気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く22 その5 「アキとルミのお店です!!」

2016年02月29日 | 大洗巡礼記

 雪は雨に転じて降り続いていました。ふたたび自転車を押しながら歩いて、アキの居る「マルハンひもの家」へ行きました。前回の訪問時には定休日でしたので入れませんでしたが、今回は開いていました。


 店内に収容されていた、アキのパネルです。これで継続高校チームの三人全員のパネルを見ることが出来ました。モデルはムーミンだそうですが、テレビでムーミンを観ていた世代としては、どこか違和感も覚えました。ムーミンはのんびり屋さんですが、アキはそうではない雰囲気を持っているからです。

 その後、西福寺まで下って本堂にあがったり縁側にて休んだりしましたが、雨は止むことなく、気温も低いままでした。せんなり食堂での昼食も軽いものを選んでいたため、次第に空腹を覚えました。おやつ感覚でもう一軒食べに行くか、と立ち上がりました。


 来た道を引き返してコンビニのある信号交差点まで戻り、その近くの食堂「沖苑」に行きました。


 店先には、大学選抜チームのルミが居ました。劇場版では最も登場シーンが多く、セリフも豊富で、三人の副隊長の中では目立っていました。


 このお店でも、沢山の寄贈品が展示されていました。公式グッズがまだありませんから、こうした手書きイラストなどが寄贈品の中心になっています。


 お店のメニューです。一般的には焼肉屋さんと言われているようですが、メニューの中身を見ますとラーメン類も豊富です。


 今回は、上図メニューの右列上の「ロース焼肉定食」を選びました。大洗では海鮮料理を食べることが多いので、たまにはお肉をガッツリと食べたくなってきます。


 運ばれてきた「ロース焼肉定食」です。


 お肉は、机のグリルにて自分で焼いていただくシステムです。


 焼きあがってまいりました。タレはつけてあるので、ネギを乗せれば美味しく食べられます。


 メニューにも表示されているように、お昼の食事には全てコーヒーがつきます。ゆっくりと飲みつつ、窓の外の雨がふたたび雪に転じたのを眺めていました。

 その後、客が私一人になったので、店主の打田さんに話しかけられてしばらく雑談をしました。打田さんは、「ブロンズ」の女将の打田さんの弟さんにあたられます。それで、ガルパンブームにも以前から関心はあったのだけれど、ルミのパネルが当たって設置されるまでは、キッカケがなかなか持てなくて大変だった、と笑っていました。

「ブロンズの方はかなり前からガルパンファンのたまり場になってたんですよ。私も何度か行きました」
「そう。最初は何やってんだ、アニメだって、えっ、そんなのに店も合わせちゃってどうすんの、とか思ったんだけどね。姉はハマったらとことんハマるところがあるんで、ドンドンいっちゃったね」
「こちらも、同じようにされるのでしょうか」
「いやあ、それは無いですよ。アハハハ、まあ、このままでいいですね」
「ルミのパネルが来てから、ガルパンのファンが多くなったようですね」
「そう。いっぺんに増えたね。パネル置いたら変わるよ、っていうのは聞かされていたけど、倍とか三倍とかじゃねえんだ、祭の日なんか行列が出来たんだ。こんなの初めてだったんでびっくりした。ガルパンってのは凄いんだねえ」
 確かに、凄いと思います。何しろ全都道府県で劇場版を上映し、なおかつロングランを続けているアニメ作品というのは、滅多にありませんから・・・。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く22 その4 「福田のお店です!!」

2016年02月28日 | 大洗巡礼記

 二日目の朝、空はどんよりと曇っていました。出立の際に、宿主の清水さんが「天気予報じゃ曇りだと言ってるけど、ここらあたりは天気がよく変わるんで、雨も降るかもしれないね」と言いました。傘は持ってます、と応じると、安心したように、そうかね、お気をつけて、と笑顔で送り出してくれました。

 雨が降るかもしれない、という予想は私にもありました。それどころか、寒波襲来の影響で昨日の暖かさとは一転した冷え込みようでした。下手すると雨が雪になるかもしれない、と思いました。この日のコースは自転車で色々と回る予定でしたが、変更してあまり移動を要しない案に切り替えました。
 上図は、アンツィオ戦OVAでもお馴染みの古民家です。カバさんチームの四人が下宿にしていた建物の向かいにあります。


 ねこにゃーの居る川崎燃料店の展示物の一つ、模擬砲弾です。アンツィオ戦OVAでカエサルが装填練習に使っていたそれを忠実に再現してあります。ピットロードの例の風船砲弾よりもリアルに出来ていますので、こっちの方を記念に欲しいぐらいです。


 横の窓枠の隅には、これまたお馴染みの表札が二つ並べてあります。以前のイベント時に、カバさんチームの四人の下宿のモデルとなった建物の門柱に実際につけられてアニメシーンそのままに再現され、話題を呼んだものです。確か四枚あったはずですが、あとの二枚はどこにあるのでしょうか。


 磯浜新道に出ました。劇場版のエキシビジョンマッチにて、プラウダチームのクラーラのT34/85が上図の信号交差点を右折し、砲塔を右に向けていました。照準器を覗きつつ「逃がさないわよ」と言ったシーンです。


 そして、この辻で大洗チームのⅣ号戦車に対して発砲しましたが、相手はするりと右折して交わしています。その後ろにはノンナのIS-2が追撃中で、これも右折していきました。そこから画面はクラーラのT34/85からの視点に切り替わり、緊迫の追撃および砲撃戦が永町商店街にて展開されます。


 今回は全ての宿を素泊まりにしていたので、朝食もどこかでとる必要がありました。この日は曲松商店街の外れにあるカノウヤにてガルパンサンドイッチを頂きました。店内には飲食スペースもありますので、店の女将さんにお茶をいただき、しばらく話をして寛ぎました。

 このお店の缶バッジもいつしか第二弾に替わっていましたが、滅多に意匠化されない冷泉麻子が出ているのが珍しかったです。あんこうチームの五人のうち、西住みほ、武部沙織、五十鈴華、秋山優花里は、それぞれが単独で多くの缶バッジになっていますが、冷泉麻子のそれは大洗発では少ないです。大洗民宿組合のガルパンプラン宿泊特典品と大洗ホテルの誕生日イベントの品があるぐらいですが、いずれも現在は入手が困難です。
 あと、アニメイトなどの企業発の缶バッジも幾つかありますが、これらも入手は殆ど不可能に近いようです。なので、冷泉麻子の缶バッジはレア物扱いされているようです。


 金丸釣具店の前を通りました。


 ミッコの居る日野屋石油店に立ち寄り、店主さん夫婦としばらく話をしました。店主さんは戦車のプラモデルも作られるそうで、継続高校チームのBT-42も作りたいから予約したんだよ、と笑っていました。

「劇場版は一度観に行ったけど、凄かったねえ。ここに置いてるミッコが活躍してるし、これはもうBT-42も作らないといけないな、って思ったんだけど、どこにも売ってないんだ。売り切れちゃったんだって。それで予約したんだけど、それも3月か4月まで待たないといけないんだよ」
「そうみたいです。もともとマイナーであんまり売れない戦車だったので、在庫もそんなに無かった筈なんですよ」
「そうそう、他のガルパンさんも同じような事話してたよ。劇場版スタート直後に完売になったんだって」
「まさかの事態、ですよ」
「星野さんもそのBT-42、買って作ってるの?」
「いえ、まだ買っておりませんが、いずれは買って作ることになりそうです」
「ガルパンの戦車を沢山作ってるって聞いたけど、BT-42はプラモデルとしては簡単に作れる方なの?」
「タミヤの製品ですから、めちゃくちゃ難しいってことは無いと思いますけど、私もまだ作ったことがありませんので、ちょっと分かりませんね・・・」
「前に聞いた話なんだけど、BT-42のガルパン公式プラモが出るとか出ないとか」
「それはまだ分かりませんよ。出てくれたら嬉しいんですが、今の段階ではまだ予告情報も何もありませんから」
「そうなのか」


