2017年6月4日、ふと思いついて、四度目の豊郷巡礼に行きました。京都西大路から豊郷までは車で一時間余りで行けます。電車利用でも所要時間はあまり変わりませんが、ねんどろいどの撮影をまたやってみたい、昼食は国道8号線沿いの寿司屋で食べよう、と考えたので車で行きました。
前回と同じように、名神高速道路の八日市インターで降りて東近江市、愛荘町の各県道を走り継いで県道220号線に進み、南の目加田地区から豊郷町域に入りました。ほどなく、右側に最初の飛び出しキャラ看板が見えてきました。
これは秋山澪ですね。背後に飛び出し坊やの看板もあります。この秋山澪は、豊郷駅前の交差点にあるものと同じデザインのようですが、真新しい感じがしましたので、最近に設置されたのでしょうか・・・。
裏表とも同じ表情、同じデザインです。秋山澪はこのタイプしか無いのかもしれませんが、普通に目を開けている表情のタイプも見てみたいですね。
後で酬徳記念館の観光案内所にて聞いたところによりますと、この秋山澪が、最も南に位置する飛び出しキャラ看板だそうです。
中山道沿いの小川新聞舗の店先にも飛び出しキャラ看板が見えました。中野梓かと思いきや、違いました。
これは鈴木純ですね。この位置にあるのは初めて見ました。どうやら、最近に飛び出しキャラ看板の入れ替えおよび配置替えが実施されたもののようです。
小川新聞舗から少し東進した右手にある酒屋「藤べえ」の店先にも、真新しい飛び出しキャラ看板がありました。
これは奥田直ですね。「玉屋」の平沢憂、カフェ「Shoko」の斉藤菫とあわせて、中山道沿いにわかばガールズの面々が並んでいるという状態になっています。なかなか楽しいです。
残るは中野梓ですが・・・、はて、どこだろう・・・？
酒屋「藤べえ」の向かいには、天稚彦神社への参道があります。今回も立ち寄ることが叶いませんでしたが、いずれは鎮守の杜に歩んで静かな祈りの歴史にも触れてみたいものです。
中野梓の看板が見当たらないな・・・、と探しつつ走っているうちに、豊郷小学校に着きました。とりあえず駐車場に車を停めて、徒歩での探索に移りました。
おおっ、校門前近くに平沢唯が居るではありませんか。パンを加えて登校するお馴染みの姿です。豊郷駅前の交差点にあるものと同じデザインのようです。
さらに、駐車場東口の付近に琴吹紬が居ました。 後で酬徳記念館の観光案内所にて聞いたところによりますと、以前は「先人を偲ぶ館」の玄関口付近に置いてあったものだそうです。
そういえば、以前に「先人を偲ぶ館」へ寄った時に、あるはずのムギちゃんの看板が無かったのでした。
豊郷町の飛び出しキャラ看板は配置が時々変わる、と聞いていましたが、実際に目の当たりにしたのは今回が初めてでした。変化があると新鮮味が出て、看板巡りもまた楽しめますね。
ガルパン大洗の場合は、キャラクターパネルが店舗の所有管理になって位置も固定されているため、一回巡ればオシマイになります。そこで、新たな魅力や目的や楽しみを見つけるという方向へ傾くのが大洗巡礼における一般的な傾向であるようです。
これに対して、豊郷では、いまだに飛び出しキャラ看板巡りを楽しむファンが後を絶たないそうです。配置を変え、キャラ看板を新調し、さらに別アニメのキャラも増加しているのであれば、一度回ってオシマイ、ということにはなりにくいですね。リピート率を高めるための努力は、豊郷町においても精力的に続けられているようです。 （続く）
パネルがあると「あ、あのキャラクターの店だ！」という楽しみがあるのですが、その反面パネルの無い店に目を向けなくなってしまうという欠点がありますよね。
キャラクターが動く店を決めて、輪番制で移動させるくらいはあった方が良いのかも知れません。
すると北見さんの所へ押しかけて長居をしたのでしょうな。
大洗ではパネルは各店舗の所有ですが、豊郷では観光協会が管理し運営しています。
