仕方なく逆向きにするとなんとかはまったという経緯があります。
 ホビーボスの履帯パーツは接着剤に弱く溶けやすいそうですが、確かにあちこちで変形していました。予備パーツが大量にあったので交換して事なきを得ましたが、いずれにせよ履帯の組み立てについては慎重さと迅速さとが求められます。失敗が多かった分、教訓も色々得られたので、個人的には良かったと思います。

 


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ヴァイキング水産高校 Ⅲ号戦車J型 作ります!! その3

2020年03月26日 | ガルパン模型制作記

 ステップ10では、車体各部の部品を組み立てます。ステップ11では車外装備品や予備転輪などを組み付けますが、ジャッキ、ジャッキ台B20および予備転輪2個は塗装後に取り付けます。

 ステップ12では、アンテナケース等を取り付けます。アンテナは収納状態にするため、アンテナ基部のD19は横にセットします。A18は劇中車に無いので不要です。エンジンフード上に置くワイヤーD20は、いったん取り付けた後、劇中車に合わせて留め金具のみを切り残します。

 

 ステップ10で組み立てる、車体各部の部品のパーツ類です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ11で取り付ける部品類です。

 

 ジャッキ、ジャッキ台B20および予備転輪2個以外は全て取り付けました。

 

 ステップ12に進みました。

 

 全てのパーツを取り付けました。

 

 その後、エンジンフード上に置いたワイヤーD20の改造を施します。

 

 御覧のように、劇中車に合わせて留め金具のみを切り残しました。

 

 ステップ13では、上下の車体を貼り合わせます。ステップ14は、L型の特徴の一つである防盾スペースドアーマーを組み立てますが、J型の劇中車には不要です。したがってステップ14はとばします。

 

 上下の車体を貼り合わせてステップ13の工程を終えました。  (続く)

 


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知波単学園 九七式中戦車(玉田車) 作ります!! その1

2020年03月25日 | ガルパン模型制作記

 知波単学園チームの隊長は西絹代ですが、副隊長が誰であるかは、公式サイトでも劇場パンフレットでも書かれておらず、上図の玉田環が「一番槍」と称され、「二番槍」の細見と並んで実質的には副隊長二人体制の一方を担っています。
 劇場版では猪突突進型のキャラクターとして描かれましたが、最終章シリーズでは猪突突進型というよりは勇猛果敢さがにじみ出るような場面が目立ったように思います。いずれにせよ、チームの攻撃態勢においては先陣を務めるポジションにいるようで、まさに「一番槍」と言えましょう。

 

 その搭乗車は九七式中戦車の新砲塔型です。西絹代搭乗の旧砲塔型に比べて対戦車戦闘力が向上しており、劇場版においてもM26パーシング重戦車を格闘戦にて撃破しています。

 

 そしてチームにおいては、九七式中戦車の新砲塔型数輌を率いての行動場面が垣間見られ、知波単学園の編成において一群の小隊を率いているものと推定されていました。しかし、当時の公式設定資料類にはその点は明記されていませんでした。

 

 最終章においては、新砲塔型の3輌から成る小隊を率いて攻撃の一角を担っている様子が明らかにされました。細見が率いる小隊との共同攻撃において、玉田の指揮下に浜田、名倉が連携行動をとって大洗女子学園チームのポルシェティーガーを戦列外に押しやる活躍を見せました。

 

 玉田の活躍シーンは劇場版でも最終章でも結構多いため、その搭乗車の様子もよく知られます。劇場版でも最終章でも同じ車輌に乗っているので、細見や名倉と違って搭乗車輌の仕様変更は無いことが伺えます。

 

 したがって、玉田環の搭乗車に関しては上図のファインモールド公式キットを使用して劇場版車輌にも最終章車輌にも作れることになります。
 私の製作では、知波単学園チームの車輌は最終章仕様をメインにして製作しますので、玉田車も最終章の姿に作ります。

 

 ファインモールドのキットは元キットそのままです。つまりは帝国陸軍車輌の状態になります。ガルパンの劇中車は元キットの3Dデータをそのまま踏襲していて相違点も2ヶ所しかありません。

