気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く35 その15 「大洗離脱です!!」

2020年04月30日 | 大洗巡礼記

 大洗工廠の店内に展示される、店主Yさんの作品です。

 

 リボンの武者のムカデさんチーム、九七式軽装甲車テケです。鶴姫しずか、松風鈴も乗っています。デカールがありませんが、雰囲気は充分に伝わってまいります。

 

 これはマジノ女学院のルノーUEですね。キットはタミヤにはみえないので、ミラージュホビー?それともCMKかな・・・?フィギュアのエクレール隊長とフォンデュがいい感じです。

 

 奥の軽食コーナーも見せていただきました。徹夜で頑張るモデラー向けなのか、コーヒー類はもちろん、レンジでチンするだけの食事メニューが貼られています。レンジの下の冷蔵庫に入っているのを自由にとって購入するシステムです。

 

 食事メニューはこんな感じ。各250円。缶ジュースは各120円です。

 

 駐車場を店舗出入口付近から見下ろした図です。

 

 入口の案内板です。取材見学に御協力いただきましたYさんに、改めて御礼申し上げます。

 大洗といえば、ガルパンプラモデル。大洗へ行ってガルパンプラモデルを作って楽しむのは如何でしょうか?ツールは揃っていますので手ぶらで行っても大丈夫。たとえば、タグチさんでプラモデルを買って、こちらの大洗工廠にて作ってみる、そういう大洗滞在も良いと思います。

 

 最後に、アウトレット施設のガルパンギャラリーへ行きました。

 

 今回は、どうしても買いたい品が幾つかありました。一番高い品が8800円でしたので、一気に散財してしまいました。

 

 続いて、隣のセイミヤで弁当や飲み物やお菓子などを購入しました。帰りの列車にて食べるためです。こういうのは駅ナカで買うと高いので、安いスーパーで買う方がお得です。少しでも大洗にお金を落としてゆきましょう。

 

 大洗駅へきらめき通りを歩きました。上図の角のスペースは、昨年11月のあんこう祭での大貫商店会のブースになっていた場所です。あれからもう半年か。

 

 振り返ってマリンタワーを見ました。今回も登るチャンスがありませんでした。

 

 大洗駅に着きました。あとは一気に帰路へ。

 というわけで、曲松カノウヤ応援作戦の寄託展示準備作業のための訪洗三日間を無事に終えました。北海道の有志から送られた寄託品も無事に入りましたし、他の有志から大量に寄せられた寄託品もなんとか収容して仮展示にこぎつけました。ホッといたしました。

 今後の予定として、4月にもう一回寄託展示準備作業を行ない、5月連休をめどに寄託展示を完成させる、という流れを有志各氏との協議にてとりあえず決めておきましたが、新型肺炎の感染拡大にともなう自粛の拡がりがあり、大洗町長より来訪自粛要請が公式に発せられたため、これらの予定は全て延期となりました。延期と言うか、白紙状態に戻ったというのが正しいかもしれません。大洗町長よりの来訪自粛要請は5月10日までとなっていたため、5月連休も対象期間に含まれたからです。

 ですが、新型肺炎の感染拡大は4月下旬のいまも止まらず、増加に歯止めがかかっていません。クラスターも各地に多発し、緊急事態宣言が全国に及んで他県への外出にも厳しい目が寄せられる状況となっています。5月10日を過ぎれば大洗町長よりの来訪自粛要請が終了するかというと、たぶんそうはならないのではないか、要請期間が延長される可能性のほうが高いように思えます。

 歴史的にみると、古代中世以来の日本における伝染病や感染症の発生から終息までの期間の平均が約7ヵ月であるそうです。現在の新型肺炎コロナの感染者発生時期が日本では2月でしたから、それから7ヵ月であれば9月になります。9月まで続いたら、4月の今でさえ悪化している経済状態や不便な国民生活がさらに大変な事になることでしょう。

 果たして今後どうなるのかは分かりませんが、確かなのは、緊急事態宣言や来訪自粛要請が解除されるまでは大洗に行ってはいけないということです。外出自粛を遵守しなければなりませんし、感染のリスクを下げる努力も怠ってはなりません。

 とにかく前例があまり無い厳しい状況ですが、歴史は、伝染病や感染症がいつかは必ず終息する、という流れを何度も示しています。中世戦国期に猛威を振るった諸々の伝染病も、その原因となるウイルスが生き物である以上、やがては死滅して終息に至っています。問題はその期間が長いのか短いのか、ということです。現在の新型肺炎コロナも、相当の犠牲を人類に強いていますが、いずれは終息する筈です。
 その時を、切に願いつつ、頑張りたいと思います。

 全国のガルパンファンの皆様、いつか事態が終息したら、ともに大洗へまた行って楽しみましょう。それまでの辛抱、隠忍の日々を共に頑張って乗り切りましょう。どうか、お体を大切に。

 以上で、「ガルパンの聖地・大洗を行く35」のレポートを終わります。

 


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知波単学園 九五式軽戦車(福田車) 作ります!! その4

2020年04月29日 | ガルパン模型制作記

 ステップ17からは砲塔の組み立てです。

 

 ステップ17です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ18です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ19です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ20です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ21です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ22で砲塔が出来上がります。ラストのステップ23で砲塔を車体にセットして完了となります。

 

 ステップ22です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ23に至りまして、塗装前の組み立てが完了しました。ストレート組みで劇中車が出来上がるキットというものは、何も考えなくて良いし、追加で工作を行うこともありませんからものすごく楽です。
 しかし、常にガルパン仕様への製作を試行錯誤してきた身からすると、単調かつ平易な工作に終始するというのは、正直言って物足りない気がします。  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く35 その14 「大洗工廠の続きです!!」