 店内には、大進の娘さんが描いたイラストが飾られてあります。上図右のイラストは特に面白いです。劇場版で見せた片輪走行を軽トラでやっちゃってくれています。右下に「実際には4輪すべてを地面につけ、安全運転でお伺い致します。御安心下さい。」のコメントがあるのが笑えます。

 イラストの話題で盛り上がっているうちに、雪が降り出しました。
「ああ、雪だ。珍しいな」
「大洗では、雪はあまり降らないのですか」
「んだ、降らんね。水戸の方じゃ降ることがあるけどね、こっちは海に面してるから雪より雨になるよ。今日は寒波が来てるらしいから」
「これから、せんなり食堂さんで昼食食べようかと思ってるんですけど、回り道で距離がかなりありますね」
「いや、ここの横から一本道ですぐに行けますよ。この裏手の丘の上が東光台なんで」
 そう言って、ゼンリン地図を出して丁寧に道順を教えて下さいました。

 御礼を言って外に出ましたが、雪は本格的になってきました。自転車に傘をさして乗ると違反になる可能性が高いと聞いたので、押して歩きました。風もあったので雪は時に横殴りにかかってきて、しかも冷たいので参りました。教えられた道順は、自転車で走れば三分もかかりませんが、歩いていけば倍以上の時間がかかりました。


 福田の居る「せんなり食堂」に着きました。やれやれ、といった感じで店内に転がり込むと、女将さんが「雪で大変だったでしょう」と声を掛けてくれました。


 この日は福田のパネルも店内に収容されていました。知波単学園チームに属し、二年生の隊長西絹代に対して敬語を使っているため、一年生と思われます。そのためか、高校生というより中学生のようなキャラクターです。
 劇中では、玉田や細見などの他のメンバーに対しても敬語を用いているので、福田の他に一年生のキャラクターがいないような感じがあります。


 こちらのお店でも、寄贈品の品々が増えていっているようです。


 寄贈品なのか、お店で実施されているのかは分かりませんが、缶バッジも集め出しているようです。大洗町内で缶バッジの数を競い合っているわけではないのに、なぜかどこでもこういう陳列を見かけます。他がやっているからウチも、というような心理からでしょうか。


 丸五水産さんのオリジナルポストカードが目立っていました。聞けば、実際に取引関係があるそうで、魚は丸五水産さんから納品してもらっているそうです。


 昼食は、海老ステーキカツ定食をいただきました。料理の写真を撮り忘れましたが、メニューは撮っておいたので、このお店の豊富なメニューが分かります。次はこれを食べてみたいな、と思う品が幾つかありますので、今後も訪れることになりそうです。
 私以外は地元住民の方々ばかりでほぼ満席になっていましたので、地域で親しまれる大衆食堂であることがよく理解出来ました。 (続く)
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アンツィオ高校チーム戦車のキット

2016年02月27日 | ガルパン模型制作記
 ガルパン戦車プラモデル紹介記事の七回目は、アンツィオ高校チームの車輌を取り上げます。テレビシリーズでは一瞬の登場に終わりましたが、アンツィオ戦OVAでは主役級の大活躍を見せて存在感を飛躍的にアップさせました。
 ところが、劇場版において参戦したのは小型車一輌のみで、最初は拍子抜けの感が否めませんでしたが、偵察任務に徹し、チーム全体の「眼」となっての活躍を見せてくれました。このチームが居なかったら、試合の流れも大きく変わっていた筈です。
 そのアンツィオ高校チームから、二度の試合に参戦した車輌は、三種類挙げられます。


 上図は、劇場版にて大活躍した、CV33カルロ・ベローチェです。アンツィオ戦OVAではペパロニの搭乗車として活躍しています。ブロンコモデルのキットをベースにして、2015年7月にプラッツより公式キットが発売されました。一部のパーツに相違があって多少の修正が必要なものの、劇中車の状態に限りなく近いかたちに仕上げられるようです。
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 上図は、公式キットの元になったブロンコモデルのキットです。ホビーサーチでの案内情報はこちら


 ブロンコモデルからは、上図のキットも出ています。公式キットが出るまでは、この製品が適応キットとしてよく紹介されていましたが、劇中車と相違点も多いので、各所で修正や改造が必要でした。側面の窓の位置、背面パネルの形状、クラッペ、後部の吊り下げ式転輪、などが要注意ポイントです。
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 ブロンコモデルからは、上図のCVL3/35カーロベローチェのキットも出ており、劇中車を再現するにあたってはこのキットも利用するケースがありました。劇中車のクラッペは、このキットのパーツが最も近いです。
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 アンツィオ高校チームの主力戦車P40です。隊長アンチョビの搭乗車としてアンツィオ戦OVAで初登場し、イタリア戦車人気の火付け役となった車輌です。タミヤよりキットが限定で発売されましたが、現時点でまだかなりの在庫が市場にあるようです。キットパーツはイタレリのもので、組み立てに多少のテクニックが必要とされるため、初心者にはちょっと扱いづらいとされています。努力と根気が試される一品と言えましょう。
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 こちらは、自走砲に分類されるM40セモベンテです。アンツィオ高校チームではM40のエンジンを大型化したM41が使用されていましたが、外見上は同じです。チームでは、副隊長カルパッチョの搭乗車としてP40に次ぐ打撃力を期待されていたようですが、はからずもカバさんチームとの一騎打ちに没入する成り行きとなりました。
 キットはタミヤから出ており、販売時期によって旧版と新版とがあります。形状が劇中車に近いのは旧版のほうですが、いまでは絶版になっているため、現時点では新版の方が入手し易いです。新版における修正ポイントとしては、側面のジェリカンの向きや配置等、後部エンジングリル、フェンダーステーの追加、等が挙げられます。
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 以上がアンツィオ高校チームの車輌に関連する主なキットです。インテリア付きのキットもありますので、外見だけでなく車内やエンジン類の組み立ても楽しめます。他チームに比べるとサイズの小さな車輌が多いですが、中身が詰まっている分、制作の楽しみは勝っているかもしれません。
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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く22 その3 「クラーラと大野あやのお店です!!」

2016年02月26日 | 大洗巡礼記

 「しゅんさい」を出た時に時刻は16時を回っていましたが、まだ日も高いので少し足を延ばして「金丸釣具」へ立ち寄りました。このお店でもささやかなバレンタインイベントをやっている、との噂を耳にしたからです。あと「丸五水産」でも限定のチョコ干し芋を販売しているということでした。


 ですが、このお店のイベントは、買い物の特典としてチョコを配る、というものでしたので、何かを買わないといけませんでした。パネルのクラーラにちなんだ公式オリジナル缶バッジもスタートしていると聞きましたので、ガルパングッズの「砲弾型ウキ」を記念に購入しました。


 店主の親父さんは話し好きな方で、劇場版の感想や、最近に来店されたクラーラの声優さんのことなどを熱っぽく語って下さいました。店内には、そのロシア人の声優さんに関する展示品がたくさんありました。
 聞けば、クラーラは、ノンナとのロシア語会話シーンを盛りこむために、その声優さんをモデルにして新たに追加されたキャラクターなのだそうです。


 店内には、例のフラッグも懸けられてありました。今回の大洗行きの目的の一つに、「和久」の海野さんにこのフラッグの調達を頼まれた件がありました。いまでは入手が困難になっている、三年前のガルパン一番くじA賞景品ですが、今回の訪問前までにサークルのアニメ仲間にも依頼するなど、出来るだけの手配をしてありました。でも一切の連絡が無かったので、ダメかもしれないな、と思いました。