 

 なので、組み立てガイドの指示通りに進めます。2ヶ所の相違点は、追加工作にて再現します。

 

 ステップ1では車輪類を、ステップ2では下部車体を組み立てます。ステップ3では足回りの軸部を組み付けます。全てガイドの指示通りに進めます。

 

 ステップ1で組み立てる車輪類のパーツです。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ2で組み立てる下部車体のパーツです。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ3に進みました。以前に作った西絹代車と同じ車体ですから、その段取りを覚えていれば、ガイドを見なくても組み立てる事は出来るでしょう。

 

 組み上がりました。  (続く)

 


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大洗女子学園 Sd.Kfz.254ザウラーRK-7 作ります!! その8

2020年03月24日 | ガルパン模型制作記

 ステップ14では、車外装備品や前照灯などを取り付けます。ノテックライトのB49、B35、PE7は劇中車にありませんので不要です。

 

 前照灯のアームのパーツC26は細くて接着しづらいため、瞬間接着剤を使いました。

 

 取り付けが終わりました。

 

 車外装備品のスコップとパールもセットしました。

 

 以上で組み立て工程が完了しました。

 

 塗装前の状態です。写真を撮り忘れましたが、車体カラーは39番のダークイエローで吹き付け塗装しました。劇中車はドイツアフリカ軍団のカラーと同じ色をまとっているからです。

 

 塗装した車輪にゴムタイヤをはめ込みました。今回のキットのタイヤはゴム製なので、ブラパーツに付けると長時間のうちに溶けてしまう可能性があります。塗装しておけば、塗膜でブラ面と隔離されますから、ゴムが溶ける心配はなさそうです。
 ですが、不安なので接着はせず、ゴムタイヤは取り外し可能にしておきました。

 

 履帯を巻き付けました。長いこ保管して仕舞っておいたためか、履帯が縮んだり歪んだりしていて、そのままでは巻き付けられないのでした。試しに逆方向にセットしてみたら、意外なことにピタッとおさまりました。どうやら、誤って履帯の向きを逆にして組み立ててしまったようですが、直しようがないので、逆向きのまま取り付けました。

 

 前照灯は8番のシルバーで塗りました。そのうえにクリアパーツのレンズを追加しようかなと思いましたが、ピッタリのサイズのパーツが見当たらなくて止めました。

 

 左側のバックミラーも8番のシルバーで塗りました。

 

 以上で塗装と塗装後の組み立てが完了しました。前述のように履帯の向きを逆にしてしまいましたが、劇中車と同じく装輪走行の状態で仕上げるので、足回りのメインは大きなゴムタイヤのほうになります。履帯はあまり目立たない感じですので、逆でもいいか、と割り切りました。

 最近は、以前のように何が何でも劇中車に近づけるとか、ガチガチに作り込むとか、徹底的に工作すると、いう形があまり無くなってきています。何故かというと、どれだけ必死に頑張っても、100パーセント完全に再現出来た試しが無いからです。だから、9割ぐらい近づけられれば良い、と思うようにしています。未熟で稚拙な私としては、むしろ9割に行ければ充分ではないか、と考えるようにしています。  (続く)

 


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ヴァイキング水産高校 Ⅲ号戦車J型 作ります!! その2

2020年03月23日 | ガルパン模型制作記

 ステップ3では背面のマフラー等を組み立てます。ステップ4では車輪類を組み立てます。全て組み立てガイドの指示通りに進めます。

 

 ドラゴン製の公式キットでは幾つかのパーツに分かれている部分が、タミヤキットでは1個のパーツとして成形されていることが多いので、全体的にパーツ数は少なく、組み立て作業もはかどります。

 

 組み上がりました。車体に関してはほぼ劇中車と一致しますので、修正および改造が必要ありません。

 