2020年04月28日 | 大洗巡礼記

 大洗工廠の取材見学の続きです。営業時間前であるにもかかわらず、店主Yさんは親切に案内説明して下さいました。勿論、拙ブログでの紹介も許可して下さいました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。
 さて、店内の状況です。中央に工作ブースが並びます。仕切り付きのデスク型ブースが6席、平テーブルの開放型ブースが4席あります。

 

 デスク型ブースは、図書館などで見かける区画閲覧席と同じような形式で、三方を仕切りに囲まれます。周囲を気にすることなく製作に没頭出来ます。

 

 デスクの上に棚があり、ツールや作りかけパーツなどを置けるようになっています。

 

 デスク型ブースに座ってみました。上の棚板の下に照明が付けられています。

 

 初心者が手ぶらで訪れても気軽に模型を楽しめるように、基本的なツールは全て揃えられています。

 

 ニッパーなどの工具類を販売しています。

 

 塗装を乾燥させるためのドライブースのようです。確認するのを忘れましたが、これは平テーブルの開放型ブースに一基のみ置かれます。

 

 平テーブルの開放型ブースの様子です。こちらではグループで雑談しながらの模型製作が楽しめます。

 

 塗装用の筆も各サイズを販売しています。1/35スケールフィギュアに使用する極細筆もあります。激安中華製と明記してありますので、品質についてはお察し下さい、ということのようです。

 

 店主Yさん考案のオリジナル製品、1/35スケールフィギュア用のパッケージです。デザインがオシャレでなかなか決まっています。折り曲げて箱にするべく、のりしろも付いています。

 

 驚いたことに、折りたたんで箱にすると、上図のように蓋が付いて中のフィギュアの顔が見えるようになっています。なかなか凝っています。収納にもピッタリです。素晴らしいアイデアです。これは売れそうですね。  (続く)

 

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知波単学園 九五式軽戦車(福田車) 作ります!! その3

2020年04月27日 | ガルパン模型制作記

 ステップ8、9では履帯を組み立てます。連結式ですが、一枚一枚を繋ぐのは起動輪および誘導輪に巻きつける部分のみで、あとの直線部分などは一体型パーツとなっており、ファインモールドの製品群のなかでは組み立て易いほうに属します。特にC23は上部転輪にかける位置が定まっていますので分かりやすいです。

 

 パーツを切り出して並べました。

 

 一番分かりやすくて位置が定まっているC23を基準として、その両側から組み立てていく形でC8を繋いでゆきました。流し込み接着剤が固まる前に起動輪および誘導輪に巻きつけて形を作りました。
 これらの履帯は上図のように分割しておき、塗装後に組み立てることにしました。

 

 ステップ10および11で車体各部を組み立てます。ステップ12と13では、車外装備品などを組み付けますが、大半は塗装後の組み付けになりますので、ここでは仮組みだけして接着しないでおきました。

 

 ステップ10です。

 組み上がりました。

 

 ステップ11および12です。12のスコップやパールは塗装後に組み付けます。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ13です。

 

 組み上がりました。ジャッキ本体は塗装後に組み付けます。

 

 ステップ14から16まで、車体後部の各所を組み立てます。

 

 ステップ14です。ワイヤー装備の状態を選択してパーツを準備しました。

 

 組み上がりました。ワイヤーA17、ワイヤー留め具のA13およびA15は塗装後に組み付けます。

 

 ステップ15です。

 

 マフラー本体が組み上がりました。

 

 マフラーを車体に仮組みして合いをチェックしました。マフラーとパーツA26は塗装後に組み付けます。

 

 ステップ16です。マフラーカバーはエッチングパーツで、これを曲げ成形するための治具A31が付きます。

 

 曲げ成形して車体に仮組みしました。片側にツメがあって車体の穴に差し込み、片側は車体のモールド突起に引っかけて固定する形です。九七式中戦車シリーズの両サイドツメ差し込みに比べて扱い易いです。  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く35 その13 「大洗工廠です!!」

2020年04月26日 | 大洗巡礼記

 カノウヤの次に、上図の場所へ行きました。江口又進堂の脇の道を少し行って左手にあります。車が4、5台は停められそうな広い駐車場があり、その奥に右へ登る鉄製階段があります。

 

 その鉄製階段を登ったところの、民家の二階部分が目指す場所でした。

 

 模型製作貸出スペースの「大洗工廠」さんです。営業時間は御覧の通りです。私が訪れたのは11時前でしたが、店主のYさんが居られたので、一昨日に話した通り、取材見学させていただくことにしました。

 実は、一昨日のカノウヤ展示準備作業一日目の昼過ぎに、Yさんが寄託展示の状況に見に立ち寄られたのです。その際に色々話をして、大洗工廠の店主さんだと分かったので、大洗工廠について色々質問したりしたのでした。それなら、いつでも見学に来て下さい、と言われましたので、今回訪ねていった次第です。

 

 早速、Yさんの案内説明が始まりました。お店の料金体系は御覧の通りです。深夜というのが朝6時までになっていますので、「これはある意味泊まりになるんですか」と聞いたところ、「いや、宿泊施設では無いので、泊まりということでは無いですけどね・・・」と苦笑しておられました。

 

 入口の左手にミニプラモデルの販売コーナーがあります。

 

 ズベズダの1/100スケール戦車シリーズです。上図のように完成見本品も展示しています。Yさん曰く、「初心者や子供にも簡単に作れて楽しめるプラモ、ってことで」と。

 

 塗料はクレオスのミスターカラーがメインで、最近に発売されたナンバーも揃えてありました。

 

 塗装ブースです。一つのテーブルに2つの席を設けてあります。既に利用者が居るようで、左右とも塗装作業の跡がありました。

 

 塗装ブースはこのように4席あります。

 

 模型雑誌やプラモ入門書なども少し揃えてあります。今後少しずつ増やしていくそうです。

 