 宿に戻ってから撮った、「金丸釣具」のバレンタインパックです。ガルパングッズの「砲弾型ウキ」、クラーラの公式オリジナル缶バッジと共にチョコレートが幾つか入っていました。「ほんのチョコっと」の添え文句が笑いを誘います。


 この日の宿泊客は私だけでしたので、主人の清水さんと色々と会話をしました。清水さんはガルパンのブームや劇場版のヒット等にはほとんど無縁の方ですので、最近増えてきたガルパン巡礼の動向をむしろ不思議がっておられました。

「一昨日や昨日はもう満室だったんだよ、でもみんな若い学生さんでさ、みんなおとなしくって話にも何も無かったの、声かけてもうつむいててね、そんなに恥ずかしいのかねえ」
「話をすること自体に慣れてないんですよ、きっと」
「そう、そうなんだな。ずーっと携帯ばかりいじって、挨拶も声無しで頭だけ少し下げるんだな。ああいうのが増えてくるんだねえ。星野さんのような常連さんもここのところ減ってて、みんな来なくなってね」
「らしいですね。こっち来てから、顔見知りの方とか常連さんとか全然見かけませんでした」
「やっばり?入れ替わりに学生さんばかりが、なんかドーッとやってくるんだけど、一人で来るのがいねえんだ。三人か四人ぐらいのグループで泊まりに来るのが殆どだけど、夜になっても騒がないで部屋もシーンとしてるのね。寝てるのかなと思っても灯りはついてるし、テレビの音も聞こえる。起きててもしゃべらんと静かにしてるのな」
「そんなもんと違いますか。今日もそういうグループを幾つも見かけましたけど、あんまり騒がない感じですね。ヒソヒソと話して静かに笑い合ってたりして」
「そうそう、そんなんだよね。他の宿じゃあ、静かでいいって歓迎してるみたいだけどね、うちらと話も無いってのはちょっと物足りないよ。ガルパンも今どうなってて、何が流行ってんのか分かんないもんね」

 それで、最近のガルパンブームの動向を色々と訊ねられました。劇場版の全国的興行が予想外の長期にわたっていること、既に10億以上の売り上げを記録していることにも、いちいち驚いておられました。大洗が再び舞台となり、範囲も広がっている事を話すと、どのへんまでかと地名などを聞かれました。


 今回いただきました宿泊特典の数々です。
「いま(大洗民宿)組合でガルパンのハンカチ増やしたんだ。ウチは一年生チームなんだっけ、これ(上図右側)なんだけど、あと三種類があってね、今度は配ってる宿も決まってるんだよ」
「ええ、存じております。前回お世話になったときは、あんこうチームをいただきました」
「そう、そうだよね。以前はあんこうチームと生徒会チームの二つあってね、どっちか選んでもらったんだよね。あんこうが人気あったから、すぐ無くなっちゃってね」
「民宿組合共通の缶バッジも終了したんですね」
「そうなんだよ。ウチも全部無くなったんで、新しいの貰ってきたけど、最近は色々なのがあるんだね。どれでも好きなの2個選んでよ。商工会のステッカーもあるんでよ」

 というわけで、大洗民宿組合加盟店のガルパン宿泊プランの共通特典であったあんこうチームの五人の缶バッジがとうとう底をついたことを知りました。今回は、四泊して宿を全て大洗民宿組合加盟店にしたのですが、あんこうチームの五人の缶バッジがついたのは一ヵ所しかありませんでした。


 日没時に、近くの「ゆっくら健康館」へ入浴に行きました。私一人の為に宿の大きな風呂を沸かしてもらうのは申し訳なくて、あらかじめ外で入浴する旨を伝えてありました。宿泊特典の缶バッジが2個になったのは、それに対しての御礼であったのでした。
 「ゆっくら健康館」二階のエントランスには、あんこうチームのキャラクターパネルも並んでいましたが、三人だけでした。あとの二人はフェリーターミナルへ「出張」しているからです。
 館内には食事処もありますから夕食も可能でしたが、この日は「道」でいただくことに決めていましたので、自転車でそちらに回りました。


 お好み焼き「道」に着きました。昼は若い巡礼で満席でしたが、夜は空いていました。地元の方が二人、奥のカウンター席で飲んでいる他は、私だけでした。


 店内のガルパンコーナーは、ドアを入ってすぐ右側にありますが、展示品の数は前回よりも増えていました。以前の店舗にて展示していた品が多く、新規の寄贈品はあまり見当たりませんでした。それもそのはず、新装して以降は、原則的に寄贈品は断っているとのことでした。


 新たな展示品といえば、上図に見えるサークルケイサンクスのキャンペーン景品ぐらいだったでしょうか。


 フィギュア類も、以前に見かけたようなのばかりでした。大野あやの他に山郷あゆみ、阪口桂利奈がありましたが、スケールサイズがまちまちでしたので、それぞれが別人の作品であるようです。


 劇場版上映第一週目より配布されていた特典の色紙四種が、一つの額にまとめられていました。これは良いですね。自分も同じ額を入手して飾ろう、と思いました。


 一番味のある寄贈イラストがこれでした。継続高校チーム隊長のミカはどこでも人気者です。持っているのはコテのようですが、スプーンぐらいのサイズなのが笑えます。それで果たして大きなお好み焼きやたらし焼きをひっくりかえせるのか、と突っ込みたくなります。


 今回も焼きそばを頂きました。油やタレは使わず、胡椒のみで炒めて青のりで味付けしただけの、京都北大路風の焼きそばに仕上げました。シメは鮭茶漬けでした。 (続く)
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プラウダ高校 T34/85 作ります!! その3

2016年02月25日 | ガルパン模型制作記

 ステップ5では、車輪類を取り付けます。私の制作においては、転輪は塗装後に取り付けます。
 ステップ6では、車体上部の背面部などを取り付けます。ガルパン仕様への工作は、車体上部パーツC11において幾つか必要となります。


 公式設定資料図においては、御覧のように右側フェンダー上のステーが一本のみとなっています。


 ワンシーンにて劇中車の状態を見てみましょう。左右フェンダーの前部の繋ぎ目から前の部分には側板がついていません。またフェンダー内側に分割線があり、リベット4個が並びます。さらに下端の形状が異なります。
 車体前面においては、キットパーツではモールドされている波形が劇中車にはありません。


 以上の情報をふまえて、車体パーツC11の修正から始めます。前回のT34/76の時と同じく、今回のキットにおいても車体パーツの修正がガルパン仕様への工作のメインとなります。
 逆に考えますと、ガルパンのT34系列の3Dデータにおいては、車体に関して実車よりも省略化及び共通化が図られているものと推測されます。ゴム付きディスク型転輪の採用に関しても同様でしょう。


 修正前の、右側面の状態です。右側フェンダー上のステーが五本あります。


 ガルパン仕様への修正ポイントは御覧の通りです。黄円に示した六つの突起も削り取るほか、ステップ12において後部にセットする道具箱B16の位置も異なりますので、この段階で取り付け位置のモールドを削り取っておきます。


 修正前の、左側面の状態です。


 ガルパン仕様への修正ポイントは御覧の通りです。前回のT34/76の時に比べて少ないので、劇中車がドラゴンキットの形状に準拠していることが伺えます。


 修正前の、車体前面の状態です。


 ガルパン仕様への修正ポイントは御覧の通りです。右側フェンダー前部にあるコの字形金具は車外装備品の固定用ですが、劇中車は燃料タンク以外に車外装備品を付けないので、こうした金具は不要となります。