 何も考えずにサクサクと組めるのは有り難いです。この楽な組み立てが出来るか出来ないかで、ユーザーの評価は大いに左右されます。
 例えば、同じ国産品でも、タミヤは楽だがファインモールドは難しい、という感想を良く聞きますが、それはファインモールド製品に特有の妙な複雑さというものが影響している可能性があると思います。だから、タミヤのⅢ号戦車と、ファインモールドの九七式中戦車とではどちらが作りやすいかとモケジョさん7人に質問して、全員がⅢ号戦車を挙げたのにも、それなりの根拠があるわけです。

 

 全て組み上がりました。ステップ3で5分もかかりませんでした。

 サッと組み立てられるという点は、プラモデルに必要かつ重要な要素の最たるものです。サッと組み立てられると、次のプラモデルに関心が出て組み立て自体が楽しくなっていくわけです。この点を意外にも忘れているメーカーが多いと思います。忘れていないメーカーさんは、日本ではタミヤさんぐらいのものでしょう。

 

 ステップ4に進みました。車輪類のパーツ類を切り出して並べました。

 

 転輪はランナーに付けたままで組み立てました。塗装後に切り離します。

 

 ステップ5では車輪類を取り付けて予備履帯も付けますが、劇中車には予備履帯がありませんのでパーツA26、A27は不要です。車輪類も塗装後に取り付けます。なので、この段階での組み立て作業は発生しません。
 ステップ6では、車体上部を組み立てます。組み立てガイドの指示通りに進めます。

 

 ステップ6に進みました。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ7では、車体の各部を組み立てます。車外装備品のA3とD8は塗装後に取り付けます。
 ステップ8で組み立てる車体前面のスペースドアーマーは、L型の特徴です。劇中車はスペースドアーマーの無いJ型ですので、スペースドアーマー関連のパーツは全て不要です。
 ステップ9では、車外装備品などを取り付けますが、これらも塗装後の取り付けとします。スコップのD3、斧のD11、クランクロッドのD21、ワイヤーカッターのB2、の4点です。

 

 ステップ7です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ8を飛ばしてステップ9に進みました。この工程で取り付けるのは、上図右の4個のA36のみです。

 

 取り付けました。このステップ9が完了した時点での所要時間は37分でした。スピーディーに組み立てられるこの取扱い易さは、タミヤ以外に比肩し得る製品が見当たりません。

 プラモデルが楽しいと感じる理由の多数が、サクサクと組み立てられる、ということであるのに、大多数の模型メーカーは本格的だとか拘りとか銘打って、組み立てに手間取る製品ばかりを好んで出してくる傾向があります。最近は一部のマニアックなユーザー層の嗜好に合わせようとしているのか、やたらに難しいキットばかりが目立ちます。初心者がプラモデルを本当に楽しめるのか、というような製品が多くなってきているような気がします。

 しかし、タミヤのキットだけは今でも常に「作りやすさ」が追究され続けているように思います。タミヤのプラモデルが世界中で評価される所以でもありますが、それ以前にタミヤのユーザーへの「優しくあたたかな視線」というのが全く不変のままであるという点が重要です。他のメーカーには、このスタンスが感じられないのです。今回、Ⅲ号戦車を楽しく作っていて、改めてそのことを感じた次第です。  (続く)

 


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山梨楯無高校 ムカデさんチーム 九七式軽装甲車テケ 完成です!!

2020年03月22日 | ガルパン模型制作記

 車体の外面の塗装を行ないました。作中車は武田家家臣の百足衆の末裔であることに因んで甲州朱備えの色をまとっているようです。赤というよりは朱ですので、ミスターカラーのなかでは最も色調が近い327番のレッドFS11136を選びました。

 今回は、エアブラシは一切使わず、全て筆塗りで行いました。鶴姫しずかと松風鈴の二人だけのチーム、メカニックは松風鈴が一人で担っている草チームの車輌ですから、全てが手仕事で塗装もペンキの刷毛塗りであるのだろう、と思います。その手作業感をエアブラシの均一な吹き付けでは出せませんから、筆塗りを選びました。
 とにかくベタベタと塗りたくる感じで、全てのパーツを朱で包みました。

 

 コミックのカラーページにおける作中車も、御覧の通り、赤色ではなくて朱色の系統のカラーに包まれています。車体前面にマーキングされた黒い武田菱紋との組み合わせは、そのまま武田家本陣の陣旗を思わせます。