 溶剤やサーフェイサー、クリーナー類も揃えてあります。

 

 高額ツールの貸し出しも行っています。料金が明示されていないので聞いたところ、これはお試しセットということで、無料だそうです。ただし、壊したら相応の価格で買い取って貰うそうです。

 

 貸し出しコーナーの高額ツール類です。貧乏な私には全てのツールが無縁です。超音波カッターとかあったらいいかも、とは思うのですが、ガルパン戦車プラモデルをずっと作ってきて、超音波カッターが必要なシーンには未だに直面していません。

 

 ヤスリ類も豊富に揃えてあります。

 

 ガンプラ用のパーツ類です。戦車のパーツ類は、と聞きましたら、それは置いてないです、と言われました。聞けばYさんはフィギュアやガンプラをメインにやっておられるそうで、戦車はあまり作っていないそうです。大洗でプラモといったら大抵は戦車になりますから、今後はそのパーツ類も揃えた方がいいんじゃないですか、等と話しました。

 そういえば、私の手元に戦車用のジャンクパーツが大量にありますが、大半は使わないままになりそうなので、こちらのお店に譲渡しても良いかもしれませんね・・・。

 

 工具類も揃っています。模型を作って楽しむためのツールは、ほとんどあります。  (続く)

 


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知波単学園 九五式軽戦車(福田車) 作ります!! その2

2020年04月25日 | ガルパン模型制作記

 ステップ3および4にて、足回りを組み立てます。

 

 ステップ3です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ4です。

 

 組み上がりました。今回のキットは、組み立てガイドの指示に従うだけで劇中車が作れますから、何も考えなくて良いです。物足りないかもしれませんが、苦労することなく気楽に組み立てるのも、たまには良いものです。

 

 ステップ5から車体の組み立てに移ります。ステップ7では転輪をセットしますが、私の製作においては塗装後に組み付ける予定です。

 

 ステップ5です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ6です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ7です。転輪は塗装後に組み付ける予定ですので、それ以外のパーツを取り付けました。

 

 組み上がりました。
 ガルパン戦車プラモデルに関しては、私の場合はずっと劇中車仕様への改造や修正と向き合ってきただけに、今回のようなストレート組みのキットは珍しいです。楽であるのは良いのですが、色々考えながら試行錯誤するというプロセスが全然ありませんので、なにか虚しい気もしました。

 そういえば、モケジョのミカさんがこんなことを話していました。
「ガルパンの戦車をプラモで作ると、必ず何かは追加作業がつくんですね。その追加作業が、人それぞれによって異なってて多様性がありますんで、面白いですよね。それがガルパンプラモの魅力の最たるのかもしれないな、って思います」

 その言葉にしたがえば、ストレート組みで作れる今回のキットは、ガルパンプラモとしての魅力が最も少ない、ということになります。個人的には、まあそうかもしれないな、と思います。  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く35 その12 「カノウヤ応援作戦の今後です!!」

2020年04月24日 | 大洗巡礼記

 大洗駅に着きました。この日の午後に帰路につきましたので、昼までの滞在でした。

 

 駅前の工事現場。

 

 いつものように海遊号に乗って曲松へ移動しました。

 

 そして曲松カノウヤに直行して、女将の柴沼さんに挨拶して雑談を交わした後、展示の作業後再チェックと、今後の追加寄託展示品の予定メモ作成を行ない、予定メモを展示ケース内に入れました。

 

 続いて、上図の知波単学園チームコーナーの追加寄託予定品のスペースに予定メモを並べました。今後追加されて展示に加わるのは、広島県の有志からの九五式軽戦車、兵庫県の有志からの九七式中戦車旧砲塔、奈良県の有志からの九七式中戦車新砲塔、そして私の特二式内火艇カミ、の4輌です。

 

 上図のリボンの武者コーナーに関しては、現時点で追加寄託が決まっているのが2輌、相談中が1輌あります。スペース的には、あと3輌で一杯になります。

 

 仮展示中のフィギュア群です。次の作業日に増設ケース3個が入る予定ですので、それに移しかえることになるかと思います。さらに2、3体が追加寄託される予定です。

 

 とりあえず、次の追加寄託準備作業までは、この状態で見学していただけます。

 

 缶バッジの陳列コーナーは、Oさんが時々来てメンテナンスをするそうなので、展示品が入れ替わる場合があるでしょう。

 

 色々と打ち合わせて今後の計画も決め、挨拶してカノウヤを後にしました。日曜日の昼前でしたが、商店街は御覧の通りの閑散さでした。  (続く)

 


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知波単学園 九五式軽戦車(福田車) 作ります!! その1

2020年04月23日 | ガルパン模型制作記

 去年2019年の夏頃から連続して製作していた知波単学園車輌の製作は、今年2020年2月の段階で九七式中戦車チハの旧砲塔型、新砲塔型をそれぞれ2輌ずつ作って4輌が揃いました。搭乗キャラクターで言えば西、玉田、細見、浜田の車輌でした。
 続いて池田、名倉、久保田の3輌もいずれは作ってみようかと考えましたが、そうなると上図の福田の九五式軽戦車を外すわけにはいかなくなってくるのでした。

 

 ということで、私の知波単学園戦車部隊の5輌目は、九五式軽戦車ハ号に決めました。上図のファインモールドの公式キットを使用しました。

 

 ファインモールドの九五式軽戦車ハ号のキットは、既に旧版を経験しています。それで「リボンの武者」の鹿児島竪琴高校チーム隊長アウンの搭乗車を製作しました。

 今回は、新版のほうです。ファインモールドの担当者は新版のほうが良いとアピールされておられますが、旧版を作った後でこれに接すると、パーツが細かくなって増え、作業工程もより複雑になっていて、ちょっとやり辛いものがあります。履帯も楽なベルト式から大変な連結式に転じていますから、モケジョさん達が敬遠して他のキットに走ってしまうのも理解出来ます。