 修正後の状態です。


 フェンダー内側に分割線をケガいて再現しました。リベット4個の追加と下端形状の修正は後のステップにて行うことにしました。


 修正後の、右側面の状態です。側面上部に並んでモールドされている小さな円は、手摺の取り付け位置ですが、劇中車のと同じなので、削り取る必要はありませんでした。


 修正後の、左側面の状態です。


 ステップ6に進み、背面パネルのパーツB22を取り付けました。B22の形状は劇中車そのままですので、修正工作は必要ありません。ついでに、ステップ7で取り付ける排気口パネルB15も取り付けました。


 側面の吸気口パーツH6には、御覧のように三つのヒンジ状の突起がついています。これはH6が中に落ちてしまわないように固定するためのガイドの役目も果たします。ですが、劇中車にはついていませんので、接着剤が乾いた後に切り取っておきました。 (続く)

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久しぶりに劇場版を観てきました

2016年02月24日 | ガールズ&パンツァー
 一昨日の2月22日、模型サークルの知人アンドー氏に誘われて、久しぶりのガルパン劇場版視聴に行ってきました。
 久しぶり、というのは、1月29日に京都で観て以来だったからです。21日の晩にアンドー氏が電話を掛けてきて「明日、行こうぜ」と言ってきたので、20日からスタートした4DXのことかと問い返しましたら、通常版でええんや、と言われました。

「4DXはな、始まったばかりやのに満席続きで特典ももう終わってる。大阪も京都も奈良もみんな配布終了らしい。それに急いで4DXを見る必要もねえ。特典がまだ配布されてる地方の劇場へ遠出して、ミニ旅を兼ねて楽しもう」
「なるほど、それも良い案ですね。以前は姫路へ行ってパンフやグッズが買えましたもんね」
「その姫路でも特典配布は終了したらしい」
「えっ、まさか・・・」
「問い合わせて確認した。兵庫県で上映やってるのは姫路だけやからな、大阪や京都並みの観客数がどうしても集まってくるんで、特典もグッズもパッと無くなったらしい。塚口は27日からスタートやし、梅田は満席、四条畷や109や奈良は電車じゃちょっと行きにくい。彦根も27日からやし」
「すると、残ってるのは・・・」
「岡山や。そこしか無い。よって明日は岡山へ行こう。朝8時に京都駅八条口で待ち合わせよう」


 そんなわけで、京都を8時29分に出る新幹線に乗り、一時間後に岡山に到着し、午前中は岡山城と後楽園を見物して駅前のアニメイトやらしんばんにも立ち寄り、映画館の「岡山メルパ」には正午前に入りました。

 岡山メルパは、上図のように建物の入り口にチケット売り場と販売コーナーがあり、視聴する映画によって階が異なるため、スタッフに半券を渡して上映室の階を案内されるシステムでした。
 アンドー氏は販売コーナーで幾つか記念品を買っていましたが、ガルパン関係はクリアファイルとダージリン紅茶セットぐらいしか見当たらず、後者は実物を初めて見たので記念に買いました。

 そうして12時からの上映にのぞみ、一ヶ月振りのガルパン劇場版の世界に浸りました。いいアニメは何度観ても飽きませんし、時々目頭が熱くなるのも変わりませんでした。


 今回の特典は、五種類の「杉本功描き下ろしバレンタインカード」の一つ、西住みほでした。アンドー氏も同じのを貰っていましたが、御本人の希望は西絹代であったそうです。


 さらに、上図の西住まほ年賀カードを、アンドー氏より頂きました。アンドー氏は1月中に4回観に行ったそうですが、特典の年賀カードは西住みほ1枚、西住まほ2枚が得られたので、西住まほの1枚を私にくださったわけです。


 私自身は、年賀カードのほうは京都で西住みほを1枚貰っただけでしたので、これで西住姉妹が揃ったことになります。この二枚で一つの図柄にまとまりますので、額に入れて飾る予定です。

 今回の視聴においても、登場車輛の劇場版仕様の把握に努めましたが、動きが早いので細部が捉えにくいことには変わりがありませんでした。
 なんとか確認出来た箇所を挙げると、ルクリリのマチルダの車番05のマーキングが無くなっている、アリサのシャーマンM4A1のサイドスカートが試合中に半分ほど吹っ飛んでいる、カモさんチームB1bisのリアパネルのラインが無くなっている、アヒルさんチームの八九式中戦車甲型のリベットパターンの一部が変わっている、等です。
 一番気になっている黒森峰小隊の三車種に関しては、どれだけ注意深く観察しても、テレビ版仕様との相違点が全然分かりませんでした。
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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く22 その2 「バレンタインアイスです!!」

2016年02月23日 | 大洗巡礼記

 レンタサイクルに乗り、まっすぐに役場横の食事処「和久」に行きました。この日は正午過ぎに大洗入りしたのですが、まだ昼食をとっていなかったからです。朝食も、新幹線の中でパン一つをかじっただけでした。


 すっかり馴染みになった店主海野さん夫妻に挨拶し、雑談をしながら今回の昼食のミックスフライ定食をいただきました。フライの品は好みでリクエストが出来ますので、あらかじめ申し出れば、海老をアジに、牡蠣をイカに、というような変更が可能です。


 今回は、牡蠣をアジに変更して貰い、大好きな魚の味を楽しみました。鮭も頼もうかな、と思ったのですが、次の機会に回すことにしました。


 大洗の、というより三浜名物のタコです。これのタコ焼きを、という話を前回の訪問時にしたのですが、海野さんが言うには、大洗にはタコ焼きを作れる職人さんが居ないんだよ、ということでした。かくして「タコのガルパン砲弾焼き」の案はあっけなく白紙に戻りました。


 このお店の汁物は、個人的にとても気に入っています。昆布でダシをとったまろやかな風味が特徴で、この日の具はヒラメでした。
 食後、海野さんと色々と話している間、店の前を何人も若い巡礼が通り過ぎてゆくのを見ました。十数人というような程度ではなく、50人は軽く超えていたので、ちょっと意外な気がしました。

「今日は巡礼がやけに多いですねえ」
「らしいねえ、午前中に、役場の裏とか消防署の近くまで大勢が集まってて行列が出来てたんだ、100人以上は並んでたな」
「行列・・・?・・消防署の近くまで・・・?今もそうなってるんですか?」
「いや、今は行列は無くなってるみたいだな。そのうちの何人かがさっきウチに食事に来ててね、整理券もらってどうのこうのと言ってたな」
「整理券・・・?何ですか、それは・・・?」
「行列作ってたから、たぶんガルパンのイベントか何かじゃないの。星野さんは知ってるんじゃないの?」
「いや・・・、それは・・・、あっ・・・そうか」

 そこでようやく思い出しました。消防署の近く、というのならば「しゅんさい」だ、と。その「しゅんさい」で島田愛里寿のバレンタインイベントがあり、350円でアイスとカードが得られるのでした。そうだったのか、だから駅でも街中でも若い巡礼が沢山居たんだ、と納得しました。


 さっそく「しゅんさい」に行きました。既に時刻は15時に近かったので、ピークは過ぎたようで行列も無く、店先には案内係の方が一人居るだけでした。ですが、整理券を渡されたので、まだイベントは続いているようでした。


 島田愛里寿のパネルです。店先にこのように置かれてあるのを、今回初めて見ました。劇場版では凄い活躍ぶりを見せていましたから、パネルの存在感も相当なものでした。人気があるのも頷けました。


 整理券は、行列のそれではなくて店内での注文順のそれでした。カウンター席に案内され、しばらく待ちました。アイスは一つずつ作っていて、整理券の番号順に運ばれていました。店内に飾られる声優さんたちのサイン色紙などを、来店客のほぼ全員が撮影していましたので、私もつられて撮りました。


 整理券は8番でした。料金の350円は前払いで、そのさいに島田愛里寿のバレンタインカードを渡されました。そうか、このカードが目当てで沢山のガルパン巡礼が集まってきていたのだな、と分かりました。最初は名刺かと思ったのですが、裏面は白紙でした。