 

 仕上がりました。転輪のゴムタイヤ部分はポスカの黒で塗りました。

 

 起動輪、転輪、誘導輪を取り付けました。

 

 履帯を取り付けました。

 

 上部車体は、インテリアを見られるように着脱自在としてありますので、ここでもかぶせてあるだけです。これに車外装備品などを取り付けました。木製部分は43番のウッドブラウン、金属部分は28番の黒鉄色で塗りました。

 

 前照灯の内部を8番のシルバーで塗ったのち、クリアパーツのレンズを取り付けました。

 

 ジャッキ、パール、ホーン、アンテナは前掲のカラー図を参考にして28番の黒鉄色で塗りました。コミックの第2巻カラー図においてはジャッキの受け台を車体色に合わせていますが、ここでは第1巻のカラー図に合わせました。

 

 塗装後の組み立てが完了しました。武田の赤備えを思わせる深朱の装いです。

 

 公式キットについているデカールを貼りました。ムカデのマークは白を砲塔ハッチ上に、黒を砲塔左右側面に貼りました。

 

 車体前面には黒の武田菱を貼りました。

 

 ナンバープレートのデカールです。ガルパンの車輌には珍しくナンバープレートを付けています。公道も走れる、ということでしょうか。

 

 デカール貼りが完了しました。

 

 つや消しクリアーを薄く吹き付けました。朱の色合いが落ち着いたように思います。

 

 以上で、楯無高校ムカデさんチームの九七式軽装甲車テケが、コミック「リボンの武者」仕様にて完成しました。製作期間は、2019年11月27日から12月2日までの計5日間でした。組み立てに4日、塗装および塗装後の組み立てに1日を要しました。

 使用キットはファインモールドの公式キットでした。今回のようなコミック版の作中車はあまりガルパン仕様の要素が無いため、修正や改造は不要でストレートに組み立てられます。
 ですが、インテリアキットであるのにエンジンだけは省略されており、そこが物足りなくもあったので、エンジンも作って入れることにしました。当初は池貝自動車製のエンジンを再現する計画でしたが、モケジョさんがオリジナルのエンジンを作るというのでお任せして、サイズはほぼ同じエンジンを組み込む結果になりました。車体を合わせてしまえば、ほぼ見えなくなりますので、厳密に池貝自動車製エンジンにこだわる必要は無いわけです。

 キット自体はファインモールドの標準的な製品ですが、軽車輌クラスであるのでパーツなどは小さいものが多く、初心者クラスにはちょっと扱いづらいかもしれません。しかし、このキットが作れたならば、だいたいの軽戦車クラスのキットは国産海外産を問わず作れる筈ですので、その意味ではちょっと難度の高い入門キットとして扱ってみるのも手だと思います。

 


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大洗女子学園 Sd.Kfz.254ザウラーRK-7 作ります!! その7

2020年03月21日 | ガルパン模型制作記

 ステップ11では排気管や車外装備品などを取り付けます。エッチングパーツも幾つかあります。

 

 上図左のハッチB5は開閉いずれにも出来ます。ここでは劇中車にあわせて閉状態とします。車外装備品は、劇中車では全て車体カラーに統一されていますので、塗装時の塗り分けが必要ありません。それで全て取り付けておきます。

 

 取り付け終わりました。これだけの数の車外装備品が全て車体カラーのままなのは、アニメ描画の都合としか思えません。短編OVAにちょっとだけ登場する車輌なので、あまり細部にこだわらず手を抜いたのかもしれません。

 

 以前のステップで保留にしていた車体前面のエッチングパーツを色々と付けました。曲げたり折ったりするのも大変でした。

 

 排気管の遮熱板も管の固定金具もエッチングパーツでした。

 

 このPE16などは、なぜエッチングパーツになっているのだろう、と思いました。ブラパーツでもモールドでも良さそうな部分です。ホビーボスの細部への拘り方には、よく分からないところもあります。

 

 ステップ12では車輪を付けますが、塗装後に取り付けます。天板上の手摺パーツB42、D3およびエッチングパーツのPE1は劇中車に無いので不要です。

 