 

 組み立てガイドの表紙は相変わらず同じコミック作家が担当しています。たまには他のガルパンコミック作家に描いてもらえれば楽しくなるのではないか、と思います。セリフが全て説明文でやたらに長いので、元キットの解説パンフレットをそのまま入れた方が良かったんじゃないか、とさえ思います。

 

 今回の製作は、珍しいことにガルパン仕様への追加工作が全くありません。元キットの3Dデータがそのまま劇中車のモデルに活かされていますので、ストレート組みでいけます。

 ステップ1では、車体下部を組み立てます。ステップ2では、サスアームや下部転輪を組み立てます。

 

 ステップ1です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ2です。

 

 上部転輪は、ランナーに付けたままで組み立てました。

 

 下部転輪を組み立てます。

 

 組み上がりました。パーツF1は、塗装後に組み付ける予定です。パーツF1を付ける前に、転輪を迷彩3色に塗り分けるからです。  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く35 その11 「三日目の朝です!!」

2020年04月22日 | 大洗巡礼記

 梅原屋店内のガルパン模型展示コーナーは、以前に縮小された状態のままでした。反対側の棚に移された展示品もありますが、全体としては減っていますので、なにか物寂しい感じがします。もう少し、広いスペースでゆったりと多数が見られるような状態が望ましいのでしょうが、現実には難しくなってきているようです。

 

 ガルパンコミックの作家さんの直筆色紙も増えていました。あんこう祭のたびに来て描いていると聞きましたが、今後もずっと続けるんでしょうか・・・?個人的には、この種の色紙は一枚あれば充分だろうと思います。沢山あると、有難味も価値も薄れてくるからです。

 

 なので、この有名なお方のイラストが一枚だけであるのが、とても貴重で有り難くて存在感が感じられました。モデルグラフィックスにガルパンの模型製作記事を連載しておられるお方ですが、いわゆるプロモデラー視線での見解なので、内容が初心者には分かりづらかったりします。テクニックが必要な工作も少なくないので、もっと簡単な方法は無いものか、と思ったりします。

 

 このお店も閉店時刻になりました。挨拶して退出しました。Oさんが、翌日に出来れば所用でNさんを訪ねたい、と電話にて話していましたので、私も同道しようかと思いましたが、Oさんが大洗に着くのが夕方になるらしく、その頃には私は帰路についている筈なので、同道はたぶん無理かな、と思いました。Oさんとは既に色々相談がついていますから、任せておこうと考えました。

 

 大洗駅に着きました。トラックが移動したりしていたので、相変わらず夜も工事が続けられているようでした。

 

 駅舎のドアに上図の貼り紙を見つけました。あっ、これこれ、駅前広場の完成計画図だ、と分かりました。それまで、どこにあるんだろうと探していた工事案内資料でした。

 

 やっぱりロータリー周囲の全てにサンルーフを回して、乗降スペースにするようですね。従来よりも広くなりますが、バス、タクシー、一般車の乗降区画に明確に分かれるようです。待機駐車場も広くなるみたいです。海楽フェスタやあんこう祭のような大型イベント時の臨時交通機関も受け入れられるようになるのでしょう・・・。

 

 西住みほパネルにチェックされながら改札を通りました。

 

 では皆さん、また明日。

 

 翌朝も快晴、水戸プリンスホテルでの快適な朝のひとときを過ごし、バイキング方式の朝食を美味しくいただいて休んだ後、水戸駅からいつもの大洗線に乗りました。

 

 この朝は、嬉しいことにガルパンラッピング車輌4号車でした。

 

 朝にこの車輌に乗るのは初めて・・・だったかな?

 

 今回三度目の大洗行きに出発、でした。  (続く)

 


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知波単学園 九七式中戦車(浜田車) 完成です!!

2020年04月21日 | ガルパン模型制作記

 塗装の続きです。分断色の黄帯の薄い所を再度塗りました。

 

 右側フェンダー上のジャッキ本体は、55番のカーキで塗りました。排気管カバー表面に迷彩を塗り足しました。

 

 転輪は色の順番を間違えないようにして取り付けました。

 

 砲塔背面および車体前面の機銃を28番の黒鉄色で塗りました。

 

 履帯を取り付けました。今回のキットの履帯はベルト式です。張りも強くないので楽にはめ込むことが出来ました。

 

 背面部分のワイヤーを取り付けました。28番の黒鉄色で塗りました。

 

 停止灯と三色信号灯の右灯は47番のクリアーレッドで塗りました。三色信号灯の中央灯は525番の緑、左灯は49番のクリアーオレンジです。

 

 前照灯の内側を8番のシルバーで塗り、クリアパーツのレンズを付けました。その下の星章は9番のゴールドで塗りました。

 

 今回も、モデルカステンのガルパンデカールセットのお世話になりました。最近に発売されたモデルカステンの「ガールズ&パンツァー デカールVol.8」を利用しました。

 

 知波単学園の校章マークも豊富に入っています。サイズが色々ありますので、以前に制作した玉田車のデカールを確認して、サイズが同じものを2枚選びました。

 

 砲塔左側面に1枚を貼りました。

 

 砲塔右側面に1枚を貼りました。

 

 デカール貼りはこれで完了です。最後に薄くつや消しクリアーを吹き付けて仕上げました。

 

 右側面観です。玉田車の塗装パターンAとの違いが最もよく分かるシーンです。砲塔から車体に斜めに流れる黄帯が直線的であるのが塗装パターンBの特徴です。

 

 対して左側面観では、塗装パターンAとの違いがあまり目立ちません。砲塔の黄帯のわずかな反りの有無ぐらいです。

 