 運ばれてきたバレンタインアイスです。容器型ワッフルに盛られてなかなかの雰囲気でした。問題は、これを嬉しそうに食べているのが、私を含めて男ばかりであることでした。こういう食べ物を好みそうな女性の客は一人も居なかった、と後で聞きましたので、ガルパンイベントは相変わらず男性限定であるようです。何となく笑ってしまいます。

 もし、関連キャラが島田愛里寿ではなくて「刀剣乱舞」に出るようなイケメンであれば、この手のイベントには女性ばかりが殺到したことでしょう。 (続く)
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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く22 その1 「大洗で散髪します!!」

2016年02月22日 | 大洗巡礼記

 2月中旬に休暇を貰ったので、2016年度の二度目の大洗行きを思いつきました。休暇の初日は2月13日でしたが、これは大洗100円商店街の開催日にあたっていて人出も多いと見込まれました。人混みが苦手なほうですので、大洗へは14日から行くことに決めました。
 上図は、お約束の鹿島臨海鉄道の切符です。


 空はどんよりと曇り、時折陽光が地に届く程度でしたが、気温だけは妙に高い日でした。二月中旬なのに陽春のような暖かさだな、と感心しつつも、窓から涸沼川の景色を眺めていました。天気予報では雨が無かったので、今回も静かな散策が楽しめるだろう、と思いました。


 ですが、大洗駅に着いてみると、内外に50人前後のガルパン巡礼が居ました。大部分が20代、学生とみられて片手に「大洗フィーベル」を持っているのでそれと分かりました。そうか今日は日曜日だったな、日帰りの巡礼が多いわけだ、と納得しました。
 当日はバレンタインデーであり、大洗でもそれに因んだイベントが開かれるということを、この時点ではすっかり忘れていたため、多くの若い巡礼が大洗に集まってきているのが、やや奇異に思えたりしました。

 駅のレンタサイクルは全て貸し出されていて、数人の巡礼が「無くなってるぞ、どうする?」等と相談しているのが聞こえました。「自転車が無いと全部の場所を回れないよ」と言ってたので、劇場版に登場したスポットを全部回るのだろうな、と推測しました。


 とりあえず、大洗に着いたらまずやっておきたいことがありましたので、すぐに徒歩で移動にかかりました。髪が伸びていたうえに、この陽気で少し暑苦しい感じになっていたので、床屋で散髪してもらってさっぱりしてから散策を楽しもう、と考えたのでした。
 それで、駅前からまっすぐ南下するような感じで細い路地を通り、新道計画地のエリアを横切りました。各所には、撤去された民家や施設の基台が生々しく残り、終了した発掘調査区域にはブルーシートが掛けられていました。


 やがて消え去る運命にある、かつての水浜電車軌道跡の護岸列石です。これに護られた小さな小山の上の祠は、どこかへ移転されたと聞きましたが、その場所を未だに知りませんでした。


 祠のあった小山は、発掘調査終了時の状態のままでした。一メートル以上のトレンチを十字に入れたにもかかわらず、出土品は僅かな土器類のみであったと聞きました。遺跡の範囲はむしろ駅の方に寄っており、報告書で髭釜遺跡と呼ばれる古代、中世期の集落遺跡の遺構が幾つか検出されたそうです。


 お好み焼き「道」の横を通りました。この日の夕食はこのお店でとる予定でした。今回の滞在期間においては、宿を全て素泊まりで予約し、食事は全て外でいただく計画でありました。


 お好み焼き「道」の向かいにあるレストラン「大野屋」です。このお店も移転が決まったそうで、食器や調度品などの不要品の引き取り案内が出ていました。新道建設にともなって、また一軒、見慣れた建物が姿を消してゆくことになります。新店舗は、場所を駅前の方に移して建てられると聞きました。


 この日の宿は、近くの「浜の湯」でした。二度目なので、主人の清水さんも笑顔で出迎えて下さいました。荷物だけを置かせていただき、少し世間話をしましたが、「今日は日曜日にしては人出が多いみたいだよ、なんでだろうねえ」と言われました。確かに髭釜でも大貫でも若い巡礼の姿を何人も見かけました。

 私自身は、日曜日に大洗に居る事自体が珍しいので、日曜日ってこんなもんなんだろう、と思いました。実際にはバレンタインデーであり、大洗でもそれに因んだイベントが開かれるということを、完全に失念していました。


 今回の最初の目的地はこのお店、秋山淳五郎のパネルが置かれる「カットアイ」でした。大洗には数軒の床屋があり、これまでに利用したことがあるのは「田口理容所」だけでしたので、今回の機会にこちらのお店を利用させていただきました。

 お客は私一人でしたので、店主の飯田さん夫妻と色々お話もしましたが、日曜日にしては人出が多いみたいだ、という感想をここでも聞きました。今日はそんなに沢山の巡礼が来てるのか、と思い、その理由を気温が高くて暖かいからだろう、と考えました。


 散髪してさっぱりしたので、レンタサイクルを借りに榎澤輪業商会へと向かいました。磯浜新道の区画も道幅拡張が行われているので、宅地の幾つかは撤去が進んでいました。榎澤輪業商会の店舗も同様に敷地を変更して建物を作り替えている最中で、来月には完成してるだろうね、と店主榎澤さんも笑っていました。

 この日は、榎澤さんのお店のレンタサイクルも九割ほど出払っていました。今日はガルパンさんの利用が特に多いんだ、と言われました。日曜日だからですか、と尋ねると、日曜日でもいつもはこんなに多くねえよ、との返事でした。
 昨日も多かったが、それは100円商店街をやってたからだな、でも今日も同じぐらい多いんだ、どこかで何かやってんのかねえ、と首を傾げる榎澤さんでした。 (続く)
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Armour Modelling 2016年3月号

2016年02月21日 | ガールズ&パンツァー

 去る2月13日に発売された、Armour Modelling(アーマーモデリング)の2016年3月号です。「ガルパン劇場版戦車大作戦」と題する特集記事がメインなので、瞬殺が予想されていましたが、その通りに発売日当日に完売した書店が多かったそうです。
 モデルカステンでの案内記事はこちら。アマゾンでの案内記事はこちら

 去る2月14日に大洗の江口又進堂にお邪魔して聞いてみたら、案の定、完売したそうです。江口さんは「この雑誌はいつもは三冊仕入れてんだけど、今度はガルパン特集なのでね、問屋から20冊どうですか、って話があって、それで入れたんだよ。でもあっという間に売り切れたよ」と苦笑しておられました。
「20冊は少なすぎますよ、こっちのコミックは50冊ぐらい入れてあるのに・・・」
「そうなのよ、40冊入れたら良かったんだねえ」
「追加発注はしてないんですか?」
「してない。だって問屋にも版元にも無いんだもの」

 やっぱりなあ、と納得しました。前号もガルパン関連記事を載せていて、聖グロリアーナ女学院のダージリンとオレンジペコが表紙に出ていましたから、そちらも完売続出でした。今号は継続高校のミカとアキが表紙に出ているので、それだけでファンは買う、買ってしまうのだろう、と思いました。

 記事の方も大変に楽しく、参考になる情報が満載です。ガルパン劇場版3Dモデルの紹介記事は前号の「英国戦車篇」に続いて「米国戦車篇」となっています。サンダース大学付属高校のシャーマン系列三車輛の公式設定図も紹介され、劇場版仕様への変更点も紹介されています。
 また、ウサギさんチームのM3リーの劇場版仕様も紹介されています。形がタミヤやアカデミーのキットに近くなったのは良いですが、既存キットには無い後期型仕様のベンチレーターが3つ追加されます。リアパネルの形状はテレビ版仕様が踏襲されているため、全体的にはアカデミーのキットに近くなっています。公式キットで作る場合は、幾つかの改造が必要となります。
 この劇場版3Dモデルの紹介記事は、紹介車輛がテレビシリーズからの対戦校の順番に沿っているようですので、次号以降はアンツィオ高校の「イタリア戦車篇」、プラウダ高校の「ソ連戦車篇」、黒森峰女学園の「ドイツ戦車篇」と続くのでしょう。