 背面部のエッチングパーツなどを取り付けました。

 

 ステップ13では、B53を不要としてあとは全て取り付けます。エッチングパーツが多いです。

 

 エッチングパーツは小さなパーツが多いので折るのも曲げるのも一苦労でした。

 

 ブラパーツでも車体前端左右のミラーアームなどは細くて取り付けるのが大変でした。

 

 エッチングパーツの上にコの字形に曲げたエッチングパーツを取り付けました。何の部品でどのような機能を持った部分であるのかは分かりませんでした。模型の各部というのは、実物の該当箇所を見て触れないと理解出来ないものがかなりあると思います。  (続く)

 

コメント (2)
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ヴァイキング水産高校 Ⅲ号戦車J型 作ります!! その1

2020年03月20日 | ガルパン模型制作記

 上図は、最終章第2話の無限軌道杯第1回戦にてプラウダ高校と対戦したヴァイキング水産高校の戦車群です。既に公式キットとしてフラッグ車のノイバウファールツォイク、上図左のⅢ号戦車J型が発売されていますが、Ⅲ号戦車J型のほうは、以前に制作した黒森峰女学園の同型車と同じ仕様で元キットのドラゴン製品も同じです。

 

 ですが、同じドラゴンキットで二輌も作るのも何だか味気ない気がしました。そこでチャレンジングな方向で攻めてみたいと考え、上図のタミヤのⅢ号戦車L型のキットを改造する方法で今回の劇中車を再現してみることにしました。

 このタミヤのキットは、かつて黒森峰女学園の車輌が公式キット化される以前に、その再現製作における適応キットの一つとされていた品です。タミヤのⅢ号戦車にはJ型はありませんが、上図のL型はJ型の装甲強化型で操縦室前面と防盾の中空装甲が追加パーツ化されているので、これらの追加パーツをつけなければJ型の状態に仕上げられます。この方法を今回の製作で採ってみるわけです。

 

 中身はタミヤスタンダードの構成で、履帯も扱いやすいベルト式パーツです。タミヤの戦車プラモデルの中ではⅡ号に次いで作りやすい戦車として人気があるそうです。ガルパンにおいてもアニメ版で2チームが使用し、コミック版でも伯爵高校が使用しているため、ガルパンモデラーにとっても馴染みある車輌となっているようです。

 

 表紙に説明文を載せた組み立てガイドです。外国語表記を上に並べているのは、海外への輸出販売品でもあるからでしょう。日本文の背景にLのロゴが入れてあるのは、同じタミヤのN型のガイドとの識別のためでしょうか。

 

 ステップ1では、サスペンションアームを取り付けます。

 

 パーツを切り出して並べました。

 

 全て組み付けました。

 

 ステップ2では、上部転輪やその他の部品を取り付けます。

 

 上部転輪以外を全て切り出して準備しました。

 

上部転輪は、塗装後に組み付けますので、上図のようにランナーに付けたまま組み立てておきました。ランナーが塗装時の持ち手代りになります。

 

 

 ステップ2が完了しました。ここまで30分もかかりませんでした。
 これまでずっと、リボンの武者の軽戦車群5輌を連続でちまちまと作っていたので、タミヤの中型戦車クラスは本当に久し振りでした。その組み立て易さに、なにかホッとしてしまったのが正直な感想でした。  (続く)

 


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山梨楯無高校 ムカデさんチーム 九七式軽装甲車テケ 作ります!! その8

2020年03月19日 | ガルパン模型制作記

 ステップ21から砲塔の組み立てになります。ステップ23までにあれこれ組み立てます。

 

 組み立てガイドの指示通りに組み立ててゆきます。

 

 ステップ21の工程が完了しました。

 

 続いてステップ22へ。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ23に進みました。

 

 組み上がりました。御覧のとおり砲弾架は再現されていますが、肝心の砲弾がありません。細かい所にこだわるファインモールドさんらしからぬ手抜きの一つに思えます。

 

 ステップ24で砲塔を組み立てて、ステップ25で車体にセットします。アンテナは既に収納状態にしてありますので、上図の工作は不要です。

 