 背面観です。日本軍戦車独特のスマートな傾斜装甲が独特のシンプルな輪郭を形成しています。戦車のデザインの変遷のなかでみると、欧米諸国の同時期車輌に決して遅れておらず、センス的にはむしろ先を行っていたのではないかと感じられます。

 

 以上で、知波単学園チームの浜田の搭乗車、九七式中戦車チハ(新砲塔)が劇場版仕様にて完成しました。製作期間は、2020年1月6日から2020年2月20日まででした。組み立ては1月19日に完了し、それからひと月ほど保管したのち、前後して作った同型車3輌とあわせて2020年2月5日から塗装にとりかかりました。迷彩塗装を一色ずつ塗って乾燥させ、更に1日寝かせた後に次の色を重ねる、という方法でゆっくり進めましたので、塗装だけで12日を要しました。塗装後の組み立てには1日を要しました。

 使用キットはタミヤです。新旧のキットを使用して砲塔を交換する形で作りましたので、細見車とのセットで製作しました。砲塔の交換手順も同じです。追加工作は、車体前面の星章の円座の追加、左側フェンダー後端内側の無線アンテナ線伸長用ボールの掛具の2ヶ所のみで、これは公式キットのファインモールド製品と共通です。

 九七式中戦車チハのキットは他にドラゴンからも発売されていますが、入手のし易さと組み立ての容易さは今回のタミヤ製品が一番です。知波単学園チーム車輌の入門用適応キットとしておすすめですが、モデルカステンのガルパンデカールセットも忘れないようにしましょう。

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く35 その10 「エレファントのインテリアです!!」

2020年04月20日 | 大洗巡礼記

 梅原屋のNさん製作の黒森峰エレファント、インテリア見学の続きです。車体前部の操縦席の天板を外したところです。

 

 最近のフルインテリアキットの精巧さは驚くほどに向上していることが改めて理解出来ます。この精密なキットを丁寧にカラフルに塗装して綺麗に仕上げるNさんの情熱にも敬意を表します。

 Nさんの記録によれば、このキットに使用した塗装カラーは、車台内部の工作分だけでも約30色だそうです。基本方針として、メカの塗装は「現代のメカ」風にする、特に大電力を扱っている雰囲気を持たせる、というのがあり、車内の発動機、冷却器、発電機、駆動機構の区画ごとに壁面色を塗り分けているそうです。それだけ細分化して色をちりばめてあるのですから、約30色に達するのも頷けます。

 ちなみにほぼ同時期に私が製作していた知波単学園の特二式内火艇カミの塗装色は、外装で6色、内装で7色の計13色しかありませんが、それだけでも塗装作業に一ヶ月余りを要しました。製作期間は約4ヵ月でした。
 しかし、Nさんのエレファントは、製作と塗装あわせて一ヶ月半で仕上げたそうです。驚くべきスピードです。

 

 よく見たら、操縦席と通信席の間の後壁に西住流の標語が貼ってあります。いかなる製作でもユーモアを欠かさないNさんの基調が鮮やかに示されます。その右側の戦車道連盟の認証マークも笑えます。認証って、どこをどうチェックして出すんでしょうか・・・。

 

 全体を見るとすごい迫力です。素晴らしい精密感です。実際の車輌に限りなく近づけてあるのでしょうが、これだけの車輌を生産出来たドイツの基礎工業力の高さがよく理解出来ます。ほぼ全体が機関室という、このレイアウトと機構でないと、65トンもの重戦車を動かせないわけですね・・・。

 

 エンジンは左右に2基が並列で配置されます。フリードリヒスハーフェンのマイバッハHL120TRM V型12気筒液冷ガソリン・エンジンです。キットはフェルディナントですから、最初はポルシェ101/1 V型10気筒空冷ガソリン・エンジンかなと思いましたが、Nさんに訊いたらマイバッハだ、とのことでした。

 

 エレファントの特徴は、駆動装置に電動モーターを使用する電気式が採用されている点です。電気式ではトランスミッションが不要となります。第二次大戦中のドイツでは、50トンを超えるような重戦車用のトランスミッションの製作は困難であり、設計者ポルシェはその問題の解決方法として電気式システムを採用しました。ガソリンエンジンで発電機を動かし、その電気でモーターを作動するので、ミッションが不要で、無段階変速できる利点がありました。

 

 手前左右に並ぶ2基の円筒がモーターです。後輪駆動であることが分かります。モーターの奥には給排気区画があり、エアーフィンもエンジンにならって左右2基つけられます。
 Nさんによれば、発電機先端のファンによる風を、車台左右のダクトを通してモーターの空冷ファン室に送っているそうです。

 ガルパンではレオポンさんチームのポルシェティーガーも同じ機構を持っていると聞きましたが、そうすると、このフェルディナントのキットを使ってポルシェティーガーのフルインテリア仕様を作れるということになりますか・・・。

 

 左右に並ぶ方形のユニット列は、88ミリ砲弾の収納ラックの台座です。左右あわせて38発分がありますが、エレファントの砲弾装備数は50発です。あとの12発はどこに収納されているのかを聞き忘れました。たぶん戦闘室のどこかだろうと思いますが・・・。

 見ていてふと思い出したのですが、同時期に私が製作していた特二式内火艇カミのインテリアには、砲弾ラックはありません。カミの実車に搭乗してパラオ戦線で戦った旧海軍の艇長さんの証言では、カミ車内の弾庫は7.7ミリ機銃の箱型弾倉用のみしか無かったそうなので、その通りに再現製作しています。37ミリ戦車砲の砲弾はどうやって収納したのかというと、6発入りの木箱を定数で22個車内各所に置いていたそうです。
 なので、エレファントのように砲弾が壁面に並ぶという状態は、カミでは有り得ません。カミのインテリアを作っている際に、その点が物足りなかったので、今回のエレファントの88ミリ砲弾の収納ラックの台座を見ていて、凄いものだ、と感心せざるを得ませんでした。