 あと、塗装カラーのチャートが紹介されているのも嬉しいです。が、もっと嬉しいのは、次号の特集記事が「継続戦争」であることです。継続高校チームのミカ、アキ、ミッコが登場するかどうかは分かりませんが、狙っているのは間違いありませんね・・・。

 この調子だと、アーマーモデリングもしばらく購入続行となりそうです。
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プラウダ高校 T34/85 作ります!! その2

2016年02月20日 | ガルパン模型制作記

 ステップ3、ステップ4で下部車体の組み立てを進めてゆきます。ガルパン仕様への工作は、ステップ4にて二つ含まれます。


 ステップ3で組み付けるパーツを並べました。車軸パーツのA1、A2、A3、A4は、転用する転輪との合わせをよくするために少し削りました。


 前に位置する誘導輪の車軸となるA6は、この段階では接着しないでおきました。使用するベルト式履帯パーツが、前回に作ったT34/76に使用したものと同じですので、足回り全体の長さを、T34/76のそれに合わせる必要があります。その際にA6の取り付け角度を調整したうえで、転輪など共にまとめて取り付ける予定です。


 A6以外のパーツを全て組み付けて、ステップ3を終えました。


 ステップ4では、主に背面下部の起動輪変速機カバーなどを取り付けます。ガルパン仕様への二つの工作もここで実施します。


 公式設定資料図を見ますと、変速機カバーにエッジが無く丸みを帯びています。またワイヤーフックは、上図からは分かりませんが、向きがガイド指示と逆になっているうえ、取り付け位置もやや下になっています。
 これらの相違点は、劇中においてはT34/76の特徴と同じですので、ここでも3Dデータが共通しているものと思われます。また、パーツG5には劇中車に無い四角の穴のモールドがありますので、埋めて消します。


 全ての改造を施して組み立てを終えた状態です。パーツG5においては不要の四角の穴のモールドを埋め、変速機カバーのエッジを削り取って丸く仕上げました。ワイヤーフックのF7は、向きを逆にしたうえで、取り付けダボを削って取り付け位置を2ミリ下にずらしました。あとは、組み立てガイドの指示に従いました。
 以上で、ステップ4が完了しました。 (続く)

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劇場版のケイの搭乗車M4シャーマンは無印のまま

2016年02月19日 | ガールズ&パンツァー

 サンダース大学付属高校チーム隊長のケイは、M4シャーマンの初期型を搭乗車としています。いわゆる無印のM4で、初期型であるから一番最初に登場したように言われがちですが、実際の生産開始や実戦配備はM4A1の方が早かったそうです。M4A1の76ミリ砲搭載型が、副隊長アリサの搭乗車ですね。


 テレビシリーズの第5話にて初登場した無印M4の勇姿です。車体前面の傾斜が緩い前期タイプで、ドライバーズハッチなどが張り出しているのが特徴です。ファインモールドから出されている公式キットも、この無印M4の姿をほぼ再現しています。というよりも、ガルパンの劇中車がタミヤキットをモデルにしているそうなので、外見の形状に共通項が多くて当然です。

 ところが、アーマーモデリングの2016年3月号が発売される三日前の晩、模型サークル仲間のTさんが、電話を掛けてきて、劇場版のケイのM4シャーマンはA3だという情報がネット上にあるが本当なのか、と尋ねてきました。

「A3?・・・M4A3ですか?」
「うん、劇場版のおケイさん車をM4A3のプラモで作った人がネットに画像投稿しているのを見たんやけどね・・・」
「A3って、車体前面の傾斜が急になってて一枚板になってるタイプでしたか。劇場版のはテレビシリーズの車輌とあんまり変わらない雰囲気なので、A3ってのはたぶん無いんじゃないですかね」
「そうやろうと僕も思うけどね、劇場版を何度も観てるけど、おケイさん車はテレビ版とあんまり変わってない気がする」
「私もそう思いますが・・・、でも劇場版の3Dデータは全て作り直されてるって話ですんで、ケイのM4も細部がどこか変わってるかもしれませんね。でも劇場で観てる限りでは、動きがスピーディなんで、細部とかが全然把握出来てないんですよ・・・。後部のハンマーが一つ無くなってるのと、左側にあったクリーニングロッドが無くなってるのは確認したんですが・・・」
「そうなんか、よく見てるねえ、僕は動態視力が衰えてるから、いくら見ても違いとか全然分からんねえ。むしろ同じに見えるのよ・・・」
「少なくとも、正面観の形状は無印のM4のままみたいですよ」
「そうか、そんならええんや。これでちょっと安心したで」

 このやり取りを通じて改めて感じたのですが、ガルパンの戦車におけるテレビ版と劇場版との相違点は幾つかあるのでしょうが、型式までが変わるというのは考えにくい気がします。
 無印M4とM4A3は、同じシャーマンではありますが、姿が全然違いますから別々の車輌と言っても過言ではありません。そこまでの変更がなされるとはとても思えませんので、劇場版に登場するケイ搭乗車が、M4シャーマンの初期型のままであることはまず間違い無い、と思いました。

 その考えは、三日後に発売されたアーマーモデリングの2016年3月号の記事によって正しいことが裏付けられました。劇場版のケイ搭乗車は、M4シャーマンの初期型のままでした。劇場版仕様への変更点は四ヶ所挙げられていましたが、結果的にはタミヤキットOEMによる公式キットの形状になっています。つまり、公式キットをストレートに組むと、劇場版劇中車の姿をほぼ再現出来るわけです。

 また、アリサ搭乗車M4A1(76)wも、同程度の変更が四ヶ所あり、総じてドラゴンのキットの形状に近くなっています。アーマーモデリングの2016年3月号の記事では依然としてイタレリの古いキットを紹介していますが、以前の記事で紹介したドラゴンの「M4A1(76)wシャーマン オペレーションコブラ」が最適のキットと思われます。そのキットの形状が、履帯と転輪を除いて劇場版仕様にほぼ一致するからです。

 あと、ナオミ搭乗車ファイアフライの劇場版仕様も、既にアーマーモデリング2016年2月号の記事誌上に公開されていますが、テレビ版からの変更点は、車長とトラベルロックの位置、牽引フックの厚み、尾灯の色分け、の四ヶ所です。これまたアスカのキットの形状に近くなっています。

 したがって、サンダース大学付属高校チームの三種の戦車の公式および適応キットをそのまま組めば、劇場版仕様の姿を楽に再現することが出来るわけです。Tさんはその点を大喜びで評価しておられましたが、私も同じ思いでした。
 三種の車輌のキットを買い揃えたら、まずは劇場版のサンダース小隊を再現してみたい、大学選抜チームの三副官の華麗なる連携攻撃に対峙したトリプルシャーマンの勇姿を再現してみたい、という気持が、劇場版の視聴を重ねるたびに強くなってきております。

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プラウダ高校 T34/85 作ります!! その1

2016年02月18日 | ガルパン模型制作記

 私のガルパン戦車プラモデルの第二十作目にしてプラウダ高校チームの二輌目は、上図のT34/85にしました。プラッツ発の公式商品ですが、キット自体はドラゴンの製品です。