 パーツ内部の塗装を行ないながら進めました。

 

 パーツ化されていない砲弾は、リトルアーモリーの7.92ミリ弾を転用して再現、D29、D30、D31の砲弾架に組み付けました。

 

 組み立て直前の砲塔各パーツです。

 

 組み上がりました。

 

 車体にセットしてみました。ようやく戦闘車輌らしい外観になってきました。
 塗装前の組み立て工程は、これで完了です。既にインテリアは塗装済みですので、外側の塗装に進みます。 (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く34 その15 「カノウヤ応援作戦継続です!!」

2020年03月18日 | 大洗巡礼記

 カノウヤでの展示準備を進め、昼の一服に行きました。Aさんがお気に入りの喫茶店「都夢」でした。このお店はオシャレなうえに店内が静かで落ち着きますので、ガルパンファンの方々の憩いの場になっているようです。
 というか、お馴染みの商店街のほうにはこういった寛げる空間があまり無い、という事情も大きいのかもしれません。いつも常連の誰かが居て大声でしゃべっている、という場所が多いですから・・・。

 

 いただいたコーヒーです。名前を聞くのを忘れました。

 

 いただいたケーキです。お皿が継続高校のそれっぽいのですが、たぶんファンからの寄贈品なのでしょう。店主さんはガルパン関連はあまり知らないと話していましたから・・・。

 

 続いて、リサイクルショップはじめちゃんに行きました。寄託品で欠けているフィギュアを補うためでした。
 このお店の駐車場にAさんが車を入れる際、溝と段差によってバンパー底をガリッとこすってしまいました。他のお客さんの車もガツン、とやっていましたので、道路と駐車場との段差がかなり大きいようです。車高の低い車は要注意で、ゆっくりと入るべきですが、通りの多いバイパス沿いなので、そうもいかないようです。

 

 隣のカノウヤ本店にも寄りました。Aさんがお土産を購入していました。

 

 カノウヤに戻り、展示準備作業の続きを行ないました。Aさんが持参して追加寄託したフィギュアが6体、はじめちゃんで補足購入して追加したのが2体、とりあえず上図のように仮陳列しました。メインの戦車プラモデル作品がまだ全然入っていませんので、この状態で仮展示することになります。

 ケイ誕に参加していた有志のSさんも加わって、フィギュア寄託展示の今後について話し合いました。上図の展示状況はあちこちに欠けがあるため、Sさんも次の機会にフィギュア数点を寄託追加してくれることになりました。
 ついでに、女将さんに頼まれていた店内の別の陳列棚の移動も行いました。Sさんの仲間2人も加わって、4人で大きな棚を移動しました。

 

 Aさんがタペストリーや布ポスター類を持参して下さいましたので、まずは上図左下のあんこうチームの陳列を仮構成してみました。ですが、あんこうチームの5人が揃わないので、歯が欠けたような並びになっています。足りない3人を今後追加することになりました。

 

 知波単学園推しのAさんが、西絹代のフィギュアをもうちょっと何とかしたいと話していたので、今回は知波単学園関連の公式グッズを持参していただきました。以前にAさんが入れていた知波単学園フラッグと組み合わせれば、それなりのディスプレイが可能になるだろう、と考えました。

 

 とりあえず、知波単学園のコーナーは西絹代フィギュア2種に公式グッズを組み合わせて上図のように仕上がりました。なかなか良いディスプレイになりましたが、やっぱり戦車がミニのオモチャでは迫力と精彩に欠けます。1/35スケールの戦車部隊の到着が待たれます。

 このコーナーは最終的に知波単戦車部隊の数輌の陳列にて構成される予定で、九七式中戦車の新旧の2種が入ることになります。他に九五式軽戦車も寄託予定が決まっています。私自身も特二式内火艇カミのフルインテリア仕上げ作品を寄託する予定です。
 かくして、カノウヤ応援作戦は継続中であり、次回作業は3月か4月になる見込みです。

 