 

 エンジンの左右隔壁上に立つクローバーみたいな形状の部品は、Nさんによれば給気ユニットであるそうです。これは戦闘室内にあるので、乗員の位置からも見える筈です。そして、その給気口までの空気取り入れ口が車体の外見においては見えないので、どこにあるんだろうね、等と話していました。どうやら、車体側面の段差の内側にあるらしいです。

 

 面白かったのは、操縦席の計器パネルが前ではなくて左側斜め後ろに付けられている点でした。上図の操縦席の左側斜め後ろの上にある白い計器ボックスがそれです。隣に赤い消火器もあります。操縦者はいちいち左側斜め後ろ上方を見ないと、自車のスピードなり走行状況なりが分からなかったようですが、かなり不便な設計ですね・・・。

 上図でも分かるように、前面は増加装甲板ですので、計器板を操縦席前に付けると、敵弾の直撃を前面装甲に受けた場合に衝撃で計器類が破損してしまう危険があります。それで計器パネルが前ではなくて左側斜め後ろに設けられているのでしょう。

 

 今回も、大変に素晴らしい作品を見せていただきました。Nさんに感謝!!

 

 元通りに外板をはめ直して、かかる外見の状態に戻りました。その後にNさんが思い出したように逸見エリカのフィギュアを取り出して車輌の前に立てました。
 えっ、なぜエリカ?エレファントの車長は?・・・と思いましたが、よく考えたらアニメ劇中にエレファントの乗員は全く出ていませんでしたね・・・。

 なお、外見からは分かりませんが、Nさんの記録によれば、履帯の製作に相当の紆余曲折があったそうです。一度、溶解してしまって新たなパーツを注文したりして苦労したそうです。
 作品全体についてみると、フェルディナントからエレファントへの改装は30箇所を越えていますが、Nさんらしい情熱的行動力をもって積極的に改修し、黒森峰仕様で仕上げているわけです。実際の車輌顔負けの工作ぶりです。

 

 この作品は、6月に予定されている「大洗でみんなのガルパン模型やガレキなどを鑑賞する会」に出す予定であると聞きました。同時に私の特二式内火艇カミも並べて、フルインテリアキット2作品の展示の形にする方針だったのですが、私が6月の該当日に休みが取れなくなったため、実現不可能となりました。
 ですが、私の特二式内火艇カミは曲松カノウヤ応援作戦の寄託展示に出すことになりましたので、このエレファントも共に出していただけませんかとNさんに打診したのですが、「それはちょっと・・・」と辞退されました。

 その後、新型肺炎感染の拡大によって大洗町でも来訪自粛要請が公表され、6月の「大洗でみんなのガルパン模型やガレキなどを鑑賞する会」も8月に延期となりました。しかし、盆休みになっているため、私はこのタイミングにも出られませんので、不参加となります。
 そして、曲松カノウヤ応援作戦の寄託展示の準備も、5月までの予定分が全て延期となりましたので、今後はいつ大洗へ行けるのか、見通しは全くたっていません。  (続く)

 


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知波単学園 九七式中戦車(浜田車) 作ります!! その4

2020年04月19日 | ガルパン模型制作記

 ステップ7では砲塔の組み立てを続けます。機銃は劇中車にありませんので機銃架のB1だけを取り付けます。

 

 切り出して準備しました。

 

 全て組み付けました。

 

 破損防止のために取り付けを保留にしていた背面のハンドルB28を2個取り付けました。

 

 以上で塗装前の組み立て作業が終わりました。

 

 塗装に入りました。最初に車体の基本カラーである茶色を吹き付けました。私の製作において知波単学園チーム車輌は塗装カラーを統一します。基本となる茶色カラーは、ミスターカラースプレーの43番ウッドブラウンを使用しました。

 

 次に迷彩の塗装を細筆で行いました。緑色は525番を使用しました。劇中車の公式図やアニメのキャプチャー図などを見ながら模様を合わせて迷彩のBパターンに塗りました。
 新砲塔タイプの劇中車は、迷彩デザインはABとも共通です。分断色の黄帯のみがやや変えてあるだけです。

 

 ですが、筆塗りでも吹き付けでも、劇中車の迷彩デザインに完全に合わせるのは難しいです。航空母艦の飛行甲板の迷彩デカールのような、専用デカールでもあれば良いのですが、戦車プラモデル向けのそういったデカールは見たことがありません。

 

 続いて522番の土地色の模様を塗りました。

 

 ガルパン公式設定資料においては、刊行物のカラーとモニターで観るアニメのカラーとでは発色が微妙に異なる点に留意します。刊行物の印刷では彩度や明度があまりはっきりしないことが多く、特に知波単学園車輌の茶色系統のカラーにそれが顕著であるように思います。モニターで観るアニメのカラーのほうが、彩度や明度がはっきりしていて明確に見分けられますので、私の塗装作業においてはアニメのキャプチャー画を参考にしています。

 

 砲塔の砲身部分と基部を55番のカーキで塗りました。

 

 転輪の塗り分けも進めました。色の配置を間違えないように進めました。タイヤゴム部分はポスカの黒で塗りました。

 

 分断色の黄帯を4番の黄色で塗りました。いつものように塗料の粘度を上げてから塗りました。ですが、あまり粘度を上げると、納豆のネバネバのように延びて糸をひいてしまいますので、そうなったら再び液に戻して粘度を下げます。
 新砲塔タイプの劇中車における、迷彩デザインABの相違点は分断色の黄帯ラインの流れ方のみですが、一見してよく似ていますので、違いが分かるようにきちんと明確に塗る必要があります。  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く35 その9 「黒森峰女学園のエレファントです!!」