なので、店先にあってもその店が管理しているという形ではないと聞きました。
飛び出し注意の看板ですから、外に出しっぱなし、雨ざらし、破損も多いらしいです。定期的にメンテや修理などが行われているそうです。
6/22の武部沙織の生誕祭に参加したのち加納屋さんでお食事で足を運んだ際に先にくつろいでいた新参巡礼者の方とキャラPOPの件で会話を交わす機会がございました。その方はホシノ様のブログもよく見ておられて尚且つ自身が他のアニメの巡礼地もよく観察されています。勿論ひなビタやけいおんの巡礼地も比較して見て廻っているそうです。
その方は大洗のキャラPOPの効果と活性化についての評価をしつつも問題点と対策点も指摘されていました。
問題点はいうまでもなく、POPの常設固定化から一定期間の輪番制が一番望ましいそうです。理由は昨年のホシノ様のブログも見れば理解して頂けると申してました。もう一つの対策点は｢他校隊長の大洗女子学園Ver｣のイレギュラー仕様POPの輪番制配置だそうです。劇場版の隊長7人の他、劇場版OVA｢アリス･ウォー｣の島田愛里寿を加えた8名を8つのエリアの商店街(曲松、永町、髭釜、大貫、東町、東光台、祝町、新町)に区分けして1ヶ月単位を目処に移動した方が公平性が保たれるだろうとの事です。またキャラPOPを持たない店のみならず、戦車POPのお店も対象にし、キャラPOP提示期間中は戦車POPはしまえばいい、との事です。
この方法で運用するならば8人×12ヶ月=96店舗で活用する事が可能です。
この方の案は既存キャラを動かす事によるよそのお店の予想外の抵抗や摩擦を避ける事とまだ使われていないVerキャラの弾力的な活用で妥協点を見いだし、現実的で実行可能性がありそうだなと思いました。8体のキャラPOPなら製作する負担も最小限にすみますし…。
やはりよその巡礼地をつぶさに観察された方の意見は私としても勉強になります。
あとは大洗町商工が持たないお店に対して何処まで真剣親身になってあげられるか、何処まで活性化にやる気を出せるかに関わってきますね。
大洗町のやる気と本気をしばらく静観したいと思います。
キャラPOPの在り方、問題点と対策点については御紹介の通りと存じます。
ですが、それらをまとめた意見を大洗サイドに伝えていけるかどうか、それを大洗サイドが前向きに受け止めて何らかの動きに繋げてくれるかどうか、はまた別の問題だろうと思います。
最新のキャラパネルが出されても、従来の方針に沿って、まだパネルを持っていない希望店舗に抽選で振り分けたと聞きます。
つまり、大洗サイドは従来のやり方を変えないのです。変えられないのか、変えたくないのか、のどちらかは分かりませんが、いずれにしても従前の方針を続けているようです。イベントも毎年の行事になってしまって新鮮味が薄れましたが、新規ファンを中心に参加者が増えているそうなので、止めたくても止められないのかもしれませんね。
それと、バンダイ公式との密着の構図も、そろそろ変えないといけないのかもしれませんね。大洗でのガルパン関連の動きは、全て公式の許可が無いと出来ないそうですが、それでアニメ聖地としてベストかと問われれば、個人的には首を傾げざるを得ません。
なにしろ、けいおんの豊郷のように、京都アニメーション公式が一切の言及をせず、豊郷でのムーブメントにも全く関与しない、というケースがありますので・・・。
豊郷があれだけ頑張ってて、今でもささやかながらイベントを続けていたりするのも、公式との接点が全く無かったからでしょう。無いから、逆に自由自在にやってこられた面もあると思います。
やる気と本気、という点では、大洗は倉吉にも負けていますね。豊郷は本気を出す前に、ファンのやる気と本気によってああなったという感がありますが、ガルパンファンが同じように大洗をこの先ずっと支えていけるかどうか、が現時点では問われているように思います。