 周知のように、ガルパンのT34/85は、その3DデータにおいてT34/76と共通のものが使用されており、車体の基本的なフォルムは同じです。そのためか、T34/76の車体にウラル工場製の砲塔を載せたような姿である、と指摘されています。
 したがって、車体の形状に関してはT34/76と変化が無く、ガルパン仕様への工作ポイントについても共通の箇所が幾つかあることが見込まれます。それで、T34/85を作るのであれば、T34/76を作った時のノウハウを覚えているうちに行なった方が良いだろう、と考えました。かくして、T34/76の次に続けて作ることに決めた次第です。


 パッケージの中身です。前回はタミヤでしたから、今回のキットのパーツの多さが際立って見えました。しかし、私の制作においては、全体の半分ほどのパーツが不要となります。


 不要となるパーツの一種は上図の転輪です。ゴム付きディスク型ではありますが、劇中車の前期型タイプとは異なる、段差無しの後期型タイプです。転輪に関しては、T34/76を作った時と同じように、タミヤの149番のキットの転輪を転用して劇中車の形状に合わせます。


 それから上図の連結式履帯のパーツも不要です。前回のT34/76でベルト式パーツを使用しましたので、それとの違和感を無くすために、今回のキットにおいてもタミヤの149番のキットに入っているベルト式パーツを転用することにしました。

 周知のように、ソ連戦車T34系列の起動輪は歯が無いので、ドイツやアメリカの車輌のように履帯の穴に起動輪の歯を噛み込ませる形になりません。キットのパーツでも起動輪および誘導輪は丸いだけですから、履帯は引っ掛ければ事足ります。
 タミヤもドラゴンも、足回りの寸法は同じであり、劇中車の履帯はT34/76もT34/85も同じものを使用していますから、T34/76のキットのベルト式パーツを今回のT34/85に転用しても違和感はありません。むしろ、その方が制作が楽です。


 組み立てガイドとデカールと特典シールです。今回のキットではプラウダ校章デカールは二枚を使用しますが、シートには四枚入っています。貼り損ねたり、破損したりした場合に備えての予備が二枚追加されているのでしょう。
 また、特典シールが「模型戦車道」であるのは、なんとなく今の私に似合っている気がいたします。


 ステップ1では車輪類を組み立てます。そのうちの転輪は、前述したようにタミヤの149番のキットのパーツC1およびC2を転用します。ステップ2では下部車体の足回りを組み付けます。


 大きいほうが起動輪、小さいのが誘導輪です。ガイドの指示通りに組み立てました。T34系列は後輪駆動ですので起動輪が後ろに位置しますが、歯が無いので、初めて見た時には、起動輪なのか誘導輪なのかが分かりませんでした。


 ここで公式設定資料図を御覧下さい。転輪は全てゴム付きの段差付きディスク型です。劇中においてはT34/76の一部の転輪にも同じものが使われています。3Dデータの共通化の一環と思われます。

 この前期型の段差付きディスク転輪をドラゴンの他キットから転用する手もありますが、費用が高くついてしまいます。私の制作では、運よくタミヤの中古キットを安価で入手出来ましたので、今回はタミヤのパーツで劇中車の転輪を再現してみました。


 上図の左が、今回の公式キットのパーツの転輪、右がタミヤキット149番から転用した転輪です。違いは一目瞭然で、ゴム部分のディティールもタミヤパーツの方がよく出来ています。1970年代の古いキットとは思えないほどの精度です。
 前回製作したT34/76の一部の転輪も同じタミヤパーツを使いましたので、今回も同じパーツで転輪を再現し、ベルト式履帯パーツの使用と合わせて外見上の共通化を図ります。


 ですが、今回のタミヤパーツの転用に際して問題点が一つありました。それは、パーツC1およびC2の中央の穴が、ドラゴンの車軸パーツよりも大きいことでした。共に使用するポリキャップB1は逆にキツめでしたが、そちらは押し込めばオーケーでした。それでも軸部の半分ぐらいにとどまりますので、内側に隙間が残って転輪がガタつきました。

 そこで、上図右のように、T34/76を製作した際の不要パーツとなった別のポリキャップを輪切りにしたものを転輪の内側の穴にもはめ込んで、穴の大きさが同じになるようにしました。これをそのままドラゴンの車軸パーツに装着するには少しキツいので、車軸の方も少し削って調整することにしました。


 とりあえず、転輪はなんとか使用出来る目処が立ちました。全部で10個を同じように組み立てて改修を施しました。


 続いて、T34/76を製作した時と同じように、ゴム部分の溝や穴のモールドを薄めるべくパテを塗りました。これでステップ1の工程は完了です。


 ステップ2に移り、組み付けるパーツを切り出して並べました。


 ガイドの指示通りに組み立てて、ステップ2も終えました。 (続く)

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武部沙織の謎

2016年02月17日 | ガールズ&パンツァー

 あんこうチームの通信手を務める武部沙織は、周知のようにテレビシリーズの起承転結の要にて重要な役割を果たしました。武部沙織が転校生の西住みほに声を掛けたのがそもそもの始まりでしたし、生徒会の策謀に引きずり込まれそうになって動揺する西住みほを五十鈴華とともにかばい、結果的には背中を押すことになったのも彼女でした。
 試合のそれぞれにおいて、時には迷い悩む西住みほを励まし、決断へと奮い立たせているのも彼女でした。そして、感動的な第12話の優勝パレードのラストシーンを「戦車乗ろっかー」の印象的な台詞で締めくくったのも彼女でありました。

 学園での日常でもチームのムードメーカーであり、戦車道試合においてもその立ち位置は不変でした。主役の西住みほを何かと支え励まし、共に歩いている準主役級のキャラクターの一人です。

 そのポジションは、劇場版でも健在でした。戦車の試合を前面に押し出した物語構成のなかで、少な目になった日常シーンとともに、やや存在感が薄れた感も否めませんが、要所要所で何らかの発言をなし、西住みほに対すれば真っ先に手を挙げ声を上げてくる辺りは、相変わらずでした。

 同時に、テレビシリーズにおいて指摘されていた彼女の謎の部分も、そのまま踏襲されました。劇場版にて、謎の何割かが明らかになるのかも、という淡い期待は、見事に外れました。

 謎、というのは、あんこうチームの五人のなかで、武部沙織だけが唯一、家族や実家などの描写が一切出てこない点を指します。家族が居ることは公式設定資料でも述べられており、両親と妹がいます。文庫版ストーリーでは、妹の名前が詩織とされていますが、アニメ本編には登場しません。

 また、実家も大洗町に所在しているという設定です。同じ大洗町に属する秋山理髪店のように日常シーンにて登場してきてもおかしくないのですが、そういった場面は全くありませんでした。秋山理髪店は学園艦の街中にあることが劇場版の退去シーンでも示されましたが、武部沙織に関してはそういった描写が無かったため、陸地の大洗町の方に家があるのかもしれません。

 それでは、武部沙織の私生活を伺わせるものは何も無いのか、というとそうでもありません。学園艦上の寮の部屋が、アンツィオ戦OVAにて登場しており、努力家でもある彼女の一面をのぞかせています。

 なので、劇場版では実家または家族のシーンがワンカットだけでも出てくるかと予想していたのですが、ついにそれはありませんでした。謎がなおも謎のままに保たれている、という事への驚きさえ感じてしまいます。
 一体、ここまでして武部沙織のプライベート面が描写されないのは、何故なのでしょうか。ひょっとすると、次期作のためのストーリー案の構成要素として、温存されているのでしょうか・・・。
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プラウダ高校 T34/76 完成です!!