2020年04月18日 | 大洗巡礼記

 カノウヤでの展示準備作業がひとまず終わりましたので、梅原屋へ移動してガルパンモデラー仲間のNさんと会い、最新の作品である「黒森峰女学園エレファント」を見せていただきました。普段は店内コーナーに展示していないため、わざわざ持参して下さったものです。

 

 エレファントは、私自身も以前にタミヤのキットで劇中車再現を試みていますが、今回のNさんの作品はフルインテリアキットです。アミュージングホビーから発売されているフェルディナントのフルインテリアキット(商品番号AMH35A030)を使用し、史実に沿ってエレファントに改造したという、憎い程にエレガントな作品です。

 

 まず驚かされたのが、この重厚な面構えとメリハリのあるボルトの表現です。アバディーン戦車博物館の現存車輌をそのまま写し取ったかのような姿です。アミュージングホビーさんのリサーチが非常に丁寧であることがうかがえます。
 これを見て、タミヤキットの表現はおとなしめなのだな、と悟りました。なんといいますか、全体的に立体感が薄いのです。

 

 フルインテリアキットですから、車内を見られないと話しになりません。Nさんのお家芸とも言える「インテリア表示」のための外郭分割の技が光ります。上図のように天板は、実車と同じ天板の形に外せるようになっています。中央のベンチレーターの向きも忘れずに劇中車に合わせてあるところは流石です。

 

 天板の裏側、つまり車内側を見たところです。ペリスコープ、ベンチレーターのモーター、キューボラのハッチ内側などもしっかりと色分けされて作り込んであります。キューボラはフェルディナントにはありませんから、エレファントのキットのパーツを持ってきて実車通りの改造で取り付けているわけです。

 

 戦闘室の四面装甲のうち、背面と左側面部が繋がってL字形のパーツとして外せるようになっています。残りの二面は車体に接着固定されていますから、上図の二面部分を外すことで内部を見られるようになっています。
 背面の円形ハッチの内側も見られます。ハッチ中央の丸い小ハッチは、丸山紗希言うところの「薬莢、捨てるとこ」です。

 

 側壁のラックに固定された88ミリ砲弾が決まっています。黄色の砲弾はSprgr.L/45榴弾、黒い砲弾はPzgr.39尖頭被帽徹甲弾のようです。白い砲弾は何だろう・・・、HIGr.39成形炸薬弾だったかな・・・?

 

 こちらが戦闘室内部です。前面と右側面の装甲は固定されており、右側壁にも砲弾が収納されています。71口径8.8cm対戦車砲PaK43/2の尾部も各部品ごとに綺麗に色分けされて精密感を高めています。

 

 エレファントの戦闘室内はけっこう広そうにと思えますが、実際には砲弾50発が左右に並んでいるので窮屈だった筈です。

 

 続いて車体前部の天板も外されました。前面装甲部分と一体になっています。

 

 車体前部の天板を内側から見ました。前面の増加装甲が内側からボルト留めされている様子がよく分かります。左が操縦席部分にあたり、天板にペリスコープが三方向に付けられています。右は銃手席部分にあたります。

 

 右側の銃手が扱う7.92mm機関銃MG34も精巧に再現されています。フェルディナントからエレファントに改造された際の追加武装がこれです。

 Nさんに確認するのを忘れましたが、フェルディナントからエレファントに改造した際に色々と追加された箇所のパーツは、フェルディナントの元キットには含まれていないはずなので、エレファントのキットから転用したのだろう、と思います。  (続く)

 


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知波単学園 九七式中戦車(浜田車) 作ります!! その3

2020年04月17日 | ガルパン模型制作記

 砲塔の製作にとりかかります。キットも別なので、組み立てガイドも変わりますが組み立て工程そのものは変わりません。砲塔を車体にセットする際の追加工作が必要になるだけです。その追加工作については、既に細見車の製作時に行った手順と同じですので、ここでは簡潔に紹介してゆきます。

 

 砲塔の各パーツを切り出して準備しました。

 

 続いて追加工作に移りました。タミヤのキットにて新砲塔を旧車体に据える場合は、細見車の製作にて旧砲塔を新車体に取り付けた際の追加工作と同じ手順をふみます。
 すなわち、上図のように新砲塔および旧車体の内側に貼りつける長方形のブラ板をカットして用意します。それぞれの中心位置に穴をあけます。旧車体側の長方形のブラ板の穴はやや大き目にしておきます。
 そして、上図のように、新砲塔側の長方形板の穴にランナーで作った軸棒を差し込んでおきます。これで追加工作は完了です。
 

 砲塔の組み立てに進みます。

 

 まずは、砲塔の基部のターレット部をカットします。

 

 カットしました。上図のように、砲塔底面の位置でカットしてあります。こうすることで旧車体の上にそのまま載せられるようになります。

 

 そして砲塔の組み立てを上図の段階でいったん止めます。天板を貼る前に、追加工作で作った軸棒付きの方形板を仕込まないといけないからです。

 

 軸棒を外し、穴が中心にくるようにトレースした線を確認します。横に一本、縦に短く二本の赤線を入れてあります。

 

 砲塔側面パーツの貼り合わせ面に、方形板の横赤線を合わせて、両側の縦線が等間隔になるように貼りつけます。こうすることで、穴を砲塔中心位置に合わせることが出来ます。

 

 内側から貼りつけますので、上から見たらこういう状態になります。

 

 ランナーで作った軸棒を差し込んで接着固定します。

 

 砲塔を資料などを参考にして車体の所定位置に留め、テープ等で貼りつけて固定します。

 

 上図のように裏返します。砲塔と車体の穴がズレているのが分かります。

 

 車体側からもう一枚の方形板を上図のように軸棒に通して、両端を車体内側に接着固定します。

 

 これで、車体側の砲塔軸受け板も仕上がりました。

 