 その後、Aさんがお店にやってきた知り合いのガルパン巡礼たち数人と長々とおしゃべりしていましたが、私はカノウヤの出店の手伝いもやることになっていたため、先にお店の裏口から出てケイ誕の会場へ行きました。

 しばらくしてAさんもやってきましたが、まもなく雨が降り出したため、イベントは早じまいの流れとなり、カノウヤの出店も片付けに入りました。Aさんと二人で女将さん達の店じまいを手伝い、机や椅子や調理コンロなどを車に運び込んだりしました。
 そしてお店のほうでも後片付けを手伝いまして、この日は終了ということになりました。

 展示準備もやれる分は全て終えましたので、帰ることにしてAさんに大洗駅まで送っていただきました。Aさん、展示準備お疲れさまでした。また一緒に頑張りましょう。

 

 皆さんともしばしのお別れです。次は春の3月か4月ぐらいですかね。

 

 では、と大洗駅の駅標に一礼しました。

 

 帰りの列車は前夜と同じラッピング車輌4号車でした。今回はけっこう縁があったようです。

 

 雨が本降りとなりました。気持ちもなにか急ぐようになり、せかされるようにして水戸へ移り、京都への帰途につきました。

 以上で、「ガルパンの聖地・大洗を行く34」のレポートを終わります。

 


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継続高校タワーワゴン車の変遷

2020年03月17日 | ガールズ&パンツァー

 最近の新型肺炎流行により、2月から3月いっぱいまでの模型サークルの定期会合、イベント、食事会は全て中止となり、個人的な交流も自粛となっていますが、そうなったらそうなったで家でプラモ製作に集中出来るので、あまり悪影響は無いようだな、と思うこの頃です。
 サークルの仲間同士で普段からツイッターDMやLINEなどで連絡を取り合っていますから、いつも通りの日々という気がしますが、電話の回数だけは増えました。

 先日、先輩N氏から電話がありました。サークル内ではミリタリートラックに詳しいことで一目置かれている方で、これまでにガルパン車輌関連でも色々と御教示をいただいてきた経緯は既に何度か触れています。
 今回は、上図の継続高校のタワーワゴンに関する話題になりました。

「星野さんは、あのタワーワゴンのプラモはいずれは作るの?」
「いまのところはそういう予定はありませんが・・・」
「そうか。でも星野さん、何だかんだ言ってても結局は作ってること多いもんね。タワーワゴンかて、作れる状況になってきたら、作るんやろうな?」
「かもしれませんね・・・」
「あれの詳細は前にだいぶ検証(「継続高校チームの謎の車輌」 を参照)やったけどさ、あれ以上は掘り下げられないねえ」
「でしょうね」

 

「ただし、あれから気付いた事があるわけや。プラモで再現製作するんなら、最終章のほう(上図)で作った方がええね」
「それの理由とかはあるんですか?」
「うん、劇場版のと比べて見たらやな、違いというか変更点が4つあるんよ。いうなれば変遷、って感じやな」
「4つもあるんですか・・・」

 その4点とは、上部のカーゴ部分の床面積、上部のカーゴの右側枠の形状、タワー一段目の天板の有無、トラックのエンジン排気フィンの数、だそうです。そして最終章の車輌のほうが実在の車輌の特徴に近くなっているということです。
 要するに、このタワーワゴン車に関しても最終章シリーズ製作にあたって再リサーチがなされてより実車に近づけられたということでしょう。

「それでプラモ作る場合は最終章のほうで、というわけですか」
「うん。そういうこと。あとタワーが三段あるけどな、あれは平板の組み合わせでボルト締めになってる。角棒使って作ってる先行作品見かけるけどな、角棒だと分厚くなってしまう。平板を組み合すか、ブラ板からトラス全体を切り抜いて箱組みするのがええかもな」
「なるほど、覚えておきます・・・」
「トラックのキットはZis-5あたりを調達すればええやろ、キットは色々出てるしな」
「そうですね」
「完成が楽しみやのう」
「いや、まだ作るって決めた訳ではないんですが・・・」

 そう答えつつも、いずれは作るかもしれないな、と漠然と思ったことでした。

 

コメント (2)
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