2016年02月16日 | ガルパン模型制作記

 組み立て作業が終わりましたので塗装を行ないました。白いサーフェイサーを吹き付けておいたところへ更に白を吹き付けました。クレオスのミスターカラーの69番グランプリホワイトを使用しました。


 続いて4個のディスクタイプ転輪のゴム部分をポスカの黒で塗りました。モールドされていた穴や溝はほとんど目立たなくなりました。


 あらかじめ28番の黒鉄色で吹き付け塗装しておいたベルト式履帯を装着しました。


 車体後部上面のエンジン吸気口グリルを、28番の黒鉄色で薄目に塗りました。


 車体前部右側の機銃も、28番の黒鉄色で塗りました。


 車体左側面の前照灯のガラス部分を、8番のシルバーで塗りました。


 塗装は、以上で完了です。今回の車輌は車外装備品が全く無いため、組み立ても塗装も楽でした。


 デカールは、モデルカステンのデカールセットNo.1のものを使用しました。プラウダ高校チームの一連の車輌の必要分が全て揃っているので便利です。


 今回のT34/76に用いるデカールは、上図の二枚です。


 公式設定資料図や劇中シーンなどを参考にして貼り付けました。


 デカール貼りを終えました。


 側面観です。シンプルかつスマートな姿ですが、車体色が白ですとそれが引き立ちます。凹凸が少ないので、それによる陰影が生じないからです。


 今回の車輌は、フラッグ車以外のT34/76を再現しましたので、アンテナは基部のみとなっています。


 背面部もなんとか劇中車の状態に仕上げることが出来ました。変速機カバーの丸みも表現出来たように思います。


 正面観です。劇中車は実際の車輌よりもシンプルになっていますが、改めて見るとその感を強くします。車体前面の溶接痕、フェンダーのリブなどが無いと、こんなに印象が変わるのだな、と思いました。


 背面観です。反省点として、パネル周囲の合わせ目の隙間処理が挙げられます。実車ではこのパネル部分は開閉出来ますので、ある程度の隙間があっても良いようですが、今回のキットは元がモーターライズキットなので、車体後部に隙間がありました。それが上部パネルの合わせ目にも影響していたようですが、白く塗装すると隙間がかえって目立つことが判明しました。


 斜め上から見ました。真っ白い戦車というものを、私自身はガルパンのプラウダ高校チームの車輌で初めて見ましたが、その際の強烈なインパクトは、いまだに鮮やかなままです。


 以上で、プラウダ高校チームのT34/76が完成しました。製作日数は、2016年1月23日から1月30日までの8日間で、組み立てに約4日、塗装に1日かかりました。
 今回はタミヤのキットでしたので、楽に組み立てることが出来ました。ガルパン仕様への追加工作は車体の各部の修正が主ですが、ほとんど小改造で済みます。元がモーターライズキットであるため、車体パーツの各所にはめ込み用の穴があったり、隙間が大きかったりするなどの難点がありますが、古い時期の製品にしては精度が良いので、穴や隙間をなるべく埋めて目立たなくすることが、より良い仕上げに繋がります。
 また、車外装備品が無いのも特徴です。塗装も簡単にすすめられますので、全体として作り易いと思いました。今後公式キットが出されたとしても、作り易さは余り変わらないと予想されますので、初心者にはおすすめのキットです。
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大洗のお土産をいただきました

2016年02月15日 | ガールズ&パンツァー

 先日の模型サークルの定期会合にて、Tさんに上図のお土産をいただきました。大洗へ行かれたんですね、と聞くと楽しげに頷いて、「10日と11日に連休貰ったんでね」と言いました。

 ガルパンの劇場版を観てハマってしまった新規ファンは、全国に数多くいらっしゃるようですが、模型サークルの仲間うちではTさんが筆頭格です。映画館での視聴回数も20回を超えたそうで、そのうちに大洗へもう一度行きたくなってしまったんだ、と笑っておられました。サークルにおいては、共にガルパン戦車を作って楽しんでいる、ほとんど唯一の仲間ですので、大洗巡礼の土産話も楽しく拝聴しました。

 Tさんは、私と違ってAFVのキットも昔から楽しんでおられるので、ガルパン戦車というジャンルにもすんなりと入って、ガルパンの雰囲気をとことん楽しむために「カラコレ」や「にいてんご」等のキャラクターフィギュアも集め出しています。
 いやあ、星野さんの真似をしてるだけやで、と話してはおられますが、私が全く手を出していないプラッツの1/35フィギュアシリーズも全部集めているという熱の入れようです。

 そんなTさんですから、大洗巡礼においても商店街の各所に寄贈されているガルパン戦車プラモデルを主に見て回ったそうです。タグチさんでは店主さんと一時間ほど模型談義も楽しんだそうで、知波単学園チームの三種の車輌のプラモデルも購入してきていました。
 なので、旅行中に撮った写真の大半が、各店舗の寄贈プラモデルのそれでした。模型マニアらしく諸角度から何枚も撮っていて、私も気付かなかった細部の特徴などがよく捉えられていました。

「見たところ、大洗にある寄贈品は、ほとんどストレート組みみたいやねえ」
「ええ、ブーム初期に作って寄贈されたものが多いらしいですよ。当時はまだ公式資料のアハトゥンクも出て無かったですから、テレビシリーズの画像キャプチャーとかを作って、劇中車の姿を調べてなんとか作ってるのもありますしね」
「それで、ガルパン仕様にきっちり作ってあるものが一つも無かったわけかあ」
「今の時点でも、一つも無いんですか?」
「僕が見てきた限りではね・・・」
 そう言いながら、見学した場所のメモを見せてくれました。几帳面なTさんらしく、リスト風に並べて分かりやすく記され、簡単な感想も添えられてありました。

「マリンタワーの戦車喫茶も行かれたんですね・・・、クルセイダーがあるんですか・・・」
「星野さんは知らなかったの?」
「ええ、マリンタワーはこのところ行ってませんでしたので。ローズヒップのパネルが置かれたのであれば、戦車プラモも当然寄贈されるわけですね」
「僕が見たなかでは、そのクルセイダーが最も出来が良かったねえ」
「ガルパン仕様になってましたか?」
「いや、そこまでは分からんかったけれどな、仕上げが丁寧やった。あと、アウトレットの展示品が楽しかったねえ。あれだけ大量に並んでるとね、二時間なんてあっという間やね」
「二時間も見てたんですか・・・」
「うん、最初にガルパンギャラリーの方へ行ってね、ヤマタク大先生の作品を見たの。あれは素晴らしいね。ああいうの僕らには作れないねえ」
「仰る通りです」
「んで、次にガルパン展示の薬屋のケースに並んでるのを見たの。でもみんなほとんどストレート組みみたいでね」
「まあ、そうですね」
「その次にまいわい市場の二階の所へ行ったんやけど、あそこが一番楽しかったねえ」
「二時間もじっと見てたわけですか・・・」
「と言うか、たまたま一緒に見物してた人と話したんや。そしたら向こうも趣味とかジャンルが僕とあんまり変わらなかったんで、盛り上がっちゃったの。ずっと話し込んでて二時間過ごしたの。名刺も交換したんやけど、埼玉県の方やった。大洗に近い所に住んでて羨ましいねえ」

 羨ましい、というあたり、今後も何度か大洗へ遊びに行きそうな気配が濃厚でした。試しに聞いてみましたら、勿論だよ、と大きく強く宣言しておられました。
「今度は、食べ歩きを楽しみたいねえ。今回は星野さんの言ってた「和久」で食事してきたけど、お刺身美味しかったねえ。僕の地元(Tさんは福井県小浜市出身)でも刺身とか海鮮は美味しいんやけどさ、大洗の魚はまた別の味わいがあるねえ」
「それは何よりです」

 かくして、大洗ガルパンの常連ファンがまた一人、確実に増えています。劇場版は全国の全ての都道府県で上映されていますから、新規ファンの増加も全国規模で劇的に広がっているはずです。果たして、その何割が今後長くガルパンへの思い入れを保って下さるのでしょうか。
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