 そして砲塔をセットすれば、上図の通りの仕上がりになります。タミヤの新旧のキットで劇中車を再現製作する場合には、こうした手順で砲塔の交換差し替えを行なうと簡単です。手間もかかりません。
 従来より模型誌で紹介されている、砲塔の穴を埋めて削って移動させる、という方法は大変で時間もかかるので、個人的にはおすすめ出来ません。  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く35 その8 「とりあえずの仮展示です!!」

2020年04月16日 | 大洗巡礼記

 3月21日の時点で全ての追加寄託品が陳列ケース内におさまりました。フィギュアの一部は天板上に出して並べることも考えましたが、有志で寄託者のひとりAさんからの提案により、全て陳列ケース内に仮置きすることにしました。次の作業日にAさんが天板上に増設ケースを3個並べてセットする手筈になっているので、天板上をあけておいたほうが良いからです。

 上図は知波単学園コーナーで、戦車プラモの知波単学園戦車部隊の陳列となりますが、まだ半数が未到着であるため、西絹代のフィギュア2体もそのままに仮置きしています。
 左の大きな西絹代は、2017年にコトブキヤから発売された「劇場版 西絹代 1/7スケール」です。右の小さいほうは、2017年にセガから発売された「劇場版プレミアムフィギュア 西絹代」です。
 この2体にさらに知波単学園メンバー1、2体が加わる予定ですが、追加時期は未定です。

 

 上図は、陳列位置を仮変更して空きスペースにまとめた、ピットロードのぺあどっとシリーズです。8点が揃っています。このうちサメさんチームがSさんからの寄託で、あとの7チームは私の寄託品です。
 これらは低い位置に置くと見えにくいため、増設ケースの設置後にそちらへ移しかえる予定です。

 

 こちらの水着バージョン7体は、2017から発売されているセガのプライズ品「サマービーチフィギュアシリーズ」です。ガルパンのキャラクターの水着タイプは各メーカーから色々出ているようですが、最も普及して市場在庫も豊富なのがこのプライズ品です。寄託者はAさんとSさんで、Sさんの話によれば、現時点ではこの7体で全てであるそうで、今後更に出るかは分からないとの事でした。

 

 フィギュア陳列のほぼ中央に置いてあるのが上図の西住みほ&アンチョビです。2018年にバンプレストよりプライズフィギュアの最高位ブランド「EXQフィギュア」として発売されました。「ガールズ&パンツァー 最終章」のシリーズとされているため、今後も新製品が出される可能性があります。

 

 現時点でケース内上段奥に仮置きしている黒森峰トリオです。中央は2016年にセガより発売された「ガールズ&パンツァー 劇場版」 プレミアムフィギュア西住まほ、左が同じセガの同シリーズの2018年発売の逸見エリカ、右が同じく2018年発売の西住みほです。アニメ本編から時系列をさかのぼって黒森峰の三人を再現した、存在感あふれる逸品です。

 

 こちらはアンチョビ2体とカチューシャ1体の仮陳列です。右のカチューシャは、2018年にフリューより発売された「ガールズ&パンツァー最終章 パンツァーフォー! スペシャルフィギュア カチューシャ」です。
 中央の大きなアンチョビは、2019年にセガより発売された「ガールズ&パンツァー 劇場版 プレミアムフィギュア アンチョビ」です。そして左は2016年にセガより発売された「ガールズ&パンツァー プレミアムフィギュア アンチョビ」です。

 

 上図は「PACIFIC RACING TEAM」とのコラボシリーズ5体です。メーカーは2社あり、上図左端のダージリンがプルクラから2017年に出ています。あとの4体、西住みほ、ダージリン、西住まほ、西住みほ、は全てセガから2018年に出ています。

 

 ケース下段手前に並ぶ、戦車に腰かけるミニフィギュアは、2017年に発売された一番くじプレミアムの「ガールズ&パンツァー 最終章」のA賞からI賞までの9点です。

 

 この9点は全て揃っています。ただ、下にあると見えにくいので、これらも増設ケース設置後に移しかえる予定です。

 

 戦車プラモコーナーの「リボンの武者の車輌」はこの時点でムカデさんチーム連合の5輌全てを展示していますが、あと2、3輌ほどが別の寄託者より送られる予定です。さらに2輌の追加寄託の申し出があったため、とりあえず先方とメールでやり取りをして相談中です。
 そのため、それらの追加寄託品が入った場合に備えて、上図のようにスペースをとっておいて案内メモを置いています。

 

 上図の知波単学園戦車部隊は2輌ですが、計画での最大陳列数は6輌となっています。追加寄託が決まっているのは2輌、九五式軽戦車と特二式内火艇カミで、後者は私が寄託します。あとの2輌は、九七式中戦車の旧砲塔と新砲塔になりますが、まだ寄託者が決まっていません。
 どなたか、寄託していただけないでしょうか・・・。

 

 とりあえず、次の追加寄託品が入るまでは、北海道の精鋭「道北746小隊」が戦車プラモ展示の一角を担います。上図の九七式中戦車のなんと頼もしい事か。

 

 名倉さんみたいなオリジナルキャラの九七式中戦車にも、しばらく頑張っていただきましょう。

 

 そして、「リボンの武者の車輌」コーナーでも、唯一の中戦車である飛鏃学園大学付属高校チームのⅢ号戦車が存在感を示します。「リボンの武者の車輌」コーナーに追加寄託予定の戦車プラモは全て軽戦車なので、この中戦車が唯一の大型車両である点は変わりません。

 

 かくして、とりあえずの仮展示がまとまりました。次の作業日まで、この状態で維持されますので、来訪見学者の皆様には、カノウヤの美味しいパンやカツサンドをいただきながらゆっくり見物して楽しんでいただければ幸いです。  (続く)

 


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